JP2006173905A - ジョブ管理装置、ジョブ管理システム、ジョブ管理方法、及び制御プログラム - Google Patents

ジョブ管理装置、ジョブ管理システム、ジョブ管理方法、及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 FAXで実行時間が設定されているときに設定された送信時間になっても他のジョブが送信中で回線が空いていない場合があり、意図した時間に送信が出来ない場合がある。現在デバイスでは実行時間になったときにジョブキューの一番後ろに時刻指定送信のジョブが登録されるため、ジョブがたまっているデバイスではユーザの意図する実行時間にジョブが正しく送信されない場合がある。
【解決手段】 FAXジョブを監視していて、実行時間の少し前にデバイスの回線状況を見る。その場合に、回線が空である場合は実行時間が設定されているジョブをジョブキューの先頭に登録し、他のFAXジョブが割り込まないようにする。その時点で回線が使用中の場合で送信中のジョブ以外に他のジョブがあればそのジョブを停止あるいは削除して実行時間が設定されているジョブを先頭に登録する。ジョブを削除した場合は実行時間が設定されているジョブが送信中になった時点で削除したジョブを登録しなおす。
【選択図】 図10

Description

本発明は、FAX送信機能を有する画像処理装置のジョブ管理装置、ジョブ管理システム、ジョブ管理方法、及び制御プログラムに関するものである。
従来、少なくともFAX送信機能を持つ画像処理装置において、FAXジョブに実行時間の指定をしてその指定時間になるとFAX送信を実行するシステムが存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−162634号公報
しかしながら、FAXジョブで実行時間が設定されている場合に、設定時間になっても他のジョブが送信中で回線を使用していて実行できず、ユーザの意図する結果が得られない場合がある。それだけでなく、現在の画像処理装置では設定時間になったときに優先して実行されず、デバイス内のジョブキューの一番後ろにスケジュールされ、ユーザの意図する実行時間と大きくずれた時間にFAXジョブが送信される場合があった。
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたもので、デバイス内のジョブキューにジョブがたまっている場合でも、なるべくユーザの指定した実行時間にFAXジョブの送信を開始することのできるジョブ管理装置、ジョブ管理システム、ジョブ管理方法、及び制御プログラムの提供を目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために以下の構成を備える。
本発明に係る第1の発明は、コンピュータによりスプールされたFAXジョブを、少なくともFAX装置を備えた単数または複数の画像処理装置にFAXジョブを送信可能で、該画像処理装置に出力されたFAXジョブを管理するジョブ管理装置であって、前記画像処理装置に出力されたジョブが、FAXジョブを送信する実行時間が設定されている場合に、前記画像処理装置の回線使用状況を検知する手段と、前記実行時間の一定時間前に前記回線使用状況を検知して、回線が空いていることが判った場合には前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録し、回線が使用中であれば該回線を使用しているFAXジョブ以外のFAXジョブをすべて停止、あるいは削除して前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録するジョブ制御手段と、前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録されたジョブが送信中となるまでに投入されたジョブは前記画像処理装置に送信しないように制御する手段と、前記実行時間が設定されているFAXジョブが送信中になった場合には前記ジョブ制御手段により停止、あるいは削除されたジョブあるいは前記画像処理装置に送信されなかったジョブがあれば前記画像処理装置のジョブキューに再登録する再登録する手段とを具備することを特徴とするジョブ管理装置である。
本発明に係る第2の発明はコンピュータによりスプールされたFAXジョブを、少なくともFAX装置を備えた単数または複数の画像処理装置にFAXジョブを送信可能で、該情報処理装置から画像処理装置に出力されたFAXジョブを管理するジョブ管理システムであって、前記画像処理装置に出力されたジョブが、FAXジョブを送信する実行時間が設定されている場合に、前記画像処理装置の回線使用状況を検知する手段と、前記実行時間の一定時間前に前記回線使用状況を検知して、回線が空いていることが判った場合には前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録し、回線が使用中であれば該回線を使用しているFAXジョブ以外のFAXジョブをすべて停止、あるいは削除して前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録するジョブ制御手段と、前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録されたジョブが送信中となるまでに投入されたジョブは前記画像処理装置に送信しないように制御する手段と、前記実行時間が設定されているFAXジョブが送信中になった場合には前記ジョブ制御手段により停止、あるいは削除されたジョブあるいは前記画像処理装置に送信されなかったジョブがあれば前記画像処理装置のジョブキューに再登録する再登録する手段とを具備することを特徴とするジョブ管理システムである。
本発明に係る第3の発明はコンピュータによりスプールされたFAXジョブを、FAXジョブを少なくともFAX装置を備えた単数または複数の画像処理装置にFAXジョブを送信可能で、該情報処理装置から画像処理装置に出力されたFAXジョブを管理するジョブ管理方法であって、前記画像処理装置に出力されたジョブが、FAXジョブを送信する実行時間が設定されている場合に、前記画像処理装置の回線使用状況を検知するステップと、前記実行時間の一定時間前に前記回線使用状況を検知して、回線が空いていることが判った場合には前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録し、回線が使用中であれば該回線を使用しているFAXジョブ以外のFAXジョブをすべて停止、あるいは削除して前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録するジョブ制御ステップと、前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録されたジョブが送信中となるまでに投入されたジョブは前記画像処理装置に送信しないように制御するステップと、前記実行時間が設定されているFAXジョブが送信中になった場合には前記ジョブ制御手段により停止、あるいは削除されたジョブあるいは前記画像処理装置に送信されなかったジョブがあれば前記画像処理装置のジョブキューに再登録する再登録するステップとを具備することを特徴とするジョブ管理方法である。
本発明に係る第4の発明は請求項3に記載のジョブ管理方法の各ステップをコンピュータに実現させることを特徴とする制御プログラムである。
本発明によれば、FAXジョブにおいて実行時間が指定されたジョブを他のジョブへの影響を抑えて、ユーザが意図する時間に送信を開始することが出来る。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。だだし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<システム構成>
図1は、本発明のFAXシステムの構成を示すブロック図である。なお、本システムにおけるネットワークプリンタは、複数台接続されていることを仮定している。ここで複数台のネットワークプリンタの中にはFAX送信可能な画像処理装置が少なくとも1台含まれているものとする。ここでいう画像処理装置とはスキャナ機能、ファクシミリ機能、デジタル複写機能、プリンタ機能等を併せ持った画像形成装置である。
図1において、102、103、104、105は画像形成装置であるネットワークプリンタであり、図示省略したネットワークインタフェースを介してネットワーク106と接続されており、101サーバコンピュータから送信される印字データを含む印刷ジョブあるいはFAXジョブを解析して1ページずつドットイメージに変換して1ページ毎に印刷あるいは送信する。ネットワークプリンタ102、103、104、105としては、電子写真方式を採用したレーザービームプリンタや熱転写方式を利用したプリンタ等、様々な方式のものに適応できることも無論想定される。
101は本実施形態のサーバ(以下、複合制御サーバと呼ぶ)としての情報処理装置であり、ネットワークケーブルによって、ネットワーク106に接続され、ネットワークで使用されるファイルを蓄積したり、ネットワーク106の使用状態を監視したりする。複合制御サーバ101は、ネットワーク106に接続されている複数の画像処理装置及びその他の印刷制御装置を管理している。構成としては、複合制御サーバ101は、一般的な情報処理装置であり、印刷制御プログラムおよびFAX制御プログラムが実行可能に格納されている。
106はネットワークであり、サーバ101、ネットワークプリンタ102、103、104、105等と接続している。
<情報処理装置の構成>
図2は、図1に示した情報処理装置の構成を説明するブロック図であり、情報処理装置で、サーバ101も同様あるいは同等のハードウェア構成とする。よって、サーバの構成を説明するブロック図として説明する。
同図において、200は情報処理装置の制御手段であるCPUであり、ハードディスク(HD)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、FAXドライバプログラム、OSや本発明のFAX制御プログラム等を実行し、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。
201は記憶手段であるROMであり、内部には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。202は一時記憶手段であるRAMであり、CPU200の主メモリやワークエリア等として機能する。
203は記憶媒体読み込み手段としてのフロッピー(登録商標)ディスク(FD)ドライブであり、後述する図5に示すようにFDドライブ203を通じて記憶媒体としてのFD204に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。なお、記憶媒体は、FDに限らず、CD−ROM、CD−R、CD−RW、PCカード、DVD、ICメモリカード、MO、メモリスティック等、任意である。
204は記憶媒体であるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)であり、コンピュータが読み取り可能なプログラムが格納された記憶媒体である。
205は外部記憶手段の一つであり、大容量メモリとして機能するハードディスク(HD)であり、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、FAXドライバプログラム、OS、ネットワークプリンタ制御プログラム、FAX制御プログラム、及び関係プログラム等を格納している。さらに、スプール手段であるスプーラはここに確保される。スプール手段は、複合制御サーバ101ではサーバスプーラのことである。
206は指示入力手段であるキーボードであり、ユーザが複合制御サーバ101に対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。
207は表示手段であるディスプレイであり、キーボード206から入力したコマンドや、プリンタ102〜105の状態等を表示したりするものである。208はシステムバスであり、複合制御サーバ101であるコンピュータ内のデータの流れを司るものである。209は入出力手段であるインタフェースであり、該インタフェース209を介して情報処理装置は外部装置とのデータのやり取りを行う。
<メモリマップ等の説明>
図3は、図2に示したRAM202のメモリマップの一例を示す図であり、FD204からロードされる上記FAX制御プログラムが、RAM202にロードされ実行可能となった状態のメモリマップである。
本実施形態では、FD204からFAX制御プログラム及び関係データを直接RAM202にロードして実行させる例を示すが、これ以外にも、FD204からFAX制御プログラムを動作させる度に、既にFAX制御プログラムがインストールされているHD205からRAM202にロードするようにしてもよい。
また、本ネットワークプリンタ制御プログラムを記憶する媒体は、FD以外にCD−ROM、CD−R、PCカード、DVD、ICメモリカードであってもよい。さらに、本FAX制御プログラムをROM201に記憶しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU200で実行することも可能である。また、以上の各装置と同等の機能を実現するソフトウェアをもって、ハードウェア装置の代替として構成することもできる。
また、本FAX制御プログラムのことを、複合制御プログラムと呼ぶこともある。複合制御プログラムは、プリントサーバ101において、FAXジョブの順序制御を行ったり、FAXジョブの送信終了や送信先変更要求などを通知するためのプログラムを含んでいる。
301は基本I/Oプログラムであり、本制御装置の電源がONされたときに、HD205からOSがRAM202に読み込まれ、OSの動作を開始させるIPL(イニシャルプログラムローデイング)機能などを有しているプログラムが入っている領域である。
302はオペレーティングシステム(OS)であり、303はネットワークプリンタ制御プログラムで、RAM202上に確保される領域に記憶される。304は関係データで、RAM202上に確保される領域に記憶される。305はワークエリアで、CPU200が本FAX制御プログラムを実行する領域が確保されている。
図4は、図2に示したFD204のメモリマップの一例を示す図である。同図において、400は前記FD204のデータ内容であり、401はデータの情報を示すボリューム情報であり、402はディレクトリ情報、403は本実施形態で説明する複合制御プログラムであるFAX制御プログラム、404はその関係データである。403のFAX制御プログラムは、実施形態で説明するフローチャートに基づいてプログラム化したものであり、本実施形態では、サーバ101に同様の構成を採っている。
図5は、図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図であり、図2と同一のものには同一の符号を付してある。同図において、FD204には、本実施形態で説明するFAX制御プログラム及び関係データを格納している。
<FAXジョブ制御システム>
次に、本実施形態における、画像処理装置を使用して、実行時間の指定されたFAXジョブを実行時間通りに送信されるようにFAXジョブの制御を行うFAXジョブ制御システムについて説明する。なお、このFAXジョブ制御システムの送信処理は、上述したFAX制御プログラムで実行される。
<FAXジョブの処理>
図6は、アプリケーションから発行されたFAXジョブの処理を示す図であり、本システムのクライアントサーバモデルにおいてMicroSoftWord(登録商標)などの一般的なアプリケーションから発行されたFAXジョブが、FAXジョブ制御システムにおいてどのように処理されるかを表している。
同図において、600はサーバで、FAXジョブ制御システムのモジュールが動作するマシンを指す(サーバ101に相当)。
通常、FAX送信の指示がされるとアプリケーションプログラム601はOSのグラフィック機能を介して一連の描画命令を生成させ、FAXドライバを経てWindows(登録商標)スプーラ603に渡される。Windows(登録商標)スプーラ603は、ユーザが選択したポートモニタにFAXジョブデータを渡してファックスデバイスに送信させる手順を採る。ここでいうファックスデバイスとはFAX装置を備えた画像処理装置をさす。
本実施形態では、ユーザは予めFAXジョブ制御システム用のポートモニタ(以下、ジョブ制御ポートモニタと記す)604を指定してFAX送信を指示する。アプリケーションプログラム601は一連のOSを介して描画命令を生成する。
描画命令を受け取ったPDLFAXドライバ602では、FAXデータを生成し、ファックスデバイスにジョブデータを送信するポートモニタではなく、ジョブ制御ポートモニタ604にFAXジョブデータとして送信する。ジョブ制御ポートモニタ604はFAXジョブデータをファックスデバイス607に送信するのではなく、印刷ジョブ制御システム用のプリントサービス(以下、ジョブ制御プリントサービスと記す)605に送信する。ジョブ制御プリントサービス605はジョブ/デバイスの状態を管理する機能を備える。
またジョブ制御プリントサービス605はFAXジョブの管理する機能だけでなく、印刷ジョブの管理も同時に管理する機能を備えている。
さらに、デバイスとクライアントPCがピアツーピア接続環境で互いに動作するような場合には、ジョブ制御プリントサービス605はデバイスから通知されるデバイス状態やジョブの状態などの情報を管理したり、また、デバイスに対して所定の命令をする機能も備える。これは、複数のファックスデバイス607のデバイス情報やジョブ情報を管理する機能に相当する。
FAXジョブ制御システム用プリントマネージャ(以下、ジョブ制御プリントマネージャと記す)609は、ユーザがジョブ制御プリントサービス605内部でFAXジョブがどのような状態にあるかを調べたり、プリントジョブを操作したりするためのユーザインタフェース(UI)を提供するプログラムである。
ジョブ制御プリントマネージャ609はジョブ制御プリントサービス605のソフトウェアのインタフェース(API)を介して、ジョブ制御プリントサービス605と情報の送受信を実行し、主に、ジョブ制御プリントサービス605が管理する外部のファックスデバイスの状態情報をイベントとして取得する機能を備える。イベントの通知の種別としては、トナー残量が少なくなった警告、クライアントとデバイスとの通信障害、メモリ不足、排紙トレイ満載などのエラー/警告情報の通知や、エラー状態から正常状態に復帰した正常情報の通知などが想定される。
ジョブ制御プリントサービス605はネットワークを介して通信可能な各デバイス(FAX装置)のFAX送信中、電力制御状態、障害情報(紙ジャム)等のステータスを監視する機能を備える。
印刷ジョブ制御システム用のマネージメントコンソール610(以降、ジョブ制御マネージメントコンソールと略記)は、ジョブ制御プリントサービス605が持つソフトウェアがアクセスするためのAPIを介してジョブ制御プリントサービス605と情報・指示をやり取りすることで、FAXジョブ制御システム全体を監視することができる。
また、ジョブ制御プリントサービス605は、デバイス情報コントロールモジュール606を用いて各ファックスデバイス607と通信を行い、各プリンタ内の印刷ジョブやFAXジョブの動作状態に関する情報を入手したり、操作を行ったりする。
<アプリケーション601からのFAX送信>
次に、本実施形態にアプリケーション601からのFAX送信について説明する。PDLFAXドライバ602はアプリケーションプログラム601が生成した一連の描画コマンドをファックスデバイス650で解釈可能なPDLファイルにする。
このPDLファイルは前述したようにWindows(登録商標)スプーラ603からジョブ制御ポートモニタ604を経て(図6の(a))、ジョブ制御プリントサービス605に導かれる(図6の(b))。ジョブ制御プリントサービス605はこのFAXジョブに対して行うジョブ制御の種類に応じて、FAXジョブの動作を制御する。
図6では、ジョブ制御プリントサービス605で複数のプリントジョブが発生すると送信可能な複数のファックスデバイスにFAXジョブが送信される例を二つの矢印(c)(d)で示している。
また、一般的なWindows(登録商標)FAXシステムにおいて、PDLFAXドライバ602はアプリケーションプログラム601が生成した一連の描画コマンドをファックスデバイス650で解釈可能なPDLファイルにする。このPDLファイルは前述したようにWindows(登録商標)スプーラ603からWindows(登録商標)ジョブ制御ポートモニタ608を経て(図6の(e))、ファックスデバイス607に転送される(図6の(f))。
<Windows(登録商標)プリントシステムとFAXジョブの関係>
次に、図7でWindows(登録商標)が提供するプリントシステムとFAXジョブ制御システムにおけるFAXジョブの関係と処理概要をさらに詳しく述べる。
図7中でジョブ制御サービス605は、サーバ101の制御プログラムが動作するFAXジョブ制御システムを示している。本実施形態では、実際のFAXジョブデータはジョブ制御プリントサービス605に保持され、アプリケーションが選択したPDLドライバ602に対応したファックスデバイス607に、ジョブ制御プリントサービス622はFAXジョブデータをデバイス650に送信する。印刷ジョブ、FAXジョブはそれぞれ、プリントキュー703、FAXキュー701で管理される。
<各種の情報>
図8は、FAXキュー701で受け付けたFAXジョブの動作を決めるFAXジョブ情報を示す図である。ここで、FAXジョブ情報の設定内容の、ドキュメント名、ジョブID、プリントタイプ、ジョブ実行タイプ、実行時間指定、判定時間について説明する。ドキュメント名はアプリケーション701が印刷するジョブの名前である。
ジョブIDは印刷ジョブに割り振られる任意のIDでジョブを識別するためのIDである。プリンタキュー701が印刷ジョブを受け付けるとそのジョブにジョブIDを割り当てる。プリントタイプは、FAXキューで受け付けたFAXジョブの動作を決定する設定である。
ジョブ実行タイプはFAXキューで受け付けたジョブがFAXジョブであることをジョブ制御プリントサービスが判別する設定である。実行時間指定は、FAXキューで受か付けたFAXジョブをいつ実行するかが設定されている。
判定時間は、ユーザまたは本システムによって設定される時間で、実行時間指定がなされているFAXジョブの実行時間より判定時間分前に、ファックスデバイスの回線状況を判断するための時間が設定されている。
ジョブ制御プリントサービスはファックスデバイスに送信されたFAXジョブの実行時間を管理しており、実行時間の判定時間前になると、FAXジョブが投入されているファックスデバイスの回線使用状況をみて、実行時間指定通りの送信が行えるようにFAXジョブの制御を行う。
図9はファックスデバイス内のジョブキュー803の印刷ジョブキュー901とFAXジョブキュー902を示す図である。印刷ジョブキュー901とFAXジョブキュー902はファックスデバイスがプリントジョブと、FAXジョブを管理するキューである。
<本実施形態でのFAXジョブ管理システム>
本実施形態におけるFAXジョブ管理システムでは、FAXジョブをデバイスに転送後、FAXジョブに時間指定がなされている場合で、該実行時間よりも早い時間(設定時間前)にFAXジョブが投入されているデバイスの状態を判別し、該デバイスの回線が空いている場合には該実行時間指定がなされているFAXジョブをデバイスのジョブキューの先頭に登録し、後から投入されるFAXジョブは一時停止状態にし、また、前記デバイスの回線が他のジョブにより使用中の場合は、送信中以外のデバイスのジョブキューに存在するジョブは一時停止、あるいは削除して前記実行時間指定がなされているFAXジョブをデバイスのジョブキューの先頭に登録し、該FAXジョブが送信中となった場合には一時停止、あるいは削除したFAXジョブをデバイスのジョブキューに登録しなおす処理を実現する。
図10は本実施例のFAXジョブで実行時間が設定されている場合に、該実行時間前にデバイスの回線状態を判別して、FAXジョブのスケジューリング処理を示すフローチャートである。
ステップ1001においてアプリケーション601によりFAXジョブが投入されると、FAXキュー702はジョブ制御ポートモニタ604経由でFAXジョブを受け付け、ジョブ制御プリントサービス605によりFAXジョブが出力ポート702よりファックスデバイスに送信される。
ステップ1002においてファックスデバイスに送信されたFAXジョブに実行時間指定がされているかどうかをFAXジョブ情報の実行時間指定801より判断し、実行時間が設定されているFAXジョブであればステップS1003へ進む。実行時間が設定されていない場合にはFAXジョブのスケジュール処理を終了する。
ステップS1003において該実行時間とFAXジョブ情報の判定時間802とFAXジョブが投入されているファックスデバイスのローカル時間から、実行時間の判定時間前になるまで待機する。該実行時間の判定時間前になった場合にはステップS1004に進む。ここで判定時間とはFAXジョブ管理システム、あるいはユーザの設定によって決められる、他のジョブに大きな影響を与えない程度の時間とし、コンピュータ203のローカル時間と、ファックスデバイスのローカル時間との誤差を含められる程度の時間とする。
ステップ1004では前記FAXジョブが送信されたファックスデバイスの回線使用状態を判定し、該ファックスデバイスの回線が空いている場合にはステップS1005へ進む。該ファックスデバイスの回線が使用中である場合にはS1006へ進む。
ステップS1005において、デバイスのFAXジョブキュー902に他の送信待ちのFAXジョブがあった場合にはデバイスのFAXジョブキュー902より削除し、前記実行時間指定ジョブをデバイスのFAXジョブキュー902の先頭に登録処理をして、ステップS1007に進む。このとき前記削除されたジョブはジョブ制御プリントサービスで保持されている。また、ファックスデバイスの場合には該ファックスデバイスのジョブキュー902のジョブを一時停止状態にしてステップS1007に進む。
ステップS1006において回線を使用中のFAXジョブ以外にデバイスのFAXジョブキュー902に他の送信町のFAXジョブがあった場合にはデバイスのFAXジョブキュー902より削除し前記実行時間指定ジョブをデバイスのFAXジョブキュー902の先頭に登録処理をして、ステップS1007に進む。このとき前記削除されたジョブはジョブ制御プリントサービスで保持されている。また、割り込みが可能なファックスデバイスの場合には該ファックスデバイスのジョブキュー902のジョブを一時停止状態にしてステップS1007に進む。
ステップS1007においてステップS1006で回線を使用中であったジョブが、完了または送信待ちになり、前記実行時間指定ジョブの送信が開始されるまでステップS1009に進む。前記実行時間指定ジョブの送信が開始された場合にはステップS1008に進む。またS1005で先頭に登録された実行時間指定ジョブが実行時間になるまでステップS1009に進む。送信が開始された場合にはステップS1008に進む。
ステップS1009では前記実行時間ジョブが送信されるまでにジョブ制御プリントサービスが受け付けたFAXジョブは該ジョブ制御プリントサービスのFAXキューに保持され、出力ポートからファックスデバイスには送信せず、該FAXキューの一番後ろにスケジュールする処理をする。
ステップS1008ではステップS1005、ステップS1006、ステップS1009において削除されたFAXジョブ、またはファックスデバイスに送信されていないFAXジョブをジョブ制御プリントサービスがアプリケーション601より受け付けた順にファックスデバイスに再送信する。また、割り込みが可能なファックスデバイスの場合は一時停止状態のFAXジョブを再開する。
このように本実施例ではFAXジョブを監視して実行時間が設定されているジョブを実行時間以前にデバイスの状態で判断し、ファックスデバイスの回線が空いている場合にはファックスデバイスのジョブキューの先頭にスケジュールし、他のジョブが先に送信されないようにする手段と、送信中のFAXジョブがある場合には該FAXジョブの次に実行時間設定がされているFAXジョブが送信されるように送信中のFAXジョブ以外のジョブをファックスデバイスのジョブキューから削除し、ファックスデバイスのジョブキューの先頭にスケジュールして、削除されたジョブは実行時間ジョブが送信開始となった場合に再登録する処理をすることで、実行時間が指定されたジョブを他のジョブへの影響を抑えて、ユーザが意図する時間に送信を開始することが出来る。
本発明のジョブ制御システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した情報処理装置の構成を説明するブロック図である。 図2に示したRAM202のメモリマップの一例を示す図である。 図2に示したFD204のメモリマップの一例を示す図である。 図2に示したFDドライブ203に対して挿入されるFD204との関係を示す図である。 アプリケーションから発行されたFAXジョブの処理を示す図である。 Windows(登録商標)が提供するプリントスプーラと印刷ジョブ制御サービスにおけるFAXジョブの関係を示す図である。 FAXジョブキューのジョブ情報を示す図である。 ファックスデバイス内のジョブキューを示す図である。 本実施例のFAXジョブのスケジューリング処理を示す図である。
符号の説明
101 サーバ
102 ネットワークプリンタ
103 ネットワークプリンタ
104 ネットワークプリンタ
105 ネットワークプリンタ
106 ネットワーク

Claims (4)

  1. 少なくともFAX装置を備えた単数または複数の画像処理装置にFAXジョブを送信可能で、該画像処理装置に出力されたFAXジョブを管理するジョブ管理装置であって、
    前記画像処理装置に出力されたジョブが、
    FAXジョブを送信する実行時間が設定されているかどうかを判断する手段と、
    前記画像処理装置の回線使用状況を検知する手段と、
    前記実行時間の一定時間前に前記回線使用状況を検知して、回線が空いていることが判った場合には前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録し、回線が使用中であれば該回線を使用しているFAXジョブ以外のFAXジョブをすべて停止、あるいは削除して前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録するジョブ制御手段と、
    前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録されたジョブが送信中となるまでに投入されたジョブは前記画像処理装置に送信しないように制御する手段と、
    前記実行時間が設定されているFAXジョブが送信中になった場合には前記ジョブ制御手段により停止、あるいは削除された、あるいは前記画像処理装置に送信されなかったジョブがあれば前記画像処理装置のジョブキューに再登録する再登録する手段と
    を具備することを特徴とするジョブ管理装置。
  2. 少なくともFAX装置を備えた単数または複数の画像処理装置にFAXジョブを送信可能で、該画像処理装置に出力されたFAXジョブを管理するジョブ管理システムであって、
    前記画像処理装置に出力されたジョブが、
    FAXジョブを送信する実行時間が設定されているかどうかを判断する手段と、
    前記画像処理装置の回線使用状況を検知する手段と、
    前記実行時間の一定時間前に前記回線使用状況を検知して、回線が空いていることが判った場合には前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録し、回線が使用中であれば該回線を使用しているFAXジョブ以外のFAXジョブをすべて停止、あるいは削除して前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録するジョブ制御手段と、
    前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録されたジョブが送信中となるまでに投入されたジョブは前記画像処理装置に送信しないように制御する手段と、
    前記実行時間が設定されているFAXジョブが送信中になった場合には前記ジョブ制御手段により停止、あるいは削除されたジョブあるいは前記画像処理装置に送信されなかったジョブがあれば前記画像処理装置のジョブキューに再登録する再登録する手段と
    を具備することを特徴とするジョブ管理システム。
  3. コンピュータによりスプールされたFAXジョブを、少なくともFAX装置を備えた単数または複数の画像処理装置にFAXジョブを送信可能で、該画像処理装置に出力されたFAXジョブを管理するジョブ管理方法であって、
    前記画像処理装置に出力されたジョブが、
    FAXジョブを送信する実行時間が設定されているかどうかを判断するステップと、
    前記画像処理装置の回線使用状況を検知するステップと、
    前記実行時間の一定時間前に前記回線使用状況を検知して、回線が空いていることが判った場合には前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録し、回線が使用中であれば該回線を使用しているFAXジョブ以外のFAXジョブをすべて停止、あるいは削除して前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録するジョブ制御ステップと、
    前記画像処理装置のジョブキューの一番先頭に登録されたジョブが送信中となるまでに投入されたジョブは前記画像処理装置に送信しないように制御するステップと、
    前記実行時間が設定されているFAXジョブが送信中になった場合には前記ジョブ制御手段により停止、あるいは削除されたジョブあるいは前記画像処理装置に送信されなかったジョブがあれば前記画像処理装置のジョブキューに再登録する再登録ステップと
    を具備することを特徴とするジョブ管理方法。
  4. 請求項3に記載のジョブ管理方法の各ステップをコンピュータに実現させることを特徴とする制御プログラム。
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