JP2009261111A - 開閉装置 - Google Patents

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Takaaki Murata
隆昭 村田
Akira Ishii
彰 石井
Osamu Sakaguchi
修 阪口
Katsumi Suzuki
克巳 鈴木
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Abstract

【課題】SFガスを使用することなく、自然界に存在するガスを用い、環境に調和した開閉装置を得る。
【解決手段】筒状の金属容器1と、金属容器1内に設けられた接離自在の一対の接点を有する真空バルブ2と、金属容器1の外側に設けられ、真空バルブ2を開閉操作する操作機構18とを備え、金属容器1内に主成分がCOガスの絶縁ガス19を正圧力で封入したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、真空バルブを収納したタンク内に、環境に調和する絶縁ガスを封入した開閉装置に関する。
従来、この種のタンク内に絶縁ガスを封入した開閉装置においては、SFガスの地球温暖化係数が大きいことから、代替ガスとしてNガス、乾燥空気などを用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
他方、絶縁耐力を重視し、絶縁ガスに替わってタンク内に引火し難いシリコーンオイルを充填するものが知られているが、オイルの充填作業や保守管理が困難なものとなっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−45300号公報 (第2〜3ページ、図1) 特開2002−199522号公報 (第4ページ、図1)
上記の従来の開閉装置においては、次のような問題がある。SFガスの代替ガスとして使用されるNガス、乾燥空気などでは、絶縁耐力の大きな向上は望めなかった。絶縁耐力を向上させる手段として、SFガスを混合するものが挙げられるが、SFガスの使用量を低減できるもののSFガスを用いることには変わりはない。なお、SFガスがアークに曝されると、分解ガスが生成され、その回収が困難なものとなる。
そこで、毒性、オゾン層破壊効果、地球温暖化効果、沸点、安定性、規制状況、絶縁耐力などの観点から開閉装置に使用可能な環境適合ガスを選別することが望まれていた。このようなガスとしては、自然界に存在する前述した乾燥空気、Nガス、他にOガス、COガス、Hガス、希ガスなどが挙げられる。
ここでは、絶縁耐力を考慮し、COガスに着目している。COガスも代表的な地球温暖化ガスであるが、その効果はSFガスの23900分の1と小さい。仮に現在、国内の開閉装置で使用されているSFガスの全てをCOガスに置き換えたとしても、その総量は現在の年間COガス排出量の10−6と極めて少ない量であることが試算されている。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、SFガスを使用することなく、自然界に存在するガスを用い、環境に調和した開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の開閉装置は、筒状の金属容器と、前記金属容器内に設けられた接離自在の一対の接点を有する真空バルブと、前記真空バルブを開閉操作する操作機構とを備え、前記金属容器内に主成分がCOガスの絶縁ガスを正圧力で封入したことを特徴とする。
本発明によれば、金属容器内に真空バルブを収納し、自然界に存在するCOガスを正圧力で封入しているので、SFガスと同等以上の絶縁耐力を得ることができ、環境に調和し、信頼性の高いコンパクトな開閉装置とすることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る開閉装置を図1、図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る開閉装置の構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係る開閉装置の絶縁耐力を説明する特性図である。
図1に示すように、横置きの筒状の金属容器1内には、接離自在の一対の接点を有する真空バルブ2が設けられている。真空バルブ2は金属容器1と軸方向が平行配置され、金属容器1内面との間で所定の絶縁距離が保たれている。金属容器1の両端開口部には、固定側フランジ3と可動側フランジ4とが設けられ、それぞれOリング5を介して密閉されている。
真空バルブ2の固定側には板状の固定側導体6が固定され、可動側にも板状の可動側導体7が固定され、これらの導体6、7は可動側フランジ4内側に固定された複数本の絶縁ロッド8で固定されている。即ち、真空バルブ2は、固定側導体6から可動側フランジ4まで伸びた機械的強度を有する絶縁ロッド8によって、片持ちとなり、可動側フランジ4の内側に支持固定される。また、導体6、7には、端部を囲むような環状の固定側電界緩和シールド9、可動側電界緩和シールド10が設けられている。
固定側導体6には、L字状の固定側主回路導体11が接続され、接触子12を介して金属容器1の図示上部の一方端の突出部1aに気密に設けられた固定側ブッシング13に接続されている。可動側導体7にも、L字状の可動側主回路導体14が接続され、接触子15を介して金属容器1の図示上部の他方端の突出部1bに気密に設けられた可動側ブッシング16に接続されている。ブッシング13、16には、送電線などの他の機器が接続される。
真空バルブ2の可動側には、可動側導体7の開口孔を移動自在に貫通する遮断用絶縁操作ロッド17が連結されている。遮断用絶縁操作ロッド17は、可動側フランジ4の開口孔を気密を保って移動自在に貫通し、可動側フランジ4外側に固定された遮断用操作機構18に連結されている。
金属容器1内には、絶縁ガス19としてCOガスが1.0MPa未満の正圧力で封入されている。絶縁ガス19は、主成分がCOガスであり、工業的に他の微量なガスが混入していてもよい。また、自然界に存在するOガス、Nガス、Hガス、希ガスが混入していてもよい。なお、金属容器1の図示下部には、架台20が設けられ、支持固定されている。
次に、COガスの絶縁特性を図2を参照して説明する。図2には、SFガスとNガスの絶縁特性を併記した。
図2に示すように、COガスの絶縁耐力は、SFガスよりも劣るものの、Nガスよりも優れた特性を示す。SFガスの0.3MPaと同等の絶縁耐力を得るには、COガスでは1.0MPa、Nガスでは1.7MPaの圧力が必要となる。したがって、COガスは圧力を上げるほど絶縁耐力が向上し、SFガスと同等以上の絶縁耐力を得ることが可能となる。しかしながら、金属容器1を非圧力容器とするため、負圧力にならない正圧力から1.0MPa未満までが好ましい。COガスを主成分(90%以上)とした混合ガスも同様である。
なお、Nガスでは、SFガスと同等以上の絶縁耐力を得るには圧力を1.7MPa以上に高くしなければならず、金属容器1の耐圧力強度を強固にしなければならない。自然界に存在する他のガスもNガスとほぼ同様となるので、SFガスと同等以上の絶縁耐力を得るにはCOガスが最も好ましいといえる。
これらのことより、SFガスを使用することなく、COガスで優れた絶縁耐力を得ることができる。また、真空バルブ2の軸方向を横置きとし、可動側フランジ4側で片持ちとしているので、構造が簡素なものとなる。また、可動側フランジ4には、外側に遮断用操作機構18を設けているので、真空バルブ2と遮断用操作機構18とを一体で組立てすることができ、寸法の調整などが容易となる。更には、可動側フランジ4を取り外すことで真空バルブ2を外部に取り出すことができるので、点検保守が容易となる。なお、主回路の開閉は、真空バルブ2内で行われ、アークが外部に漏れることはない。
上記実施例1の開閉装置によれば、筒状の金属容器1内に真空バルブ2の軸方向を平行させて収納し、自然界に存在するCOガスを正圧力で封入しているので、SFガスと同等以上の絶縁耐力を得ることができ、環境に調和し、信頼性の高いコンパクトなものとすることができる。
次に、本発明の実施例2に係る開閉装置を図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係る開閉装置の構成を示す断面図である。
なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、断路器と避雷器の少なくとも一方を接続したことである。図3において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図3に示すように、真空バルブ2の固定側の軸方向には、固定側主回路導体11に接続された接離自在の一対の接点を有する断路器21が設けられている。断路器21の可動側には、T字状の接続用主回路導体22を摺動接触する可動軸23を介して、断路用絶縁操作ロッド24が連結されている。断路用絶縁操作ロッド24は、固定側フランジ3の開口孔を気密を保って移動自在に貫通し、固定側フランジ3外側に固定された断路用操作機構25に連結されている。
接続用主回路導体22のT字状柄部には、接触子26を介して酸化亜鉛素子のような避雷器27が接続されている。避雷器27は金属容器1の図示下部に突出した突出部1c内に設けられ、突出部1cは底部が接地極に接続されている。
これにより、真空バルブ2の固定側と対向するスペースには、断路器21や避雷器27を設けることができ、これらを分散設置していたものと比べて全体形状をコンパクトにすることができる。また、真空バルブ2を開路させた後、断路器21を開閉させることにより、アークの発生を抑えることができ、絶縁ガス19の分解を防ぐことができる。なお、電力系統の各種構成に対応させるため、断路器21、避雷器27の少なくとも一方を設けることができる。
上記実施例2の開閉装置によれば、実施例1による効果のほかに、断路器21や避雷器27を金属容器1内に収納することができ、据付け面積を縮小化することができる。
本発明の実施例1に係る開閉装置の構成を示す断面図。 本発明の実施例1に係る開閉装置の絶縁耐力を説明する特性図。 本発明の実施例2に係る開閉装置の構成を示す断面図。
符号の説明
1 金属容器
1a、1b、1c 突出部
2 真空バルブ
3 固定側フランジ
4 可動側フランジ
5 Oリング
6 固定側導体
7 可動側導体
8 絶縁ロッド
9 固定側電界緩和シールド
10 可動側電界緩和シールド
11 固定側主回路導体
12、15、26 接触子
13 固定側ブッシング
14 可動側主回路導体
16 可動側ブッシング
17 遮断用絶縁操作ロッド
18 遮断用操作機構
19 絶縁ガス
20 架台
21 断路器
22 接続用主回路導体
23 可動軸
24 断路用絶縁操作ロッド
25 断路用操作機構
27 避雷器

Claims (5)

  1. 筒状の金属容器と、
    前記金属容器内に設けられた接離自在の一対の接点を有する真空バルブと、
    前記真空バルブを開閉操作する操作機構とを備え、
    前記金属容器内に主成分がCOガスの絶縁ガスを正圧力で封入したことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記真空バルブを複数本の絶縁ロッドで固定し、
    前記絶縁ロッドを前記金属容器の両端開口部にそれぞれ気密に設けられた固定側フランジおよび可動側フランジのうちの可動側フランジの内側に固定し、
    前記可動側フランジの外側に前記操作機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の開閉装置。
  3. 前記真空バルブの固定側に断路器、避雷器の少なくとも一方を接続したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の開閉装置。
  4. 前記断路器の可動側に連結した絶縁操作ロッドを前記固定側フランジに貫通させ、
    前記固定側フランジの外側に前記断路器を開閉操作する操作機構を設けたことを特徴とする請求項3に記載の開閉装置。
  5. 前記絶縁ガスを2.0MPa未満で封入したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の開閉装置。
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