JP2009267701A - 画像処理装置及び排他制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿のスキャンデータを意図しない端末装置に盗まれることを避けることが可能な画像処理装置及び排他制御方法を提供することを目的とする。
【解決手段】スキャナ部を有する画像処理装置であって、スキャナ部の動作を制御してスキャナ部にスキャンを実行させるスキャン制御手段27と、ネットワーク経由で接続された端末装置からのスキャンに関する要求に応じて、スキャンしたスキャンデータを、配信先の端末装置に配信するスキャンデータ配信手段22,26と、スキャンに関する要求を受け付ける前に、スキャンするスキャンデータの配信先の端末装置に基づき、配信先の端末装置以外からのスキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始し、スキャンしたスキャンデータを、配信先の端末装置に配信した後で排他制御を終了する排他制御処理手段23とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像処理装置及び排他制御方法に係り、特にスキャンデータを配信先に配信する画像処理装置及び排他制御方法に関する。
近年、画像処理装置の一例としての複合機(MFP)やスキャナ等は、搭載する機能により各種処理を行っている(例えば特許文献1及び2参照)。また、画像処理装置の一例としての複合機(MFP)やスキャナ等は、PC(パーソナルコンピュータ)等の端末装置からLAN等のネットワーク経由で指示や要求等を受け付けていた。
ここでは原稿からスキャンされたスキャンデータをネットワーク経由で配信先のクライアントPCに配信するスキャナ(ネットワークスキャナ)について説明する。クライアントPCは端末装置の一例である。スキャナは画像処理装置の一例である。
スキャナが原稿からスキャンデータをスキャンし、そのスキャンデータをネットワーク経由で配信先のクライアントPCに配信する従来のシステムとしては、クライアントPC主導によるスキャン(Pull型)と、スキャナ主導によるスキャン(Push型)とがある。従来のシステムは、Pull型又はPush型のどちらかの処理に特化した作りとなっていた。
図1はPush型のシステムを表した模式図である。Push型のシステムには、例えばScanToPCを利用したものがある。ScanToPCとは操作者(ユーザ)がスキャナ1を操作し、原稿からスキャンしたスキャンデータをスキャナ1からクライアントPC2に配信するものである。
スキャナ1は操作者により操作パネル等の操作部から配信先を選択される。スキャナ1は所定位置に原稿がセットされる。スキャナ1は操作者からスキャン開始の指示を受け付けると、スキャン開始をクライアントPC2に通知する。
クライアントPC2は予め設定してあるスキャン条件をスキャナ1に送信する。スキャナ1は受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿をスキャンし、原稿のスキャンデータを取得する。そして、スキャナ1は原稿のスキャンデータをクライアントPC2に配信していた。
図2はPull型のシステムを表した模式図である。Pull型のシステムには、例えばTwain(Tool Without An Interesting Name)を利用したものがある。スキャナ1は所定位置に原稿がセットされる。クライアントPC2は操作者によりキーボード等の入力装置からスキャナ1を選択される。また、クライアントPC2は操作者により入力装置からスキャン条件を設定される。
クライアントPC2は、操作者からスキャン開始の指示を受け付けると、スキャン開始及びスキャン条件をスキャナ1に通知する。スキャナ1は、クライアントPC2から受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿をスキャンし、原稿のスキャンデータを取得する。そして、スキャナ1は原稿のスキャンデータをクライアントPC2に配信していた。
特開2005−79646号公報 特開2005−269322号公報
ところで、従来のシステムはPull型又はPush型の処理に特化した作りとなっていたため、融通が利かないという問題があった。そこで、今日ではPull型及びPush型の両方の処理を実装した画像処理装置も開発されるようになっている。しかし、Pull型及びPush型の両方の処理を実装した画像処理装置は後述のように意図しない端末装置に原稿のスキャンデータを盗まれる可能性があった。
図3は意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる例を表した模式図である。図3ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BからPull型で原稿のスキャンデータを盗まれる例を表している。
スキャナ1は操作者により操作パネル等の操作部から配信先を選択される。スキャナ1は所定位置に原稿がセットされる。そして、スキャナ1が操作者からスキャン開始の指示を受け付ける前に、クライアントPC2Bは操作者によりキーボード等の入力装置からスキャナ1を選択されると共に、スキャン条件を設定される。また、クライアントPC2Bは操作者からスキャン開始の指示を受け付け、スキャン開始及びスキャン条件をスキャナ1に通知する。
スキャナ1は、クライアントPC2Bから受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿をスキャンし、原稿のスキャンデータを取得する。そして、スキャナ1は原稿のスキャンデータをクライアントPC2Bに配信していた。
このように、図3ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BからPull型で原稿のスキャンデータを盗まれている。
図4は意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。図4では、クライアントPC2AがPull型で原稿のスキャンデータをスキャナ1から取得しようとしていたときに、スキャナ1側の操作で意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BにPush型で原稿のスキャンデータを盗まれる例を表している。
スキャナ1は所定位置に原稿がセットされる。クライアントPC2Aは操作者により入力装置からスキャナ1を選択される。また、クライアントPC2Aは操作者により入力装置からスキャン条件を設定される。クライアントPC2Aは、操作者からスキャン開始の指示を受け付けると、スキャン開始及びスキャン条件をスキャナ1に通知する。
しかし、スキャナ1はクライアントPC2Aからスキャン開始及びスキャン条件を受信する前に、操作者により操作部から配信先を選択されると共に、スキャン開始の指示を受け付け、スキャン開始をクライアントPC2Bに通知する。クライアントPC2Bは予め設定してあるスキャン条件をスキャナ1に送信する。スキャナ1はクライアントPC2Bから受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿をスキャンし、原稿のスキャンデータを取得する。そして、スキャナ1は原稿のスキャンデータをクライアントPC2Bに配信していた。
このように、図4ではクライアントPC2AがPull型で原稿のスキャンデータをスキャナ1から取得しようとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BにPush型で原稿のスキャンデータを盗まれている。
図5は意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。図5ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BからPush型で原稿のスキャンデータを盗まれる例を表している。
スキャナ1は操作者により操作パネル等の操作部から配信先を選択される。スキャナ1は所定位置に原稿がセットされる。スキャナ1は操作者からスキャン開始の指示を受け付けると、スキャン開始をクライアントPC2Aに通知する。このとき、クライアントPC2Bはスキャナ1からクライアントPC2Aに通知されたスキャン開始を盗聴していたものとする。
クライアントPC2BはクライアントPC2Aよりも早く、スキャン条件をスキャナ1に送信する。スキャナ1は受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿をスキャンし、原稿のスキャンデータを取得する。そして、スキャナ1は原稿のスキャンデータをクライアントPC2Bに配信していた。
このように、図5ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BにPush型で原稿のスキャンデータを盗まれている。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、原稿のスキャンデータを意図しない端末装置に盗まれることを避けることが可能な画像処理装置及び排他制御方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、スキャナ部を有する画像処理装置であって、前記スキャナ部の動作を制御して前記スキャナ部にスキャンを実行させるスキャン制御手段と、ネットワーク経由で接続された端末装置からの前記スキャンに関する要求に応じて、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、配信先の前記端末装置に配信するスキャンデータ配信手段と、前記スキャンに関する要求を受け付ける前に、前記スキャナ部がスキャンするスキャンデータの配信先の前記端末装置に基づき、配信先の前記端末装置以外からの前記スキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始し、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、配信先の前記端末装置に配信した後で前記排他制御を終了する排他制御処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、端末装置がネットワーク経由で接続されており、スキャナ部を有する画像処理装置の排他制御方法であって、排他制御処理手段が、前記スキャナ部がスキャンするスキャンデータの配信先の前記端末装置に基づき、配信先の前記端末装置以外からの前記スキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始する排他制御開始ステップと、前記スキャナ部の動作を制御するスキャン制御手段が、配信先の前記端末装置からの前記スキャンに関する要求に応じて前記スキャナ部にスキャンを実行させるスキャン実行ステップと、スキャンデータ配信手段が、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、配信先の前記端末装置に配信するスキャンデータ配信ステップと、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、前記スキャンデータ配信手段が配信先の前記端末装置に配信した後で前記排他制御処理手段が前記排他制御を終了する排他制御終了ステップとを有することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、原稿のスキャンデータを意図しない端末装置に盗まれることを避けることが可能な画像処理装置及び排他制御方法を提供可能である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例では画像処理装置の一例としてスキャナを例に説明しているが、複合機(MFP)等、スキャナ機能を有する他の画像処理装置であってもよい。本実施例では、端末装置の一例としてクライアントPCを例に説明しているが、画像処理装置とネットワーク経由で接続される他の端末装置であってもよい。
<ハードウェア構成>
図6は本発明によるスキャナの一例のハードウェア構成図である。図6のスキャナ1は操作パネル11と、記憶メディアI/F12と、コントローラ13と、データ通信I/F14と、スキャナ15と、HDD(Hard Disk Drive)17とが、それぞれ相互に接続されるように構成されている。
操作パネル11は入力装置11aと表示装置11bとを有している。入力装置11aはハードウェアキーなどで構成されており、スキャナ1に各操作信号を入力するのに用いられる。また、表示装置11bは、ディスプレイなどで構成され、例えば画像形成動作に関する各種情報を表示する。データ通信I/F14は、インタフェース装置14aを有しており、スキャナ1をデータ伝送路であるネットワークなどに接続する為のインタフェースである。
HDD17はスキャナ1で取り扱われるスキャンデータ(読み取り画像データ)等の各種データを格納している。また、HDD17は、各種データを所定のファイルシステムやDB(Data Base)により管理している。
メモリカードなどの記録媒体12bは、記憶メディアI/F12が有するドライブ装置12aにセットされる。コントローラ13は、ROM(Read Only Memory)13a,RAM(Random Access Memory)13b及びCPU(Central Processing Unit)13cを有している。
ROM13aはスキャナ1が起動されるときに実行されるプログラムや各種データを格納している。また、RAM13bは、ROM13aやHDD17から読み出された各種プログラムやデータを一時保持する。更に、CPU13cは、RAM13bが一時保持しているプログラムを実行する。
スキャナ15は画像読取装置15aを有しており、読み取り面に配置された原稿を光学的に読み取り画像データ(スキャンデータ)を生成する。本発明によるスキャナ1は上記したハードウェア構成により、スキャナの機能を実現している。
<ソフトウェア構成>
図7は本発明によるスキャナの一例のソフトウェア構成図である。図7のスキャナ1はOS(カーネル)21と、通信処理部22と、排他制御処理部23と、操作部24と、読み取り処理部25と、配信処理部26と、WSD(Web Service Daemon)スキャナアプリ27と、Twainスキャナアプリ28と、Scan To E−Mailアプリ29とをモジュールとして含むように構成される。通信処理部22は、NCS(Network Control Service)31及びWSD−Scanner(WSDスキャナ)32を有する構成である。
図7のソフトウェア構成図に示したモジュールの関連は図8に示すモジュール関連図のようになる。図8は本発明によるスキャナのモジュール関連図である。なお、図7及び図8に示された本発明のスキャナ1を構成する各モジュールの処理手順は後述する。
<処理手順>
次に、本発明の理解を容易とする為、従来のスキャナによるPush型及びPull型の処理手順について説明する。なお、従来のスキャナは、排他制御処理部23を有していない。
図9は、従来のスキャナにおける通常のPush型の処理手順を表したシーケンス図である。ステップS1に進み、操作部24は配信先を選択する為の画面等を表示し、操作者に配信先を選択させる。ステップS2に進み、操作部24は所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示し、操作者に原稿をセットさせる。
ステップS3に進み、操作部24は操作者からスキャン開始の指示を受け付けるとWSDスキャナアプリ27にスキャン開始を通知する。ステップS4及びS5に進み、WSDスキャナアプリ27は、通信処理部22経由でクライアントPC2へスキャン開始を通知する。
ステップS6及びS7に進み、クライアントPC2は予め設定してあるスキャン条件をスキャン要求として通信処理部22経由でWSDスキャナアプリ27に送信する。WSDスキャナアプリ27はステップS8に進み、受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿を読み取り処理部25にスキャンさせる。
ステップS9〜S11に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2に配信していた。
図10は、従来のスキャナにおいて、意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる例を表した模式図である。図10では、クライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BからPull型で原稿のスキャンデータを盗まれる例を表している。
ステップS21に進み、操作部24は配信先を選択する為の画面等を表示し、スキャナ1の操作者に配信先を選択させる。ステップS22に進み、操作部24は所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示し、スキャナ1の操作者に原稿をセットさせる。
しかし、スキャナ1の操作者が操作部24でスキャン開始の指示を行う前に、クライアントPC2Bの操作者は、クライアントPC2Bの入力装置からスキャナ1を選択すると共に、スキャン条件を設定し、スキャン開始の指示を行っている。
ステップS23及びS24に進み、クライアントPC2Bは通信処理部22経由でWSDスキャナアプリ27にスキャン開始及びスキャン条件を通知する。WSDスキャナアプリ27はステップS25に進み、受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿を読み取り処理部25にスキャンさせる。
ステップS26〜S28に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2Bに配信している。
したがって、ステップS29において、操作部24が操作者からスキャン開始の指示を受け付け、WSDスキャナアプリ27にスキャン開始を通知しても、WSDスキャナアプリ27は既にスキャン済みの為、スキャンを実行しない。
このように、図10ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BからPull型で原稿のスキャンデータを盗まれる。
図11は、従来のスキャナにおける通常のPull型の処理手順を表したシーケンス図である。ステップS31に進み、操作部24は所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示し、操作者に原稿をセットさせる。ステップS32に進み、クライアントPC2の操作者は、クライアントPC2の入力装置からスキャナ1を選択すると共に、スキャン条件を設定し、スキャン開始の指示を行う。
ステップS32及びS33に進み、クライアントPC2は通信処理部22経由でWSDスキャナアプリ27にスキャン開始及びスキャン条件を通知する。WSDスキャナアプリ27はステップS34に進み、受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿を読み取り処理部25にスキャンさせる。
ステップS35〜S37に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2に配信していた。
図12は、従来のスキャナにおいて、意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。図12ではクライアントPC2AがPull型で原稿のスキャンデータをスキャナ1から取得しようとしていたときに、原稿のスキャンデータをスキャナ1側の操作で意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BにPush型で盗まれる例を表している。
ステップS41では、操作部24が所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示して操作者に原稿をセットさせる。この後、所定位置に原稿をセットした操作者はクライアントPC2Aを操作する為に、スキャナ1の前からクライアントPC2Aの前に戻る。
しかし、ステップS42及びS43では所定位置に原稿をセットした操作者がスキャナ1の前から離れた隙に、悪意を持った操作者が操作部24からクライアントPC2Bを配信先として選択すると共に、スキャン開始の指示を行う。
ステップS43に進み、操作部24は操作者からスキャン開始の指示を受け付けるとWSDスキャナアプリ27にスキャン開始を通知する。すると、WSDスキャナアプリ27はステップS44に進み、通信処理部22へスキャン開始を通知する。
ここで、所定位置に原稿をセットした正規の操作者はスキャナ1の前からクライアントPC2Aの前に戻ったとする。正規の操作者は、クライアントPC2Aの入力装置からスキャナ1を選択すると共に、スキャン条件を設定し、スキャン開始の指示を行う。しかしながら、通信処理部22は既にステップS44においてスキャン開始を受け付け済みである為、クライアントPC2Aからのスキャン要求を受け付けない。
ステップS46に進み、通信処理部22はスキャン開始をクライアントPC2Bに通知する。ステップS47及びS48に進み、クライアントPC2Bは、予め設定してあるスキャン条件をスキャン要求として通信処理部22経由でWSDスキャナアプリ27に送信する。
ステップS49に進み、WSDスキャナアプリ27はクライアントPC2Bから受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿を読み取り処理部25にスキャンさせる。ステップS50〜S52に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2Bに配信している。
このように、図12ではクライアントPC2AがPull型で原稿のスキャンデータをスキャナ1から取得しようとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BにPush型で原稿のスキャンデータを盗まれる。
図13は、従来のスキャナにおいて、意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。図13ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BからPush型で原稿のスキャンデータを盗まれる例を表している。
ステップS61に進み、操作部24は配信先を選択する為の画面等を表示し、操作者に配信先を選択させる。ステップS62に進み、操作部24は所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示し、操作者に原稿をセットさせる。ステップS63に進み、操作部24は操作者からスキャン開始の指示を受け付けるとWSDスキャナアプリ27にスキャン開始を通知する。ステップS64及びS65に進み、WSDスキャナアプリ27は通信処理部22経由でクライアントPC2Aへスキャン開始を通知する。
このとき、クライアントPC2Bはスキャナ1からクライアントPC2Aに通知されたスキャン開始を盗聴していたものとする。ステップS66及びS67に進み、クライアントPC2BはクライアントPC2Aよりも早く、スキャン条件をスキャン要求として通信処理部22経由でWSDスキャナアプリ27に送信する。なお、ステップS68ではクライアントPC2AがクライアントPC2Bよりも遅く、スキャン条件をスキャン要求として通信処理部22に送信している。しかしながら、通信処理部22は既にステップS66においてスキャン要求を受け付け済みである為、クライアントPC2Aからのスキャン要求を受け付けない。
WSDスキャナアプリ27はステップS69に進み、クライアントPC2Bから受信したスキャン条件に基づき、所定位置にセットされた原稿を読み取り処理部25にスキャンさせる。
ステップS70〜S72に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2Bに配信していた。
このように、図13ではクライアントPC2Aに対してスキャナ1からPush型で原稿のスキャンデータを送ろうとしていたときに、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2BにPush型で原稿のスキャンデータを盗まれる。
そこで、本発明によるスキャナ1は、排他制御処理部23を有する構成とすることにより、前述のような原稿のスキャンデータを意図しないクライアントPC2に盗まれることを避けている。以下では、本発明によるスキャナ1の処理手順について、Push型及びPull型に分けて説明する。
図14は、本発明によるスキャナのPush型の処理手順を表した一例のシーケンス図である。ステップS101に進み、操作部24は配信先を選択する為の画面等を表示することで、操作者に配信先を選択させる。ステップS102に進み、操作部24はステップS101で選択された配信先を指定して排他制御処理部23にスキャナ機能のロックを要求する。排他制御処理部23は、後述のスキャナロック処理を行い、ステップS101で選択された配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を開始する。
さらに、ステップS103に進み、操作部24は所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示し、操作者に原稿をセットさせる。ステップS104に進み、操作部24は操作者からスキャン開始の指示を受け付けるとWSDスキャナアプリ27にスキャン開始を通知する。ステップS105及びS106に進み、WSDスキャナアプリ27は、通信処理部22経由でクライアントPC2へスキャン開始を通知する。
ステップS107に進み、クライアントPC2は、予め設定してあるスキャン条件をスキャン要求として通信処理部22に送信する。通信処理部22は受信したスキャン要求がステップS101で選択された配信先からのスキャン要求であるため、ステップS108に進み、受信したスキャン要求をWSDスキャナアプリ27に送信する。
なお、例えば図10に示したように、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2Bからスキャン要求を受信したとしても、通信処理部22はステップS101で選択された配信先からのスキャン要求でないため、受信したスキャン要求をWSDスキャナアプリ27に送信しない。
WSDスキャナアプリ27はステップS109に進み、所定位置にセットされた原稿を受信したスキャン条件に基づいて、読み取り処理部25にスキャンさせる。ステップS110〜S112に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2に配信する。
また、ステップS113に進み、通信処理部22はスキャンデータの配信先がステップS101で選択された配信先へのスキャンデータの配信であるため、排他制御処理部23にスキャナ機能のロック解除を要求する。排他制御処理部23は後述のスキャナロック解除処理を行い、ステップS101で選択された配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を終了する。
さらに、本発明によるスキャナのPush型の処理手順のうち、排他制御処理について図15のフローチャートを参照しつつ説明する。図15は、本発明によるスキャナのPush型の排他制御処理手順を表した一例のフローチャートである。
ステップS151に進み、操作部24は配信先を選択する為の画面等を表示することにより操作者に配信先を選択させる。なお、配信先を選択する為の画面等はWSDスキャナアプリ27が生成し、操作部24に表示させる。ステップS152に進み、排他制御処理部23はステップS151で選択された配信先を指定してスキャナ機能のロックを要求されると、後述のスキャナロック処理を行う。
ステップS152の処理後、操作者は所定位置に原稿をセットし、スタートボタン等を押下することで、スキャン開始の指示を行う。ステップS153に進み、スキャン開始を通知された通信処理部22のNCS31はステップS152のロック処理が成功したか否かを判定する。
ステップS152のロック処理が成功していれば、NCS31は、ステップS154に進み、ステップS151で選択された配信先であるクライアントPC2へスキャン開始を通知する。ステップS155に進み、NCS31はクライアントPC2からのスキャン条件の受信を待つ。
クライアントPC2からのスキャン条件をスキャン要求として受信すると、NCS31はステップS151で選択された配信先であるクライアントPC2以外の予期せぬクライアントPC2からのスキャン要求であるか否かを判定する。ステップS151で選択された配信先であるクライアントPC2からのスキャン要求であれば、NCS31は受信したスキャン要求をWSDスキャナアプリ27に送信する。
NCS31からスキャン要求を受信すると、WSDスキャナアプリ27はステップS158に進み、所定位置にセットされた原稿を受信したスキャン条件に基づいて、読み取り処理部25にスキャンさせる。読み取り処理部25は原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由で、ステップS151で選択された配信先であるクライアントPC2に配信する。
ステップS159に進み、排他制御処理部23はスキャナ機能のロック解除を要求されると、後述のスキャナロック解除処理を行う。なお、既にスキャナ機能がロック中などの理由でステップS152のロック処理が失敗すれば、NCS31はステップS153からステップS160の処理に進み、処理をやめるか否かを判定する。
処理をやめないと判定すると、NCS31はステップS161に進み、既にロック中のスキャナ機能がロック解除されるのを待ち、ステップS152の処理に戻る。処理をやめると判定すると、NCS31は図15のフローチャートに示す処理を終了する。
また、ステップS151で選択された配信先であるクライアントPC2以外の予期せぬクライアントPC2からのスキャン要求であれば、NCS31はステップS156からステップS157に進み、ステップS151で選択された配信先であるクライアントPC2以外の予期せぬクライアントPC2にエラーを返送したあと、ステップS156の処理に戻る。
図15のフローチャートに示す排他制御処理手順によれば、ステップS151で選択された配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を行うことにより、原稿のスキャンデータをステップS151で選択された配信先以外の意図しないクライアントPC2に盗まれることを避けることができる。
図16は、本発明によるスキャナのPull型の処理手順を表した一例のシーケンス図である。ステップS201及びS202に進み、クライアントPC2は、通信処理部22を介して排他制御処理部23に、自機(クライアントPC2)を配信先として指定したスキャナ機能のロックを要求する。排他制御処理部23は、後述のスキャナロック処理を行い、指定した配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を開始する。
ステップS203に進み、操作部24は所定位置に原稿をセットさせる為の画面等を表示し、操作者に原稿をセットさせる。ステップS204に進み、クライアントPC2の操作者は、クライアントPC2の入力装置からスキャナ1を選択すると共に、スキャン条件を設定し、スキャン開始の指示を行う。クライアントPC2はスキャン開始及びスキャン条件をスキャン要求として通信処理部22に送信する。
通信処理部22は、受信したスキャン要求がステップS201で指定された配信先からのスキャン要求であるため、ステップS205に進み、受信したスキャン要求をWSDスキャナアプリ27に送信する。
なお、例えば図12に示したように、意図しない(予期せぬ)クライアントPC2Bを配信先として指定したスキャン開始を通知されたとしても、通信処理部22はステップS201で選択された配信先からのスキャン要求でないため、受信したスキャン開始の通知を意図しないクライアントPC2Bに送信しない。
WSDスキャナアプリ27はステップS206に進み、所定位置にセットされた原稿を受信したスキャン条件に基づいて、読み取り処理部25にスキャンさせる。ステップS207〜S209に進み、読み取り処理部25は所定位置にセットされた原稿のスキャンにより取得した原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由でクライアントPC2に配信する。
また、ステップS210に進み、通信処理部22はスキャンデータの配信先がステップS201で選択された配信先へのスキャンデータの配信であるため、排他制御処理部23にスキャナ機能のロック解除を要求する。排他制御処理部23は後述のスキャナロック解除処理を行い、ステップS201で選択された配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を終了する。
さらに、本発明によるスキャナのPull型の処理手順のうち、排他制御処理について図17のフローチャートを参照しつつ説明する。図17は、本発明によるスキャナのPull型の排他制御処理手順を表した一例のフローチャートである。
ステップS251に進み、通信処理部22のNCS31はクライアントPC2から例えば図18に示すようなコマンドから成るスキャン予約を受信する。図18はスキャン予約を行う際のコマンドを表した構成図である。
図18のコマンドはスキャナ1のIPアドレス100と、このコマンドに付与された一意の識別子101と、コマンドの送信元(スキャンデータの配信先)であるクライアントPC2に付与された一意の識別子102と、スキャナ機能をロックする要求103と、スキャナ機能を識別する為のUUIDとを有する構成である。
ステップS252に進み、排他制御処理部23はステップS251のコマンドで選択された配信先を指定してスキャナ機能のロックを要求されると、後述のスキャナロック処理を行う。
ステップS252の処理後、操作者は所定位置に原稿をセットする。ステップS253に進み、通信処理部22のNCS31はステップS252のロック処理が成功したか否かを判定する。
ステップS252のロック処理が成功していれば、NCS31はステップS254に進み、クライアントPC2からのスキャン要求を待つ。クライアントPC2からのスキャン要求を受信すると、NCS31はステップS251のコマンドで選択された配信先であるクライアントPC2以外の予期せぬクライアントPC2からのスキャン要求であるか否かを判定する。
ステップS251で選択された配信先であるクライアントPC2からのスキャン要求であれば、NCS31は受信したスキャン要求をWSDスキャナアプリ27に送信する。NCS31からスキャン要求を受信すると、WSDスキャナアプリ27はステップS257に進み、所定位置にセットされた原稿を受信したスキャン条件に基づいて、読み取り処理部25にスキャンさせる。読み取り処理部25は原稿のスキャンデータを、配信処理部26及び通信処理部22経由で、ステップS251で選択された配信先であるクライアントPC2に配信する。
ステップS258に進み、排他制御処理部23はスキャナ機能のロック解除を要求されると、後述のスキャナロック解除処理を行う。なお、既にスキャナ機能がロック中などの理由でステップS252のロック処理が失敗すれば、NCS31はステップS251で選択された配信先であるクライアントPC2にエラーを返送する。
また、ステップS251で選択された配信先であるクライアントPC2以外の予期せぬクライアントPC2からのスキャン要求であれば、NCS31はステップS255からステップS256に進み、ステップS251で選択された配信先であるクライアントPC2以外の予期せぬクライアントPC2にエラーを返送したあと、ステップS254の処理に戻る。
図17のフローチャートに示す排他制御処理手順によれば、ステップS251で選択された配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を行うことにより、原稿のスキャンデータをステップS251で選択された配信先以外の意図しないクライアントPC2に盗まれることを避けることができる。
次に、スキャナロック処理及びスキャナロック解除処理について、図19及び図20を参照しつつ説明する。図19はスキャナロック処理を表したフローチャートである。図20はスキャナロック解除処理を表したフローチャートである。
スキャナ機能のロックを要求されると、排他制御処理部23は図19のスキャナロック処理を開始する。ステップS301に進み、排他制御処理部23はスキャナ使用中フラグを参照し、既にスキャナ機能がロック中であるか否かを判定する。スキャナ機能がロック中でなければ、排他制御処理部23はステップS302に進み、スキャナ使用中フラグをOff(オフ)からOn(オン)に変更する。
ステップS303に進み、排他制御処理部23は、Push型の場合にスキャンデータの配信先、Pull型の場合にスキャン開始の要求元の識別情報を、スキャンデータの配信先の識別情報として保存しておく。なお、ステップS301において、スキャナ機能がロック中であれば、排他制御処理部23はエラーを出力する。
また、スキャナ機能のロック解除を要求されると、排他制御処理部23は、図20のスキャナロック処理を開始する。ステップS351に進み、排他制御処理部23はスキャナ使用中フラグを参照し、既にスキャナ機能がロック中であるか否かを判定する。スキャナ機能がロック中であれば、排他制御処理部23はステップS352に進み、ステップS303で保存したスキャンデータの配信先の識別情報を削除する。
その後、ステップS353に進み、排他制御処理部23はスキャナ使用中フラグをOnからOffに変更する。なお、ステップS351において、スキャナ機能がロック中でなければ、排他制御処理部23はエラーを出力する。
以上、本発明によるスキャナ1は操作者が所定位置に原稿をセットする前に、スキャンデータの配信先を選択し、選択した配信先以外からのスキャン要求を受け付けない排他制御を行うことで、スキャナ機能をロックし、想定外のクライアントPC2からのアクセス及び想定外のクライアントPC2へのアクセスを禁止する。
例えばWSDスキャナアプリ27をロックした場合、Twainスキャナアプリ28等の他のスキャナアプリもロックの対象となり、ロックが有効となる。ロックする機能はWSDスキャナ機能だけでなく、他のスキャナ機能も同様に利用できる。
また、ステップS303でスキャンデータの配信先の識別情報として保存する情報にはIPアドレス,UUID等の機器固有の識別子,クライアントPC2の名前,URL等がある。このような情報をスキャンデータの配信先の識別情報として利用することで、本発明によるスキャナ1は、なりすましによる誤動作を防止できる。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
Push型のシステムを表した模式図である。 Pull型のシステムを表した模式図である。 意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる例を表した模式図である。 意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。 意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。 本発明によるスキャナの一例のハードウェア構成図である。 本発明によるスキャナの一例のソフトウェア構成図である。 本発明によるスキャナのモジュール関連図である。 従来のスキャナにおける通常のPush型の処理手順を表したシーケンス図である。 従来のスキャナにおいて、意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる例を表した模式図である。 従来のスキャナにおける通常のPull型の処理手順を表したシーケンス図である。 従来のスキャナにおいて、意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。 従来のスキャナにおいて、意図しないクライアントPCから原稿のスキャンデータを盗まれる他の例を表した模式図である。 本発明によるスキャナのPush型の処理手順を表した一例のシーケンス図である。 本発明によるスキャナのPush型の排他制御処理手順を表した一例のフローチャートである。 本発明によるスキャナのPull型の処理手順を表した一例のシーケンス図である。 本発明によるスキャナのPull型の排他制御処理手順を表した一例のフローチャートである。 スキャン予約を行う際のコマンドを表した構成図である。 スキャナロック処理を表したフローチャートである。 スキャナロック解除処理を表したフローチャートである。
符号の説明
1 スキャナ
2,2A,2B クライアントPC
11 操作パネル
12 記憶メディアI/F
13 コントローラ
14 データ通信I/F
15 スキャナ
17 HDD(Hard Disk Drive)
21 OS(カーネル)
22 通信処理部
23 排他制御処理部
24 操作部
25 読み取り処理部
26 配信処理部
27 WSD(Web Service Daemon)スキャナアプリ
28 Twainスキャナアプリ
29 Scan To E−Mailアプリ
31 NCS(Network Control Service)
32 WSD−Scanner(WSDスキャナ)

Claims (10)

  1. スキャナ部を有する画像処理装置であって、
    前記スキャナ部の動作を制御して前記スキャナ部にスキャンを実行させるスキャン制御手段と、
    ネットワーク経由で接続された端末装置からの前記スキャンに関する要求に応じて、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、配信先の前記端末装置に配信するスキャンデータ配信手段と、
    前記スキャンに関する要求を受け付ける前に、前記スキャナ部がスキャンするスキャンデータの配信先の前記端末装置に基づき、配信先の前記端末装置以外からの前記スキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始し、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、配信先の前記端末装置に配信した後で前記排他制御を終了する排他制御処理手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記排他制御処理手段は、前記画像処理装置主導によるスキャン(Push型)である場合に、ユーザからの操作を受け付ける操作部から前記スキャンデータの配信先の前記端末装置を選択されることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記排他制御処理手段は、前記端末装置主導によるスキャン(Pull型)である場合に、スキャン予約要求の要求元である前記端末装置を前記スキャンデータの配信先の前記端末装置として選択することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記排他制御処理手段は、配信先の前記端末装置以外からの前記スキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始できなければ、エラーを出力することを特徴とする請求項1乃至3何れか一項記載の画像処理装置。
  5. 前記排他制御処理手段は、前記排他制御を開始したあと、配信先の前記端末装置以外から前記スキャンに関する要求があると、エラーを前記スキャンに関する要求元に返送することを特徴とする請求項1乃至4何れか一項記載の画像処理装置。
  6. 端末装置がネットワーク経由で接続されており、スキャナ部を有する画像処理装置の排他制御方法であって、
    排他制御処理手段が、前記スキャナ部がスキャンするスキャンデータの配信先の前記端末装置に基づき、配信先の前記端末装置以外からの前記スキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始する排他制御開始ステップと、
    前記スキャナ部の動作を制御するスキャン制御手段が、配信先の前記端末装置からの前記スキャンに関する要求に応じて前記スキャナ部にスキャンを実行させるスキャン実行ステップと、
    スキャンデータ配信手段が、前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、配信先の前記端末装置に配信するスキャンデータ配信ステップと、
    前記スキャナ部がスキャンしたスキャンデータを、前記スキャンデータ配信手段が配信先の前記端末装置に配信した後で前記排他制御処理手段が前記排他制御を終了する排他制御終了ステップと
    を有することを特徴とする排他制御方法。
  7. 前記排他制御処理手段は、前記画像処理装置主導によるスキャン(Push型)である場合に、ユーザからの操作を受け付ける操作部から前記スキャンデータの配信先の前記端末装置を選択されることを特徴とする請求項6記載の排他制御方法。
  8. 前記排他制御処理手段は、前記端末装置主導によるスキャン(Pull型)である場合に、スキャン予約要求の要求元である前記端末装置を前記スキャンデータの配信先の前記端末装置として選択することを特徴とする請求項6記載の排他制御方法。
  9. 前記排他制御処理手段は、配信先の前記端末装置以外からの前記スキャンに関する要求を受け付けない排他制御を開始できなければ、エラーを出力することを特徴とする請求項6乃至8何れか一項記載の排他制御方法。
  10. 前記排他制御処理手段は、前記排他制御を開始したあと、配信先の前記端末装置以外から前記スキャンに関する要求があると、エラーを前記スキャンに関する要求元に返送することを特徴とする請求項6乃至9何れか一項記載の排他制御方法。
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