JP2009265371A - カラー画像形成装置及び消耗品管理システム - Google Patents

カラー画像形成装置及び消耗品管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2009265371A
JP2009265371A JP2008115171A JP2008115171A JP2009265371A JP 2009265371 A JP2009265371 A JP 2009265371A JP 2008115171 A JP2008115171 A JP 2008115171A JP 2008115171 A JP2008115171 A JP 2008115171A JP 2009265371 A JP2009265371 A JP 2009265371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
calibration
image forming
information
consumable
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008115171A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Tsukamoto
康史 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2008115171A priority Critical patent/JP2009265371A/ja
Publication of JP2009265371A publication Critical patent/JP2009265371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】消耗品の交換適否をより正確に判断することを可能とする。
【解決手段】
カラー画像形成装置10は、キャリブレーション実行部202に係るキャリブレーション履歴情報205bを作成し、これを消耗品の交換判断要素として、その消耗品の使用量情報205aとともに、消耗品管理サーバ500宛に該通信部207を介して送信させる送信制御部206と、備える。一方、消耗品管理サーバ500は、通信部531が受信する使用量情報205aと、該キャリブレーション履歴情報205bとに基づいて、消耗品の寿命切れ、及び、当該消耗品の異常有無をそれぞれ判断し、表示装置506に適宜それらの情報を表示し、該情報に従ってサービスマンが最終的に消耗品を交換すべきと判断した場合に操作される入力装置507の指示に基づき、通知部534に通知要求を出力する交換判断部533を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークを利用してカラー画像形成装置の消耗品を管理する消耗品管理システムに係り、特に、そのカラー画像形成装置がキャリブレーション機能を備える消耗品管理システムに関する。
画像形成装置の消耗品を管理する消耗品管理システムでは、画像形成装置がトナーの残量又は現像器の使用回数等、消耗品の使用量情報を取得して管理サーバに送信し、一方で管理サーバが、受信した使用量情報に基づき消耗品の寿命が切れたと判断した場合に、その消耗品を交換すべき旨の通知をする技術が知られている(例えば、下記特許文献1)。
しかしながら、下記特許文献2で指摘するように、上記「消耗品の寿命」は、使用量情報に基づいて予め定められた使用可能な期間であるので、利用者の使用状態によってはこの所定の寿命が切れる前に、消耗品の異常により使用不可となる場合がある。
よって、消耗品の交換の適否を正確に判断するためには、消耗品の使用量情報に基づいた寿命切れ(以下、第1要因という)だけでなく、消耗品の異常(以下、第2要因という)をも考慮する必要がある。
ところで、画像を2以上の異なる色で印刷可能なカラー画像形成装置においては、利用者の使用環境、消耗品の状態の変化等に起因して、濃度特性などの印刷出力の特性が変化するので、これを補償するために、出力特性の調整(以下、キャリブレーションという)機能が備えられている。
このキャリブレーションは、上述したように消耗品の状態の変化等に起因して行われるものなので、γテーブルなどキャリブレーションに係る情報は、消耗品の異常状態を間接的に検知することが可能である。
そこで、下記特許文献3では、画像形成装置が、γテーブル等、キャリブレーション実行後の色補正情報をリモート情報管理装置に送信する構成が開示されている。
特開2002−341703号公報 特開2003−345560号公報 特開2002−214978号公報
しかしながら、上記特許文献3は、管理装置に送信される情報が、キャリブレーション後の色補正情報のみでは、使用環境によって偶然、キャリブレーションの異常が発生したのか、或いは消耗品の異常によって必然的にキャリブレーションの異常が発生したのかを区別することは不可能である。
本発明の目的は、上記問題点に鑑み、消耗品の交換適否をより正確に判断することが可能なカラー画像形成装置及び消耗品管理システムを提供することにある。
本発明によるカラー画像形成装置の第1態様では、
カラー画像形成装置の消耗品を管理する消耗品管理装置宛に、ネットワークを介して消耗品の使用量情報を送信する通信手段と、キャリブレーション手段と、記憶手段と、を備えたカラー画像形成装置において、
該キャリブレーション手段に係るキャリブレーション履歴情報を作成し、これを該記憶手段に格納する作成手段と、
該記憶手段から該キャリブレーション履歴情報を読み出し、これを該消耗品の交換判断要素として該使用量情報とともに、該消耗品管理装置宛に、該通信手段を介して送信させる送信制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によるカラー画像形成装置の第2態様では、
該キャリブレーション履歴情報は、キャリブレーション累積回数又はキャリブレーション累積時間を含むキャリブレーション実行履歴情報を含むことを特徴とする。
本発明によるカラー画像形成装置の第3態様では、
該キャリブレーション履歴情報は、該キャリブレーション手段が作成する色補正情報の履歴情報を含むことを特徴とする。
本発明によるカラー画像形成装置の第4態様では、
該キャリブレーション履歴情報に影響を与える該画像形成装置の環境履歴情報を取得する取得手段をさらに備え、
該送信制御手段はさらに、該消耗品管理装置宛に、該環境履歴情報を送信させる、
ことを特徴とする。
本発明によるカラー画像形成装置の第5態様では、
該キャリブレーション手段は、キャリブレーションの実行開始要求に応答して、これを実行するキャリブレーション実行手段と、該消耗品に異常がある場合にキャリブレーション実行手段に該実行開始要求を自動的に出力制御するキャリブレーション開始制御手段と、
を含むことを特徴とする。
本発明による消耗品管理システムの第6態様では、
上記いずれかのカラー画像形成装置と、表示手段及び指示入力手段を備えた消耗品管理装置と、がネットワークを介して結合される消耗品管理システムであって、
該消耗品管理装置は、
キャリブレーション履歴情報を含む交換判断要素情報を、該ネットワークを介して受信する通信手段と、
該通信手段が受信した該交換判断要素情報を該表示手段に表示させ、該情報を考慮して該消耗品を交換すべきと判断した場合に操作される該指示入力手段からの指示に応答して、該消耗品の交換を促す旨を、該カラー画像形成装置宛に、該通信手段を介して送信させる通知手段と、
をさらに備えることを特徴とする。
本発明による消耗品管理システムの第7態様では、
該消耗品管理装置はさらに、
該キャリブレーション履歴情報に含まれる又は該履歴情報に基づいたキャリブレーション累積回数又は累積時間により、キャリブレーションの異常有無を判断し、異常ありと判断した場合に、該交換判断要素情報を該表示手段に表示させる交換判断手段、を備えることを特徴とする。
上記第1態様の構成によれば、消耗品の交換等を管理する消耗品管理装置に、その消耗品の交換判断要素として、一般的な使用量情報以外にも、キャリブレーション履歴情報を送信するので、消耗品管理装置側では、消耗品を交換する際に、消耗品を交換する第1要因となる、消耗品の寿命切れの判断だけでなく、第2要因となり得る消耗品の異常有無を判断することができ、もって当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
また、管理装置に送信されるキャリブレーションに係る情報が、単一の情報ではなく、履歴情報なので、キャリブレーションの異常が、偶然発生したのか、或いは消耗品の異常によって必然的に発生したのかを区別することができ、もって当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
上記第2態様の構成によれば、キャリブレーション履歴情報には、キャリブレーション実行履歴情報が含まれるので、例えば図10に示すように、キャリブレーションの実行間隔を把握でき、キャリブレーションの異常が、偶然発生したのか、或いは消耗品の異常によって必然的に発生したのかを区別することができ、もって当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
また、キャリブレーション実行履歴情報には、単に実行履歴の他に、キャリブレーション累積回数又は累積時間を含むので、例えば図10に示すように、キャリブレーション累積回数により通常よりキャリブレーションが多く実行されていることが容易に把握できるという効果を奏する。
上記第3態様の構成によれば、「該キャリブレーション履歴情報は、色補正情報履歴情報を含む」ので、例えば色補正情報の値が偶然異常となったのか、消耗品の異常により必然的に異常となったのかを区別することができ、もって当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
上記第4態様の構成によれば、上記情報以外にも、温度や湿度など上記キャリブレーション履歴情報に影響を与える環境履歴情報を送信するので、消耗品管理装置側では、キャリブレーションの異常が、カラー画像形成装置の使用環境に起因するものか否かを判断し、使用環境に起因すると判断した場合には、キャリブレーション異常があっても消耗品を交換する第2要因とならないことから、当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
上記第5態様の構成によれば、「該キャリブレーション手段は、キャリブレーションの実行開始要求に応答して、これを実行するキャリブレーション実行手段と、該消耗品に異常がある場合にキャリブレーション実行手段に該実行開始要求を自動的に出力制御するキャリブレーション開始制御手段と」を含むので、消耗品に異常があれば、キャリブレーションが通常より多く実行され、消耗品の異常と、キャリブレーション異常とがより密接に関連することになる。この場合、キャリブレーション実行履歴情報によりキャリブレーションが通常より多く実行されるなどキャリブレーション異常があることが分かれば、消耗品に異常があることがより確実に把握でき、そして消耗品部200の異常が分かれば、消耗品部200の交換の適否を正確に判断することができるという効果を奏する。
キャリブレーション開始制御手段としては、例えば図6に示すように、消耗品に異常がある場合トナーの出力濃度値が低くなり、この濃度値が閾値以下に達したときキャリブレーション実行手段に実行開始要求を自動的に出力制御するものがある。
上記第6態様の構成によれば、消耗品管理装置が、「該通信手段が受信した該交換判断要素情報を該表示手段に表示させ、該情報を考慮して該消耗品を交換すべきと判断した場合に操作される該指示入力手段からの指示に応答して、該消耗品の交換を促す旨を、該カラー画像形成装置宛に、該通信手段を介して送信させる通知手段」を備えるので、キャリブレーション履歴情報を含む交換判断要素情報に基づき、消耗品の異常有無を判断し、その交換通知をサービスマンが最終的に判断することができ、消耗品の交換適否がより正確になるという効果を奏する。
上記第7態様の構成によれば、消耗品管理装置が「該キャリブレーション履歴情報に含まれる又は該履歴情報に基づいたキャリブレーション累積回数又は累積時間により、キャリブレーションの異常有無を判断し、異常ありと判断した場合に、該交換判断要素情報を該表示手段に表示させる交換判断手段」を備えるので、キャリブレーションの異常が明らかにない場合にまでサービスマンに判断させないようにすることができ、もってサービスマンの負担を軽減することができるという効果を奏する。
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
図1は、本発明の実施例1に係わる消耗品管理システムの概略構成を示す図である。
[1]消耗品管理システムの概略構成
このシステム5は、カラー画像形成装置10と、メールサーバ400と、消耗品管理サーバ500と、がそれぞれインターネット300を介して結合されて構成されている。
カラー画像形成装置10は、カラー印刷機能と、自動キャリブレーション機能とを備えた、プリンタ、複写機、ファックス、又はこれらの複合機である。本実施例1では、その消耗品の交換適否を判断するための情報(以下、交換判断要素情報という)を、電子メールで消耗品管理サーバ500宛に送信する。
本発明に係る「消耗品」は、カラー画像形成装置10のキャリブレーションに用いられる消耗品に限られ、例えば、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)若しくはブラック(K)の各色のトナー若しくはインク、帯電器、現像器、クリーニング器、感光体ドラム、中間転写ドラム、又は、転写ベルト等がある。
これらの消耗品において、経年変化による劣化又は汚染等の異常が顕著であると、その消耗品を交換する必要がある。そこで、本実施例1では、消耗品の異常を、キャリブレーションに係る履歴情報(以下、キャリブレーション履歴情報という)によって、間接的に把握する。上記消耗品に異常があると、実際のカラー印刷濃度が、目標とする濃度値を示さなくなり、後述する自動キャリブレーションを繰り返す原因になるからである。
メールサーバ400は、公知のSMTPサーバとPOPサーバの両者を含んで構成される。このメールサーバ400は、カラー画像形成装置10からの電子メールを収集し、配信要求があった場合にこの電子メールを消耗品管理サーバ500に配信する。
消耗品管理サーバ500は、受信する電子メール内の交換判断要素情報に基づき、カラー画像形成装置10の消耗品を管理する。
[2]画像形成装置のハードウェア構成
図2は、図1に示すカラー画像形成装置10のハードウェア構成を概略的に示す図である。簡単化のために、以下ではカラー画像形成装置10をプリンタとして利用する場合の構成について説明する。図示の例では、転写ドラム方式を採用しているが、その他中間転写ベルト方式又はタンデム方式を採用しても本発明を同様に適用できる。
カラー画像形成装置10は、大別して、給紙トレイ11と、搬送路20と、搬送ローラ21と、排紙トレイ22と、搬送路20に沿って配設された画像形成部30と、画像形成部に電気的に結合されたコントロール部50と、を備えている。
給紙トレイ11には、例えばA4サイズの印刷用紙12が縦向きにセットされており、カラー印刷時に印刷用紙12は、コントロール部50の制御の下、給紙トレイ11から搬送ローラ21によって搬送路20を通過し、搬送路20の途中で画像形成部30によって後述するカラー画像形成がされ、排紙トレイ22に排紙される。
画像形成部30は、感光体ドラム31と、帯電器32と、露光ユニット33と、Y現像器34と、M現像器35と、C現像器36と、BK現像器37と、感光体クリーニングユニット38と、中間転写ドラム39と、中間転写体クリーニングユニット40と、2次転写ユニット41と、濃度検出センサ42と、温湿度センサ43と、を有する。
カラー画像形成を行う際には、感光体ドラム31の表面が帯電器32によって帯電された後、画像データに応じて露光ユニット33によって感光体ドラム31の表面が露光され感光体ドラム31上に静電潜像が形成される。感光体ドラム31上の静電潜像はY現像器34によって現像されてYトナー像とされ、中間転写ドラム39に転写され(1次転写)、感光体ドラム31上に残留する残留Yトナーは感光体クリーニングユニット38によって除去される。この際2次転写ユニット41は中間転写ドラム39から離間している。
このようにして、順次Mトナー像、Cトナー像、及びBKトナー像が感光体ドラム11上に形成され、中間転写ドラム39に1次転写されて各色の色重ねが行われ、中間転写ドラム39上にカラートナー像が形成される。
中間転写ドラム39上のカラートナー像は2次転写位置において、タイミングを合わせて中間転写ドラム39に当接した2次転写ユニット41によって、給紙トレイ11から搬送された印刷用紙12上に2次転写され、搬送ベルト44によって定着器45に送られ、ここで印刷用紙12上のカラートナー像が定着される。その後、記録用紙は搬送路20を介して排紙トレイ22に排紙される。なお、2次転写の後、中間転写ドラム39上に残留するトナーは中間転写体クリーニングユニット40によって除去される。
続いて、同図のコントロール部50について説明する。
コントロール部50には、カラー画像形成装置10内の上記画像形成部30を含んだ各リソースを制御するため、MPU51が備えられ、このMPU51に、RAM52と、ROM53と、HDD54と、操作部55と、搬送制御装置56と、画像形成部制御装置57と、NIC(Network Interface Card)58と、USBポート59と、が結合されている。
MPU51は、例えば操作部55から印刷指示があった場合、RAM52に格納された印刷対象の画像データを、画像形成部制御装置57に供給するとともに、搬送制御装置56に対し用紙搬送制御を行わせる。画像形成部制御装置57は、この画像データをビットマップ展開し、露光ユニット33を制御してレーザビームを感光体ドラム31上で走査させながら、ビットマップデータに基づいてレーザビームをオン/オフ制御することにより、感光体ドラム31上に所望の静電潜像を形成させる。
RAM52は、ワークエリア用であり、印刷対象の画像情報等を一時格納する。ROM53は、例えばフラッシュメモリなどの再書き込み可能な不揮発性メモリであり、カラー画像形成装置10の機種名及び各種設定値情報が格納される。
HDD54は、データ格納用である。操作部55は、タッチパネルとハードウェアキーの組合せで構成され、指示又は設定値を入力し、各種操作画面又は確認画面などを表示させるためのものである。
NIC58は、インターネット400を介しカラー画像形成装置10と管理サーバ500との互いの通信を可能とする。USBポート59は、USBメモリ60を脱着可能で、カラー画像形成装置10とUSBメモリ60との電子データの遣り取りを仲介する。
[3]消耗品管理サーバ500のハードウェア構成
図3は、図1に示す消耗品管理サーバ500のハードウェア構成を示す概略ブロック図である。
消耗品管理サーバ500では、MPU501にインタフェース502を介して、RAM503、ROM504、HDD505、対話型入力装置506、表示装置507、NIC508及びUSBポート509が結合されている。図3では、簡単化のため、複数の基本的なインタフェースを1つのブロックで示している。
RAM503は、主メモリ用である。ROM504には、ブートストラップ及びBIOSが格納されている。HDD505には、OS、各種アプリケーション及び各種デバイスドライバが格納されている。
対話型入力装置506は、ユーザの入力を受け取るものであり、例えばキーボードやポインティングデバイスなどである。表示装置507は、画面上に文字又は画像を表示するためのものである。
NIC508は、ケーブル又は無線の通信媒体を介してインターネット300に結合され、インターネット300上にあるメールサーバ400と通信する。USBポート509は、上記USBメモリ60を脱着可能で、消耗品管理サーバ500とUSBメモリ60との間の電子データの遣り取りを仲介する。
[4]消耗品管理システムの機能部構成
図4は、図1に示す消耗品管理システム5の機能ブロック図である。
まず、カラー画像形成装置10について説明する。
カラー画像形成装置10は、消耗品部200と、キャリブレーション開始制御部201と、キャリブレーション実行部202と、情報作成部203と、記憶部204と、送信制御部206、通信部207と、操作部55と、を主に備える。
消耗品部200は、使用量に応じて徐々に劣化していくカラー画像形成装置10の構成要素であり、特に、キャリブレーション実行部の動作に用いられる消耗品群である。消耗品部200の例としては、上述したような、現像器34〜37、これらに用いられるトナー剤、感光体ドラム31、感光体クリーニングユニット38又は中間転写ドラム39など、画像形成部30内部の各構成要素が挙げられる。なお、本実施例1では転写ドラム方式を採用しているが、中間ベルト方式を採用する場合には、この方式に用いられる転写ベルトも消耗品として挙げられる。
キャリブレーション実行部は、MPU51、RAM52、所定のプログラムが格納されたROM53、及び画像形成部制御装置57を含んで構成され、キャリブレーション開始制御部による実行開始要求に応答して、消耗品部200を含む画像形成部30を制御してキャリブレーションを実行する。キャリブレーション実行処理として具体的には、本実施例1では転写ドラム方式を採用しているので、図5(a)に示すように、まず感光体ドラム31上にY(イエロー)トナーの低濃度から高濃度までの濃度パッチ(例えば0%から100%までを11.1%刻みの10種の濃度)を形成し、この濃度を中間転写ドラム39に1次転写する。次に、濃度検出センサ42により、一次転写された中間転写ドラム39上の濃度を検出し、検出した濃度値と目標濃度値とから、Yトナーのγテーブルを作成する。その後、感光体ドラム31及び中間転写ドラム39上のトナーは、それぞれ感光体クリーニングユニット38、中間転写体クリーニングユニット40によって除去される。上記同様にして、M(マゼンダ)、C(シアン)及びBK(ブラック)のγテーブルを作成する。
キャリブレーション開始制御部201は、MPU51、RAM52、所定のプログラムが格納されたROM53、及び画像形成部制御装置57を含んで構成され、キャリブレーション実行部の実行開始タイミングを制御する。
図6は、図4に示すキャリブレーション開始制御部201の実行開始タイミングの制御フローチャートである。本実施例1では、消耗品部200に異常があれば、キャリブレーションが通常より多く実行されるような実行開始タイミングを採用している。キャリブレーションが異常に多く実行されていることが分かれば、消耗品部200の異常を間接的に把握でき、そして消耗品部200の異常が分かれば、消耗品部200の交換の適否を正確に判断することができるからである。
以下、このフローチャートを概略的に説明する。括弧内は同図中のステップ識別符号である。
(S1)画像形成部30が1枚分の画像データに対して印刷処理を実行したか否かを判断する。肯定判断した場合には次のステップに進み、否定判断した場合には処理を終える。
(S2)直前のキャリブレーション実行後の印刷枚数を示す変数Pをインクリメントする。また、この印刷間でのキャリブレーション実行回数を示す変数Nをゼロリセットする。
(S3)印刷枚数Pが、キャリブレーション実行開始判定枚数閾値Pc(例えば100枚)以上であるか否か判断する。肯定判断した場合には次のステップに進み、否定判断した場合には処理を終える。
(S4)画像形成部30に対して、中間転写ドラム39上に、CMYK各色について図5(b)に示すような紙間パッチを形成させる。この紙間パッチは、図5(a)に示すような複数種の濃度パッチと異なり、各色について代表的な1濃度のみ形成される。これは、後述するステップS6で閾値濃度を超えているか否かを判断するにあたって、各濃度(低濃度から高濃度まで)に全てについて判断する必要性が少なく、また各濃度についてパッチを形成すると画像形成部30のダウンタイムが無視できなくなるからである。
(S5)中間転写ドラム39上に形成された各色の紙間パッチについて、濃度検出センサ42によりこれらの濃度を検出させる。
(S6)濃度検出センサ42より出力される各色の濃度値Tが、それぞれキャリブレーション実行開始判定濃度閾値Tc以下であるか否かを判定する。各色について全て又はいずれかがTc以下である場合には次のステップに進み、それ以外の場合には処理を終える。
(S7)キャリブレーション実行回数Nが、キャリブレーション実行制限回数Nc以下であるか否か判断する。肯定判断した場合にはステップS8に進み、否定判断した場合には処理を終える。
(S8)キャリブレーション実行部201に対して、キャリブレーションの実行開始要求を出力する。キャリブレーション実行部201は、この要求に応答して上述したキャリブレーションを実行する。
(S9)印刷枚数Pをゼロクリアし、キャリブレーション実行回数をインクリメントし、そしてステップS4に戻る。
このように、キャリブレーション開始制御部201の実行開始タイミングの制御が、直前のキャリブレーション実行後の印刷枚数Pが、予め決められた実行判定枚数閾値Pcに達した時点で紙間パッチの濃度値を測定し、測定濃度値Tが予め決められた実行判定濃度閾値Tcより小さい場合に、測定濃度値Tがその閾値Tc以上になるまで又はキャリブレーション実行回数がその制限回数Ncになるまでキャリブレーション実行部201に対して、実行開始要求を繰り返し出力する。
以上の制御を採用することにより、消耗品部200に異常があり印刷濃度が薄くなると、キャリブレーションが繰り返し実行される。なお、以上の制御は、本発明の1態様にすぎず、消耗品部200に異常があるとキャリブレーションが多く実行される制御であれば本発明は適用可能である。また、以上のように自動的に実行開始するキャリブレーションでなく、手動で開始する場合であっても、消耗品部200に異常があり印刷濃度が薄くなると、キャリブレーションを多く実行することが考えられ、キャリブレーション実行履歴情報205bは消耗品部200の交換適否を判断するにあたって有用な情報となる。
図4に戻って、情報作成部203は、MPU51、RAM52、及び、監視エージェントを有するプログラムが格納されたROM53を含んで構成され、消耗品部200の各消耗品の動作を監視して、消耗品の使用回数、使用時間又は使用履歴情報などの使用量情報205aを作成する。消耗品がトナーである場合には、不図示のトナーセンサによりトナー残量を検出して使用量情報205aを作成する。なお、使用量情報205aには、消耗品の使用量を直接的に示す情報だけでなく、間接的に示す情報も含まれる。例えば、カラー画像形成装置10に上記トナーセンサが無い場合には、トナーの使用量情報205aは、間接的にその使用量を示す、例えば、印刷枚数、印字率、印刷濃度、用紙サイズ、若しくはトナーの交換日時を示すトナー交換情報のいずれか2つ以上の情報又はこれらの情報に基づいた加工情報が挙げられる。
また情報作成部203は、キャリブレーション実行部202の動作を監視し、いつキャリブレーションが実行されたかを把握可能なキャリブレーション実行履歴情報205aを作成し、これを。ここで、キャリブレーション実行履歴情報205aには他に、履歴情報ではない送信部207がキャリブレーション実行履歴情報205aを直前に送信した後のキャリブレーション累積回数又は累積時間も有している。
さらに情報作成部203は、温湿度センサ43による温度履歴情報若しくは湿度履歴情報を含む環境履歴情報205cを作成して記憶部204に格納する。
記憶部204は、例えば上記ROM53又はHDD54の一部の領域を含んで構成され、消耗品管理サーバ500側で消耗品部200の各消耗品の交換適否を判断するための交換判断要素情報205が格納される。この交換判断要素情報205には、例えば以下のものがある
(1)情報作成部203が作成した消耗品部200の各消耗品の使用量情報205a、
(2)情報作成部203が作成したキャリブレーション実行履歴情報205b、
(3)情報作成部203が作成した環境履歴情報205c。
送信制御部206は、MPU51、RAM52及び所定のプログラムが格納されたROM53を含んで構成され、例えば1週間に1回若しくは1ヶ月に1回など定期的に、又は操作部55のキー操作に応答して、記憶部204から上記各種交換判断要素情報205の全部又は一部を読み出し、これを含んだ電子メールを作成する。次に、作成した電子メールの宛先として消耗品管理サーバ500を指定し、これを、通信部207を介してメールサーバ400へ送信する。
通信部207は、上記MPU51及びNIC58を含んで構成される。
続いて、消耗品管理サーバ500について説明する。
消耗品管理サーバ500は、上記入力装置506と、上記表示装置507と、通信部531と、記憶部532と、交換判断部533と、通知部534と、を主に備える。
通信部531は、MPU501及びNIC508を含んで構成され、インターネット300上のメールサーバ400と通信し、カラー画像形成装置10からの上記交換判断要素情報205を含んだ電子メールを受信する。
記憶部532は、上記HDD505内の一部の領域を含み、図7に示すような判断テーブル550が格納されている。このテーブル550には、交換判断部533が判断する消耗品の名前を示す判断対象名551と、判断項目552と、それら判断に用いられる判断要素情報名553と、判断基準554と、が登録されている。
上記判断対象名551には、消耗品部200の各消耗品の名前が登録されており、上記判断項目552には、消耗品の寿命切れという項目(交換判断の第1要因)、及び、その消耗品の異常有無という項目(交換判断の第2要因)が登録されている。また、上記判断要素名553には、例えば上記交換判断要素情報205の識別符号又は識別文字がある。
上記判断基準554には、例えば寿命切れの判断基準として、消耗品の使用回数の閾値がある。また、異常有無の判断基準として、例えば、キャリブレーション累積回数の閾値や累積時間の閾値がある。なお、異常有無の判断基準は消耗品毎に設けられていなくともよく、各消耗品の異常有無を判断するにあたり、同一の判断基準を用いてもよい。キャリブレーションの異常を把握することによって、消耗品部200のいずれかの消耗品の異常を特定することは難しく、消耗品部200全体として異常があることを検知できれば十分だからである。
図4に戻って、交換判断部533は、MPU501、RAM503及び所定の判断プログラムを格納したHDD505を含んで構成され、サービスマンに消耗品部200の交換判断をさせる前段階として、記憶部532から判断テーブル550を読み出し、これに従って、上記各種判断項目552について、対応する判断基準554と通信部531が取得した対応する交換判断要素情報205とに基づいて、カラー画像形成装置10の消耗品部200の交換適否を判断する。ここで、肯定判断した場合には、交換判断部533は、各交換判断要素情報205を表示装置506に表示して、サービスマンに具体的な判断をさせるが、否定判断した場合には、サービスマンの手間を省くため、表示装置506には何も表示せずに処理を終える。
具体例として、消耗品がトナーである場合、まず第1段階の判断項目としての寿命切れについては、使用量情報205aが示す、例えばトナー残量が、対応する判断基準554が示す基準値内(例えば5%以上)か否か判断する。次に、第2段階の判断項目としての異常有無については、取得したキャリブレーション実行履歴情報205bに含まれるキャリブレーション累積回数が、対応する判断基準554が示す基準値内(例えば20回)か否か判断する。なお、キャリブレーション実行履歴情報205bが、単に実行履歴情報のみ有し、履歴情報以外の累積回数が含まれていない場合には、実行履歴情報に基づき、累積回数を算出することにより上記判断を行う。
交換判断部533は、上記第1段階の判断を否定した場合には、トナーを交換する必要があるとみなして、通知部534に交換要求を出力する。また、上記第2段階の判断を否定した場合には、キャリブレーションに異常があるとみなして、その旨を表示装置506に表示する。
通知部534は、交換判断部533が出力した交換要求に応答し、又は、上記第2判断を否定した後の入力装置507の指示に応答して、消耗品を交換すべき旨をカラー画像形成装置10宛の電子メールに含ませ、この電子メールを、通信部531を制御してメールサーバ400に送信する。
[5]消耗品管理システム5の動作
図8は、図4に示す消耗品管理システム5の動作の一態様を示す詳細フローチャートである。
なお、このフローチャートでは、トナーについての管理のみを説明するが、他の消耗品の管理についても同様の処理が行われる。以下、括弧内は同図中のステップ識別符号である。
(S10)カラー画像形成装置10の情報作成部203が、使用量情報205aの一種である、消耗品部200内のトナーのトナー残量を検出してトナー残量情報を作成し、これを記憶部204に格納する。同様に、キャリブレーション実行部202の実行開始処理を監視して、その実行履歴情報205bを作成し、これを記憶部204に格納する。また、キャリブレーション累積回数をカウントしてその累積回数情報を実行履歴情報205bに含ませる。同様にして、情報作成部203は、温度履歴情報及び湿度履歴情報を含む環境履歴情報205cを作成し、これを記憶部204に格納する。
(S11)カラー画像形成装置10の送信制御部206は、例えば定期的に、記憶部204に格納された各種交換判断要素情報205a〜cを、消耗品管理サーバ500宛の電子メールに含ませ、この電子メールを、通信部207を制御してメールサーバ400に送信する。
(S12)管理サーバ500の通信部531は、メールサーバ400と通信し、カラー画像形成装置10からの上記電子メールを受信する。
(S13)管理サーバ500の交換判断部533は、受信した電子メールから各種交換判断要素情報205a〜cを抽出する。次に、記憶部532に予め格納されている判断テーブル550を参照し、第1段階の判断項目552である寿命切れ(第1要因)について、各トナーの使用量情報205a(トナー残量情報)が示す値が、判断基準553が示す値、例えば3%以上であるか否か判断する。肯定判断した場合にはステップS13aに進み、否定判断した場合にはステップS14に進む。
(S13a)交換判断部533は、第2段階の判断項目552である異常有無(第2要因)について、キャリブレーション実行履歴情報205bに含まれる累積回数情報の示す値が、判断基準の示す値、例えば30回未満であるあるか否か判断する。肯定判断した場合には処理を終え、否定判断した場合にはステップS13bに進む。なお、キャリブレーション累積回数の判断のみでは、使用環境によって偶然、キャリブレーションの異常が発生したのか、或いはトナーの異常によって必然的にキャリブレーションの異常が発生したのかを区別することは不可能であるので、以下においてキャリブレーションの実行履歴などをサービスマンに表示させ、トナーの異常に結びつくキャリブレーションの異常を正確に判断させる。
(S13b)交換判断部533は、図9に示すような異常通知ダイアログ560を、表示装置506に表示させる。このダイアログ560には、キャリブレーション異常がある旨(キャリブレーションが異常に多く実行されている旨)と、詳細ボタン561と、OKボタン562とが含まれる。
(S13c)交換判断部533は、入力装置507による詳細ボタン561の押下又はOKボタン562の押下を受け付ける。交換判断部533は、詳細ボタン561の押下を受け付けた場合には次のステップS13dに進み、OKボタン562を受け付けた場合には、処理を終える。
(S13d)交換判断部533は、図10に示すような詳細ダイアログ570を表示装置506に表示する。この詳細ダイアログ570には、通信部531が受信して抽出された使用量情報205a、キャリブレーション実行履歴情報205b及び環境履歴情報205cと、判断テーブル550内の判断基準554と、が含まれる。また、ユーザの指示を受け付けるボタンとして、通知ボタン571と、OKボタン572と、が含まれる。
ここで、サービスマンは、詳細ダイアログ570内の情報を総合的に判断して、トナーの交換適否を判断する。特に、検出されたキャリブレーション異常が、カラー画像形成装置10の使用環境に起因するものか、或いは、トナーの異常に起因するものかを実行履歴情報205b及び環境履歴情報205cを参考にして判断する(消耗品部200全体で異常が分かればよく、必ずしもトナーの異常とまで特定できなくてもよい)。キャリブレーション異常が、トナーの異常に起因するものであれば、トナーを交換する必要があると判断して、入力装置507を操作して通知ボタン571を押下する。一方、キャリブレーション異常が、トナーの異常に起因するものでなければ、OKボタン572を押下する。
図10を例にとると、3月2日は温度及び湿度が高いことにより、異常に多くキャリブレーションが実行されているが、キャリブレーション実行履歴情報205bの送信直前(3月6日から30日まで)のキャリブレーション実行間隔は通常であると考えられる。これにより、キャリブレーション累積回数が34回で判断基準554を超えており、通常よりキャリブレーションが多く実行されているが、これは消耗品の異常ではなく、ユーザの使用環境に起因していることが把握できる。なお、環境情報205cを参照するまでもなく、キャリブレーション実行履歴情報205bを参照するだけでも、その実行間隔により、キャリブレーション異常が消耗品の異常に起因するか否かをある程度検討することは可能である。
(S13e)交換判断部533は、入力装置507による通知ボタン571の押下又はOKボタン572の押下を受け付ける。通知部534は、OKボタン572の押下を受け付けた場合には処理を終え、通知ボタン571を受け付けた場合には、通知部534に通知要求を出力して、ステップS14に進む。
(S14)通知部534は、トナーを交換すべき旨を、カラー画像形成装置10宛の電子メールに含ませ、この電子メールを、通信部531を介してメールサーバ400に送信する。
(S15)カラー画像形成装置10の通信部207は、メールサーバ400より、消耗品管理サーバ500からの電子メールを受信する。
(S16)カラー画像形成装置10は、受信した電子メールから上記交換すべき旨を抽出し、これを、図11に示すようなトナーの交換を促す旨を操作部55に表示させる。
[6]実施例1の発明の効果
本実施例1の構成によれば、図4に示すようなカラー画像形成装置10と、表示装置506及び入力装置507を備えた消耗品管理サーバ500と、がネットワーク300を介して結合される消耗品管理システム5において、カラー画像形成装置10が、キャリブレーション実行部202に係るキャリブレーション履歴情報205bを作成し、これを記憶部204に格納する情報作成部203と、この記憶部204からキャリブレーション履歴情報205bを読み出し、これを消耗品の交換判断要素として、その消耗品の使用量情報205aとともに、消耗品管理サーバ500宛に該通信部207を介して送信させる送信制御部206と、を備えている。
これにより、消耗品管理サーバ500側では、消耗品を交換する際に、消耗品を交換する第1要因となる、使用量情報に基づいた消耗品の寿命切れの判断だけでなく、第2要因となり得る、キャリブレーション実行履歴情報205bに基づいた消耗品の異常有無をも判断することができ、もって当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
また、キャリブレーションに係る実行情報が、単一の情報ではなく、履歴情報なので、その実行間隔を把握し、キャリブレーションの異常が、偶然発生したのか、或いは消耗品の異常によって必然的に発生したのかを区別することができ、もって当該消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
さらに、上記システム5において、消耗品管理サーバ500が使用量情報205aと、該キャリブレーション履歴情報205bとに基づいて、消耗品の寿命切れ、及び、当該消耗品の異常有無をそれぞれ判断し、表示装置506に適宜それらの情報を表示し、該情報に従ってサービスマンが交換すべきと判断した場合に、通知部534に通知要求を出力する交換判断部533」を備えるので、キャリブレーション履歴情報を含む交換判断要素情報に基づき、消耗品の異常有無を判断してその交換通知をサービスマンが最終的に判断することができ、もって消耗品の交換適否をより正確に判断することができるという効果を奏する。
[7]実施例1の発明の変形例
なお、上述した本発明の実施例1は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなしに、様々な変形が可能である。以下に、その変形の一部を例示する。
交換判断要素情報205の送信方法は電子メールに限られず、SNMP(Simple Network Management Protocol)又はSOAP(Simple Object Access Protocol)などの他の送信方法を用いて送信するようにしてもよい。
また、通信部207がない場合又はインターネット300に接続できなかった場合等には、交換判断要素情報205は、USBメモリ60等のリムーバブル記憶媒体に格納され、セキュリティ管理サーバ500宛に郵送することが可能である。なお、リムーバブル記憶媒体には他にも、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、MD、HDD、SDカード、又はCFカードが挙げられる。
さらに、情報作成部203は、監視エージェントプログラムを備える構成を説明したが、このプログラムは必須ではなく、例えばキャリブレーション実行部202のキャリブレーションプログラム及び消耗品部200の動作プログラムに、その動作をカウント等して交換判断要素情報を作成する情報作成モジュールがあれば上記監視エージェントは必要ない。
さらにまた、本実施例1では、印刷用紙12にパッチを印刷しないでキャリブレーションを実行するデバイスキャリブレーションについて説明したが、印刷用紙12にパッチを印刷してこれをスキャナや専用の濃度測定器を用いて濃度を測定するソフトキャリブレーションについても適用可能である。
また、交換判断要素情報205には、実施例1で掲げたものの他、カラー画像形成装置10の設定値情報も含まれていてもよい。特に、キャリブレーションの開始タイミングを決定する上記Pc、Tc及びNcは、キャリブレーションの異常有無を判断するにあたって、有用な情報である。
さらに、キャリブレーション実行履歴情報205bとともに又は代わりとして、γテーブルの履歴情報を送信してもよい。
また、消耗品管理システム5は、上述した構成要素以外の要素を含んでいてもよく、或いは、上記した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
本発明の実施例1に係わる消耗品管理システムの概略構成を示す図である。 図1に示すカラー画像形成装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。 図1に示す消耗品管理サーバのハードウェア構成を示す概略ブロック図である。 図1に示す消耗品管理システムの機能ブロック図である。 (a)は、図2に示す中間転写ドラム上に形成される濃度パッチの説明図であり、(b)は、図2に示す中間転写ドラム上に形成される紙間パッチの説明図である。 図4に示すキャリブレーション開始制御部の実行開始タイミングの制御フローチャートである。 図4に示す記憶部に格納される判断テーブルの説明図である。 図4に示す消耗品管理システム5の動作の一態様を示す詳細フローチャートである。 図4に示す表示装置に表示される交換通知ダイアログの説明図である。 図4に示す表示装置に表示される詳細ダイアログの説明図である。 図4に示す操作部の画面に表示される内容の説明図である。
符号の説明
5 消耗品管理システム
10 カラー画像形成装置
300 インターネット
400 メールサーバ
500 消耗品管理サーバ
11 給紙トレイ
12 印刷用紙
20 搬送路
21 搬送ローラ
22 排紙トレイ
30 画像形成部
31 感光体ドラム
32 帯電器
33 露光ユニット
34 Y現像器
35 M現像器
36 C現像器
37 BK現像器
38 感光体クリーニングユニット
39 中間転写ドラム
40 中間転写体クリーニングユニット
41 2次転写ユニット
42 濃度検出センサ
43 温湿度センサ
44 搬送ベルト
45 定着器
50 コントロール部
51 MPU
52 RAM
53 ROM
54 HDD
55 操作部
56 搬送制御装置
57 画像形成部制御装置
58 NIC
59 USBポート
60 USBメモリ
200 消耗品部
201 キャリブレーション実行部
202 キャリブレーション開始制御部
202 情報作成部
204 記憶部
205 交換判断要素情報
205a 使用量情報
205b キャリブレーション実行履歴情報
205c 環境履歴情報
206 送信制御部
207 通信部
501 MPU
502 インタフェース
503 RAM
504 ROM
505 HDD
506 対話型入力装置
507 表示装置
508 NIC
509 USBポート
531 通信部
532 記憶部
533 交換判断部
534 通知部
550 判断テーブル
551 判断対象名
552 判断項目
553 判断要素情報名
554 判断基準
560 異常通知ダイアログ
561 詳細ボタン
562 OKボタン
570 詳細ダイアログ
571 通知ボタン
572 OKボタン

Claims (7)

  1. カラー画像形成装置の消耗品を管理する消耗品管理装置宛に、ネットワークを介して消耗品の使用量情報を送信する通信手段と、キャリブレーション手段と、記憶手段と、を備えたカラー画像形成装置において、
    該キャリブレーション手段に係るキャリブレーション履歴情報を作成し、これを該記憶手段に格納する作成手段と、
    該記憶手段から該キャリブレーション履歴情報を読み出し、これを該消耗品の交換判断要素として該使用量情報とともに、該消耗品管理装置宛に、該通信手段を介して送信させる送信制御手段と、
    を備えることを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 該キャリブレーション履歴情報は、キャリブレーション累積回数又はキャリブレーション累積時間を含むキャリブレーション実行履歴情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成装置。
  3. 該キャリブレーション履歴情報は、該キャリブレーション手段が作成する色補正情報の履歴情報を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のカラー画像形成装置。
  4. 該キャリブレーション履歴情報に影響を与える該画像形成装置の環境履歴情報を取得する取得手段をさらに備え、
    該送信制御手段はさらに、該消耗品管理装置宛に、該環境履歴情報を送信させる、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
  5. 該キャリブレーション手段は、キャリブレーションの実行開始要求に応答して、これを実行するキャリブレーション実行手段と、該消耗品に異常がある場合にキャリブレーション実行手段に該実行開始要求を自動的に出力制御するキャリブレーション開始制御手段と、
    を含むことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載のカラー画像形成装置と、表示手段及び指示入力手段を備えた消耗品管理装置と、がネットワークを介して結合される消耗品管理システムであって、
    該消耗品管理装置は、
    キャリブレーション履歴情報を含む交換判断要素情報を、該ネットワークを介して受信する通信手段と、
    該通信手段が受信した該交換判断要素情報を該表示手段に表示させ、該情報を考慮して該消耗品を交換すべきと判断した場合に操作される該指示入力手段からの指示に応答して、該消耗品の交換を促す旨を、該カラー画像形成装置宛に、該通信手段を介して送信させる通知手段と、
    をさらに備えることを特徴とする消耗品管理システム。
  7. 該消耗品管理装置はさらに、
    該キャリブレーション履歴情報に含まれる又は該履歴情報に基づいたキャリブレーション累積回数又は累積時間により、キャリブレーションの異常有無を判断し、異常ありと判断した場合に、該交換判断要素情報を該表示手段に表示させる交換判断手段、を備えることを特徴とする請求項6に記載の消耗品管理システム。
JP2008115171A 2008-04-25 2008-04-25 カラー画像形成装置及び消耗品管理システム Pending JP2009265371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115171A JP2009265371A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 カラー画像形成装置及び消耗品管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008115171A JP2009265371A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 カラー画像形成装置及び消耗品管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009265371A true JP2009265371A (ja) 2009-11-12

Family

ID=41391302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008115171A Pending JP2009265371A (ja) 2008-04-25 2008-04-25 カラー画像形成装置及び消耗品管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009265371A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140008248A (ko) * 2012-07-11 2014-01-21 캐논 가부시끼가이샤 화상처리장치 및 그것의 캘리브레이션 방법
JP2016192101A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 サトーホールディングス株式会社 情報処理装置、プログラム
JP2020135008A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、学習装置及び学習済モデル

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225349A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法、並びに、情報処理装置およびその方法
JP2007334269A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002225349A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法、並びに、情報処理装置およびその方法
JP2007334269A (ja) * 2006-06-19 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140008248A (ko) * 2012-07-11 2014-01-21 캐논 가부시끼가이샤 화상처리장치 및 그것의 캘리브레이션 방법
KR101667666B1 (ko) 2012-07-11 2016-10-28 캐논 가부시끼가이샤 화상처리장치 및 그것의 캘리브레이션 방법
US9542629B2 (en) 2012-07-11 2017-01-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and program
JP2016192101A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 サトーホールディングス株式会社 情報処理装置、プログラム
JP2020135008A (ja) * 2019-02-13 2020-08-31 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、学習装置及び学習済モデル
JP6992774B2 (ja) 2019-02-13 2022-01-13 セイコーエプソン株式会社 情報処理装置、学習装置及び学習済モデル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7657193B2 (en) Consumable management device, image forming apparatus, computer readable medium storing a program, and consumable management method
KR0177099B1 (ko) 화상 형성장치의 상태메세지 출력방법
US8064784B2 (en) Image forming apparatus and output setting method of consumed status of consumable items of the image forming apparatus
CN108931898B (zh) 图像形成装置、图像形成系统、管理装置以及记录介质
JP2008269476A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム
JP5445776B2 (ja) 画像形成装置
CN106896683B (zh) 图像形成装置
JP2012088649A (ja) 画像形成装置
JP2020071396A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
JP5080353B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置管理システム
JP2009265371A (ja) カラー画像形成装置及び消耗品管理システム
JP4562033B2 (ja) 電子機器ならびにその初期化方法
JP2022028351A (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
JP2009069396A (ja) 画像形成装置
JP5810775B2 (ja) 画像形成装置
JP2008017108A (ja) 画像形成システム、ユーザインターフェース装置およびプログラム
CN103873727A (zh) 打印系统和控制方法
JP2005338456A (ja) 印刷装置及び印刷管理方法
US8761618B2 (en) Image forming apparatus, method thereof, and storage medium
JP5423546B2 (ja) 画像形成装置及び表示方法
US11906921B2 (en) Image forming apparatus capable of forming toner image with desired amount of toner, control method for the image forming apparatus, and storage medium
US11822843B2 (en) Image forming apparatus, information processing system, method of controlling image forming apparatus, and storage medium
CN108663918B (zh) 图像形成装置
JP6677185B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP2005266599A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130129