JP2009259424A - 電池、組電池、車両及び電池搭載機器 - Google Patents

電池、組電池、車両及び電池搭載機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成でありながら、電極端子に外部接続端子を接続させる場合に、電極端子やこれを固定する端子絶縁部材が移動するのを防止した電池を提供する。
【解決手段】 電池1は、電池ケース10と、第1端子部32を有する第1電極端子部材31と、第2端子部52を有する第2電極端子部材51と、第1電極端子部材を保持してなる第1端子絶縁部材36と、第2電極端子部材を保持してなる第2端子絶縁部材56と、第1端子絶縁部材と第2端子絶縁部材との間に介在してなり、第1電極端子部材及び第1端子絶縁部材の移動を制限する形態を有してなる移動制限部材20と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電池ケースの上方に一部が配置された電極端子を備える電池、この電池を複数用いてなる組電池、この電池或いはこの組電池を搭載した車両及び電池搭載機器に関する。
近年、携帯電話、ノート型パソコン、ビデオカムコーダなどのポータブル電子機器やハイブリッド電気自動車等の車両の普及により、これらの駆動用電源に用いられる電池の需要は増大している。
このような電池の中には、電池内部の発電要素と導通する電極端子を電池ケースの外側に設けて、この電極端子に外部接続端子を接続しているものがある。例えば、特許文献1では、電池ケースの外部に位置する金属製のボルト(電極端子)、電池ケースの内部から外部に向けて突出し、発電要素と導通する極柱、及び、ボルトと極柱とを電気的に接続させる金属製のボルト固定金具を備える電池(鉛蓄電池)が記載されている。この電池は、ボルト固定金具にボルト挿入口及び極柱挿入口を有する。このうち、ボルト挿入口には、その内側に雌ねじが形成してあるので、ボルトはそのボルト挿入口に固定される。一方、極柱挿入口には極柱が挿通され、極柱とボルト固定金具とが溶接によって互いに接合されている。
特開2000−164199号公報
ところで、特許文献1に記載の電池では、ボルトに外部接続端子を挿通してナットで締め付ける際、ボルトには、その軸線の周りにトルクがかかる。しかるに、このボルトはボルト固定金具に固定されているので、ボルトと共にボルト固定金具がボルトの軸線周りに共回りして移動しようとする。しかも、この電池では、ボルトの軸線が極柱の軸線と平行であるため、ボルト固定金具や極柱が、この極柱の軸線を中心として回転移動してしまう。すると、この電池において、ボルト固定金具を包囲して固定している封口剤が剥がれて、シール性が低下したり、ボルト固定金具と極柱との接合が不十分になるなどの不具合が発生する虞がある。
そこで、本発明者らは、ボルト及びボルト固定金具を、端子絶縁部材で保持すると共に、この端子絶縁部材を電池ケース上に固定する電池を考案した。この電池では、電池ケースに凹部を形成する一方、端子絶縁部材にその凹部と嵌合可能な凸部を設けて、嵌合によって、ボルトやボルト固定金具を電池ケース上に固定する。この電池では、端子絶縁部材が電池ケースの凹部に嵌合しているので、ボルトの軸線の周りにトルクがかかっても、ボルトやボルト固定金具、これを保持する端子絶縁部材が、共回りなど電池ケースの平面に沿う方向へ移動するのを防止できる。
しかしながら、このように電池ケースに十分な深さの凹部を設けるのは、技術的に困難でコストがかかる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであって、簡易な構成でありながら、電極端子に外部接続端子を接続させる場合に、電極端子やこれを固定する端子絶縁部材が移動するのを防止した電池を提供することを目的とする。また、複数の電池を有する組電池であって、各電池において、外部接続端子を接続させるにあたり、電極端子や端子絶縁部材が移動するのを防止すると共に、電池間の絶縁を確保できる組電池を提供することを目的とする。
そして、その解決手段は、少なくとも端子形成面をなす端子形成部が金属からなる電池ケースと、金属材からなり、第1外部接続端子を接続させる第1端子部を、上記端子形成面の上方に有する第1電極端子部材と、金属材からなり、上記第1電極端子部材と離間し絶縁されてなり、第2外部接続端子を接続させる第2端子部を、上記端子形成面の上方に有する第2電極端子部材と、絶縁材からなり、上記第1電極端子部材と上記端子形成部との間に介在し、両者を絶縁させると共に、上記第1端子部に上記第1外部接続端子を着脱する際に、上記端子形成面に沿う方向に生じる上記第1電極端子部材の移動を制限して、上記第1電極端子部材を保持してなる第1端子絶縁部材と、絶縁材からなり、上記第2電極端子部材と上記端子形成部との間に介在し、両者を絶縁させると共に、上記第2電極端子部材を保持してなる第2端子絶縁部材と、上記第1電極端子部材、上記第2電極端子部材、及び上記端子形成部と絶縁されて、上記端子形成部上で、上記第1端子絶縁部材と上記第2端子絶縁部材との間に介在してなる移動制限部材であって、上記第1端子部に上記第1外部接続端子を着脱する際に、上記端子形成面に沿う方向に生じる、上記第1電極端子部材、及び、これを保持する上記第1端子絶縁部材の移動を、上記第2端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と上記第1端子絶縁部材との係合により制限する形態を有してなる移動制限部材と、を備える電池である。
例えば、第1電極端子部材の第1端子部に第1外部接続端子の貫通孔を挿通し、さらにナットで締め付けるなどの手法により、第1端子部に第1外部接続端子を着脱する(接続あるいは脱離させる)ことがある。この際に、第1電極端子部材がナットと共回りするなど、第1電極端子部材が端子形成面に沿う方向に移動(平行移動あるいは回転移動)してしまうことがある。
これに対し、本発明の電池では、第1端子絶縁部材が、第1端子部に第1外部接続端子を着脱する際に生じる第1電極端子部材の移動を制限して保持している。
但し、例えば、第1端子部に第1外部接続端子を着脱する際、第1電極端子部材が、共回りなど、端子形成面に沿う方向へ移動しようとするために、この移動を制限している第1端子絶縁部材までもが、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすることがある。
しかるに、本発明の電池では、これに加えて、第1絶縁端子部材と第2絶縁端子部材との間に介在する移動制限部材を備えている。この移動制限部材は、第1電極端子部材及び第1端子絶縁部材の移動を、第2端子絶縁部材とこの移動制限部材との係合、さらに、この移動制限部材と第1端子絶縁部材との係合により、制限する形態を有している。このため、この第1端子絶縁部材の移動のほか、これに保持されている第1電極端子部材の共回りなどの移動を適切に制限することができる。
このため、第1端子絶縁部材、あるいは、第1電極端子部材が、端子形成面に沿う方向に移動することにより、この第1電極端子部材と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、この第1電極端子部材が接続する第1導電部材と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
なお、移動制限部材は、第1電極端子部材、第2電極端子部材、及び端子形成部と絶縁されているものであり、自身を絶縁材(絶縁樹脂材、絶縁セラミックスなど)から構成することもできるが、その他、絶縁皮膜でコートされた金属材を用いることもできる。
また、第1電極端子部材、及び、第2電極端子部材としては、上記要件を満たすものあれば良い。例えば、第1端子部のほかに、これと一体に構成され、且つ電池ケース内に位置する部分を備えるもの(電池ケース内から延出して、一部が端子形成面の上方に配置されて第1端子部となっているもの)が挙げられる。また、第1電極端子部材の全部が端子形成面の上方に配置されているもの、例えば、第1電極端子部材全体が第1端子部であるもの(電池内の発電要素と第1電極端子部材との接続には、電池ケース内から端子形成部を貫通して、端子形成面の上方にまで延びる別部材(第1導電部材)によって行うもの)が挙げられる。
また、移動制限部材の形態としては、上記の要件を満たすものであれば良い。即ち、第1端子絶縁部材と第2端子絶縁部材との間に介在し、第1外部接続端子を第1電極端子部材の第1端子部へ接続する際には、第2端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と第1端子絶縁部材との係合により、第1外部接続端子を第1端子部へ接続する際の、この第1電極端子部材の移動を制限する形態とされていれば良い。但し、移動を許容しうる範囲の大きさや、移動を許容する方向、第1端子絶縁部材や第2端子絶縁部材の寸法公差、などに応じて適宜の形態とする。
例えば具体的には、第1端子絶縁部材及び第2端子絶縁部材に、両者間を結ぶ方向に突出する突起をそれぞれ形成しておく。一方、移動制限部材を、これらの突起に嵌り合う凹部を形成した形態としたものが挙げられる。またこれとは逆に、第1端子絶縁部材と第2端子絶縁部材に、凹部を形成しておき、移動制限部材を、第1端子絶縁部材と第2端子絶縁部材の凹部に嵌り合う突起を形成した形態としたものが挙げられる。
さらに、上述の電池であって、前記第1端子部は、第1雄ねじ部を含み、前記第1端子絶縁部材は、前記第1電極端子部材に対し、上記第1雄ねじ部の軸線である第1軸線の周りにトルクを加えたときに、上記第1電極端子部材の回転移動を制限する形態で、上記第1電極端子部材を保持してなり、前記移動制限部材は、上記第1電極端子部材の回転移動に伴って、上記第1端子絶縁部材に生じる移動を制限する形態を有してなる電池とすると良い。
第1端子部に第1雄ねじ部を有する場合、例えば、外部接続端子部材の貫通孔にこの第1雄ねじ部を挿通し、さらにナットで締結することで、外部接続端子部材を第1端子部に接続する接続形態とすることが考えられる。
しかるに、この場合には、ナットの締め付け時に、第1雄ねじ部を回転させるように、第1軸線の周りにトルクが掛かるため、第1電極端子部材が回転移動し、さらには、これを保持している第1端子絶縁部材が、ナットと共回りをするなど、好ましくない移動が生じる場合がある。
これに対し、本発明の電池では、第1端子絶縁部材が、第1電極端子部材の回転移動を制限する形態で第1電極端子部材を保持しており、さらに、移動制限部材が、第1電極端子部材の回転移動に伴って、第1端子絶縁部材に生じる移動を制限する形態とされている。このため、第1端子部に外部接続端子を着脱する際、この第1端子部にトルクが加っても、第1電極端子部材の回転移動、及び、これに伴う第1端子絶縁部材の移動を、適切に制限することができる。
さらに、上述のいずれかの電池であって、前記第2端子絶縁部材は、前記第2端子部に前記第2外部接続端子を着脱する際に、前記端子形成面に沿う方向に生じる前記第2電極端子部材の移動を制限して保持してなり、前記移動制限部材は、上記第2端子部に上記第2外部接続端子を着脱する際に、上記端子形成面に沿う方向に生じる、上記第2電極端子部材、及び、これを保持する上記第2端子絶縁部材の移動を、前記第1端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と上記第2端子絶縁部材との係合により制限する形態を有してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、第2端子絶縁部材が、前述の第1端子絶縁部材と同様、第2端子部に第2外部接続端子を着脱する際に生じる第2電極端子部材の移動を制限して保持している。
但し、例えば、第2端子部に第2外部接続端子を着脱する際、第2電極端子部材が、共回りなど、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすると、この移動を制限している第2端子絶縁部材までもが、端子形成面に沿う方向へ移動しようとすることになる。
しかるに、本発明の電池では、第1絶縁端子部材と第2絶縁端子部材との間に介在する移動制限部材を備えており、この移動制限部材は、第2電極端子部材及び第2端子絶縁部材の移動を、第1端子絶縁部材とこの移動制限部材との係合、さらに、この移動制限部材と第2端子絶縁部材との係合により、制限する形態を有している。このため、この第2端子絶縁部材の移動のほか、これに保持されている第2電極端子部材の共回りなどの移動を適切に制限することができる。
このため、第2端子絶縁部材、あるいは、第2電極端子部材が、端子形成面に沿う方向に移動することにより、この第2電極端子部材と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、この第2電極端子部材が接続する第2導電部材と電池ケースの端子形成部との間のシールを不十分となる不具合を防止できる。
さらに、上述の電池であって、前記第2端子部は、第2雄ねじ部を含み、前記第2端子絶縁部材は、前記第2電極端子部材に対し、上記第2雄ねじ部の軸線である第2軸線の周りにトルクを加えたときに、上記第1電極端子部材の回転移動を制限する形態で、上記第2電極端子部材を保持してなり、前記移動制限部材は、上記第2電極端子部材の回転移動に伴って、上記第2端子絶縁部材に生じる移動を制限する形態を有してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、第2端子絶縁部材が、前述の第1端子絶縁部材と同様、第2電極端子部材の回転移動を制限する形態で第2電極端子部材を保持しており、さらに、移動制限部材が、第2電極端子部材の回転移動に伴って、第2端子絶縁部材に生じる移動を制限する形態とされている。このため、第2端子部に外部接続端子を着脱する際、この第2端子部にトルクが加わっても、第2電極端子部材の回転移動、及び、これに伴う第2端子絶縁部材の移動を、適切に制限することができる。
さらに、他の解決方法は、上述のいずれかの電池を、それぞれ前記端子形成部を同方向に向けて、複数列置してなる組電池であって、前記移動制限部材は、上記電池のうち、自身が属する自己電池と、この自己電池に隣り合う電池のうち、少なくとも一方側に位置して隣り合う隣在電池との間に介在して、上記自己電池と上記隣在電池とを離間させて絶縁する離間絶縁部材を兼ねる兼用部材である組電池である。
本発明の組電池では、各電池(自己電池)が、移動制限部材と離間絶縁部材とを兼ねる兼用部材を備えている。このため、各電池を列置させて組電池を構成するにあたり、隣り合う電池同士の間を離間させ絶縁する離間絶縁部材を別途用意し、電池と離間絶縁部材とを交互に配置する必要が無く、組電池を容易に形成できる、また、安価な組電池とすることができる。
さらに、移動制限部材を離間絶縁部材と兼ねる構成としたので、移動制限部材としても、自身が属する自己電池における自身の位置が安定する。このため、第1端子部或いは第2端子部に第1,第2外部接続端子を着脱する場合等において、第1端子絶縁部材あるいは第2端子絶縁部材が移動しようとして、これらの移動を制限する移動制限部材に応力が掛かった場合に、移動制限部材が外れるなどの不具合も生じ難くできる。
さらに、上述の組電池であって、前記兼用部材は、前記離間絶縁部材として、前記自己電池の電池ケースである自己電池ケース、及び、前記隣在電池の電池ケースである隣在電池ケースの少なくともいずれかとの間に、冷媒を流通させる流通路を構成する形態を有してなる組電池とすると良い。
本発明の組電池では、兼用部材が離間絶縁部材として、冷媒の流通路を構成する形態を有している。従って、隣り合う自己電池と隣在電池との間に冷媒を流通させて、容易に各電池を冷却することができる。
なお、兼用部材の離間絶縁部材としての形態としては、例えば、自己電池ケースにはストライプ状(縞状)に接する一方、隣在電池ケースには全面で接することにより、兼用部材(離間絶縁部材)と自己電池ケースとの間に流通路を構成する形態が挙げられる。また、自己電池ケースには全面で接する一方、隣在電池ケースにはストライプ状(縞状)に接することにより、兼用部材(離間絶縁部材)と隣在電池ケースとの間に流通路を構成する形態や、自己電池ケース及び隣在電池ケースのいずれにもストライプ状(縞状)に接することにより、兼用部材(離間絶縁部材)と自己電池ケース及び隣在電池ケースとの間のいずれにも流通路を構成する形態が挙げられる。
また、冷媒としては、例えば、空気、アンモニア、CO2などの気体や、水、不凍液オイルなどの液体が挙げられる。
さらに、他の解決方法は、前述のいずれかの電池、あるいは、前述の組電池を搭載した車両である。
本発明の車両では、前述の電池あるいは組電池を搭載している。従って、例えば、電池あるいは組電池を構成する電池の第1端子部に第1外部接続端子を着脱する際に、第1電極端子部材と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、第1電極端子部材が接続する第1導電部材と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止し、信頼性の高い車両とすることができる。
なお、第2電極端子部材及びこれを保持する第2端子絶縁部材の移動を、第1端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と第2端子絶縁部材との係合により制限する形態を有する移動制限部材を有する電池を用いた場合には、以下の利点もある。即ち、電池の第2電極端子部に第2外部接続端子を着脱する際に、第2電極端子部材と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、第2電極端子部材が接続する第2導電部材と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止し、さらに信頼性の高い車両とすることができる。
また、前述の兼用部材を用いる組電池を搭載した車両では、安価な組電池を搭載した安価な車両とすることができる。
なお、車両としては、その動力源の全部あるいは一部に電池による電気エネルギを使用している車両であれば良く、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、フォークリフト、電気車いす、電動アシスト自転車、電動スクータが挙げられる。
さらに、他の解決方法は、前述のいずれかの電池、あるいは、前述の組電池を搭載した電池搭載機器である。
本発明の電池搭載機器では、前述の電池あるいは組電池を搭載している。従って、例えば、電池あるいは組電池を構成する電池の第1端子部に第1外部接続端子を着脱する際に、第1電極端子部材と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、第1電極端子部材が接続する第1導電部材と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止し、信頼性の高い電池搭載機器とすることができる。
なお、第2電極端子部材及びこれを保持する第2端子絶縁部材の移動を、第1端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と第2端子絶縁部材との係合により制限する形態を有する移動制限部材を有する電池を用いた場合には、以下の利点もある。即ち、電池の第2電極端子部に第2外部接続端子を着脱する際に、第2電極端子部材と電池ケースの端子形成部との間のシール、あるいは、第2電極端子部材が接続する第2導電部材と電池ケースの端子形成部との間のシールが不十分となる不具合を防止し、さらに信頼性の高い電池搭載機器とすることができる。
また、前述の兼用部材を用いる組電池を搭載した電池搭載機器では、安価な組電池を搭載した安価な電池搭載機器とすることができる。また、兼用部材が移動制限部材と離間絶縁部材とを兼ねる構成であるので、例えば、この組電池において第1電極端子部材の第1端子部に第1外部接続端子を着脱する際に、移動制限部材が外れる等の不具合を生じ難くした電池搭載機器とすることができる。
なお、電池搭載機器としては、電池を搭載しこれをエネルギー源の少なくとも1つとして利用する機器であれば良く、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、電池駆動の電動工具、無停電電源装置など、電池で駆動される各種の家電製品、オフィス機器、産業機器が挙げられる。
(実施形態1)
次に、本発明の実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。
まず、本実施形態1にかかる電池1について説明する。図1に電池1の斜視図を、図2にその電池1の断面図(図1のA−A部)を、図3,4に電池1の部分拡大断面図(図2のB,C部)を、それぞれ示す。
本実施形態1にかかる電池1は、矩形箱形の電池ケース10、正極外部端子部材31と第1端子絶縁部材36とを有する正極端子構造体30、負極外部端子部材51と第2端子絶縁部材56とを有する負極端子構造体50、移動制限部材20、発電要素80及び図示しない電解液を備える捲回形のリチウムイオン二次電池である(図1,図2参照)。
このうち、発電要素80は、電池ケース10内で、帯状の正電極板81および負電極板82が、ポリエチレンからなる帯状のセパレータ83を介して扁平形状に捲回されてなる(図2参照)。なお、この正電極板81には後述する正極内部端子部材41が、負電極板82には負極内部端子部材61が、それぞれ溶接により、電気的に接続してなる。
一方、電池ケース10は、いずれもアルミニウムからなる封口蓋11及び電池ケース本体18を有する(図1参照)。このうち電池ケース本体18は開口部19を有する有底矩形箱形であり、内側全面に樹脂からなる絶縁フィルム(図示しない)を貼付している。
また、封口蓋11は矩形板状であり、図1中、上方に面する蓋外表面11Fを有する。この封口蓋11は、電池ケース本体18の開口部19を閉塞して、この電池ケース本体18に溶接されている。この封口蓋11は、正極内部端子部材41及び負極内部端子部材61をそれぞれ挿通可能な貫通孔11Kを有する(図3参照)。また、この封口蓋11は、十字状の溝部12Sからなる安全弁12を有する(図6参照)。この安全弁12は、一旦開弁すると安全弁の機能を失うタイプのものである。即ち、凹設されている溝部12Sの肉厚が、他の部位より薄くしてあり、電池ケース10の内側の気圧(ガス圧)が所定の開弁圧を超えたときに、溝部12Sが開裂して、開弁する。
また、封口蓋11には、アルミニウムキャップで溶接閉塞されてなる注入孔13を有する(図6参照)。この注入孔13は、製造時に電解液(図示しない)を電池ケース10内に注入するための貫通孔である。
また、この封口蓋11には、正極端子構造体30、負極端子構造体50及び移動制限部材20が、それぞれ配置されている(図1参照)。具体的には、この封口蓋12の蓋外表面11F上に、正極端子構造体30の第1端子絶縁部材36、及び、負極端子構造体50の第2端子絶縁部材56が、それぞれ離間して配置されている。そして、これら第1端子絶縁部材36と第2端子絶縁部材56との間に介在するように、移動制限部材20が配置されている。
まず、正極端子構造体30について説明する。この正極端子構造体30は、金属からなる正極外部端子部材31、主として電池ケース10の内部に位置する正極内部端子部材41及び絶縁性樹脂からなる第1端子絶縁部材36から構成されている(図1,2,3参照)。
このうち、アルミニウムからなる正極内部端子部材41は、電池ケース10の内側に位置する正極内部端子本体部42と、これから延びており、塑性変形させられて、電池ケース10、正極外部端子部材31の後述する正極連結板33、及び、後述するガスケット79をかしめてなる正極かしめ部43とを有する(図2参照)。
このうち、正極内部端子本体部42は、封口蓋11の貫通孔11Kよりも径大の略矩形板状のケース結合部42Sと、このケース結合部42Sから発電要素80の正電極板81に向けて屈曲し、この正電極板81と溶接してなる正極集電部42Tとを含む。
また、正極かしめ部43は、ケース結合部42Sの中央付近から、これに直交する第3軸線AX3に沿って延び、封口蓋11の貫通孔11Kを挿通し、次述する正極外部端子部材31の正極連結板33上に延出してなる。この正極かしめ部43は、その先端が第3軸線AX3の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられて、この正極連結板33を押圧している。かくして、正極かしめ部43は、ケース結合部42Sとの間に、電池ケース10(封口蓋11)、正極外部端子部材31の正極連結板33、後述する第1端子絶縁部材36、及び、後述するガスケット79を挟み込んでこれらを固定すると共に、正極内部端子本体部42と正極連結板33とを導通している。
また、金属材からなる正極外部端子部材31は、ボルト形状の正極雄ねじ部32Bと矩形箱状の脚部32Lとからなる正極端子部32、及び、クランク状に屈曲してなる正極連結板33を含む(図1,3参照)。なお、この正極外部端子部材31はいずれも、封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に配置されている。
このうち、正極連結板33は、第1端子絶縁部材36を介して、封口蓋11に固定されている固定部33Mと、この固定部33Mと平行に延びる端子結合部33Nとを有する(図3参照)。このうち固定部33Mは、その固定部貫通孔33Pに前述の正極内部端子部材41の正極かしめ部43を挿通している。そして、固定部33Mのうち固定部貫通孔33Pの周囲が、正極かしめ部43にかしめられて、封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に固定されている。
また、正極連結板33の端子結合部33Nは、正極端子部32の正極雄ねじ部32Bを挿通する結合部貫通孔33Qを有する。
一方、正極端子部32は、矩形箱状の脚部32Lと、この脚部32Lの中央付近から突出するボルト形状の正極雄ねじ部32Bとからなる(図3,6参照)。このうち正極雄ねじ部32Bは、封口蓋11の蓋外表面11Fに直交する第1軸線AX1を有するボルト形状である。この正極雄ねじ部32Bは、上述の正極連結板33の結合部貫通孔33Q、及び、第1外部接続端子71を挿通している。
また、脚部32Lは、第1軸線AX1の周方向への回転移動を抑制できるよう、次述の第1端子絶縁部材36の凹部39に嵌り込んで収納されている。
また、正極外部端子部材31と封口蓋11との間には、絶縁性樹脂からなる第1端子絶縁部材36が介在している(図3参照)。このため、この第1端子絶縁部材36は、正極外部端子部材31と封口蓋11とを絶縁している。
この第1端子絶縁部材36は、正極連結板33のクランク形状に沿う階段形状の本体部37と、この本体部37から突出するリング状の突出部38とを有しており、この突出部38は、封口蓋11の貫通孔11Kに挿入されている。また、本体部37の上段部分に掘穿してなる角穴状の部位を凹部39とする。また、第1端子絶縁部材36には、本体部37及び突出部38を貫通する絶縁貫通孔36Kが穿孔されている。
この第1端子絶縁部材36は、正極外部端子部材31を保持している(図3参照)。具体的には、この第1端子絶縁部材36の本体部37は、正極外部端子部材31の正極連結板33の周端面33Eを囲むように、正極連結板33側に隆起した周縁部37Hを有する。この周縁部37Hは、本体部37において、図3中、奥行き方向や横方向への正極連結板33の移動を防止する。この正極連結板33は、上述のとおり正極かしめ部43にかしめられて固定されているので、第1端子絶縁部材36の本体部37は、正極連結板33の移動を防止しつつこれを保持している。また、第1端子絶縁部材36の角穴状の凹部39には、上述の正極端子部32の脚部32Lが嵌り込んで収納されている。収納された脚部32Lは、正極かしめ部43で固定された正極連結板33の端子結合部33Nに当接しており、かくして、第1端子絶縁部材36は、正極外部端子部材31をなす正極連結板33及び正極端子部32をそれぞれ保持している。
このため、正極端子部32に第1外部接続端子71を着脱する際、この正極端子部32にトルクが加っても、正極外部端子部材31の回転移動を制限することができる。
また、封口蓋11と正極内部端子部材41の正極内端子本体部42との間には、ガスケット79が配置されている(図3,6参照)。このガスケット79は、ガスケット貫通孔79Kを有する環状で絶縁性の合成ゴムもしくは樹脂からなる。
上述のガスケット79は、及び第1端子絶縁部材36の突出部38と共に、正極内部端子部材41と電池ケース10の封口蓋11との間をシールしている。このため、電池ケース10内への水分や異物等の混入や、電池ケース10内からの電解液の漏出が防止される。
次に、負極端子構造体50について説明する。この負極端子構造体50は、正極端子構造体30と同様、金属からなる負極外部端子部材51、主として電池ケース10の内部に位置する負極内部端子部材61及び絶縁性樹脂からなる第2端子絶縁部材56から構成されている(図1,2,3参照)。
このうち、銅からなる負極内部端子部材61は、正極内部端子部材41と同様に、電池ケース10の内側に位置する負極内部端子本体部62と、これから延びており、塑性変形させられて、電池ケース10、負極外部端子部材51の後述する負極連結板53、及び、後述するガスケット79をかしめてなる負極かしめ部63とを有する(図2参照)。
このうち、負極内部端子本体部62は、正極内部端子本体部42と同様、封口蓋11の貫通孔11Kよりも径大の略矩形板状のケース結合部62Sと、このケース結合部62Sから発電要素80の負電極板82に向けて屈曲し、この負電極板82と溶接してなる負極集電部62Tとを含む。
また、負極かしめ部63は、ケース結合部62Sの中央付近から、これに直交する第4軸線AX4に沿って延び、封口蓋11の貫通孔11Kを挿通し、次述する負極外部端子部材51の負極連結板53上に延出してなる。この負極かしめ部63は、その先端が第4軸線AX4の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられて、この負極連結板53を押圧している。かくして、負極かしめ部63は、ケース結合部62Sとの間に、電池ケース10(封口蓋11)、負極外部端子部材51の負極連結板53、後述する第2端子絶縁部材56、及び、ガスケット79を挟み込んでこれらを固定すると共に、負極内部端子本体部62と負極連結板53とを導通している。
また、金属材からなる負極外部端子部材51は、正極外部端子部材31と同様、ボルト形状の負極雄ねじ部52Bと矩形箱状の脚部52Lとからなる負極端子部52、及び、クランク状に屈曲してなる負極連結板53を含む(図1,3参照)。なお、この負極外部端子部材51はいずれも、封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に配置されている。
このうち、負極連結板53は、第2端子絶縁部材56を介して、封口蓋11に固定されている固定部53Mと、この固定部53Mと平行に延びる端子結合部53Nとを有する(図4参照)。このうち固定部53Mは、その固定部貫通孔53Pに前述の負極内部端子部材61の負極かしめ部63を挿通している。そして、固定部53Mのうち固定部貫通孔53Pの周囲が、負極かしめ部63にかしめられて、封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に固定されている。
また、負極連結板53の端子結合部53Nは、負極端子部52の負極雄ねじ部52Bを挿通する結合部貫通孔53Qを有する。
一方、負極端子部52は、矩形箱状の脚部52Lと、この脚部52Lの中央付近から突出するボルト形状の負極雄ねじ部52Bとからなる(図4,6参照)。このうち負極雄ねじ部52Bは、封口蓋11の蓋外表面11Fに直交する第2軸線AX2を有するボルト形状である。この負極雄ねじ部52Bは、上述の負極連結板53の結合部貫通孔53Q、及び、第2外部接続端子72を挿通している。
また、脚部52Lは、第2軸線AX2の周方向への回転移動を抑制できるよう、次述の第2端子絶縁部材56の凹部59に嵌り込んで収納されている。
また、負極外部端子部材51と封口蓋11との間には、絶縁性樹脂からなる第2端子絶縁部材56が介在している(図4参照)。このため、この第2端子絶縁部材56は、負極外部端子部材51と封口蓋11とを絶縁している。
この第2端子絶縁部材56は、第1端子絶縁部材36と同様、負極連結板53のクランク形状に沿う階段形状の本体部57と、この本体部57から突出するリング状の突出部58を有しており、この突出部58は、封口蓋11の貫通孔11Kに挿入されている。また、本体部57の上段部分に掘穿してなる角穴状の部位を、凹部59とする。また、第2端子絶縁部材56には、本体部57及び突出部58を貫通する絶縁貫通孔56Kが穿孔されている。
この第2端子絶縁部材56は、負極外部端子部材51を保持している(図4参照)。具体的には、この第2端子絶縁部材56の本体部57は、負極外部端子部材51の負極連結板53の周端面53Eを囲むように、負極連結板53側に隆起した周縁部57Hを有する。この周縁部57Hは、本体部57において、図4中、奥行き方向や横方向への負極連結板53の移動を防止する。この負極連結板53は、上述のとおり負極かしめ部63にかしめられて固定されているので、第2端子絶縁部材56の本体部57は、負極連結板53の移動を防止しつつこれを保持している。また、第2端子絶縁部材56の角穴状の凹部59には、上述の負極端子部52の脚部52Lが嵌り込んで収納されている。収納された脚部52Lは、負極かしめ部63で固定された負極連結板53の端子結合部53Nに当接しており、かくして、第2端子絶縁部材56は、負極外部端子部材51をなす負極連結板53及び負極端子部52をそれぞれ保持している。
このため、負極端子部52に第2外部接続端子72を着脱する際、この負極端子部52にトルクが加っても、負極外部端子部材51の回転移動を制限することができる。
また、封口蓋11と負極内部端子部材61の負極内端子本体部62との間には、前述のガスケット79が配置されている(図4,6参照)。このガスケット79は、第2端子絶縁部材56の突出部58と共に、それぞれ負極内部端子部材61と電池ケース10の封口蓋11との間をシールしている。このため、電池ケース10内への水分や異物等の混入や、電池ケース10内からの電解液の漏出が防止される。
次いで、絶縁性樹脂からなる移動制限部材20について、図1,5を参照しつつ説明する。
この移動制限部材20は、第1方向DAに延びる直方板形状の本体部23、その本体部23の第1方向DAの両側にそれぞれ位置し、本体部23から2本、腕状に延びてコ字状をなす第1係合部21、及び第2係合部22を有する(図1,5参照)。なお、この移動制限部材20は、図1に示すように、電池ケース10の封口蓋11上で、前述の第1端子絶縁部材36と第2端子絶縁部材56との間に介在してなる。また、この移動制限部材20は、正極端子部32に第1外部接続端子71を着脱する際に、正極外部端子部材31及び第1端子絶縁部材36に生じうる移動を、第2端子絶縁部材56と移動制限部材20との係合、及び、この移動制限部材20と第1端子絶縁部材36との係合により制限できる程度には、各部に剛性を備えたものとしてある。
このうち本体部23は、その中央付近に位置する、放射状に設けられた壁部によって仕切られた第1貫通孔24と、この隣に位置しこれより小径円孔の第2貫通孔25とを有する。このうち第1貫通孔24は、封口蓋11の安全弁12の第2方向DB(図6中、上方)に位置し、この安全弁12が開弁した場合のガス等の流路となる。また、第2貫通孔25は、封口蓋11の注入孔13の第2方向DB(図6中、上方)に位置し、電池ケース10内に電解液を注入する場合に用いる。
また、第1係合部21は、図1に示すように、第1端子絶縁部材36と係合している。具体的には、第1係合部21をなす2本の第1腕部21A,21Aが、第1端子絶縁部材36を挟むように近接して、あるいは当接して、配置されている。第2係合部22もまた、上述の第1係合部21と同様、2本の第2腕部22A,22Aで第2端子絶縁部材56と係合している(図1参照)。
ところで、本実施形態1の電池1では、正極端子部32に第1外部接続端子71を着脱する際、正極外部端子部材31が蓋外壁面11Fに沿う方向へ移動しようとするため、この移動を制限している第1端子絶縁部材36までもが、正極外部端子部材31と共に蓋外壁面11Fに沿う方向へ移動しようとすることがある。具体的には、第1端子絶縁部材36が、正極端子部32との共回りによる第1軸線AX1を中心とした回転移動や、第3軸線AX3を中心とした回転移動等をすることがある。
これに対し本実施形態1の電池1では、正極外部端子部材31を保持する第1端子絶縁部材36に加えて、移動制限部材20を備えている。この移動制限部材20は、正極外部端子部材31及び第1端子絶縁部材36の移動を、第2端子絶縁部材56とこの移動制限部材20との係合、さらに、この移動制限部材20と第1端子絶縁部材36との係合により、制限する形態を有している。具体的には、移動制限部材20は、上述の通り、第1係合部21が第1端子絶縁部材36を、かつ、第2係合部22が第2端子絶縁部材56を、それぞれ挟むように近接、あるいは当接して配置されている(図1参照)。
第1外部接続端子71の着脱により、第1端子絶縁部材36が、第1軸線AX1を中心とした回転移動、第3軸線AX3を中心とした回転移動等の移動をしようとすることがある。すると、第1端子絶縁部材36の移動により、移動制限部材20の第1腕部21A,21Aにこの第1端子絶縁部材36が当接し、この移動制限部材20も移動させようとする。しかし、移動制限部材20は、第1腕部21A,21A近傍が移動しようとすると、第2腕部22A,22A近傍が大きく移動せざるを得なくなり、結局第1腕部21A近傍の移動が制限される。従って、この移動制限部材20のほか、第1端子絶縁部材36の移動が抑制される。
以上より、本実施形態1の電池1では、この第1端子絶縁部材36の移動のほか、これに保持されている正極外部端子部材31の移動を適切に制限することができる。
このため、第1端子絶縁部材36、あるいは、正極外部端子部材31が、封口蓋11の蓋外表面11Fに沿う方向に移動することにより、この正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、この正極外部端子部材31が接続する正極内部端子部材41と電池ケース10の封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、本実施形態1の電池1では、負極端子部51に第2外部接続端子72を着脱する際、負極外部端子部材51が、前述の正極外部端子部材31と同様、蓋外壁面11Fに沿う方向へ移動しようとするため、この移動を制限している第2端子絶縁部材56までもが、負極外部端子部材51と共に蓋外壁面11Fに沿う方向へ移動しようとすることがある。
これに対し本実施形態1の電池1では、正極外部端子部材31を保持する第1端子絶縁部材36に加えて、前述の移動制限部材20を備えている。この移動制限部材20は、正極外部端子部材31及び第1端子絶縁部材36と共に、負極外部端子部材51及び第2端子絶縁部材56の移動を制限する形態を有している。
第2外部接続端子72の着脱により、第2端子絶縁部材56が、第2軸線AX2を中心とした回転移動、第4軸線AX4を中心とした回転移動等の移動をしようとすることがある。すると、第2端子絶縁部材56の移動により、移動制限部材20の第2腕部22A,22Aにこの第2端子絶縁部材56が当接し、この移動制限部材20も移動させようとする。しかし、移動制限部材20は、第2腕部21A,22A近傍が移動しようとすると、第1腕部21A,21A近傍が大きく移動せざるを得なくなり、結局第2腕部22A,22A近傍の移動が制限される。従って、この移動制限部材20のほか、第2端子絶縁部材56の移動が抑制される。
従って、本実施形態1の電池1では、この第2端子絶縁部材56の移動のほか、これに保持されている負極外部端子部材51の移動を適切に制限することができる。
このため、第2端子絶縁部材56、あるいは、負極外部端子部材51が、封口蓋11の蓋外表面11Fに沿う方向に移動することにより、この負極外部端子部材51と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、この負極外部端子部材51が接続する負極内部端子部材61と電池ケース10の封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
また、本実施形態1の電池1では、第1端子絶縁部材36が、正極外部端子部材31の回転移動を制限する形態で正極外部端子部材31を保持しており、さらに、移動制限部材20が、正極外部端子部材31の回転移動に伴って、第1端子絶縁部材36に生じる移動を制限する形態とされている。つまり、移動制限部材20は、正極外部端子部材31の共回りによる第1軸線AX1を中心とした回転移動や、第3軸線AX3を中心とした回転移動等に伴う、第1端子絶縁部材36の、第1軸線AX1あるいは第3軸線AX3を中心とした回転移動等を制限している。
このため、本実施形態1の電池1では、正極端子部32に第1外部接続端子71を着脱する際、この正極端子部32にトルクが加っても、正極外部端子部材31の回転移動、及び、これに伴う第1端子絶縁部材36の移動を、適切に制限することができる。
また、第2端子絶縁部材56が、負極外部端子部材51の回転移動を制限する形態で負極外部端子部材51を保持しており、さらに、移動制限部材20が、負極外部端子部材51の回転移動に伴って、第2端子絶縁部材56に生じる移動を制限する形態とされている。つまり、上述の移動制限部材20は、第2端子絶縁部材56の、第2軸線AX2あるいは第4軸線AX4を中心とした回転移動等をも制限している。
このため、本実施形態1の電池1では、負極端子部52に第2外部接続端子72を着脱する際、この負極端子部52にトルクが加っても、負極外部端子部材51の回転移動、及び、これに伴う第2端子絶縁部材56の移動を、適切に制限することができる。
次いで、本実施形態1にかかる電池1の製造方法について、図6〜8を参照しつつ説明する。
まず、正電極板81及び負電極板82を、セパレータ83を介して捲回してなる発電要素80に、前述の正極内部端子部材41の正極集電部42T、及び、負極内部端子部材61の負極集電部62Tをそれぞれ溶接する。
次いで、封口蓋11に正極端子構造体30を固定する固定工程を説明する。
図6に、この電池1の正極端子構造体30を構成する、かしめ前の正極内部端子部材41、ガスケット79、封口蓋11、第1端子絶縁部材36、正極外部端子部材31及び移動制限部材20の斜視図を示す。このうち、正極内部端子部材41は、上述の通り、発電要素80の正電極板81と既に溶接されている。また、正極かしめ部43は、図6中、上方に開口する変形用穴43Hが設けられている。
まず、正極端子部32を正極連結板33に挿通させる。具体的には、図6に示すように、正極端子部32の脚部32Lを、第1端子絶縁部材36の凹部39にはめ込む。そして、正極端子部32の正極雄ねじ部32Bを、正極連結板33の結合部貫通孔33Qに挿通させる。
さらに、図6に示すように、正極かしめ部43を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、封口蓋11の貫通孔11K、第1端子絶縁部材36の絶縁貫通孔36K、および、正極外部端子部材31のうち正極連結板33の固定部貫通孔33Pに、この順に挿通して、その先端側を正極連結板33よりも突出させる。
次に、円錐形状の先端部を有する拡径金型91を、正極かしめ部43の変形用穴43Hに向けて、第3軸線AX3に沿って移動させる(図7参照)。またこれと同時に、平面を有する平面金型92を、正極内部端子部材41のケース結合部42Sの下方(図7中、下方)に当接させて、第3軸線AX3に沿って封口蓋11に向けて移動させる。これにより、正極かしめ部43は拡径金型91の先端部に倣って塑性変形し、カサ状(円錐筒状)に開いた形状とされる。
その後、正極かしめ部43を押圧金型93を用いて変形させる(図8参照)。これにより、正極かしめ部43は、その先端が第3軸線AX3の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられ、正極連結板33を押圧している。これにより、正極端子構造体30が封口蓋11上に固定されてできあがる。
次いで、負極端子構造体50も、上述の正極端子構造体30と同様にして、封口蓋11上に固定する。
即ち、まず、負極端子部52を負極連結板53に挿通させる(図6参照)。さらに、負極かしめ部63を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、封口蓋11の貫通孔11K、第2端子絶縁部材56の絶縁貫通孔56K、および、負極連結板53の固定部貫通孔53Pに、この順に挿通して、その先端側を負極連結板53よりも突出させる。
次に、正極端子構造体30と同様に、拡径金型91、平面金型92及び押圧金型93を用いて、挿通した負極かしめ部63を塑性変形させて、これに負極連結板53を押圧させる(図7,8参照)。これにより、負極端子構造体50が封口蓋11上に固定されてできあがる。
さらに、移動制限部材20を、封口蓋11上、それぞれ固定してなる正極端子構造体30及び負極端子構造体50との間に配置する。具体的には、移動制限部材20の第1挟持部21で第1端子絶縁部材36を、第2挟持部22で第2端子絶縁部材56を挟むように配置する。なお、封口蓋11に配置された安全弁12及び注入孔13の、図6中、上方に、移動制限部材20の第1貫通孔24及び第2貫通孔25がそれぞれ位置する。
移動制限部材20を封口蓋11に配置後は、発電要素80を電池ケース本体18に収容する。さらに、封口蓋11と電池ケース本体18とを溶接して電池ケース10とする。封口蓋11の注入孔13を通じて、電解液(図示しない)を電池ケース10内に注入した後、その注入孔13をアルミニウムキャップで溶接して封止する。かくして本実施形態1にかかる電池1が完成する。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2にかかる組電池100について、図9〜11を参照しつつ説明する。なお、前述の実施形態1と同様の部分の説明は省略または簡略化するが、同様の部分については同様の作用効果を生じる。また、同内容のものには同番号を付して説明する。
本実施形態2にかかる組電池100は、複数の電池101、いずれも金属からなり電池101を挟持してなる第1エンドプレート191,第2エンドプレート196、及び、第2エンドプレート196と電池101の間に介在してなる樹脂枠体185を備える。なお、この組電池100では、複数の電池101を積層する方向(図9中、左右方向)を積層方向DLとする。
このうち、金属からなる板状の第1エンドプレート191は、電池101と当接する平面状の第1内側面192を有する(図10参照)。また、金属からなる板状の第2エンドプレート196は、自身と電池101との間に介在する樹脂枠体185と当接する平面状の第2内側面197を有する。
なお、これら第1エンドプレート191及び第2エンドプレート196は、外部からの外力によって、積層方向DLに複数の電池101を挟持している。
また、絶縁性樹脂からなる樹脂枠体185は、隣り合う電池101のケース主面10Fと対向するように配置される、板状の本体部186と、この本体部186から電池101の底側(図9,10,11中、下方)に回り込むように延出しているフランジ部189とを有する。このうち、フランジ部189は、積層方向DLのうちこれに隣接する電池101側にのみ延出する形態である。そして、このフランジ部189の先端部分が、後述の第1移動制限部材120Mの第1フランジ部129Mと結合可能な形状の結合部189Jとされている。このため、樹脂枠体185は、電池101を介して隣り合う第1移動制限部材120Mと、電池101の底側で互いに結合している(図10参照)。
また、本体部186は、第1当接面187及び第2当接面188を含む。このうち第1当接面187は、電池101のケース主面10Fに対向して当接している。また、この第1当接面187には、積層方向DLに直交し、かつ、図10において紙面に垂直な方向に延びる略矩形帯状の凹部187Pが複数平行に凹設されている。これら凹部187P,187Pと、電池101の電池ケース10(ケース主面10F)に囲まれて、空気を流通可能な矩形状の流通路BWが設けられる。
一方、平面形状の第2当接面188は、その全面が、第2エンドプレート196の第2内側面197に当接している。さらに、樹脂枠体185は、電池101の電池ケース10と第2エンドプレート196の間に介在して、これらを互いに絶縁している。
また、電池101は、実施形態1の電池1と同様に、矩形箱形の電池ケース10、正極外部端子部材31と第1端子絶縁部材36とを有する正極端子構造体30、負極外部端子部材51と第2端子絶縁部材56とを有する負極端子構造体50、発電要素80及び図示しない電解液を備える捲回形のリチウムイオン二次電池である(図11参照)。但し、実施形態1とは異なる移動制限部材120を備えている。
なお、組電池100では、この電池101は、電池ケース10の封口蓋11を、図9中、上方に向けて、積層方向DLに複数列置してなる。このため、封口蓋11上に固定されてなる正極端子構造体30及び負極端子構造体50はいずれも、図9中、上方に位置し、隣り合う電池101,101の正極端子構造体30と負極端子構造体50とを、板状のバスバ170を用いて至近距離で連結できる。
このうち電池ケース10は、実施形態1と同様、封口蓋11及び電池ケース本体18からなる。また、この電池ケース10は、積層方向DLに直交し、互いに平行な2つのケース主面10F,10Fを有する(図10参照)。
また、絶縁性樹脂からなる移動制限部材120は、実施形態1と同様の、本体部23、第1係合部21、第2係合部22のほか、電池ケース10の一方のケース主面10F側に位置して、隣り合う電池との間に介在する板状の介在部126、及び、この介在部126から電池101の底側(図9,10,11中、下方)に回り込むように延出しているフランジ部129を有する。
なお、この移動制限部材120は、第1エンドプレート191と当接する第1介在部126Mを含む第1移動制限部材120Mと、電池101同士の間に介在する第2介在部126Nを含む第2移動制限部材120Nの2種に分類される(図10参照)。具体的には、第1移動制限部材120Mは、積層方向DLのうち電池101側にのみ延出する形態の第1フランジ部129Mを有するのに対し、第2移動制限部材120Nの第2フランジ部129Nは、積層方向DLの両側に延出する形状を有している。
移動制限部材120のうち、フランジ部129(第1フランジ部129M,第2フランジ部129N)は、その積層方向DLの先端部分が隣接する脚部同士で結合可能な形状の結合部129Jとされている。このため、電池101を介して隣り合う移動制限部材120同士は、電池101の底側で互いに結合している(図10参照)。
また、介在部126は、第1当接面127及び第2当接面128を含む。このうち第1当接面127は、電池101のケース主面10Fあるいは第1エンドプレート191の第1内側面192に対向して当接している。また、この第1当接面127には、積層方向DLに直交し、かつ、図10において紙面に垂直な方向に延びる略矩形帯状の凹部127Pが複数平行に凹設されている。これら凹部127P,127Pと、電池101の電池ケース10(ケース主面10F)に囲まれて、空気を流通可能な矩形状の流通路BWが設けられる。
一方、平面形状の第2当接面128は、その全面が、この移動制限部材120を備える電池101のケース主面10Fに当接している。
さらに、介在部126は、電池ケース10同士、及び電池ケース10とエンドプレート191の間に介在して、これらを互いに絶縁している。
例えば、図10に示すように、電池101のうち、互いに隣り合う第1電池101J及び第2電池101Kでは、第1電池101Jにおける移動制限部材120の介在部126が、第1電池101Jと第2電池101Kとの間に介在している。そして、この介在部126は、第1電池101Jと第2電池101Kとを離間させて絶縁している。
即ち、移動制限部材120は、第1電池101Jと第2電池101Kとを離間させて絶縁する離間絶縁部材を兼ねる兼用部材CMである。このため、各電池101を列置させて組電池100を構成するに当たり、隣り合う電池101同士(第1電池101J,第2電池101K)の間を離間させ絶縁する離間絶縁部材を別途用意し、電池101と離間絶縁部材とを交互に配置する必要が無く、組電池100を容易に形成できる、また、安価な組電池100とすることができる。
さらに、移動制限部材120を離間絶縁部材と兼ねる構成としたので、移動制限部材120としても、自身が属する第1電池101Jにおける自身の位置が安定する。具体的には、第1電池101Jの移動制限部材120の介在部126は、第1電池101Jの第1電池ケース10Jと、第2電池101Kの第2電池ケース10Kとの間に挟まれている(図10参照)。これにより、移動制限部材120の本体部23は、封口蓋11の蓋外表面11F上で移動したり、封口蓋11から外れたりし難い。さらに、図10に示すように、隣り合う電池101の移動制限部材120は、封口蓋11側、積層方向DLの少なくとも一方で互いに当接し合っているので、本体部23は、蓋外表面11F上を移動しがたい。
このため、正極外部端子部材31の正極端子部32、或いは、負極外部端子部材51の負極端子部52に、バスバ170(又は、第1外部接続端子71或いは第2外部接続端子72)を着脱する場合等において、第1端子絶縁部材36あるいは第2端子絶縁部材56が移動しようとして、これらの移動を制限する移動制限部材120に応力が掛かった場合に、この移動制限部材120が外れるなどの不具合も生じ難くできる。
また、前述の第1電池101Jの移動制限部材120は、この介在部126と、第2電池101Kの第2電池ケース10Kとの間に、冷却風を流通させる流通路BWを構成している。
このため、組電池100では、隣り合う第1電池101Jと第2電池101Kとの間に冷却風を流通させて、容易に各電池101J,101Kを冷却することができる。
次いで、本実施形態2にかかる組電池100の製造方法について、図12,13を参照しつつ説明する。
まず、実施形態1と同様にして、発電要素80に、前述の正極内部端子部材41の正極集電部42T、及び、負極内部端子部材61の負極集電部62Tをそれぞれ溶接する。
次いで、封口蓋11に正極端子構造体30を固定する固定工程を説明する。
図12に、この電池1の正極端子構造体30を構成する、かしめ前の正極内部端子部材41、ガスケット79、封口蓋11、第1端子絶縁部材36、正極外部端子部材31及び移動制限部材20の斜視図を示す。このうち、正極内部端子部材41は、上述の通り、発電要素80の正電極板81と既に溶接されている。また、正極かしめ部43は、図6中、上方に開口する変形用穴43Hが設けられている。
まず、正極端子部32を正極連結板33に挿通させる。具体的には、図6に示すように、正極端子部32の脚部32Lを、第1端子絶縁部材36の凹部39にはめ込む。そして、正極端子部32の正極雄ねじ部32Bを、正極連結板33の結合部貫通孔33Qに挿通させる。
さらに、図6に示すように、正極かしめ部43を、ガスケット79のガスケット貫通孔79K、封口蓋11の貫通孔11K、第1端子絶縁部材36の絶縁貫通孔36K、および、正極外部端子部材31のうち正極連結板33の固定部貫通孔33Pに、この順に挿通して、その先端側を正極連結板33よりも突出させる。
次に、正極連結板33から突出した正極かしめ部43を、実施形態1と同様に、拡径金型91、平面金型92及び押圧金型93を用いて変形させる(図8参照)。これにより、正極かしめ部43は、その先端が第3軸線AX3の径方向外側に向けて拡がるように塑性変形させられ、正極連結板33を押圧している。これにより、正極端子構造体30が封口蓋11上に固定される。
負極端子構造体50についても、上述の正極端子構造体30と同様にして、封口蓋11上に固定する。
封口蓋11上に正極端子構造体30及び負極端子構造体50を固定後、発電要素80を電池ケース本体18に収容する。さらに、封口蓋11と電池ケース本体18とを溶接して電池ケース10とする。
電池ケース10とした後に、移動制限部材120を、封口蓋11上、正極端子構造体30及び負極端子構造体50との間に配置する。具体的には、移動制限部材120の第1挟持部21で第1端子絶縁部材36を、第2挟持部22で第2端子絶縁部材56を挟むように配置すると共に、移動制限部材120の介在部126を電池ケース10のケース主面10Fに当接させる。さらに、移動制限部材120のフランジ部129を、電池ケース10の底側(図13(b)中、下方)に配置させる。
なお、封口蓋11に配置された安全弁12及び注入孔13の、図12中、上方に、移動制限部材20の第1貫通孔24及び第2貫通孔25がそれぞれ位置する。
封口蓋11の注入孔13を通じて、電解液(図示しない)を電池ケース10内に注入した後、その注入孔13をアルミニウムキャップで溶接して封止する。これにより、電池101ができあがる。
次いで、上述の複数の電池101を列置する。具体的には、移動制限部材120の介在部126の第1当接面127と、他の電池101から露出するケース主面10Fとを当接させて、複数の電池101を積層方向DLに沿って一列に列置する。
列置した複数の電池101のうち、積層方向DL、移動制限部材120の介在部126の第1当接面127が露出している側に、第1エンドプレート191の第1内側面192を当接させる。また、これとは逆に、ケース主面10Fが露出している側に、樹脂枠体185を介して、第2エンドプレート196の第2内側面197を当接させる。
その後、第1エンドプレート191及び第2エンドプレート196の外部から、積層方向DLに沿った外力を与えて、これらに複数の電池101を挟持させる。
かくして、本実施形態2にかかる組電池100が完成する(図9参照)。
(実施形態3)
本実施形態3にかかる車両200は、前述した組電池100を含むバッテリパック210を搭載したものである。具体的には、図14に示すように、車両200は、エンジン240、フロントモータ220およびリアモータ230を併用して駆動するハイブリッド自動車である。この車両200は、車体290、エンジン240、これに取り付けられたフロントモータ220、リアモータ230、ケーブル250、インバータ260、及び、矩形箱形状のバッテリパック210を有している。このうちバッテリパック210は、組電池100を矩形箱形状のバッテリケース211の内部に収容してなる。
このため、本実施形態3にかかる車両200では、正極端子構造体30の正極端子部32にバスバ170(又は第1外部接続端子71)を着脱する際に、正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、正極外部端子部材31が接続する正極内部端子部材41と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。さらに、負極側も同様に、負極端子部52にバスバ170(又は第2外部接続端子72)を着脱する際に、負極外部端子部材51と封口蓋11との間のシール、あるいは、負極内部端子部材61と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
かくしてこの車両200を、信頼性の高い車両とすることができる。
また、この車両200は、前述の通り、兼用部材CMである移動制限部材120を備えた組電池100を搭載するので、安価な組電池100を搭載した安価な車両とすることができる。
(変形形態1)
本変形形態1にかかる車両300は、前述した電池1を複数含むバッテリパック310を搭載している点で、実施形態3の車両200と異なる。
具体的には、本変形形態1の車両300のバッテリパック310は、矩形箱形状のバッテリケース311の内部に電池1を複数列置して収容してなる(図15参照)。なお、複数の電池1は、複数のバスバ370を用いて、バッテリパック310内で直列に電気接続されている。また、これらのうち隣り合う電池ケース10,10の間には、移動制限部材20とは別部材の、絶縁性樹脂からなる離間絶縁部材SMを介在している。
このため、本変形形態1にかかる車両300では、正極端子部32にバスバ370(又は第1外部接続端子71)を着脱する際に、正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、正極内部端子部材41と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。さらに、負極側も同様に、負極端子部52にバスバ370(又は第2外部接続端子72)を着脱する際に、負極外部端子部材51と封口蓋11との間のシール、あるいは、負極内部端子部材61と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。かくして、本変形形態1にかかる車両300は、信頼性の高い車両とすることができる。
(実施形態4)
また、本実施形態4のハンマードリル400は、前述の組電池100を含むバッテリパック410を搭載したものであり、図16に示すように、バッテリパック410、本体420を有する電池搭載機器である。なお、バッテリパック410はハンマードリル400の本体420のうち底部421に可能に収容されている。
このため、本実施形態4にかかるハンマードリル400は、組電池100の正極端子部32にバスバ170、又は第1外部接続端子71を着脱する際に、正極外部端子部材31と電池ケース10の封口蓋11との間のシール、あるいは、正極外部端子部材31が接続する正極内部端子部材41と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。さらに、負極側も同様に、負極端子部52にバスバ170、又は第2外部接続端子72を着脱する際に、負極外部端子部材51と封口蓋11との間のシール、あるいは、負極内部端子部材61と封口蓋11との間のシールが不十分となる不具合を防止できる。
かくしてこのハンマードリル400を、信頼性の高い電池搭載機器とすることができる。
また、このハンマードリル400は、前述の通り、兼用部材CMである移動制限部材120を備えた組電池100を搭載するので、安価な組電池100を搭載した安価な電池搭載機器とすることができる。
また、ハンマードリル400が搭載する組電池100では、兼用部材CMが移動制限部材120と離間絶縁部材SMとを兼ねる構成である。このため、この組電池100において、正極端子部31にバスバ170又は第1外部接続端子71を、或いは、負極端子部51にバスバ170又は第2外部接続端子72を着脱する際に、移動制限部材120が外れる等の不具合を生じ難くしたハンマードリル400とすることができる。
以上において、本発明を実施形態1,2,3,4及び変形形態1に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態1等では、電池1をリチウムイオン二次電池としたが、これ以外の二次電池、例えば、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム二次電池等に適用しても良い。また、一次電池に適用しても良い。さらに、実施形態1等では、電池1の電池ケース10を矩形形状の電池ケースとしたが、端子形成面の上方に第1電極端子部材及び第2電極端子部材を有する電池ケース、例えば、一部に端子形成面を含む円筒形状等の電池ケースとしても良い。
また、実施形態1等では、移動制限部材20を絶縁性樹脂からなるものとしたが、第1電極端子部材、第2電極端子部材及び端子形成部と絶縁可能な、例えば、絶縁セラミックスや、絶縁皮膜でコートされた金属材を用いても良い。
また、実施形態1等では、移動制限部材20の形態について、第1,第2端子絶縁部材を挟むように近接あるいは当接して、これと係合する第1,第2係合部を有する形態とした。但し、移動制限部材自身の移動を許容しうる範囲の大きさや、その移動を許容する方向、第1端子絶縁部材や第2端子絶縁部材の寸法公差、などに応じて適宜の形態としても良い。
例えば具体的には、第1端子絶縁部材536及び第2端子絶縁部材556に、両者間を結ぶ方向に突出する突起TPをそれぞれ形成しておく。一方、移動制限部材520を、これらの突起に嵌り合う凹部を形成した形態としたものが挙げられる(図17参照)。またこれと逆に、第1端子絶縁部材636と第2端子絶縁部材656に、凹部を形成しておき、移動制限部材620を、第1端子絶縁部材636と第2端子絶縁部材656の凹部に嵌り合う突起TPを形成した形態としたものが挙げられる(図18参照)。さらに、その突起の形状を図17及び図18に示す矩形四角形状のほかに、例えば、三角形状(図19参照)や五角形状等の多角形状としても良い。
また、実施形態1等では、第1電極端子部材及び第2電極端子部材について、それらの全部を、端子形成面の上方に配置してなるものとした。即ち、正極外部端子部材31をなす正極端子部32と正極連結版33、及び、負極外部端子部材51をなす負極端子部52と負極連結板53は、いずれも封口蓋11の蓋外表面11Fの上方に位置する。しかし、第1電極端子部材を、例えば、第1端子部のほかに、これと一体に構成され、且つ電池ケース内に位置する部分を備えるもの、つまり、電池ケース内から延出して、一部が端子形成面の上方に配置されて第1端子部となっているものとしても良い。
実施形態1にかかる電池の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の断面図(図1のA−A部)である。 実施形態1にかかる電池の拡大説明図(図2のB部)である。 実施形態1にかかる電池の拡大説明図(図2のC部)である。 実施形態1の移動制限部材の斜視図である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態1にかかる電池の製造工程の説明図である。 実施形態2にかかる組電池の斜視図である。 実施形態2にかかる組電池の断面図(図9のD−D部)である。 実施形態2の電池の斜視図である。 実施形態2にかかる組電池の製造工程の説明図である。 実施形態2にかかる組電池の製造工程の説明図である。 実施形態3,変形形態1にかかる車両の説明図である。 変形形態1にかかる車両の説明図である。 実施形態4にかかるハンマードリルの説明図である。 変形形態にかかる電池の説明図である。 変形形態にかかる電池の説明図である。 変形形態にかかる電池の説明図である。
符号の説明
1 電池
10 電池ケース
10J 第1電池ケース(自己電池ケース)
10K 第2電池ケース(隣在電池ケース)
11 封口蓋(端子形成部)
11F 蓋外表面(端子形成面)
20,520,620,720 移動制限部材
31 正極外部端子部材(第1電極端子部材)
32 正極端子部(第1端子部)
32B 正極雄ねじ部(第1雄ねじ部)
36,536,636,736 第1端子絶縁部材
51 負極外部端子部材(第2電極端子部材)
52 負極端子部(第2端子部)
52B 負極雄ねじ部(第2雄ねじ部)
56,556,656,756 第2端子絶縁部材
71 第1外部接続端子
72 第2外部接続端子
100 組電池
101 電池
101J 第1電池(自己電池)
101K 第2電池(隣在電池)
120 移動制限部材(離間絶縁部材,兼用部材)
120M 第1移動制限部材(離間絶縁部材,兼用部材)
120N 第2移動制限部材(離間絶縁部材,兼用部材)
170,370 バスバ(第1外部接続端子,第2外部接続端子)
200,300 車両
400 ハンマードリル(電池搭載機器)
AX1 第1軸線
AX2 第2軸線
BW 流通路
CM 兼用部材
SM 離間絶縁部材

Claims (8)

  1. 少なくとも端子形成面をなす端子形成部が金属からなる電池ケースと、
    金属材からなり、第1外部接続端子を接続させる第1端子部を、上記端子形成面の上方に有する第1電極端子部材と、
    金属材からなり、上記第1電極端子部材と離間し絶縁されてなり、第2外部接続端子を接続させる第2端子部を、上記端子形成面の上方に有する第2電極端子部材と、
    絶縁材からなり、上記第1電極端子部材と上記端子形成部との間に介在し、両者を絶縁させると共に、上記第1端子部に上記第1外部接続端子を着脱する際に、上記端子形成面に沿う方向に生じる上記第1電極端子部材の移動を制限して、上記第1電極端子部材を保持してなる第1端子絶縁部材と、
    絶縁材からなり、上記第2電極端子部材と上記端子形成部との間に介在し、両者を絶縁させると共に、上記第2電極端子部材を保持してなる第2端子絶縁部材と、
    上記第1電極端子部材、上記第2電極端子部材、及び上記端子形成部と絶縁されて、上記端子形成部上で、上記第1端子絶縁部材と上記第2端子絶縁部材との間に介在してなる移動制限部材であって、
    上記第1端子部に上記第1外部接続端子を着脱する際に、上記端子形成面に沿う方向に生じる、上記第1電極端子部材、及び、これを保持する上記第1端子絶縁部材の移動を、
    上記第2端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と上記第1端子絶縁部材との係合により制限する形態を有してなる
    移動制限部材と、を備える
    電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって、
    前記第1端子部は、第1雄ねじ部を含み、
    前記第1端子絶縁部材は、前記第1電極端子部材に対し、上記第1雄ねじ部の軸線である第1軸線の周りにトルクを加えたときに、上記第1電極端子部材の回転移動を制限する形態で、上記第1電極端子部材を保持してなり、
    前記移動制限部材は、上記第1電極端子部材の回転移動に伴って、上記第1端子絶縁部材に生じる移動を制限する形態を有してなる
    電池。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池であって、
    前記第2端子絶縁部材は、
    前記第2端子部に前記第2外部接続端子を着脱する際に、前記端子形成面に沿う方向に生じる前記第2電極端子部材の移動を制限して保持してなり、
    前記移動制限部材は、
    上記第2端子部に上記第2外部接続端子を着脱する際に、上記端子形成面に沿う方向に生じる、上記第2電極端子部材、及び、これを保持する上記第2端子絶縁部材の移動を、
    前記第1端子絶縁部材と自身との係合、及び、自身と上記第2端子絶縁部材との係合により制限する形態を有してなる
    電池。
  4. 請求項3に記載の電池であって、
    前記第2端子部は、第2雄ねじ部を含み、
    前記第2端子絶縁部材は、前記第2電極端子部材に対し、上記第2雄ねじ部の軸線である第2軸線の周りにトルクを加えたときに、上記第1電極端子部材の回転移動を制限する形態で、上記第2電極端子部材を保持してなり、
    前記移動制限部材は、上記第2電極端子部材の回転移動に伴って、上記第2端子絶縁部材に生じる移動を制限する形態を有してなる
    電池。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電池を、それぞれ前記端子形成部を同方向に向けて、複数列置してなる組電池であって、
    前記移動制限部材は、
    上記電池のうち、自身が属する自己電池と、この自己電池に隣り合う電池のうち、少なくとも一方側に位置して隣り合う隣在電池との間に介在して、上記自己電池と上記隣在電池とを離間させて絶縁する離間絶縁部材を兼ねる
    兼用部材である
    組電池。
  6. 請求項5に記載の組電池であって、
    前記兼用部材は、
    前記離間絶縁部材として、
    前記自己電池の電池ケースである自己電池ケース、及び、前記隣在電池の電池ケースである隣在電池ケースの少なくともいずれかとの間に、冷媒を流通させる流通路を構成する形態を有してなる
    組電池。
  7. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電池、あるいは、請求項5又は請求項6に記載の組電池を搭載した車両。
  8. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の電池、あるいは、請求項5又は請求項6に記載の組電池を搭載した電池搭載機器。
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