JP2009266628A - コンタクト及び該コンタクトを用いたコネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はレーザ照射エリアの省スペース化ができる構造のコンタクトを提供する。
【解決手段】本目的は接続対象物と接触する少なくとも1以上の接触部2と基板に接続する接続部3を有するコンタクト1であって、接触部2と接続部3との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層4を設けるコンタクトにおいて、コンタクトキャリア部6に対してコンタクトを15〜75度傾かせて、コンタクト1の接続部3付近に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の防止層4を設けることを特徴とするコンタクトにより達成できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等の電気機器や電子機器に使用されるコネクタに用いるコンタクトに関するもので、特に、コンタクトにレーザ照射により半田上がり防止層を設け、かつ、照射エリアの省スペースを図る場合の構造に関するものである。
一般的に、コネクタを基板等に実装する場合、半田付けされることが多い。近年、コネクタも小型化傾向にあり、それに使用されるコンタクトも小型化傾向にある。コンタクトが小型化するにつれ、半田がコンタクトを駆け上がり易くなり、コンタクト(コネクタ)の機能や性能を損なうことがあることはよく知られている。
このような半田上がりを防止する方法としては、下記に示すように酸化皮膜等をレーザ照射により設けて、行っている。
下記に、特許文献として、本出願人が既に提案した、特許文献1(特開平08−213070号)と特許文献2(特開平10−247535号)と特許文献3(特願2005−241086)と特許文献4(特開2004−71160)の4つの文献を示す。
特開平08−213070号の要約によると、回路基板3に半田5で固定する場合に端子部23の半田上がりを停止でき、半田上がりによる機能や性能を損なうことのない電子部品の提供を目的とし、電子部品端子の端子部23の表面局部(表面局部とは、電子部品端子の端子部23で、基板3までの一部分又は全部をいい、その部分の端子部23全周をいう)に酸化皮膜231を設けることにより達成できる構造の電子部品が開示されている。 特開平10−247535号の要約によると、電子部品、とくに超小形、すなわち全体長5mm程度、めっき阻止層の阻止長0.2〜1mm程度の電気コネクタのコンタクトなどにおいて、半田めっきが施されるなどした部分の当該半田が、表面実装工程などの際、他の部分に濡れ上がりすることなどを防止するようにした電子部品を提供せんとするもので、超小形電気コネクタのようなコンタクト1などを有する電子部品において、半田めっき部分に当接される端子部2と、これと連続して延設された接触部3との間にアルカリ性の液を主とした水溶液を用いた陽極酸化により、厚さ50〜5000Å程度の酸化ニッケル層部4を設け、この酸化ニッケル層部4に熔融半田の移動阻止機能を持たせる構造のものが開示されている。 特願2005−241086の要約によると、端子部を基板に半田接合する際に、半田上がりを所定位置で停止できる酸化露出表面を、コンタクトの中間部内に簡便かつ精度よく形成することができる超小形コンタクトおよびその製造方法並びに電子部品を提供することを目的とし、本発明のコンタクトは、導電性素地材料と、その上に形成した下地表面処理層および上側表面処理層とで構成され、接触部2と端子部3と中間部4とからなり、中間部4内に、その全周にわたって下地表面処理層の酸化露出表面5を形成したものであり、前記酸化露出表面5は、コンタクト1の表裏面1a,1bに対しそれぞれ所定の傾斜角度θa,θbでレーザー光を照射して、上側表面処理層の除去と、この除去により露出した狭幅の下地表面処理層の酸化を同時に行うことにより形成することを特徴とする、全長10mm以下の超小形コンタクトのものが開示されている。 特開2004−71160の要約によると、各部位の強度や仕様等を損なうことなく、スライダー16でFPC40又はFFCを確実にコンタクト14の接触部22に押圧することができ、作業性がよく、ピッチの狭小化や低背位化が可能なコネクタを提供せんとするもので、本目的の低背位化は、コンタクト14の接触部22と接続部24との間に弾性部34と支点部32とを設けるとともに接触部22と弾性部34と支点部32と接続部24とを略クランク形状に配置し、かつ、接続部24と対向する位置に弾性部34から延設された押受部20を設け、スライダー16に長手方向に連設した押圧部36を設け、押圧部36がコンタクト14の接続部22と押受部20との間で回動自在にスライダー16をハウジング12に装着することにより達成できる構造のものが開示されている。
レーザをコンタクトに照射する場合、一般的に特許文献3のようにキャリア部に対して並行に照射されている。また、近年、より一層の小型化要求が強くなり、レーザ照射エリアについても省スペース化の要求があるが、現状のような構造ではこれ以上の省スペース化は困難であると言った課題があった。
また、特許文献4のような構造のコンタクトでは、接続部とスライダーの押圧部が回動する部分との距離が狭く、特に、現状のような構造では接続部とスライダーの押圧部が回動する部分との間にレーザを照射できないと言った課題があった。なお、接続部とスライダーの押圧部が回動する部分との距離を広げたのでは、コネクタ(コンタクト)の小型化に逆行することになる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、レーザ照射エリアの省スペース化ができる構造のコンタクトを提供せんとするものである。
本目的は、接続対象物と接触する少なくとも1以上の接触部2と基板に接続する接続部3を有するコンタクト1であって、前記接触部2と前記接続部3との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層4を設けるコンタクト1において、コンタクトキャリア部6に対して前記コンタクト1を15〜75度傾かせて、前記コンタクト1の接続部3付近に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層4を設けることを特徴とするコンタクト1により達成できる。
コンタクトキャリア部6に対してのコンタクト1の角度が15度以下では省スペース化することが難しくなり、75度以上では低背化が困難になってしまう。好適には30〜60度傾かせることがよい。
スライダー(回動部材16)が接続部3付近で回動するタイプの場合には、本目的は、請求項2記載のように、接続対象物が挿入された後に回動部材16を所定の位置で回動することにより前記接続対象物に接触部2を接触させるコンタクト1であって、一方端側に前記接触部(第1接触部22)と他方端側に押受部(第1押受部20)を有する第1片と他方端側に接続部(第1接続部24)を有する第2片と前記第1片と前記第2片の一方端を連結する弾性連結部(第1弾性連結部31)を備え、前記押受部(第1押受部20)と前記接続部(第1接続部24)との間で前記回動部材16を回動させ、前記回動部材16の回動する部分と前記接続部(第1接続部24)との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層4を設けるコンタクト(第一コンタクト14)において、コンタクトキャリア部6に対して前記コンタクト(第一コンタクト14)を15〜75度傾かせて、前記コンタクト(第一コンタクト14)の接続部(第1接続部24)と前記回動部材16の回動する部分との間に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層4を設けることを特徴とするコンタクト(第一コンタクト14)により達成できる。
コンタクトキャリア部6に対してのコンタクト(第一コンタクト14)の角度が15度以下では省スペース化することが難しくなり、75度以上では低背化が困難になってしまう。好適には30〜60度傾かせることがよい。
請求項3記載のコネクタ10は、請求項1または2記載のコンタクト(第一コンタクト14)を使用することを特徴とするコネクタ10にある。
以上の説明から明らかなように、本発明のコンタクト及び該コンタクトを用いたコネクタによると、次のような優れた効果が得られる。
(1)請求項1記載のコンタクト1は、接続対象物と接触する少なくとも1以上の接触部2と基板に接続する接続部3を有するコンタクト1であって、前記接触部2と前記接続部3との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層4を設けるコンタクト1において、コンタクトキャリア部6に対して前記コンタクト1を15〜75度傾かせて、前記コンタクト1の接続部3付近に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層4を設けることを特徴とするコンタクト1にしているので、従来の比べてレーザ照射5エリアの0.05〜0.5mmの省スペース化ができ、確実に半田・フラックス上がりを防止できる防止層4を設けることができる。
(2)請求項2記載のコンタクトは、接続対象物が挿入された後に回動部材16を所定の位置で回動することにより前記接続対象物に接触部2を接触させるコンタクト1であって、一方端側に前記接触部(第1接触部22)と他方端側に押受部(第1押受部20)を有する第1片と他方端側に接続部(第1接続部24)を有する第2片と前記第1片と前記第2片の一方端を連結する弾性連結部(第1弾性連結部31)を備え、前記押受部(第1押受部20)と前記接続部(第1接続部24)との間で前記回動部材16を回動させ、前記回動部材16の回動する部分と前記接続部(第1接続部24)との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層4を設けるコンタクト(第一コンタクト14)において、コンタクトキャリア部6に対して前記コンタクト(第一コンタクト14)を15〜75度傾かせて、前記コンタクト(第一コンタクト14)の接続部(第1接続部24)と前記回動部材16の回動する部分との間に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層4を設けることを特徴とするコンタクト(第一コンタクト14)にしているので、スライダー(回動部材16)が接続部付近で回動するタイプで、接続部(第1接続部24)とスライダーの押圧部36が回動する部分との間の距離が狭くても、従来の比べてレーザ照射5エリアの0.05〜0.5mmの省スペース化ができ、確実に半田・フラックス上がりを防止できる防止層4を設けることができる。
(3)請求項3記載のコネクタ10は、請求項1または2記載のコンタクト(第一コンタクト14)を使用することを特徴とするコネクタ10にしているので、従来の比べてレーザ照射5エリアの0.05〜0.5mmの省スペース化ができ、確実に半田・フラックス上がりを防止できる防止層4を設けることができる。
本発明の特徴は、コンタクトキャリア部6に対して前記コンタクト1を15〜75度傾かせて、前記コンタクト1の接続部3付近に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層4を設けることを特徴とするコンタクト1である。
つまり、条材(部材)からコンタクト1を成型する際に、キャリア部6に対して、前記コンタクト1部分を15〜75度傾かせて成型し、レーザが前記コンタクト1に斜めに照射するようになることで0.1〜0.5mm幅の前記防止層4を設けたものである。
本実施例では、回動部材16を用いたコネクタ10と該コネクタ10に用いるコンタクトについて説明する。
図1(A)はFPCが挿入された状態のコネクタを嵌合口側の上方からみた斜視図であり、(B)はFPCが挿入された状態のコネクタのあるコンタクト部分で断面した断面図である。図2(A)は本発明のコンタクトの斜視図であり、(B)は従来のコンタクトの斜視図である。図3(A)はキャリア付きの本発明のコンタクトの平面図であり、(B)はキャリア付きの従来のコンタクトの平面図である。図4(A)はハウジングの斜視図であり、(B)は回動部材の斜視図である。図5は条材からレーザ加工までの工程を説明する図面である。
まず、図5に基づいて、コンタクト1の製造方法について説明する。
第1に、(A)のような条材を購入(準備)する。
第2に、(A)の条材のキャリア部分6に(B)のようにパイロット孔7加工をする。
第3に、(C)のようにコンタクト形状に成型する。(但し、一挙に成型するのではなく、変形や弾性歪等を考慮して、必要に応じて、抜き加工や曲げ加工や潰し加工等を行うことは言うまでもない。発明のポイントではないため、各詳細な工程は省いている。)
図5(D)はキャリア上面側からみたものと、コンタクトの側面方向からみた図面である。
第4に、(D)のように、部材(キャリア部6)に対して45度方向からレーザ照射5を両側面側より行い、キャリア部6に対して30度傾いた状態のコンタクト部分の接続部付近に0.2mmのレーザを照射する。
図2(A)の状態が、キャリア部が排除されたコンタクトの完成した状態である。
本実施例のような略H形状のコンタクトの場合の(C)段階について詳細に説明すると、まず、A領域46を抜き、つぎにB領域48を抜き、次にC領域50を抜き、最後にD領域52を抜いて、図3(A)のようなキャリア部6付きの状態にしている。
コンタクトとしては、レーザ照射を、コンタクトキャリア部に対して前記コンタクトを15〜75度傾かせて、前記コンタクトの接続部付近に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層を設けている。
つまり、条材(部材)からコンタクトを成型する際に、キャリア部に対して、前記コンタクト部分を15〜75度傾かせて成型し、レーザが前記コンタクトに斜めに照射するようになることで0.1〜0.5mm幅の前記防止層を設けたものである。
本発明の成型方法により成型したコンタクトを用いたコネクタ10は、主に絶縁体であるハウジング12と回動部材16と第1コンタクト14を備えている。各部位について説明する前に、前記FPCについて説明する。前記FPCには、少なくとも第一コンタクト14の第1接触部22と接触するパターンと該パターンから回路へ繋がる導体部を備えている。本実施例では前記FPCのパターンは表面に配置されている。
まず、第一コンタクト14について説明する。第一コンタクト14は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記第一コンタクト14の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。
前記第一コンタクト14は、少なくとも一方端に第1接触部22と他方端に第1押受部20とを有する第一片19と、他方端に第1接続部24を有する第二片21と、前記第一片19と前記第二片21の一方端を連結する第1弾性連結部31(第1支点部32と第1弾性部34とからなる)とを備えている。つまり、前記第一コンタクト14は、図2のように略逆倒H字形状をしており、一端側に前記FPCと接触する第1接触部22と他端側に前記回動部材16により押圧される第1押受部20と該第1押受部20の先端に内側に突出した第1突出部26と有する第一片19と、一端側に前記第1支点部32と他端側に基板と接続する第1接続部24とを有する第ニ片21と、前記第一片19のほぼ中央付近と前記第ニ片21の前記第1支点部34とを連結する第1弾性部32(前記第1支点部34と前記第1弾性部34を合わせて第1弾性連結部31)と、前記第一コンタクト14の第1弾性連結部31付近の前記第二片21の近傍に第1固定部42とを備えている。前記第一片19の前記第1接触部22と前記第1弾性部34と前記第1支点部32と前記第1接続部24とを略クランク形状に配置されている。本実施例では、前記第1弾性連結部31は第1支点部32と第1弾性部34に分けることができ、また、前記第二片21の一方端(前記第1支点部32)から延設された前記第1接触部22と対向する第1延設部44が設けられている。
前第1記固定部42は、前記第一コンタクト14の第1弾性連結部31付近の前記第二片21の近傍に設けることが望ましいが、本実施例では接続部付近に設けられている。前記第1支点部32付近の下側に設けることで、前記第一コンタクト14の第1接触部22や第1弾性連結部31(第1支点部32と第1弾性部34を含んだ部分)が上に持ち上げる(反る)ことを防いでいる。前記第1固定部42の位置や大きさとしては、このような役割や保持力等を考慮して適宜設計する。
前記第1接触部22は、前記FPCと接触し易いように凸部形状にしており、前記第1接続部24は本実施例では図2のように表面実装タイプ(SMT)にしているが、ディップタイプでも良い。
前記第1支点部32と前記第1弾性部34と前記第1押受部20とは、前記FPCが挿入された際に、次のような作用を果たすための部分である。前記FPCが前記ハウジング12の嵌合口18内に挿入された後に、前記回動部材16の押圧部36が前記第一コンタクト14の第1接続部24と第1押受部20との間で回動すると、前記第1押受部20が前記押圧部36によって押し上げられることで前記第一コンタクト14の第1支点部32を支点にし、前記第一コンタクト14の第1弾性部34が前記第一片19の第1接触部22側に傾くことによって、前記第1接触部22が前記FPCに押圧される。前記第1支点部32と前第1記弾性部34と前記第1押受部20の大きさや形状は、このような作用を果たすために、適宜設計されている。
また、前記第一コンタクト14の第1押受部20の先端に第1突出部26を設け、前記回動部材16の押圧部36を前記第一コンタクト14の第1押受部20と第1接続部24との間で回動させるときは前記回動部材16の回動に対する反発力が強い為に、前記回動部材16の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにしている。前記第1突出部26の大きさは、このような役割を果たすことが出来れば如何なる大きさでもよく、前記回動部材16の押圧部36が引っ掛かる程度に適宜設計する。さらに、前記第1突出部26の役割としては、前記回動部材16の回動が終了し、接続対象物と前記第一コンタクト14が接触している際に、前記回動部材16の押圧部36が倒れないように保持することも兼ねている。
次に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポニフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数の第一コンタクト14が装着される挿入孔38が設けられており、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着等によって固定されている。
長手方向両側には、前記回動部材16の軸28が回動可能に装着される軸受部が設けられている。この軸受部の形状や大きさは、回動部材16の軸28が回動できるように装着されていれば如何なるものでもよく、この役割やハウジング12の強度や大きさ等を考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12は、前記第一コンタクト14の第一片19の第1接触部22を被覆する天井部23を備えている。
最後に、回動部材16について説明する。この回動部材16は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やポニフェニレンサルファイド(PPS)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記回動部材16は主に操作部37とハウジング12に回動可能に装着される軸28部分と前記第一コンタクト14の第1押受部20を押圧する押圧部36と前記第一コンタクト14の第1突出部26が係合する係止孔30とを備えている。前記軸28は、回動部材16を回動するための支点であり、ハウジング12の長手方向両側に回動部材16が回動可能に適宜装着されている。また、長手方向両側には、前記第一コンタクト14の第1押受部20を押圧した際に回動部材16が高さ(図面の上)方向に持ち上がらないようにするためにハウジング12と係合するロック部が設けられている。ロック部の形状や大きさ等は、ハウジング12に係合できれば如何なるものでもよく、上述の役割やコネクタ10の大きさや強度等を考慮して適宜設計する。
前記押圧部36は、前記第一コンタクト14の第1押受部20に押し付ける部分であり、その形状としては細長形状にすることが望ましく、本実施例では楕円形状をしている。このように楕円形状にすることによって、図1(A)のように回動部材16を矢印「イ」方向に回動させ、前記第一コンタクト14の第1押受部20と第1接続部24との間で回転させることで、前記押圧部36の大きさの変化により前記第一コンタクト14の第1押受部20が持ち上げられ、FPCに前記第一コンタクト14の第1接触部22側を押し付けている。前記押圧部36の形状としては、前記第一コンタクト14の第1押受部20と第1接続部24との間で回転でき、長軸と短軸といった大きさの違いにより前記第一コンタクト14の第1押受部20を押し上げられれば、如何なるものでもよい。
また、前記回動部材16を回動した際に、前記回動部材16の回動に対する反発力が強く、前記回動部材16の中央部が図1(A)の矢印「ロ」方向に膨れてしまうことを防ぐようにする為に、前記第一コンタクト16の第1突出部24が係合する係止孔30が別個独立に設けられている。前記係止孔30を別個独立に設けることで、前記回動部材16の強度アップや回動時の変形を防止している。
本発明の活用例としては、携帯電話やノートパソコンやデジタルカメラ等に使用されるコネクタに用いるコンタクトに活用され、特に、コンタクトにレーザ照射により半田上がり防止層を設け、かつ、照射エリアの省スペースを図る場合の構造に関するものである。
(A) FPCが挿入された状態のコネクタを嵌合口側の上方からみた斜視図である。(B) FPCが挿入された状態のコネクタのあるコンタクト部分で断面した断面図である。 (A) 本発明のコンタクトの斜視図である。(B) 従来のコンタクトの斜視図である。 (A) キャリア付きの本発明のコンタクトの平面図である。(B) キャリア付きの従来のコンタクトの平面図である。 (A) ハウジングの斜視図である。(B) 回動部材の斜視図である。 条材からレーザ加工までの工程を説明する図面である。
符号の説明
1 コンタクト
2 接触部
3 接続部
4 防止層
5 レーザ照射部
6 キャリア部
7 孔
10 コネクタ
12 ハウジング
14 第一コンタクト
16 回動部材
17 固定具
18 嵌合口
19 第一片
20 第1押受部
21 第二片
22 第1接触部
23 天井部
24 第1接続部
26 第1突出部
28 軸
30 係止孔
31 第1弾性連結部
32 第1支点部
34 第1弾性部
36 押圧部
37 操作部
38 挿入孔
42 第1固定部
44 第1延設部
46 A領域
48 B領域
50 C領域
52 D領域
70 FPC

Claims (3)

  1. 接続対象物と接触する少なくとも1以上の接触部と基板に接続する接続部を有するコンタクトであって、
    前記接触部と前記接続部との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層を設けるコンタクトにおいて、
    コンタクトキャリア部に対して前記コンタクトを15〜75度傾かせて、前記コンタクトの接続部付近に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層を設けることを特徴とするコンタクト。
  2. 接続対象物が挿入された後に回動部材を所定の位置で回動することにより前記接続対象物に接触部を接触させるコンタクトであって、
    一方端側に前記接触部と他方端側に押受部を有する第1片と他方端側に接続部を有する第2片と前記第1片と前記第2片の一方端を連結する弾性連結部を備え、前記押受部と前記接続部との間で前記回動部材を回動させ、前記回動部材の回動する部分と前記接続部との間に半田・フラックス上がりを防止する防止層を設けるコンタクトにおいて、
    コンタクトキャリア部に対して前記コンタクトを15〜75度傾かせて、前記コンタクトの接続部と前記回動部材の回動する部分との間に、レーザを斜めに照射することで0.1〜0.5mm幅の前記防止層を設けることを特徴とするコンタクト。
  3. 請求項1または2記載のコンタクトを使用することを特徴とするコネクタ。
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