JP2005196573A - 情報取得処理プログラム、コンピュータ、および情報取得処理システム - Google Patents

情報取得処理プログラム、コンピュータ、および情報取得処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラ経由で画像形成装置側へと出力する際に、コマンドを含む印字ジョブが長期間にわたって印刷スプーラのキューに残らないようにすること。
【解決手段】 被管理PC1は、送信ポートのステータスが送信不可でない場合に(S357:NO)、印刷スプーラへデータ出力することにより(S359)、送信不可であるにもかかわらず印刷スプーラへデータ出力してしまうことを未然に防止する。また、送信ポートがエラーを表示することになる時間T1より短い時間T2が経過した時点で印刷スプーラからのデータ出力が完了していなければ(S361:NO、S363:YES)、印刷スプーラからのデータ出力をキャンセルすることにより(S365)、エラーの表示も防止する。データ出力のキャンセルしても、10回まで(S367:YES)、S355の処理へと戻り、印刷スプーラからのデータ出力を再度試みる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、コンピュータが、コンピュータに接続された画像形成装置から、画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を取得する情報取得処理を、コンピュータに実行させるための情報取得処理プログラム、前記情報取得処理を実行するコンピュータ、および前記情報取得処理を実行するコンピュータと当該コンピュータに接続された画像形成装置とを備えた情報取得処理システムに関する。
従来、コンピュータが、当該コンピュータに接続された画像形成装置から、当該画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を取得する技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
下記特許文献1に記載のシステムにおいては、コンピュータが、当該コンピュータに接続された画像形成装置から、当該画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を取得しており、さらに、取得した情報をネットワークを介して管理コンピュータに対して提供し、この情報の提供を受けた管理コンピュータが、ネットワーク上のコンピュータに接続された画像形成装置に関する情報を統括的に管理している。
特開2000−293324号公報
ところで、上記特許文献1に記載の如き技術において、コンピュータが画像形成装置から情報を取得する際に使われる手法として、コンピュータ側から画像形成装置側へプリンタジョブ言語(PJL;Printer Job Language)で記述されたコマンド(以下、PJLコマンドともいう)を与え、画像形成装置側から返される情報をコンピュータ側でリードバックする、という手法が知られている。PJLは、画像形成装置が備える各種機能の制御を可能とするコマンド言語で、Hewlett-Packard社において開発され、その後他社でも採用された周知のものである。このようなPJLコマンドを画像形成装置に与える場合、PJLコマンドは、通常、印刷スプーラ経由で画像形成装置へと出力される。
ここで、このようなPJLコマンドを印刷スプーラ経由で画像形成装置へ出力する処理は、通常、バックグラウンドで処理されている。また、印刷スプーラのキューに他の印字ジョブがたまっていなければ、通常、PJLコマンドはごく短時間で処理されて印刷スプーラのキューから消える。そのため、このようなPJLコマンドの出力処理が行われていることを、多くの利用者は意識していない。
しかし、PJLコマンドを印刷スプーラ経由で画像形成装置へ出力する際、その前に処理すべき印字ジョブが、印刷スプーラのキューにたまっていたり、画像形成装置側のエラー(例えば、紙切れ等)が原因で、印刷スプーラから画像形成装置への出力ができない状況になっていたりすると、PJLコマンドがいつまでも印刷スプーラのキューに残っている状態になる。
そのため、キューに残っているPJLコマンドが生成された理由を知らない利用者にとっては、見覚えのない印字ジョブがキューに入れられていることになり、そのまま放置してよいのか、削除すべきものなのか、対応に困る場合があった。また、近年は、コンピュータウィルスに注意している利用者も多いため、見覚えのない印字ジョブがキューに入れられていると、コンピュータウィルスが原因で発生した印字ジョブではないかと考えさせる等、利用者に余計な心配をさせてしまうおそれもあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラ経由で画像形成装置側へと出力する際に、コマンドを含む印字ジョブが長期間にわたって印刷スプーラのキューに残らないようにすることにある。
以下、本発明において採用した特徴的構成について説明する。
本発明の情報取得処理プログラムは、
コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられているシステムにおいて、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記コンピュータが前記画像形成装置から取得する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータが実行する手順として、
前記印刷スプーラに前記出力データを与えた場合に、該出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する状態判定手順と、
該状態判定手順において、前記出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手順と、
前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手順と
を含むことを特徴とする。
この情報取得処理プログラムに従ってコンピュータが上記各手順を実行すると、コンピュータは、まず、印刷スプーラに出力データを与えた場合に、その出力データを印刷スプーラが直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する。この判定において、出力データを印刷スプーラが直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、コンピュータは、画像形成装置に対して画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラに与える。そのため、印刷スプーラが出力データを画像形成装置へ出力できない状態にあるにもかかわらずコマンドを印刷スプーラに与えてしまうものとは異なり、印刷スプーラに与えられたコマンドは、直ちに画像形成装置へと出力されて、印字ジョブはキューから消える。後は、コンピュータが、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。
したがって、このような手順を備えた情報取得処理プログラムによれば、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
なお、以上説明した情報取得処理プログラムは、さらに次のような特徴を有するものであると望ましい。
まず、前記画像形成装置情報は、前記画像形成装置の交換部品の使用度合に関する情報を含むものであるとよい。
このような画像形成装置情報を取得する手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、画像形成装置の交換部品の使用度合に関する情報が取得できるので、利用者が参照してメンテナンスの必要性を判断することができる。
また、前記画像形成装置情報は、前記画像形成装置の消耗品の消耗度合に関する情報を含むものであるとよい。
このような画像形成装置情報を取得する手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、画像形成装置の消耗品の消耗度合に関する情報が取得できるので、これも利用者が参照してメンテナンスの必要性を判断することができる。
また、前記画像形成装置情報は、前記画像形成装置における異常の発生回数に関する情報を含むものであるとよい。
このような画像形成装置情報を取得する手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、画像形成装置における異常の発生回数に関する情報が取得できるので、利用者が参照して、異常の発生原因の除去や修理の必要性の判断などを行うことができる。
また、本発明の情報取得処理プログラムにおいて、前記状態判定手順は、前記入出力I/Fのステータスを参照し、該ステータスがデータ通信可を示すステータスであること、または、該ステータスがデータ通信不可を示すステータスでないことのいずれかを第1の条件とし、少なくとも前記第1の条件が成立した場合に、前記印刷スプーラが前記出力データを直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定する手順であるとよい。
このような状態判定手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、印刷スプーラと画像形成装置との間に介在している入出力I/Fが、通信可能な状態にあることを少なくとも1つの条件として判定を行うので、入出力I/Fが通信不能な状態にあるにもかかわらずコマンドを印刷スプーラに与えてしまうことがない。
この場合、さらに、前記状態判定手順は、前記キューに保管された印字ジョブの数を取得し、該ジョブ数が0であることを第2の条件とし、前記第1の条件および前記第2の条件が成立した場合に、前記印刷スプーラが前記出力データを直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定する手順であってもよい。
このような状態判定手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、キューに保管された印字ジョブの数が0であることを少なくとも1つの条件として判定を行うので、既にキューに別の印字ジョブが保管された状態になっているにもかかわらずコマンドを印刷スプーラに与えてしまうことがない。
また、本発明の情報取得処理プログラムは、
コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられているシステムにおいて、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記コンピュータが前記画像形成装置から取得する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータが実行する手順として、
前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手順と、
該情報要求手順において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手順と、
該出力完了判定手順において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手順と、
前記出力完了判定手順において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記コマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手順と
を含むことを特徴とする。
この情報取得処理プログラムに従ってコンピュータが上記各手順を実行すると、コンピュータは、まず、画像形成装置に対して画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラに与える。そして、コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する。第1の期間は、印刷スプーラがデータを受け取ってから画像形成装置側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる期間を任意に決めればよい。この判定において、出力を完了したと判定した場合には、コンピュータが、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。一方、出力を完了していないと判定した場合、コンピュータは、コマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除することを、印刷スプーラに対して指令する。そのため、第1の期間が経過した後もコマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除しないものとは異なり、第1の期間が経過すれば、コマンドの画像形成装置への出力が完了していなくても、印字ジョブはキューから削除される。
したがって、このような手順を備えた情報取得処理プログラムによれば、少なくとも第1の期間が経過した後は、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
なお、以上説明した情報取得処理プログラムは、さらに次のような特徴を有するものであると望ましい。
まず、本発明の情報取得処理プログラムにおいて、前記印字ジョブに、前記印刷スプーラによって割り当てられるジョブIDが付与されていれば、前記出力完了判定手順は、前記第1の期間が経過したときに、前記コマンドの含まれる印字ジョブに対して付与されたジョブIDに基づき、当該ジョブIDを持つ判定対象印字ジョブが前記キューに残っているか否かを検出する印字ジョブ検出手順と、該印字ジョブ検出手順において、前記判定対象印字ジョブが残っていないことを検出した場合に、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了していると判定する手順とを含むものであるとよい。
このような出力完了判定手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、コンピュータは、第1の期間が経過したときに、ジョブIDに基づいて判定対象印字ジョブがキューに残っているか否かを検出するので、例えば印字ジョブとして保管されたデータの内容に基づいて判定対象印字ジョブがキューに残っているか否かを検出するようなものに比べ、判定対象印字ジョブがキューに残っているか否かを、より簡単に検出することができる。
また、本発明の情報取得処理プログラムにおいて、前記第1の期間は、前記出力データを前記入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力できない場合に、前記入出力I/Fが通信のタイムアウトを検出することになる第2の期間よりも、短い期間とされているとよい。
このような情報取得処理プログラムであれば、出力データを入出力I/Fを介して画像形成装置へと出力できない場合に、入出力I/Fが通信のタイムアウトを検出することになる第2の期間が経過する前に第1の期間が経過することになる。そのため、第1の期間が経過すれば、コマンドの画像形成装置への出力が完了していなくても、印字ジョブはキューから削除され、その結果、入出力I/Fが通信のタイムアウトを検出する状況にはならないことになる。したがって、入出力I/Fが通信のタイムアウトを検出した際に、エラーメッセージ等を出力するように構成されたコンピュータにおいても、そのようなエラーメッセージ等が出力されるのを防止できるので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、本発明の情報取得処理プログラムは、前記削除指令手順を実行した後、前記コマンドを再び前記印刷スプーラに与えるため、前記情報要求手順を再実行するように制御する再実行制御手順を含むものであってもよい。
このような再実行制御手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、コンピュータは、コマンドをキューから削除した場合でも、同じコマンドを再び印刷スプーラに与えることができる。したがって、印刷スプーラ側から画像形成装置側へのデータ出力が一時的にできない状況になっていた場合、その状況下で印刷スプーラに与えられたコマンドがキューからの削除対象となったとしても、その後の状況に変化があり、印刷スプーラ側から画像形成装置側へのデータ出力ができる状況になった場合には、所期の画像形成装置情報を取得することができる。
この場合、本発明の情報取得処理プログラムは、さらに、前記再実行制御手順による制御の結果、前記情報要求手順から前記削除指令手順に至る手順を、複数回にわたって繰り返し実行した場合に、前記再実行制御手順による制御を中止して、エラーが発生したことを報知するエラー報知手順を含むものであってもよい。
このようなエラー報知手順を備えた情報取得処理プログラムであれば、コンピュータは、キューからのコマンドの削除とキューへのコマンドの再投入とを、複数回にわたって繰り返し実行した後に、エラーが発生したことを報知する。したがって、キューへのコマンドの再投入を試みることなくエラーが発生したことを報知するものほど、利用者に煩わしい思いをさせることがなく、しかも、エラーが発生したことを報知しないまま、単にキューへのコマンドの再投入を繰り返すものとは異なり、画像形成装置の状態その他の確認が必要な状況にあることを、適切なタイミングで利用者に伝えることができる。
さらに、本発明の情報取得処理プログラムは、
コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられているシステムにおいて、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記コンピュータが前記画像形成装置から取得する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記コンピュータが実行する手順として、
前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するための複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、前記複数のコマンドすべてを処理するため、コマンドの数と同数の処理を繰り返すように制御する複数コマンド処理制御手順を有し、
さらに、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理中には、
処理対象となっている1つのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手順と、
該情報要求手順において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手順と、
該出力完了判定手順において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手順と、
前記出力完了判定手順において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理を中断させる中断制御手順と
を含むことを特徴とする。
この情報取得処理プログラムに従ってコンピュータが上記各手順を実行すると、コンピュータは、複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、コマンドの数と同数の処理を繰り返す。この繰り返し処理の中で、コンピュータは、処理対象となっている1つのコマンドを印刷スプーラに与える。そして、コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する。第1の期間は、印刷スプーラがデータを受け取ってから画像形成装置側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる期間を任意に決めればよい。この判定において、出力を完了したと判定した場合には、コンピュータが、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。一方、出力を完了していないと判定した場合、コンピュータは、繰り返し処理を中断させる。そのため、1つのコマンドについて、上記第1の期間が経過するような状況下では、以降、未処理のコマンドが残っていたとしても、繰り返し処理は中断される。
したがって、このような手順を備えた情報取得処理プログラムによれば、少なくとも第1の期間が経過した後は、さらに繰り返し処理を継続することがないので、複数のコマンドと同数の処理を無条件に繰り返してしまうものとは異なり、印刷スプーラ側から画像形成装置側への出力が不能な状況下で、複数の印字ジョブをキューにため込んでしまうことがない。よって、利用者にとって見覚えのない複数の印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
なお、以上説明した情報取得処理プログラムは、さらに次のような特徴を有するものであると望ましい。
まず、前記出力完了判定手順において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記処理対象となっている1つのコマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手順と、前記削除指令手順を実行した後、前記処理対象となっている1つのコマンドをあらためて前記印刷スプーラに与えるため、前記情報要求手順を再実行するように制御する再実行制御手順と、前記情報要求手順から前記削除指令手順に至る手順を、複数回にわたって繰り返し実行した場合に、前記再実行制御手順による制御を中止して、エラーが発生したことを報知するエラー報知手順と、該エラー報知手順によってエラーを報知した場合に、本処理を中断するか否かを利用者に入力させる指示入力手順とを含み、前記中断制御手順は、前記指示入力手順において利用者が本処理を中断する旨の指示を入力した場合に、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理を中断させる手順であるとよい。
このような情報取得処理プログラムであれば、コンピュータは、上述した繰り返し処理の中で、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了していないと判定した場合、繰り返し処理を中断させるに当たって、以下の各手順を実行する。
すなわち、まず、コンピュータは、コマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除することを、印刷スプーラに対して指令する。そして、コマンドをキューから削除した場合、同じコマンドを再び印刷スプーラに与える。そして、キューからのコマンドの削除とキューへのコマンドの再投入とを、複数回にわたって繰り返し実行した場合は、エラーが発生したことを報知する。そして、エラーを報知した場合に、本処理を中断するか否かを利用者に入力させる。そして、利用者が本処理を中断する旨の指示を入力した場合に、繰り返し処理を中断させることになる。
したがって、第1の期間が経過した後もコマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除しないものとは異なり、第1の期間が経過すれば、コマンドの画像形成装置への出力が完了していなくても、印字ジョブはキューから削除されるので、そのような印字ジョブがいつまでもキューに入れられている状況にはならない。また、印字ジョブが削除された場合でも、同じコマンドが再び印刷スプーラに与えられることになるので、印刷スプーラ側から画像形成装置側へのデータ出力ができる状況になった場合には、所期の画像形成装置情報を取得することができる。さらに、キューからのコマンドの削除とキューへのコマンドの再投入とを、複数回にわたって繰り返し実行した後には、エラーが発生したことを報知するので、画像形成装置の状態その他の確認が必要な状況にあることを、適切なタイミングで利用者に伝えることができる。しかも、エラーを報知した場合は、本処理を中断するか否かを利用者に入力させ、利用者が本処理を中断する旨の指示を入力した場合に、繰り返し処理を中断させるので、この繰り返し処理を強制的に中断させてしまうものとは異なり、利用者の意志を確認してから、繰り返し処理の中断を行うことができる。
加えて、この場合、前記指示入力手順は、本処理を継続するか否かを利用者に入力させる手順でもあり、さらに、前記指示入力手順において利用者が本処理を継続する旨の指示を入力した場合に、前記処理対象となっている1つのコマンドについての処理を終え、前記複数コマンド処理制御手順による処理対象となるコマンドを変更し、該変更後のコマンドについて、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理中の各手順を実行するように制御する再開制御手順を備えていてもよい。
このような情報取得処理プログラムであれば、エラーを報知した場合に、利用者は、本処理の中断の他に、本処理の継続も選択できるようになり、利用者が本処理を継続する旨の指示を入力した場合は、処理対象となっている1つのコマンドについての処理を終え、処理対象となるコマンドを別の未処理コマンドに変更し、変更後のコマンドについて、繰り返し処理中の各手順を実行する。
したがって、エラー発生時における未処理のコマンドすべてに対する処理の中断を行わなくても、エラー発生時における処理対象コマンドのみ処理を中止し、利用者の判断次第で、他の未処理のコマンドについては、処理を継続することができる。
次に、本発明のコンピュータは、
画像形成装置が接続されており、さらに、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するコンピュータであって、
前記印刷スプーラに前記出力データを与えた場合に、該出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する状態判定手段と、
該状態判定手段において、前記出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と
を備えていることを特徴とする。
このコンピュータにおいて、状態判定手段は、印刷スプーラに出力データを与えた場合に、その出力データを印刷スプーラが直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する。ここで、状態判定手段が、出力データを印刷スプーラが直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合、情報要求手段は、画像形成装置に対して画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラに与える。そのため、印刷スプーラが出力データを画像形成装置へ出力できない状態にあるにもかかわらずコマンドを印刷スプーラに与えてしまうものとは異なり、印刷スプーラに与えられたコマンドは、直ちに画像形成装置へと出力されて、印字ジョブはキューから消える。後は、情報取得手段が、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。
したがって、このコンピュータによれば、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、本発明のコンピュータは、
画像形成装置が接続されており、さらに、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するコンピュータであって、
前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記コマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手段と
を備えていることを特徴とする。
このコンピュータにおいて、情報要求手段は、画像形成装置に対して画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラに与える。そして、出力完了判定手段は、コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する。第1の期間は、印刷スプーラがデータを受け取ってから画像形成装置側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる期間を任意に決めればよい。ここで、出力完了判定手段が、出力を完了したと判定した場合には、情報取得手段が、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。一方、出力完了判定手段が、出力を完了していないと判定した場合、削除指令手段は、コマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除することを、印刷スプーラに対して指令する。そのため、第1の期間が経過した後もコマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除しないものとは異なり、第1の期間が経過すれば、コマンドの画像形成装置への出力が完了していなくても、印字ジョブはキューから削除される。
したがって、このコンピュータによれば、少なくとも第1の期間が経過した後は、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、本発明のコンピュータは、
画像形成装置が接続されており、さらに、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するコンピュータであって、
前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するための複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、前記複数のコマンドすべてを処理するため、コマンドの数と同数の処理を繰り返すように制御する複数コマンド処理制御手段を有し、
さらに、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理中に機能する手段として、
処理対象となっている1つのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理を中断させる中断制御手段と
を備えていることを特徴とする。
このコンピュータにおいて、複数コマンド処理制御手段は、複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、コマンドの数と同数の処理を繰り返す。この繰り返し処理の中で、情報要求手段は、処理対象となっている1つのコマンドを印刷スプーラに与える。そして、出力完了判定手段は、コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する。第1の期間は、印刷スプーラがデータを受け取ってから画像形成装置側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる期間を任意に決めればよい。ここで、出力完了判定手段が、出力を完了したと判定した場合には、情報取得手段が、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。一方、出力完了判定手段が、出力を完了していないと判定した場合、中断制御手段は、繰り返し処理を中断させる。そのため、1つのコマンドについて、上記第1の期間が経過するような状況下では、以降、未処理のコマンドが残っていたとしても、繰り返し処理は中断される。
したがって、このコンピュータによれば、少なくとも第1の期間が経過した後は、さらに繰り返し処理を継続することがないので、複数のコマンドと同数の処理を無条件に繰り返してしまうものとは異なり、印刷スプーラ側から画像形成装置側への出力が不能な状況下で、複数の印字ジョブをキューにため込んでしまうことがない。よって、利用者にとって見覚えのない複数の印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
次に、本発明の情報取得処理システムは、
コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記コンピュータが、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するように構成されたシステムであって、
前記コンピュータは、
前記印刷スプーラに前記出力データを与えた場合に、該出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する状態判定手段と、
該状態判定手段において、前記出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と
を備えていることを特徴とする。
この情報取得処理システムにおいて、コンピュータは上記各手段を備えており、それら各手段のうち、状態判定手段は、印刷スプーラに出力データを与えた場合に、その出力データを印刷スプーラが直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する。ここで、状態判定手段が、出力データを印刷スプーラが直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合、情報要求手段は、画像形成装置に対して画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラに与える。そのため、印刷スプーラが出力データを画像形成装置へ出力できない状態にあるにもかかわらずコマンドを印刷スプーラに与えてしまうものとは異なり、印刷スプーラに与えられたコマンドは、直ちに画像形成装置へと出力されて、印字ジョブはキューから消える。後は、情報取得手段が、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。
したがって、この情報取得処理システムによれば、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、本発明の情報取得処理システムは、
コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記コンピュータが、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するように構成されたシステムであって、
前記コンピュータは、
前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記コマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手段と
を備えていることを特徴とする。
この情報取得処理システムにおいて、コンピュータは上記各手段を備えており、それら各手段のうち、情報要求手段は、画像形成装置に対して画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラに与える。そして、出力完了判定手段は、コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する。第1の期間は、印刷スプーラがデータを受け取ってから画像形成装置側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる期間を任意に決めればよい。ここで、出力完了判定手段が、出力を完了したと判定した場合には、情報取得手段が、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。一方、出力完了判定手段が、出力を完了していないと判定した場合、削除指令手段は、コマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除することを、印刷スプーラに対して指令する。そのため、第1の期間が経過した後もコマンドが含まれる印字ジョブをキューから削除しないものとは異なり、第1の期間が経過すれば、コマンドの画像形成装置への出力が完了していなくても、印字ジョブはキューから削除される。
したがって、この情報取得処理システムによれば、少なくとも第1の期間が経過した後は、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、本発明の情報取得処理システムは、
コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記コンピュータが、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するように構成されたシステムであって、
前記コンピュータは、
前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するための複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、前記複数のコマンドすべてを処理するため、コマンドの数と同数の処理を繰り返すように制御する複数コマンド処理制御手段を有し、
さらに、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理中に機能する手段として、
処理対象となっている1つのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理を中断させる中断制御手段と
を備えていることを特徴とする。
この情報取得処理システムにおいて、コンピュータは上記各手段を備えており、それら各手段のうち、複数コマンド処理制御手段は、複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、コマンドの数と同数の処理を繰り返す。この繰り返し処理の中で、情報要求手段は、処理対象となっている1つのコマンドを印刷スプーラに与える。そして、出力完了判定手段は、コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、印刷スプーラがコマンドの画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する。第1の期間は、印刷スプーラがデータを受け取ってから画像形成装置側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる期間を任意に決めればよい。ここで、出力完了判定手段が、出力を完了したと判定した場合には、情報取得手段が、送信したコマンドに対する応答を受信することで、所期の画像形成装置情報を取得することができる。一方、出力完了判定手段が、出力を完了していないと判定した場合、中断制御手段は、繰り返し処理を中断させる。そのため、1つのコマンドについて、上記第1の期間が経過するような状況下では、以降、未処理のコマンドが残っていたとしても、繰り返し処理は中断される。
したがって、この情報取得処理システムによれば、少なくとも第1の期間が経過した後は、さらに繰り返し処理を継続することがないので、複数のコマンドと同数の処理を無条件に繰り返してしまうものとは異なり、印刷スプーラ側から画像形成装置側への出力が不能な状況下で、複数の印字ジョブをキューにため込んでしまうことがない。よって、利用者にとって見覚えのない複数の印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
以上説明した通り、本発明によれば、画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、印刷スプーラ経由で画像形成装置側へと出力する際に、コマンドを含む印字ジョブが長期間にわたって印刷スプーラのキューに残らないようにすることができる。したがって、利用者にとって見覚えのない複数の印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
次に、本発明の実施形態について一例を挙げて説明する。
図1は、複数のパーソナルコンピュータを、LAN(Local Area Network)を介して相互に接続したネットワークシステムを示すブロック図である。
本発明の実施形態として例示する情報取得処理システムは、パーソナルコンピュータ1、1’、1”…上において作動するシステムとして構成され、パーソナルコンピュータ1、1’、1”…に接続されたプリンタ3、3’、3”…から、各3、3’、3”…において管理、更新されているプリンタ情報を取得する処理を行うようになっている。
また、本実施形態において、パーソナルコンピュータ1、1’、1”…は、パーソナルコンピュータ2からの要求に応じて、プリンタ3、3’、3”…から取得したプリンタ情報を、パーソナルコンピュータ2に対して提供するようになっている。そして、パーソナルコンピュータ2は、パーソナルコンピュータ1、1’、1”…から提供されるプリンタ情報を取得し、ネットワーク上のパーソナルコンピュータ1、1’、1”…に接続されたプリンタ3、3’、3”…のプリンタ情報を管理する。
なお、以下の説明においては、プリンタ情報を管理するパーソナルコンピュータ2を管理PC2、管理PC2によって管理されるパーソナルコンピュータ1、1’、1”…を被管理PC1、1’、1”…と称する。
被管理PC1は、図2に示すように、CPU111、ROM112、RAM113等を中心に構成された制御部101と当該制御部101と各種デバイスとを接続するためのI/F部102とを備えてなる本体部11、キーボードやポインティングデバイスなどの入力部12、ディスプレイなどの表示部13、およびハードディスクなどの補助記憶部14を備えている。
本体部11には、OS(Operating System)としてWindows(登録商標)が搭載され、プリンタI/F機能部121、LANI/F機能部122、印刷スプーラ123など、アプリケーションから共通して利用される機能は、OSの一部として実装されたソフトウェアモジュールによって構成されている。また、この他、キーボード入力、画面出力といった入出力機能やハードディスクやメモリの管理などの機能もOSによって提供される。なお、同等の機能を実現できれば、被管理PC1には、他のOS(例えば、Linux(登録商標)、MacOS(登録商標)等)が搭載されていても構わないが、以下の説明においては、被管理PC1が、Windows(登録商標)によって提供される各種機能を有するとの前提で説明を続ける。
本体部11のI/F部102としては、上述の入力部12、表示部13、および補助記憶部14とのI/Fの他、LANカードなどのLAN I/F114、USB(Universal Serial Bus)ポートあるいはパラレルポートなどのプリンタI/F115が設けられ、LAN I/F114に接続されたLANケーブルを介して被管理PC1はLANに接続され、プリンタI/F115に接続されたプリンタケーブルを介して被管理PC1とプリンタ3とが接続されている。
この被管理PC1には、被管理PC1に接続されたプリンタ3からプリンタ情報を取得し、そのプリンタ情報を管理PC2に対して提供する機能を実現するためのソフトウェアがインストールされ、このソフトウェアがCPU111上で動作することにより、プリンタ情報取得部124として機能するように構成されている。
なお、被管理PC1’、1”…は、被管理PC1と同様に構成され、被管理PC1と同等の機能を有するものなので、詳細な説明を省略する。
管理PC2も、基本的には被管理PC1と同様に構成されたものであり、本体部21、入力部22、表示部23、補助記憶部24等を備え、本体部21には、OSとしてWindows(登録商標)が搭載されている。管理PC2についても、同等の機能を実現できれば、他のOS(例えば、Linux(登録商標)、MacOS(登録商標)等)が搭載されていても構わないが、以下の説明においては、管理PC2が、Windows(登録商標)によって提供される各種機能を有するとの前提で説明を続ける。
この管理PC2には、被管理PC1、1’、1”…等のネットワーク上のコンピュータに対し、それら各コンピュータに接続されたプリンタ3、3’、3”…に関する情報の提供を要求するとともに、その要求に応じて他のコンピュータから提供されるプリンタ情報を一括して管理する機能を実現するためのソフトウェアがインストールされている。
プリンタ3、3’、3”…は、管理PC2による管理対象となる被管理プリンタである。これらプリンタ3、3’、3”…は、いずれもプリンタジョブ言語(PJL;Printer Job Language)に対応したものである。
次に、被管理PC1において実行されるプリンタ情報取得部124の処理について、図3のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、被管理PC1の起動に伴って開始される処理である。なお、この処理は、被管理PC1’、1”…においても同様に実行されるが、ここでは被管理PC1において実行される処理を例に挙げながら説明を続ける。
本処理を開始すると、被管理PC1は、まず、ローカルプリンタのリストを作成する(S101)。この処理では、被管理PC1に接続されているすべてのプリンタ(本実施形態の場合、プリンタ3)がリストに登録される。続いて、S101の処理で作成されたリストから、プリンタを抽出して(S103)、抽出されたプリンタに対応する処理スレッドを作成する(S105)。これらS103およびS105の処理は、上記リストに登録されたプリンタの総数に対応する回数だけ繰り返される(S107:NO)。その結果、本処理の他に、プリンタ総数と同数の処理スレッドにおける処理が並列に実行される状態になる。本実施形態の場合、被管理PC1にはプリンタ3が1台だけ接続されているので、S105の処理では1つの処理スレッドが新たに作成されることになる。なお、新たに作成された処理スレッドでは、各処理スレッドの対象プリンタからプリンタ情報(例えば、ドラム交換時期など、交換部品の使用度合に関する情報、トナーないしインク残量、記録用紙残量など、消耗品の消耗度合に関する情報、紙詰まり回数など、異常の発生回数に関する情報、その他プリンタ3側において管理、更新される各種情報)を取得して、データベース(以下、DBと略称する)である補助記憶部14内の結果ファイル133に記録する処理などが行われるが、詳しい処理内容については後述する。
さて、プリンタ総数と同数の処理スレッドを作成したら(S107:YES)、続いて、設定ファイル134から設定時刻を読み取って、設定時刻までの時間を計算し(S109)、S109の処理で算出した時間をタイマーにセットする(S111)。設定ファイル134は、補助記憶部14内に記憶されているファイルであり、この設定ファイル134には、管理者が任意に設定する設定時刻が記録されている。このタイマーは、S111の処理後、S109の処理で算出した時間が経過するとタイマーイベントを発生させる。
続いて、被管理PC1は、関連イベントの発生を待ち(S113)、発生したイベントがプリンタ追加イベントであれば(S115:YES)、リストにプリンタを追加して(S117)、追加されたプリンタに対応する処理スレッドを作成する(S119)。プリンタ追加イベントは、例えば周知のプラグアンドプレイ機能等により、プリンタの電源ONやケーブルの挿し込みを検出した場合に発生するイベントである。このプリンタ追加イベントの発生により、新たに利用可能なプリンタが追加されたことがわかるので、S119の処理により対象プリンタに対応する処理スレッドを作成することにより、S105の処理において作成した処理スレッドと同等の処理を行う処理スレッドを追加する。なお、S119の処理を終えたらS113の処理へと戻る。
一方、S115の処理による判定の結果、発生したイベントがプリンタ追加イベントでなかった場合(S115:NO)、発生したイベントがタイマーイベントであれば(S121:YES)、読み込み/DB化処理2を実行する(S123)。ここで発生するタイマーイベントは、先に説明したS109およびS111の処理によるものである。S123の読み込み/DB化処理2では、被管理PC1に接続されているすべてのプリンタから状態を取得してデータベース(DB)に記録する処理などが行われるが、詳しい処理内容については後述する。そして、タイマーに24時間をセットして(S125)、24時間後に再びタイマーイベントが発生する状態とし、S113の処理へと戻る。
また、S121の処理による判定の結果、発生したイベントがタイマーイベントでなかった場合(S121:NO)、発生したイベントが終了指示イベントであれば(S127:YES)、本処理を終了する。終了指示イベントは、利用者が入力部12を利用して所定の終了操作を行った際に発生するイベントである。一方、終了指示イベントでなければ(S127:NO)、S113の処理へと戻り、再び関連イベントの発生を待つ状態になる。すなわち、被管理PC1が作動状態にある場合、利用者が終了操作を行わない限り、本処理が終了することはなく、本処理は被管理PC1上の常駐プロセスとして実行され続けることになる。
さて、次に上記S105およびS119の各処理において作成される処理スレッドの処理(以下、スレッド処理という)について、図4のフローチャートに基づいて説明する。このスレッド処理は、上述の通り、被管理PC1に接続されたプリンタの総数と同数が並列に実行され、それら複数のスレッド処理は、それぞれが一つのプリンタに対応するスレッド処理となっている。
このスレッド処理を開始すると、被管理PC1は、プリンタ関連イベントの発生を待ち(S201)、発生したイベントがプリンタ削除イベントであれば(S203:YES)、リストからプリンタを削除して(S205)、本スレッド処理を終了する。プリンタ削除イベントは、プリンタの電源OFFやケーブルの抜き取りを検出した場合に発生するイベントである。このプリンタ削除イベントの発生により、それまで利用可能であったプリンタが削除されたことがわかるので、S205の処理により、対象プリンタに対応する不要な処理スレッドを終了させる。
一方、S203の処理において、発生したイベントがプリンタ削除イベントでなかった場合(S203:NO)、発生したイベントが印字終了イベントであれば(S207:YES)、本スレッド処理に対応するプリンタを出力先とする印字ジョブを列挙する(S209)。具体的には、S209の処理時点においてキュー131に入れられている印字ジョブに関する情報(印字ジョブ情報)が、プリンタ情報取得部124が印刷スプーラ123(図2参照)から情報を取得し、リストアップされる。キュー131は、1つのプリンタに対してリクエストされた印字ジョブが補助記憶部14(あるいはRAM113)に記憶され、OSによって順序づけて管理された集合体である。そして、リストアップされた印字ジョブ情報を参照してジョブ数を計数し(S211)、そのジョブ数が設定値N以下かどうかをチェックする(S213)。
本実施形態においては、設定値N=0とされており、S213の処理ではジョブ数が0かどうかがチェックされることになる。ジョブ数が0かどうかをチェックするための具体的な手順は、最も基本的には、S209の処理によってリストアップされた印字ジョブ情報の数が0であるかどうかを調べるだけでもよい。ただし、本実施形態の場合、S209の処理によってリストアップされる印字ジョブ情報内には、ジョブステータスという項目があり、一つの印字ジョブにおいて出力データの送信が完了すると、まずジョブステータスに「送信済み」という情報がセットされ、その後、OS側で管理する所定のタイミングで印字ジョブ情報そのものが消去されるようになっている。そのため、S209の処理によってリストアップされた印字ジョブ情報が1つだけ存在する場合でも、その印字ジョブ情報内のジョブステータスに「送信済み」という情報がセットされていれば、該当するジョブは既に存在しないものと見なすことができる。そこで、本実施形態におけるS213の処理では、リストアップされた印字ジョブ情報の数が0の場合はもちろんのこと、印字ジョブ情報の数が1の場合でも、印字ジョブ情報内のジョブステータスが「送信済み」となっていれば、ジョブ数が0であると判定する。
S213の処理において、ジョブ数が設定値N以下の場合は(S213:YES)、読み取り/DB化処理1を実行する(S215)。このS215の読み取り/DB化処理1は、詳しくは図5のフローチャートに示すような処理になる。
読み取り/DB化処理1を開始すると、被管理PC1は、まず、本処理が対象とするプリンタについて排他制御を開始する(S301)。ここで、排他制御は、同一プリンタに対する処理を、別スレッドや他のプロセスから同時に行ってしまうことを防ぐためのものである。既にプリンタに対する処理が行われていた場合、排他制御に失敗してエラーが返されるので、そのまま本処理を終了する。すなわち、以降の処理は、対象プリンタに対する排他制御が実施できる場合にのみ実行されることになる。排他制御に成功した場合、対象プリンタをオープンする(S303)。
続いて、コマンドファイル132からコマンドを取り出す(S305)。コマンドファイル132は、補助記憶部14内に記憶されているファイルであり、このコマンドファイル132には、プリンタジョブ言語(PJL)によって記述された複数のコマンド(例えば、トナーないしインク残量を調べるためのコマンド、記録用紙残量を調べるためのコマンド、ドラム交換時期を調べるためのコマンドなど)が記録されている。S305の処理では、それら複数のコマンドの中から一つのコマンドが取り出される。
そして、そのコマンドを対象プリンタに送信する処理を実行する(S307)。このS307の送信処理は、詳しくは図6のフローチャートに示すような処理になる。
送信処理1を開始すると、被管理PC1は、まず、第1送信タイムアウト時間T1を取得する(S351)。この第1送信タイムアウト時間T1は、OSのプリンタI/F機能部121において送信エラーの判定基準として利用されている時間で、例えば60秒程度が設定されている。なお、この第1送信タイムアウト時間T1は、被管理PC1の管理者が任意に変更可能な時間ではあるが、本システム以外のアプリケーションなどがプリンタI/F機能部121を利用する場合にも参照される時間なので、本システムにとってのみ好都合な時間を設定することはできない場合が多い。
続いて、被管理PC1は、第1送信タイムアウト時間T1に基づいて、第2送信タイムアウト時間T2を算出する(S353)。この第2送信タイムアウト時間T2は、上述の第1送信タイムアウト時間T1とは異なり、後述する処理の中で本システムのみが参照する時間であり、印刷スプーラ123がPJLコマンドを受け取ってからプリンタ3側への出力を終えるまでに要する標準的な時間を考慮し、通常であれば出力を完了するのに十分であろうと思われる時間とされる。本実施形態の場合、第1送信タイムアウト時間T1が10秒以上であれば、第2送信タイムアウト時間T2としては、第1送信タイムアウト時間T1よりも10秒少ない時間(T2=T1−10(秒))が算出される。また、第1送信タイムアウト時間T1が10秒以下であれば、第2送信タイムアウト時間T2としては、第1送信タイムアウト時間T1よりも1秒少ない時間(T2=T1−1(秒))が算出される。
そして、被管理PC1は、送信ポートのステータスを取得する(S355)。このS355の処理は、送信ポートの種別によって具体的な処理が異なり、例えば、送信ポートがパラレルポートの場合は、BUSY信号に基づいて送信可能/不可のステータスを取得することになり、USBポートの場合は、1284ステータスのFLT、SLCTに基づいて送信可能/不可のステータスを取得することになる。
送信ポートのステータスを取得したら、被管理PC1は、送信不可かどうかをチェックし(S357)、送信不可でなければ(S357:NO)、印刷スプーラ123へデータ出力を行う(S359)。すなわち、上記S305の処理において取り出されたPJLコマンドを出力データとし、この出力データを印刷スプーラ123へと出力する。その結果、印刷スプーラ123側では、PJLコマンドを受け取り、受け取ったPJLコマンドを印字ジョブとしてキュー131に格納する。その際、この印字ジョブには、印刷スプーラが管理するジョブIDが付与される。
印刷スプーラ123は、通常、キュー131に格納されている印字ジョブについて、キュー131への投入順序や印字ジョブ毎に設定された優先度を参照して処理順序を決定し、その処理順序に従って印字ジョブを処理する。この処理によって、各印字ジョブに含まれる出力データは、指定されている送信ポート(プリンタI/F115)を介してプリンタへと出力されることになる。キュー131に格納されている印字ジョブが複数あった場合、処理順序が先になっている印字ジョブについての処理が終わるまで、処理順序が後になっている印字ジョブについての処理は開始されないことになる。
しかし、本実施形態においては、先に説明したS213の処理でジョブ数が0以下の場合に、S359の処理へと移行するので、S359の処理に伴って印刷スプーラ123がキュー131に格納した印字ジョブが最優先で処理される可能性はきわめて高い。しかも、S355〜S357の処理で、送信ポートのステータスを取得し、送信不可でない場合にのみ、S359の処理へと移行するので、送信ポートの状態に起因して印刷スプーラ123が送信を開始できない状態になる可能性はきわめて低い。したがって、S359の処理で印刷スプーラ123に渡されたPJLコマンドは、多くの場合、送信ポートを介して直ちにプリンタ3側へと出力されることになる。
さて、S359の処理を終えた後、被管理PC1は、印刷スプーラ123からのデータ出力が完了したか否かをチェックする(S361)。具体的には、印刷スプーラ123からキュー131に格納されている印字ジョブすべてのジョブIDを取得し、取得したジョブIDの中に、S359の処理に伴って印刷スプーラ123がキュー131に格納した印字ジョブに付与されたジョブIDが残っていないかどうかをチェックする。ここで、被管理PC1は、ジョブIDが残っていなければデータ出力が完了したと判定し、ジョブIDが残っていればデータ出力が完了していないと判定することになる。
データ出力が完了していた場合は(S361:YES)、送信成功となり、図6に示した送信処理を終えることになる。また、データ出力が完了していなかった場合でも(S361:NO)、S359の処理を実行してからの経過時間が第2送信タイムアウト時間T2に達していなければ(S363:NO)、S361の処理へと戻る。これにより、S361〜S363の処理が繰り返されることになり、この繰り返し処理の実行中に、印刷スプーラ123がデータ出力を完了すれば(S361:YES)、送信成功となり、図6に示した送信処理を終えることになる。
一方、S361〜S363の処理が繰り返される中で、印刷スプーラ123がデータ出力を完了しない場合に(S361:NO)、S359の処理を実行してからの経過時間が第2送信タイムアウト時間T2に達すると(S363:NO)、被管理PC1は、印刷スプーラ123からのデータ出力をキャンセルする(S365)、具体的には、S359の処理に伴って印刷スプーラ123がキュー131に格納した印字ジョブを、キュー131から削除するように、印刷スプーラ123に対して指令する。また、必要があれば、送信ポートやプリンタ3に対しても印字ジョブのキャンセルを指令する。
このように第2送信タイムアウト時間T2に達したところで、印字ジョブをキャンセルすると、何らかの事情で印字ジョブを処理できない状態になっている場合でも、第1送信タイムアウト時間T1が経過する前に印字ジョブがキャンセルされる。そのため、送信できないまま第1送信タイムアウト時間T1が経過した場合に送信ポート側(プリンタI/F機能部121)から出力されることになるエラーメッセージは、出力されないことになる。つまり、S363〜S365の処理により、OSが標準で出力することになっているエラーメッセージ(エラーダイアログ)が表示部13に出力されるのを未然に回避しており、これにより、本処理のようなバックグラウンドでの処理がなされていることを知らない利用者に、余計な心配をかけないようにしている。
なお、このS365の処理への移行を伴う処理は、10回までリトライするようになっており、具体的には、リトライ回数が10回未満の場合は(S367:YES)、S355の処理へと戻る。その結果、S365の処理において削除されることになった印字ジョブと同一内容の印字ジョブが、S359の処理を再実行することで再びキュー131に格納されることになる。そして、この印字ジョブについて、印刷スプーラ123がデータ出力を完了すれば(S361:YES)、送信成功となり、図6に示した送信処理を終えることになる。一方、リトライ回数が10回に達した場合は(S367:NO)、ここで初めてエラーメッセージ(エラーダイアログ)を表示するとともに、利用者に指示を入力させる(S369)。
ここで、利用者は入力部12での操作により、「スキップ」、「キャンセル」、「リトライ」のいずれかを択一的に選択することができる。そして、利用者が「スキップ」または「キャンセル」を選択した場合は、送信失敗となり、図6に示した送信処理を終えることになる。一方、利用者が「リトライ」を選択した場合は、S355の処理へと戻る。その結果、S365の処理において削除されることになった印字ジョブと同一内容の印字ジョブが、S359の処理を再実行することで再びキュー131に格納されることになる。そして、この印字ジョブについて、印刷スプーラ123がデータ出力を完了すれば(S361:YES)、送信成功となり、図6に示した送信処理を終えることになる。
さて、以上説明したS359〜S367の処理は、S355の処理において送信不可ではないと判定された場合の処理であったが、この他、S355の処理において送信不可であると判定されることもある(S357:YES)。この場合は、60回までリトライするようになっており、具体的には、リトライ回数が60回未満の場合は(S381:YES)、10秒間待機して(S383)、S355の処理へと戻る。したがって、10秒毎に60回までは送信ポートのステータスがチェックされることになり、この繰り返し処理の中で送信可能となった場合は、先に説明したS359以降の処理へと移行することになる。一方、リトライ回数が60回に達した場合は(S381:NO)、S369の処理へと移行する。なお、S369の処理以降の処理は、先に説明した通りの処理となるので、ここでの説明は省略する。
以上説明したS351〜S383の処理を終えると、処理結果としては、送信成功の場合、送信失敗(利用者によるスキップ指示)の場合、および送信失敗(利用者によるキャンセル指示)の場合があるものの、いずれの場合とも図5に示したS307の処理を終えたことになる。
そこで、被管理PC1は、送信成功であったか否かをチェックし(S308)、送信成功であった場合は(S308:YES)、対象プリンタから送信されてくる情報(プリンタ情報)を受信する(S309)。このS309の処理は、被管理PC1側においてプリンタ側から返されるプリンタ情報をリードバックする処理であるが、より具体的な処理方法は対象プリンタによっても異なる。例えば、対象プリンタがパラレルポートを介して接続されている場合は、プリンタ情報取得部124がOSのプリンタI/F機能部121を通じて、まず被管理PC1側へ返される情報の有無をチェックした後、情報が存在する場合にその情報の受信を行う。また、対象プリンタがUSBポートを介して接続されている場合は、プリンタ情報取得部124がOSのプリンタI/F機能部121を通じて、まず情報の受信を行った後、情報量が0であった場合に再び情報の受信を繰り返す、といった処理になる。ただし、いずれの場合も最終的には何らかのデータを受信するので、そのデータが有効データであるかどうかをチェックし(S311)、有効データでない場合は(S311:NO)、S309の処理をやり直し、有効データであった場合は(S311:YES)、プリンタから受信したプリンタ情報をDB(結果ファイル133)に書き込む(S313)。このS313の処理により、補助記憶部14内に確保されたDB(結果ファイル133)には、S307の処理によって対象プリンタに対して要求した1コマンド分の要求に対応する応答情報が記録されることになる。
これらS305〜S313の処理は、全コマンド終了まで繰り返し実行される(S315:NO)。この繰り返し処理において、S305の処理では、コマンドファイル132に記録された複数のコマンドが順に取り出される。そして、それら複数のコマンドすべてが処理(プリンタ側へ送信)されると、全コマンド終了となる(S315:YES)。その結果、補助記憶部14内に確保されたDB(結果ファイル133)には、対象プリンタに対して要求した全コマンド分の要求に対応する応答情報が記録されることになる。その後は、対象プリンタの排他制御を終了し(S317)、対象プリンタをクローズして(S319)、本処理を終える。
一方、上記S308の処理において、送信成功でなかった場合は(S308:NO)、送信失敗を示すエラー情報をDB(結果ファイル)に書き込む(S331)。ここでエラー情報を書き込む対象となるコマンドは、上記S305の処理で取り出された一つのPJLコマンドになる。
そして、先に説明したS371の処理で送信失敗(スキップ)に移行していた場合、S333の処理においてスキップと判定され(S333:スキップ)、S315の処理へと移行する。その結果、全コマンド終了までは(S315:NO)、S305〜S313の処理を繰り返することになる。つまり、エラーとなったコマンドのみスキップし、次のコマンドの処理へと移行するのである。
また、先に説明したS371の処理で送信失敗(キャンセル)に移行していた場合、S333の処理においてキャンセルと判定され(S333:キャンセル)、S317の処理へと移行する。その結果、対象プリンタの排他制御を終了し(S317)、対象プリンタをクローズして(S319)、本処理を終えることになる。つまり、エラーとなったコマンド以降のすべてのコマンドについての処理を中止するのである。
以上説明したS301〜S319の処理を終えると、図4に示したS215の処理(読み取り/DB化処理1)を終えたことになり、その後は、S201の処理へと戻る。また、S211の処理で計数したジョブ数が設定値Nを超える場合(S213:NO)、S215の処理は実行せず、そのままS201の処理へと戻る。
したがって、以上説明したスレッド処理は、利用可能なプリンタが存在する場合に、そのプリンタに対応する処理スレッドが作成されてから処理を開始し、プリンタ削除イベントの発生に伴って処理を終了することになる。そして、その処理の開始から終了までの間において、印字終了イベントが発生するたびに印字ジョブ数を調べ、印字ジョブ数が設定値N以下であれば、対象プリンタからプリンタ情報を取得、そのプリンタ情報を補助記憶部14内に確保されたDB(結果ファイル133)に書き込むのである。
このように印字終了イベントが発生するたびに印字ジョブ数を調べれば、印字終了イベントの発生とは無関係に印字ジョブ数を調べるのに比べ、印字ジョブ数が設定値N以下とるタイミングを見逃しにくくなり、対象プリンタからプリンタ情報を取得する機会が増えることになる。また、本実施形態の場合、設定値N=0となっているので、印字ジョブ数が0となった時にだけ、S215の処理により対象プリンタからプリンタ情報を取得する。そのため、印字処理完了までに時間を要する印字ジョブが先にキュー131に入れられていることが原因で、対象プリンタからプリンタ情報を取得するまでに時間を要することはない。
ところで、上記スレッド処理によるDB(結果ファイル133)への情報記録は、上述の通り、印字ジョブ数が0となった時にのみ実施されるので、理論的には、絶え間なく印字ジョブが発生しているような環境下では、なかなか印字ジョブ数が0とならず、その結果、上記スレッド処理だけでは、DB(結果ファイル133)への情報記録がなされないということも起こり得る。しかし、本システムにおいては、このスレッド処理に加え、上記S109〜S111、およびS121〜S125の処理も実行することにより、事前に設定された設置時刻となった場合には、DB(結果ファイル133)への情報記録を実施するようになっている。
より詳しく説明すると、先に説明した通り、本システムでは、S109およびS111の処理により、設定時刻が到来するとタイマーイベントが発生するようになっており、タイマーイベントが発生した場合は、S123の処理(読み込み/DB化処理2)を実行するようになっている。このS123の処理は、詳しくは図7のフローチャートに示すような処理になる。
読み込み/DB化処理2を開始すると、被管理PC1は、まずリストよりプリンタを抽出し(S401)、抽出したプリンタを出力先とする印字ジョブを計数し(S403)、そのジョブ数が0かどうかをチェックする(S405)。このS403およびS405の処理は、先に説明したS211およびS213の処理と同等の方法で実施するとよい。
S405の処理による判定の結果、ジョブ数が0でない場合は(S405:NO)、読み取り/DB化処理1を実行してから(S407)、S409の処理へと進み、一方、ジョブ数が0であった場合は(S405:YES)、S407の読み取り/DB化処理1を実行することなく、S409の処理へと進む。
このS407の読み取り/DB化処理1は、先に説明したS215の処理(詳しくはS301〜S319の処理)と同様の処理なので、ここでの詳細な説明は省略するが、S215の処理と同様に、対象プリンタからプリンタ情報を取得、そのプリンタ情報を補助記憶部14内に確保されたDB(結果ファイル133)に書き込む処理が実行される。以上のようにジョブ数が0でない場合に読み取り/DB化処理1を実行するのは、印字ジョブ数が0とならない環境下でも、本処理によってDB(結果ファイル133)への情報記録を行うためである。一方、ジョブ数が0であった場合に読み取り/DB化処理1を実行しないのは、ジョブ数が0となった時点で、先に説明したスレッド処理による情報記録がなされているはずであり、その後、対象プリンタの状態には変化がないと考えられるためである。
ここでの読み取り/DB化処理1は、印字ジョブがある状態にて実行されるため、PJLコマンドを送信した場合、それに伴って生成される印字ジョブは、先にキュー131に入っていた印字ジョブの最後に付加される。そのため、その後のリードバックデータに関しても、先にキュー131に溜まっていた印字ジョブがすべて終了するまでは返されることがない。
なお、S409の処理へと進んだ際に、リスト上の全プリンタに対する処理が終了していなければ(S409:NO)、S401への処理へと戻る。これにより、S401〜S409の処理が被管理PC1に接続されたプリンタの総数と同数回分だけ繰り返され、その後、リスト上の全プリンタに対する処理が終了するので(S409:YES)、本処理を終了する。
このように、被管理PC1においては、印字終了イベントが発生した際、印字ジョブ数がN以下(本実施形態では0)となった場合には、S215の処理が実行されて、対象プリンタから迅速にプリンタ情報が取得される一方、設定時刻が到来する毎に、印字ジョブ数がN以下(本実施形態では0)とならなくても、S407の処理が実行されて、対象プリンタから確実にプリンタ情報が取得される。
次に、管理PC2おいて実行される処理について、図8のフローチャートに基づいて説明する。この処理は、管理PC2の起動に伴って開始される処理である。
本処理を開始すると、管理PC2は、まずデータ処理を実行する(S601)。このデータ処理は、先に説明した被管理PC1での処理により被管理PC1がプリンタ3から取得・DBに記録したプリンタ情報を、管理PC2側で利用するための処理で、詳しくは図9のフローチャートに示すような処理になる。
この処理では、まず、管理PC2が、被管理PCの抽出を行う(S701)。S701の処理では、複数の被管理PC1、1’、1”…の中から、処理対象となる一つの被管理PCが抽出される。ここでは、被管理PC1が抽出されたものとして、以降の説明を続ける。続いて、管理PC2が、ネットワーク越しに被管理PCからファイルの読み込みを行う(S703)。ここで読み込まれるファイルは、先に説明した被管理PC1によるS313の処理において、プリンタから受信したプリンタ情報を書き込んだDB(結果ファイル133)であり、このファイルは、他のPCからのネットワーク越しの読み取りを許可する属性が、被管理PC1側において付与されている。すなわち、被管理PC1は、管理PC2から要求があった場合に、補助記憶部14のDBから読み取ったプリンタ情報を管理PC2に対して提供できるように構成されている。
続いて、読み取ったファイル中に含まれているプリンタ情報を、管理PC2側での管理に適したフォーマットに変換したり、あるいは管理PC2側での表示や印刷に適した形態としたりするために、プリンタ情報に対してデータ処理を施す(S705)。より具体的には、管理PC2側で管理する情報(例えば、本処理の開始時刻やファイルアクセス時刻などのログ情報)を付加する処理や、読み取り処理のデータ中のビットのオン/オフや数値コードによって示されている情報を、記号、画像あるいはメッセージなどの可視情報に変換する処理などが行われる。次に、全ての被管理PCに対し上記処理を行ったか判断し(S707)、上記処理を行っていない他の被管理PC(例えば被管理PC1’、1”…)が残っていれば(S707:NO)、S701の処理へと戻り、他の被管理PCに対しても同様の処理を行う。
そして、全ての被管理PCに対し上記処理を行ったら(S707:YES)、S705の処理によってデータ処理された情報を、補助記憶部24内のファイルに出力したり、表示部23に表示する処理を行う(S709)。このS709の処理により、管理PC2側においてプリンタ3のプリンタ情報を表示することができる。また、後から補助記憶部24内のファイルを参照することもできる。したがって、利用者は、ドラム交換時期などの交換部品の使用度合に関すする情報、トナーないしインク残量、記録用紙残量など、消耗品の消耗度合に関する情報、紙詰まりなどの異常の発生回数に関する情報、その他プリンタ側において管理、更新される各種情報を得ることができる。そして、この情報をもとに、利用者は、交換部品、消耗部品の交換時期の判定、メンテナンス、修理の必要性を、各プリンタを廻ることなく管理PC2の操作のみで判断することができるのである。なお、この処理の好ましい変形例として、消耗度合などの情報を、あらかじめ設定された閾値と比較することにより、交換などの処理が必要であるか否かを自動的に判断し、必要ありと認められた場合にその旨を知らしめる処理を行うこともできる。
表示部23の表示は、利用者が入力部22を利用して所定の操作を行うことにより終了させることができ、これにより、本処理も終了する。
こうしてS701〜S709の処理を終了すると、図8におけるS601の処理を終えたことになり、引き続いて管理PC2は、設定ファイルから調査設定時刻を読み込んで(S603)、次に調査設定時刻が到来するまでの時間を計算、算出した時間をタイマーにセットする(S605)。設定ファイルは、補助記憶部24内に記憶されているファイルであり、この設定ファイルには、管理者が任意に設定する調査設定時刻が記録されている。タイマーは、S605の処理後、S605の処理で算出した時間が経過するとタイマーイベントを発生させるものである。
続いて、管理PC2は、関連イベントの発生を待ち(S607)、発生したイベントがタイマーイベントであれば(S609:YES)、タイマーに24時間をセットして(S611)、24時間後に再びタイマーイベントが発生する状態とし、データ処理を実行する(S613)。このデータ処理は、先に説明したS601の処理と同様の処理で、詳しくは図9のフローチャートに示すような処理になるが、この処理については既に説明したので、ここでは説明を省略する。
また、S609の処理による判定の結果、発生したイベントがタイマーイベントでなかった場合(S609:NO)、利用者が入力部22を利用して所定の操作を行うことにより、データ処理の起動を手動で指示したのであれば(S615:YES)、この場合も上記データ処理を実行する(S613)。
さらに、S615の処理による判定の結果、利用者による手動起動ではなかった場合(S615:NO)、あるいは、上記S613のデータ処理を終えた場合、発生したイベントが終了指示イベントであれば(S617:YES)、本処理を終了する。終了指示イベントは、利用者が入力部22を利用して所定の終了操作を行った際に発生するイベントである。一方、終了指示イベントでなければ(S617:NO)、S607の処理へと戻り、再び関連イベントの発生を待つ状態になる。すなわち、管理PC2が作動状態にある場合、利用者が終了操作を行わない限り、本処理が終了することはなく、本処理は管理PC2上の常駐プロセスとして実行され続けることになる。
なお、本実施形態において、S605の処理によってセットされる調査設定時刻は、先に説明したS111の処理によって被管理PC1、1’、1”…においてセットされる時刻よりも10分程度遅い時刻とされている。このような時刻を管理PC2側で設定すると、被管理PC1、1’、1”…側でタイマーイベントが発生した後、10分程度遅れて管理PC2側でタイマーイベントが発生するため、この10分の間に被管理PC1、1’、1”…側でプリンタ情報が最新の状態に更新されている可能性が高くなるものと期待できる。すなわち、被管理PC1、1’、1”…側と管理PC2側とでほぼ同時にタイマーイベントが発生するような設定にした場合、もしくは管理PC2側で被管理PC1、1’、1”…側よりも早くタイマーイベントが発生するような設定にした場合、管理PC2側から被管理PC1、1’、1”…側のファイルを読み取った後に、被管理PC1、1’、1”…側のファイルが更新されることがある。この場合、管理PC2側で取得したプリンタ情報は、必ずしも最新の状態ではない可能性が高くなるが、これに対し、本実施形態の如く構成すれば、被管理PC1、1’、1”…側のファイルが更新された後に、管理PC2側から被管理PC1、1’、1”…側のファイルを読み取るので、管理PC2側で取得したプリンタ情報は、最新の状態になっている可能性が高いのである。
以上説明したように、上記情報取得処理システムにおいて、被管理PC1は、まず、「印刷スプーラ123に出力データを与えた場合に、その出力データを印刷スプーラ123が直ちにプリンタ3へと出力可能な状態にあるか否か」を、S355〜S357の処理によって判定する。この判定において、「出力データを印刷スプーラ123が直ちに画像形成装置へと出力可能な状態にある」と判定した場合に、被管理PC1は、S359の処理を実行することにより、プリンタ3に対してプリンタ情報の提供を要求するためのPJLコマンドを、印刷スプーラ123に与える。そのため、印刷スプーラが出力データをプリンタへ出力できない状態にあるにもかかわらずPJLコマンドを印刷スプーラに与えてしまうものとは異なり、印刷スプーラ123に与えられたコマンドは、直ちにプリンタ3へと出力されて、印字ジョブはキュー131から消える。後は、被管理PC1が、S309〜S311の処理を実行することで、送信したPJLコマンドに対する応答を受信し、所期のプリンタ情報を取得することができる。
また、被管理PC1は、S209〜S213の処理を実行することで、キュー131に保管された印字ジョブの数を取得し、該ジョブ数が0である場合に、S215の処理を実行するので、キュー131に保管された印字ジョブの数が0であることも、印刷スプーラ123にPJLコマンドを与えるか否かを切り分ける条件となっている。つまり、既にキュー131に別の印字ジョブが保管された状態になっているにもかかわらずPJLコマンドを印刷スプーラ123に与えてしまうことがなく、印刷スプーラ123に与えられたコマンドは、直ちにプリンタ3へと出力されて、印字ジョブはキュー131から消えることになる。
したがって、このような情報取得処理システムによれば、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキュー131に入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、この情報取得処理システムにおいて、被管理PC1は、S361〜S363の処理により、PJLコマンドを印刷スプーラ123に与えてから、第2送信タイムアウト時間T2(本発明でいう第1の期間)が経過したときに、印刷スプーラ123がPJLコマンドのプリンタ3への出力を完了しているか否かを判定する。この判定において、出力を完了したと判定した場合には、被管理PC1が、S309〜S311の処理を実行することで、送信したPJLコマンドに対する応答を受信し、所期のプリンタ情報を取得することができる。一方、出力を完了していないと判定した場合、被管理PC1は、S365の処理を実行することにより、PJLコマンドが含まれる印字ジョブをキュー131から削除することを、印刷スプーラ123に対して指令する。そのため、第2送信タイムアウト時間T2が経過した後もPJLコマンドが含まれる印字ジョブをキュー131から削除しないものとは異なり、第2送信タイムアウト時間T2が経過すれば、PJLコマンドのプリンタ3への出力が完了していなくても、印字ジョブはキュー131から削除される。
したがって、この情報取得処理システムによれば、少なくとも第2送信タイムアウト時間T2が経過した後は、利用者にとって見覚えのない印字ジョブがキューに入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、第2送信タイムアウト時間T2は、送信ポートが通信のタイムアウトを検出することになる第1送信タイムアウト時間T1(本発明でいう第2の期間)よりも、短い期間とされているので、送信ポートが通信のタイムアウトを検出した際に、エラーメッセージ等を出力するように構成された被管理PC1においても、そのようなエラーメッセージ等が出力されるのを防止できるので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、S365の処理を実行した場合でも、10回まではS355の処理へと戻るように構成されているので、被管理PC1は、PJLコマンドをキュー131から削除した場合でも、同じコマンドを再び印刷スプーラ123に与えることができる。したがって、印刷スプーラ123側からプリンタ3側へのデータ出力が一時的にできない状況になっていた場合、その状況下で印刷スプーラ123に与えられたPJLコマンドがキュー131からの削除対象となったとしても、その後の状況に変化があり、印刷スプーラ123側からプリンタ3側へのデータ出力ができる状況になった場合には、所期のプリンタ情報を取得することができる。
しかも、被管理PC1は、キュー131からのPJLコマンド(を含む印字ジョブ)の削除とキュー131へのPJLコマンド(を含む印字ジョブ)の再投入とを、10回にわたって繰り返し実行した後、なお問題があれば、S369の処理へと移行することで、エラーが発生したことを報知する。したがって、キュー131へのPJLコマンドの再投入を試みることなくエラーが発生したことを報知するものほど、利用者に煩わしい思いをさせることがなく、しかも、エラーが発生したことを報知しないまま、単にキュー131へのPJLコマンドの再投入を繰り返すものとは異なり、プリンタ3の状態その他の確認が必要な状況にあることを、適切なタイミングで利用者に伝えることができる。
さらに、この情報取得処理システムにおいて、被管理PC1は、S305〜S315の処理により、複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、コマンドの数と同数の処理を繰り返す。この繰り返し処理の中で、被管理PC1は、S359の処理により、処理対象となっている1つのPJLコマンドを印刷スプーラ123に与える。そして、S361〜S363の処理を実行することにより、PJLコマンドを与えてから、第1送信タイムアウト時間T1が経過したときに、印刷スプーラ123がPJLコマンドのプリンタ3への出力を完了しているか否かを判定する。この判定において、出力を完了したと判定した場合には、被管理PC1が、S309〜S311の処理を実行することで、送信したコマンドに対する応答を受信し、所期のプリンタ情報を取得することができる。一方、出力を完了していないと判定した場合、被管理PC1は、S308,S331,S333の処理を経て、S317の処理へと移行することができ、この場合、繰り返し処理を中断させる。そのため、1つのコマンドについて、上記第1送信タイムアウト時間T1が経過するような状況下では、利用者の指示に応じて、以降、未処理のPJLコマンドが残っていたとしても、繰り返し処理は中断される。
したがって、少なくとも第1送信タイムアウト時間T1が経過した後、S369の処理において利用者がキャンセル操作をすることで、さらに繰り返し処理を継続することがないので、複数のPJLコマンドと同数の処理を無条件に繰り返してしまうものとは異なり、印刷スプーラ123側からプリンタ3側への出力が不能な状況下で、複数の印字ジョブをキュー131にため込んでしまうことがない。よって、利用者にとって見覚えのない複数の印字ジョブがキュー131に入れられている状況にはならないので、利用者が対応に困ったり、利用者に余計な心配をさせるおそれがない。
また、S369の処理において利用者はスキップ(本発明でいう継続)を指示することができ、この場合、S333の処理からS315の処理へと移行することで、処理対象となっている1つのPJLコマンドについての処理を終え、S305の処理へと戻ることで、処理対象となるPJLコマンドを変更し、その変更後のPJLコマンドについて、S305〜S315の繰り返し処理中の各手順を実行するように制御するので、利用者は、本処理の中断の他に、本処理の継続も選択できる。
したがって、エラー発生時における未処理のPJLコマンドすべてに対する処理の中断を行わなくても、エラー発生時における処理対象PJLコマンドのみ処理を中止し、利用者の判断次第で、他の未処理のPJLコマンドについては、処理を継続することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な一実施形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置の例として、PJLコマンドに対応した単機能のプリンタ3を例示したが、PJLコマンドに対応した画像形成装置であれば、画像形成装置の具体的構成は限定されない。一例を挙げれば、プリンタ機能に加えて、ファクシミリ機能、コピー機能、イメージスキャナ機能などを兼ね備えた複合機などにおいても、PJLコマンドに対応したものが知られており、このような複合機も本発明でいう画像形成装置に含まれる。
また、上記実施形態においては、コマンドの一例として、PJLコマンドを例示したが、コンピュータと画像形成装置との間で同様のコマンドおよび画像形成装置情報をやり取りできるのであれば、PJLに準拠したコマンドである必要はない。
また、上記実施形態では、被管理PC1においてプリンタ3から取得したプリンタ情報を管理PC2側に提供し、管理PC2側において、すべての被管理PC1、1’、1”…から集めたプリンタ情報を管理する例を示したが、被管理PC1においてプリンタ3から取得したプリンタ情報を、被管理PC1自身で管理する場合にも、本発明の構成を採用することができる。
また、上記実施形態においては、キュー131に保管された印字ジョブの数を取得し、該ジョブ数が0である場合に、S215の処理を実行していたが、ジョブ数が0でない場合に、他の印字ジョブをPAUSE状態としてから、S215の処理を実行するように構成してもよい。あるいは、他の印字ジョブに最低の優先度を設定するとともに、PJLコマンドを投入してから、そのPJLコマンドに最高の優先度を設定し、S215の処理を実行するように構成してもよい。このように構成すれば、ジョブ数が0でない場合でも、PJLコマンドを優先的に印刷スプーラから出力できる。
上記実施形態において例示したハードウェアの構成を示すブロック図である。 被管理PCの構成を示すブロック図である。 被管理PCにおける主処理のフローチャートである。 被管理PCにおけるスレッド処理のフローチャートである。 被管理PCにおける読み取り/DB化処理1のフローチャートである。 被管理PCにおける送信処理のフローチャートである。 被管理PCにおける読み込み/DB化処理2のフローチャートである。 管理PCにおける主処理のフローチャートである。 管理PCにおけるデータ処理のフローチャートである。
符号の説明
1、1’、1”・・・被管理PC(パーソナルコンピュータ)、2・・・管理PC(パーソナルコンピュータ)、3、3’、3”・・・プリンタ、11,21・・・本体部、12,22・・・入力部、13,23・・・表示部、14,24・・・補助記憶部、101・・・制御部、102・・・I/F部、111・・・CPU、112・・・ROM、113・・・RAM、121・・・プリンタI/F機能部、122・・・LAN I/F機能部、123・・・キュー制御機能部、124・・・プリンタ情報取得部、131・・・キュー、132・・・コマンドファイル、133・・・結果ファイル(データベース)、134・・・設定ファイル。

Claims (20)

  1. コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられているシステムにおいて、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記コンピュータが前記画像形成装置から取得する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが実行する手順として、
    前記印刷スプーラに前記出力データを与えた場合に、該出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する状態判定手順と、
    該状態判定手順において、前記出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手順と、
    前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手順と
    を含むことを特徴とする情報取得処理プログラム。
  2. 前記画像形成装置情報は、前記画像形成装置の交換部品の使用度合に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報取得処理プログラム。
  3. 前記画像形成装置情報は、前記画像形成装置の消耗品の消耗度合に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報取得処理プログラム。
  4. 前記画像形成装置情報は、前記画像形成装置における異常の発生回数に関する情報を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の情報取得処理プログラム。
  5. 前記状態判定手順は、前記入出力I/Fのステータスを参照し、該ステータスがデータ通信可を示すステータスであること、または、該ステータスがデータ通信不可を示すステータスでないことのいずれかを第1の条件とし、少なくとも前記第1の条件が成立した場合に、前記印刷スプーラが前記出力データを直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定する手順
    であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の情報取得処理プログラム。
  6. 前記状態判定手順は、前記キューに保管された印字ジョブの数を取得し、該ジョブ数が0であることを第2の条件とし、前記第1の条件および前記第2の条件が成立した場合に、前記印刷スプーラが前記出力データを直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定する手順
    であることを特徴とする請求項5に記載の情報取得処理プログラム。
  7. コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられているシステムにおいて、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記コンピュータが前記画像形成装置から取得する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが実行する手順として、
    前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手順と、
    該情報要求手順において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手順と、
    該出力完了判定手順において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手順と、
    前記出力完了判定手順において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記コマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手順と
    を含むことを特徴とする情報取得処理プログラム。
  8. 前記印字ジョブには、前記印刷スプーラによって割り当てられるジョブIDが付与されており、
    前記出力完了判定手順は、
    前記第1の期間が経過したときに、前記コマンドの含まれる印字ジョブに対して付与されたジョブIDに基づき、当該ジョブIDを持つ判定対象印字ジョブが前記キューに残っているか否かを検出する印字ジョブ検出手順と、
    該印字ジョブ検出手順において、前記判定対象印字ジョブが残っていないことを検出した場合に、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了していると判定する手順と
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報取得処理プログラム。
  9. 前記第1の期間は、前記出力データを前記入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力できない場合に、前記入出力I/Fが通信のタイムアウトを検出することになる第2の期間よりも、短い期間とされている
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報取得処理プログラム。
  10. 前記削除指令手順を実行した後、前記コマンドを再び前記印刷スプーラに与えるため、前記情報要求手順を再実行するように制御する再実行制御手順
    を含むことを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれかに記載の情報取得処理プログラム。
  11. 前記再実行制御手順による制御の結果、前記情報要求手順から前記削除指令手順に至る手順を、複数回にわたって繰り返し実行した場合に、前記再実行制御手順による制御を中止して、エラーが発生したことを報知するエラー報知手順
    を含むことを特徴とする請求項10に記載の情報取得処理プログラム。
  12. コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられているシステムにおいて、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記コンピュータが前記画像形成装置から取得する処理を、前記コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータが実行する手順として、
    前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するための複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、前記複数のコマンドすべてを処理するため、コマンドの数と同数の処理を繰り返すように制御する複数コマンド処理制御手順を有し、
    さらに、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理中には、
    処理対象となっている1つのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手順と、
    該情報要求手順において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手順と、
    該出力完了判定手順において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手順と、
    前記出力完了判定手順において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理を中断させる中断制御手順と
    を含むことを特徴とする情報取得処理プログラム。
  13. 前記出力完了判定手順において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記処理対象となっている1つのコマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手順と、
    前記削除指令手順を実行した後、前記処理対象となっている1つのコマンドをあらためて前記印刷スプーラに与えるため、前記情報要求手順を再実行するように制御する再実行制御手順と、
    前記情報要求手順から前記削除指令手順に至る手順を、複数回にわたって繰り返し実行した場合に、前記再実行制御手順による制御を中止して、エラーが発生したことを報知するエラー報知手順と、
    該エラー報知手順によってエラーを報知した場合に、本処理を中断するか否かを利用者に入力させる指示入力手順とを含み、
    前記中断制御手順は、前記指示入力手順において利用者が本処理を中断する旨の指示を入力した場合に、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理を中断させる手順である
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報取得処理プログラム。
  14. 前記指示入力手順は、本処理を継続するか否かを利用者に入力させる手順でもあり、
    さらに、前記指示入力手順において利用者が本処理を継続する旨の指示を入力した場合に、前記処理対象となっている1つのコマンドについての処理を終え、前記複数コマンド処理制御手順による処理対象となるコマンドを変更し、該変更後のコマンドについて、前記複数コマンド処理制御手順による繰り返し処理中の各手順を実行するように制御する再開制御手順
    を備えていることを特徴とする請求項13に記載の情報取得処理プログラム。
  15. 画像形成装置が接続されており、さらに、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するコンピュータであって、
    前記印刷スプーラに前記出力データを与えた場合に、該出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する状態判定手段と、
    該状態判定手段において、前記出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
    前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と
    を備えていることを特徴とするコンピュータ。
  16. 画像形成装置が接続されており、さらに、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するコンピュータであって、
    前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
    該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
    該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
    前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記コマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手段と
    を備えていることを特徴とするコンピュータ。
  17. 画像形成装置が接続されており、さらに、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するコンピュータであって、
    前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するための複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、前記複数のコマンドすべてを処理するため、コマンドの数と同数の処理を繰り返すように制御する複数コマンド処理制御手段を有し、
    さらに、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理中に機能する手段として、
    処理対象となっている1つのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
    該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
    該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
    前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理を中断させる中断制御手段と
    を備えていることを特徴とするコンピュータ。
  18. コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記コンピュータが、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するように構成されたシステムであって、
    前記コンピュータは、
    前記印刷スプーラに前記出力データを与えた場合に、該出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあるか否かを判定する状態判定手段と、
    該状態判定手段において、前記出力データを前記印刷スプーラが直ちに前記画像形成装置へと出力可能な状態にあると判定した場合に、前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
    前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と
    を備えていることを特徴とする情報取得処理システム。
  19. コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記コンピュータが、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するように構成されたシステムであって、
    前記コンピュータは、
    前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するためのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
    該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
    該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
    前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記コマンドが含まれる印字ジョブを前記キューから削除することを、前記印刷スプーラに対して指令する削除指令手段と
    を備えていることを特徴とする情報取得処理システム。
  20. コンピュータと該コンピュータに接続された画像形成装置とを備え、前記コンピュータには、前記画像形成装置への出力データを、該出力データが含まれる印字ジョブとしてキューに入れて一時的に保管するとともに、該キューに保管された印字ジョブを順次処理して、該印字ジョブに含まれる前記出力データを入出力I/Fを介して前記画像形成装置へと出力する印刷スプーラが設けられており、前記コンピュータが、前記画像形成装置側で管理されている画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する処理を実行するように構成されたシステムであって、
    前記コンピュータは、
    前記画像形成装置に対して前記画像形成装置情報の提供を要求するための複数のコマンドを1つずつ処理対象にして、前記複数のコマンドすべてを処理するため、コマンドの数と同数の処理を繰り返すように制御する複数コマンド処理制御手段を有し、
    さらに、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理中に機能する手段として、
    処理対象となっている1つのコマンドを、前記出力データとして前記印刷スプーラに与える情報要求手段と、
    該情報要求手段において前記印刷スプーラに前記コマンドを与えてから、あらかじめ定められた第1の期間が経過したときに、前記印刷スプーラが前記コマンドの前記画像形成装置への出力を完了しているか否かを判定する出力完了判定手段と、
    該出力完了判定手段において、前記出力を完了したと判定した場合に、前記コマンドによる要求に応じて前記画像形成装置から前記コンピュータへと返される前記画像形成装置情報を、前記画像形成装置から取得する情報取得手段と、
    前記出力完了判定手段において、前記出力を完了していないと判定した場合に、前記複数コマンド処理制御手段による繰り返し処理を中断させる中断制御手段と
    を備えていることを特徴とする情報取得処理システム。
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