JP2009259164A - 二重化データ処理回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】フェイルセーフ性を確保しつつ、故障などの発生時も滞りなく動作を継続する二重化データ処理回路を提供する。
【解決手段】第1及び第2記憶回路31,32において複数のSRAM310,311,320,321に同じ内容のデータを書き込んで冗長にすることにより、故障などでSRAM310,311,320,321の一部に誤ったデータが記憶されていても、比較回路410,411での比較によって正常なデータが記憶されたSRAM310,311,320,321を判別でき、これによって第1及び第2選択回路421,422が正常なデータを第1及び第2演算処理回路11,12に出力させることができる。比較回路410,411と第1及び第2選択回路421,422は、複雑な演算処理を伴わない単純な処理を行なうので処理時間が極めて短く、第1及び第2演算処理回路11,12は、故障などの発生時も滞りなく動作を継続することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道信号保安装置などに使用される二重化データ処理回路に関する。
に関する。
鉄道信号保安装置や、地上又は車上に設置される鉄道車両制御装置は、高度の安全性が要求されるために、フェイルセーフの観点から二重化データ処理回路が設けられている。この二重化データ処理回路は、例えば、同一の回路構成を有し、かつ、同時に同一の動作を行なう2つのCPUバス回路と、これら2つのCPUが各々読み出したデータを照合する照合回路とを備えている。両方のCPUには、通常状態では交番信号(1→0→1→0)が入力されているが、照合回路でデータの不一致が検出されたとき、交番信号の入力は停止され、これを検知した両方のCPUはシステムの動作を停止させる。
同時に同一箇所での故障発生は現実的にはありえないため、この二重化データ処理回路によって、2つのCPUバス回路の何れか一方に故障やエラーが発生すれば、誤動作が行なわれる前に、これを検出して動作を停止させることができる。これにより、例えば、故障発生時に鉄道車両の自動運転を停止し、手動により安全に停止させるなどの処置が可能となる。
このように、二重化データ処理回路によって確実なフェイルセーフが実現される反面、当該装置は過酷な環境下に設置されるため、頻繁に故障などが発生して動作が停止してしまい、装置の信頼性が低下するという問題があった。この問題に対して、例えば、特許文献1では、2つのメモリのチェックコードから故障したメモリを判別し、正常なメモリのデータを、別途設けられた2つのリカバリーメモリに転送してアクセスすることによって故障などの発生時も動作を継続する二重化データ処理回路が開示されている。
しかしながら、この二重化データ処理回路は、チェックコードの演算処理とリカバリーメモリへのデータ転送処理に多くの時間を要するから、故障などの発生時、動作が一時中断する蓋然性、もしくは、通常の演算処理などの速度が低下する蓋然性が高いという新たな問題が懸念される。
特開平5−189325号公報
本発明の課題は、フェイルセーフ性を確保しつつ、故障などの発生時も滞りなく動作を継続する二重化データ処理回路を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る二重化データ処理回路は、第1及び第2演算処理回路と、照合回路と、第1及び第2記憶回路と、比較選択回路とを含む。前記第1及び第2演算処理回路は、前記第1及び第2記憶回路にそれぞれ記憶されたデータを読み出して演算処理を行う。前記照合回路は、前記第1及び第2演算処理回路のそれぞれが読み出した前記データを互いに照合し、不一致であるときに前記第1及び第2演算処理回路の動作を停止させる。
これまで述べた構成は従来技術に見られるが、本発明の特徴部分は次に述べる第1及び第2記憶回路と比較選択回路にある。すなわち、前記第1及び第2記憶回路は、前記データが記憶される複数の記憶部をそれぞれ有している。前記第1記憶回路の前記記憶部と前記第2記憶回路の前記記憶部は、互いに対応するように同数ずつ設けられている。
前記比較選択回路は、比較回路と、第1及び第2選択回路とを含む。前記比較回路は、前記第1記憶回路の前記記憶部と前記第2記憶回路の前記記憶部に各々記録されている前記データを比較して、前記記憶部ごとの比較結果を前記第1及び第2選択回路に共通に出力する。前記第1及び第2選択回路は、前記第1及び第2演算処理回路が前記データを読み出すとき、前記比較結果に基づき、内容が一致した前記第1及び第2記憶回路の前記記憶部の前記データを各々選択し、前記第1及び第2演算処理回路にそれぞれ出力させる。
このような構成によれば、前記第1及び第2記憶回路において前記複数の記憶部に同じ内容のデータを書き込んで冗長にすることにより、故障などで前記記憶部の一部に誤ったデータが記憶されていても、前記比較回路での比較によって正常なデータが記憶された記憶部を判別でき、これによって前記第1及び第2選択回路が正常なデータを前記第1及び第2演算処理回路に出力させることができる。よって、前記照合回路による前記第1及び第2演算処理回路の動作停止を効果的に抑制できる。
また、前記比較回路と前記第1及び第2選択回路は、複雑な演算処理を伴わない単純な処理を行なうので処理時間が極めて短く、前記第1及び第2演算処理回路は、故障などの発生時も滞りなく動作を継続することができる。
さらに、仮に、前記比較結果が全て不一致であった場合、前記照合回路によって前記第1及び第2演算処理回路の動作が停止させられるから、フェイルセーフ性が従来と同様に確保される。
以上述べたように、本発明によれば、フェイルセーフ性を確保しつつ、故障などの発生時も滞りなく動作を継続する二重化データ処理回路を提供することができる。
図1に、本発明に係る二重化データ処理回路の回路図を示す。二重化データ処理回路は、第1及び第2演算処理回路11,12と、照合回路2と、第1及び第2記憶回路31,32と、比較選択回路4とを含む。二重化データ処理回路は、A系とB系の2系のCPUバス回路で構成されており、両系とも同一の回路構成を有する。
第1及び第2演算処理回路11,12は、第1及び第2CPU111,121をそれぞれ含み、第1及び第2記憶回路31,32にそれぞれ記憶されたデータを読み出して演算処理を行う。第1演算処理回路11及び第1記憶回路31はA系に、第2演算処理回路12及び第2記憶回路32はB系に属する。
第1及び第2記憶回路31,32に記憶されるデータとしては、例えば車両の位置制御装置に搭載する二重化データ処理回路の場合、車両の現在位置や速度などが挙げられ、第1及び第2演算処理回路11,12は、これらのデータを元に車両の目標速度などを計算する。なお、第1及び第2CPU111,121には、CPU(Central Processing Unit)のみではなく、MPU(Micro Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)などの他の汎用演算処理LSIをも概念として含まれる。
第1及び第2CPU111,121は、第1及び第2バス51,52とそれぞれ接続されている。第1バス51は、第1アドレスバス511と、第1CPU側データバス513,514と、第1制御バス512とを含む。第1CPU側データバス513,514には、読み込み用データバス513と、書き込み用データバス514とがある。また、第2バス52は、第2アドレスバス521と、第2CPU側データバス523,524と、第2制御バス522とを含む。第2CPU側データバス523,524には、読み込み用データバス523と、書き込み用データバス524とがある。
第1及び第2アドレスバス511,521には、データ読み込み時又は書込み時、対象アドレスを指定するために第1及び第2CPU111,121からアドレス信号ADDがそれぞれ出力される。一方、第1及び第2制御バス512,522には、データ読み込み時又は書込み時、読み出し又は書込みを区別して指示するために第1及び第2CPU111,121から制御信号ENBがそれぞれ出力される。また、読み込み用データバス513,523には、第1及び第2記憶回路31,32から読み込まれたデータが比較選択回路4を介して、それぞれ出力される。一方、書き込み用データバス514,524には、第1及び第2記憶回路31,32に書き込むデータがそれぞれ出力される。
照合回路2は、第1及び第2演算処理回路11,12のそれぞれが読み出したデータを照合し、不一致であるときに第1及び第2演算処理回路11,12の動作を停止させる。また、照合回路2は、同様に、第1及び第2演算処理回路11,12が書き込むデータを照合し、不一致であるときに第1及び第2演算処理回路11,12の動作を停止させる。
具体的には、照合回路2は、第1及び第2CPU側データバス513,514,523,524に接続され、データ読み込み時にデータバス513,523の各データを照合し、もしくは、データの書き込み時にデータバス514,524の各データを照合し、不一致であるときに第1及び第2CPU111,121に共通に割込停止信号INTを出力する。データ読み込み時の照合は、第1及び第2記憶回路31,32の故障などを主なチェック対象とし、一方、データ書き込み時の照合は、第1及び第2CPU111,121の故障などを主なチェック対象とする。なお、割込停止信号INTは、第1及び第2CPU111,121の汎用IO端子を介して入力され、また、第1及び第2CPU111,121には、割込停止信号INTを受けると動作を停止するような機能が設けられている。
これまで述べた構成は従来技術に見られるが、本発明の特徴部分は次に述べる第1及び第2記憶回路31,32と比較選択回路4にある。第1及び第2記憶回路31,32は、データが記憶される複数の記憶部をそれぞれ有している。本実施形態では、各記憶部は、1個のSRAM(Static Random Access Memory)310,311,320,321から構成されているが、数は何個でもよく、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やフラッシュメモリなど他種類のメモリで構成してもよい。
第1記憶回路31の記憶部と第2記憶回路32の記憶部は、互いに対応するように同数ずつ設けられている。すなわち、第1記憶回路31は、0面のSRAM310と1面のSRAM311とを含み、一方、第2記憶回路32は、0面のSRAM320と1面のSRAM321とを含んでおり、0面のSRAM310,320同士が対応し、1面のSRAM311,321同士が対応する構成となっている。
第1記憶回路31に含まれるSRAM310,311は、第1アドレスバス511と、第1制御バス512と、SRAM310,311ごとに設けられた第1メモリ側データバス610,611とに接続されて、データが記憶されている。第1メモリ側データバス610,611は、バッファ430,431を介してSRAM310,311にそれぞれ接続されている。さらに、書き込み用データバス514も、各バッファ430,431を介してSRAM310,311にそれぞれ接続されている。
バッファ430,431は、汎用の双方向バッファであり、SRAM310,311に対するデータの入出力方向の切り替えを行なう。具体的には、バッファ430,431は、制御信号ENBが入力されており、これに基づいて、データ読み込み時はSRAM310,311からそれぞれの第1メモリ側データバス610,611に出力方向を切り替え、一方、データ書き込み時は書き込み用のデータバス514から各SRAM310,311に出力方向を切り替える。
また、第2記憶回路32に含まれるSRAM320,321は、第2アドレスバス521と、第2制御バス522と、SRAM320,321ごとに設けられた第2メモリ側データバス620,621とに接続されて、データが記憶されている。第2メモリ側データバス620,621は、バッファ440,441を介してSRAM320,321にそれぞれ接続されている。さらに、書き込み用データバス524も、各バッファ440,441を介してSRAM340,341にそれぞれ接続されている。各バッファ440,441は、バッファ430,431と同様に、制御信号ENBに基づいて、SRAM320,321に対するデータの入出力方向の切り替えを行なう。
このような構成において、第1CPU111は、データ書き込み時、ADD信号を出力してメモリ空間内の対象アドレスを指定するとともに、書き込み指示のENB信号とデータを出力して、A系の0面/1面のSRAM310,311に、それぞれ同じ内容のデータを書き込む。一方、第2CPU121も、同様に、B系の0面/1面のSRAM320,321に、それぞれ同じ内容のデータを書き込む。
また、第1CPU111は、データ読み込み時、ADD信号を出力してメモリ空間内の対象アドレスを指定するとともに、読み込み指示のENB信号を出力する。これにより、SRAM310,311は、当該アドレスに格納されているデータを第1及び第2メモリ側データバス610,611にそれぞれ出力する。一方、第2CPU121も、同様に、ADD信号とENB信号を出力することで、B系の0面/1面のSRAM320,321が、第2メモリ側データバス620,621にデータをそれぞれ出力する。
比較選択回路4は、0面/1面の比較回路410,411と、第1及び第2選択回路421,422とを含む。0面の比較回路410は、0面のSRAM310,320に各々記録されているデータを比較して、比較結果を第1及び第2選択回路421,422に共通に出力する。一方、1面の比較回路411は、1面のSRAM311,321に各々記録されているデータを比較して、比較結果を第1及び第2選択回路421,422に共通に出力する。
具体的には、0面の比較回路410は、第1及び第2メモリ側データバス610,620の各々とに接続され、データの読み込み時、SRAM310から第1メモリ側データバス610に出力されてくるデータと、SRAM320から第2メモリ側データバス620に出力されてくるデータとの比較を行なう。一方、1面の比較回路411は、第1及び第2メモリ側データバス611,621の各々とに接続され、データの読み込み時、SRAM311から第1メモリ側データバス611に出力されてくるデータと、SRAM321から第2メモリ側データバス621に出力されてくるデータとの比較を行なう。0面の比較回路410は通知信号S0を、1面の比較回路411は通知信号S1を第1及び第2選択回路421,422に共通に出力することで、対応するSRAM(0面/1面)ごとに比較結果の通知を行う。
第1及び第2選択回路421,422は、第1及び第2演算処理回路11,12がデータを読み出すとき、比較回路410,411の比較結果に基づき、内容が一致した0面又は1面のSRAM310,311,320,321のデータを各々選択し、第1及び第2演算処理回路11,12にそれぞれ出力させる。
具体的には、第1選択回路421は、第1CPU側データバス513と、第1メモリ側データバス610,611の各々とに接続されており、比較結果に基づき、データの内容が一致したSRAM310,311の第1メモリ側データバス610,611の何れか一方を選択して、第1CPU側データバス513と接続する。一方、第2選択回路422は、第2CPU側データバス523と、SRAM320,321の第2メモリ側データバス620,621の各々とに接続されており、比較結果に基づき、データの内容が一致したSRAM320,321の第2メモリ側データバス620,621の何れか一方を選択して、第2CPU側データバス523と接続する。なお、第1及び第2選択回路421,422は、通常のセレクタ回路により構成される。
次に、本発明に係る二重化データ処理回路の作用効果について説明する。図2に、第1及び第2CPU111,121の全体の処理フローを示す。第1及び第2CPU111,121は、起動時、互いに同期動作するように制御され、それぞれ第1及び第2記憶回路31,32に対して同時に同一の動作を行なう。すなわち、同時にデータ1及び2を読み込み(St11,St12,St21,St22)、同時に演算処理1を行なう(St13,St23)。さらに、演算処理1で得られたデータ3及び4を同時に書き込む(St14,St15,St24,St25)。このとき、故障やエラーが発生しなければ各SRAM310,311,320,321には、同じ内容のデータが書き込まれている。なお、以降は同様の処理が繰り返される(St16,St17,St18,St26,St27,St28)。
図3は、データ読み込み時の二重化データ処理回路の処理フローを示す。この処理では、第1及び第2CPU111,121が読み込むデータの正当性を確認するとともに、正当なデータが選択的に読み込まれるようにし、さらにフェイルセーフを行なう。
第1CPU111は、データの読み出し要求を行なうとき、ADD信号及びENB信号をSRAM310,311に出力する(St11)。SRAM310,311は、これを受けて、ADD信号で指定されたアドレスに記憶されたデータを出力する(St12)。一方、第2CPU121は、データの読み出し要求を行なうとき、ADD信号及び読み出し指示のENB信号をSRAM320,321に出力する(St21)。SRAM320,321は、これを受けて、ADD信号で指定されたアドレスに記憶されたデータを出力する(St22)。
0面の比較回路410での比較の結果、データの内容が一致すれば(St3)、第1選択回路421は、0面側の第1メモリ側データバス610を選択して、第1CPU側データバス513と接続し(St14)、第2選択回路422は、0面側の第2メモリ側データバス620を選択して、第2CPU側データバス523と接続する(St24)。
一方、0面の比較回路410でデータの内容が不一致である場合において(St3)、1面の比較回路411でデータの内容が一致すれば(St5)、第1選択回路421は、1面側の第1メモリ側データバス611を選択して、第1CPU側データバス513と接続し(St16)、第2選択回路422は、1面側の第2メモリ側データバス621を選択して、第2CPU側データバス523と接続する(St26)。また、1面の比較回路411でもデータの内容が不一致であれば(St5)、バス接続状態は現状のまま維持される。
照合回路2は、第1CPU側データバス513に出力されたデータと第2CPU側データバス523に出力されたデータとを照合した結果(St7)、不一致であれば第1及び第2CPU111,121にINT信号を出力して、その動作を停止させる(St18,St28)。一方、データを照合した結果(St7)、内容が一致すれば、第1及び第2CPU111,121はデータを読み込んで動作を継続する。
このような二重化データ処理回路によれば、第1及び第2記憶回路31,32において複数のSRAM310,311,320,321に同じ内容のデータを書き込んで冗長にすることにより、故障などでSRAM310,311,320,321の一部に誤ったデータが記憶されていても、比較回路410,411での比較によって正常なデータが記憶されたSRAM310,311,320,321を判別でき、これによって第1及び第2選択回路421,422が正常なデータを第1及び第2演算処理回路11,12に出力させることができる。よって、照合回路2による第1及び第2演算処理回路11,12の動作停止を効果的に抑制できる。
また、比較回路410,411と第1及び第2選択回路421,422は、複雑な演算処理を伴わない単純な処理を行なうので処理時間が極めて短く、第1及び第2演算処理回路11,12は、故障などの発生時も滞りなく動作を継続することができる。
さらに、仮に、比較回路410,411両方での比較結果が不一致であった場合、照合回路2によって第1及び第2演算処理回路11,12の動作が停止させられるから、フェイルセーフ性が従来と同様に確保される。
本実施形態の二重化データ処理回路では、第1及び第2記憶回路31,32において、0面のSRAM310,320と1面のSRAM311,321の2面構成としたが、これに限られるものではない。
図4にn面構成のSRAMを備える二重化データ処理回路の回路図を示す。A系には0面,1面・・・n面のSRAM310,311,312と、こられに対応するバッファ430,431,432とが設けられ、B系には0面,1面・・・n面のSRAM320,321,322と、こられに対応するバッファ440,441,442とが設けられている。また、各面のSRAMのデータの比較回路410,411,412もn個設けられている。
第1及び第2選択回路451,452は、n分岐のセレクタ回路で構成されており、各面の比較回路410,411,412の比較結果の通知信号S0,S1・・・Snが共通に入力される。第1選択回路451は、比較結果に基づいて、0面,1面・・・n面の第1メモリ側データバス610,611,612から1つを選択して、第1CPU側データバス513と接続する。一方、第2選択回路452は、比較結果に基づいて、0面,1面・・・n面の第2メモリ側データバス620,621,622から1つを選択して、第2CPU側データバス523と接続する。
このような構成によれば、上述した二重化データ処理回路と同様の効果が得られる。しかも、設けたSRAMの面数nの数が多ければ多いほど、全部の面において何れか一方のSRAMが故障又はエラーする確率は低下するから、故障などの発生時、第1及び第2演算処理回路11,12を、より確実に継続して動作させることができる。
また、これまで述べた二重化データ処理回路を鉄道信号保安装置などに適用すれば、確実なフェイルセーフを実現するとともに、当該装置を過酷な環境下に設置しても、故障などが発生して安易に動作が停止することを抑制し、かつ、故障などの発生に影響されることなく通常の処理を滞りなく行なうことができる。
以上、好ましい実施例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
本発明の一例を示す二重化データ処理回路の回路図である。 第1及び第2CPUの全体の処理フロー図である。 データ読み込み時の二重化データ処理回路の処理フロー図である。 n面構成のSRAMを備える二重化データ処理回路の回路図である。
符号の説明
11 第1演算処理回路
111 第1CPU
12 第2演算処理回路
121 第2CPU
2 照合回路
31 第1記憶回路
310,311 SRAM
32 第2記憶回路
320,321 SRAM
4 比較選択回路
410,411 比較回路
421,422 選択回路

Claims (2)

  1. 第1及び第2演算処理回路と、照合回路と、第1及び第2記憶回路と、比較選択回路とを含む二重化データ処理回路であって、
    前記第1及び第2演算処理回路は、前記第1及び第2記憶回路にそれぞれ記憶されたデータを読み出して演算処理を行い、
    前記照合回路は、前記第1及び第2演算処理回路のそれぞれが読み出した前記データを互いに照合し、不一致であるときに前記第1及び第2演算処理回路の動作を停止させ、
    前記第1及び第2記憶回路は、前記データが記憶される複数の記憶部をそれぞれ有し、
    前記第1記憶回路の前記記憶部と前記第2記憶回路の前記記憶部は、互いに対応するように同数ずつ設けられ、
    前記比較選択回路は、比較回路と、第1及び第2選択回路とを含み、
    前記比較回路は、前記第1記憶回路の前記記憶部と前記第2記憶回路の前記記憶部に各々記録されている前記データを比較して、前記記憶部ごとの比較結果を前記第1及び第2選択回路に共通に出力し、
    前記第1及び第2選択回路は、前記第1及び第2演算処理回路が前記データを読み出すとき、前記比較結果に基づき、内容が一致した前記第1及び第2記憶回路の前記記憶部の前記データを各々選択し、前記第1及び第2演算処理回路にそれぞれ出力させる、
    二重化データ処理回路。
  2. 請求項1記載の二重化データ処理回路であって、
    第1及び第2演算処理回路は、第1及び第2CPUをそれぞれ含み、
    前記第1及び第2CPUは、第1及び第2バスとそれぞれ接続されており、
    前記第1バスは、第1アドレスバスと、第1CPU側データバスと、第1制御バスとを含み、
    前記第2バスは、第2アドレスバスと、第2CPU側データバスと、第2制御バスとを含み、
    前記照合回路は、前記第1及び第2CPU側データバスに接続され、
    前記記憶部は、少なくとも1個のメモリを含み、
    前記第1記憶回路に含まれる前記メモリの各々は、前記第1アドレスバスと、前記第1制御バスと、前記記憶部ごとに設けられた第1メモリ側データバスとに接続されて、前記データが記憶され、
    前記第2記憶回路に含まれる前記メモリの各々は、前記第2アドレスバスと、前記第2制御バスと、前記記憶部ごとに設けられた第2メモリ側データバスとに接続されて、前記データが記憶され、
    前記比較回路は、前記第1メモリ側データバスの各々と、第2メモリ側データバスの各々とに接続され、
    前記第1選択回路は、
    前記第1CPU側データバスと、前記第1メモリ側データバスの各々とに接続され、
    前記比較結果に基づき、前記データの内容が一致した前記記憶部の前記第1メモリ側データバスを選択して、前記第1CPU側データバスと接続し、
    前記第2選択回路は、
    前記第2CPU側データバスと、前記第2メモリ側データバスの各々とに接続され、
    前記比較結果に基づき、前記データの内容が一致した前記記憶部の前記第2メモリ側データバスを選択して、前記第2CPU側データバスと接続する、
    二重化データ処理回路。
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