JP2009266614A - 組電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】隣接して配設される素電池の電極端子を簡単かつ容易に、しかも電極端子に無理な力を作用することなく連結する。互いに接近して配設される電位差のある電極端子を確実に絶縁して、素電池にショート電流が流れるのを防止する。
【解決手段】組電池は、互いに隣接して配設される複数の素電池10を備える。隣接する素電池10は、互いの電極端子11を連結具12で連結して電気接続している。さらに、組電池は、電極端子11を連結する電極嵌合部20を有する絶縁ホルダー13を備える。この絶縁ホルダー13は、連結具12を定位置に配置する連結具保持部21を有し、この連結具保持部21に定位置に配置された連結具12でもって、隣接する素電池10の電極端子11を接続している。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の素電池を備える組電池に関し、とくに隣接する素電池の電極端子を連結具で連結してなる組電池に関する。
車両に搭載されて、車両を走行させるモータを駆動する電源に使用される組電池のように、大きな出力が要求される組電池は、多数の素電池を直列又は並列に接続している。この組電池は、素電池を直列に接続して出力電圧を高く、並列に接続して電流容量を大きくできる。この構造の組電池は、互いに隣接して配設される素電池の電極端子を接続して、直列や並列に接続される。この構造の組電池は、電位差のある電極端子を露出させることから、これに金属が接触すると大きなショート電流が流れる。電池のショート電流は、電池の電気特性を低下するばかりでなく、発熱して安全性も低下させる。
この弊害を防止するために、電極端子を絶縁状態にカバーする組電池が開発されている。(特許文献1参照)
特開平6−310123号公報
特許文献1の組電池は、図1の斜視図に示すように、素電池90の電極端子91である雄ネジ部91Aを接続端子92の貫通孔92Aに挿通し、雄ネジ部91Aにナット93をねじ込んで雄ネジ部91Aを接続端子92に固定している。さらに、接続端子92が固定された上に、端子カバー94を連結して、端子カバー94で電極端子91を絶縁状態にカバーする。
この構造の組電池は、端子カバーで電極端子などの通電露出部を絶縁状態にカバーできる。しかしながら、この連結構造は、電極端子の雄ネジ部にナットをねじ込んで接続端子を固定することから、雄ネジ部にナットの回転力が作用する。このため、鉛バッテリのように、電極端子の雄ネジ部を外装ケースに強固に固定している素電池には利用できるが、車両用の組電池に使用される素電池のように、小型軽量で大きな出力が要求される組電池には使用できない。それは、電極端子を十分な強度で外装ケースに固定するのが難しいからである。とくに、大出力特性を実現するリチウムイオン電池は、小型軽量にすることから、電極端子を強固に外装ケースに固定するのが難しい。
本発明者は、この弊害を避けることを目的として、図2に示す組電池を開発した。この組電池は、互いに隣接して配列される素電池80の隣接する電極端子81を積層して積層部にボルト82を貫通し、ボルト82にナット83をねじ込んで連結する。この構造は、ボルト82とナット83で挟着して、電極端子81を連結するので、電極端子81に回転力が作用しない。このため、電極端子81に無理な力を作用させないで、電極端子81を接続できる。
ただ、図2の組電池は、ナットを回転しないように保持しながら、ボルトをねじ込むので、電極端子の接続に手間がかかる欠点がある。また、隣接して配設される電位差のある電極端子を絶縁できない欠点もある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、隣接して配設される素電池の電極端子を簡単かつ容易に、しかも電極端子に無理な力を作用することなく連結できる組電池を提供することにある。
また、本発明の他の大切な目的は、互いに接近して配設される電位差のある電極端子を確実に絶縁して、素電池にショート電流が流れるのを防止できる組電池を提供するにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
組電池は、互いに隣接して配設される複数の素電池10、50を備える。隣接する素電池10、50は、互いの電極端子11、51を連結具12、52で連結して電気接続している。さらに、組電池は、電極端子11、51を連結する電極嵌合部20、60を有する絶縁ホルダー13、53を備える。この絶縁ホルダー13、53は、連結具12、52を定位置に配置する連結具保持部21、61を有し、この連結具保持部21、61に定位置に配置された連結具12、52でもって、隣接する素電池10、50の電極端子11、51を接続している。
この組電池は、素電池の電極端子を電極嵌合部にセットして絶縁ホルダーを定位置に配置し、さらに、この絶縁ホルダーに設けている連結具保持部にセットされて定位置に配置される連結具で、隣接して配置している素電池の電極端子を接続する。このため、隣接する素電池の電極端子を簡単かつ容易に、しかも電極端子に無理な力を作用することなく連結できる特徴がある。また、この組電池は、互いに接近して配設される電位差のある電極端子を絶縁ホルダーで確実に絶縁できる。互いに接近する電極端子は、組み立て工程において、あるいはメンテナンスのときに、金属が接触してショートしやすいが、絶縁ホルダーで確実に絶縁することで、この弊害を防止して、素電池にショート電流が流れるのを防止できる特徴もある。
さらに、本発明の組電池は、連結具12、52で電極端子11、51を接続した状態で、絶縁ホルダー13、53を電極端子11、51に固定することができる。この組電池は、連結具で電極端子を接続した状態で、絶縁ホルダーを電極端子に固定するので、絶縁ホルダーを容易に固定することができる。
さらに、本発明の組電池は、絶縁ホルダー13、53の外側をカバーする端子カバー14、54を備え、この端子カバー14、54で絶縁ホルダー13、53の外側をカバーして、電極端子11、51に接続してなる通電露出部17、57を絶縁状態にカバーすることができる。この組電池は、端子カバーで通電露出部を絶縁状態にカバーするので、通電露出部に金属が接触してショート電流が流れるのを防止できる。さらに、本発明の組電池は、通電露出部を、連結具の表面の一部とすることができる。
さらに、本発明の組電池は、電極端子11、51に貫通孔11b、51bを設けて、連結具12、52がこの貫通孔11b、51bに挿通されるボルト12A、52Aと、このボルト12A、52Aをねじ込んでいるナット12B、52Bを備えることができる。さらに、組電池は、絶縁ホルダー13、53に、連結具12、52のナット12B、52Bを非回転状態に配置する連結具保持部21、61を設けて、連結具保持部21、61に案内しているナット12B、52Bにボルト12A、52Aをねじ込んで、ボルト12A、52Aとナット12B、52Bとで互いの電極端子11、51を連結することができる。この組電池は、絶縁ホルダーでナットを回転しないように定位置に配置して、ボルトをねじ込んで電極端子を接続できるので、極めて簡単に、しかも確実に電極端子を接続できる。
さらに、本発明の組電池は、素電池10、50の電極端子11、51が、隣の素電池10、50に向かって伸びて積層する積層部11B、51Bを備えて、隣接する素電池10、50の積層部11B、51Bを積層して、積層部11B、51Bを連結具12、52で連結することができる。この組電池は、電極端子を直接に連結具で接続できる。
さらに、本発明の組電池は、素電池10の電極端子11の積層部11Bを、素電池10の電極端子11を固定している電極面に対して垂直姿勢に配設することができる。この組電池は、ボルトなどの連結具を水平方向に積層部に挿通して、電極端子を連結できる。
さらに、本発明の組電池は、素電池50の電極端子51の積層部51Bを、素電池50の電極端子51を固定している電極面から離れて、電極面に対して水平姿勢に配設することができる。この組電池は、ボルトなどの連結具を上から下に挿通して、電極端子を接続できる。このため、正負の電極端子を能率よく接続できる。
さらに、本発明の組電池は、素電池の電極端子が、素電池に固定してなる固定端子と、この固定端子に固定される接続端子とを備え、接続端子と固定端子とを積層して連結具で固定することができる。この組電池は、固定端子を素電池の外装缶の外側に突出させない構造にできるので、固定端子を連結している封口板の外周を、レーザー溶接して外装缶に気密に固定できる。このため、素電池を能率よく組み立てできる。
さらに、本発明の組電池は、絶縁ホルダー13、53が、電極端子11、51に接続されるリード線16に連結している接続端子15を案内する接続端子保持部24、64を有することができる。この組電池は、リード線の接続端子を簡単かつ確実に電極端子に接続できる。
さらに、本発明の組電池は、絶縁ホルダー53が、電極端子51に接続されるリード線16を配線するガイド溝68を備えることができる。この組電池は、電極端子に接続しているリード線をガイド溝に入れて保護できる。このため、リード線が振動や衝撃で他の部材に接触してショートする弊害を確実に防止できる。
さらに、本発明の組電池は、絶縁ホルダー13、53が、電極端子11、51に接続されるリード線16を固定する固定部を備えることができる。この組電池は、電極端子に接続しているリード線を固定部に掛止して固定できる。このため、リード線が振動や衝撃で他の部材に接触してショートする弊害を確実に防止できる。
さらに、本発明の組電池は、素電池50が、封口板の両端分に正負の電極端子51を有すると共に、正負の電極端子51の間の安全弁50aの吐出口を設けてなる角形電池として、封口板を同一面に配置するように素電池50を積層状態に配置することができる。さらに、この組電池は、封口板の両側の電極端子51に連結してなる一対の絶縁ホルダー53が、対向面に隔壁69を備えて、一対の隔壁69の間に、開弁する安全弁50aから排出されるガスの排出ダクト59を設けることができる。この組電池は、素電池に設けた安全弁から排出されるガスを絶縁ホルダーで外部に排気できる。
さらにまた、本発明の組電池は、隔壁69が排出ダクト59の側壁の一部を兼ねることができる。この組電池は、排出ダクトを簡単にかつ容易な構造とすることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための組電池を例示するものであって、本発明は組電池を以下のものに特定しない。さらに、この明細書は、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
[第1の実施例]
図3ないし図5に示す組電池は、複数の素電池10をセパレータ30を介して積層するように配置して、両端をエンドプレート31で挟着している。この組電池は、複数の素電池10を互いに隣接して配設して、隣接する素電池10の電極端子11を接続している。隣接する素電池10の電極端子11は、互いに積層されて、積層部11Bを連結具12で固定して電気接続している。ただ、隣接する素電池10の電極端子11を互いに積層しないで、電極端子間に隙間を設けて連結具にて固定することもできる。さらに、図の組電池は、隣接する電極端子11を絶縁して、連結具12を定位置に配置する絶縁ホルダー13と、この絶縁ホルダー13に連結されて、通電露出部17を絶縁状態にカバーする端子カバー14を備える。
[素電池10]
素電池10は角形電池である。角形電池は、角形の外装缶の開口部を封口板で気密に閉塞している。角形素電池は、円筒型電池と比較して効率よく配置でき、単位体積当たりのエネルギー密度を高くできる。特に車載用途では省スペース化の要求が高く、好ましい。このような素電池には、リチウムイオン二次電池等、角形の二次電池が利用できる。またニッケル電池等の二次電池とすることもできる。素電池10の電極端子11は、直列又は並列に結線される。さらに組電池の端部で制御回路(図示せず)に接続され、制御回路によって各素電池10の電圧、電流、温度等を測定し、電池容量及び必要充放電量等を決定して、充放電等の制御が行われる。
素電池10は、底を閉塞しているアルミニウムなどの金属製の外装缶の上面を、アルミニウムなどの金属製の封口板で閉塞している。角形電池は、封口板の外周縁をレーザー溶接して、封口板を外装缶の開口部に気密に固定している。封口板は、正負の電極端子11を両端部に固定している。図5の素電池10は、封口板の両端部に絶縁材を介して電極金属を固定して、この電極金属に電極端子11を溶接して固定している。
図5の素電池10の電極端子11は、金属板をL字状に折曲して、固定部11Aに積層部11Bを連結している。固定部11Aは電極金属に溶接などの方法で固定される。積層部11Bは、封口板の外側に突出して、すなわち、隣に積層される素電池10に向かって突出している。積層部11Bは、積層される隣の素電池10に向かって突出して、隣の素電池10の積層部11Bに積層されて連結具12で固定される。積層部11Bを連結具12で固定して、積層している素電池10は互いに直列に接続される。ただ、積層部を連結具で固定して、素電池を並列に接続することもできる。
図5の素電池10は、電極端子11をL字状として、積層部11Bを封口板に対して垂直姿勢としている。さらに、垂直姿勢の積層部11Bは、素電池10の積層面に対して直交する姿勢、いいかえると素電池10の積層方向に平行な垂直面に配置される。この積層部11Bは、素電池10を積層している組電池の外側から連結具12のボルト12Aを挿通して固定される。積層部11Bは、連結具12で固定するために貫通孔11bを設けている。貫通孔11bは、隣接する素電池10の積層部11Bを積層して、ボルト12Aを挿通できる位置に設けている。すなわち、隣接する素電池10の電極端子11の積層部11Bが互いに積層されて、貫通孔11bは同じ位置にある。2枚の積層部11Bを積層する状態で、貫通孔11bに連結具12のボルト12Aを挿通して積層部11Bは連結具12で固定される。
[連結具12]
図5の連結具12は、ボルト12Aとナット12Bからなる。ボルト12Aは、電極端子11の積層部11Bの貫通孔11bに挿通されて、ナット12Bにねじ込まれて、電極端子11の積層部11Bを挟着して固定する。図5のナット12Bは、六角ナット12Bである。ただ、ナットには外形を四角形などの多角形とするナット、あるいは外形を非円形とするナットなども使用できる。図5の連結具12は、ボルト12Aとナット12Bからなるが、連結具にはリベットなども使用できる。
[絶縁ホルダー13]
図3ないし図5の組電池は、両端部に電極端子11を設けている素電池10を積層するように配置する。したがって、組電池上面の両端部に2列に並んで電極端子11が配設される。両端部の電極端子11を絶縁するために、一対の絶縁ホルダー13が2列に並んで配設される。図4と図5の組電池は、各々の列に複数の絶縁ホルダー13を直線状に並べて、両端に配設している複数の電極端子11を絶縁している。これらの図の組電池は、各々の列に3個の絶縁ホルダー13を並べて、6組の電極端子11を絶縁状態にカバーしている。この絶縁ホルダー13は、互いに接近する2組の電極端子11を挿通する電極嵌合部20を設けている。これらの図に示すように、複数の絶縁ホルダー13を直線状に並べて電極端子11を絶縁状態にカバーする組電池は、電極端子11の間隔の誤差を絶縁ホルダー13の間に設ける隙間で調整できる。ただし、図示しないが、本発明の組電池は、各々の列の電極端子を1列の絶縁ホルダーでカバーすることもできる。
絶縁ホルダー13は、電極端子11に連結されて、互いに接近して配設される隣の電極端子11を絶縁し、さらに連結具12を定位置に配置して仮固定する。絶縁ホルダー13は、プラスチックなどの絶縁材を成形して製作される。図5と図6は絶縁ホルダー13の斜視図を示し、図7は絶縁ホルダー13の断面図を示している。これらの図の絶縁ホルダー13は、電極端子11をセットする電極嵌合部20と、連結具12のナット12Bを定位置に配置して仮固定する連結具保持部21を設けている。
図の絶縁ホルダー13は、下方に開口するように電極嵌合部20を設けている。電極嵌合部20は、互いに積層している2枚の積層部11Bを挿通できる隙間に成形している。絶縁ホルダー13は、電極嵌合部20に、互いに積層している積層部11Bを挿通することで、絶縁状態に固定している素電池10の定位置に配置される。したがって、電極嵌合部20は、2枚の積層部11Bを挿通して定位置に配置できる隙間、いいかえると、内側の隙間を、2枚の積層部11Bを積層している厚さにほぼ等しく成形している。さらに、絶縁ホルダー13は、複数の電極嵌合部20を設けて(図5と図6にあっては2組の電極嵌合部20)、各々の電極嵌合部20に挿通される電極端子11を絶縁する。したがって、絶縁ホルダー13は、各々の電極嵌合部20の間に、隣接する電極端子11を絶縁するための絶縁隔壁22を設けている。
絶縁ホルダー13は、電極嵌合部20に挿通された積層部11Bの貫通孔11bに挿通されるボルト12Aと、このボルト12Aをねじ込むナット12Bを非回転状態に定位置に配置するために連結具保持部21を設けている。連結具12をボルト12Aとナット12Bとする構造にあっては、絶縁ホルダー13は、ナット12Bを非回転状態に定位置に配置して仮固定する位置に連結具保持部21を設けている。図5の絶縁ホルダー13は、連結具12である角ナット12Bを挿入できるように、内形を角柱状とする連結具保持部21を、片側面に、図5においては、一対の絶縁ホルダー13の対向面に開口するように設けている。この絶縁ホルダー13は、角柱状の連結具保持部21に角ナット12Bを挿入して、角ナット12Bを回転しないように、しかも外れないように配置して仮固定する。連結具保持部21は、角ナット12Bを挿入して抜けない構造、いいかえると、連結具保持部21の内形を、ナット12Bを挿入して脱落しない形状に成形してナット12Bを確実に仮固定できる。この絶縁ホルダー13は、ボルト12Aを挿入するときにナット12Bが脱落せず、能率よくボルト12Aをねじ込んで、積層部11Bを固定できる。ただ、連結具保持部は、必ずしもナットを脱落しない状態に挿入する必要はなく、ナットを回転しない状態に挿入することもできる。この絶縁ホルダーは、ボルトをねじ込むときにナットが回転しないので、ボルトをねじ込んで簡単に積層部を固定できる。
連結具保持部21を開口する反対側には、ボルト頭12aを案内するボルト凹部23を設けている。図のボルト12Aは、ボルト頭12aの中心に、六角形の凹部を設けている六角ボルト12Aである。この六角ボルト12Aは、ボルト頭12aを円柱状とするので、ボルト凹部23の内形を円柱状としている。このボルト12Aは、ボルト頭12aの凹部に六角レンチを挿入して、ナット12Bにねじ込まれ、絶縁ホルダー13は、電極端子11に外れないように固定される。
連結具保持部21とボルト凹部23とは、絶縁ホルダー13の両面の対向する位置にあって、ボルト凹部23に挿入されるボルト12Aを、連結具保持部21に挿入しているナット12Bにねじ込んで固定するようにしている。さらに、絶縁ホルダー13は、ボルト12Aを積層部11Bの貫通孔11bに挿通できる位置に、ボルト凹部23と連結具保持部21とを配置している。
さらに、図5の絶縁ホルダー13は、電極端子11に接続されるリード線16に連結している接続端子15を案内する接続端子保持部24を設けている。電極端子11に接続されるリード線16は、図示しないが、各々の素電池10の電圧を検出する電圧検出回路に接続される。この電圧検出回路は、素電池10の電圧を検出して、組電池の充放電をコントロールする。図5に示すリード線16の接続端子15は丸端子で、この丸端子は、電極端子11の積層部11Bに積層されて、連結具12で電極端子11に固定される。リチウムイオン電池は、負極の電極端子11を銅や銅合金、正極の電極端子11をアルミニウムやアルミニウム合金とするので、丸端子は、図7の断面図に示すように、負極の電極端子11に積層して固定される。この構造は、接続端子15の電食を防止できる。それは、銅や真鍮からなる接続端子15が銅や銅合金の電極端子11に接触することから、水分が付着して発生する局部電池による腐食を防止できるからである。
接続端子15の丸端子は、丸端子部15Aとリード線16を接続する接続部15Bとを直角にL字状に折曲している。この接続端子15を挿入するために、絶縁ホルダー13は、接続端子保持部24を設けている。接続端子保持部24は、上方に開口して、L字状の接続端子15を挿入して定位置に配置できるように設けられる。接続端子保持部24は、丸端子部15Aを挿入する部分と、接続部15Bを挿入する部分とを直角に配置して、上方に開口して設けている。接続端子保持部24は、ここに接続端子15を挿入して、丸端子部15Aを電極端子11の積層部11Bに積層して、かつボルト12Aを挿入できる位置に配置する。
さらに、図4と図5の絶縁ホルダー13は、対向して配設される外側に突出するように、平面プレート25を一体的に成形して設けている。平面プレート25の上には、電極端子11に接続しているリード線16が配線される。また、素電池10の温度を検出する温度センサ(図示せず)に接続しているリード線も平面プレート25の上に配線される。図の平面プレート25は、上に配線されるリード線16を結束する結束具(図示せず)を挿通する連結穴26を設けている。この連結穴26に結束具を挿通し、これでリード線16を結束して定位置に配置できる。また、結束具以外のリード線の固定構造として、平面プレート25にフック状等の固定部を形成し、この固定部にリード線を掛止させて固定することもできる。
[端子カバー14]
端子カバー14は、絶縁ホルダー13の外側をカバーして、電極端子11に接続している連結具12の表面などの通電露出部17を絶縁状態にカバーする。端子カバー14は、プラスチックなどの絶縁材を成形して製作される。図3の端子カバー14は、絶縁ホルダー13の上面と外側面と両端面、すなわち、素電池10の両端部に設けられる一対の絶縁ホルダー13の対向する内側面を除く全ての面を絶縁状態にカバーしている。絶縁ホルダー13の対向する内側面は、図3の鎖線で示すように、安全弁10aから排出されるガスを外部に排気する排出ダクト19が設けられるので、この排出ダクト19で絶縁状態にカバーされる。図3の端子カバー14は、止ネジ18で絶縁ホルダー13に固定している。この端子カバー14は、止ネジ18を貫通させる固定穴14aを天面に設けている。絶縁ホルダー13は、止ネジ18をねじ込んで固定するねじ穴27を上面に設けている。端子カバー14は、止ネジ18を介して絶縁ホルダー13に固定され、絶縁ホルダー13を介して、積層している素電池10の定位置に連結される。
[セパレータ30]
素電池10は、図4と図5に示すようにセパレータ30を挟着して互いに絶縁状態で積層される。セパレータ30は、素電池10の外形に等しい大きさの四角形で、隣接する素電池10に挟まれて絶縁する。セパレータ30は、耐熱性、断熱性に優れた絶縁材で構成され、好ましくは軽量で安価な樹脂により形成される。例えば熱伝導率の小さい(望ましくは0.5W/m以下)、ポリプロピレン、ポリウレタン等の合成樹脂が利用できる。これにより、セパレータ30で素電池10を保護すると共に、隣接する素電池10同士を絶縁して断熱する。また、セパレータ30は、凸条と溝とが交互に並ぶ凹凸状として、溝に冷却媒体を通すことにより、素電池10を側面から冷却する。
[エンドプレート31]
以上のようにしてセパレータ30と素電池10を交互に重ねるようにして連結された状態で、端面をエンドプレート31で被覆して固定する。エンドプレート31は、端面で露出する素電池10を被覆できる大きさに形成され、両側からこれを狭持する状態に固定する。この例では、エンドプレート31の側部に一対のネジ穴32を設けて、素電池10を積層した組電池の側面に延長した連結ボルト33を通してエンドプレート31同士を螺合により固定している。エンドプレート31も好ましくは一体成形により成形可能な、金属製や樹脂製のものが使用できる。
[第2の実施例]
図8ないし図11に示す組電池は、電極端子51の積層部51Bを水平姿勢としている。これらの図の組電池の素電池50の電極端子51を図12の断面図に示している。この図に示す電極端子51は、金属板をL字状に折曲している。この電極端子51は、下端を素電池50の封口板に固定する垂直部51Aと、この垂直部51Aの上端に折曲して連結される積層部51Bとからなる。垂直部51Aの下端は、封口板の表面に設けている電極金属に溶接などの方法で固定される。積層部51Bは、封口板の外側に突出して、すなわち、隣に積層される素電池50に向かって突出している。積層部51Bは、積層される隣の素電池50に向かって突出して、隣の素電池50の積層部51Bに積層されて連結具52で固定される。積層部51Bを連結具52で固定して、積層している素電池50は互いに直列に接続される。ただ、電極端子51を互いに積層しないで、電極端子間に隙間を設けて連結具にて固定することもできる。さらにまた、積層部を連結具で固定して、素電池を並列に接続することもできる。
図12の素電池50は、電極端子51をL字状として、積層部51Bを封口板に対して水平姿勢としている。この積層部51Bは、素電池50を積層している組電池の上から下に向かって連結具52のボルト52Aを挿通して固定される。積層部51Bは、連結具52で固定するために貫通孔51bを設けている。貫通孔51bは、隣接する素電池50の積層部51Bを積層して、ボルト52Aを挿通できる位置に設けている。すなわち、隣接する素電池50の電極端子51の積層部51Bが互いに積層されて、貫通孔51bは同じ位置にある。2枚の積層部51Bを積層する状態で、貫通孔51bに連結具52のボルト52Aを挿通して積層部51Bは連結具52で固定される。
[絶縁ホルダー53]
図8ないし図10の組電池は、上面の両端部に2列に並んで電極端子51が配設される。両端部の電極端子51を絶縁するために、一対の絶縁ホルダー53が2列に並んで配設される。図9と図10の組電池は、各々の列に3組の絶縁ホルダー53を直線状に並べて、両端に配設している複数の電極端子51を絶縁している。これらの図の組電池は、各々の列に3個の絶縁ホルダー53を並べて、9組の電極端子51を絶縁状態にカバーしている。この絶縁ホルダー53は、互いに接近する3組の電極端子51を挿通する電極嵌合部60を設けている。これらの図に示すように、複数の絶縁ホルダー53を直線状に並べて電極端子51を絶縁状態にカバーする組電池は、図4と図5に示す組電池と同様に、電極端子51の間隔の誤差を絶縁ホルダー53の間に設ける隙間で調整できる。ただし、図示しないが、この組電池も、各々の列の電極端子を1列の絶縁ホルダーでカバーすることができる。
絶縁ホルダー53は、電極端子51の積層部51Bの下に挿入される挿入部60Aを有する。挿入部60Aが積層部51Bの下方に挿入されて、絶縁ホルダー53は素電池50の定位置に連結される。隣接する素電池50の電極端子51は、積層部51Bの両端に垂直部51Aがあって、ゲートの形状となっている。このゲートの内側、すなわち、積層部51Bとその両側の垂直部51Aの内側に挿入部60Aを挿入して、素電池50の定位置に連結される。絶縁ホルダー53は、隣接する電極端子51を絶縁する絶縁隔壁62を、挿入部60Aの間に設けている。絶縁隔壁62と挿入部60Aとの間には、電極端子51の垂直部51Aを挿入できるスリット60Bを開口している。絶縁隔壁62は、図12の断面図に示すように、隣接する電極端子51の間に挿入されて、互いに接近して配設される電位差のある電極端子51を絶縁する。
絶縁ホルダー53は、電極端子51の積層部51Bの下に挿入される挿入部60Aとその両側のスリット60Bでもって、電極端子51を定位置に連結する電極嵌合部60を設けている。電極嵌合部60の挿入部60Aは、互いに積層している2枚の積層部51Bとその両側の垂直部51Aの内側に挿入できる形状に成形している。さらに、挿入部60A両側のスリット60Bは、その内幅を、電極端子51の垂直部51Aの厚さにほぼ等しく、たとえば電極端子51の垂直部51Aの厚さよりも0〜1mm広くしている。絶縁ホルダー53は、電極嵌合部60の挿入部60Aを積層部51Bの内側に挿入することで、素電池50の定位置に配置される。
挿入部60Aの両側にスリット60Bを介して設けている絶縁ホルダー53は、組み立て工程において、連結具52のボルト52A等で電位差のある電極端子51のショートを防止するために、両側と対向する内側に沿って凸条62Aを設けて絶縁隔壁62としている。凸条62Aは、上方に突出して、挿入部60Aの両側に垂直に立ち上がる電極端子51の絶縁に好ましい壁面を構成する。この絶縁ホルダー53は、絶縁隔壁62の凸条62Aの内側の低い位置に挿入部60Aが配設される。連結具52のボルト52Aなどは、この絶縁隔壁62の凸条62Aの内側に挿入されて、電極端子51を接続する。したがって、この構造は、絶縁隔壁62でより確実に電位差のある電極端子51やこれに接続するボルト52Aなどを絶縁できる。
絶縁ホルダー53は、積層部51Bを連結するボルト52Aをねじ込むナット52Bを非回転状態に定位置に配置するために連結具保持部61を挿入部60Aの下面に開口している。連結具52をボルト52Aとナット52Bとする構造にあっては、絶縁ホルダー53は、ナット52Bを非回転状態に定位置に配置して仮固定する位置に連結具保持部61を設けている。図14と図15の絶縁ホルダー53は、連結具52である角ナット52Bを挿入できるように、内形を角柱状とする連結具保持部61を、片面に、図15においては、挿入部60Aの下に開口するように設けている。この絶縁ホルダー53は、角柱状の連結具保持部61に角ナット52Bを挿入して、角ナット52Bを回転しないように、しかも外れないように配置して仮固定する。連結具保持部61は、角ナット52Bを挿入して抜けない構造、いいかえると、連結具保持部61の内形を、ナット52Bを挿入して脱落しない外形に成形してナット52Bを確実に仮固定できる。この絶縁ホルダー53は、ボルト52Aを挿入するときにナット52Bが脱落せず、能率よくボルト52Aをねじ込んで、積層部51Bを固定できる。
さらに、図16ないし図19の絶縁ホルダー53は、電極端子51に接続されるリード線16に連結している接続端子15を嵌着して定位置に配置する接続端子保持部64を挿入部60Aの上面設けている。図に示すリード線16の接続端子15は丸端子で、丸端子部15Aが、図12に示すように、電極端子51の積層部51Bの下面に積層されて、連結具52で電極端子51に固定される。リチウムイオン電池は、負極の電極端子51を銅や銅合金、正極の電極端子51をアルミニウムやアルミニウム合金とするので、丸端子は、図12の断面図に示すように、負極の電極端子51に積層して固定される。
さらに、図13、及び図16ないし図19に示す絶縁ホルダー53は、対向して配設される内側に、リード線16を配線するガイド溝68を設けている。ガイド溝68を設けるために、平面プレート65と隔壁69とを一体的に成形して設けている。ガイド溝68には、電極端子51に接続しているリード線16が配線される。また、素電池50の温度を検出する温度センサ(図示せず)に接続しているリード線も平面プレート65の上に配線される。さらに、図の平面プレート65は、上に配線されるリード線16を結束する結束具(図示せず)を挿通する連結穴66を設けている。この連結穴66に結束具を挿通し、これでリード線16を結束して定位置に配置できる。また、結束具以外のリード線の固定構造として、平面プレート65にフック状等の固定部を形成し、この固定部にリード線を掛止させて固定することもできる。
隔壁69を有する絶縁ホルダー53は、図9に示すように、素電池50の両端部に平行に配設されて、一対の隔壁69の間に開弁する安全弁50aから排出されるガスの排出ダクト59を設けることができる。また、一対の隔壁69が排出ダクトの側壁の一部を兼ねる構造としてもよい。
[端子カバー54]
端子カバー54は、絶縁ホルダー53の外側をカバーして、電極端子51に接続している連結具52の表面などの通電露出部57を絶縁状態にカバーする。端子カバー54は、プラスチックなどの絶縁材を成形して製作される。図8の端子カバー54は、絶縁ホルダー53の上面と外周面をカバーしている。図8の端子カバー54は、外周に設けている周壁54Aを絶縁ホルダー53に連結している。周壁54Aは、絶縁ホルダー53に連結する係止穴54aを設けている。絶縁ホルダー53は、係止穴54aに連結される係止凸部67を設けている。この係止凸部67を係止穴54aに連結して、端子カバー54は絶縁ホルダー53に連結される。
以上の組電池は、以下の工程で組み立てられる。
[素電池の積層工程]
素電池10、50の間にセパレータ30を挟み、両端面にエンドプレート31を配設し、エンドプレート31に連結ロッド33を連結して、素電池10、50を積層状態に固定する。
[絶縁ホルダーの連結工程]
絶縁ホルダー13、53の連結具保持部21、61にナット12B、52Bを挿入して、ナット12B、52Bを絶縁ホルダー13、53の定位置に仮固定する。さらに、リード線16に接続している接続端子15を絶縁ホルダー13、53の接続端子保持部24、64に案内して定位置に配置する。この絶縁ホルダー13、53の電極嵌合部20、60に電極端子11、51を挿入して絶縁ホルダー13、53を定位置に配置する。
[連結具の接続工程]
連結具12、52のボルト12A、52Aを電極端子11、51の積層部11B、51Bに設けている貫通孔11b、51bに挿入し、これを絶縁ホルダー13、53に仮固定されるナット12B、52Bにねじ込んで、ボルト12A、52Aとナット12B、52Bで積層部11B、51Bを固定し、さらにリード線16の接続端子15及び絶縁ホルダー13、53も電極端子11、51に一緒に固定する。
[端子カバーの連結工程]
リード線16を所定の位置に配線した後、絶縁ホルダー13、53に端子カバー14、54を連結する。第1の実施例の端子カバー14は、止ネジ18で絶縁ホルダー13に連結し、第2の実施例の端子カバー54は、係止凸部67を係止穴54aに案内して、端子カバー54を絶縁ホルダー53に連結する。
以上の実施例の組電池は、素電池の電極端子が、隣の素電池に向かって伸びる積層部を備えており、互いに積層される電極端子の積層部を連結具で連結している。ただ、本発明の組電池は、必ずしも隣接する素電池の電極端子に積層部を設けて、これらの積層部を連結具で接続する必要はない。素電池の電極端子は、素電池に固定してなる固定端子と、この固定端子に固定される接続端子とを備えることができる。この組電池は、図示しないが、接続端子と固定端子とを積層してこれらの積層部を連結具で固定する。この組電池は、固定端子を素電池の外装缶の外側に突出させない構造にできる。このため、固定端子を連結している封口板の溶接等を簡単にして、素電池を能率よく組み立てできる。
従来の組電池の電極端子の連結構造を示す分解斜視図である。 本発明者が先に開発した組電池の電極端子の連結構造を示す断面図である。 本発明の第1の実施例にかかる組電池の斜視図である。 図3に示す組電池の端子カバーを外した斜視図である。 図4に示す組電池の絶縁ホルダーと連結具の連結構造を示す分解斜視図である。 絶縁ホルダーの斜視図である。 電極端子に絶縁ホルダーと連結具を連結する構造を示す拡大断面図である。 本発明の第2の実施例にかかる組電池の斜視図である。 図8に示す組電池の端子カバーを外した斜視図である。 図9に示す組電池の平面図である。 図10に示す組電池のA−A線断面図である。 電極端子に絶縁ホルダーと連結具を連結する構造を示す拡大断面図である。 電極端子と絶縁ホルダーと連結具との連結構造を示す拡大斜視図である。 絶縁ホルダーの底面斜視図である。 図14に示す絶縁ホルダーと連結具の分解斜視図である。 絶縁ホルダーの斜視図である。 図16に示す絶縁ホルダーを分割した状態を示す斜視図である。 図16に示す絶縁ホルダーを分割した状態を示す斜視図である。 図16に示す絶縁ホルダーを分割した状態を示す斜視図である。
符号の説明
10…素電池 10a…安全弁
11…電極端子 11A…固定部
11B…積層部
11b…貫通孔
12…連結具 12A…ボルト
12a…ボルト頭
12B…ナット
13…絶縁ホルダー
14…端子カバー 14a…固定穴
15…接続端子 15A…丸端子部
15B…接続部
16…リード線
17…通電露出部
18…止ネジ
19…排出ダクト
20…電極嵌合部
21…連結具保持部
22…隔壁
23…ボルト凹部
24…接続端子保持部
25…平面プレート
26…連結穴
27…ねじ穴
30…セパレータ
31…エンドプレート
32…ネジ穴
33…連結ボルト
50…素電池 50a…安全弁
51…電極端子 51A…固定部
51B…積層部
51b…貫通孔
52…連結具 52A…ボルト
52a…ボルト頭
52B…ナット
53…絶縁ホルダー
54…端子カバー 54A…周壁
54a…係止穴
57…通電露出部
59…排出ダクト
60…電極嵌合部 60A…挿入部
60B…スリット
61…連結具保持部
62…絶縁隔壁 62A…凸条
64…接続端子保持部
65…平面プレート
66…連結穴
67…係止凸部
68…ガイド溝
69…隔壁
80…素電池
81…電極端子
82…ボルト
83…ナット
90…素電池
91…電極端子 91A…雄ネジ部
92…接続端子 92A…貫通孔
93…ナット
94…端子カバー

Claims (14)

  1. 互いに隣接して配設される複数の素電池を備え、隣接する素電池は互いの電極端子を連結具で連結して電気接続してなる組電池であって、
    前記電極端子が連結される電極嵌合部を有する絶縁ホルダーを備え、この絶縁ホルダーは、前記連結具を定位置に配置する連結具保持部を有し、この連結具保持部に定位置に配置された連結具でもって、隣接する素電池の電極端子を接続してなる組電池。
  2. 前記連結具で電極端子を接続した状態で、前記絶縁ホルダーを電極端子に固定している請求項1に記載の組電池。
  3. 前記絶縁ホルダーの外側をカバーする端子カバーを備え、この端子カバーが絶縁ホルダーの外側をカバーして、電極端子に接続してなる通電露出部を絶縁状態にカバーしている請求項1に記載される組電池。
  4. 前記通電露出部が、連結具表面の一部である請求項3に記載される組電池。
  5. 前記電極端子が貫通孔を設けており、連結具がこの貫通孔に挿通されるボルトと、このボルトをねじ込んでいるナットからなり、前記絶縁ホルダーの連結具保持部は連結具のナットを非回転状態にセットする保持部で、連結具保持部に案内してなるナットに前記ボルトがねじ込まれて、ボルトとナットとで電極端子を連結してなる請求項1に記載される組電池。
  6. 前記素電池の電極端子が、隣の素電池に向かって伸びて積層する積層部を有し、隣接する素電池の積層部が積層されて、積層部を連結具で連結してなる請求項1に記載される組電池。
  7. 前記素電池の電極端子の積層部が、素電池の電極端子を固定している電極面に対して垂直姿勢に配設されてなる請求項6に記載される組電池。
  8. 前記素電池の電極端子の積層部が、素電池の電極端子を固定している電極面から離れて、電極面に対して水平姿勢に配設されてなる請求項6に記載される組電池。
  9. 前記素電池の電極端子が、素電池に固定してなる固定端子と、この固定端子に固定される接続端子とを備え、接続端子と固定端子とを積層して連結具で固定している請求項1に記載される組電池。
  10. 前記絶縁ホルダーが、電極端子に接続されるリード線に連結している接続端子を案内する接続端子保持部を有する請求項1に記載される組電池。
  11. 前記絶縁ホルダーが、電極端子に接続されるリード線を配線するガイド溝を設けている請求項1に記載される組電池。
  12. 前記絶縁ホルダーが、電極端子に接続されるリード線を固定する固定部を設けている請求項1に記載される組電池。
  13. 前記素電池が、封口板の両端分に正負の電極端子を有すると共に、正負の電極端子の間の安全弁の吐出口を設けてなる角形電池で、封口板を同一面に配置するように素電池を積層状態に配置しており、封口板の両側の電極端子に連結してなる一対の絶縁ホルダーが、対向面に隔壁を設けており、一対の隔壁の間に、開弁する安全弁から排出されるガスの排出ダクトを設けている請求項1に記載される組電池。
  14. 前記隔壁が、前記排出ダクトの側壁の一部を兼ねている請求項13に記載される組電池。
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