JP2009265352A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カラー画像の虚像を形成しても、外界景色の状況に拘わらず、虚像の良好な視認性を得ることができる表示装置の提供。
【解決手段】第一の色の表示光と、第一の色と異なる色の第二の色の表示光とを合成することによりカラー画像表示光Lを作成し、カラー画像表示光Lを出射する表示器10と、観察者Pの眼の前方に配置され、観察者Pの前方を視認可能とすると共に、カラー画像表示光Lを観察者の眼に導く光学系2、72とを備える表示装置1、71であって、光学系2、72の前方における第一の色の外界輝度を検出する第一色外界輝度検出センサ3と、光学系2、72の前方における第二の色の外界輝度を検出する第二色外界輝度検出センサ4と、第一の色の外界輝度に基づいて、第一の色の表示光の表示輝度を調整すると共に、第二の色の外界輝度に基づいて、第二の色の表示光の表示輝度を調整するように、表示器10を制御する表示器制御部64とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、カラー画像の虚像を提供する表示装置に関し、特に、ヘリコプタや航空機や船舶の操縦者や、訓練用シミュレータの使用者や、民生用の遊戯器や情報端末の使用者等に、カラー画像の虚像を提供する表示装置に関する。
例えば、船舶の操縦者が運行状況を確認するために、外界景色から計器板上のメータ等に視線を移したり、計器板上のメータから外界景色に視線を再び戻したりすることは、操縦者にとって非常に煩わしいものであった。そこで、船舶の操舵室にヘッドアップディスプレイが設置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。このようなヘッドアップディスプレイは、画像表示光を出射する表示器と、操舵室の前方に設置されており操縦者の顔の前方に配置されることになるハーフミラー(光学系)とを備える。なお、操縦者は、ハーフミラーを透過する光により、外界景色を視認できるようになっている。そして、ヘッドアップディスプレイが、表示器から出射した画像表示光をハーフミラーで反射させて操縦者の眼に導くことで、ハーフミラーの前方に単色(例えば、赤色等)の虚像(例えば、メータ画像等)を外界景色に重畳するように形成することにより、操縦者は視線を移すことなく、外界景色と虚像とを同時に視認している。
ところで、このようなヘッドアップディスプレイにより形成される虚像の表示輝度Bが、その虚像周囲(外界景色)の外界輝度Aに比べて低すぎたり高すぎたりする場合、適切なコントラスト比((A+B)/A)が得られないため、良好な虚像の視認性を得られない。そこで、ハーフミラーの前方における外界輝度Aを検出するフォトダイオード(外界輝度検出センサ)を備えることにより、フォトダイオードで検出された外界輝度Aが高いと判定した場合には、虚像の表示輝度Bを自動的に高くし、一方、フォトダイオードで検出された外界輝度Aが低いと判定した場合には、虚像の表示輝度Bを自動的に低くするように、表示器を制御するヘッドアップディスプレイもある。
また、カラー画像として虚像を形成することができるヘッドアップディスプレイも開発されてきている。図2は、操縦者が観察する虚像の一例を示す図である。また、図7は、カラー画像として虚像を形成するヘッドアップディスプレイにおける表示器の内部光学系と制御部との一例を示す概略構成図である。
このようなヘッドアップディスプレイでは、図2に示すように、虚像の下部に警告情報として「CAUTION」が赤色で表示され、虚像の左部に船舶の速度情報として「V 60Km」が緑色で表示され、虚像の左上部に他の船舶の位置情報として「○」が青色で表示され、虚像の右部に島の位置情報として「○」が橙色で表示され、虚像の中央部に遠方の他の船舶の方向情報として「→」が赤色と緑色とで表示される。なお、虚像の表示可能範囲Dを一点鎖線で示す。
制御部160は、コンピュータにより構成される。
表示器101は、図7に示すように、メタルハライドランプ(バックライト光源)110と、ダイクロイックミラー121を含むリレー光学系と、各色のチャンネルに対応した透過型液晶素子31、32、33と、各色の表示光を合成するクロスダイクロイックプリズム40と、プロジェクションレンズ(プロジェクタ光学系)50とを備える。このような構成により、まず、メタルハライドランプ110から出射された白色光は、ダイクロイックミラー121で三原色(赤色、緑色、青色)に分離された後、各色のチャンネルを担当する透過型液晶素子31、32、33を照射する。次に、透過型液晶素子31、32、33から発された表示光は、クロスダイクロイックプリズム40で合成された後、プロジェクションレンズ50を経由してハーフミラー等に投影されることにより、図2に示すようなカラー画像の虚像が表示される。
このような表示器101を備えたヘッドアップディスプレイでも、ハーフミラーの前方における外界輝度Aを検出するフォトダイオードを備えることにより、フォトダイオードで検出された外界輝度Aが高いと判定した場合には、虚像の表示輝度Bを高くするように、メタルハライドランプ110の輝度を高くし、フォトダイオードで検出された外界輝度Aが低いと判定した場合には、虚像の表示輝度Bを低くするように、メタルハライドランプ110の輝度を低くするものもある。
特開平10−48563号公報
しかしながら、カラー画像の虚像を形成する従来のヘッドアップディスプレイでは、外界景色の外界輝度Aが高いと判定した場合には、虚像の表示輝度Bを自動的に高くしているが、夕暮れ時には、赤色の虚像(「CAUTION」等)がまだ見難かった。なお、夕暮れ時には赤色の虚像がまだ見難いので、虚像の表示輝度Bをもっと高くなるように予め設定することもできるが、虚像の表示輝度Bをもっと高くなるように予め設定すると、赤色の虚像が良好に視認できるようになる一方、緑色の虚像(「V 60Km」等)と青色の虚像(「○」等)とが明るくなりすぎるため、緑色の虚像と青色の虚像とが今度は見難くなるという問題がある。つまり、カラー画像の虚像を外界景色に重畳するように形成する場合、カラー画像の虚像の良好な視認性を確保するためには、単純に外界景色の外界輝度Aと虚像の表示輝度Bとの関係のみでは決まらず、夕暮れ時や青空時等の外界景色の状況を考慮する必要がある。
そこで、本発明は、カラー画像の虚像を形成しても、外界景色の状況にかかわらず、虚像の良好な視認性を得ることができる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の表示装置は、第一の色の表示光と、当該第一の色と異なる色の第二の色の表示光とを合成することによりカラー画像表示光を作成して、当該カラー画像表示光を出射する表示器と、観察者の前方に配置され、当該観察者の前方の外界景色を視認可能とするとともに、前記カラー画像表示光を観察者の眼に導く光学系とを備える表示装置であって、前記光学系の前方における第一の色の外界輝度を検出する第一色外界輝度検出センサと、前記光学系の前方における第二の色の外界輝度を検出する第二色外界輝度検出センサと、前記第一の色の外界輝度に基づいて、前記第一の色の表示光の表示輝度を調整するとともに、前記第二の色の外界輝度に基づいて、前記第二の色の表示光の表示輝度を調整するように、前記表示器を制御する表示器制御部とを備えるようにしている。
ここで、「外界景色」とは、観察者が光学系を通して視認する景色のことをいい、例えば、他の船舶や島等でなく、観察者が光学系を通して視認すれば、観察者が搭乗している機体の計器板上のメータ等も含まれる。
また、「外界輝度」とは、外界景色から出射された光強度のことをいう。
本発明によれば、第一色外界輝度検出センサは、光学系の前方における第一の色の外界輝度を検出する。また、第二色外界輝度検出センサは、光学系の前方における第二の色の外界輝度を検出する。つまり、本発明では、外界景色の外界輝度を検出するだけでなく、外界景色の色相も検出する。
そして、表示器制御部は、第一の色の外界輝度に基づいて、第一の色の表示光の表示輝度を調整するとともに、第二の色の外界輝度に基づいて、第二の色の表示光の表示輝度を調整するように、表示器を制御する。例えば、外界景色の第一の色の外界輝度のみが高い場合には、虚像中の第一の色の表示輝度のみを高くする。このとき、虚像中の第二の色の表示輝度は高くしない。また、外界景色の第二の色の外界輝度のみが高い場合には、虚像中の第二の色の表示輝度のみを高くする。このとき、虚像中の第一の色の表示輝度は高くしない。さらに、外界景色の第一の色の外界輝度と第二の色の外界輝度とがともに高い場合には、虚像中の第一の色の表示輝度と第二の色の表示輝度とをともに高くする。
以上のように、本発明の表示装置によれば、カラー画像の虚像を形成しても、外界景色の状況にかかわらず、虚像の良好な視認性を得ることができる。
(その他の課題を解決するための手段及び効果)
また、上記発明において、前記表示器制御部は、前記第一の色の外界輝度が高いときには、前記第一の色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記第一の色の外界輝度が低いときには、前記第一の色の表示光の表示輝度を低くするとともに、前記第二の色の外界輝度が高いときには、前記第二の色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記第二の色の外界輝度が低いときには、前記第二の色の表示光の表示輝度を低くするようにしてもよい。
また、上記発明において、前記表示器制御部は、前記第一の色の外界輝度に第一比例定数を積算することにより、前記第一の色の表示光の表示輝度を決定するとともに、前記第二の色の外界輝度に第二比例定数を積算することにより、前記第二の色の表示光の表示輝度を決定するようにしてもよい。
本発明の表示装置によれば、第一比例定数と第二比例定数とを異なるように設定することができるので、第一の色と第二の色とではヒトにとって輝度変化の感じ方が異なるが、各色相の輝度変化の態様をそれぞれ調整することができる。
また、本発明の表示装置は、赤色の表示光と、緑色の表示光と、青色の表示光とを合成することによりカラー画像表示光を作成して、当該カラー画像表示光を出射する表示器と、観察者の前方に配置され、当該観察者の前方を視認可能とするとともに、前記カラー画像表示光を観察者の眼に導く光学系とを備える表示装置であって、前記光学系の前方における赤色の外界輝度を検出する赤色外界輝度検出センサと、前記光学系の前方における緑色の外界輝度を検出する緑色外界輝度検出センサと、前記光学系の前方における青色の外界輝度を検出する青色外界輝度検出センサと、前記赤色の外界輝度に基づいて、前記赤色の表示光の表示輝度を調整し、前記緑色の外界輝度に基づいて、前記緑色の表示光の表示輝度を調整し、前記青色の外界輝度に基づいて、前記青色の表示光の表示輝度を調整するように、前記表示器を制御する表示器制御部とを備えるようにしている。
そして、上記発明において、前記表示器制御部は、前記赤色の外界輝度が高いときには、前記赤色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記赤色の外界輝度が低いときには、前記赤色の表示光の表示輝度を低くし、前記緑色の外界輝度が高いときには、前記緑色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記緑色の外界輝度が低いときには、前記緑色の表示光の表示輝度を低くし、前記青色の外界輝度が高いときには、前記青色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記青色の外界輝度が低いときには、前記青色の表示光の表示輝度を低くするようにしてもよい。
さらに、上記発明において、前記表示器制御部は、前記赤色の外界輝度に赤色比例定数を積算することにより、前記赤色の表示光の表示輝度を決定し、前記緑色の外界輝度に緑色比例定数を積算することにより、前記緑色の表示光の表示輝度を決定し、前記青色の外界輝度に青色比例定数を積算することにより、前記青色の表示光の表示輝度を決定するようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
<第一の実施形態>
図1は、船舶の操舵室に設置されたヘッドアップディスプレイ(表示措置)の一例を示す概略構成図であり、図2は、操縦者が観察する虚像の一例を示す図である。
ヘッドアップディスプレイ1は、カラー画像表示光Lを出射する表示器10と、操縦者Pが前方の外界景色を視認することが可能となっているハーフミラー(光学系)2と、赤色の外界輝度Aを検出する赤色外界輝度検出センサ3と、緑色の外界輝度Aを検出する緑色外界輝度検出センサ4と、青色の外界輝度Aを検出する青色外界輝度検出センサ5と、コンピュータにより構成される制御部60とを備える。
なお、ヘッドアップディスプレイ1では、例えば、図2に示すように、虚像の下部に警告情報として「CAUTION」が赤色で表示され、虚像の左部に船舶の速度情報として「V 60Km」が緑色で表示され、虚像の左上部に他の船舶の位置情報として「○」が青色で表示され、虚像の右部に島の位置情報として「○」が橙色で表示され、虚像の中央部に遠方の他の船舶の方向情報として「→」が赤色と緑色とで表示されることになる。なお、虚像の表示可能範囲Dを一点鎖線で示す。
ここで、表示器10の内部光学系と制御部60とについて説明する。図3は、図1に示すヘッドアップディスプレイ1における表示器10の内部光学系と制御部60との一例を示す概略構成図である。
表示器10は、色が異なる3種の発光ダイオード11、12、13と、各色のチャンネルに対応した透過型液晶素子31、32、33と、各色の表示光を合成するクロスダイクロイックプリズム40と、プロジェクションレンズ50とを備える。
赤色発光ダイオード11は、制御部60からの信号に基づいた輝度Bで、赤色の波長領域(例えば、600nm〜650nm)の光を発光する。そして、赤色発光ダイオード11は、赤色のチャンネルに対応した赤色透過型液晶素子31を照射する。赤色透過型液晶素子31は、制御部60からの信号に基づいて赤色に対応するパターンを形成し、赤色発光ダイオード11からの光の透過によって、パターンを有する赤色の表示光を出射する。
緑色発光ダイオード13は、制御部60からの信号に基づいた輝度Bで、緑色の波長領域(例えば、480nm〜580nm)の光を発光する。そして、緑色発光ダイオード13は、緑色のチャンネルに対応した緑色透過型液晶素子33を照射する。緑色透過型液晶素子33は、制御部60からの信号に基づいて緑色に対応するパターンを形成し、緑色発光ダイオード13からの光の透過によって、パターンを有する緑色の表示光を出射する。
青色発光ダイオード12は、制御部60からの信号に基づいた輝度Bで、青色の波長領域(例えば、425nm〜480nm)の光を発光する。青色発光ダイオード12は、青色のチャンネルに対応した青色透過型液晶素子32を照射する。青色透過型液晶素子32は、制御部60からの信号に基づいて青色に対応するパターンを形成し、青色発光ダイオード12からの光の透過によって、パターンを有する青色の表示光を出射する。
クロスダイクロイックプリズム40は、平面視で正方形となる光の透過性素材からなる立方体であり、正方形の断面形状の二つの対角線に沿った反射面40a、40bを有する。反射面40bは、青色の波長未満の光を反射し、それ以上の波長の光を透過させるダイクロイックミラーとなっているとともに、反射面40aは、赤色の波長以上の光を反射し、それ以下の波長の光を透過させるダイクロイックミラーとなっている。よって、クロスダイクロイックプリズム40に入射した青色の表示光は反射面40bに反射され、赤色の表示光は反射面40aに反射され、緑色の表示光は反射面40a、40bを透過することにより、青色の表示光と赤色の表示光と緑色の表示光とは合成されて、カラー画像表示光Lがクロスダイクロイックプリズム40から出射される。
プロジェクションレンズ50は、カラー画像表示光Lを拡大して透過させる。
ハーフミラー2は、操舵室の前方に設置されており、操縦者Pの顔の前方に配置されことになる。これにより、表示器10から出射されたカラー画像表示光Lは、ハーフミラー2の反射面で反射されることで、操縦者Pの眼に導かれる。つまり、ハーフミラー2の前方位置Cに、図2に示すような虚像を形成することができるようになっている。また、操縦者Pは、ハーフミラー2を透過する光により、外界景色も視認できる。したがって、操縦者Pは、視線を移すことなく、外界景色と虚像とを同時に視認することができる。
赤色外界輝度検出センサ3は、赤色の波長領域(例えば、600nm〜650nm)以外の光を遮断するフィルタが前面に取り付けられたフォトダイオードである。そして、赤色外界輝度検出センサ3は、ハーフミラー2の前方となる操舵室に配置されている。これにより、赤色の外界輝度Aを検出して、赤色の外界輝度Aを示す信号を制御部60に出力する。
緑色外界輝度検出センサ4は、緑色の波長領域(例えば、480nm〜580nm)以外の光を遮断するフィルタが前面に取り付けられたフォトダイオードである。そして、緑色外界輝度検出センサ4は、ハーフミラー2の前方となる操舵室に配置されている。これにより、緑色の外界輝度Aを検出して、緑色の外界輝度Aを示す信号を制御部60に出力する。
青色外界輝度検出センサ5は、青色の波長領域(例えば、425nm〜480nm)以外の光を遮断するフィルタが前面に取り付けられたフォトダイオードである。そして、青色外界輝度検出センサ5は、ハーフミラー2の前方となる操舵室に配置されている。これにより、青色の外界輝度Aを検出して、青色の外界輝度Aを示す信号を制御部60に出力する。
制御部60は、CPU等からなるコンピュータにより構成され、各種の制御や演算処理を行う。CPUが実行する処理を、機能ブロックごとに分けて説明すると、外界輝度Aを検出する外界輝度検出部63と、表示器10を制御する表示器制御部64とを有する。
外界輝度検出部63は、赤色外界輝度検出センサ3で検出された赤色の外界輝度Aを示す信号を取得し、緑色外界輝度検出センサ4で検出された緑色の外界輝度Aを示す信号を取得し、青色外界輝度検出センサ5で検出された青色の外界輝度Aを示す信号を取得する制御を行う。
表示器制御部64は、赤色の外界輝度Aに基づいて、赤色の表示光の表示輝度Bを調整し、緑色の外界輝度Aに基づいて、緑色の表示光の表示輝度Bを調整し、青色の外界輝度Aに基づいて、青色の表示光の表示輝度Bを調整するように、表示器10に信号を出力する制御を行う。
具体的には、赤色の外界輝度Aに赤色比例定数Kを積算することにより、赤色の表示光の表示輝度Bを算出して、算出した赤色の表示光の表示輝度Bとなるように、パルス幅変調や駆動電流値等を変化させることで赤色発光ダイオード11の輝度を調整する。これにより、例えば、図4に示すように、赤色の外界輝度Aのみが高い夕暮れ時には、警告情報として「CAUTION」が高輝度で表示され、島の位置情報として「○」が高輝度で表示され、遠方の他の船舶の方向情報として破線矢印「→」が高輝度で表示される。
また、緑色の外界輝度Aに緑色比例定数Kを積算することにより、緑色の表示光の表示輝度Bを算出して、算出した緑色の表示光の表示輝度Bとなるように、パルス幅変調や駆動電流値等を変化させることで緑色発光ダイオード13の輝度を調整する。これにより、緑色の外界輝度Aのみが高い時には、船舶の速度情報として「V 60Km」が高輝度で表示され、遠方の他の船舶の方向情報として実線矢印「→」が高輝度で表示される。
また、青色の外界輝度Aに青色比例定数Kを積算することにより、青色の表示光の表示輝度Bを算出して、算出した青色の表示光の表示輝度Bとなるように、パルス幅変調や駆動電流値等を変化させることで青色発光ダイオード12の輝度を調整する。これにより、青色の外界輝度Aのみが高い青空時には、他の船舶の位置情報として「○」が高輝度で表示される。
なお、赤色比例定数Kと緑色比例定数Kと青色比例定数Kとは、それぞれ同じ値であってもよく、異なっていてもよい。
次に、ヘッドアップディスプレイ1により、カラー画像の虚像を表示する表示方法について説明する。図5は、ヘッドアップディスプレイ1による表示方法について説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS101の処理において、赤色外界輝度検出センサ3は、赤色の外界輝度Aを検出する。また、ステップS102の処理において、緑色外界輝度検出センサ4は、緑色の外界輝度Aを検出する。さらに、ステップS103の処理において、青色外界輝度検出センサ5は、青色の外界輝度Aを検出する。
次に、ステップS104の処理において、外界輝度検出部63は、赤色外界輝度検出センサ3で検出された赤色の外界輝度Aを示す信号を取得し、緑色外界輝度検出センサ4で検出された緑色の外界輝度Aを示す信号を取得し、青色外界輝度検出センサ5で検出された青色の外界輝度Aを示す信号を取得する。
次に、ステップS105の処理において、表示器制御部64は、赤色の外界輝度Aに基づいて、赤色発光ダイオード11の輝度を調整する。また、ステップS106の処理において、表示器制御部64は、緑色の外界輝度Aに基づいて、緑色発光ダイオード13の輝度を調整する。さらに、ステップS107の処理において、青色の外界輝度Aに基づいて、青色発光ダイオード12の輝度を調整する。
次に、ステップS108の処理において、測定を終了するか否かを判定する。測定を終了しないと判定したときには、ステップS101の処理に戻る。つまり、測定を終了すると判定するときまで、ステップS101〜ステップS107の処理は繰り返される。
そして、測定を終了すると判定したときには、本フローチャートを終了させる。
以上のように、第一の実施形態のヘッドアップディスプレイ1によれば、カラー画像の虚像を形成しても、外界景色の状況にかかわらず、虚像の良好な視認性を得ることができる。
<第二の実施形態>
図6は、本発明の一実施形態であるヘッドマウンテッドディスプレイ(表示措置)の一例を示す概略構成図である。本実施形態では、上述したヘッドアップディスプレイ1と異なり、ヘッドマウンテッドディスプレイ71の一例を示す。すなわち、ヘッドマウンテッドディスプレイ71は、装着者Pの頭部に装着される半球形状のヘルメット73と、カラー画像表示光Lを出射する表示器10と、赤色の外界輝度Aを検出する赤色外界輝度検出センサ3と、緑色の外界輝度Aを検出する緑色外界輝度検出センサ4と、青色の外界輝度Aを検出する青色外界輝度検出センサ5と、コンピュータにより構成される制御部60とを備える。なお、ヘッドアップディスプレイ1と同様のものについては、同じ符号を付している。
バイザ(光学系)72は、ヘルメット73の前方に設置されており、装着者Pの眼の前方に配置されことになる。これにより、表示器10から出射されたカラー画像表示光Lは、バイザ2の反射面で反射されることで、装着者Pの眼に導かれる。つまり、バイザ2の前方位置Cに、図2に示すような虚像を形成することができるようになっている。また、装着者Pは、バイザ72を透過する光により、外界景色も視認できる。したがって、装着者Pは、視線を移すことなく、外界景色と虚像とを同時に視認することができる。
赤色外界輝度検出センサ3は、バイザの上方となるヘルメット73に配置されている。また、緑色外界輝度検出センサ4は、バイザの上方となるヘルメット73に配置されている。さらに、青色外界輝度検出センサ5は、バイザの上方となるヘルメット73に配置されている。
以上のように、第二の実施形態のヘッドマウンテッドディスプレイ71によれば、カラー画像の虚像を形成しても、外界景色の状況にかかわらず、虚像の良好な視認性を得ることができる。
本発明は、例えば、ヘリコプタや航空機や船舶の操縦者や、訓練用シミュレータの使用者や、民生用の遊戯器や情報端末の使用者等に、カラー画像の虚像を提供する表示装置に利用することができる。
船舶の操舵室に設置されたヘッドアップディスプレイの一例を示す概略構成図である。 操縦者が観察する虚像の一例を示す図である。 図1に示すヘッドアップディスプレイにおける表示器の内部光学系と制御部との一例を示す概略構成図である。 操縦者が観察する虚像の一例を示す図である。 ヘッドアップディスプレイによる表示方法について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態であるヘッドマウンテッドディスプレイの一例を示す概略構成図である。 従来のヘッドアップディスプレイにおける表示器の内部光学系と制御部との一例を示す概略構成図である。
符号の説明
1:ヘッドアップディスプレイ(表示装置)
2:ハーフミラー(光学系)
3:赤色外界輝度検出センサ
4:緑色外界輝度検出センサ
5:青色外界輝度検出センサ
10:表示器
64:表示器制御部
71:ヘッドマウンテッドディスプレイ(表示装置)
72:バイザ(光学系)
L:カラー画像表示光
P:操縦者(観察者)

Claims (6)

  1. 第一の色の表示光と、当該第一の色と異なる色の第二の色の表示光とを合成することによりカラー画像表示光を作成して、当該カラー画像表示光を出射する表示器と、
    観察者の前方に配置され、当該観察者の前方の外界景色を視認可能とするとともに、前記カラー画像表示光を観察者の眼に導く光学系とを備える表示装置であって、
    前記光学系の前方における第一の色の外界輝度を検出する第一色外界輝度検出センサと、
    前記光学系の前方における第二の色の外界輝度を検出する第二色外界輝度検出センサと、
    前記第一の色の外界輝度に基づいて、前記第一の色の表示光の表示輝度を調整するとともに、前記第二の色の外界輝度に基づいて、前記第二の色の表示光の表示輝度を調整するように、前記表示器を制御する表示器制御部とを備えることを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示器制御部は、前記第一の色の外界輝度が高いときには、前記第一の色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記第一の色の外界輝度が低いときには、前記第一の色の表示光の表示輝度を低くするとともに、
    前記第二の色の外界輝度が高いときには、前記第二の色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記第二の色の外界輝度が低いときには、前記第二の色の表示光の表示輝度を低くすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示器制御部は、前記第一の色の外界輝度に第一比例定数を積算することにより、前記第一の色の表示光の表示輝度を決定するとともに、
    前記第二の色の外界輝度に第二比例定数を積算することにより、前記第二の色の表示光の表示輝度を決定することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 赤色の表示光と、緑色の表示光と、青色の表示光とを合成することによりカラー画像表示光を作成して、当該カラー画像表示光を出射する表示器と、
    観察者の前方に配置され、当該観察者の前方の外界景色を視認可能とするとともに、前記カラー画像表示光を観察者の眼に導く光学系とを備える表示装置であって、
    前記光学系の前方における赤色の外界輝度を検出する赤色外界輝度検出センサと、
    前記光学系の前方における緑色の外界輝度を検出する緑色外界輝度検出センサと、
    前記光学系の前方における青色の外界輝度を検出する青色外界輝度検出センサと、
    前記赤色の外界輝度に基づいて、前記赤色の表示光の表示輝度を調整し、前記緑色の外界輝度に基づいて、前記緑色の表示光の表示輝度を調整し、前記青色の外界輝度に基づいて、前記青色の表示光の表示輝度を調整するように、前記表示器を制御する表示器制御部とを備えることを特徴とする表示装置。
  5. 前記表示器制御部は、前記赤色の外界輝度が高いときには、前記赤色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記赤色の外界輝度が低いときには、前記赤色の表示光の表示輝度を低くし、
    前記緑色の外界輝度が高いときには、前記緑色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記緑色の外界輝度が低いときには、前記緑色の表示光の表示輝度を低くし、
    前記青色の外界輝度が高いときには、前記青色の表示光の表示輝度を高くし、一方、前記青色の外界輝度が低いときには、前記青色の表示光の表示輝度を低くすることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示器制御部は、前記赤色の外界輝度に赤色比例定数を積算することにより、前記赤色の表示光の表示輝度を決定し、
    前記緑色の外界輝度に緑色比例定数を積算することにより、前記緑色の表示光の表示輝度を決定し、
    前記青色の外界輝度に青色比例定数を積算することにより、前記青色の表示光の表示輝度を決定することを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
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