JP2009264343A - 軸流ファン - Google Patents

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Abstract

【課題】直列式軸流ファンの第1ハウジングと第2ハウジングとを容易かつ強固に固定する。
【解決手段】直列式軸流ファン1は外形233,333が略四角柱状の第1ハウジング23および第2ハウジング33、並びに、第1ハウジング23の中心軸J1を挟む一対の下端部2321,2323にて第1および第2ハウジング23,33の当接状態を固定する固定部材4を備える。固定部材4は、角部2351,2353に形成される貫通孔234よりも径方向内方に位置する。第1および第2ハウジング23,33の接続の際には、第1ハウジング23の他の一対の下端部にて第1係合部237と第2係合部部337とが係合するとともに、固定部材4が中心軸J1に垂直な方向にスライドされつつ第1および第2ハウジング23,33に取り付けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ハウジングに当接する風洞部を有する軸流ファンおよびハウジング同士を接続した直列式の軸流ファンに関する。
従来より、様々な電子機器の筐体内部に電子部品を冷却するための冷却ファンが設けられており、電子部品の高性能化に伴う発熱量の増加や、筐体の小型化等に起因する配置密度の上昇に伴って冷却ファンの静圧−風量特性の向上が要求されている。十分な静圧および風量を確保する冷却ファンとして、近年では複数のファンを直列に接続した直列式軸流ファンが利用され、ファン同士は様々な手法により互いに固定される。
また、直列式軸流ファンは、電子機器の筐体内に配置される際に複数の直列式軸流ファンが並列に密接して配置されることが多い。この場合、隣り合う直列式軸流ファン同士の間にはリード線を配置するスペースを確保する必要がある。通常の軸流ファンは、略四角柱状の筐体が備えられる。ここで、例えば、筐体の中心軸方向に垂直な外形の一辺の長さが80mm以上の大型軸流ファンにおいては、軸流ファンの外形形状が略四角柱である場合には、軸流ファンを電子機器の筐体内に配置する作業者が軸流ファンを把持し難い。
例えば、特許文献1に開示される放熱ファンでは、第1ファンユニットの略四角柱状の筐体の4つの角部に貫通穴が設けられ、第2ファンユニットの略四角柱状の筐体の4つの角部にネジ溝を有する貫通穴が設けられ、ネジ桿が第1および第2ファンユニットの貫通穴に挿入されるとともに第2ファンユニットのネジ溝に螺合されて第1ファンユニットと第2ファンユニットとが連結される。また、特許文献1に開示される他の構造では、第1ファンユニットの筐体の第2ファンユニット側の端部に係止溝が設けられ、第2ファンユニットの筐体の第1ファンユニット側の端部に第1ファンユニットに向かって突出する突起状の係止部材が設けられ、係止溝と係止部材とが係合することにより第1ファンユニットと第2ファンユニットとが連結される。
特許文献2に開示される二重反転式軸流送風機では、第1単体軸流送風機の第1ケースの吐き出し側フランジに貫通穴が設けられ、第2単体軸流送風機の第2ケースの吸い込み側フランジに第1単体軸流送風機側に向かって突出するフックが設けられる。第1および第2単体軸流送風機が結合される際には、第2ケースのフックが第1ケースの貫通穴に挿入され、2つのケースの軸線を中心に第1ケースが第2ケースに対して相対的に回転されることにより径方向に伸びるフックの先端部が貫通穴内の係合溝に嵌り、第1ケースと第2ケースとの間の軸線方向の移動および軸線を中心とする回転方向の移動が防止されるようにケース同士が係合される。
特許文献3に開示される直列ファンの第1フレームおよび第2フレームでは、第1フレームの第2フレームに対向する予定の第1表面の対角方向の2つの角部に凸部が設けられ、第2フレームの第1フレームに対向する予定の第2表面の2つの角部近傍に角部を横切る凹部が設けられる。第1フレームと第2フレームとを接続する際には、第1フレームの第1表面を第2フレームの第2表面に沿ってスライドさせて凸部が凹部に挿入され、さらに第1フレームの一部と第2フレームの一部とがスライドしないように、フレーム同士を係止することにより第1フレームと第2フレームとが互いに固定される。
特開2005−16323号公報 特開2004−278371号公報 米国特許出願公開第2007/0003413号明細書
ところで、特許文献1に示されるように、ネジやリベット等にて軸流ファン同士を固定する場合、直列式軸流ファンを機器に取り付けるための貫通穴とは別に軸流ファンのハウジングに貫通穴を設ける必要がある。また、ファンの製造コストも増大する。また、軸流ファンは、外形が略四角柱であり、二つ以上の軸流ファンを並列に配置した際に、隣り合う軸流ファン同士の間にリード線を配置するスペースを確保することができない。
特許文献1および2に示される係合構造では軸流ファン同士を一度接続してしまうと係合構造を損傷することなく接続を解除することが困難となる。このため、直列式軸流ファンの設計に変更が生じたり、作業時に軸流ファンの組み合わせに変更が生じたりしても接続強度を低下させることなく軸流ファンを付け替えることができない。また、特許文献2に開示される二重反転式軸流送風機は、第1のケースと第2のケースの結合部付近に径方向外方に向けてフランジが、第1のケースの取付螺子が貫通する貫通孔が形成された吸い込み側フランジと径方向の外側面が略同一なる程度突出しており、二つ以上の放熱ファンを並列に配置した際に、隣り合う放熱ファン同士の間にリード線を配置するスペースを確保し難い。
特許文献3の直列ファンでは第1フレーム(または第2フレーム)に水平方向の力が加わるだけで2つのフレームが外れてしまうおそれがあり、直列ファン(特に大型のファン)が強度不足となる。また、特許文献3に開示される複合体ファンは、外形が略四角柱であり、二つ以上の複合体ファンを並列に配置した際に、隣り合う複合体ファン同士の間にリード線を配置するスペースを確保することができない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、直列式軸流ファンの2つのハウジングまたは軸流ファンのハウジングと風洞部とを容易かつ強固し、かつ、分離時のこれらの損傷を防止または抑制することを目的としている。更に、作業者が直列式軸流ファンを把持し易い形状にすることを目的としている。更に、二つ以上の直列式軸流ファンを並列に配置した際に、隣り合う直列式軸流ファン同士の間にリード線を配置するスペースを確保することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、軸流ファンであって、複数の翼を有するインペラと、前記インペラの中心軸を中心として前記インペラを回転することにより前記中心軸方向のエアの流れを発生するモータ部と、前記インペラの外周を囲むとともに複数のリブにより前記モータ部に接続されるハウジングと、前記中心軸に沿って前記ハウジングに当接する風洞部と、前記ハウジングと前記風洞部との当接状態を固定する少なくとも1つの固定部材と、を備え、前記ハウジングの前記風洞部とは反対側の端部の輪郭が略方形であり、前記端部のそれぞれの角部には前記中心軸方向に貫通する貫通穴が形成されており、前記固定部材並びに前記第1端部の第1係合部および前記第1係合部に係合する前記第2端部の第2係合部により、または、前記固定部材は複数存在し、前記第2端部に対して前記第1端部が前記軸方向において固定され、かつ、前記第2端部に対して前記第1端部が前記中心軸に垂直な全ての方向において固定され、前記固定部材の径方向外端、および、前記第1係合部、前記第2係合部が前記貫通穴よりも径方向内方に位置する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸流ファンであって、前記固定部材が、前記中心軸方向の前記角部に対応する位置において、前記ハウジングの前記風洞部に対向する第1端部、および、前記風洞部の前記ハウジングに対向する第2端部に、前記中心軸に垂直な方向にスライドされつつ取り付けられることにより、取り付け位置における前記第1端部と前記第2端部との前記中心軸に平行な軸方向における当接状態を固定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の軸流ファンであって、前記中心軸に沿って前記インペラに隣接する他のインペラと、前記中心軸を中心として前記他のインペラを回転することにより前記インペラと同方向のエアの流れを発生する他のモータ部と、をさらに備え、前記風洞部が、前記他のインペラの外周を囲むとともに複数のリブにより前記他のモータ部に接続される他のハウジングである。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の軸流ファンであって、前記固定部材並びに前記第1係合部および前記第2係合部により、または、前記固定部材は複数存在し、前記中心軸方向の前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部に対して前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部が前記軸方向において固定される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の軸流ファンであって、前記固定部材は2つ存在し、2つの前記固定部材が、前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記端部の他の一対の角部に対応する位置における第1端部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止し、前記第1係合部が、前記端部の前記他の一対の角部に対応する位置における第1端部に設けられた一対の第1軸方向係止部であり、前記第2係合部が、前記端部の他の一対の角部に対応する位置における第2端部に設けられた一対の第2軸方向係止部であり、前記第2端部に対して前記第1端部が前記中心軸を中心として所定の回転方向に回転して前記一対の第1軸方向係止部と前記一対の第2軸方向係止部とが嵌り合うことにより、前記一対の第1軸方向係止部と前記一対の第2軸方向係止部とが前記軸方向および前記回転方向において係合する。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の軸流ファンであって、前記固定部材は2つ存在し、2つの前記固定部材が、前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記端部の他の一対の角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止し、前記第1係合部と前記第2係合部との係合により、前記一対の第1角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動が防止されるように係止される。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の軸流ファンであって、前記ハウジングと前記他のハウジングとを接続する際に、前記中心軸に垂直な平面内において前記ハウジングに対して前記他のハウジングを前記中心軸を中心として相対回転させることにより、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の軸流ファンであって、前記第1係合部は、前記中心軸を中心とする周方向に延びる第1押圧部を有し、前記第2係合部は、前記周方向に延びる第2押圧部を有し、前記第1押圧部が前記第2押圧部を前記中心軸方向において前記端部側に向けて押すことで第1係合部と第2係合部とが係合される。
請求項9に記載の発明は、請求項4に記載の軸流ファンであって、前記固定部材は4つ存在し、4つの前記固定部材のうちの2つが、前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記端部の他の一対の角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止し、4つの前記固定部材のうちの他の2つが、前記他の一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の他の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記一対の角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止する。
請求項10に記載の発明は、請求項4ないし9のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記固定部材が取り付けられる前記端部の角部に対応する位置における第1端部が径方向外方に突出する第1突出部を有し、前記端部の前記角部に対応する位置における第1端部に当接する前記第2端部が前記軸方向において前記第1突出部に当接するとともに前記径方向外方に突出する第2突出部を有し、前記固定部材が、重なり合う前記第1突出部および前記第2突出部が挿入される穴部と、前記第1突出部および前記第2突出部を前記軸方向における両側から挟み込む一対の挟持部と、を備える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の軸流ファンであって、前記第1突出部および前記第2突出部の先端が、前記径方向外方に向かって前記中心軸を中心とする周方向の幅が増大する幅広部を有し、前記穴部の周方向の幅が前記幅広部の幅よりも僅かに小さく、前記幅広部が前記穴部に挿入される際に前記穴部または前記幅広部が弾性変形する。
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記ハウジングと前記風洞部との分離時に、前記固定部材が破壊される。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の軸流ファンであって、前記固定部材が、樹脂により形成される。
本発明によれば、ハウジングに風洞部を容易かつ強固に固定することができ、分離時のこれらの損傷を防止または抑制することができる。また、固定部材の径方向外方への突出寸法を抑えることができ、ハウジングと風洞部の接合部付近においてリード線を収容するスペースを確保することができる。また、軸流ファンを所定の位置に取り付けるために形成されたハウジングの吸気側端部の角部の貫通孔と、風洞部の排気側端部の角部に形成された貫通孔とに、1つのビスを貫通して挿通することができる。
請求項2の発明では、2つの軸流ファンを容易かつ強固に固定することができる。請求項5の発明では、2つのハウジングを強固かつ安定して固定することができ、請求項4並びに請求項6および7の発明では、2つのハウジングを仮固定した後に固定部材にて固定することにより、2つのハウジングを容易に固定することができる。
請求項8の発明では、4つの固定部材により2つのハウジングを強固かつ安定して固定することができる。請求項9の発明では、簡単な構造で第1角部と第2角部との軸方向の当接状態を固定するとともに、第1角部に対して第2角部を周方向に固定することができる。請求項10の発明では、固定部材を第1突出部および第2突出部に強固に取り付けることができる。請求項11の発明では、ハウジングと風洞部との分離時のハウジングおよび風洞部の損傷が防止される。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1を示す斜視図である。直列式軸流ファン1は、第1軸流ファン2、第1軸流ファン2の第1インペラ21の中心軸J1に沿って第1軸流ファン2の下側に配置される第2軸流ファン3、および、第1軸流ファン2の第1ハウジング23と第2軸流ファン3の第2ハウジング33との当接状態を固定する2つの固定部材4を備える。直列式軸流ファン1では、図1中の上側(すなわち、第1軸流ファン2の上側)からエアが取り込まれ、下側(すなわち、第2軸流ファン3の下側)へと送出される。
図2は中心軸J1を含み、かつ、第1軸流ファン2の上端の辺に平行な平面で直列式軸流ファン1を切断した縦断面図である。直列式軸流ファン1は、いわゆる二重反転式軸流ファンであり、第1軸流ファン2の第1インペラ21の回転方向は第2軸流ファン3の第2インペラ31の回転方向と逆とされる。以下の説明では、中心軸J1方向において、エアが取り込まれる側である図1中の上側を単に「上側」と呼び、エアが送出される側である図1中の下側を単に「下側」と呼ぶ。「上側」および「下側」という表現は必ずしも重力方向に対する上側および下側と一致する必要はない。
第1軸流ファン2は第1インペラ21、中心軸J1を中心として第1インペラ21を回転する第1モータ部22、第1インペラ21の外周を囲む風洞部である第1ハウジング23、および、第1モータ部22を支持する複数の第1支持リブ24を備え、第1ハウジング23は第1支持リブ24により第1モータ部22に接続される。第1ハウジング23は第1支持リブ24と共に樹脂の射出成形により形成される。なお、図2では、図示の都合上、第1インペラ21の第1翼211および第1支持リブ24の概略形状を中心軸J1の左右に示している。また、第1モータ部22は誇張して大きく示しており、各構成要素の断面に対する平行斜線の図示を省略している。第2軸流ファン3に関しても同様の手法にて図示している。
第1インペラ21は、第1モータ部22の外側を覆う略有蓋円筒状のカップ212、および、カップ212の外側面から径方向外方に伸び、周方向に等ピッチにて配置された複数の第1翼211を有する。第1モータ部22は、回転体である第1ロータ部221および固定体である第1ステータ部222を備え、中心軸J1に沿って第1ロータ部221が第1ステータ部222に対して上側に位置する。
第1ロータ部221は、中心軸J1を中心とする略有蓋円筒状の金属製のヨーク2211、ヨーク2211の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石2212、および、ヨーク2211の上部中央から下方に突出するシャフト2213を備える。第1ロータ部221は、ヨーク2211がカップ212に覆われることにより第1インペラ21と一体の部品となっている。
第1ステータ部222は中央に開口を有するベース部2221、ベース部2221の中央から上側に突出する略円筒状の軸受保持部2222、軸受保持部2222の外周に取り付けられた電機子2223、および、電機子2223の下側にて電機子2223に電気的に接続される回路基板2224を備える。ベース部2221は第1支持リブ24を介して第1ハウジング23の略円筒状の内側面に固定され、第1ステータ部222の各部を保持する。電機子2223は界磁用磁石2212と径方向に対向し、電機子2223と界磁用磁石2212との間で中心軸J1を中心とするトルクを発生する。軸受保持部2222の内側には軸受機構である玉軸受2225,2226が中心軸J1方向の上部および下部に設けられ、軸受保持部2222に挿入されたシャフト2213が玉軸受2225,2226により回転可能に支持される。
第2軸流ファン3は、第1軸流ファン2とほぼ同様の構造であり、第2インペラ31、中心軸J1を中心として第2インペラ31を回転する第2モータ部32、第2インペラ31の外周を囲むとともに中心軸J1に沿って第1軸流ファン2の第1ハウジング23に当接する第2ハウジング33、および、第2モータ部32を支持する複数の第2支持リブ34を備える。第2ハウジング33は第2支持リブ34により第2モータ部32に接続され、第2支持リブ34と共に樹脂の射出成形により形成される。第2インペラ31は、有蓋円筒状のカップ312および中心軸J1を中心としてカップ312の外側面から径方向外方に伸び、周方向に等ピッチにて配置された複数の第2翼311を有する。
第2モータ部32は第1モータ部22とほぼ同様の構造を有し、回転体である第2ロータ部321および固定体である第2ステータ部322を備える。第2ロータ部321は、中心軸J1を中心とするヨーク3211、ヨーク3211の内側に固定される略円筒状の界磁用磁石3212、および、ヨーク3211の中央から下方に突出するシャフト3213を備える。
第2ステータ部322はベース部3221、ベース部3221の中央から上側に突出する軸受保持部3222、軸受保持部3222内の上下に保持される玉軸受3225,3226、軸受保持部3222の外周に取り付けられる電機子3223、および、電機子3223の下側に配置される回路基板3224を備える。電機子3223および界磁用磁石3212は径方向に対向してトルクを発生する。
直列式軸流ファン1では、第1軸流ファン2の第1モータ部22が第1インペラ21を回転して中心軸J1方向のエアの流れを発生するとともに、第2軸流ファン3の第2モータ部32が中心軸J1に沿って第1インペラ21に隣接する第2インペラ31を第1インペラ31の回転とは逆方向に回転して第1インペラ21によるエアの流れと同方向の流れを発生する。これにより、十分な風量が確保されつつ静圧が向上される。
図3は第1ハウジング23の斜視図である。第1ハウジング23の上端部231の輪郭は平面視において略正方形とされ、端部231の4つの角部はフランジ状であり、上端部231の輪郭を中心軸J1方向に平行な方向に沿って下方側に延びることで形成される外形233(二点鎖線にて示す。)は略四角柱状となっている。第2ハウジング33に対向する下端部232の外形は、外形233より径方向内方に収まっている略八角形状となっている。
また、上端部231の4つの角部には、直列式軸流ファン1を所定の装置に固定する際に利用される貫通穴234が設けられる。以下、図3中の第1ハウジング23の上端部231の4つの角部に符号2351〜2354を付し、それぞれを角部2351〜2354と呼ぶ。また、中心軸J1方向において角部2351に対応する第1ハウジング23の下端部232の部位に符号2321〜2324を付し、それぞれ下端部2321〜2324と呼ぶ。
下端部232では、中心軸J1を挟む一対の下端部2321,2323が径方向外方に突出する第1突出部236を有し、中心軸J1を挟む他の一対の下端部2322,2324に中心軸J1下方側に伸びる第1係合部237が設けられる。
図4は下端部2321の第1突出部236の平面図である。図3および図4に示すように、第1突出部236の径方向外方の先端2361は径方向外方に向かって中心軸J1を中心とする周方向の幅が大きい幅広部2362を有する。同様に、図3の奥側の下端部2323の第1突出部236の径方向外方の先端2361も径方向外方に向かって中心軸J1を中心とする周方向の幅が増大する幅広部2362を有する。
図3に示すように、下端部2322の第1係合部237は、下端部2322の下端面から中心軸J1方向において後述する第1押圧部2373の中心軸J1方向の厚みに相当する高さ分だけ上方側に移動した位置から径方向外方に向けて外側面が中心軸J1を中心とする円筒面となるフランジ部2371と、フランジ部2371から中心軸J1方向下方側に向けて突出する凸部2372と、凸部2372の下端から矢印91にて示す中心軸J1を中心とする周方向に伸びる第1押圧部2373と、を備える。フランジ部2371は、凸部2372よりも矢印91方向反対側において、中心軸J1方向下方側に向けて突出している。フランジ部2371の外側面は、貫通孔234よりも径方向外方に位置し、中心軸J1方向から見た際に、貫通孔234とフランジ部2371とは重ならない。尚、凸部2372および第1押圧部2373の径方向外方に向いた外側面は、フランジ部2371の外側面と同一面である中心軸J1を中心とする円筒面となっている。フランジ部2371の凸部2372よりも矢印91方向反対側の下端面は下端部2322の下端面と同一面となっている。
下端部2324の第1係合部237(図3では第1ハウジング23の背後に隠れており、図示されていない。)は下端部2322と同様に、フランジ部2371、凸部2372、第1押圧部2373を備えており、下端部2322の第1係合部237を中心軸J1を中心に対称形状となる。
図5は第2ハウジング33の斜視図である。第2ハウジング33においても第1ハウジング23(図3参照)と同様に、第1ハウジング23の下端部332の輪郭は平面視において略正方形であり、下端部332の4つの角部(図5中の上端部332の4つの角部に符号3351〜3354を付している。)はフランジ状となっている。さらに、下端部332における4つの角部には貫通穴334が設けられ、下端部332の輪郭を中心軸J1方向に平行な方向に沿って上方側に延びることで形成される外形333(二点鎖線にて示す。)は略四角柱状となっている。第1ハウジング23に対向する上端部331の外形は、外形333より径方向内方に収まっている略八角形状となっている。
上端部331では、第1ハウジング23の中心軸J1を挟む一対の下端部2321,2323に中心軸J1方向において対応する上端部3311,3313が、中心軸J1方向において第1ハウジング23の第1突出部236(図3参照)に当接するとともに径方向外方に突出する第2突出部336を有し、第1ハウジング23の中心軸J1を挟む他の一対の下端部2322,2324に中心軸J1方向において対応する上端部3312,3314には第1係合部237に係合する第2係合部337が設けられる。上端部3311,3313の第2突出部336は第1ハウジング23の第1突出部236と同形状であり、第2突出部336の径方向外方の先端3361は径方向外方に向かって中心軸J1を中心とする周方向の幅が大きい幅広部3362を有する。
上端部3312の第2係合部337は上端部3312の上端面から中心軸J1方向において後述する第2押圧部の中心軸J1方向の厚みに相当する高さ分だけ下方側に移動した位置から径方向外方に向けて外側面が中心軸J1を中心とする円筒面となるフランジ部3371と、フランジ部3371から中心軸J1方向上方側に向けて突出する凸部3372と、凸部3372の上端から矢印91にて示す中心軸J1を中心とする周方向反対側向かって伸びる第2押圧部3373と、を備える。フランジ部3371は、凸部3372よりも矢印91方向側において、中心軸J1方向上方側に向けて突出している。フランジ部3371の外側面は、貫通孔334よりも径方向外方に位置し、中心軸J1方向から見た際に、貫通孔334とフランジ部3371とは重ならない。尚、凸部3372および第2押圧部3373の径方向外方に向いた外側面は、フランジ部3371の外側面と同一面である中心軸J1を中心とする円筒面となっている。フランジ部3371の凸部3372よりも矢印91方向側の上端面は上端部3312の上端面と同一面となっている。
図1に示すように、第1ハウジング23の下端部2322,2324(下端部2324は図1では隠れている。)および第2ハウジング33の上端部3312,3314(上端部3314は図1では隠れている。)では、第1押圧部2373が、第2押圧部3373とフランジ部3371の間に入り込む。この状態において下端部2322と上端部3312とが当接し、第1押圧部2373の第1ハウジング23側の面と第2押圧部3373の第2ハウジング33側の面とが当接し更に互いに押圧し合う。よって、第2ハウジング33の上端部3312と、第1ハウジング23の下端部2322と、の中心軸J1方向における当接状態が固定される。
図6は図1に示す固定部材4の斜視図である。固定部材4は樹脂により形成されており、平面視つまり図6中における上方から見た場合の形状がアーチ状である。図7は、図6に示す状態から固定部材4の前後を反転した斜視図である。図6に示す凹面41は、図3および図5に示す第1ハウジング23の下端部2321および第2ハウジング33の上端部3311のそれぞれの外側面と径方向において当接する当接面である(以降は、当接面41と呼ぶ)。当接面41は、図1に示す状態において第1ハウジング23の下端部2321および第2ハウジング33の上端部3311のそれぞれの外側面と密接した状態で第1ハウジング23および第2ハウジング33に固定される。
また、図6に示す固定部材4の凸面41の曲率半径は、図1に示す状態において、第1ハウジング23のフランジ部2371および第2ハウジング33のフランジ部3371の外側面の曲率半径とほぼ同一である。よって、固定部材4は図1に示す状態において中心軸J1方向において角部2351に形成される貫通孔234よりも径方向内方に位置し、中心軸J1方向から見た際に、貫通孔234と固定部材4とは重ならない。
図6および図7に示すように、固定部材4の略中央には凸面42と当接面41とを貫通するように貫通孔43が形成されている。貫通孔43の凸面42側には貫通孔43を規定する内周面の図1の状態において中心軸J1を中心とする周方向の幅が大きい幅広部432が形成されている。一方、貫通孔43の当接面41側には貫通孔43を規定する内周面の図1の状態において中心軸J1を中心とする周方向の幅が幅広部432よりも小さい幅狭部431が形成されている。
図1に示すように、第1ハウジング23の下端部2321,2323および第2ハウジング33の上端部3311,3313では、固定部材4の貫通孔43に互いに重なり合う第1ハウジング23の第1突出部236および第2ハウジング33の第2突出部336が挿入され、第1突出部236および第2突出部336の先端2361,3361は固定部材4の幅広部432に係合される。固定部材4の幅広部432は第1突出部236および第2突出部336を周方向における両側から挟み込むため、第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が第1ハウジング23の上端部2321,2323(上端部2323は図1では奥側に隠れている。)が並ぶ方向(中心軸J1を中心とする上端2321,2323における周方向と捉えられてもよい。)へと移動することを防止するように第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が係止される。
さらに、固定部材4の貫通孔43の上部44および下部45は第1突出部236および第2突出部336を中心軸J1に平行な方向における両側から挟み込む一対の挟持部となっており、固定部材4により第1ハウジング23の下端部2321,2323と第2ハウジング33の上端部3311,3313との中心軸J1に平行な方向における当接状態が固定される。換言すれば、下端部232と上端部331との中心軸J1に平行な方向である軸方向における当接状態が固定部材4の取付位置において固定される。
上述の通り、当接面41の曲率半径は第1ハウジング23の下端部2321および第2ハウジング33の上端部3311のそれぞれの外側面の曲率半径よりも小さい。よって固定部材4は図1に示す状態において第1ハウジング23の下端部2321および第2ハウジング33の上端部3311のそれぞれの外側面と密接した状態にする際に、固定部材4は、当接面41の曲率半径が大きくなる方向にため、固定部材4の内部に応力が発生する。つまり、固定部材4は、固定部材4の中心軸J1を中心とする両端(長手方向の両端)を支点として、第1突出部236および第2突出部336を径方向外方に向けて弾性力が発生する。これにより、固定部材4は、貫通孔43を規定する固定部材4の内周面が第1突出部236および第2突出部336を軸方向および周方向に固定するだけではなく、径方向にも固定される。
以上のように、直列式軸流ファン1では固定部材4、並びに、第1係合部237および第1係合部237に係合する第2係合部337により、第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が中心軸J1に平行な方向において固定される。さらに、2つの固定部材4により第2ハウジング33に対して第1ハウジング23が、一対の下端部2322,2324が並ぶ方向への移動が防止されるように係止され、第1係合部237と第2係合部337との係合により第1ハウジング23が、下端部2321,2323が並ぶ方向(固定部材4が並ぶ方向)への移動が防止されるように係止されることから、第1ハウジング23と第2ハウジング33とが中心軸J1に垂直な全ての方向において固定される。
図6および図7に示すように、固定部材4は、図中の上下左右において対称形状である。よって、固定部材4の貫通孔43に互いに重なり合う第1ハウジング23の第1突出部236および第2ハウジング33の第2突出部336が挿入される際に、固定部材4の第1突出部236および第2突出部336に対する方向が特定されない。つまり、固定部材4を第1ハウジング23および第2ハウジング33に取り付ける際の工数を削減することが可能である。
第1突出部236および第1係合部237は、樹脂の射出成形により第1ハウジング23と共に形成される。第1突出部236および第1係合部237が第1ハウジング23から径方向外方に離れれば離れるほど、樹脂射出成形品に生ずる特徴として、中心軸J1方向の上下いずれかの方向に向けて反る虞がある。第1の実施の形態の第1ハウジング23の第1突出部236および第1係合部237は、第1ハウジング23の各下端部2321〜2324に形成される。よって、第1突出部236および第1係合部237は、第1ハウジング23から径方向外方に離れずに直接形成されているため、中心軸J1方向の上下いずれかの方向に向けて発生する反りを低減できる。
第2ハウジング33に関しても同様に、第2突出部336および第2係合部337が第2ハウジング33から径方向外方に離れれば離れるほど、樹脂射出成形品に生ずる特徴として、中心軸J1方向の上下いずれかの方向に向けて反る虞がある。第1の実施の形態の第2ハウジング33の第2突出部336および第2係合部337は、第2ハウジング33の各上端部3311〜3314に形成される。よって、第2突出部336および第2係合部337は、第2ハウジング33から径方向外方に離れずに直接形成されているため、中心軸J1方向の上下いずれかの方向に向けて発生する反りを低減できる。
尚、第1の実施の形態においては、貫通孔234および貫通孔334の両方に一本のビスを挿通して所定の装置に直列式軸流ファン1を取り付ける場合、貫通孔234と貫通孔334の間にビスの挿通を妨げる部位が直列式軸流ファン1に形成されていない。つまり、貫通孔234および貫通孔334の両方に一本のビスを挿通して所定の装置に直列式軸流ファン1を取り付けることが容易である。尚、従来の直列式軸流ファンにおいては、第1ハウジングと第2ハウジングの係合部付近において径方向外方に向けてフランジ部が突出しており、フランジ部に係合構造が形成されている。更にフランジ部には貫通孔234および貫通孔334と中心軸J1と平行方向となる位置に貫通孔が形成されている。この場合、第1ハウジング側の係合部付近のフランジに形成される貫通孔と、第2ハウジング側の係合部付近のフランジに形成される貫通孔の中心軸J1と平行方向となる位置に貫通孔をほぼ一致させる必要がある。樹脂射出成形によってハウジングを形成した場合には、前記貫通孔同士の位置を一致させるために、樹脂射出成形用の金型を設計する際に高い寸法精度が要求される。しかし、第1の実施の形態によれば、樹脂射出成形用の金型を設計する際に高い寸法精度は要求されない。
図8は図1中の左側の下端部2321および上端部3311における固定部材4が取り付けられた状態を示す平面図である。図8(A)に示すように、第1突出部236の幅広部2362が固定部材4の幅広部432と幅狭部431の間に形成される段差に係止され、固定部材4が第1突出部236に対して離脱しないように取り付けられる。また、図8(B)に示すように、固定部材4が第1突出部236に取り付けられた際に、第1突出部236の先端2361および固定部材4の凸面42は、貫通孔234と中心軸J1方向において重ならない。このことにより、直列式軸流ファン1を所定の装置に固定するために利用されるビス等を貫通孔234に挿通する際に、固定部材4および第1突出部236がビスの挿通を妨げない(図1中の右側の下端部2323,上端部3313においても同様)。
次に、直列式軸流ファン1の組み立ての流れについて説明する。組み立ての際には、まず、図3に示す第1ハウジング23と図5に示す第2ハウジング33とを中心軸J1に平行な方向において互いに対向させるとともに、第1ハウジング23の下端部2321〜2324がそれぞれ、第2ハウジング33の上端部3311〜3314に対して矢印91にて示す方向とは反対方向に僅かにずれて配置される。
その後、第1ハウジング23は第2ハウジング33に向かって近づけられて第1ハウジング23の下端部232と第2ハウジング33の上端部331とが互いに当接することにより、図9に示すように、第1ハウジング23の下端部2322および第2ハウジング33の上端部3312において第1係合部237の第1押圧部2373が第2係合部337の第2押圧部3373とが中心軸J1を中心とする周方向において対向している。同様に、第1ハウジング23の下端部2324(図3中の奥側の下端部)および第2ハウジング33の上端部3314(図5中の奥側の上端部)においても第1係合部237の第1押圧部2373が第2係合部337の第2押圧部3373と中心軸J1を中心とする周方向において対向している。
そして、第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が中心軸J1を中心として図3に示す矢印91の方向に回転され、図10に示すように、第1ハウジング23の下端部2322および第2ハウジング33の下端部3312にて第1押圧部2373の中心軸J1を中心とする第1押圧部に沿った周方向の先端が凸部3372に当接し、第2押圧部3373の中心軸J1を中心とする先端が凸部2372に当接する。すなわち、第1係合部237と第2係合部337とが中心軸J1に平行な方向および回転方向(ただし、一方向のみ)において係合する。同様に、第1ハウジング23の下端部2324および第2ハウジング33の上端部3314において第1係合部237と第2係合部337とが中心軸J1に平行な方向および回転方向(ただし、一方向のみ)において係合する。
これにより、第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が、(一方向のみの)回転が防止されるように係止されるため、固定部材4(図6参照)を取り付ける際に第2ハウジング33に対して第1ハウジング23の位置合わせを容易に行うことができる。なお、この状態では、図10に示す第2ハウジング33に対して第1ハウジング23を矢印91(図3参照)にて示す方向とは反対方向に回転することにより第1ハウジング23と第2ハウジング33とは分離可能となっている。
図11は第1軸流ファン2および第2軸流ファン3に固定部材4を取り付ける様子を示す図である。第1ハウジング23の下端部2321,2323および第2ハウジング33の上端部3311,3313では第1突出部236および第2突出部336は互いに重なり合っており、固定部材4は中心軸J1に垂直な方向にスライドされつつ貫通孔43に第1突出部236および第2突出部336が挿入されることにより、第1ハウジング23の下端部2321,2323および第2ハウジング33の下端部3311,3313に固定部材4が取り付けられる。このとき、固定部材4の凸面42と第1突出部236の先端2361と第2突出部336の先端3361とが略同一面となる。
このとき、図8に示す貫通孔43の周方向(図8においては、固定部材4の長手方向)の最小幅(2つの側部43の間の最小の距離)、つまり幅狭部431の周方向の幅は第1突出部236の幅広部2362の最大幅よりも僅かに小さく、第2突出部336の幅広部3362(図11参照)の最大幅よりも僅かに小さいため貫通孔43を規定する内周面が弾性変形しつつ挿入が行われ、貫通孔43の周囲の部位の復元力を利用して固定部材4が第1突出部236および第2突出部336に強固に固定される。以上の作業により直列式軸流ファン1の組み立てが完了する。
図1に示す直列式軸流ファン1では第1ハウジング23および第2ハウジング33から固定部材4を取り外すとともに第1係合部237と第2係合部337との係合を解除することにより、第1ハウジング23と第2ハウジング33との分離時におけるこれらの係合構造の損傷が防止(または、抑制)される。これにより、一度組み立てられた直列式軸流ファン1を容易に分離して第1軸流ファン2および第2軸流ファン3を再利用することができる。
以上、第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1の構造および組み立ての流れについて説明したが、直列式軸流ファン1では、第1係合部237および第2係合部337にて第1ハウジング23と第2ハウジング33とを仮固定した後に固定部材4を第1ハウジング23および第2ハウジング33に固定することにより、第1ハウジング23を第2ハウジング33に容易かつ強固に固定することができる。特に、直列式軸流ファン1が大型であっても十分な強度が確保される。固定部材4は中心軸J1を挟む第1ハウジング23の一対の下端部2321,2323および第2ハウジング33の一対の上端3311,3313に設けられるため、第1ハウジング23が第2ハウジング33に安定して固定される。
また、直列式軸流ファン1では貫通孔43を設けるだけの簡易な構造の固定部材4により、第2ハウジング33の上端部3311,3313に対する第1ハウジング23の下端部2321,2323の中心軸J1に平行な方向の当接状態を固定するとともに周方向の移動を防止することができる。固定部材4は樹脂により形成されるため、固定部材4の取り付け時に第1ハウジング23および第2ハウジング33の損傷が防止または抑制される。
固定部材4を含む第1突出部236および第2突出部336と、第1係合部237および第2係合部337と、は貫通孔234,334よりも径方向内方に位置するため、貫通孔234,334に貫通してビスを挿通する際に邪魔にならない。また、固定部材4を含む第1突出部236および第2突出部336と、第1係合部237および第2係合部337と、は貫通孔234,334よりも径方向内方に位置するため、直列式軸流ファン1の外形233,333よりも内側にリード線等を収容するスペースを確保することができる。直列式軸流ファン1が大型の場合においても、第1ハウジング23と第2ハウジング33の当接部付近において中心軸J1を中心とする外径が小さくなるため、作業者が所定の装置に固定する際に把持し易い。
図12は第2の実施の形態に係る直列式軸流ファン1bを示す斜視図である。直列式軸流ファン1bの第1ハウジング23では、図3に示す第1ハウジング23の下端部2322,2324に対応する下端部にて第1係合部237が省略され、全ての下端部2321〜2324に突出部236が形成される。第2ハウジング33においても、図5に示す第2ハウジング33の上端部3312,3314に対応する上端部にて第2係合部337が省略され、全ての上端部3311〜3314に突出部336が形成される。そして、突出部236,336の4つの組み合わせに4つの固定部材4が取り付けられる。直列式軸流ファン1bの他の構造は第1の実施の形態に係る直列式軸流ファン1と同様である。
4つの固定部材4のうち第1ハウジング23および第2ハウジング33の下端部2321,2323,上端部3311,3313(図12中の左側および右奥側の下端部、上端部)の2つの固定部材4は、第1ハウジング23の下端部2321と第2ハウジング33の上端部3311との中心軸J1に平行な方向における当接状態および第1ハウジング23の下端部2323と第2ハウジング33の上端部3313との中心軸J1に平行な方向における当接状態を固定する。すなわち、2つの固定部材4により第1ハウジング23の下端部232の一対の下端部2321,2323に対して第2ハウジング33の上端部331の一対の上端部3311,3313が中心軸J1に平行な方向において固定される。さらに、当該2つの固定部材4により第1ハウジング23の他の一対の下端部2322,2324(図12中の手前右側および左奥側の下端部)が並ぶ方向における第2ハウジング33の上端部331に対する第1ハウジング23の下端部232の移動が防止されるように第2ハウジング33に対して第1ハウジング23が係止される。
また、第1ハウジング23および第2ハウジング33の下端部2322,2324,上端部3312,3314に設けられる他の2つ固定部材4は、第1ハウジング23の下端部2322と第2ハウジング33の上端部3312との中心軸J1に平行な方向における当接状態および第1ハウジング23の下端部2324と第2ハウジング33の上端部3314との中心軸J1に平行な方向における当接状態を固定する。さらに、当該他の2つの固定部材4により第1ハウジング23の下端部2321,2323が並ぶ方向における第2ハウジング33の上端部331に対する第1ハウジング23の下端部232の移動が防止されるように第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が係止される。その結果、直列式軸流ファン1bでは、固定部材4により第2ハウジング33の上端部331に対して第1ハウジング23の下端部232が中心軸J1に平行な方向および中心軸J1に垂直な全ての方向に強固かつ安定して固定される。
なお、第1ハウジング23と第2ハウジング33とを接続する際には、第1ハウジング23の外形233と第2ハウジング33の外形333とを中心軸J1に平行な方向に一致させつつ第1ハウジング23の下端部232と第2ハウジング33の上端部331とが互いに当接され、その後、固定部材4が取り付けられる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記第1の実施の形態では、第1ハウジング23の対角方向の一対の下端部2321,2323のいずれか一方における第1ハウジング23と第2ハウジング33との固定が固定部材4に代えて第1係合部237および第2係合部337による係合構造により行われてもよい。
すなわち、第1ハウジング23および第2ハウジング33に取り付けられる固定部材4は1つのみとされ、固定部材4並びに第1係合部237および第2係合部337により第1ハウジング23の一対の下端部2321,2323に対して第2ハウジング33の一対の上端部3311,3313が中心軸J1に平行な方向において固定されてもよい。このように、直列式軸流ファンでは少なくとも1つの固定部材が設けられることにより第1ハウジングと第2ハウジングとの容易かつ強固な固定が実現される。
また、第1ハウジング23の対角方向の一対の下端部2321,2323および第2ハウジング33の対角方向の一対の上端部3311,3313において、固定部材4に代えて中心軸J1に平行な方向にのみ第1ハウジング23および第2ハウジング33を固定するクリップ状の他の固定部材が設けられてもよい。この場合、第1ハウジング23の2以上の下端部2321〜2324のいずれかおよび第2ハウジング33の対応する上端部3311〜3314のいずれかにおいて中心軸J1に平行に伸びる突起、および、当該突起が挿入される円筒状の穴部が設けられ、当該突起と当該穴部との係合により第1ハウジング23が第2ハウジング33に対して中心軸J1に垂直な全ての方向に固定される(第2実施の形態においても同様)。
さらに、上記第1の実施の形態では、第1ハウジング23の第1突出部236および第2ハウジング33の第2突出部336に中心軸J1を中心とする径方向に伸びるスリットが設けられてもよく、この場合、固定部材4が第1突出部236および第2突出部336に挿入される際に第1突出部236の幅広部2362および第2突出部336の幅広部3362が周方向に狭まる方向に弾性変形して固定部材4が第1ハウジング23および第2ハウジング33に固定される(第2の実施の形態においても同様)。
上記第1の実施の形態では、第1ハウジング23の下端部2322に形成される第1係合部237および第2ハウジング33の上端部3312に形成される第2係合部337の形状もしくは大きさを第1ハウジング23の下端部2324に形成される第1係合部237および第2ハウジング33の上端部3314に形成される第2係合部337とは異なるようにしてもよく、この場合、第1ハウジング23の下端部2322に形成される第1係合部237に対して第2ハウジング33の上端部3314に形成される第2係合部を係合させることができない。つまり、上記の変形例は、第1ハウジング23に対して第2ハウジング33を固定する際の中心軸J1を中心とする周方向の位置を正しく固定するためのバカヨケ機構になる。
また、第1ハウジング23の下端部2321に形成される第1突出部236および第2ハウジング33の上端部3311に形成される第2突出部336の形状もしくは大きさを第1ハウジング23の下端部2323に形成される第1突出部236および第2ハウジング33の上端部3313に形成される第2突出部と異なるようにすることでバカヨケ機構を構成してもよい。
第1軸流ファン2および第2軸流ファン3のモータ部を固定するリブは吸気側に設けられてもよく、上記実施の形態において第1軸流ファン2が直列式軸流ファンの排気側に配置され、第2軸流ファン3が吸気側に配置されてもよい。また、固定部材を利用して第1軸流ファン2と第2軸流ファン3とを固定する手法は3以上の軸流ファンを直列に接続する直列式軸流ファンにおける2以上の軸流ファンの接続にも採用可能である。
また、第1、第2の実施の形態においては、第1軸流ファン2の下側には第2軸流ファン3が取り付けられていたが、風洞部(つまり、ダクト)が同様の上記で示した係合方法にて固定されていてもよい。
第1の実施の形態に係る直列式軸流ファンの斜視図である。 直列式軸流ファンの断面図である。 第1ハウジングの斜視図である。 第1ハウジングの下端部の平面図である。 第2ハウジングの斜視図である。 固定部材の斜視図である。 固定部材の斜視図である。 直列式軸流ファンの固定部材が取り付けられた状態を示す平面図である。 第1ハウジングの下端部および第2ハウジングの上端部の斜視図である。 第1ハウジングの下端部および第2ハウジングの上端部の斜視図である。 第1および第2軸流ファンに固定部材が取り付けられる様子を示す図である。 第2の実施の形態に係る直列式軸流ファンの斜視図である。
符号の説明
1,1b 直列式軸流ファン
4 固定部材
21 第1インペラ
22 第1モータ部
23 第1ハウジング
24 第1支持リブ
25 (軸流ファンの)ハウジング
31 第2インペラ
32 第2モータ部
34 第2支持リブ
33 第2ハウジング
41 当接面
42 凸面
43 貫通孔
44 上部
45 下部
51 (フランジ部の)貫通穴
81 (風洞部の)上端部
211 第1翼
232 (第1ハウジングの)下端部
233 (第1ハウジングの)外形
236 第1突出部
237 第1係合部
251 (軸流ファンの)下端部
311 第2翼
331 (第2ハウジングの)上端部
333 (第2ハウジングの)外形
336 第2突出部
337 第2係合部
431 幅狭部
432 幅広部
2321〜2324 (第1ハウジングの)下端部
2351〜2354 (第1ハウジングの)角部
2361 (第1突出部の)先端
2362 (第1突出部の)幅広部
2371 フランジ部
2372 凸部
2373 第1押圧部
3311〜3314 (第2ハウジングの)上端部
3351〜3354 (第2ハウジングの)角部
3361 (第2突出部の)先端
3362 (第2突出部の)幅広部
3371 フランジ部
3372 凸部
3373 第2押圧部
J1 中心軸

Claims (13)

  1. 軸流ファンであって、
    複数の翼を有するインペラと、
    前記インペラの中心軸を中心として前記インペラを回転することにより前記中心軸方向のエアの流れを発生するモータ部と、
    前記インペラの外周を囲むとともに複数のリブにより前記モータ部に接続されるハウジングと、
    前記中心軸に沿って前記ハウジングに当接する風洞部と、
    前記ハウジングと前記風洞部との当接状態を固定する少なくとも1つの固定部材と、
    を備え、
    前記ハウジングの前記風洞部とは反対側の端部の輪郭が略方形であり、前記端部のそれぞれの角部には前記中心軸方向に貫通する貫通穴が形成されており、
    前記固定部材並びに前記第1端部の第1係合部および前記第1係合部に係合する前記第2端部の第2係合部により、または、前記固定部材は複数存在し、前記第2端部に対して前記第1端部が前記軸方向において固定され、かつ、前記第2端部に対して前記第1端部が前記中心軸に垂直な全ての方向において固定され、前記固定部材の径方向外端、および、前記第1係合部、前記第2係合部が前記貫通穴よりも径方向内方に位置することを特徴とする軸流ファン。
  2. 請求項1に記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材が、前記中心軸方向の前記角部に対応する位置において、前記ハウジングの前記風洞部に対向する第1端部、および、前記風洞部の前記ハウジングに対向する第2端部に、前記中心軸に垂直な方向にスライドされつつ取り付けられることにより、取り付け位置における前記第1端部と前記第2端部との前記中心軸に平行な軸方向における当接状態を固定することを特徴とする軸流ファン。
  3. 請求項1または2に記載の軸流ファンであって、
    前記中心軸に沿って前記インペラに隣接する他のインペラと、
    前記中心軸を中心として前記他のインペラを回転することにより前記インペラと同方向のエアの流れを発生する他のモータ部と、
    をさらに備え、
    前記風洞部が、前記他のインペラの外周を囲むとともに複数のリブにより前記他のモータ部に接続される他のハウジングであることを特徴とする軸流ファン。
  4. 請求項3に記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材並びに前記第1係合部および前記第2係合部により、または、前記固定部材は複数存在し、前記中心軸方向の前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部に対して前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部が前記軸方向において固定されることを特徴とする軸流ファン。
  5. 請求項4に記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材は2つ存在し、2つの前記固定部材が、前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記端部の他の一対の角部に対応する位置における第1端部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止し、
    前記第1係合部が、前記端部の前記他の一対の角部に対応する位置における第1端部に設けられた一対の第1軸方向係止部であり、前記第2係合部が、前記端部の他の一対の角部に対応する位置における第2端部に設けられた一対の第2軸方向係止部であり、
    前記第2端部に対して前記第1端部が前記中心軸を中心として所定の回転方向に回転して前記一対の第1軸方向係止部と前記一対の第2軸方向係止部とが嵌り合うことにより、前記一対の第1軸方向係止部と前記一対の第2軸方向係止部とが前記軸方向および前記回転方向において係合することを特徴とする軸流ファン。
  6. 請求項4に記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材は2つ存在し、2つの前記固定部材が、前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記端部の他の一対の角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止し、
    前記第1係合部と前記第2係合部との係合により、前記一対の第1角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動が防止されるように係止されることを特徴とする軸流ファン。
  7. 請求項6に記載の軸流ファンであって、
    前記ハウジングと前記他のハウジングとを接続する際に、前記中心軸に垂直な平面内において前記ハウジングに対して前記他のハウジングを前記中心軸を中心として相対回転させることにより、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合することを特徴とする軸流ファン。
  8. 請求項7に記載の軸流ファンであって、
    前記第1係合部は、前記中心軸を中心とする周方向に延びる第1押圧部を有し、前記第2係合部は、前記周方向に延びる第2押圧部を有し、前記第1押圧部が前記第2押圧部を前記中心軸方向において前記端部側に向けて押すことで第1係合部と第2係合部とが係合されることを特徴とする軸流ファン。
  9. 請求項4に記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材は4つ存在し、4つの前記固定部材のうちの2つが、前記端部の前記中心軸を挟む一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記端部の他の一対の角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止し、
    4つの前記固定部材のうちの他の2つが、前記他の一対の角部に対応する位置における第1端部と前記端部の他の一対の角部に対応する位置における第2端部との前記軸方向における当接状態を固定し、かつ、前記一対の角部が並ぶ方向における前記第2端部に対する前記第1端部の移動を防止するように係止することを特徴とする軸流ファン。
  10. 請求項4ないし9のいずれかに記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材が取り付けられる前記端部の角部に対応する位置における第1端部が径方向外方に突出する第1突出部を有し、前記端部の前記角部に対応する位置における第1端部に当接する前記第2端部が前記軸方向において前記第1突出部に当接するとともに前記径方向外方に突出する第2突出部を有し、
    前記固定部材が、
    重なり合う前記第1突出部および前記第2突出部が挿入される穴部と、
    前記第1突出部および前記第2突出部を前記軸方向における両側から挟み込む一対の挟持部と、
    を備えることを特徴とする軸流ファン。
  11. 請求項10に記載の軸流ファンであって、
    前記第1突出部および前記第2突出部の先端が、前記径方向外方に向かって前記中心軸を中心とする周方向の幅が増大する幅広部を有し、
    前記穴部の周方向の幅が前記幅広部の幅よりも僅かに小さく、前記幅広部が前記穴部に挿入される際に前記穴部または前記幅広部が弾性変形することを特徴とする軸流ファン。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の軸流ファンであって、
    前記ハウジングと前記風洞部との分離時に、前記固定部材が破壊されることを特徴とする軸流ファン。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の軸流ファンであって、
    前記固定部材が、樹脂により形成されることを特徴とする軸流ファン。
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