JP2009259549A - 電源プラグ - Google Patents

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Kimiki Harada
公樹 原田
Shuichi Hayasaka
秀一 早坂
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Abstract

【課題】高周波帯域においても十分なノイズ抑制効果を発揮する新たな構造の電源プラグを提供すること。
【解決手段】電源プラグは、差込刃10、11と、接続部20、21と、アース端子12と、それらを保持するプラグハウジング30と、プラグハウジング30に格納されるノイズ抑制手段40を備えている。ノイズ抑制手段40は、磁気コア400と、磁気コア400とは電気的に絶縁されている導電体460と、導電体460に接続されたグランド端子461と、被覆導線420、430を巻回してなるコイル440と、導電体460及びコイル440とキャパシタを形成する誘電体450とを備えている。更に、被覆導線420、430の一端は、差込端子10、11に接続される一方、他端は、外部端子20、21に接続されており、グランド端子461は、アース金具30に接続され接地されている。
【選択図】図1

Description

本発明はノイズ抑制手段を備えた電源プラグに関する。
現在、ノイズ抑制手段を備えた電源プラグとしては、電源プラグのプラグボディ内にチョークコイルを設けてなる電源プラグが開示されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開平2−10674号公報 実開平3−94779号公報
しかしながら、チョークコイルの巻線容量がノイズ抑制手段の高周波特性を劣化させるため、特許文献1及び特許文献2に開示された電源プラグのようにプラグボディ内にチョークコイルを収納しただけでは、ノイズ対策としては不十分である。
より効果的なノイズ抑制を実現する方法としては、チョークコイル近傍にコンデンサを設けることが考えられる。しかし、この方法では、プラグボディ内にコンデンサを収納するスペースを確保するために、プラグボディのサイズを大きいものに変更しなければならない。一方、プラグボディの大きさを変更できない場合はチョークコイルを小さくしなければならず、ノイズ抑制効果を十分に発揮することができない。
そこで、本発明は、新たな構造のノイズ抑制手段を備えた電源プラグを提供することを目的とする。
即ち、本発明によれば、第1の電源プラグとして、第1及び第2の差込刃と、第1及び第2の接続部と、アース手段と、前記第1及び前記第2の差込刃、前記第1及び前記第2の接続部及び前記アース手段を保持するプラグハウジングと、該プラグハウジングに格納されるノイズ抑制手段とを備える電源プラグであって、前記ノイズ抑制手段は、磁気コアと、該磁気コアとは電気的に絶縁されている導電体と、該導電体に接続されたグランド端子と、第1及び第2の被覆導線を巻回してなるコイルと、前記導電体及び前記コイルとキャパシタを形成する誘電体とを備えており、前記第1及び第2の被覆導線の一端は、前記第1及び第2の差込刃に接続される一方、他端は、前記第1及び第2の接続部に接続されており、前記グランド端子は、前記アース手段に接続されている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第2の電源プラグとして、第1の電源プラグにおいて、前記磁気コアと前記導電体との間に、前記コイル及び前記誘電体が介在していることにより、前記磁気コアと前記導電体とは電気的に絶縁されている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第3の電源プラグとして、第1又は第2の電源プラグにおいて、前記誘電体は、所定の肉厚を有し且つ前記コイルの外周を覆うようにして構成された包囲部材からなる電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第4の電源プラグとして、第1乃至第3のいずれかの電源プラグにおいて、前記磁気コアは、トロイダルコアであり、前記ノイズ抑制手段は、該磁気コアの全体を覆う絶縁体を更に備えており、前記被覆導線は、前記磁気コアを前記絶縁体に組み込んでなる組込体に巻回され、前記コイルを構成しており、前記誘電体は、該コイルの外周側部の少なくとも一部を覆っており、前記導電体は、当該誘電体の更に外側に設けられている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第5の電源プラグとして、第1の電源プラグにおいて、前記誘電体は、所定の肉厚を有し、前記コイルは、少なくとも前記磁気コア、前記導電体及び前記誘電体に前記被覆導線を巻回してなる電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第6の電源プラグとして、第5の電源プラグにおいて、前記磁気コアは、トロイダルコアであり、前記ノイズ抑制手段は、該磁気コアの全体を覆う絶縁体を更に備えており、前記導電体は、前記絶縁体の外側に設けられており、前記誘電体は、前記導電体の外側に設けられている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第7の電源プラグとして、第1の電源プラグにおいて、前記誘電体は、前記磁気コアと前記導電体とを離間しつつ保持可能な絶縁体モールドであり、前記被覆導線は、前記誘電体上に巻回されている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第8の電源プラグとして、第7の電源プラグにおいて、前記誘電体は、前記導電体を内含すると共に当該導電体から離れた位置に前記磁気コアを収容するコア収容部を有するようにして、形成されている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第9の電源プラグとして、第7又は第8の電源プラグにおいて、前記磁気コアは、トロイダルコアであり、前記誘電体は、トロイダル状の外観を有しており、前記被覆導線は、前記誘電体に巻回され、前記コイルを構成している電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第10の電源プラグとして、第9の電源プラグにおいて、前記導電体は、前記磁気コアよりも前記誘電体の外周側面に近い位置に設けられている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第11の電源プラグとして、第1乃至第10のいずれかの電源プラグにおいて、前記導電体と、前記誘電体と、前記コイルとが互いに密着している電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第12の電源プラグとして、第11の電源プラグにおいて、前記絶縁体と前記導電体との間には、前記導電体と前記誘電体と前記コイルの三者を密着させる密着手段が設けられている電源プラグが得られる。
また、本発明によれば、第1乃至第12のいずれかの電源プラグと、前記第1及び第2の接続部にそれぞれ接続された第1及び第2の導線を有するケーブルとを備えた電源コードが得られる。
本発明によれば、ノイズ抑制手段の大きさを変更することなく、キャパシタをチョークコイルに付加した構造としたことにより、高周波帯域においても十分なノイズ抑制効果を発揮することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2に示されるように、本実施の形態における電源プラグは、差込刃10及び差込刃11と、アース端子12と、接続部20及び接続部21と、アース接続部22と、アース金具30と、それらを保持するプラグハウジング35と、プラグハウジング35内に格納されるノイズ抑制手段40とを備えている。なお、図1及び図2においては、理解を容易にするため、プラグハウジング35の一部を透視して内部を表している。本実施の形態において、差込刃10及び差込刃11はコンセントの差込口に挿入され、アース端子12はコンセントのアース端子差込口に挿入される。アース金具30は、アース端子12とアース接続部22との間に接続されている。また、プラグハウジング35はノイズ抑制手段40をその内部に保持することが可能な収容部36を有している。図2によく示されているように、アース金具30はプラグハウジング35の底面に沿うように折り曲げ形成されている。かかる形状にすることにより、プラグハウジング35内にノイズ抑制手段40を格納するためのスペースを作ることができる。更に、電源ケーブル50の導線60及び導線61は、接続部20及び接続部21に夫々接続されており、アース導線62は、アース接続部22と接続されている。
図3乃至図5に示されるように、本実施の形態によるノイズ抑制手段40は、トロイダル形状の磁気コア400と、磁気コア400の全体を覆う絶縁性ケース410と、絶縁ケース410の外側に設けられたC字状の箔状導体460と、箔状導体460の外側に設けられた誘電体450と、箔状導体450から引き出されたグランド端子461と、被覆導線420及び被覆導線430からなるコイル440とを備えている。本実施の形態における被覆導線420及び被覆導線430は、夫々、磁気コア400、絶縁ケース410、箔状導体460、誘電体450に巻回されコイル440を形成している。
本実施の形態において、箔状導体460とコイル440との間に誘電体450が介在することによりキャパシタが形成される一方、図3から理解されるように、磁気コア400と箔状導体460との間に絶縁性ケース410が設けられていることにより電気的に絶縁されている。
図1によく示されているように、被覆導線420のリード部421は差込刃10に電気的に接続されており、他方のリード部422は接続部20に接続されている。同様に、被覆導線430のリード部431は差込刃11に電気的に接続されており、他方のリード部432は接続部21に接続されている。また、グランド端子461は、アース金具30に接続されている。
本実施の形態における被覆導線420及び被覆導線430は、例えば、ウレタン線又はエナメル線からなる。なお、差込刃10及び差込刃11、被覆導線420及び被覆導線430、接続部20及び接続部21夫々の接続には、からげ、かしめ、半田付け、溶接等様々な接続手法が適用可能である。
本実施の形態における磁気コア400は、10000程度の初期透磁率を有している。一般的な磁性材料の初期透磁率は約5000程度であるので、本実施の形態において使用した磁性材料の透磁率はその約2倍である。このように、高透磁率材料を用いると、減衰特性を劣化させることなく体積を小さくすることができる。
本実施の形態における誘電体450の形状は、図3に示されるように、誘電体450の一部が切り離されたC字状としている。本実施の形態において、グランド端子461は、前述の切り離された部分に位置するようにして箔状導体460上に装着されている。これにより、磁気コア400や絶縁性ケース410のサイズにばらつきがあっても、容易に対応することができる。加えて、このように誘電体450の形状をC字状としたことにより、グランド端子461を箔状導体460に接続した後に誘電体450の装着をすることができるようになり、組み立てが容易になる。また、コイル440が巻回されている部分、即ちキャパシタを形成する部分のみに誘電体450を設けた構成としてもよい。このように、誘電体450の一部を切り離すか又は誘電体450を部分的に形成することで、誘電体450の材料を節約することができる。
なお、誘電体450は、より薄い絶縁シートや絶縁テープを用いて構成することとしてもよい。絶縁シートを用いる場合、コイル外周側面部への接着用としてシートの片面に粘着層を設けることとしてもよいし、製造時に、絶縁シートを接着剤でコイル外周側面に貼付することとしてもよい。
本実施の形態における箔状導体460は、誘電体450の外周面上の一部に銅をスパッタリングすることにより形成されたものである。箔状導体460は、銅箔に代えて、例えば、アルミニウム箔、銀箔若しくは金箔のいずれか、又はそれらの金属を含む合金箔であってもよい。箔状導体460は、スパッタリングに代えて、金属メッキ若しくは金属蒸着により形成することとしてもよいし、導電性塗料を誘電体450上に塗布することにより形成することとしてもよい。加えて、別途形成された箔状導体460を誘電体450上に貼付することとしてもよい。被覆導線420及び被覆導線430と十分容量の大きいキャパシタを形成しうるのであれば、箔状導体460に代えて、他の形状の導電体を用いてもよい。
なお、箔状導体460により被覆導線420,430を覆う個所や面積等は、被覆導線420及び被覆導線430の巻回数(ターン数),太さ,長さや、磁気コア400の大きさ,材料特性等により適宜変更することが可能である。
図1から理解されるように、本実施の形態におけるノイズ抑制手段40は、グランド端子461が差込刃側のアース金具30と接続するようにして配置されているが、グランド端子461が接続部側のアース金具30と接続するようにして配置してもよい。
また、図6に示されるように、箔状導体460aをリング状に形成し、差込刃側及び接続部側の両側に1つずつグランド端子461aを設けることとしてもよいし、形状はC字型のままにしてグランド端子461aを2つ設けることとしてもよい。更には、この場合、2つのグランド端子461aを、共にアース金具30aに接続すればよい。なお、図6に示される誘電体450aは、コイル440aが巻回されている部分、即ちキャパシタを形成する部分のみに設けられている。
更には、上述した誘電体450の形状と同様、図7に示されるように、コイル440bが巻回されている部分、即ちキャパシタを形成する部分のみに箔状導体460bを設けることとしてもよい。この場合、2つに分割された箔状導体460bの夫々にグランド端子461bを接続し、夫々のグランド端子461bをアース金具30bに接続すればよい。このように、必要な範囲のみに箔状導体460bを形成することにより、箔状導体460bの材料を節約することができる。
また、例えば、図8に示されるように、絶縁ケース410cの外周側面に導電体460cに向かって膨らんだ曲面470を形成することとしてもよい。これにより、導電体460c、誘電体450c及びコイル440cは、この順に、曲面470に沿うようにして配置されており、夫々が互いに密着することとなる。
絶縁性ケースの外周側面が平面であると、コイルの巻回工程において、誘電体とコイルの間に隙間が生じることもある。かかる隙間が生じるとノイズ抑制手段の特性にばらつきが生じる可能性があるが、上述した構成とすることにより、製品間における特性のばらつきを抑えることができる。
なお、導電体460c、誘電体450c及びコイル440cを密着させる方法としては、絶縁性ケース410cと導電体460cの間に、導電体460cと誘電体450cとコイル440cの三者を密着させる密着手段を設けてもよい。図9に示される密着手段471は弾性体であり、コイル440のコイルのカーブに合わせて変形することにより、導電体460cと誘電体450cとコイル440cの三者を密着させることができる。
以上説明したように、本実施の形態における電源プラグは、ノイズ抑制手段として、キャパシタが付加されたチョークコイルを用いることにより、プラグボディの大きさを変えることなく高周波帯域においても十分なノイズ抑制効果を発揮することができる。
特に、本実施の形態においては、箔状導体460は、トロイダル状の磁気コア400よりも径方向外側に設けられている。このため、磁気コア400の外周よりも箔状導体460の面積を大きくとることができ、被覆導線420及び430に付加するキャパシタの容量を大きくとることができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態における電源プラグは、第1の実施の形態による電源プラグとほぼ同様の構成となっているが、ノイズ抑制手段40cの構造が異なっている。より詳しくは、図10乃至図12に示されるように、本実施の形態によるノイズ抑制手段40cは、トロイダル形状の磁気コア400cと、磁気コア400cの全体を覆う絶縁性ケース410cと、絶縁性ケース410cに磁気コア400cを組み込んでなる組込体に被覆導線420c及び被覆導線430cを巻回して形成したコイル440cと、コイル440cの外周部を覆うリング状の誘電体450cと、誘電体450cをコイル440cと挟むことでコイル440c及び誘電体450cとキャパシタを形成する箔状導体460cと、箔状導体460cから引き出されたグランド端子461cを備えている。図10から理解されるように、本実施の形態においては、磁気コア400cと箔状導体460cとの間に、絶縁性ケース410c、コイル440c及び誘電体450cが介在していることにより、磁気コア400cと箔状導体460cとは電気的に絶縁されている。なお、以下においては、第1の実施の形態と異なる部分のみについて説明し、第1の実施の形態による電源プラグと同一構成を有する構成要素については、その説明を省略することとする。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、グランド端子461が接続部側のアース金具30と接続するようにしてノイズ抑制手段cを配置してもよい。また、図13に示されるように、箔状導体460dをリング状に形成し、差込刃側及び接続部側の両側に1つずつグランド端子461dを設けることとしてもよいし、形状はC字型のままにしてグランド端子461dを2つ設けることとしてもよい。この場合、2つのグランド端子461dを、共にアース金具30dに接続すればよい。
更には、上述した第1の実施の形態における誘電体450の形状と同様、図14に示されるように、コイル440eが巻回されている部分、即ちキャパシタを形成する部分のみに箔状導体460eを設けることとしてもよい。この場合、2つに分割された箔状導体460eの夫々にグランド端子461eを接続し、夫々のグランド端子461eをアース金具30eに接続すればよい。このように、必要な範囲のみに箔状導体460eを形成することにより、箔状導体460eの材料を節約することができる。
以上説明したように、本実施の形態による電源プラグにおいても、ノイズ抑制手段として、キャパシタが付加されたチョークコイルを用いることにより、プラグボディの大きさを変えることなく高周波帯域においても十分なノイズ抑制効果を発揮することができる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態における電源プラグも第1の実施の形態における電源プラグとほぼ同様の構成となっている。より詳しくは、図15乃至図18に示されるように、本実施の形態によるノイズ抑制手段40fは、トロイダル形状の磁気コア400fと、C字状を有する薄板状導体460fと、トロイダル状の外観を有し且つ磁気コア400fと薄板状導体460fとを離間しつつ保持する絶縁体モールドで構成された誘電体450fと、誘電体450fに被覆導線420f及び被覆導線430fを巻回してなるコイル440fと、誘電体460fに設けられた孔を通じて薄板状導体460fから引き出されたグランド端子461fを備えている。なお、以下においては第1の実施の形態と異なる部分のみについて説明し、第1の実施の形態によるノイズ抑制手段と同一構成を有する構成要素については、その説明を省略することとする。
本実施の形態においては、薄板状導体460fとコイル440fとの間に誘電体450fが介在することによりキャパシタが形成される一方、図15及び図18から理解されるように、磁気コア400fと薄板状導体460fとの間も誘電体450fにより電気的に絶縁されている。
本実施の形態における誘電体450fは、図18に示されるように、主部411fと蓋部412fとからなる。主部411fの外周側面413fよりにはモールド形成時に埋め込まれた薄板状導体460fが保持されており、主部411fの内周側面414fよりにはコア収容部415fを構成するドーナツ状の凹部が形成されている。このことから明らかなように、本実施の形態においては、薄板状導体460fは、磁気コア400fよりも誘電体450fの外周側面413fに近い位置に設けられている。このため、薄板状導体460fの面積を大きくとることができ、従って、被覆導体420f及び被覆導線430fに付加するキャパシタの容量を大きくとることができる。なお、薄板状導体460fを被覆導線420f及び被覆導線430fと対向させる個所や面積等は、被覆導線420f及び被覆導線430fの巻回数(ターン数),太さ,長さや、磁気コア400fの大きさ,材料特性等により適宜変更することができる。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、グランド端子461fが接続部側のアース金具30fと接続するようにしてノイズ抑制手段fを配置してもよい。また、図19に示されるように、箔状導体460gをリング状に形成し、差込刃側及び接続部側の両側に1つずつグランド端子461gを設けることとしてもよいし、形状はC字型のままにしてグランド端子461gを2つ設けることとしてもよい。更には、この場合、2つのグランド端子461gを、共にアース金具30gに接続すればよい。
更には、上述した第1の実施の形態における誘電体450の形状と同様、図20に示されるように、コイル440hが巻回されている部分、即ちキャパシタを形成する部分のみに箔状導体460hを設けることとしてもよい。この場合、2つに分割された箔状導体460hの夫々にグランド端子461hを接続し、夫々のグランド端子461hをアース金具30hに接続すればよい。このように、必要な範囲のみに箔状導体460hを形成することにより、箔状導体460hの材料も節約することができる。
なお、図21及び図22に示されるように、主部411iの内周側面414iよりにはモールド形成時に埋め込まれた薄板状導体460iが保持されており、主部411iの外周側面413iよりにはコア収容部415iを構成するドーナツ状の凹部が形成されている構成としてもよい。この場合、薄板状導体460iは、磁気コア400iよりも誘電体450iの内周側面415iに近いところ位置することとなる。
本発明の第1の実施の形態による電源プラグを示す平面図である。 図1の電源プラグの側面図である。 図1の電源プラグに用いられるノイズ抑制手段を示す平面図である。 図1の電源プラグに用いられるノイズ抑制手段を示す側面図である。 図1の電源プラグに用いられるノイズ抑制手段を示す底面図である。 図1の電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 図1の電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 図3のノイズ抑制手段のA−A断面図である。 図3のノイズ抑制手段の他の一つのA−A断面図である。 本発明の第2の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段を示す平面図である。 図8のノイズ抑制手段を示す側面図である。 図8のノイズ抑制手段を示す底面図である。 本発明の第2の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段を示す平面図である。 図15のノイズ抑制手段を示す側面図である。 図15のノイズ抑制手段を示す底面図である。 図17のノイズ抑制手段の断面図である。 本発明の第3の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態による電源プラグに用いられるノイズ抑制手段の他の一つを示す平面図である。 図21のノイズ抑制手段の断面図である。
符号の説明
10、11 差込刃
12 アース端子
20、21 接続部
22 アース接続部
30 アース金具
40、40a〜40i ノイズ抑制手段
50 電源ケーブル
60、61 導線
62 アース導線
400、400a〜400i コア
410、410a〜410i 絶縁ケース
420、420a〜420i、430、430a〜430i 被覆導線
421、422、431、432 リード部分
440、440a〜440b コイル
450、450a〜450i 誘電体
460、460a〜460i 箔状導体
461、461a〜461i グランド端子
470 曲面
471 密着手段

Claims (13)

  1. 第1及び第2の差込刃と、第1及び第2の接続部と、アース手段と、前記第1及び前記第2の差込刃、前記第1及び前記第2の接続部及び前記アース手段を保持するプラグハウジングと、該プラグハウジングに格納されるノイズ抑制手段とを備える電源プラグであって、
    前記ノイズ抑制手段は、磁気コアと、該磁気コアとは電気的に絶縁されている導電体と、該導電体に接続されたグランド端子と、第1及び第2の被覆導線を巻回してなるコイルと、前記導電体及び前記コイルとキャパシタを形成する誘電体とを備えており、
    前記第1及び第2の被覆導線の一端は、前記第1及び第2の差込刃に接続される一方、他端は、前記第1及び第2の接続部に接続されており、
    前記グランド端子は、前記アース手段に接続されている
    電源プラグ。
  2. 前記磁気コアと前記導電体との間に、前記コイル及び前記誘電体が介在していることにより、前記磁気コアと前記導電体とは電気的に絶縁されている
    請求項1に記載の電源プラグ。
  3. 前記誘電体は、所定の肉厚を有し且つ前記コイルの外周を覆うようにして構成された包囲部材からなる
    請求項1又は請求項2に記載の電源プラグ。
  4. 前記磁気コアは、トロイダルコアであり、
    前記ノイズ抑制手段は、該磁気コアの全体を覆う絶縁体を更に備えており、
    前記被覆導線は、前記磁気コアを前記絶縁体に組み込んでなる組込体に巻回され、前記コイルを構成しており、
    前記誘電体は、該コイルの外周側部の少なくとも一部を覆っており、
    前記導電体は、当該誘電体の更に外側に設けられている
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電源プラグ。
  5. 前記誘電体は、所定の肉厚を有し、
    前記コイルは、少なくとも前記磁気コア、前記導電体及び前記誘電体に前記被覆導線を巻回してなる
    請求項1に記載の電源プラグ。
  6. 前記磁気コアは、トロイダルコアであり、
    前記ノイズ抑制手段は、該磁気コアの全体を覆う絶縁体を更に備えており、
    前記導電体は、前記絶縁体の外側に設けられており、
    前記誘電体は、前記導電体の外側に設けられている
    請求項5に記載の電源プラグ。
  7. 前記誘電体は、前記磁気コアと前記導電体とを離間しつつ保持可能な絶縁体モールドであり、前記被覆導線は、前記誘電体上に巻回されている
    請求項1に記載の電源プラグ。
  8. 前記誘電体は、前記導電体を内含すると共に当該導電体から離れた位置に前記磁気コアを収容するコア収容部を有するようにして、形成されている
    請求項7に記載の電源プラグ。
  9. 前記磁気コアは、トロイダルコアであり、
    前記誘電体は、トロイダル状の外観を有しており、
    前記被覆導線は、前記誘電体に巻回され、前記コイルを構成している
    請求項7又は請求項8に記載の電源プラグ。
  10. 前記導電体は、前記磁気コアよりも前記誘電体の外周側面に近い位置に設けられている
    請求項9に記載の電源プラグ。
  11. 前記導電体と、前記誘電体と、前記コイルとが互いに密着している
    請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の電源プラグ。
  12. 前記絶縁体と前記導電体との間には、前記導電体と前記誘電体と前記コイルの三者を密着させる密着手段が設けられている
    請求項11に記載の電源プラグ。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の電源プラグと、
    前記第1及び第2の接続部にそれぞれ接続された第1及び第2の導線を有するケーブルとを備えた電源コード。
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