JP2009261723A - 心電計及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 安定した心電図の計測を支援する心電計及びその制御方法を提供する。
【解決手段】 心電図の記録開始前に、個々の誘導波形について、ノイズ混入の有無及び電極誤装着についての判定を行う(S103)。そして、ノイズ混入か電極誤装着のいずれかが判定された場合、操作者に通知する(S109)。
【選択図】 図2

Description

本発明は心電計およびその制御方法に関し、特には安定した計測を支援する心電計及びその制御方法に関する。
従来、心臓疾患の診断指標として、心電図が広く用いられている。心電図は心臓の電気的な活動を体表面で検出した信号波形であり、心電図の解析により、心臓の活動に関する様々な情報を得ることが可能である。
心電計は、体表面に取り付けた電極から取得した電位に基づいて心電図を形成し、表示や印刷などにより可視出力したり、データ化して保存したり機能を有する装置である。電極の取り付け位置や数により様々な心電図(誘導波形)が得られるが、3種類の双極肢誘導波形、3種類の単極肢誘導波形及び6種類の胸部誘導波形を同時に取得した標準12誘導心電図が一般的である。
標準12誘導心電図を取得するには、四肢のそれぞれと胸部に6つの合計10個の電極を正しい位置に、かつ電気的に十分な接触が得られるように取り付ける必要がある。
また、心臓の電気的な活動以外のノイズ、例えば手足の筋肉の緊張などによる筋電ノイズや、商用電源に起因する電源ノイズが混入した誘導波形を記録しないようにすることが重要である。
そのため、誘導波形に混入したノイズをフィルタにより除去する技術が従来提案されている(特許文献1)。
特開平5−300889号公報
しかしながら、ノイズ除去フィルタは常時適用すればよいというものではない。また、ノイズの種類に応じたフィルタを適用しなくてはならない。ノイズが混入していない誘導波形に対してノイズ除去フィルタを適用したり、除去したいノイズに適応しないノイズを除去するフィルタを適用してしまったりすると、必要な心電図情報までも失われる場合がある。
従来、ノイズ除去フィルタの適用要否の判断及び適用するフィルタの選択は、心電計の操作者が心電計の画面やプリンタから出力される心電図波形を目視で確認した結果に基づいて行っていた。通常、心電図による診断は複数の誘導波形に基づいて総合的に行われるので、複数の誘導波形のうち1つにでもノイズが混入していることは望ましくない。従って、計測する全ての誘導波形について確認と判断を行う必要がある。
しかしながら、複数の誘導波形、特に標準12誘導心電図のように多数の誘導波形が同時に計測される場合、測定を開始するまでの短い期間で、個々の誘導波形についてノイズの混入有無及び、混入しているノイズの種類を判別し、さらに必要なフィルタの適用を心電計に設定することは容易でない。
一般的な心電計は、表示器を備えている場合であってもその画面は小さく、例えば標準12誘導波形のような多数の波形を同時に表示することはできない。そのため、個々の誘導波形についてノイズの混入有無やノイズの種類を判別するためには、画面の表示を切り替えながら波形を確認しなければならない。
また、複数の誘導波形を計測しながらリアルタイムにレポート出力し、出力結果からノイズの混入有無やノイズの種類を判別する場合、複数の誘導波形を一覧できるよう、図10に示すようなフォーマットのレポートが用いられることが多い。図10のフォーマットは、左右に6種類ずつの誘導波形が印刷され、標準12誘導波形を一覧できるように構成されている。
心電計の記録は記録紙を25mm/秒の速度で搬送しながら行うことが定められているため、記録紙の大きさの関係で、計測した全種類の誘導波形を同時に記録できない場合、リアルタイム記録時には、異なる期間に計測した誘導波形群が搬送方向に並べて記録される。例えば図10の場合、左の6誘導波形(双極肢誘導及び単極肢誘導)が記録開始から所定期間(例えば5秒間)に計測された波形であり、右の6誘導波形(胸部誘導)はその後の所定期間に計測された波形が記録されている。
なお、実際には、リアルタイム記録ではなく、計測済みの心電図データをレポート出力する場合にも同じのフォーマットで出力することが多い。
このようなレポートでは、例えば胸部誘導の前半5秒間のように、記録されていない期間についての情報が得られないため、レポート出力からノイズ混入無しと判断した場合であっても、レポート記録されていない期間にノイズが混入している可能性がある。心電図の記録は10秒程度の期間連続して安定した誘導波形が得られることが望ましいので、例えレポート記録されていない期間であっても計測期間内にノイズが混入している場合には計測をやり直す必要がある。
近年では、心電計のコンピュータ化が進み、計測した心電図の品質を自動判定し、ノイズが大きいと判定される誘導波形がある場合には、記録不良である旨を操作者に知らせる機能を有する心電計もある。
しかし、従来このような自動判定は計測後に行われており、仮に計測開始前からノイズが混入している場合でも心電計がそれを判別したり、測定者に知らせる機能は存在しなかった。
また、上述したように、レポートに記録されていない期間におけるノイズ混入が自動判定で見つかった場合、記録不良という結果となるにもかかわらず、レポート上では問題ないように見えるため、操作者を混乱させる場合があった。
さらに、ノイズ混入以外にも、再計測すべき場合として、電極の付け間違えがある。例えば、右手に取り付けるべき電極を左手につけ、左手に取り付けるべき電極を右手につけてしまった場合、得られる誘導波形は本来得られるものと大きく異なる。上述の自動判定機能には、電極の取り付け間違いが疑われる場合にはそれを操作者に知らせるものもあるが、操作者が知らされるのはやはり計測後であるため、実際に取り付け間違いであれば再度計測する必要があった。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みなされたものであり、安定した心電図の計測を支援する心電計及びその制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的は、被検者に装着するための複数の電極と、複数の電極で検出された信号から得られる複数の誘導波形を計測する計測手段と、操作者が入力する記録開始指示に応じて、計測手段により計測されている複数の誘導波形の記録を行う記録手段と、記録開始指示の入力前に計測手段により計測されている複数の誘導波形の各々に対して、予め定めた種別のノイズの混入有無及び、複数の電極のうち予め定めた電極についての誤装着の有無について判定する判定手段と、判定手段により、予め定めた種別のノイズが混入していると判定されたか、予め定めた電極についての誤装着があると判定された場合、判定結果を操作者に通知する通知手段とを有することを特徴とする心電計によって達成される。
また、上述の目的は、被検者に装着するための複数の電極と、複数の電極で検出された信号から得られる複数の誘導波形を計測する計測手段とを有する心電計の制御方法であって、操作者が入力する記録開始指示に応じて、計測手段により計測されている複数の誘導波形の記録を行う記録工程と、記録開始指示の入力前に計測手段により計測されている複数の誘導波形の各々に対して、予め定めた種別のノイズの混入有無及び、複数の電極のうち予め定めた電極についての誤装着の有無について判定する判定工程と、判定工程により、予め定めた種別のノイズが混入していると判定されたか、予め定めた電極についての誤装着があると判定された場合、判定結果を操作者に通知する通知工程とを有することを特徴とする心電計の制御方法によっても達成される。
このような構成により、本発明によれば、安定した心電図の計測を支援する心電計及びその制御方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適且つ例示的な実施形態について詳細に説明する。
(心電計の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る心電計100の構成例を示すブロック図である。
電極群110は、四肢電極(4つ)及び胸部電極(6つ)からなる。A/D変換部120は、電極群110に含まれる各電極で検出される電気信号をデジタル化して出力する。品質判定部130は、計測された各々の電気信号から得られる標準12誘導波形について後述する品質判定処理を行い、ノイズの混入や電極の誤装着が疑われるか否か判定し、判定結果を制御部150へ出力する。
フィルタ処理部140は、品質判定部130を通じて入力される誘導波形に対し、制御部150からの設定に従ってノイズ除去フィルタを適用する。本実施形態において、フィルタ処理部140は、誘導波形毎に、かつ、筋電ノイズ除去フィルタ、ACノイズ除去フィルタ及びドリフトノイズ除去フィルタを選択的に適用可能であるものとするが、他のフィルタ処理が可能であって良い。
制御部150は、心電計100全体の動作を制御する。制御部150は例えばROM、RAM及びマイクロプロセッサを含み、ROMに記憶された制御プログラムをRAMに展開してマイクロプロセッサが実行することにより、心電計100全体の動作を制御する。なお、心電計100のうち、品質判定部130及びフィルタ処理部140は、制御部150が有するマイクロプロセッサがプログラムを実行することによってソフトウェア的に実現しても、個別のハードウェアもしくはハードウェアとソフトウェアの組み合わせにより実現しても良い。
記憶部160は計測した心電図のデータを保存するための記憶装置である。記憶装置は例えば不揮発性メモリカードのような着脱可能な記録媒体を用いるものであっても、内蔵ハードディスクドライブのように、着脱できないものであっても、両者を備えていても良い。
入力部170は操作者が心電計100に各種設定や指示を入力する入力デバイスであり、キーボードやポインティングデバイス(マウス、トラックボール等)を代表とするが、音声入力装置やタッチパネルなど、周知の任意の入力デバイスを含みうる。
表示部180は、LCDやCRT等の表示装置であり、制御部150の制御に従い、心電図や解析レポートはじめとする各種情報を表示する。プリンタ190は、制御部150の制御に従い、心電図や解析レポートを印刷出力する。
(全体動作)
次に、本実施形態の心電計の動作を、発明に関わる部分に重点をおいて説明する。図2は、本実施形態の心電計の記録時の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、心電計の電源がONされている状態で、操作者は電極群110に含まれる複数の電極を被検者の体表面の所定部位に順次装着していく。A/D変換部120には、電極群110のうち、装着されたものから順次電気信号が入力される。A/D変換部120は、各電極からの信号について所定の分解能でサンプリングしデジタルデータとして品質判定部130へ出力する。
S101において、品質判定部130は、A/D変換部120から供給されるデータを監視し、各電極から有意なデータが入力され始めたかどうかを判別する。そして、S103において、品質判定部130は、有意なデータが入力され始めたと判別された電極からのデータに基づいて、各誘導波形に対してノイズの混入有無の判定、ノイズ種別の判定及び電極誤装着の判定を行う。なお、双極子誘導のように、複数の電極からのデータから生成する必要がある誘導波形については、品質判定部130で誘導波形を生成した後、判定処理を行う。
S103で行う各種の判定処理の詳細については、後で詳述する。各誘導波形についての判定結果(ノイズ混入の有無、混入しているノイズの種別、電極誤装着の有無)は、誘導波形毎に一時記憶しておく。判定処理は、個々の誘導波形について、少なくとも予め定めた期間(例えば5秒)行うものとする。このように、品質判定部130は、心電図の記録開始前に、かつリアルタイムに各誘導波形についての判定処理を行う。そのため、操作者は、ノイズ混入や電極誤装着の疑いがあることについて、記録開始前に知ることができ、適切な対処を取った上で記録処理を開始することが可能である。従って、従来の心電計のように、一旦記録した心電図を解析し、その結果ノイズ混入や電極誤装着について判定する場合に比べ、再計測が必要となる可能性を抑制し、安定した計測を支援することができる。
なお、品質判定部130は、判定処理を行いながら誘導波形をフィルタ処理部140へ出力する。この時点でフィルタ処理部140にはノイズ除去フィルタの適用は設定されておらず、品質判定部130から入力される誘導波形をそのまま制御部150へ出力する。制御部150は、入力された誘導波形を予め定められたフォーマット、例えば図3に示すように、図10と同様のフォーマットで標準12誘導波形を表示部180にリアルタイム表示する。なお、表示部180においても、プリンタ190で出力する場合と同様、左側に表示される6誘導波形と、右側に表示される6誘導波形とは異なる期間に計測されたデータに基づいている。
S105において、品質判定部130は全誘導波形について判定処理が終了したか否かを判断する。そして、未終了の誘導波形が無くなるまで、入力信号の監視及び判定処理を繰り返し行う。全誘導波形に対して判定処理が終了したら、品質判定部130は、判定結果を制御部150に出力する。
S107において、制御部150は、品質判定部130における判定結果に基づき、ノイズ混入もしくは電極誤装着と判定された誘導波形が1つ以上あるかどうか調べる。ここで、ノイズ混入もしくは電極誤装着と判定された誘導波形が1つ以上あれば、S109で、制御部190は図3の表示画面に例えばメッセージを表示して、
(1)ノイズの混入が検出されたこと及びその詳細(ノイズの混入が検出された誘導波形及び検出されたノイズの種別)
(2)電極誤装着が疑われること
を操作者に通知する。
なお、通知方法はメッセージの表示に限定されず、音声出力やアイコンの表示、ランプの点灯など、任意の方法で行うことができる。
図4は、双極肢誘導又は単極肢誘導のいずれか1つ以上においてドリフトノイズの混入が検出された場合のメッセージ表示例を示す図である。
図5は、電極の誤装着の疑いが検出された場合のメッセージ表示例を示す図である。
図4及び図5において、メッセージ210及び211は誘導波形を隠さないような位置に表示されている。
なお、複数種類のノイズ混入が検出された場合や、ノイズ混入が検出され、かつ電極誤装着も疑われる場合、メッセージを複数行としてもよい。ただし、その場合にも誘導波形を隠さないように表示することが好ましい。
なお、図4の例では、ノイズ混入が検出された具体的な誘導波形名ではなく、ノイズ混入が検出された誘導波形の大まかな種類(四肢)を示すメッセージを表示しているが、特定の誘導波形名を通知するようにしても良い。
また、図5の例では、どの電極とどの電極とを入れ違えて装着している疑いがあるかを特定していないが、具体的な電極名を通知するようにしても良い。
操作者は、これらの通知に基づいて例えば画面の表示を切り替えて、ノイズの混入が指摘された誘導波形を目視で確認し、フィルタを適用すべき誘導波形の特定と、適用すべきフィルタの種別を最終的に決定する。また、電極の誤装着が通知された場合には、電極の取り付け状態を再確認する。
図2に戻り、S111で制御部150は、入力部170からフィルタの設定指示が入力されたか否かを調べる。フィルタの設定入力が検出されなければ、S115に移行する。フィルタの設定指示の入力が検出された場合、S113で制御部150は、フィルタ処理部140に対し、フィルタを適用する誘導波形の種類及びフィルタの種別を入力された指示に応じて指示する。
S115で制御部150は、電極外れが検知されたか否かを判別する。例えばフィルタ処理部140から供給される誘導波形のうち、入力が途絶えたものがあれば、対応する電極が外れたものと見なすことができる。
例えば、電極の誤装着が疑われる旨の通知を行った後、実際に誤装着であった場合には、電極の付け替えが発生するので、S115で電極外れを検知することで、付け替えされたかどうかを判別することができる。
電極外れが検知された場合、制御部150はS101から処理を繰り返し、再度全誘導波形に対して判定処理を行う。一方、S115で電極外れが検知されなければ、S117で制御部150は入力部170から記録開始指示が入力されたか調べる。記録開始指示が入力されていなければ、S111に処理を戻す。
記録開始指示が入力された場合、制御部150はフィルタ処理部140から供給される誘導波形の記録処理を行う(S119)。具体的には、誘導波形を図3に示すようなフォーマットでプリンタ190に出力して印刷出力したり、記憶部180に誘導波形データを出力して保存したりする。なお、記録処理中も表示部180には継続して表示を行う。
S121で制御部121は、品質判定部130を用い、記憶部180に保存した心電図データに対する解析処理を行う。解析処理においても、S103と同様な判定処理を実行するほか、波形の分類(モフォロジー解析)、疑われる疾患の解析など、より細かな解析処理を行うことができる。
(判定処理の詳細)
図6は、本実施形態の心電計がS103で行う判定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
S201で品質判定部130は、誘導波形データに対してR波探索用のフィルタ処理を行う。R波探索用フィルタは誘導波形中のR波を正確に検出するためのフィルタであり、主にはペースメーカーが発生するパルスを除去するフィルタである。
S203で品質判定部130は、R波探索用フィルタ処理後の誘導波形データから、特徴パラメータを検出する。例えば、特徴パラメータは、心電図に含まれる棘波、例えばQRS波、P波、T波の、区分点(開始及び/又は終了点)、振幅及び向き(基線に対して上向きか下向きか)であってよい。区分点の検出は、例えば誘導波形を微分して変曲点を求めるなど、周知の方法を用いて行うことができる。検出したパラメータは、誘導波形データと同様、品質判定部130が有するメモリに一時記憶しておく。
次に、品質判定部130は、特徴パラメータに基づいて、ノイズ混入有無の判定処理と、電極誤装着の判定処理とを行う。図6ではこれらの判定処理を並行して行うように記載しているが、実際には順次行っても良い。
S205における筋電ノイズ判定処理について、図7を参照して説明する。
まず、誘導波形データに対し、筋電フィルタを適用する。そして、筋電フィルタを適用する前の誘導波形データ(図7,(a))から、筋電フィルタを適用後の誘導波形データ(図7,(b))を差し引いた差分波形データ(図7,(c))を生成する。なお、筋電フィルタは筋電ノイズを除去するフィルタであり、具体的には筋電ノイズの周波数帯(約35Hz以上)以下を透過させるローパスフィルタ(LPF)である。
次に、差分波形データのうち、QRS波以外の区間のデータを抽出する。これは、QRS波の周波数成分が筋電ノイズの周波数成分(25〜75Hz)と重なるためである。具体的には、特徴パラメータとして検出したS波の終了点(SE)から、次のQ波の開始点(QB)までの区間を抽出する。なお、区分点の検出誤差を考慮して、S波の終了点の所定時間後から次のQ波の開始点の所定時間前までの区間を抽出しても良い。図7の例では、S波の終了点の40ms後(SE+40ms)から、次のQ波の開始点の40ms前(QB−40ms)までの区間310のデータを抽出している。
そして、筋電ノイズ成分を抽出するため、抽出した区間毎に高速フーリエ変換(FFT)を適用し、筋電ノイズの周波数成分(25〜75Hz)のパワーを算出する。このパワーが予め定めた閾値以上であれば、筋電ノイズが混入していると判定する。
なお、本実施形態において、筋電ノイズの判定は5秒間継続して行い、その間に筋電ノイズが混入していると判定される区間が1つでもある場合には、筋電ノイズの混入が検出されたとの判定結果とする。また、閾値は予め経験的に定めることができる。
次に、S207におけるACノイズ(ハムノイズ)判定処理について、図8を参照して説明する。
まず、誘導波形データに対し、ACフィルタを適用する。そして、ACフィルタを適用する前の誘導波形データ(図8,(a))から、ACフィルタを適用後の誘導波形データ(図8,(b))を差し引いた差分波形データ(図8,(c))を生成する。なお、ACフィルタはACノイズを除去するフィルタであり、具体的には商用電源周波数(50Hz又は60Hz)以外を透過させるバンドパスフィルタ(BPF)である。
次に、差分波形データのうち、QRS波以外の区間のデータを抽出する。これは、筋電ノイズと同様、QRS波の周波数成分がACノイズの周波数成分(50又は60Hz)と重なるためである。抽出する区間は筋電ノイズの判定区間と同じであって良い。
そして、ACノイズ成分を抽出するため、抽出した区間(410)毎に高速フーリエ変換(FFT)を適用し、ACノイズの周波数成分(50又は60Hz)のパワーを算出する。このパワーが予め定めた閾値以上であれば、ACノイズが混入していると判定する。なお、ここでパワーを算出する周波数成分は、機器の設置時に予め設定された電源周波数に基づいていずれか一方に決定することができる。
なお、本実施形態において、ACノイズの判定は5秒間継続して行い、その間にACノイズが混入していると判定される区間が1つでもある場合には、ACノイズの混入が検出されたとの判定結果とする。また、閾値は予め経験的に定めることができる。
次に、S209におけるドリフトノイズ判定処理について、図9を参照して説明する。
誘導波形の予め定めた区分点(ここではQ波の開始点(QB))の連続する2つの差分(電位差)をドリフト値として順次算出する。この差分が予め定めた閾値以上であれば、ドリフトノイズが混入していると判定する。
なお、本実施形態において、ドリフトノイズの判定は5秒間継続して行い、その間にドリフトノイズが混入していると判定される区間が1つでもある場合には、ドリフトノイズの混入が検出されたとの判定結果とする。また、閾値は予め経験的に定めることができる。
次に、S211における電極誤装着判定処理について説明する。
なお、本実施形態においては、電極誤装着判定の対象を、手に装着する電極とする。すなわち、手の電極を左右逆に取り付けた疑いがあるかどうかを判定する。この判定は、I誘導(左右の手に装着した電極から得られる信号の差分)に基づいて行うことができる。具体的には、本実施形態では、I誘導の判定期間(例えば5秒)中の心拍のうち、以下の条件1又は条件2を満たす心拍が所定割合以上(例えば60%以上)であるとき、電極誤装着であると判定する。
(条件1)以下の全てを満たす。
・QRS波が明らかに下向き
・P波が平坦、もしくは下向き
・T波が下向き
(条件2)以下の全てを満たす。
・QRS波が下向き
・P波が下向き
・T波が下向き
さらに、右胸心の場合を想定して、(条件1)、(条件2)に対し、
・V5,V6誘導波形のQRS波の振幅がいずれも1.0mV以上
という条件を追加しても良い。
なお、棘波の向きは、特徴パラメータとして求めた、基線から+方向の振幅値(上向き成分)と基線から−方向の振幅値(下向き成分)のうち、大きい方の向きとして決定することができる。また、条件1における「QRS波が明らかに下向き」と、条件2における「QRS波が下向き」とは、条件1の方が、より下向き成分が強いという条件であることを意味する。下向き成分の強さは、上向き成分との差異や上向き成分に対する割合といった値により数値化することが可能であり、条件1と条件2において、QRS波の向きについての条件を判断するための閾値として、条件1に用いる閾値を条件2に用いる閾値より下向き成分が強いことを示す値とすればよい。
なお、ここでは左右の手に装着する電極の誤装着を判定する場合についてのみ説明したが、他の電極についての誤装着判定を行うことも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、記録開始前にノイズの混入有無および電極誤装着についての判定を行い、ノイズの混入もしくは電極誤装着が判定された場合には操作者に通知する。記録後に判定を行う場合に比べ、再測定の可能性を低減することが可能で、被験者の負担及び操作者の負担を軽減することができる。
加えて、本実施形態によれば、画面上で表示されていない誘導波形及び/又は区間についてもノイズ判定処理を行う。そのため、操作者は、画面表示を切り替えるなどにより、記録開始指示前に個々の誘導波形を目視して品質を確認する必要が無くなる。
また、本実施形態によれば、ノイズ混入が判定された場合、どの誘導波形で判定されたかを操作者に通知するので、操作者は、通知された誘導の波形のみを目視で確認することで、フィルタ適用の必要性を判定することができる。
さらに、本実施形態によれば、ノイズ混入が判定された場合、ノイズの種別についても操作者に通知するので、操作者が適用すべきフィルタを容易に選定することが可能になる他、例えば筋電ノイズの混入が四肢誘導で判定された場合には、被験者に手の力を抜くように指示するなどの対策を行うための目安として利用可能である。
(他の実施形態)
上述の実施形態においては、ノイズ判定処理の結果を操作者に通知し、操作者が最終的にフィルタを適用すべき誘導波形とフィルタの種類とを決定するものであった。しかし、ノイズ判定結果に基づいて、ノイズ混入と判定された誘導波形に対し、判定された種別のノイズを除去するためのフィルタを適用するよう心電計が自動的に設定するように構成してもよい。
自動設定を行うか否か、また自動設定時に操作者に判定結果や自動設定内容を通知するか否かについては、ユーザ設定に応じて選択することができる。
また、上述の実施形態においては、本発明の効果が最もわかりやすい標準12誘導心電図の計測を例として説明した。しかし、本発明は標準12誘導心電図より少ない数の誘導波形を計測する場合であっても適用可能であり、この場合も標準12誘導心電図の計測時と同様の効果が得られる。
本発明の実施形態に係る心電計の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る心電計の記録時の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る心電計の心電図表示フォーマットの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る心電計において、双極肢誘導又は単極肢誘導のいずれか1つ以上においてドリフトノイズの混入が検出された場合のメッセージ表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る心電計において、電極の誤装着の疑いが検出された場合のメッセージ表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係る心電計が図2のS103で行う判定処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態に係る心電計における筋電ノイズ判定処理の詳細を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る心電計におけるACノイズ判定処理の詳細を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る心電計におけるドリフトノイズ判定処理の詳細を説明するための図である。 従来の心電図記録フォーマットの代表例を示す図である。

Claims (8)

  1. 被検者に装着するための複数の電極と、
    前記複数の電極で検出された信号から得られる複数の誘導波形を計測する計測手段と、
    操作者が入力する記録開始指示に応じて、前記計測手段により計測されている前記複数の誘導波形の記録を行う記録手段と、
    前記記録開始指示の入力前に前記計測手段により計測されている前記複数の誘導波形の各々に対して、予め定めた種別のノイズの混入有無及び、前記複数の電極のうち予め定めた電極についての誤装着の有無について判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記予め定めた種別のノイズが混入していると判定されたか、前記予め定めた電極についての誤装着があると判定された場合、判定結果を前記操作者に通知する通知手段とを有することを特徴とする心電計。
  2. 前記通知手段が、前記予め定めた種別のノイズが混入していると判定された誘導波形について、ノイズの種別とともに操作者に通知することを特徴とする請求項1記載の心電計。
  3. 前記判定手段が、前記予め定めた種別のノイズとして筋電ノイズの混入の有無を判定する筋電ノイズ判定手段を有し、
    前記筋電ノイズ判定手段は、
    誘導波形のうちQRS波を除いた部分における、筋電ノイズの周波数領域成分のパワーが予め定めた閾値以上である場合、筋電ノイズが混入していると判定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の心電計。
  4. 前記判定手段が、前記予め定めた種別のノイズとしてACノイズの混入の有無を判定するACノイズ判定手段を有し、
    前記ACノイズ判定手段は、
    誘導波形のうちQRS波を除いた部分における、商用電源の周波数領域成分のパワーが予め定めた閾値以上である場合、ACノイズが混入していると判定することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の心電計。
  5. 前記判定手段が、前記予め定めた種別のノイズとしてドリフトノイズの混入の有無を判定するドリフトノイズ判定手段を有し、
    前記ドリフトノイズ判定手段は、
    誘導波形のうち予め定めた区分点の連続する2つにおける電位差が予め定めた閾値以上である場合、ドリフトノイズが混入していると判定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の心電計。
  6. 前記判定手段が、前記予め定めた電極として、被検者の左右の手に装着する電極の誤装着の有無を判定する誤装着判定手段を有し、
    前記誤装着判定手段は、予め定められた判定区間内に計測された誘導波形において、
    ・QRS波が下向き
    ・P波が平坦、もしくは下向き
    ・T波が下向き
    との条件を全て満たす心拍の割合が予め定めた割合以上含まれる場合に、前記左右の手に装着する電極が誤装着されているものと判定することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の心電計。
  7. 前記複数の誘導波形のうち、設定されたものについて前記予め定めた種別のノイズを除去するフィルタ手段と、
    前記複数の誘導波形のうち、前記判定手段により、前記予め定めた種別のノイズが混入していると判定された誘導波形に対して、前記フィルタ手段の適用を自動的に設定する自動設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の心電計。
  8. 被検者に装着するための複数の電極と、前記複数の電極で検出された信号から得られる複数の誘導波形を計測する計測手段とを有する心電計の制御方法であって、
    操作者が入力する記録開始指示に応じて、前記計測手段により計測されている前記複数の誘導波形の記録を行う記録工程と、
    前記記録開始指示の入力前に前記計測手段により計測されている前記複数の誘導波形の各々に対して、予め定めた種別のノイズの混入有無及び、前記複数の電極のうち予め定めた電極についての誤装着の有無について判定する判定工程と、
    前記判定工程により、前記予め定めた種別のノイズが混入していると判定されたか、前記予め定めた電極についての誤装着があると判定された場合、判定結果を前記操作者に通知する通知工程とを有することを特徴とする心電計の制御方法。
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