JP2009260800A - 撮像装置、事典データベースシステム、主要被写体画像出力方法および主要被写体画像出力プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが真に意図した主要被写体を精度よく特定可能にする。
【解決手段】1枚の画像データを構成する所定の単位ごとに被写体距離を算出し、特定の距離の範囲内にある部分を主要被写体と判断してこれを切り出す。そしてその主要被写体のみを切り出した画像を、データベースを備えたサーバに出力する。この主要被写体画像は、主要被写体の画像特徴量を端的に示しており、サーバは、この画像特徴量を利用した主要被写体の検索を精度よく行うことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】1枚の画像データを構成する所定の単位ごとに被写体距離を算出し、特定の距離の範囲内にある部分を主要被写体と判断してこれを切り出す。そしてその主要被写体のみを切り出した画像を、データベースを備えたサーバに出力する。この主要被写体画像は、主要被写体の画像特徴量を端的に示しており、サーバは、この画像特徴量を利用した主要被写体の検索を精度よく行うことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、被写体画像領域の出力に関し、特に被写体領域に関する事典データベースへの被写体領域の出力に関する。
特許文献1では、表示部が画像を表示した回数及び/又は時間の長さに基づいて、画像に対する重要度係数を算出する。
特許文献2では、出先で興味を持った被対象物に出会ったとき、デジタルカメラ内蔵の携帯電話を用いて被対象物を撮影し、画像データをネットワークを介して情報提供装置に検索要求するまでの距離情報を併せて送出する。情報提供装置は、これらの情報に基づき、その時刻、場所の被対象物をデータベースおよび提供先リンクを検索し、検索結果を携帯電話に送出する。
特許文献3のデジタルカメラは、被写体を撮像する撮像部と、対象物を説明する複数の対象物情報を有する図鑑データより、撮像部で撮像された被写体に対応する対象物情報を検索可能な制御部と、撮像部で被写体を撮像した際のデジタルカメラの撮影条件に基づいて対象物情報を検索する検索条件を設定する検索条件設定部とを具備するとした。
特開2003−44511号公報
特開2003−323440号公報
特開2006−86780号公報
特許文献1では、表示部が画像を表示した回数及び/又は時間の長さに基づいて、画像に対する重要度係数を算出するため、重要画像の検出に時間がかかる。
特許文献2では、画像と付属情報を送るだけでは、背景の込み入った画像では主要被写体の識別が困難で、データベースの照会が難しい。
特許文献3では、撮影画像と撮影条件を元に画像から被写体認識を行うとしているが、その被写体認識を精度よく行うための具体的方法は何ら言及されていない。
本発明の目的は、ユーザが真に意図した主要被写体を精度よく特定可能にすることにある。
本発明に係る撮像装置は、撮像レンズを介して受光した被写体像を光電変換して得られた電気信号を画像データに変換して出力する撮像部と、撮像部から出力された画像データ内の被写体までの距離を算出する被写体距離算出部と、被写体距離算出部の算出した被写体距離に基づいて、画像データ内の主要被写体を特定し、特定された画像データのうち主要被写体に相当する部分画像である主要被写体画像を画像データから抽出する主要被写体画像データ抽出部と、主要被写体画像データ抽出部の抽出した主要被写体画像を所定の電子機器に出力する出力部と、を備える。
この発明によると、主要被写体に相当する部分画像(主要被写体画像)が画像データから抽出されて出力される。この主要被写体画像は、主要被写体の画像特徴量を端的に示しており、この画像特徴量を利用した主要被写体の特定を精度よく行うことができる。
例えば、被写体距離算出部は、画像データの高周波成分に基づいて定められた撮像レンズの焦点位置に従って被写体までの距離を算出する。
あるいは、撮像部は、少なくとも2つの撮像光学系を有しており、被写体距離算出部は、少なくとも2つの撮像光学系から取得された複数の被写体像をそれぞれ光電変換して得られた多視点画像に基づいて被写体までの距離を算出する。
好ましくは、主要被写体画像データに関する付帯情報を取得する付帯情報取得部を備え、出力部は、付帯情報出力部が取得した付帯情報を主要被写体画像と対応づけて所定の電子機器に出力する。
付帯情報は、撮影日時、撮影場所、撮影条件、主要被写体のサイズ、色、形状のうち少なくとも1つを含む。
例えば、所定の電子機器は、所望の複数の画像データの画像特徴量と画像データの被写体に関する事典データとを対応づけて蓄積する事典データベースと、出力部から出力された主要被写体画像の画像特徴量と事典データベースの画像特徴量との照合に応じて主要被写体画像の特徴量に対応する事典データを事典データベースから抽出する抽出部とを備えたサーバを含む。
本発明に係る事典データベースシステムは、上記の撮像装置と、所望の複数の画像データの画像特徴量と画像データの被写体に関する事典データとを対応づけて蓄積する事典データベースと、撮像装置の出力部から出力された主要被写体画像の画像特徴量と事典データベースの画像特徴量との照合に応じて主要被写体画像の特徴量に対応する事典データを事典データベースから抽出する抽出部とを備えたサーバと、を備える。
好ましくは、抽出部の抽出した事典データを表示する事典データ表示部を備える。
本発明に係る主要被写体画像出力方法は、撮像レンズを介して受光した被写体像を光電変換して得られた電気信号を画像データに変換して出力するよう撮像回路を制御するステップと、出力された画像データ内の被写体までの距離を算出するステップと、算出した被写体距離に基づいて、画像データ内の主要被写体を特定し、特定された画像データのうち主要被写体に相当する部分画像である主要被写体画像を画像データから抽出するステップと、抽出した主要被写体画像を所定の電子機器に出力するようデータ出力回路を制御するステップと、をコンピュータに実行させる。
この主要被写体画像出力方法をコンピュータに実行させるための主要被写体画像出力プログラムも本発明に含まれる。
この発明によると、主要被写体に相当する部分画像(主要被写体画像)が画像データから抽出されて出力される。この主要被写体画像は、主要被写体の画像特徴量を端的に示しており、この画像特徴量を利用した主要被写体の検索を精度よく行うことができる。
<第1実施形態>
図1は本発明の好ましい実施形態に係る画像データベース照会システムの概略構成を示す。このシステムは、電子ルーペ10およびサーバ15を備えており、双方は各種の通信手段によって接続され、情報の送受信が可能である。双方の接続手段は常時接続でもよいし必要に応じてつながるオンデマンド通信でもよい。
図1は本発明の好ましい実施形態に係る画像データベース照会システムの概略構成を示す。このシステムは、電子ルーペ10およびサーバ15を備えており、双方は各種の通信手段によって接続され、情報の送受信が可能である。双方の接続手段は常時接続でもよいし必要に応じてつながるオンデマンド通信でもよい。
サーバ15には、様々な種類の被写体、例えばクワガタ、カブトムシなどの昆虫の種ごとに固有の画像特徴量(色、形状、サイズなど)と、その昆虫の分布地域、繁殖時期、活動する時間帯・気象状況(撮影時の昼夜の区別、天気、温度、高度)などを含む付帯情報を被写体ごとに分類して登録したデータベースが備えられている。なお、データベースは電子ルーペ10に備えられていてもよい。
サーバ15は、電子ルーペ10から画像(存在すれば画像に加えて付帯情報も)を受信し、その画像から主要被写体の画像特徴量を抽出する。ただし、電子ルーペ10側で特徴量を抽出しておき付帯情報の一部としてサーバ15に送信してもよい。そして、抽出した画像特徴量および付帯情報とデータベースの各昆虫の画像特徴量および付帯情報の類似度に応じて、受信した画像内の主要被写体の種類を特定し、その特定した被写体の種類を示す事典検索結果情報を所定の電子機器に出力する。
典型的には、事典検索結果情報の出力先はサーバ15と通信接続された電子ルーペ10であるが、その他のものであってもよく、例えばディスプレイやスピーカなどの出力手段を備えたPDA2、携帯電話やパソコン(図示せず)など予め電子ルーペ10から指定された電子機器でもよい。事典検索結果情報を受け取った電子機器は、それを映像情報に変換してディスプレイに表示したり、あるいは音声情報に変換してスピーカから拡声したりする。事典検索結果情報には、被写体の一般名称(オオクワガタなど)、学術名、棲息地、体長、被写体のサンプル画像などが含まれる。また、データベースの各画像特徴量とのマッチング率(確からしさ)も含めてよい。
また、データベースの対象とする被写体の種類は何でもよく、昆虫以外の動植物や非生物でもよい。例えば、電子ルーペ10が防水加工されていれば、水生昆虫や魚類の画像特徴量を分類・登録してもよい。
図2は本発明の好ましい実施形態に係る電子ルーペ10の外観を示す。電子ルーペ10は、外観上、円形で全体的に平板状に形成された本体部11、および本体部11から平板形状を延長する方向に湾曲する棒状に延びた把持部12とで構成されている。
本体部11は、裏側に被写体像の画像データを得るための撮像回路を備え、その撮像回路で得られた被写体像を表示する表示部20、シャッタボタン31、メニューボタン32、電源ボタン33が具備されている。
表示部20は、スルー画、記録画像、サーバ15から受信した事典検索結果情報などを表示する。
把持部12は、撮影者が電子ルーペ10を持つときの持ち手である持手部30、ストラップ穴35を備えている。
把持部12の端には、被写体像を表わす被写体画像データや画像データに付帯する各種の付帯情報を、サーバ15等の外部装置に送るための出力端子34が備えられている。この出力端子34は後述する通信I/F300の一部である。
図3は、電子ルーペ10の裏面の外観図である。本体部11の裏面には、被写体光を本体部11の内部に設けられたレンズ群25およびCCD121に導くための撮影レンズ22、被写体を照射するLED23が具備されている。なお、図示の撮影レンズ22は単眼であるが、複眼であってもよい。後述の第2実施形態では、2つの撮像光学系を採用し、距離画像を撮影するが、本実施形態では単眼の撮影レンズ22を採用する。
ここで、本体部11の内部の構成について説明する。
図4は、電子ルーペ10を、図2の線A−Aを通る面で切断したときの断面図である。
電子ルーペ10の本体部11は、表示部20、撮影レンズ22、投光部23で覆われており、内部には、レンズ群25のレンズ位置を制御するレンズ制御部24、被写体に焦点をあわせるフォーカスレンズ111および焦点距離をあわせるズームレンズ112を含むレンズ群25、撮像素子であるCCD121を含みそのCCD121上にレンズ群25からの被写体光を結像させて光電変換し画像信号を得る撮像部26、および撮影レンズ22から入射した被写体光を、大きさを変えずにレンズ群25および撮像部26方向に反射させるように取り付けられた反射鏡27を備えた撮像ユニットが設けられている。なお第2実施形態の複眼の場合は、撮像ユニットが複数設けられることになる。
図5は、本実施形態の電子ルーペ10の機能ブロック図である。
電子ルーペ10には、CPU100、RAM101、ROM102、バッファメモリ105、レンズ駆動回路110、フォーカスレンズ111、ズームレンズ112、タイミングジェネレータ120、CCD121、シャッタ駆動回路130、絞り兼用シャッタ131、画像処理回路140、測光回路150、合焦位置決定部160、表示回路170、シャッタスイッチ180が具備されており、これらはバスを介して互いに接続されている。さらに、画像データを記録可能な記録メディア200、および外部の電子機器例えばサーバ15と通信する回路である通信I/F300がバスに接続されている。
CPU100は、絞り量およびシャッタ速度の算出、フォーカスレンズ111およびズームレンズ112のレンズ位置の算出、CCD121の電子シャッタ制御、合焦位置決定部160による合焦位置探索の開始および終了の制御、通信I/F300によるデータの送受信の制御、その他バスで接続された各部への動作の指示や制御等を行なう。ここでいう指示とは、レンズ駆動回路110に対するフォーカスレンズ111を設定するフォーカスレンズ位置およびズームレンズ112を設定するズームレンズ位置、タイミングジェネレータ120に対する電子シャッタを切る指示、シャッタ駆動回路130に対する絞り情報およびシャッタ速度、測光回路150に対する測光を行う指示をいう。これらの指示を記述したCPU100で実行可能なプログラムは、ROM102に記録されており、CPU100によってロードされて実行される。
また、CCD121から送られたアナログ信号である画像信号は、AD変換器103で画像データに変換された後、画像処理回路140に送られ、所定の画像処理が施され、出力用の被写体画像データが作成される。画像処理回路140は、出力用の被写体画像データを表示回路170および通信I/F300に送る。さらに、シャッタボタン31の押下に応じて取得された被写体画像データである撮影画像データを、記録メディア200に送る。CPU100は、レンズ制御部24に相当する。
レンズ駆動回路110は、CPU100からフォーカスレンズ位置およびズームレンズ位置を指示されると、各レンズに取りつけられたモータを駆動し、指示された各レンズ位置にフォーカスレンズ111およびズームレンズ112を設定する。フォーカスレンズ111、およびズームレンズ112は、レンズ群25に相当する。
タイミングジェネレータ120は、CPU100からの指示により電子シャッタの開閉を行ない、撮像素子であるCCD121で被写体光を受光するタイミングをつくる。被写体光を受光してできた画像信号は、CCD121からAD変換器103に送られる。タイミングジェネレータ120およびCCD121は、撮像部26に相当する。撮像素子はCMOSなどでもよい。
シャッタ駆動回路130は、CPU100から受け取った絞り情報、およびシャッタ速度に従って、絞り兼用シャッタ131に取りつけられたモータを駆動して、絞り兼用シャッタ131を切る。
合焦位置決定部160は、CCD121からAD変換器103を介してバッファメモリ105に出力された未処理の生画像データ(RAWデータ)に基づいて主要被写体に対するフォーカスレンズ111の合焦位置を決定する(AF動作)。合焦位置の具体的な決定方法としては、例えば本出願人による特許公開2001−116980号公報に記載されるように、フォーカスレンズ111を無限遠端から至近端までの動作範囲内で所定のステップずつ(例えば被写界深度の幅ずつ)移動させ、その移動毎にバッファメモリ105に格納されるRAWデータを取得し、当該RAWデータのコントラスト成分に基づいて合焦評価値を算出し、当該合焦評価値を結んだ合焦曲線を作成する。そして、合焦曲線の変曲点(ピーク)のうち主要被写体に相当するピーク(例えば最も至近端に近い変曲点)に対応するレンズ位置を主要被写体の合焦位置と決定する。なお、どのピークが主要被写体の合焦位置に相当するかは任意に定めうるが、本願実施形態では、主要被写体は接写することが前提であるため、最も至近端に近い変曲点に対応するレンズ位置が合焦位置と決定されるものとする。ただし、どれが主要被写体であるか区別できれば、主要被写体を接写する必然性はない。よって、望遠で大きな建物などを主要被写体として撮影してもよい。
後述のように、CCD121の有効画素領域内を複数の小領域に分割し、各小領域ごとの合焦評価値を算出し、当該合焦評価値を結んだ合焦曲線を作成して、各小領域ごとの合焦位置を決定する。分割する単位は、合焦精度と合焦処理の負荷のトレードオフで決められる。
画像処理回路140は、バッファメモリ105のRAWデータをサンプリングし、そのRAWデータにゲインの調整などを施して処理済みの画像データを生成する。生成された画像データは、RAM101に送られて格納される。
画像処理回路140は、RAM101に格納された画像データから、主要被写体の輪郭を抽出する。例えば、本出願人による特許公開2007−306501号公報に記載されるように、当該画像データにラプラシアンフィルタの係数をかけて高い空間周波数を抽出する。そして、画像処理回路140は、抽出された輪郭に沿って当該画像データから主要被写体画像を切り出し、その切り出された画像(主要被写体切り出し画像)を、オリジナルの画像データとは区別してRAM101に保存する。この切り出しは、小領域ごとに行われる。
測光回路150は、CPU100からの動作の指示により、撮影場所の明るさを測光する。測光結果は、CPU100に送られる。
表示回路170は、CPU100から送られた画像データを、表示部20に表示する。表示回路170は、画像データをNTSC方式やPAL方式などの映像信号に変換するなどして、外部のモニタに出力してもよい。
シャッタスイッチ180は、シャッタボタン31が押されるとスイッチが入り、CPU100に、シャッタが押されたことを表わすシャッタ情報を伝える。
記録メディア200は、電子ルーペ10に装填可能な可搬性の記録媒体である。シャッタスイッチ180がオンにされるか、CPU100がROM102に記述されたプログラムに従って自動的に生成されたシャッタタイミングに応じて被写体の撮影が行われる。この撮影で得られたRAWデータはRAM101に一旦記憶され、その後、画像処理回路140により処理された後、さらにJPEGなど所定の圧縮方式で圧縮される。当該圧縮された画像データは、メディア200に記録されるか、通信I/F300を介してサーバ15あるいはPDA2などの電子機器に出力される。
通信I/F300は、例えば出力端子34を備えており、出力端子34に接続されたUSBケーブルなどを通して、主要被写体切り出し画像あるいは被写体画像データを送信する。あるいは、通信I/F300は、無線LAN、Bluetoothなどの各種無線通信規格に準拠したインターフェースであり、サーバ15と無線交信してもよい。
この他、電子ルーペ10は、高度計、GPS受信機、温度計、湿度計、リアルタイムクロックなどの撮影環境に関する付帯情報を取得する回路を備えていてもよい。これらの回路から取得された付帯情報は、画像のメタ情報やタグ情報などに組み込まれ、主要被写体切り出し画像と対応づけられてサーバ15に送信されることができる。
なお、主要被写体切り出し画像や付帯情報を、サーバ15以外の機器、例えば予め指定されたPDA2や携帯電話などの電子機器に送り、それを受信側で保存しておくこともできる。
図6は、被写体(虫)に撮影レンズ22を向けている様子を示している。図6に示すように、電子ルーペ10には、把持部12が備えられており、従来のデジタルカメラなどと比べて大変持ちやすく、小さな被写体を接写して撮影するのに適している。
図7は第1実施形態に係る主要被写体切り出し画像送信処理の流れを示すフローチャートである。この処理をCPU100に実行させるためのプログラムはROM102その他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている。
S1では、CPU100は、フォーカスレンズ111の所定ステップの移動をするようレンズ駆動回路110に指示する。その指示に応じてフォーカスレンズ111が駆動されると、CCD132は、タイミングジェネレータ120から出力される垂直同期信号VDに同期したタイミングでフレーム毎の画像信号(スルー画像信号)を順次出力する。
CCD121から得られた画像信号は、AD変換器103にてRAWデータに変換され、バッファメモリ105に一時蓄積された後、合焦位置決定部160に送られる。合焦位置決定部160は、フォーカスレンズ111の各ステップ位置での各撮像で得られる各RAWデータを、CCD121の有効画素領域内で複数の小領域に分割し、各小領域ごとの合焦評価値を算出する。CPU100は、その合焦評価値を基に、各ステップ位置での各小領域の合焦状態の有無を判別することで、各小領域ごとのフォーカスレンズ111の合焦位置を特定する。
周知のように、フォーカスレンズ111の各ステップ位置での焦点距離から、被写体までの距離を求めることができるから(例えば特許公開2007−325053参照)、CPU100は、各小領域ごとのフォーカスレンズ111の合焦位置での焦点距離に基づいて小領域に対応する被写体距離を算出し、各RAWデータに対応する小領域ごとの被写体距離をRAM101に格納する。
なお、フォーカスレンズ111の各ステップ位置の移動から電子シャッタを切る指示が出力されるまでの間に、CPU100は、所定時間ごとに測光回路150に測光を行う指示を送る。指示を受けた測光回路150は撮影場所の明るさを測光し、測光結果をCPU100に送る。測光結果を受け取ったCPU100は、その測光結果を基に絞り情報およびシャッタ速度を算出し、その値に基づいて絞り兼用シャッタ131を制御する(AE動作)。
S2では、CPU100は、上記特定された各小領域ごとの合焦位置に順次フォーカスレンズ111を移動させながら、上記AE動作で得られた絞り条件に従って絞り兼用シャッタ131を制御するとともに、タイミングジェネレータ120に電子シャッタを切る指示を出力する(フォーカスブラケット撮影)。タイミングジェネレータ120は、この指示に応じて、CCD121の電子シャッタの開閉を行ない、撮像素子であるCCD121で被写体光を受光するタイミングをつくる。CCD121が電子シャッタを開閉することで被写体光を受光し得られた画像信号は、CCD121からAD変換器103を介して画像処理回路140に送られ、ここを経由して出力用の画像データに変換される。当該画像データは、RAM101に格納される。
S3では、CPU100は、各合焦位置の撮像に対応して得られた各画像データを、合焦位置決定部160がRAWデータに設定した小領域と同じ区域で分割し、各画像データに小領域を作る。そして、各画像データの小領域のうち、それらに対応する被写体距離が同一または近接しているものであって、かつ互いに隣接するもの同士を統合する。
例えば、被写体距離が1メートルであるRAWデータの小領域に対応する画像データの小領域同士を統合する。あるいは、被写体距離が0.99〜1.01メートルであるRAWデータの小領域に対応する画像データの小領域同士を統合する。同じ被写体といえども、奥行きがある物体であれば、全ての被写体部分が全く同じ距離にあるわけではないから、ある程度同じような距離範囲内にある隣接小領域を統合することが好ましい。
統合する小領域は、同じステップ位置で撮像されたもの同士の場合もあるし、異なるステップ位置で撮像されたもの同士の場合もある。例えば、被写体距離が0.99のクワガタの頭部だけにピントがあったステップ位置S1で撮影された画像データ1の小領域Δ1、被写体距離が1.01のクワガタの背面だけにピントがあったステップ位置S2で撮影された画像データ2の小領域Δ2があり、Δ1とΔ2が隣接する位置にある小領域同士ならば、Δ1とΔ2を統合(合成)する。
特に接写では、被写界深度が浅くなるため、ピンぼけの生じる範囲が大きくなるが、上記のように同じ主要被写体でも異なる部分ごとにピントが合った複数の画像が得られた場合、ピントの合った小領域同士をつなぎ合わせることで主要被写体の全体にピントが合った画像ができあがる。
通常のフォーカスブラケット撮影では、各小領域に焦点の合った画像を複数撮影し、その中からユーザ所望の画像を選ばせるのが通常であるが、本実施形態ではそうではなく、特定の距離の範囲内にある主要被写体の構成部分にそれぞれピントの合った異なる画像データの小領域同士を張り合わせて、主要被写体の全ての部分にピントの合った画像を作り、さらにその画像から主要被写体のみを切り出すことが要点である。
なお、CPU100は、フォーカスレンズ111の各合焦位置への移動ごとに、主要被写体の被写体距離とフォーカスレンズの焦点距離と絞り径とに基づいて被写界深度を算出し、被写界深度の深さを判定する。被写界深度が深いと判定された場合はそのまま撮像を実施し、被写界深度が浅いと判定された場合には、絞り兼用シャッタ131を制御して絞り径を小さくして被写界深度を深くするとともに、CCD121の感度を高めて画像の明るさを補正し、その後撮影する。こうすることで各撮影時の被写体のボケをなるべく防ぐ。
その統合領域のうち、主要被写体が属するものを特定する。そして、その主要被写体が属する統合領域を構成する画像データの各小領域(主要被写体所属小領域)に、主要被写体が属する旨のフラグを付与し、このフラグの付与された統合領域の座標情報を画像データと対応づけてRAM101に格納する。
主要被写体とそれ以外の被写体の区別は、被写体距離のみではできないため(同じような距離にあっても同じ物体を構成しているとは限らない)、その他のパラメータを判断基準とする。例えば、独立した閉領域のうち、より中心に近い方を主要被写体と区別したり、より面積の大きい方を主要被写体と区別できる。その際、画角と被写体との距離から被写体の実サイズを算出し、この実サイズを付帯情報の1つとしてサーバ15に送信してもよい。
なお、小領域ごとの合焦評価値を算出した上で、各小領域ごとの被写体距離を算出し、主要被写体が属する小領域群を特定する技術は公知である(例えば特開平9−243904号公報)。
S4では、画像処理回路140は、RAM101に格納された主要被写体所属小領域から、主要被写体の輪郭抽出を行う。そして、画像処理回路140は、抽出された輪郭に沿って当該画像から主要被写体画像を切り出し、その切り出された画像(主要被写体切り出し画像)をRAM101に保存する。
S5では、CPU100は、RAM101の主要被写体切り出し画像を、サーバ15に送信するよう通信I/F300を制御する。主要被写体切り出し画像の送信タイミングは適宜であり、主要被写体切り出し画像が生成すれば直ちに送ってもよい。あるいは、サーバ15と通信I/F300との接続が確立したことに応じて送ってもよい。
サーバ15は、電子ルーペ10から受信した主要被写体切り出し画像から得られる画像特徴量とデータベースに登録された異なる被写体ごとの画像特徴量とをマッチングし、電子ルーペ10で撮影した主要被写体の種類を特定する。例えば、主要被写体がノコギリクワガタであれば、サーバ15は、その主要被写体切り出し画像から抽出される画像特徴量と昆虫事典のデータベースに登録された各昆虫の画像特徴量とをマッチングする。撮影時の位置情報、日時情報などの付帯情報があれば、各昆虫の画像特徴量と対応づけられた付帯情報ともマッチングを行う。例えば、撮影日時とデータベースの棲息時期が合わない場合、画像特徴量のマッチングは行わないようにすれば無駄な処理が省略でき効率的である。そして、主要被写体切り出し画像の画像特徴量がノコギリクワガタの画像特徴量と相当の確からしさ(例えば95%の確率)で一致すれば、事典検索結果情報を電子ルーペ10やPDA2などに返送する。
主要被写体切り出し情報は、電子ルーペ10のユーザが注目している主要被写体の全体にピントが合った画像のみを含むから、サーバ15でのデータベースマッチングの精度が高まり、より正確な事典検索結果情報を提供できる。これは例えば、主要被写体が草むらの陰に潜んでいる虫の場合、雑草や花など主要被写体とは関係ない被写体の色(緑色)や形状などが、虫の特徴量に混入してしまい、本来の虫の特徴量とのマッチングが困難になる可能性や、ピンボケにより本来の主要被写体の特徴量が抽出できずマッチングが困難になる可能性が低くなる。
<第2実施形態>
図8は第2実施形態に係る電子ルーペ10のブロック図である。この電子ルーペ10は複眼の撮像ユニット(第1ユニット・第2ユニット)を備えており、その各撮像ユニットに対応したシャッタ駆動回路130a・b、絞り兼用シャッタ131a・b、レンズ駆動回路110a・b、フォーカスレンズ111a・b、ズームレンズ112a・b、タイミングジェネレータ120a・b、CCD121a・b、AD変換器103a・b、バッファメモリ105a・b、合焦位置決定部160a・bを有している。
図8は第2実施形態に係る電子ルーペ10のブロック図である。この電子ルーペ10は複眼の撮像ユニット(第1ユニット・第2ユニット)を備えており、その各撮像ユニットに対応したシャッタ駆動回路130a・b、絞り兼用シャッタ131a・b、レンズ駆動回路110a・b、フォーカスレンズ111a・b、ズームレンズ112a・b、タイミングジェネレータ120a・b、CCD121a・b、AD変換器103a・b、バッファメモリ105a・b、合焦位置決定部160a・bを有している。
フォーカスレンズ111aおよびズームレンズ112aを撮像光学系に有する第1ユニットは、CCD121aにて被写体像を光電変換し、画像信号をAD変換器103aにてデジタル画像データに変換し、これをバッファメモリ105aに記憶する。
フォーカスレンズ111bおよびズームレンズ112bを撮像光学系に有する第2ユニットは、CCD121aにて被写体像を光電変換し、画像信号をAD変換器103bにてデジタル画像データに変換し、これをバッファメモリ105bに記憶する。第1および第2のユニットの撮像光学系は、所望の輻輳角(被写体を見込む角度)を持つよう本体部11に配置されている。
バッファメモリ105a・bにそれぞれに記憶された画像データである第1画像データおよび第2画像データのYC信号は、表示回路170によって読み出される。表示回路170は、第1・第2画像データのYC信号を所定方式の映像信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換した上で、表示部20にて立体表示を行うための立体画像データに合成する。あるいは、表示回路170は、第1・2画像データを、それぞれ表示部20にて単なる平面表示を行うための映像信号に変換することもできる。撮影モード時に表示部20が電子ビューファインダとして使用される際には、合成された立体画像データが、表示回路170を介して表示部20にスルー画として表示される。
画像処理回路140は、バッファメモリ105a・bにそれぞれに記憶された第1・2画像データに対して、各種の画像処理を施し、静止画ではJPEG、動画ではMPEG2、MPEG4、H.264方式等の所定の圧縮形式に従って圧縮処理を施す。圧縮処理された各画像データは、記録メディア200に記録される。
画像差分演算回路63は、第1・2画像データのうち、所望の1つの基準画像と、それ以外の視点画像との差分情報を求める。その基準画像と各視点画像ごとの差分情報とを対応づけて記録しておけば、複数の視点画像をそのまま記録なくても、基準画像と各差分情報とをそれぞれ加算することで、基準画像以外の各視点画像を再現できる。
同一の被写体を複眼の撮像ユニット(第1ユニット・第2ユニット)で撮像すると、得られた複数の画像データには視差が生じる。一方のユニットで撮影した画像データの領域と、その領域に対応する他方のユニットで撮影した画像データの領域の視差に基づき、この領域の電子ルーペ10からの距離を計算により求め、距離画像を作成することができる。なおこの距離を求める領域は、1画素を最小単位とすることができるが、それ以上のサイズでもよい。また撮像ユニットの数は3以上でもよいが、被写体距離や被写体の大きさを求めるには、2つで足りる。距離画像から被写体の実サイズの求める方式は何でもよい(例えば特許公開2002−298138号公報)。
よって、画像データを所定のサイズの複数の小領域に分割した場合、電子ルーペ10から各小領域の被写体部分までの距離を求めることができる。そうすると、第1実施形態のS3以降の処理が可能となる。ただし、本実施形態ではフォーカスブラケット撮影は行わないため、この小領域の区分は合焦位置決定部160がRAWデータに設定した合焦評価値算出用の小領域と同じでなくてもよい。
図9は第2実施形態に係る主要被写体切り出し画像送信処理の流れを示すフローチャートである。この処理をCPU100に実行させるためのプログラムはROM102その他のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されている。
S11では、距離画像を作成する。なお、上記と同様、撮影の際には、被写界深度が浅いと判定された場合には、絞り兼用シャッタ131a・bを制御して絞り径を小さくして被写界深度を深くするとともに、CCD121a・bの感度を高めて画像の明るさを補正する。この場合、被写体からより近い位置に存在する撮像光学系の方が、より遠い位置に存在する撮像光学系よりも被写界深度を深くする必要があろう。
S12では、CPU100は、第1・2画像データを、所定の区域に分割し、第1・2画像データに小領域を作る。そして、各画像データの小領域のうち、それらに対応する小領域ごとの被写体距離が同一または近接しているものであって、かつ互いに隣接するもの同士を統合する。次に、その統合領域のうち、主要被写体が属するものを特定する。そして、その主要被写体が属する統合領域を構成する画像データの各小領域(主要被写体所属小領域)に、主要被写体が属する旨のフラグを付与し、このフラグの付与された統合領域の座標情報を画像データと対応づけてRAM101に格納する。
主要被写体とそれ以外の被写体の区別は、画像中の位置や面積に応じて判断できる。例えば、より中心に近い方を主要被写体と区別したり、より面積の大きい方を主要被写体と区別できる。
S13では、主要被写体を統合領域から切り出す。なお、距離画像からの物体識別は公知の各種方法で可能であるから(例えば特許公開2008−65634号公報)、距離画像から識別された物体のうち主要被写体を区別できれば、後はその主要被写体の輪郭に沿って距離画像から主要被写体を切り出す。
S14では、切り出された主要被写体の画像をサーバ15に送信する。なお、サーバ15のデータベースには、距離画像に対応した画像特徴量を分類格納しておくとよい。例えば、主要被写体の輪郭のみならず、主要被写体の奥行きも画像特徴量に含めておく。こうすることで立体的な主要被写体の種類を特定できる。
<その他の実施形態>
第1実施形態では焦点距離から各小領域の距離を換算し、第2実施形態では視差から各小領域の距離を算出していた。これら以外にも、各小領域の距離を算出することは可能であり、例えばTOF(タイムオブフライト)などで各小領域の距離を算出してもよい。もっとも、画像の取得と距離の算出を同時に行うことができる点で、上記第1および第2実施形態は優れている。
第1実施形態では焦点距離から各小領域の距離を換算し、第2実施形態では視差から各小領域の距離を算出していた。これら以外にも、各小領域の距離を算出することは可能であり、例えばTOF(タイムオブフライト)などで各小領域の距離を算出してもよい。もっとも、画像の取得と距離の算出を同時に行うことができる点で、上記第1および第2実施形態は優れている。
また、主要被写体の切り出し元となる画像の作成の仕方も、第1実施形態のようにピントの合った小領域を張り合わせるものに限定されず、主要被写体が全体的にぼけていなければどのような技術を用いてもよい。例えば、光学的にボケた画像を撮影した後、そのボケを打ち消す画像処理を行い、その処理後画像から主要被写体部分のみを切り出してもよい。
さらに、主要被写体切り出し画像を作成する装置は、撮像回路を有した電子機器(電子ルーペ10)に限らず、画像処理が可能なコンピュータを搭載しておれば足り、必ずしも自身が撮影した画像から主要被写体切り出し画像を作成しなくてもよい。例えば、パソコンがカメラで撮影した画像を取り込み、この画像から主要被写体切り出し画像を作成してもよい。
10:電子ルーペ、15:サーバ、100:CPU、111:フォーカスレンズ、112:ズームレンズ、121:CCD、160:合焦位置決定部、300:通信I/F
Claims (10)
- 撮像レンズを介して受光した被写体像を光電変換して得られた電気信号を画像データに変換して出力する撮像部と、
前記撮像部から出力された画像データ内の被写体までの距離を算出する被写体距離算出部と、
前記被写体距離算出部の算出した被写体距離に基づいて、前記画像データ内の主要被写体を特定し、前記特定された画像データのうち主要被写体に相当する部分画像である主要被写体画像を前記画像データから抽出する主要被写体画像データ抽出部と、
前記主要被写体画像データ抽出部の抽出した主要被写体画像を所定の電子機器に出力する出力部と、
を備える撮像装置。 - 前記被写体距離算出部は、前記画像データの高周波成分に基づいて定められた前記撮像レンズの焦点位置に従って前記被写体までの距離を算出する請求項1に記載の撮像装置。
- 前記撮像部は、少なくとも2つの撮像光学系を有しており、
前記被写体距離算出部は、前記少なくとも2つの撮像光学系から取得された複数の被写体像をそれぞれ光電変換して得られた多視点画像に基づいて被写体までの距離を算出する請求項1に記載の撮像装置。 - 前記主要被写体画像データに関する付帯情報を取得する付帯情報取得部を備え、
前記出力部は、前記付帯情報取得部が取得した付帯情報を前記主要被写体画像と対応づけて所定の電子機器に出力する請求項1〜3のいずれかに記載の撮像装置。 - 前記付帯情報は、撮影日時、撮影場所、撮影条件、主要被写体のサイズ、色、形状のうち少なくとも1つを含む請求項4に記載の撮像装置。
- 前記所定の電子機器は、所望の複数の画像データの画像特徴量と前記画像データの被写体に関する事典データとを対応づけて蓄積する事典データベースと、前記出力部から出力された主要被写体画像の画像特徴量と前記事典データベースの画像特徴量との照合に応じて前記主要被写体画像の特徴量に対応する事典データを前記事典データベースから抽出する抽出部とを備えたサーバを含む請求項1〜5のいずれかに記載の撮像装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の撮像装置と、
所望の複数の画像データの画像特徴量と前記画像データの被写体に関する事典データとを対応づけて蓄積する事典データベースと、前記撮像装置の出力部から出力された主要被写体画像の画像特徴量と前記事典データベースの画像特徴量との照合に応じて前記主要被写体画像の特徴量に対応する事典データを前記事典データベースから抽出する抽出部とを備えたサーバと、
を備える事典データベースシステム。 - 前記抽出部の抽出した事典データを表示する事典データ表示部を備える請求項7に記載の事典データベースシステム。
- 撮像レンズを介して受光した被写体像を光電変換して得られた電気信号を画像データに変換して出力するよう撮像回路を制御するステップと、
前記撮像回路から出力された画像データ内の被写体までの距離を算出するステップと、
前記算出した被写体距離に基づいて、前記画像データ内の主要被写体を特定し、前記特定された画像データのうち主要被写体に相当する部分画像である主要被写体画像を前記画像データから抽出するステップと、
前記抽出した主要被写体画像を所定の電子機器に出力するようデータ出力回路を制御するステップと、
をコンピュータに実行させる主要被写体画像出力方法。 - 請求項9に記載の主要被写体画像出力方法をコンピュータに実行させるための主要被写体画像出力プログラム。
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