JP2009261452A - スライサ - Google Patents

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勝敏 長島
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Abstract

【課題】野菜などをスライスする際に、その厚みをスムーズに変えることができるとともに、均一な厚みでスライスすることができるスライサを提供する。
【解決手段】本体1の一端部1aから中央部まで延設された固定摺動面2と、中央部と長手方向の他端部1bとの間に、他端部1bにおいて支持部3により本体1に回動可能に設けられた可動板4とを備え、固定摺動面2と可動板4との端部2a、4bが長手方向に対して傾斜して形成され、対向部5の固定摺動面2側に平刃6が固定されたスライサにおいて、
可動板4の裏面側に、回転軸7が対向部5の傾斜角と同一に配置されるとともに、その両端部7a、7bが本体1の短手方向の両端部8に回転自在に支承され、回転軸7に半径が周方向で異なる回転子9が固定されてなり、可動板4の裏面には、回転子9を囲繞するとともに、回転軸7を回転させることにより回転子9の外周の一部が当接するU字状の遊嵌部10が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、野菜などをスライスする際に、均一の厚さにスライスするとともに、その厚さを適宜変更できるスライサに関するものである。
従来より、野菜などをスライスするためのスライサとして、例えば下記特許文献1のようなスライサが提案されている。
このスライサは、長方形の本体枠筐1の後部に縦溝2,2を設けた嵌板3を取付け、嵌板3の前端部に平刃4を縦方向に対して傾斜状に設け、一端に蝶ねじ5をねじ込んだ枢支軸6にて回動俎板7の基部8を左右側杆9,10に回動自在に枢支し、回動俎板7の先端縁が平刃4の先鋭端に近接して平行となるように縦方向に対して傾斜状とし回動俎板7の表面には縦溝11,11を設け、左右側杆9,10の下面に橋架した支受板12の中央部に調整ねじ13を取付け、この調整ねじ13の先端が回動俎板7の裏面先端部を支承するように形成し枢支軸6の蝶ねじ5を緊締して回動俎板7の位置を固定するように構成されている。
ところで、一般的なスライサは、特許文献1のように、野菜などをスライスするための平刃4の切断抵抗を軽減させるために、回動俎板7の先端縁を縦方向に対して傾斜状に形成して、嵌板3の前端部に取り付けられた平刃4と平行に近接して設けられている。そのため、回動俎板7を調整ねじ13によりスライスする野菜などの厚さを調整して支承した場合には、回動俎板7の長辺側14が高く、短辺側15が低くなってしまう。それにより、均一の厚さにスライスすることが出来ない。
そこで、特許文献1では、回動俎板7を調整ねじ13により支承したときに、平刃4の先鋭部に対する回動俎板7の垂直方向間隙が、回動俎板7の長辺側14から短辺側15に移るに従って漸増するように回動俎板7の基部8を水平に対して傾斜させて枢支している。そのため、回動俎板7の裏面先端部に調整ねじ13の先端が支承したときに、回動俎板7の長辺側14と短辺側15との高さが同じになり、野菜などを均一の厚さにスライスすることができる。
実公昭52−021245号公報
ところが、上記従来のスライサは、左右側杆9,10に回動俎板7の基部8が傾斜して枢支されているため、回動俎板7と左右側杆9,10とに、枢支軸6が挿通される穴を傾斜して加工する必要がある。そのため、回動俎板7の長辺側14と短辺側15との長さから傾斜角度を計算して加工することになり、製造する際には手間がかかるという問題がある。
さらに、上記従来のスライサは、調整ねじ13により回動俎板7の高さを調整した後に、枢支軸6の蝶ねじ5により回動俎板7を固定する必要がある。そのため、スライスする食材毎に厚さを適宜変更する場合には、その都度枢支軸6の蝶ねじ5を緩めて調整ねじ13により回動俎板7の高さを調整して、適当な高さを決めたのちに枢支軸6の蝶ねじ5を締めて固定することになる。そのため、大量の食材をスライスする必要のある飲食店では、とくに忙しい時間帯に使用する場合に、迅速に対応することができないという問題もある。
また、回動俎板7は基部8の枢支軸6により枢支され回動自在となっているため、枢支軸6の蝶ねじ5を緩めた状態でスライサを洗浄時などに逆さまにして扱った場合には、回動俎板7が下方に開いてしまう。また、スライサを元の位置に戻した場合には、開いていた回動俎板7が勢いよく閉まるため、万が一平刃4上に指があると、平刃4と回動俎板7との間に指が挟まり、思わぬ怪我をしてしまうという問題もある。
本発明は、野菜などをスライスする際に、その厚みをスムーズに変えることができるとともに、均一な厚みでスライスすることができ、しかも使用後の洗浄時などに、平刃などで指や手を怪我することを防止するスライサを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、長方形をなす本体の長手方向の一端部から中央部まで延設された固定摺動面と、当該中央部と長手方向の他端部との間に配設され、上記他端部において支持部により上記本体に回動可能に設けられた摺動面を有する可動板とを備え、対向する上記固定摺動面と上記可動板との端部が上記本体の長手方向に対して傾斜して形成されるとともに、上記対向部の上記固定摺動面側に平刃が固定されたスライサにおいて、上記可動板の裏面側に、回転軸が上記対向部の傾斜角と同一に配置されるとともに、その両端部が上記本体の短手方向の両端部に回転自在に支承され、上記回転軸に半径が周方向で異なる回転子が固定されてなり、上記可動板の裏面には、上記回転子を囲繞するとともに、上記回転軸を回転させることにより当該回転子の外周の一部が当接するU字状の遊嵌部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のスライサにおいて、上記回転子は、円盤状に形成され、上記回転軸の長手方向に間隔をおいた2ヶ所に設けられるとともに、上記回転子に上記U字状の遊嵌部がそれぞれ配設されていることを特徴とするものである。
さらに、請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載のスライサにおいて、上記回転軸は、上記本体の長手方向の一側面に突出して、当該回転軸を回転させるためのつまみ部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明においては、上記スライサ本体は、その長手方向の一端部から中央部まで延設された固定摺動面と、当該中央部と長手方向の他端部との間に配設されて、当該他端部の支持部により回動可能に設けられた摺動面を有する可動板とを備え、上記固定摺動面と上記可動板との対向する端部が、上記本体の長手方向に対して傾斜して形成されるとともに、上記対向部の上記固定摺動面側に平刃が固定されている。そのため、野菜などを上記可動板の上記摺動面上を上記本体の長手方向に沿って摺動させてスライスする際には、上記対向部に設けられた上記平刃が、上記本体の長手方向に対して傾斜して設けられているため、上記平刃の切断抵抗が軽減されて、スムーズなスライスを行うことができる。
また、上記可動板の裏面側には、回転軸が上記対向部の傾斜角と同一に配置され、その両端部が上記本体の短手方向の両端部に回転自在に支承されるとともに、上記回転軸に半径が周方向で異なる回転子が固定されている。それにより、上記本体の他端部の上記支持部によって回動可能に設けられた上記可動板は、その裏面側に設けられた上記回転軸を回転させることにより、上記回転子の半径の長い部分から短い部分に漸次案内されて、上記固定摺動面と上記可動板との対向部の当該可動板の端部を上下方向に可動する。そのため、料理に使用される食材の用途に応じて厚さを変えてスライスする場合には、上記回転軸を回転させることによって、食材に見合った厚さの調整を迅速に行うことができる。
さらに、上記可動板の裏面には、上記回転子を囲繞して、上記回転軸を回転させることによって当該回転子の外周の一部が当接されるU字状の遊嵌部が設けられている。それにより、上記可動板は、上記本体の両端部に支承された上記回転軸に固定されている上記回転子が、上記U字状の遊嵌部の内壁に当接して囲繞されているため、スライスする野菜などの厚さを一度決めてしまえば、上記回転軸を回転させない限り、上記可動板が上下に可動することがない。それにより、上記可動板の位置を固定する手段を別途設ける必要がない。また、洗浄する際などに上記本体を逆さにしても、上記U字状の遊嵌部に上記回転子が囲繞されているため下方に開くことがない。したがって、上記可動板と上記平刃との間には、指や手が入るスペースが生じないため、上記スライサを使用した後の洗浄時などに、上記本体を逆さにしたとしても、上記可動板と上記平刃との間に挟まって怪我をすることがない。
請求項2に記載の本発明によれば、上記回転子は、円盤状に形成されているため、上記回転軸に偏心させて固定するとにより、上記可動板を上下に可動させることができる。そのため、簡単な構造で製造することができ、製造コストを抑えることができる。また、上記回転子は、上記回転軸の長手方向に間隔をおいた2ヶ所に設けられるとともに、上記回転子に上記U字状の遊嵌部がそれぞれ配設されているため、上記可動板の端部を上記本体の長手方向に対して傾斜させることにより起こる上記可動板の上記端部の左右の高さの違いを強制的に均一にすることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、上記回転軸は、上記本体の長手方向の一側面に突出して、当該回転軸を回転させるためのつまみ部が設けられているため、片手で簡単に上記可動板の上記端部の高さを変更することができるとともに、スライスする野菜などの厚さの微調整も、上記つまみ部をコントロールすることによって、簡便におこなうことができる。
図1〜6は、本発明のスライサの一実施形態を示すものである。
図1に示すように、スライサ本体1は、長方形をなす本体1の長手方向の一端部1aから中央部まで延設された固定摺動面2と、当該中央部と長手方向の他端部1bとの間に配設され、他端部1bにおいて支持部3により本体1に回動可能に設けられた摺動面4aを有する可動板4とを備え、対向する固定摺動面2と可動板4との端部2a、4bが本体1の長手方向に対して傾斜して形成されるとともに、対向部5の固定摺動面側2に平刃6が固定された構造のものである。
図2に示すように、本体1の両端部8は、一端部1aから他端部1bに向けて延設されているとともに、本体1の長手方向の一端部1aから中央部まで延設されている固定摺動面2の摺動面より上方に突出して、この固定摺動面2と一体に形成されている。この固定摺動面2の摺動面には、本体1の短手方向に等間隔で複数ヶ所(図では、11ヶ所)の溝2bが、上記長手方向に延設されている。さらに、上記中央部の固定摺動面2の端部2aが、上記長手方向に対して傾斜して形成されて、固定摺動面2の短手方向の側部において、長辺部2cと短辺部2dとが形成されている。
そして、固定摺動面2の傾斜した端部2aと平行に平刃6が配設されている。この平刃6は、片刃で形成されて刃先から24mm幅の短手部と長手方向に延設されている刃部6aで構成されているとともに、両端部8に平刃6の長手方向の両端部が架設されて、ねじkによって固定されている。このとき、平刃6の短手方向の半分の幅が、固定摺動面2の端部2aに形成された段部2eに配設される。この段部2eは、固定摺動面2の摺動面と平刃6の上面とが同一面になるように、平刃6の厚さで形成されている。また、平刃6の刃先は、本体1の他端部1b側に向けられるとともに、平刃6の刃部6aの傾斜が刃先より下方に漸増するように配置され、本体1の上面に平刃6の平坦面が配置されている。
さらに、本体1の中央部と他端部1bとの間には、摺動面4aを有する可動板4が配設されている。この可動板4の固定摺動面2側の端部4bは、固定摺動面2の端部2aの傾斜角と同一に形成されている。そして、可動板4の短手方向の側部において、長辺部4dと短辺部4eとが形成される。また、可動板4の摺動面4aには、本体1の上記短手方向に等間隔で複数ヶ所(図では、11ヶ所)の溝4cが、上記長手方向に延設されている。この可動板4は、他端部1b側の両側面に支持軸3aが形成されている。この支持軸3aは、可動板4の厚さで形成されているとともに、側面視が楕円状に形成されている(図5b参照)。また、本体1の両端部8の他端部1b側に、支持軸3aが介在する凹部8aが形成されている。この凹部8aは、その底部の中央に円筒状の突起部8bが形成されている。そして、支持軸3aの中央部には、凹部8a内の中央部に形成されている円筒状の突起部8bが挿通する穴が穿設されている。この円筒状の突起部8bは、その中心部にねじ山が形成されて、蓋部材3bを凹部8aに被せてねじkにより螺着される。
また、本体1の他端部1b側には、可動板4の摺動面4aと面位置が同一の固定摺動部13が形成されている。この固定摺動部13の摺動面には、本体1の短手方向に等間隔で複数ヶ所(図では、11ヶ所)の溝13aが、上記長手方向に延設されている。この溝13aは、固定摺動面2の摺動面に形成された溝2bと、可動板4の摺動面4aの溝4cとが同一の位置になるように配列される。さらに、本体1の長手方向の固定摺動部13外方には、本体1を押さえたり、持ち運びの際に把持する取手部12が形成されている。
そして、図3に示すように、可動板4の裏面側の固定摺動面2側には、この可動板4の端部4bの傾斜角と同一に回転軸7が配置されている。この回転軸7は、断面が六角形で形成されて、その端部7a、7bが、本体1の両端部8に回転自在に支承されている。さらに、回転軸7には、長手方向に間隔をおいて回転子9がそれぞれ固定されている。この回転子9は、円盤状に形成されて、半径が周方向で異なる位置に貫通穴が穿設されている。そして、この貫通穴は、回転軸7の六角形の断面と同径で形成されている。さらに、回転子9を囲繞して、可動板4にU字状の遊嵌部10が、可動板4と一体に形成されている。このU字状の遊嵌部10は、その内壁のU字の底部に回転子9の外周の一部が当接される平坦部が形成されている。
さらに、回転軸7は、本体1の一側面1cより突出されて、その突出部分につまみ部11が固定されている。このつまみ部11は、回転軸7の外周を覆う円筒状部と、この円筒状部の一端部から外方に漸増するテーパ部と、このテーパ部の最大径部と同径の円盤状部とから構成されている。この円盤状部の外周には、可動板4の端部4bの最上位置と最下位置とを示す突起部11aが2ヶ所円周上に対向して形成されている。この対向して設けられた突起部11aは、可動板4の端部4bの最も低い位置を示す突起を高くして、最も高い位置を示す突起を低くして形成されている。
以上の構成からなるスライサを用いて、野菜などの食材を均一な厚さにスライスするためには、まず図1に示すように、本体1の可動板4の摺動面4aを上面にして、台所などの平坦な場所に置く。
次いで、野菜などの食材に応じた厚さにスライスするために、回転軸7に固定され本体1の一側面1cに突出しているつまみ部11を回転させて、可動板4の端部4bの高さを調整する。その際に、図6(a)に示すように、回転軸7に固定されている回転子9の最も大きい半径が、回転軸7の上方にある場合には、可動板4の端部4bが平刃6よりも高い位置にあるため、つまみ部11を回転させて可動板4の端部4bの高さを下げて調整する。このとき、つまみ部11に形成されている突起部11aは、短い突起が垂直方向の上方の位置にある。
また、図6(c)に示すように、回転軸7に固定されている回転子9の最も小さい半径が、回転軸7の上方にある場合には、可動板4の端部4bが平刃6よりも低い位置にあるため、つまみ部11を回転させて可動板4の端部4bの高さを上げて調整する。このとき、つまみ部11に形成されている突起部11aは、長い突起が垂直方向の上方の位置にある。
さらに、可動板4をつまみ部11を回転させて上下に可動させたときに支持部3では、図5(b)に示すように、凹部8a内に形成された突起部8bに挿通され、蓋部材3bにより囲繞された支持軸3aが、側面視で楕円形状に形成されているため、可動板4の端部4bが上下に可動すると、当該楕円形状の外周に沿って凹部8aの底部と蓋部材3bの下面に当接して回動する。その際に、凹部8a内に形成された突起部8bと支持軸3aに形成された貫通穴とはクリアランスがあるため、支持軸3aは、凹部8a内で可動することになる。
そして、つまみ部11を回転させて、スライスする野菜の厚さを決定したのちに、左手を取手12において、野菜などの食材を可動板4の摺動面4aに右手で押圧して、平刃6に向けて摺動させてスライスする。このとき、可動板4の端部4bは、本体1の長手方向に対して、傾斜して形成されているが、裏面に形成されているそれぞれのU字状の遊嵌部10に回転子9が囲繞されているため、可動板4の端部4bの長辺部4dと短辺部4eの高さは同一になる。
上述の実施形態のスライサによれば、スライサ本体1は、固定摺動面2と可動板4との対向する端部2a、4bが、本体1の長手方向に対して傾斜して形成されるとともに、対向部5の固定摺動面2側に設けられた平刃6が、本体1の長手方向に対して傾斜されて配設されているため、野菜などを可動板4の摺動面4a上を本体1の長手方向に沿って摺動させてスライスする際には、平刃6の切断抵抗が軽減されて、スムーズなスライスを行うことができる。
また、可動板4の裏面側には、回転軸7が対向部5の傾斜角と同一に配置され、その両端部7a、7bが本体1の短手方向の両端部8に回転自在に支承されるとともに、回転軸7に半径が周方向で異なる回転子9が固定されている。それにより、本体1の他端部1bの支持部3によって回動可能に設けられた可動板4は、その裏面側に設けられた回転軸7を回転させることにより、回転子9の半径の長い部分から短い部分へと漸次案内されて、固定摺動面2と可動板4との対向部5の当該可動板4の端部4bを上下方向に可動させる。そのため、料理に使用される食材の用途に応じて厚さを変えてスライスする場合には、その食材に見合った厚さの調整を迅速に行うことができる。
さらに、可動板4の裏面には、回転子9を囲繞して、回転軸7を回転させることによって当該回転子9の外周の一部が当接されるU字状の遊嵌部10が設けられている。それにより、可動板4は、本体1の両端部8に支承された回転軸7に固定されている回転子9が、U字状の遊嵌部10の内壁に当接して囲繞されることにより、スライスする野菜などの厚さを一度決めてしまえば、回転軸7を回転させない限りその厚さは変わることがないため、位置を固定する手段を別途設ける必要がない。また、洗浄する際などに本体1を逆さにしても、回転子9がU字状の遊嵌部10に囲繞されているため、可動板4は下方に開くことがない。したがって、可動板4と平刃6との間には、指や手が入るスペースが生じないため、スライサ本体1を使用した後の洗浄などの際に、本体1を逆さにしたとしても、可動板4と平刃6との間に挟まって怪我をすることがない。
そして、回転子9は、円盤状に形成されているため、回転軸7に偏心させて取り付けることによって、可動板4を上下に可動させることができる。それにより、簡単な構造で製造することができ、製造コストを抑えることができる。また、回転子9は、回転軸7の長手方向に間隔をおいた2ヶ所に設けるとともに、回転子9にU字状の遊嵌部10がそれぞれ配設されているため、可動板4の端部4bを上下に可動させたときに起こる長辺部4dと短辺部4eとの異なる高さを強制的に同じ高さにすることができる。
また、回転軸7は、その断面を六角形に形成するとともに、この回転軸7に固定される回転子9の貫通穴も六角形で穿設されているため、回転軸7または回転子9に負荷が掛かった場合であっても、滑ってずれることがない。したがって、回転軸7の2ヶ所に設けられた周方向で半径が異なる回転子9は、互いの位置を保つことできるのため、可動板4の端部4bは、常に長辺部4dと短辺部4eの高さを一定にすることができる。
そして、回転軸7は、本体1の長手方向の一側面に突出して、当該回転軸7を回転させるためのつまみ部11が設けられているため、片手で簡単に可動板4の端部4bの高さを変更することができるとともに、スライスする野菜などの厚さの微調整も、つまみ部11をコントロールすることによって、簡便におこなうことができる。
また、つまみ部11の円盤状部の外周には、可動板4の端部4bの最も低い位置を示す突起が、可動板4の端部4bの最も高い位置を示す突起よりも高く形成されているため、手元のつまみ部11を見ることにより、可動板4の端部4bがどの位置にあるかを簡単に判断することができるとともに、微妙な高さの調整も行うことができる。
なお、上記実施の形態において、固定摺動面2の端部2aに、平刃6を用いた場合についてのみ説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、野菜などを千切りにする場合に用いられる櫛刃を追加して用いても対応可能である。その場合には、平刃6と可動板4との間に、平刃6と傾斜を同一に配置される(図7参照)。
本発明のスライサの一実施形態を示した斜視図である。 本発明のスライサの一実施形態を示した平面図である。 本発明のスライサの一実施形態を示した底面図である。 本発明のスライサの一実施形態を示した右側面図である。 本発明のスライサの一実施形態を示した断面図で、(a)はA−A断面図、(b)はB−B断面図の一部拡大図である。 本発明のスライサの一実施形態を示し、回転子の回転により可動板の動きを表した説明図である。 本発明のスライサの別の実施形態を示した斜視図である。
符号の説明
1 本体
1a 一端部
1b 他端部
1c 一側面
2 固定摺動面
2a 端部
3 支持部
4 可動板
4a 摺動面
4b 端部
5 対向部
6 平刃
7 回転軸
7a 端部
7b 端部
8 両端部
9 回転子
10 遊嵌部
11 つまみ部

Claims (3)

  1. 長方形をなす本体の長手方向の一端部から中央部まで延設された固定摺動面と、当該中央部と長手方向の他端部との間に配設され、上記他端部において支持部により上記本体に回動可能に設けられた摺動面を有する可動板とを備え、対向する上記固定摺動面と上記可動板との端部が上記本体の長手方向に対して傾斜して形成されるとともに、上記対向部の上記固定摺動面側に平刃が固定されたスライサにおいて、
    上記可動板の裏面側に、回転軸が上記対向部の傾斜角と同一に配置されるとともに、その両端部が上記本体の短手方向の両端部に回転自在に支承され、上記回転軸に半径が周方向で異なる回転子が固定されてなり、
    上記可動板の裏面には、上記回転子を囲繞するとともに、上記回転軸を回転させることにより当該回転子の外周の一部が当接するU字状の遊嵌部が設けられていることを特徴とするスライサ。
  2. 上記回転子は、円盤状に形成され、上記回転軸の長手方向に間隔をおいた2ヶ所に設けられるとともに、上記回転子に上記U字状の遊嵌部がそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1に記載のスライサ。
  3. 上記回転軸は、上記本体の長手方向の一側面に突出して、当該回転軸を回転させるためのつまみ部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のスライサ。
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