JP2009260666A - 通信システム並びに通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】公衆無線LANサービスなどの利用に際して、ユーザが無線LAN設定と料金決済を安全且つ簡単に行なう。
【解決手段】ネットワーク接続サービスを有料で提供するアクセスポイントは、近接通信(NFC)機能を備え、料金の決済をネットワーク上で行なうようにしている。すなわち、無線LAN接続をWPSのNFC方式で行なう機能を持ち、WPSの認証に無線LAN端末固有の識別番号と利用決済時に用いる識別番号とを組み合わせることで、近接通信による中間者攻撃を被ったり、WPS技術による認証情報が漏洩したりする危険を抑制する効果がある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ユーザ端末がアクセスポイントに対する接続手続を経て無線LAN(Local Area Network)サービスに接続する通信システム並びに通信装置に係り、特に、公共の場所で提供される公衆無線LANサービスなどに対しユーザ端末が決済手続を経て接続する通信システム並びに通信装置に関する。
旧来の有線通信方式における配線から解放するシステムとして、無線ネットワークが注目されている。例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a、IEEE802.11b、あるいはIEEE802.1gといった無線LAN規格が代表的である。無線LANによれば柔軟なインターネット接続が可能であり、既存の有線LANを置き換えるだけでなく、ホテルや空港ラウンジ、駅、カフェといった公共の場所でもインターネット接続手段を提供することができる。無線LANは既に広範に普及しており、パーソナル・コンピュータ(PC)などの情報機器だけでなく、デジタルカメラや音楽プレーヤなどのCE(Consumer Electronics)機器にも無線LAN機能を搭載することが一般的となりつつある。
無線技術を用いてLANを構成するために、エリア内に「アクセスポイント(AP)」又は「コーディネータ」と呼ばれる制御局となる装置を1台設けて、この制御局の統括的な制御下でネットワークを形成する方法が一般的に用いられている。制御局は、ネットワーク内にある複数の端末局のアクセス・タイミングを調停し、各端末局が互いに同期をとるという同期的な無線通信を行なう。
例えば、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供する「ホットスポット(登録商標)」などの公衆無線LANサービスでは、ユーザが所持する通信端末は、ホテルや空港ラウンジ、駅、カフェといった場所にサービス・プロバイダが設置したアクセスポイントに接続してワイヤレスブロードバンド環境でインターネットを利用することができる。
例えば、デジタルカメラ(若しくは、デジタルカメラ付きの携帯電話)で撮影した画像データを、公衆無線LANサービスを利用して、外出先からでもデータ伝送したり、プリント注文を行なったりすることができる。無線L A N 通信機器と通信していない状態で注文情報を生成し、その後公衆無線LANサービス・エリアに移動したときに注文を所望する画像データ及び注文情報の送信を行なうことで、所持者が移動中であっても、安定した通信状態でプリント注文を行なえるようにする撮影装置について提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
ここで、従来の無線LAN接続設定では、ネットワークへ加入する通信端末は、利用可能なネットワークをスキャンし、サービス・プロバイダが提供する特定のサービス・セット識別子(SSID)を持つネットワークへ接続する。
例えば、無線LAN関連の業界団体「Wi−Fiアライアンス」により策定された、無線LAN機器のアクセスポイントへの接続とセキュリティ設定を簡単に実行するための認証プログラムである、「Wi−Fi Protected Setup」(WPS)が知られている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。WPSでは、クライアントの登録などを担う機器をレジストラと呼ぶ。現在、用意されている仕組みはプッシュ・ボタン方式とPIN(Personal Identification Number)コード方式の2通りがある。プッシュ・ボタン方式では、レジストラと通信可能状態にあるアクセスポイントとクライアントのそれぞれに搭載した専用ボタンを押せば、ESSID(Extended Service Set Identifier)とWPA2(Wi−Fi Protected Access 2)のセキュリティ設定が完了する。一方、PINコード方式では、クライアントにあらかじめ割り振られた4桁又は8桁の数字を、既にネットワークに参加している機器からレジストラに登録する。この場合、ESSIDとWPA2の設定が施された状態でクライアントとアクセスポイントの接続が成立する。
さらにWi−Fiアライアンスでは、NFC(Near FieldCommunication:近接通信)設定方式も追加して、トークンやカードを機器に近づけるだけで接続設定を行なうことが可能となっている。ここで、NFCは、13.56MHzの電波を使って10cm程度のごく近距離での双方向通信を行なうRFID通信規格であり、2003年12月にISO/IEC IS 18092として国際標準となっている。NFCは、本来、個人認証や電子マネー決済などに盛んに用いられている。
他方、上述したような公衆無線LANサービスの多くは有料のサービスであり、無線LAN接続設定以外に、サービス加入のための料金支払いすなわち決済手続を行なう必要がある。一般に、かかる料金決済については、ユーザは、サービス・プロバイダのWebページにアクセスして、決済に必要な情報(例えば、クレジット・カード番号など)を入力する操作を行なったり、あるいは、あるいはサービス窓口に出向いて料金を支払ったりする必要がある。
図19には、公衆無線LANサービスの構成例を模式的に示している。公衆無線LAN環境にはアクセスポイントとユーザ端末が存在し、アクセスポイントはネットワーク経由でインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)に接続されている。当該サービスの利用者は、ISPの窓口などで事前に利用登録を行ない、利用料金の支払いを済ませておく必要がある。また、ISPによっては、無線LANに接続を行なった後、専用のWebページ上で同様の手続きが求められることもある。
このように、利用者が公衆無線LANサービスの利用を開始しようとした際には、WPS認証などによる無線LANの接続設定手続と、料金の決済手続とは個別のユーザ操作となり、ユーザにとって煩わしい作業であり、サービス加入への障害となりかねない。
例えば、ホットスポットサービスを行なう際に、MACアドレスなどの識別情報によりクライアントを識別するとともに、所定の時間が経過すると新たなパスワードを正規のクライアントのみに予告通知して短時間で変更して、不正アクセスを防ぐ無線LANシステムについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。しかしながら、同システムは、ユーザ端末が料金決済を行なう手段を備えるものではなく、利用者はISPの窓口などで事前に利用登録を行ない、利用料金の支払いを済ませておく必要がある。
また、認証課金代行サーバを任意に選択するサーバ選択手段並びに選択した認証課金代行サーバに対して認証を行なうサーバ認証手段を備えたユーザ端末と、ユーザの認証及び課金処理を代行する代行手段並びにユーザの認証を行なうユーザ認証手段をそれぞれ備えた複数の認証課金代行サーバと、サーバ認証とユーザ認証の双方が行なわれたユーザ端末と認証課金代行サーバを接続する公衆無線LANホットスポットからなる無線LANアクセスシステムについて提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。同システムによれば、ユーザ端末は、プリペイド方式を採用することなく広域で安全なネットワークにアクセスすることができる。しかしながら、ユーザ端末側では、SSIDを検索する無線LAN接続設定と、サーバ選択処理などを別々に行なう必要があると思料される。
特開2004−289619号公報 特開2005−117488号公報 特開2005−260518号公報 Wi−Fi Protected Setup Specification(Version10.h December 2006)
本発明の目的は、ユーザ端末がアクセスポイントに対する接続手続を経て無線LANサービスに好適に接続することができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、公共の場所で提供される公衆無線LANサービスなどに対しユーザ端末が決済手続を経て好適に接続することができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、公衆無線LANサービスなどの利用に際して、ユーザが無線LAN設定と料金決済を安全且つ簡単に行うことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、
ネットワーク接続サービスを有料で提供するサービス・プロバイダにネットワーク接続されるとともにアクセスポイントとして動作する無線LANアクセスポイント機能と、近接通信機能を備え、ネットワーク接続サービスを有料で提供するサービス端末と、
前記無線LANアクセスポイントに接続する無線LAN端末機能と、近接通信機能を備え、前記の有料サービスにより前記ネットワークに接続するユーザ端末と、
を具備することを特徴とする通信システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
最近、公共の利用施設に設置されたアクセスポイントを介してユーザ端末がネットワーク接続する公衆無線LANサービスが普及してきている。しかしながら、公衆無線LANサービスへの接続設定手続と、料金の決済手続とは個別のユーザ操作となり、ユーザにとって煩わしい作業であり、サービス加入への障害となりかねない。
これに対し、本発明に係る通信システムは、公衆無線LANサービスに適用することができるが、利用者が無線LAN設定と料金決済を安全且つ簡単に行なうように構成されている。
本発明に係る通信システムでは、サービス端末は、ネットワーク接続サービスを有料で提供するサービス・プロバイダにネットワーク接続されるとともにアクセスポイントとして動作する無線LANアクセスポイント機能と、近接通信機能とを備え、ネットワーク接続サービスを有料で提供することができる。また、ユーザが所持するユーザ端末は、前記無線LANアクセスポイントに接続する無線LAN端末機能と、近接通信機能を備え、前記の有料サービスにより前記ネットワークに接続する。
すなわち、ネットワーク接続サービスを有料で提供するアクセスポイントは、近接通信(NFC)機能を備え、無線LAN接続をWPSのNFC方式で行なうとともに、当該サービスの料金決済にNFCによる電子マネー技術を適用してネットワーク上で行なうようにしている。
ここで、WPSの認証に無線LAN端末固有の識別情報と料金決済時に用いる識別情報とを組み合わせる。そして、このように組み合わせにより構成された識別情報を機密性の高いNFC技術を利用してアクセスポイントとユーザ端末間でやり取りすることで、中間者攻撃を被ったり、WPS技術による認証情報が漏洩したりする危険を抑制する効果がある。
本発明に係る通信システムでは、サービス端末は、WPS NFC方式により無線LAN接続設定が完了した後に、ユーザ端末の識別情報を前記サービス・プロバイダに送信する。そして、サービス・プロバイダは、ユーザ端末の識別情報を受け取るとともに前記の利用料金の決済処理を終了した後に、該決済した利用料金に相当する利用時間分だけ、ユーザ端末のネットワーク接続を許可する。
また、ユーザ端末は、無線LAN接続が切断している状態であっても、サービス端末との前回の無線LAN接続設定を記憶しているときには、WPS NFC方式による無線LAN設定手続を省略して、サービス端末に対して無線LANで直に接続要求を送信することができる。
この場合、サービス端末は、ユーザ端末の識別情報をサービス・プロバイダに送信して問い合わせるようにする。そして、サービス・プロバイダは、ユーザ端末が利用料金を決済した利用時間内であるときには、当該利用時間分だけ前記ユーザ端末のネットワーク接続を許可する。あるいは、利用料金決済済みの利用時間が既に経過しているときには、利用料金の決済処理を終了した後に、該決済した利用料金に相当する利用時間分だけユーザ端末のネットワーク接続を許可するようにする。
本発明によれば、ユーザ端末がアクセスポイントに対する接続手続を経て無線LANサービスに好適に接続することができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、公共の場所で提供される公衆無線LANサービスなどに対しユーザ端末が決済手続を経て好適に接続することができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、公衆無線LANサービスなどの利用に際して、利用者が無線LAN設定と料金決済を安全且つ簡単に行なうことができる、優れた通信システム並びに通信装置を提供することができる。
本発明に係る通信システムでは、ネットワーク接続サービスを有料で提供するアクセスポイントは、近接通信(NFC)機能を備え、料金の決済をネットワーク上で行なうようにしている。すなわち、無線LAN接続をWPSのNFC方式で行なう機能を持ち、WPSの認証に無線LAN端末固有の識別番号と料金決済時に用いる識別番号とを組み合わせることで、近接通信による中間者攻撃を被ったり、WPS技術による認証情報が漏洩したりする危険を抑制する効果がある。
本発明を実現するには、公衆無線LANサービスの利用施設毎に非接触ICリーダライタを増設するだけでよいので、人件費や設備費用を節約することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
図1には、本発明の一実施形態に係る公衆無線LANシステムの構成を模式的に示している。同図において、公衆無線LAN環境にはアクセスポイント11とユーザ端末20が存在し、アクセスポイント(AP)11はネットワーク経由でインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30に接続されている。図19との主な相違は、アクセスポイント11にNFCリーダライタ(以下では、単に「リーダライタ」とも呼ぶ)12が接続されている点にある。リーダライタ12とアクセスポイント11は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルなどで接続することができるが、ユーザの利便性を考慮して任意の接続手段を用いることができる。以下では、アクセスポイントとNFCリーダライタを合わせて「サービス端末」10と呼ぶことにする。サービス端末10は、公共のさまざまな利用施設に設置され、ユーザ端末20に対し、公衆無線LANサービスを提供する。
図2には、サービス端末10並びにユーザ端末20の機能的構成を示している。
図示のサービス端末10は、無線LAN設定情報や決済に必要な情報を記憶する記憶部13と、当該端末10の状況を示す表示部14と、ISPとの通信を行なうLANブロック15と、ユーザ端末20と通信を行ない、APとして機能するための無線LANブロック16と、NFCリーダライタ12と、これらをコントロールする制御部17で構成されている。
ここで、LANブロック15は、例えばIEEE802.3に準拠する機能モジュールであり、無線LANブロック16は、例えばIEEE802.11a/b/g/nに準拠する機能モジュールであり、いわゆるアクセスポイントとして動作する。また、NFCは接続距離に応じて密着型(0〜2mm)、近接型(0〜10mm)、近傍型(0〜70mm)の3種類に分けられ、NFCリーダライタ12はタイプに応じてISO/IEC10536、ISO/IEC14443、ISO/IEC15693のいずれかに準拠する機能モジュールとなる。
一方、ユーザ端末20は、無線LAN機能及びNFC機能を搭載した携帯電話のような端末、あるいはノートブックPCのように移動可能な端末などである。図示のユーザ端末20は、電子マネー情報や無線LAN設定情報などを記憶する記憶部21と、ユーザ入力や端末状況を表示する表示・タッチパネル部22(若しくは、その代替手段となるユーザ・インターフェース)と、サービス端末10と同様の無線LANブロック23及びNFCリーダライタ・ブロック24と、これらを制御する制御部25で構成されている。
ここで、無線LANブロック25は、例えばIEEE802.11a/b/g/nに準拠する機能モジュールであり、アクセスポイントのネットワークに収容される通信端末として動作する。また、NFCリーダライタ24はタイプに応じてISO/IEC10536、ISO/IEC14443、ISO/IEC15693のいずれかに準拠する機能モジュールとなる(同上)。
なお、インターネット・サービス・プロバイダ30は、例えば、LANインターフェースによってサービス端末10とネットワーク接続したホスト装置であるが、一般的なコンピュータを用いて構成することができるので、ここでは詳細な説明を省略する。
図2に示す例では、サービス端末10内のアクセスポイント機能とユーザ端末20間での無線LANの接続並びにセキュリティ設定は、Wi−Fiアライアンスにより策定された認証プログラム「Wi−Fi Protected Setup」(WPS)を用いて、簡単に実行するものとする。WPSには、プッシュ・ボタン方式、PINコード方式、NFC方式、USB方式などが規定されている。いずれの方式も、無線LAN接続設定を行なう際に必要な機器認証を4乃至8桁の数値(PINコード)、又は8桁の固定数値‘00000000’(プッシュ・ボタン)で行うか、または16〜32バイトのランダムな16進数字列(NFC、USB)で行なうかの相違があるのみで、認証プロトコルは共通(EAP(Extensible Authentication Protocol)−WPS方式)となっている。本実施形態では、ともにNFC機能を搭載するサービス端末10とユーザ端末20間で、NFC方式を用いてWPS認証を行なうものとする。
また、図2に示す例では、サービス端末10とユーザ端末20間の近接通信は、リーダライタ同士のパッシブ型通信を想定しているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。ユーザ端末20側では、NFCリーダライタではなく、サービス端末10側のNFCリーダライタからデータの読み書きが可能となる非接触データ・キャリア(トランスポンダ)であってもよい。
従来の公衆無線LANサービスでは、WPS認証などによる無線LANの接続設定手続と、料金の決済手続とは個別のユーザ操作となっていた。これに対し、本実施形態に係る公衆無線LANサービスでは、利用者が無線LAN設定と料金決済を安全且つ簡単に行なうように構成されている。
サービス端末10及びユーザ端末20はともにNFC通信機能を備えており、NFCにおいて既に確立している電子マネー技術を用いて、公衆無線LANサービスの料金決済を行なうようにしている。ここで、決済方法には、無線LANなどのネットワーク上で行なう「ネットワーク決済」方法と、NFCによる非接触伝送路上で行なう方法が挙げられる。図2に示した通信環境下ではいずれの決済方法も適用することは可能であるが、以下では、ネットワーク決済を適用したサービスの運用形態を中心に説明する。
本実施形態では、ともにNFC機能を搭載するサービス端末10とユーザ端末20間で、WPS NFC方式を用いて認証情報の交換を行うとともに、NFCによる電子マネー技術を利用して料金決済手続が行なわれる。したがって、アクセスポイントとして動作するサービス端末10側では、無線LAN経由で接続されるユーザ端末20と、料金決済を行なうユーザ端末20とを関連付けることができ、この結果接続ユーザの管理が容易になる。電子マネー端末固有の識別情報は例えば8バイトのバイナリデータであるが、16進数で表記では0102030405060708hなどと表すことができる。
従来の公衆無線LANサービスの多くは、接続ユーザ識別や利用時間の管理には、6バイトからなる無線LANハードウェア・アドレスすなわちMAC(Media Access Control)アドレスなどを利用している(例えば、特許文献2を参照のこと)。本実施形態でも同様に、サービス端末10側では、無線LANを経由して接続し、料金決済が終了したユーザ端末20について、MACアドレスによる利用時間管理を行なうことが可能である。例えば、WPS NFC方式でやり取りする認証情報として、ユーザ端末20のMACアドレスと、料金決済に必要な端末識別情報の両方を利用することで、これを実現することができる。
例えば、MACアドレスが6バイトの16進数表記で112233445566(以下、単に「MAC」とする)であり、電子マネー識別情報が8バイトの16進数表記で0102030405060708h(以下、単に「EID」とする)である場合、WPS NFC方式で必要な識別情報を、MAC及びEIDを連結し、さらに2バイトを付加した16バイトのデータ(MAC+EID+(2バイト))、すなわち、11223344556601020304050607080000hとすることができる。ここで、WPSの仕様ではNFCでやり取りする認証情報(Out of Band Device Password)に最低16バイト必要であることから、MACとEIDを連結した14バイトのデータ(MAC+EID)にさらに2バイト0000hをへパディングすることで、合計16バイトの認証情報とした。
そして、このように組み合わせにより構成された16バイトの識別情報を、NFC近接通信技術を利用してサービス端末10とユーザ端末20間でやり取りすることができるので、中間者攻撃を被ったり、WPS技術による認証情報が漏洩したりする危険を抑制する効果がある。この結果、公衆無線LANサービスなどの利用に際して、利用者が無線LAN設定と料金決済の双方を安全且つ簡単に行なうことができる。
図3には、図1並びに図2に示した通信環境下で、ユーザ端末20側でサービス端末10と無線LAN接続設定並びに料金決済を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、実際には、制御部25において所定のプログラムを実行するという形態で実現する。
例えば、ユーザ端末20の電源投入、あるいは動作中のユーザ端末20へのユーザ指示(公衆無線LANサービスを利用するアプリケーションの起動など)をトリガにして、当該処理ルーチンが起動する。
当該処理ルーチンが起動すると、NFCターゲット機器(公衆無線LANサービスのリーダライタや設定用NFCカードなど)を検出する、あるいはユーザ端末20の電源停止、アプリケーションの終了となるまで、ターゲット機器の検出処理が繰り返される(ステップS1)。
NFCターゲット機器を検出すると(ステップS1のYes)ユーザ端末20は、検出したサービス・デバイスへNFC通信で自身の識別情報を送信するとともに、ユーザに対しては、無線LAN接続設定を開始するか否かを問い合わせる(ステップS2)。識別情報は、MAC+EID+(2バイト)の16バイトのデータで構成される(前述)。この問い合わせの際には、表示・タッチパネル部22には、例えば図6に示すように問い合わせ画面が表示・タッチパネル部22に表示される。
ここで、図6に示す問い合わせ画面上で「はい」が入力されるなど、ユーザから無線LAN接続設定の開始が指示されたときには(ステップS2のYes)、ユーザ端末20は、アクセスポイントとして動作するサービス端末10に対して無線LAN接続設定の開始を通知して、WPS NFC方式で無線LAN接続処理を行なう(ステップS3)。また、図6に示す問い合わせ画面上で「いいえ」が入力されるなど、ユーザから無線LAN接続設定の開始が指示されなかったときには(ステップS2のNo)、後続の処理をすべてスキップして、当該処理ルーチンを終了する。
ここで、無線LAN接続設定を試みたものの、当該設定処理に失敗したときには(ステップS4のNo)、ユーザに無線LAN接続設定に失敗したことを通知する旨のエラー・メッセージを表示・タッチパネル部22に表示した後(ステップS12)、後続の処理をすべてスキップして、当該処理ルーチンを終了する。図7には、ユーザに無線LAN接続設定に失敗したことを通知する旨のエラー・メッセージを表示する画面構成例を示している。
一方、無線LAN接続設定が成功裏に完了すると(ステップS4のYes)、ユーザ端末20は、ユーザに対して無線LAN接続手続の完了を通知する。本実施形態では、接続設定に引き続きサービス情報を無線LAN通信で受信して、無線LAN接続サービスを利用するための十分な電子マネー残高があるか否か残高照会を行なう(ステップS5)。サービス情報は、例えば利用時間毎の利用料金であり(例えば、利用時間2時間に相当する500円、利用時間24時間に相当する2000円)、自端末20(当該利用者)の記憶部22にチャージされている電子マネー残高を、取得した利用時間毎のサービス料金との比較をそれぞれ行なう。
ユーザ端末20内の電子マネー残高が、いずれの利用時間のサービス料金にも満たないときには(ステップS6のYes)、残高不足により無線LAN接続サービスを利用できない旨を示すエラー・メッセージ(図8を参照のこと)を表示・タッチパネル部22に表示した後(ステップS12)、後続の処理をすべてスキップして、当該処理ルーチンを終了する。なお、残高不足の場合には、無線LANサービスを中止するのではなく、ユーザ端末20への電子マネーのチャージを行なって、再度残高照会を行なうようにしてもよい。
また、ユーザ端末20内に十分な電子マネー残高があるときには(ステップS6のNo)、ユーザに利用料金を問い合わせる(ステップS7)。図9には、無線LAN接続手続の完了通知とサービス利用料金の決済を行なうか否かを問い合わせる画面構成例を示している。図9に示した例では、利用時間2時間に相当する500円、利用時間24時間に相当する2000円の料金決済、又は無線LAN接続サービスの中止のいずれかを選択するボタンが画面内で用意されている。
図9に示した選択画面上で、中止ボタンが選択されると、後続の処理をすべてスキップして、当該処理ルーチンを終了する。
また、図9に示した選択画面上で、いずれかの料金決済ボタンが選択されたときには、選択された料金分の決済、すなわちユーザ端末20内にチャージされている電子マネー残高からの当該料金分の減算処理を実行する(ステップS9)。このようにして、料金決済が成功裏に終了すると(ステップS10のYes)、図10に示すような無線LAN接続手続のための料金決済が完了したことを示すメッセージを表示・タッチパネル部22に表示した後(ステップS11)、当該処理ルーチンを終了する。これ以後は、料金が決済された利用時間にわたって、ユーザ端末20は、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。
また、ボタン選択された料金に相当する残高がない、あるいはその他の理由によりサービス利用料金の決済処理に失敗したときには(ステップS10のNo)、無線LAN接続手続のための料金決済に失敗したことを示すエラー・メッセージ(図11を参照のこと)を表示・タッチパネル部22に表示した後、当該処理ルーチンを終了する。なお、ボタン選択された料金に相当する残高がないときには、当該ボタンの選択を許可しないか、又は、ユーザ端末20への電子マネーのチャージを行なって、再度残高照会を行なうようにしてもよい。
また、図4には、図1並びに図2に示した通信環境下で、サービス端末10側でユーザ端末20と無線LAN接続設定並びに料金決済を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。図示の処理手順は、実際には、制御部17において所定のプログラムを実行するという形態で実現する。
サービス端末10は、例えば電源投入をトリガに当該処理ルーチンを開始する。当該処理が開始すると、まずNFCターゲット機器としてのユーザ端末20の検出待ちを行ない、検出するまで検出処理を繰り返す(ステップS21のNo)。ここで、ユーザ端末20の検出待ちを行なう間、無線LAN接続サービスの内容を示した画面を表示部14で画面出力するようにしてもよい。図12には、無線LAN接続サービスの内容を示した画面構成例を示している。図示の例では、ユーザに端末をかざすことを促すコメントとともに、無線LAN接続サービスの利用時間2時間で料金が500円であること、利用時間24時間で料金が2000円であることを示している。
ターゲット機器が検出されたときには(ステップS21のYes)、サービス端末10は、検出した機器すなわちユーザ端末20の識別情報を、NFC通信で受信する(ステップS22)。識別情報は、MAC+EID+(2バイト)の16バイトのデータで構成される(前述)。
次いで、サービス端末10は、ユーザ端末20から無線LAN接続開始の通知を受け取ると(ステップS22:図3中のステップS3に対応)、無線LAN設定処理を開始する(ステップS23)。無線LAN設定処理を実行している期間中、表示部14に、例えば図13に示すような当該処理中であることを示すメッセージを画面出力するようにしてもよい。
そして、ユーザ端末20との無線LAN接続設定が成功裏に完了すると、サービス端末10は、例えば図14に示すような完了メッセージを表示部14に画面出力するとともに、インターネット・サービス・プロバイダ30に対して、当該接続設定が完了したユーザ端末20の識別情報を通知して(ステップS25)、当該処理ルーチンを終了する。これ以後は、料金が決済された利用時間にわたって、ユーザ端末20は、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。
一方、ユーザ端末20との無線LAN接続設定に失敗したときには、サービス端末10は、例えば図15に示すような、接続設定に失敗したことを示すエラー・メッセージを表示部14に画面出力して、当該処理ルーチンを終了する。この場合、サービス端末10は常にサービスを提供する必要があることから、当該処理ルーチンを終了した後には、再びNFCターゲット機器検出処理を開始する。
また、図5には、図1並びに図2に示した通信環境下で、ユーザ端末20とサービス端末10間で無線LAN接続設定並びに料金決済を行なう際にインターネット・サービス・プロバイダ30が行なう処理手順をフローチャートの形式で示している。
ここでは、インターネット・サービス・プロバイダ30は、当該事業者が提供する無線LAN接続サービスに加入しているユーザに関する識別情報を顧客データベースで管理しているものとする。また、識別情報は、MAC+EID+(2バイト)の16バイトのデータで構成される(前述)。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、無線LAN接続設定が完了したユーザ端末20に関する識別情報がサービス端末10から送られてきたことをトリガにして、当該処理ルーチンを起動する。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、まず、受信した識別情報に含まれる顧客すなわちユーザ端末20の情報が顧客データベースに登録されているかどうかを照会する(ステップS31)。
当該ユーザ端末20の識別情報が既に顧客データベースに登録されている場合には(ステップS32のYes)、さらに当該ユーザ端末20から要求されている利用時間が決済済みの利用料金の範囲内であるかどうかをチェックする(ステップS33)。そして、決済済みの利用時間内であれば(ステップS33のYes)、当該ユーザ端末20の無線LAN接続サービスの利用を許可する旨をサービス端末10に通知する(ステップS34)。これ以後は、料金が決済された利用時間にわたって、ユーザ端末20は、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。
一方、当該ユーザ端末20の識別情報が顧客データベースに未登録の場合(ステップS32のNo)、あるいは、当該ユーザ端末20から要求されている利用時間が決済済みの利用料金の範囲を超えている場合には(ステップS33のNo)、インターネット・サービス・プロバイダ30は、サービス端末10を経由して、無線LANサービス情報をユーザ端末20へ送信する(ステップS35:図3中のステップS5に対応)。
ユーザ端末20上で図9に示したような料金決済画面を通じて、NFCの電子マネー機能を利用した料金の決済処理が行なわれると(図3中のステップS9)、インターネット・サービス・プロバイダ30は、サービス端末10を介して利用料金を受け取ることができる(ステップS36)。そして、インターネット・サービス・プロバイダ30は、受信した利用料金により当該ユーザ端末20についての決済処理を行ない、この処理結果に基づき顧客データベースを更新し(ステップS37)、この決済完了通知をサービス端末10に通知する(ステップS38)。これ以後は、料金が決済された利用時間にわたって、ユーザ端末20は、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。
図16には、ユーザ端末20が初めて無線LANサービスを利用する際に、ユーザ端末20、サービス端末(AP)10、及びインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30の間で実行される通信シーケンス例を示している。但し、同図中の実線で示される矢印は無線LAN通信、点線で示される矢印はNFC通信により行なわれるものとする。また、NFS認証などに伴う詳細な通信手順は、規格に準拠するとともに当業界で周知であることと、図面の簡素化の目的から、同図からは省略している。
まず、無線LAN接続サービスの利用を開始しようとするユーザ端末20は、自分のMACアドレス並びに電子マネー識別情報EIDを含んだ識別情報を、NFC機能を用いてサービス端末10に送信し、さらに無線LAN接続設定を開始し、接続開始の問い合わせを行なう。その後、ユーザ端末20と、アクセスポイントとして動作するサービス端末10の間では、WPS NFC方式により無線LAN接続設定処理が実施される。
サービス端末10は、WPS処理が終了すると、ユーザ端末20に対して無線LAN接続完了を通知するとともに、インターネット・サービス・プロバイダ30に対し、ユーザ端末20から受け取った識別情報を送信する。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、受信した識別情報に含まれるユーザ端末20の情報が顧客データベースに既に登録されているかどうかを照会した後、無線LANサービスの料金体系(例えば、利用時間2時間に相当する500円、利用時間24時間に相当する2000円)などを含む無線LANサービス情報を、サービス端末10経由でユーザ端末20に送信する。
ユーザ端末20は、サービス情報を取得すると、現在チャージされている電子マネーの残高を照会するとともに、例えば図9に示したような問い合わせ画面を通じて、ユーザに無料LANサービスの利用料金(若しくは利用時間)をユーザに問い合わせる。そして、ユーザ端末20上の電子マネー残高からユーザが選択した利用料金を決済し、その料金情報をサービス端末10経由でインターネット・サービス・プロバイダ30に送信する。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、受信した料金情報を基に当該ユーザ端末20についての決済処理を行なうとともに、この処理結果を顧客データベースに更新する。そして、サービス端末10を経由してユーザ端末20に、決済完了と利用許可通知を送信する。
このようにして、ユーザ端末20は、料金が決済された利用時間にわたって、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。
また、図17には、既に利用登録済みのユーザ端末20が利用料金を決済後に(利用可能時間の範囲内で)無線LANサービスに再接続する際に、ユーザ端末20、サービス端末(AP)10、及びインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30の間で実行される通信シーケンス例を示している。但し、同図中の実線で示される矢印はすべて無線LAN通信により行なわれるものとする。また、NFS認証などに伴う詳細な通信手順は、規格に準拠するとともに当業界で周知であることと、図面の簡素化の目的から、同図からは省略している。
ユーザ端末20は、サービス端末10との無線LAN接続設定を記憶部21内に記憶している場合には、サービス端末10に対し、NFC機能ではなく(すなわち、WPS NFC方式による無線LAN設定手続を省略して)、無線LANで直に接続要求を送信する。
一方、サービス端末10は、ユーザ端末20から送信されるプローブ(Probe)要求フレームやARP(Address Resolution Protocol)などを利用して、ユーザ端末20の識別情報(MAC)を取得することができる。そして、サービス端末10は、利用可能時間内のユーザ端末20からの接続要求に応答して、インターネット・サービス・プロバイダ30へ、ユーザ端末20のMACアドレスを含ませて、ユーザ端末20の利用許可を問い合わせる。ここで、プローブ要求は、端末がネットワーク(アクセスポイント)をアクティブ・スキャンするためのフレームであり、IEEE802.11で規定されている。また、ARPは、TCP/IPネットワーク上で、IPアドレスからMACアドレスを求めるためのプロトコルである。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、受け取ったユーザ端末20のMACアドレスが顧客データベースに登録されているか否かを照会する。そして、当該ユーザ端末20が顧客データベースに登録され、且つ、料金を決済した利用時間内である場合には、サービス端末10経由でユーザ端末20に利用許可を通知する。
このようにして、ユーザ端末20は、決済済みの残りの利用時間にわたって、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。他方、ユーザ端末20がサービス端末10との無線LAN接続設定を覚えていない場合には、図16に示した通信シーケンスに従って、WPSによって無線LAN接続を確立するより他ない。
また、図18には、既に利用登録済みのユーザ端末20が用可能時間を経過した後に無線LANサービスに再接続する際に、ユーザ端末20、サービス端末(AP)10、及びインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30の間で実行される通信シーケンス例を示している。但し、同図中の実線で示される矢印はすべて無線LAN通信により行なわれるものとする。また、NFS認証などに伴う詳細な通信手順は、規格に準拠するとともに当業界で周知であることと、図面の簡素化の目的から、同図からは省略している。
図17に示した通信シーケンスと同様に、ユーザ端末20は、サービス端末10との無線LAN接続設定を記憶部21内に記憶している場合には、サービス端末10に対し、NFC機能ではなく(すなわち、WPS NFC方式による無線LAN設定手続を省略して)、無線LANで直に接続要求を送信する。そして、サービス端末10は、ユーザ端末20から取得した識別情報を含ませて、インターネット・サービス・プロバイダ30へ、ユーザ端末20のアクセス権を問い合わせる。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、受け取ったユーザ端末20のMACアドレスが顧客データベースに登録されているか否かを照会する。そして、当該ユーザ端末20が顧客データベースに登録されている場合には、さらに、当該ユーザ端末20は料金決済済みの利用可能時間が残っているか否かをチェックする。
ここで、当該ユーザ端末20が利用時間をオーバしていることが判明したときには、インターネット・サービス・プロバイダ30は、利用許可通知ではなく無線LANサービス情報を、サービス端末10経由でユーザ端末20に送信する。
これに対し、ユーザ端末20は、サービス情報を取得すると、現在チャージされている電子マネーの残高を照会するとともに、例えば図9に示したような問い合わせ画面を通じて、ユーザに無料LANサービスの利用料金(若しくは利用時間)をユーザに問い合わせる。そして、ユーザ端末20上の電子マネー残高からユーザが選択した利用料金を決済し、その料金情報をサービス端末10経由でインターネット・サービス・プロバイダ30に送信する。
インターネット・サービス・プロバイダ30は、受信した料金情報を基に当該ユーザ端末20についての決済処理を行なうとともに、この処理結果を顧客データベースに更新する。そして、サービス端末10を経由してユーザ端末20に、決済完了と利用許可通知を送信する。
このようにして、ユーザ端末20は、改めて料金が決済された利用時間にわたって、サービス端末10すなわち公衆無線LANサービスを経由してネットワーク(インターネット)の利用が可能となる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、サービス端末とユーザ端末が無線LAN及びNFC近接通信という2種類の通信機能を介して接続される実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。サービス・プロバイダにネットワーク接続するための設定手続を簡易且つ安全に行なうとともに、電子マネー技術を適用可能な任意の通信機能を組み合わせることで、同様に本発明の効果を奏することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る公衆無線LANシステムの構成を模式的に示した図である。 図2は、サービス端末10並びにユーザ端末20の機能的構成を示した図である。 図3は、図1並びに図2に示した通信環境下で、ユーザ端末20側でサービス端末10と無線LAN接続設定並びに料金決済を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図4は、図1並びに図2に示した通信環境下で、サービス端末10側でユーザ端末20と無線LAN接続設定並びに料金決済を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図5は、図1並びに図2に示した通信環境下で、ユーザ端末20とサービス端末10間で無線LAN接続設定並びに料金決済を行なう際にインターネット・サービス・プロバイダ30が行なう処理手順を示したフローチャートである。 図6は、ユーザに無線LAN接続設定を開始するか否かを問い合わせる画面構成例を示した図である。 図7は、ユーザに無線LAN接続設定に失敗したことを通知する旨のエラー・メッセージを表示する画面構成例を示した図である。 図8は、残高不足により無線LAN接続サービスを利用できない旨を示すエラー・メッセージを表示する画面構成例を示した図である。 図9は、ユーザに無線LAN接続手続の完了通知とサービス利用料金の決済を行なうか否かを問い合わせる画面構成例を示した図である。 図10は、無線LAN接続手続のための料金決済が完了したことを示すメッセージを表示する画面構成例を示した図である。 図11は、無線LAN接続手続のための料金決済に失敗したことを示すエラー・メッセージを表示する画面構成例を示した図である。 図12は、無線LAN接続サービスの内容を示した画面構成例を示した図である。 図13は、無線LAN設定処理を実行中であることを示すメッセージ表示画面の構成例を示した図である。 図14は、無線LAN接続設定が成功裏に完了したことを示すメッセージ表示画面の構成例を示した図である。 図15は、接続設定に失敗したことを示すエラー・メッセージ表示画面の構成例を示した図である。 図16は、ユーザ端末20が初めて無線LANサービスを利用する際に、ユーザ端末20、サービス端末(AP)10、及びインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30の間で実行される通信シーケンス例を示した図である。 図17は、既に利用登録済みのユーザ端末20が利用料金を決済後に(利用可能時間の範囲内で)無線LANサービスに再接続する際に、ユーザ端末20、サービス端末(AP)10、及びインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30の間で実行される通信シーケンス例を示した図である。 図18は、既に利用登録済みのユーザ端末20が用可能時間を経過した後に無線LANサービスに再接続する際に、ユーザ端末20、サービス端末(AP)10、及びインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)30の間で実行される通信シーケンス例を示した図である。 図19は、公衆無線LANサービスの構成例(従来技術)を模式的に示した図である。
符号の説明
10…サービス端末
11…アクセスポイント
12…NFCリーダライタ
13…記憶部
14…表示部
15…LANブロック
16…無線LANブロック
17…制御部
20…ユーザ端末
21…記憶部
22…表示・タッチパネル部
23…無線LANブロック
24…NFCリーダライタ
25…制御部
30…インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)

Claims (12)

  1. ネットワーク接続サービスを有料で提供するサービス・プロバイダにネットワーク接続されるとともにアクセスポイントとして動作する無線LANアクセスポイント機能と、近接通信機能を備え、ネットワーク接続サービスを有料で提供するサービス端末と、
    前記無線LANアクセスポイントに接続する無線LAN端末機能と、近接通信機能を備え、前記の有料サービスにより前記ネットワークに接続するユーザ端末と、
    を具備することを特徴とする通信システム。
  2. 前記サービス端末及び前記ユーザ端末がそれぞれ備える近接通信機能は、NFC(Near Field Communication)方式に従う近接通信動作が可能であり、
    前記サービス端末の無線LANアクセスポイント機能と、前記ユーザ端末の無線LAN端末機能の間では、WPS NFC方式により無線LAN接続設定を行なうとともに、NFCによる電子マネー技術を適用した前記ネットワーク接続サービスの利用料金の決済処理を前記ネットワーク上で行なう、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. WPSの認証において、無線LAN端末固有の識別情報と料金決済時に用いる識別情報とを組み合わせた情報を前記ユーザ端末の識別情報として使用する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記サービス端末は、WPS NFC方式により無線LAN接続設定が完了した後に、前記ユーザ端末の識別情報を前記サービス・プロバイダに送信し、
    前記サービス・プロバイダは、前記ユーザ端末の識別情報を受け取るとともに前記の利用料金の決済処理を終了した後に、該決済した利用料金に相当する利用時間分だけ前記ユーザ端末のネットワーク接続を許可する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記ユーザ端末は、無線LAN接続が切断している状態で、無線LAN接続設定を記憶しているサービス端末に対して、前記WPS NFC方式による無線LAN設定手続を省略して無線LANで接続要求を送信し、
    前記サービス端末は、前記ユーザ端末の識別情報を前記サービス・プロバイダに送信し、
    前記サービス・プロバイダは、前記ユーザ端末の識別情報を受け取り、利用料金決済済みの利用時間内であるときには、当該利用時間分だけ前記ユーザ端末のネットワーク接続を許可する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記ユーザ端末は、無線LAN接続が切断している状態で、無線LAN接続設定を記憶しているサービス端末に対して、前記WPS NFC方式による無線LAN設定手続を省略して無線LANで接続要求を送信し、
    前記サービス端末は、前記ユーザ端末の識別情報を前記サービス・プロバイダに送信し、
    前記サービス・プロバイダは、前記ユーザ端末の識別情報を受け取り、利用料金決済済みの利用時間が既に経過しているときには、前記の利用料金の決済処理を終了した後に、該決済した利用料金に相当する利用時間分だけ前記ユーザ端末のネットワーク接続を許可する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  7. 請求項1に記載の通信システムにおいて、サービス端末として動作する通信装置であって、
    ネットワーク接続サービスを有料で提供するサービス・プロバイダにネットワーク接続するネットワーク接続手段と、
    無線LANのアクセスポイントとして動作する無線通信手段と、
    NFC方式に従い近接通信動作を行なう近接通信手段と、
    を備え、
    前記ユーザ端末との間で、前記近接通信手段を用いてWPS NFC方式により無線LAN接続設定を行なうとともに、前記無線通信手段を用いてNFCによる電子マネー技術を適用した前記ネットワーク接続サービスの利用料金の決済処理を行なわせる、
    ことを特徴とする通信装置。
  8. 前記ユーザ端末との間で行なうWPSの認証において、前記ユーザ端末の無線LAN端末固有の識別情報と料金決済時に用いる識別情報とを組み合わせた情報を前記ユーザ端末の識別情報として使用する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の通信装置。
  9. WPS NFC方式により無線LAN接続設定が完了した後に、前記ユーザ端末の識別情報を前記サービス・プロバイダに送信する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置。
  10. 請求項1に記載の通信システムにおいて、ユーザ端末として動作する通信装置であって、
    無線LANの端末として動作して前記無線LANアクセスポイントに接続する無線通信手段と、
    NFC方式に従い近接通信動作を行なう近接通信手段と、
    を備え、
    前記サービス端末との間で、前記近接通信手段を用いてWPS NFC方式により無線LAN接続設定を行なうとともに、前記無線通信手段を用いてNFCによる電子マネー技術を適用して前記サービス・プロバイダに対して前記ネットワーク接続サービスの利用料金の決済処理を行ない、前記サービス・プロバイダから許可を受けた利用時間内でネットワーク接続サービスを利用する、
    ことを特徴とする通信装置。
  11. 前記ユーザ端末との間で行なうWPSの認証において、前記ユーザ端末の無線LAN端末固有の識別情報と料金決済時に用いる識別情報とを組み合わせた情報を前記ユーザ端末の識別情報として使用する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 以前に無線LAN接続設定を行なったサービス端末を記憶する記憶手段をさらに備え、
    無線LAN接続が切断している状態で、無線LAN接続設定を記憶しているサービス端末に対して、前記WPS NFC方式による無線LAN設定手続を省略して無線LANで接続要求を送信する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
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