JP2009267823A - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents

無線通信装置及び無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009267823A
JP2009267823A JP2008115960A JP2008115960A JP2009267823A JP 2009267823 A JP2009267823 A JP 2009267823A JP 2008115960 A JP2008115960 A JP 2008115960A JP 2008115960 A JP2008115960 A JP 2008115960A JP 2009267823 A JP2009267823 A JP 2009267823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
wireless communication
transmission
unit
transmission range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2008115960A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Matsumura
正文 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008115960A priority Critical patent/JP2009267823A/ja
Publication of JP2009267823A publication Critical patent/JP2009267823A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmitters (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Abstract

【課題】データ転送方式選択に係るユーザの負担を軽減することのできる無線通信装置及び無線通信システムを提供する。
【解決手段】無線通信装置1は、本体を制御する制御部7、圧縮動画像データを格納するデータ格納部4、圧縮動画像データを伸張するデコーダ8、他の装置の間で画像伝送に関する能力を交換する無線通信部10、送信電力及びアンテナの指向性を制御するANT/PWR制御部11により、アンテナの指向性制御と送信電力の制御し、各空間における通信可能範囲を絞り混み、空間内における他の装置の設置場所を識別することにより、データ通信を行うデータの形式を制御する。これにより、単一の通信方式により、ユーザは無線方式を意識することなく、圧縮動画像コンテンツのデータ転送か、非圧縮の再生画像データの無線伝送かを自動的に選択、実行できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、指向性を有する無線通信によってデータを送信する無線通信装置及び無線通信システムに関するものである。
60GHz帯域のミリ波を使用する無線通信技術はIEEE802.15委員会委員会において標準化作業が進められており、無線LANとは異なり、10m以内の無線ネットワーク、WPAN(Wireless Personal Area Network)を適用範囲としている。
この無線通信技術は、従来の無線LANやBluetooth(登録商標)に対し、ギガビットのオーダの伝送レートを実現する無線通信が可能なため、既存の有線通信において高速通信可能なDVI(Digital Video Interactive)やHDMI(High Definition Multimedia Interface)と言った映像伝送ケーブルのワイヤレス化技術として有望であると考えられる。一方では、すでに無線化が実現されているLANやUSBのさらなる高速無線通信手段としても有望であると考えられる。
例えば、特許文献1では、複数の無線通信部と、無線通信部に関する属性情報を格納する無線通信部情報格納部と、無線通信部を特定するためのIDを無線通信部から取得し、IDに基づいて対応する無線通信部の属性情報を無線通信部情報格納部から取得する無線通信部検出部と、対応する無線通信部の属性情報に含まれる対応上位プロトコルの情報に基づいてデータ通信経路を決定し、接続リンクを確立する通信インターフェイス制御部とを具備する無線通信端末が開示されている。この無線通信端末では、複数の無線通信部のうち使用すべき無線通信部を、対応上位プロトコル、使用周波数帯域、スループット、消費電力の情報を元に、ユーザに意識させることなく適切なものを自動的に選択することを可能としている。
特開2006−332835号公報
ところで、映像伝送ケーブルのワイヤレス化技術を利用したテレビジョンやモニターと、動画像を撮像したビデオカメラのような携帯AV機器との間で動画像伝送を行う場合や、携帯AV機器が撮像した画像データを、編集するためにパーソナルコンピュータに画像データを転送する場合がある。動画像データが端末に蓄積される場合、MPEG−2やH.264のような動画圧縮技術により、データは圧縮された後、保存されているのが一般的である。また伝送する際は、圧縮された後、保存されている動画像データを伝送してテレビジョン上で再生する方法と、圧縮されたコンテンツを携帯AV機器上で伸張したのち伝送し、テレビジョン上で表示する、2つの方法がある。
ここで、有線接続における圧縮されたデータの伝送は、例えば、LANケーブルやUSBケーブル等を使用し、例えばビデオカメラとテレビジョンとの間でファイル転送の形で動画像データの伝送を実現して、動画像が再生されている。この時、送信側はメガビットのオーダの伝送レートで受信側へ伝送できる反面、受信側が圧縮動画データを伸張しなければ再生できない。
一方、有線接続における非圧縮のデータの伝送は、例えばHDMIケーブル等を使用し、ビデオカメラとテレビジョンとの間を接続して伸張後の動画像データを伝送して、動画像を表示する。この時、受信側は映像をそのまま表示できるものの、送信側は圧縮動画データを伸張した後ギガビットのオーダの伝送レートが必要となる。このように有線接続の場合、ユーザは使用するケーブルを使い分けることにより、圧縮された動画像データ伝送と非圧縮な動画像データ伝送とを使い分ける。
しかしながら、動画像データ転送が無線化されると、圧縮された動画像データ伝送と非圧縮の動画像データ伝送とのいずれを使用するかは、ユーザが使用する無線通信規格によるか、もしくは、ユーザ自身が選択することになる。従来は異なる複数の無線通信方式を搭載し、且つユーザがいずれの無線通信方式を使用するかを選択する必要があるため、システムが高価になり、且つ無線通信方式の設定も煩雑である。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、データ転送方式選択に係るユーザの負担を軽減することのできる無線通信装置及び無線通信システムを提供することにある。
本発明は、符号化されたデータを格納するデータ格納手段と、データ格納手段に格納された符号化されたデータを復号化する復号化手段と、データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び復号化手段により復号化されたデータを、指向性を有する無線通信によって特定の送信範囲内に送信可能なデータ送信手段と、データ送信手段の送信範囲内に存在する他の装置から、他の装置が受信することが可能であるデータに関する情報を受信するデータ種別情報受信手段と、データ種別情報受信手段が受信した情報に応じて、データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び復号化手段により復号化されたデータの一方をデータ送信手段に送信させる通信制御手段とを備えた無線通信装置である。
また、本発明は、符号化されたデータを格納するデータ格納手段と、データ格納手段に格納された符号化されたデータを復号化する復号化手段と、データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び復号化手段により復号化されたデータを、指向性を有する無線通信によって特定の送信範囲内に送信可能なデータ送信手段と、送信手段の送信範囲内に存在する受信側の無線通信装置から、受信側の無線通信装置が受信することが可能であるデータに関する情報を受信するデータ種別情報受信手段と、データ種別情報受信手段が受信した情報に応じて、データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び復号化手段により復号化されたデータの一方をデータ送信手段に送信させる通信制御手段とを備えた送信側の無線通信装置と、送信側の無線通信装置のデータ送信手段から、符号化されたデータ及び復号化されたデータの少なくともいずれかを受信可能なデータ受信手段と、送信側の無線通信装置のデータ種別情報受信手段に、データ受信手段が、受信することが可能であるデータに関する情報を送信するデータ種別情報送信手段とを備えた受信側の無線通信装置とからなる無線通信システムである。
本発明の無線通信装置及び無線通信システムによれば、データ転送方式選択に係るユーザの負担を軽減することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る無線通信装置及び無線通信システムの好適な実施形態について詳細に説明する。
本発明の実施形態として、60GHz帯域のミリ波を利用する無線通信方式を利用した無線通信装置及び無線通信システムを例にあげて説明する。ミリ波の特徴として、高い伝送レートを見込めると共に、指向性が極めて強い点が挙げられる。本実施形態では、図1のように動画像を撮像したビデオカメラ等の送信側の無線通信装置1と、テレビジョン等の受信側の表示装置100との間における動画像データの伝送を例にあげる。あるいは、図2及び3のように、動画像を撮像したビデオカメラ等の送信側の無線通信装置1から、動画像データを編集するために、パーソナルコンピュータ等の受信側の情報端末装置200に動画像データを転送する場合を例にあげる。
図4は、実施形態に係る無線通信装置1の構成を示すブロック図である。無線通信装置1は、無線通信機能を有するテレビジョンやモニタ等の表示装置100や、パーソナルコンピュータ等の情報端末装置200と無線通信を行う。無線通信装置1は、具体的には、動画像を撮像するビデオカメラのような携帯AV機器である。図4に示すように、無線通信装置1は、撮像部2、エンコーダ3、データ格納部4、バス5、有線データ通信部6、制御部7、デコーダ8、有線動画像通信部9、無線通信部10、ANT/PWR制御部11、及びアンテナ部12を備えている。
撮像部2は、動画像を撮像するためのものである。撮像部2は、具体的には、レンズやCCD(Charged Coupled Device)等により構成される。エンコーダ(Encoder)3は、制御部7の制御の下で撮像部2が撮像した動画像データを圧縮し、圧縮した動画像データを逐次データ格納部4に格納するためのものである。データ格納部4は、無線通信装置1本体を動作させるために必要なプログラムや撮像した動画像データ等、種々のデータを格納するためのものである。データ格納部4は、具体的には、Flash ROMや、HDD等である。
バス5は、制御部7の制御により、エンコーダ3、デコーダ8、データ格納部4、無線通信部10間のデータ通信を行うためのバスである。有線データ通信部6であり、無線通信装置1がデータ格納部4に格納している動画像データを、外部機器と通信し伝送するために使用される。有線データ通信部6は、具体的には、USBやLAN等である。制御部7は、無線通信装置1の各部の制御を行うものである。制御部7は、具体的には、CPUにより構成される。
デコーダ(Decoder)8は、制御部7の制御の下でデータ格納部4へ格納された動画像データを伸張し、RGB/YCbCr4:4:4のディープカラーや、8/10/12ビット4:2:2(ITU.601とITU.656)のようなビデオ信号を伝送するバスや、HDMIに準拠したデジタル信号を伝送するバスを経由して、無線通信部10に非圧縮な動画像データを伝送するためのものである。
有線動画像通信部9は、無線通信装置1がデータ格納部4に格納している動画像データをデコーダ8で伸張し、有線接続で非圧縮な動画像信号を伝送する際に使用される。有線動画像通信部9は、具体的には、HDMI等である。
無線通信部10は、無線通信装置1の無線通信を制御するためのものである。無線通信部10は、具体的にはミリ波やUWB等を使用する無線モジュールである。無線通信部10は、通信時に、送信電力の制御や、受信電力の強度を測定し、アンテナ部12の指向性を制御するANT/PWR制御部11を有する。
アンテナ部12は、無線通信部1内のアンテナ制御部12の指示により、動画像データの送受信の指向性を変更することが可能である。アンテナ部12は、具体的には、複数のアンテナで構成され、電気的にそれらを制御することによってビームを形成し、送受信方向に指向性持たせることが可能なスマートアンテナ等である。
図5は、実施形態に係る表示装置100の構成を示すブロック図である。表示装置100は、無線通信機能を有し、無線通信装置1と無線通信をすることにより、無線通信装置1のデータ格納部4に保存されている動画像データを再生して、表示する。表示装置100、具体的には、テレビジョンやモニタ等である。図5に示すように、表示装置100は、表示部101、有線動画像通信部102、通信制御部103、無線通信部104、及びANT/PWR制御部105を備えている。
表示部101は、表示装置100において根幹をなす部分であり、ユーザが所望する動画像等を表示するために使用される。表示部101は、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)やプラズマディスプレイ等である。
有線動画像通信部102は、表示装置100が動画像データを格納している外部機器と接続し、非圧縮な動画像信号を伝送する際に使用される。有線動画像通信部102は、具体的には、HDMI等である。通信制御部103は、表示装置100の通信制御を行うものである。
無線通信部104は、表示装置100の無線通信を制御するためのものである。無線通信部104は、具体的にはミリ波やUWB等を使用する無線モジュールである。無線通信部104は、通信時に、送信電力の制御や、受信電力の強度を測定し、アンテナの指向性を制御するANT/PWR制御部105を有する。
図6は、実施形態に係る情報端末装置200の構成を示すブロック図である。情報端末装置200は、無線通信機能を有し、無線通信装置1と無線通信をすることにより、無線通信装置1のデータ格納部4に保存されている動画像データを再生して、表示する。あるいは、情報端末装置200は、無線通信装置1から受信した動画像データの編集を行なう。情報端末装置200は、具体的には、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)等である。図6に示すように、情報端末装置200は、表示部201、入出力部202、制御部203、データ格納部204、有線データ通信部205、無線通信部206、及びANT/PWR制御部207を備えている。
表示部201は、ユーザが所望する動画像等を表示するために使用される。表示部201は、具体的には、LCDやプラズマディスプレイ等である。入出力部202は、情報端末装置200に対して、ユーザが動作を指示するために使用される。入出力部202は、具体的にはキーボードやマウス等である。制御部203は、情報端末装置200の制御を行うためのものである。制御部203は、具体的にはCPU等である。
データ格納部204は、情報端末装置200が動作する上で必要なデータや無線通信装置1のデータ格納部4に保存されている動画像データを格納する。データ格納部204は、具体的には、ROM、RAM、HDD等である。有線データ通信部205は、情報端末装置200が動画像コンテンツを格納している外部機器と接続し、データ通信する際に使用される。有線データ通信部205は、具体的には、USBやLAN等である。
無線通信部206は、情報端末装置200の無線通信を制御するためのものである。無線通信部206は、具体的にはミリ波やUWB等を使用する無線モジュールである。無線通信部206は、通信時に、送信電力の制御や、受信電力の強度を測定し、アンテナの指向性を制御するANT/PWR制御部207を有する。
以下、各装置の動作について説明する。無線通信装置1は、撮像部2によって撮影された動画像データを、エンコーダ3を通して圧縮した後、そのコンテンツの動画像データをデータ格納部4へ格納する。従来、ユーザがこの無線通信装置1のデータ格納部4に保存されている動画像コンテンツをテレビジョン等の等の表示装置100で再生する際は、無線通信装置1の有線データ通信部6のコネクタと、表示装置100の有線動画像通信部102のコネクタとをケーブル接続することによって、無線通信装置1のデコーダ8が伸張した動画像コンテンツを伝送することにより実現していた。
一方、ユーザがこの無線通信装置1に保存されている動画像コンテンツをパーソナルコンピュータ等の情報端末装置200で再生する際は、無線通信装置1の有線データ通信部6と情報端末装置200の有線データ通信部205をケーブル接続することによって、無線通信装置1のデータ格納部4に格納されている動画像コンテンツを必要に応じて情報端末装置200中のデータ格納部204へデータ転送した後、情報端末装置200の制御部203が伸張して表示部201へ表示していた。
このように有線接続の場合、ユーザは使用するケーブルの相違により圧縮された動画像コンテンツ伝送と、非圧縮な動画像コンテンツ伝送を使い分けていた。しかし、これらの通信が無線化されたとき、特に上記のように動画像を圧縮コンテンツのまま伝送するか、伸張して非圧縮として伝送するかのように、複数の無線通信方式が選択可能な場合、ユーザは、自身がその都度、方式を選択することになる。本実施形態においては、この無線接続時において、ユーザが無線通信装置1を置く場所に依って、圧縮された動画像コンテンツ伝送と、非圧縮な動画像コンテンツ伝送とを自動的に選択することにより、ユーザが簡易に無線データ通信を行えるようにするものである。
図7は、実施形態に係る動画像データを伝送する手順を示すフロー図である。図7に示すように、無線通信装置1は、送信電力とアンテナの指向性を制御し、通信可能な空間を絞り込む(S01)。無線通信装置1において、ANT/PWR制御部11によって無線通信の送信電力の制御や受信した電波強度を認識可能な無線通信部10と、複数のアンテナで構成され、電気的にそれらを制御することによってビームを形成し、送受信方向に指向性持たせることが可能なスマートアンテナによるアンテナ部12とを内蔵する。制御部7は、無線通信部10を通して送信電力を微弱に設定し、かつ、アンテナの指向性を制御し、ある特定の方向のみに向ける。
ここで、送信電力の設定については、自由空間伝搬損失Γは、距離をd、波長をλとすると、Γ=(4πd/λ)で計算され、60GHzを使用するミリ波の場合、自由空間伝搬損失は10mでおおよそ88dBであり、1mで66dBで、0.1mで48dBとなるため、それに基づき、通信可能範囲を絞り混むために送信出力を下げることを意味する。
これらのアンテナの指向性制御と送信電力の制御により、各空間における通信可能範囲を絞り混むことにより、各空間内における、データ通信を行うデータの形式や伝送コンテンツを制御する。これにより、ユーザは無線方式を意識することなく、無線通信装置1の設置場所により、無線通信装置1内に格納されている圧縮動画像コンテンツのデータ転送か、格納されているコンテンツの非圧縮の再生画像データの無線伝送かを自動的に選択、実行することを可能とする。
この状態で無線通信装置1が通信可能な範囲内に、表示装置100、情報端末装置200等の他の装置を発見した時(S02)、無線通信装置1の無線通信部10は圧縮動画像のデータ転送モードに設定されており(S03)、無線接続を確立した後に(S04)、圧縮動画コンテンツを送受信する能力の有無を、それぞれの無線通信部10、104、206を経て能力情報交換を行う。その結果、圧縮動画像コンテンツの伝送が可能であると判断できたとき、無線通信装置1の制御部7は、データ格納部4内に格納されている圧縮動画像コンテンツを有線データ通信部6に転送し(S05)、有線データ通信部6を介して無線通信部10から通信相手に送信する(S06)。
受信側である情報端末装置200の無線通信部206は、圧縮動画像コンテンツを受信し、制御部203はこのコンテンツデータを伸張して表示部201に再生するか、もしくはデータ格納部204へそのまま格納する。これにより、図2及び3のような場合、ユーザが情報端末装置200へ無線通信装置1内に格納されている動画像コンテンツの伝送を所望する際は、ある特定の場所に無線通信装置1を置くことにより、自動的に圧縮動画像コンテンツの伝送が可能となる。
一方、無線通信装置1が、送信電力とアンテナの指向性を絞っている一定期間の間、通信可能な範囲内に装置を発見できなかった時は(S02)、無線通信装置1の制御部7は、圧縮動画像データをデータ転送する他の装置は無いと認識し(S07)、無線通信部10の送信電力を最大限にし、かつ、アンテナの指向性も絞らず探索可能なすべての方向に向けて装置の探索を開始する(S08)。
この状態で無線通信装置1が通信可能な範囲内に、表示装置100等の他の装置を発見した時(S09)、無線通信装置1の無線通信部10は非圧縮動画像のデータ転送モードに設定されており(S10)、無線接続を確立した後に(S11)、非圧縮動画像コンテンツを送受信する能力の有無を、それぞれの無線通信部10、104を経て能力情報交換を行う。その結果、非圧縮動画像コンテンツの伝送が可能であると判断できたとき、無線通信装置1の制御部7は、データ格納部4内に格納されているコンテンツをデコーダ8に転送し(S12)、デコーダ8が動画像コンテンツを伸張して、無線通信部10から、通信相手に送信する(S13)。
受信側である表示装置100の通信制御部103が無線通信部104を制御して、非圧縮動画像コンテンツを受信し、表示部101に表示する。これにより、図1のような場合、ユーザが、表示装置100へ、無線通信装置1内に格納されている圧縮動画像コンテンツを伸張した状態で伝送することを所望する際は、無線通信装置1を上述した圧縮画像伝送を行うための特定の場所以外の任意の場所に置くことにより、自動的に非圧縮画像コンテンツを伝送し、表示装置100上で再生することが可能となる。
なお、無線通信装置1が、無線通信部10の送信電力を最大限にし、かつ、アンテナの指向性も絞らず探索可能なすべての方向に向けた場合に、通信可能な他の装置を発見しなかった場合は、制御部7は通信可能な装置が無いと認識して、処理を終了する(S14)。
本実施形態によれば、無線通信装置1は、無線通信装置1本体を制御する制御部7、圧縮された動画像データを格納するデータ格納部4、圧縮された動画像を伸張するデコーダ8、無線通信を行ない、無線通信装置1と表示装置100,情報端末装置200との間で画像伝送に関する能力を交換する無線通信部10、無線通信を制御し、送信電力及びアンテナの指向性を制御するANT/PWR制御部11により、アンテナの指向性制御と送信電力の制御し、各空間における通信可能範囲を絞り混み、空間内における端末の設置場所を識別することにより、データ通信を行うデータの形式や伝送コンテンツを制御する。これにより、ユーザは無線方式を意識することなく、無線通信装置1の設置場所により、無線通信装置1内に格納されている圧縮動画像コンテンツのデータ転送か、格納されているコンテンツの非圧縮の再生画像データの無線伝送かを自動的に選択、実行することが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、無線通信装置1に格納された動画像コンテンツを、圧縮されたデータとして情報端末装置200に伝送するか、伸張して表示装置100に伝送するかを、無線通信装置1の空間的な設置位置によって識別し、決定したが、例えば同様な方法で、無線通信装置1の空間的な設置位置によって動画像コンテンツの映像を再生するか、音声のみを再生するか等を決定することにも応用可能である。
実施形態に係る無線通信装置から表示装置へ非圧縮の動画像データを伝送する例を示す図である。 実施形態に係る無線通信装置から情報端末装置へ圧縮された動画像データを伝送する例を示す図である。 実施形態に係る無線通信装置から情報端末装置へ圧縮された動画像データを伝送する例を示す図である。 実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る情報端末装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係る動画像データを伝送する手順を示すフロー図である。
符号の説明
1…無線通信装置、2…撮像部、3…エンコーダ、4…データ格納部、5…バス、6…有線データ通信部、7…制御部、8…デコーダ、9…有線動画像通信部、10…無線通信部、11…ANT/PWR制御部、12…アンテナ部、100…表示装置、101…表示部、102…有線動画像通信部、103…通信制御部、104…無線通信部、105…ANT/PWR制御部、200…情報端末装置、201…表示部、202…入出力部、203…制御部、204…データ格納部、205…有線データ通信部、206…無線通信部、207…ANT/PWR制御部。

Claims (6)

  1. 符号化されたデータを格納するデータ格納手段と、
    前記データ格納手段に格納された符号化されたデータを復号化する復号化手段と、
    前記データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び前記復号化手段により復号化されたデータを、指向性を有する無線通信によって特定の送信範囲内に送信可能なデータ送信手段と、
    前記データ送信手段の送信範囲内に存在する他の装置から、前記他の装置が受信することが可能であるデータに関する情報を受信するデータ種別情報受信手段と、
    前記データ種別情報受信手段が受信した情報に応じて、前記データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び前記復号化手段により復号化されたデータの一方を前記データ送信手段に送信させる通信制御手段と
    を備えた無線通信装置。
  2. 前記データ送信手段は、送信範囲を第1の送信範囲から、前記第1の送信範囲よりも広い第2の送信範囲に変更してデータを送信可能であり、
    前記通信制御手段は、前記データ種別情報受信手段が前記第1の送信範囲内及び前記第2の送信範囲内のいずれかに存在する前記他の装置から情報を受信したときに、当該情報に応じて、前記データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び前記復号化手段により復号化されたデータの一方を前記データ送信手段に送信させる、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記データ送信手段は、データを送信するアンテナの指向性と、データの送信電力とを変更することによって送信範囲を変更する、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 符号化されたデータを格納するデータ格納手段と、
    前記データ格納手段に格納された符号化されたデータを復号化する復号化手段と、
    前記データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び前記復号化手段により復号化されたデータを、指向性を有する無線通信によって特定の送信範囲内に送信可能なデータ送信手段と、
    前記送信手段の送信範囲内に存在する受信側の無線通信装置から、前記受信側の無線通信装置が受信することが可能であるデータに関する情報を受信するデータ種別情報受信手段と、
    前記データ種別情報受信手段が受信した情報に応じて、前記データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び前記復号化手段により復号化されたデータの一方を前記データ送信手段に送信させる通信制御手段と
    を備えた送信側の無線通信装置と、
    前記送信側の無線通信装置の前記データ送信手段から、符号化されたデータ及び復号化されたデータの少なくともいずれかを受信可能なデータ受信手段と、
    前記送信側の無線通信装置の前記データ種別情報受信手段に、前記データ受信手段が、受信することが可能であるデータに関する情報を送信するデータ種別情報送信手段と
    を備えた受信側の無線通信装置と
    からなる無線通信システム。
  5. 前記データ送信手段は、送信範囲を第1の送信範囲から、前記第1の送信範囲よりも広い第2の送信範囲に変更してデータを送信可能であり、
    前記通信制御手段は、前記データ種別情報受信手段が前記第1の送信範囲内及び前記第2の送信範囲内のいずれかに存在する前記他の装置から情報を受信したときに、当該情報に応じて、前記データ格納手段に格納された符号化されたデータ及び前記復号化手段により復号化されたデータの一方を前記データ送信手段に送信させる、請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記データ送信手段は、データを送信するアンテナの指向性と、データの送信電力とを変更することによって送信範囲を変更する、請求項4又は5に記載の無線通信システム。
JP2008115960A 2008-04-25 2008-04-25 無線通信装置及び無線通信システム Abandoned JP2009267823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115960A JP2009267823A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 無線通信装置及び無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115960A JP2009267823A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 無線通信装置及び無線通信システム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010249389A Division JP2011066923A (ja) 2010-11-08 2010-11-08 受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009267823A true JP2009267823A (ja) 2009-11-12

Family

ID=41393099

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008115960A Abandoned JP2009267823A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 無線通信装置及び無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009267823A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192415A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088806A (ja) * 1994-06-20 1996-01-12 Toshiba Corp 無線通信システム及び該システムで用いる移動通信端末
JP2002135156A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタルワイヤレスマイクシステム
JP2004159017A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、及びこれに用いて好適な無線局
JP2005244289A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Olympus Corp 画像データ通信システム
JP2005323403A (ja) * 2005-07-19 2005-11-17 Sony Corp 通信方法
JP2007043593A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Fujitsu Ltd 携帯電話システム及び携帯電話通信方法
JP2007311948A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Sony Corp 通信装置、通信方法、通信送受信装置、通信送受信方法、およびプログラム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088806A (ja) * 1994-06-20 1996-01-12 Toshiba Corp 無線通信システム及び該システムで用いる移動通信端末
JP2002135156A (ja) * 2000-10-20 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd デジタルワイヤレスマイクシステム
JP2004159017A (ja) * 2002-11-05 2004-06-03 Ntt Docomo Inc 移動通信システム、及びこれに用いて好適な無線局
JP2005244289A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Olympus Corp 画像データ通信システム
JP2005323403A (ja) * 2005-07-19 2005-11-17 Sony Corp 通信方法
JP2007043593A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Fujitsu Ltd 携帯電話システム及び携帯電話通信方法
JP2007311948A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Sony Corp 通信装置、通信方法、通信送受信装置、通信送受信方法、およびプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014192415A1 (ja) * 2013-05-31 2014-12-04 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
JPWO2014192415A1 (ja) * 2013-05-31 2017-02-23 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
US10198986B2 (en) 2013-05-31 2019-02-05 Sony Corporation Information processing device and information processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100953789B1 (ko) 신호 처리 장치, 신호 처리 방법, 신호 처리 시스템, 및 컴퓨터 판독 가능 기록 매체
CN105917658B (zh) 解码设备、解码方法、编码设备和编码方法
US10979900B2 (en) Information processing device and information processing method
CN105830457B (zh) 信息处理设备和信息处理方法
KR101582795B1 (ko) Hdmi 동글 및 그의 제어방법
EP3226590B1 (en) Information processing device, information processing method, and program
CN102088593B (zh) 基于蓝牙3.0规范的mpeg4压缩视频传输通信系统及方法
WO2021168649A1 (zh) 多功能接收设备和会议系统
US20230388940A1 (en) Apparatus and method for adaptively controlling rf transmission power in wireless av system
KR101130365B1 (ko) 무선 통신시스템, 무선 통신 장치 및 무선 통신 방법, 및컴퓨터?프로그램
JP2001028740A (ja) 画像授受システムおよびカメラ装置およびホスト装置
US20090136222A1 (en) Method and system for photographing moving pictures using multiple photographing apparatuses
KR101582801B1 (ko) Hdmi 동글 및 그의 제어방법
CN111885412A (zh) Hdmi信号传屏方法及无线传屏器
JP2009267823A (ja) 無線通信装置及び無線通信システム
JP2011066923A (ja) 受信装置
JP2004242156A (ja) 通信品質通知装置及び無線通信ネットワーク対応システム
JP3813100B2 (ja) 無線通信装置
US12040862B2 (en) Device and method for performing channel selection in wireless AV system
US20130329810A1 (en) Power Optimization for Sending Static Indications in Video Transmissions
CN111885403B (zh) 一种支持双信号的无线传屏方法及无线传屏器
US11778264B2 (en) Device and method for processing and transmitting image data in wireless AV system
US20240276063A1 (en) Wireless device
JP2003134025A (ja) 無線通信方法及び無線通信装置
KR20230003100A (ko) 전송 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101001

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20120719