JP2009258823A - 3dモデル生成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅などの建物の平面図から3Dモデルを生成する際に、3Dモデルの生成をより簡便にし、かつ直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能な3Dモデルを生成する3Dモデル生成システムを提供する。
【解決手段】建物の平面図および該建物の平面図内に配置された付帯物の2Dシンボルを含む2Dデータを取得する2Dデータ取得部と、建物の平面図から建物の3Dモデルを生成する建物立体化部と、付帯物の2Dシンボルと関連付けられた当該付帯物の3Dシンボルをあらかじめ記憶してある記憶部と、建物の平面図内に配置された2Dシンボルに基づいて、記憶部を参照して、建物の3Dモデル中に2Dシンボルに対応する3Dシンボルを配置する3Dシンボル配置部とを備え、3Dシンボルは、1以上のプリミティブを組み合わせてなり、かつ、サーフェスに半透明となる透過度を設定して構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、住宅などの建物の平面図から3Dモデルを生成する際に、3Dモデルの生成をより簡便にし、かつ直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能な3Dモデルを生成する3Dモデル生成システムに関する。
住宅などの建築物においては通常は平面図や3面図を用いて設計が行われているが、近年のコンピュータ技術の進歩に伴い、3Dモデルを用いて設計や強度計算、表示などをすることが行われている。また3Dモデルはレンダリングすることにより写実的な3D画像を機械的に生成することができ、視覚的かつ直感的にプランを把握することができるため、設計図を読むことになれていない顧客はもちろんのこと、設計担当者が設計段階からプランを検討する際にも有効である。なおレンダリングとは、サーフェス(表面)の反射率やマッピングされたテクスチャ、光源などを計算してデータを画像化することである。
さらに3Dモデルを平面的な3D画像(斜視図やパース図)に画像化するに留まらず、三次元構造を有するデータのまま動的に(リアルタイムに)描画することにより、VR画像(ヴァーチャルリアリティ画像)を提供することが行われている。これにより、体験者はあたかも室内を歩き回っているような、いわゆるウォークスルーを実現することができる。
VR画像を生成する際には、レンダリングとしてラジオシティ計算を行う場合が多い。ラジオシティ計算はオブジェクトのサーフェスを多数の面に分割し、各面の陰影や色を計算することにより、オブジェクト表面を可視化する。ラジオシティ計算はオブジェクトと光の関係が変わらなければ計算結果が一定となるため、ウォークスルーに際してあらかじめ計算しておくことができる。ただしオブジェクトや光源に変更が生じれば、ラジオシティを再計算する必要が生じる。例えば、ラジオシティ計算を行った後にソファを取り除くと、床面にソファの陰だけが残されてしまう。
従来からも、3Dを用いた住宅プランの提示について、さまざまな提案がなされている。例えば特許文献1(特開2001−283256)には、仮想モデルハウス内に登場させる人物の二次元映像データを取得し、仮想モデルハウスに人物の二次元映像データをテクスチャマッピングの要領で貼り付け、体験者の視線方向が画面に直交するように鉛直軸を回転させてVR画像を立体表示する構成が開示されている。特許文献1によれば、これにより、より高い臨場感を得られるとしている。
また特許文献2(特開2006−040053)には、複数の撮影装置で撮影された室内空間の実映像を取得し、同じ室内空間の仮想モデルを仮想視点から見た仮想映像と取得した実映像とを比較し、実映像中のテクスチャをマッピングさせる仮想モデルの面領域を指定し、形状変換後の実映像中の部分領域を面領域にマッピングする構成が開示されている。特許文献2によれば、これにより仮想空間内にリアリティ性の高い室内空間モデルを簡易に構築することができ、住宅の購入希望者等に対してより現実感を持たせたVR映像を提示することができるとしている。
特開2001−283256号公報 特開2006−040053号公報
上記従来の3Dモデルやレンダリングでは、発達の経緯もあり、より現実味のある精細な画像を生成することを目的としてきた。また建物について3D画像を生成する際には、より臨場感を増し、室内の大きさ(空間の広がり)を視覚的に認識させるために、なるべく現物に近い家具や植物、置物などの付帯物(建築工事にかからないもの)を多数配置することが行われる。このためオペレータは付帯物の選択や配置を行わなければならず、3Dモデルの作成に手間を要する。また、建物本体はおおむね平面的、直線的な構造体であるが、これに比して付帯物は複雑な形状や曲面を有している場合が多く、建物本体よりもむしろ付帯物の方が計算負荷が高くなる傾向にある。
しかし付帯物の精細な画像を生成しようとすれば計算量が膨大となり、計算時間も増加してしまう。従前は計算量に対するコンピュータのCPUの処理能力が圧倒的に不足しており、OpenGL等を用いてグラフィックチップの処理に頼ったり、複数台のPCを接続して分散レンダリングを行ったり、テクスチャマッピングなどによって表面計算を省略したりするなど、様々な高速化が図られてきている。コンピュータの発達によりその処理能力は増進しているものの、それに伴って求められる画質も向上してきているため、未だ求められる画質に対してコンピュータの処理能力が不足している現状は変わらない。
特に住宅のプランを作成するにあたっては、上述したように、レンダリング画像を用いて検討したいという要請がある。このとき設計用の平面図に基づいて3Dモデルを生成し、レンダリングを行う必要がある。レンダリングにどの程の時間を要するかはコンピュータの性能次第であるが、一般的な普及型のコンピュータで40分〜1時間程度を要する。しかしオペレータは顧客の要望や自己の理想を追求するために試行錯誤するため、幾度も平面図に修正を加えては3Dモデルを再生成し、レンダリングをやりなおす必要がある。すると1つの物件を検討するために半日や1日はすぐに経過してしまう。ここでレンダリングが早ければ試行錯誤しやすく、短時間で数多くの間取りを検討することができるため、できる限りのレンダリングの高速化が望まれる。
また、平面図から3D画像やVR画像の生成までを短時間で行うことができれば、顧客にプランを提案する際に、初期段階から3D画像を間に合わせることができる。また修正があればすぐに3D画像に反映させることができる。すると顧客は早期から直感的にプランを検討することができ、またより多くの情報を得ることができる。これにより、設計の進行を円滑に進めることができ、結果として満足度の高い建物を提供することが可能となると考えられる。
ここで従来からも、平面図から住宅などの建物の3Dモデルをある程度自動的に生成することは行われている。これは、建物はおおむね矩形の構造物であること、階段や窓などの立体物がある程度規格化されていることから可能となっている。また、平面図内に付帯物の2Dシンボルが配置されていた場合に、3Dモデル中に、対応する付帯物の3Dシンボルを配置することが行われている。これらの自動化によって、平面図から3Dモデルを生成することは飛躍的に省力化が図られている。ここでシンボルとは、図形を独立した図形ファイル(シンボルファイル)として保存しておき、適宜読み出して繰り返し使用するものである。
しかし、2Dシンボルに基づいて3Dシンボルが自動的に配置され、3Dモデルの生成と配置が省力化されたとしても、付帯物のレンダリング負荷が高いことに代わりはない。また平面図では光源が必ずしも記載されていないが、3Dモデルでレンダリングを行う場合には必ず光源が必要である。光源を自動的に配置したとしても、適切でない位置に配置された光源は手動にて修正しなくてはならず、試行錯誤を行うごとに位置修正もやり直さなくてはならない。このため、3Dモデルの修正や調整に時間がかかるという問題がある。
そこで本発明は、住宅などの建物の平面図から3Dモデルを生成する際に、3Dモデルの生成をより簡便にし、かつ直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能な3Dモデルを生成する3Dモデル生成システムを提供することを目的としている。
発明者らが検討したところ、室内に配置する付帯物は臨場感の向上と室内の大きさ把握のために必要とされているが、住宅プランを検討するに当たっては詳細な付帯物はかえって体験者の観念を固定してしまい、想像力を欠如させてしまうおそれがあることに想達した。すなわち、家具は部屋の大きさを知るために必要であるが、大きさがわかればそれでよく、あまりに具体的だと人間の思考が停止してしまうため、むしろ大雑把な方が想像力を失わないため好ましい。しかし、かといって粗い形状の物体が室内に存在すると見苦しくなってしまうおそれがある。そこで、美観を損なわずに付帯物の存在感を軽減しつつ計算負荷を軽減するため、さらに鋭意検討し、本発明を完成するに到った。
すなわち本発明にかかる3Dモデル生成システムの代表的な構成は、建物の平面図および該建物の平面図内に配置された付帯物の2Dシンボルを含む2Dデータを取得する2Dデータ取得部と、建物の平面図から建物の3Dモデルを生成する建物立体化部と、付帯物の2Dシンボルと関連付けられた当該付帯物の3Dシンボルをあらかじめ記憶してある記憶部と、建物の平面図内に配置された2Dシンボルに基づいて、記憶部を参照して、建物の3Dモデル中に2Dシンボルに対応する3Dシンボルを配置する3Dシンボル配置部とを備え、3Dシンボルは、1以上のプリミティブを組み合わせてなり、かつ、サーフェスに半透明となる透過度を設定して構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、家具や植物、置物などの付帯物の3Dシンボルを、1以上のプリミティブを組み合わせた簡略な図形で構成しつつ、かつ透過度を調節して半透明で表示させることにより、直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能となる。なおプリミティブとは基本図形を意味しており、2次元では長方形、3角形、円など、3次元では直方体、球、3角柱、円錐、円柱などである。これにより付帯物の概略の位置と大きさは把握できるため、室内の大きさを把握することができるにもかかわらず、体験者に固定観念を与えてしまうことがなく、必要にして充分な3D画像を得ることができる。なお、付帯物の3Dモデルを半透明にするための手法として、3Dシンボルのサーフェス(表面属性)に透過度を設定する他に、透過テクスチャを貼ることでもよく、他の手法を用いても本発明において差異はない。
当該3Dモデル生成システムは、さらに生成パターンを指定する生成パターン指定部を備え、記憶部には、2Dシンボルおよび生成パターンによって、ポリゴン数の多い詳細な3Dシンボル、1以上のプリミティブを組み合わせた簡略な3Dシンボル、または3Dシンボルなしが一意に決定されるテーブルを記憶し、3Dシンボル配置部は、生成パターン指定部から指定された生成パターンに応じて、建物の平面図内に配置された2Dシンボルに対応する詳細な3Dシンボルまたは簡略な3Dシンボルを建物の3Dモデル中に配置し、または3Dシンボルを配置しないことが好ましい。
これにより、1つの2Dシンボルに対し、目的に応じて生成パターンの異なる複数の3Dシンボルを簡単に一括して使い分けることができる。したがって例えば試行錯誤中には計算負荷の軽い簡略な3Dシンボルを用いて画像を生成し、プランが固まったときには精細な3Dシンボルを用いることができる。
当該3Dモデル生成システムは、さらに光源を配置する光源配置部を備え、光源配置部は、2Dデータ中に照明の2Dシンボルがない場合であっても、建物立体化部が生成した3Dモデル中の各部屋に光源を配置し、かつ、光源の位置は部屋の平面方向中央かつ天井から所定距離としてもよい。
これにより、各部屋の中に確実に光源を配置することができ、オペレータが光源を配置する手間を軽減することができる。したがって平面図から3Dモデルを生成する際の作業の高速化を図ることができる。なお、2Dデータ中に照明器具の2Dシンボルがある場合には、これに基づいて光源を配置することができる。
当該3Dモデル生成システムは、さらに光源を配置する光源配置部を備え、光源配置部は、2Dデータ中に照明の2Dシンボルがない場合であっても、建物立体化部が生成した3Dモデル中の各部屋に光源を配置し、かつ、光源の平面方向の位置は建物の平面図における部屋名の記載位置かつ天井から所定距離としてもよい。
平面図において、各部屋には部屋名が必ず記載される。そして特に曲がった廊下のように部屋の中央(外壁、間仕切壁等に囲まれた平面領域の図心)が部屋内にない場合であっても、部屋名は必ず各部屋の中に配置される。そこで、部屋名の位置に光源を配置することにより確実に光源を部屋内に配置することができる。
当該3Dモデル生成システムは、さらに光源を配置する光源配置部を備え、光源配置部は、建物立体化部が生成した3Dモデル中の各部屋に光源を配置する際に、光源の強さを部屋の容積または部屋名に基づいて設定してもよい。
部屋の容積(大きさ)に基づいて光源の強さを設定することにより、各部屋を適切な明るさとすることができる。また3Dモデルを生成する際に天井の高さを一定に仮設定する場合には、部屋の容積は面積に比例するために、容積に代えて面積に基づいて光源の強さを設定しても同様の効果を得ることができる。また住宅においてはおおむね部屋名が部屋の大きさを表すことから、部屋名を用いて光源の強さを設定することでも、同様に各部屋を適切な明るさとすることができる。
本発明にかかる3Dモデル生成システムによれば、住宅などの建物の平面図から3Dモデルを生成する際に、3Dモデルの生成をより簡便にし、かつ直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能な3Dモデルを生成することができる。
[第1実施形態]
本発明にかかる3Dモデル生成システムの第1実施形態について説明する。なお、以下の実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。
まず本発明にかかる3Dモデル生成システムを含むCADシステムの全体構成について説明し、ついで3Dモデル生成システムについて詳細に説明する。
(CADシステム(全体構成))
図1はCADシステムの全体構成を説明する図である。図に示すCADシステム10は、2DCAD部12、3Dモデル生成システム100、モデリング部14、レンダリング部16、3D画像出力部18、VR画像生成部20、VRデータ出力部22とを備えている。これらの各部および3Dモデル生成システム100は全体として一つのアプリケーションであってもよいし、複数の独立したアプリケーションを組み合わせたシステムであってもよい。したがって各部のアプリケーションを異なるコンピュータで実行してもよい。またデータの授受も内部的に引き渡してもよいし、記録媒体または通信回線を介して引き渡してもよい。
2DCAD部12は、オペレータが建物の平面図や立面図などの設計図を作成するプログラムである。平面図には住宅などの建物の外形図、部品図、部品リスト、および近隣の建物を含む周辺図が含まれる。また平面図には、家具や植物、置物などの付帯物(建築工事にかからないもの)を表す2Dシンボルが含まれる。シンボルとは、図形を独立した図形ファイル(シンボルファイル)として保存しておき、適宜読み出して繰り返し使用するものである。2Dシンボルは、具体例としては、その付帯物の名称と、平面形状から構成される。
2DCAD部12から3Dモデル生成システム100へは、建物の平面図および付帯物の2Dシンボルを含む2Dデータが受け渡される。2DCAD部12としては一般的なCADプログラムを使用することができ、2Dデータとしては、2Dシンボルが識別できることを条件に、汎用データを用いることができる。また2Dデータの中には、建築工事にかかるものであっても、キッチンなどの特定のユニットを識別可能なデータとすることにより、立体化やテクスチャマッピングなどを適切に行うことができるため好適である。
3Dモデル生成システム100は、2DCAD部12から受け取った2Dデータに基づき、一定の初期値を用いて3Dデータ(3Dモデルおよび3Dシンボル)を自動的に生成する。3Dモデル生成システム100については、後に詳述する。
モデリング部14は、オペレータが3Dモデル生成システム100から引き渡された3Dデータを調整(作成および修正)するプログラムである。モデリング部14では建物を含む住宅の3D形状(オブジェクト)の作成および修正、オブジェクトのサーフェス(表面)の属性の付加および修正を行うことができる。モデリング部14としては一般的な3DCADプログラム(特にモデラーと呼ばれるモジュール)を使用することができる。モデリング部14からレンダリング部16へは、3Dモデルおよび3Dシンボルを含む3Dデータが受け渡される。
レンダリング部16では、3Dデータに基づいてラジオシティ計算、レイトレーシング、スキャンラインなどの計算を行い、可視化を行う。レンダリング部16としては一般的な3DCADプログラム(特にレンダラーと呼ばれるモジュール)を使用することができる。
レンダリング部16が可視化した3D画像(斜視図やパース図)は、モニタやプリンタなどの画像出力部18から出力することができる。またレンダリング部16からVR画像生成部20へは、ラジオシティ計算を行った3Dデータが受け渡される。
VR画像生成部20は、ヴァーチャルリアリティ画像を生成する。ここでいうVR画像とは3Dモデルを平面的な3D画像(斜視図やパース図)に画像化するものではなく、三次元構造を有するデータのまま動的に(リアルタイムに)描画する画像である。視点を変更しつつ動的に描画することにより、体験者はあたかも室内を歩き回っているような、いわゆるウォークスルーを実現することができる。VR画像生成部20からVRデータ出力部22へは、VR画像データが受け渡される。
VRデータ出力部22は、CDやHDDなどの記録媒体、インターネットやネットワークを介してデータを配信可能なサーバなどである。顧客などの体験者は、所定のフォーマットのVR画像データを再生するプログラムを用いて、ヴァーチャルリアリティ画像を体験することができる。
(3Dモデル生成システム)
次に、3Dモデル生成システム100について説明する。図2はモデル生成システムの構成を説明する図、図3はデータの例を示す図である。
図2に示すように、3Dモデル生成システム100は、2Dデータ取得部102と、建物立体化部104と、記憶部106と、3Dシンボル配置部108と、光源配置部110と、3Dデータ出力部112とを備えている。
2Dデータ取得部102は、2DCAD部12から2Dデータを取得する。2Dデータは、図3(a)に示すように建物の平面図122および付帯物の2Dシンボル126を含む。図3(a)では2Dシンボル126の例として、ソファの2Dシンボル126a、テーブルの2Dシンボル126bなどが配置されている。一方、キッチン124aや戸棚124bは建築工事によって造作されるものであるため、付帯物ではないものと認識させているが、付帯物の設定の仕方は、これに限られない。例えば、戸棚124bなどは家具と考えて付帯物としてもよい。また平面図122において、各部屋には部屋名128が記載されている。なお、図3(a)は平面図122および2Dシンボル126を視覚化して表現しているが、2Dデータ自体は数値データや文字列データの集合である。
建物立体化部104は、2Dデータ取得部102において取得した2Dデータを元に、建物の平面図122から建物の3Dモデルを生成する。図3(b)は建物本体の3Dモデル132を生成した例である。住宅などの建物はおおむね矩形であることから、天井の高さ(例えば240cm)や手すりの高さ(例えば65cm)に一定の初期値を用いることにより、3Dモデル132を自動的に生成することができる。
また建物立体化部104は、おおよそ平らな面にある複雑な形状をテクスチャマッピングによって表現することにより、計算負荷の軽減を図っている。例えばドアの表面の模様、キッチンのコンロ操作面や五徳部分、フローリングや壁にかけた額縁などである。
記憶部106には、付帯物の2Dシンボル126と、これに関連付けられた付帯物の3Dシンボル136をあらかじめ記憶している。例えばソファの2Dシンボル126aに対してはソファの3Dシンボル136a、テーブルの2Dシンボル126bに対してはテーブルの3Dシンボル136bを関連付けて記憶している。3Dシンボルは、具体例としては、その付帯物の名称と、3D形状、ポリゴンのサーフェス(表面)の色や透過度、テクスチャなどから構成される。
3Dシンボル配置部108は、建物の平面図122内に配置された2Dシンボル126に基づいて、記憶部106を参照して対応する3Dシンボル136を呼び出す。そして、図3(c)に示すように、建物の3Dモデル132中において、2Dシンボル126に対応する位置に対応する3Dシンボル136を配置する。2Dシンボル126が重なっているとき、例えば机の上に花瓶があるときには、下にあるオブジェクトの再上面に上のオブジェクトを配置する。これにより、ほぼ自動的に3Dモデル132中に3Dシンボル136が配置される。
3Dデータ出力部112は、モデリング部14に対して3Dモデルおよび付帯物の3Dシンボルを含む3Dデータを出力する。なお図3(b)(c)は3Dモデル132を視覚化して表現しているが、3Dデータ自体は数値データや文字列データの集合である。
ここで記憶部106に記憶された3Dシンボルは、1以上のプリミティブを組み合わせて構成している。図4は3Dシンボルを説明する図であって、図4(a)はプリミティブを組み合わせた半透明の3Dシンボルの例を示す図、図4(b)は精細な3Dシンボルの例を示す図である。
プリミティブとは基本図形を意味しており、直方体、球、3角柱、円錐、円柱などである。できるだけ平面を用いることによってポリゴン数を減らすことができるため、直方体や多角形状で近似し、球や円筒は分割数を少なくする。例えばソファであれば、図4(a)に示すように座面、背もたれ、肘掛けをそれぞれ直方体(プリミティブ)で近似し、これらを組み合わせた極めて簡略な形状とすることができる。これにより図4(b)に示すような曲面を多用した精細な図形に対し、飛躍的にポリゴン数を削減することができる。また例えばテーブルであれば、天板と足をそれぞれ直方体(プリミティブ)で近似し、これらを組み合わせた極めて簡略な形状とすることができる。換言すれば、複雑な形状や曲面を用いることなく付帯物の形状を構成している。
ただし、室内に単純な形状の物体があると、画像を見た者が違和感を覚えるおそれがある。そこで3Dシンボル136においては、サーフェスに半透明となる透過度を設定している。これらのことから、室内の大きさを視覚的かつ直感的に認識できると共に、画像中の付帯物の存在感を軽減し、違和感を軽減することができる。
図5(a)はプリミティブからなる付帯物を用いた3D画像の例であり、図5(b)は複雑な曲面を有する付帯物を用いた精細な3D画像の例である。図5(b)においては確かに精細な画像が得られているが、付帯物の存在感が大きく、見る者に固定観念を与えてしまうおそれがある。これに対し図5(a)においては、付帯物の概略の位置と大きさは直感的に把握できるため、室内の大きさを把握することができるにもかかわらず、体験者に固定観念を与えてしまうことがなく、必要にして充分な3D画像を得ることができる。
さらに発明者らが実際に演算を行ったところ、図5(b)の画像を計算するためには一般的な普及型のコンピュータで40分〜1時間程度の作業時間を要したのに対し、図5(a)の画像を得るためには約8分の作業時間で完了した。これはソファや植木などの複雑な形状の付帯物に対し、プリミティブはポリゴン数を飛躍的に削減できるため、高速にレンダリングを行うことが可能となったものである。
すなわち、家具や植物、置物などの付帯物の3Dシンボル136を、1以上のプリミティブを組み合わせた簡略な図形で構成しつつ、かつ透過度を調整して半透明で表示させることにより、直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能となった。
また図示はしないが、3Dシンボル配置部108は、近隣の住宅についても、3Dシンボルを配置する。すなわち近隣の住宅は平面図から3Dモデルを生成するものではなく、記憶部106に格納された3Dシンボルであって、1以上のプリミティブを組み合わせてなり、かつ、サーフェスに半透明となる透過度を設定して構成した3Dシンボルを配置する。近隣の住宅を精細に表示すると、レンダリングするポリゴン数が飛躍的に増大して、計算時間が増加してしまう。一方、対象物件の窓の外に、あるいは対象物件の外観図に隣接して単純な形状の物体の塊があると、画像を見た者が違和感を覚えるおそれがある。そこで近隣の住宅を表す3Dシンボルにおいても、付帯物の3Dシンボル136と同様に、サーフェスに半透明となる透過度を設定している。これにより画像中の付帯物の存在感を軽減し、違和感を軽減させることができる。
光源配置部110は、2Dデータ中に照明の2Dシンボルがない場合であっても、建物立体化部104が生成した3Dモデル132中の各部屋に光源を配置する。図6は光源の自動配置について説明する図であって、図6(a)は3Dモデルの平面図、図6(b)は3Dモデルの側面図である。
3Dモデルをレンダリングする際に、部屋内に光源がなければ、その部屋は暗闇となってしまうため、全ての部屋に光源を配置する必要がある。また室内に明るすぎる場所や暗すぎる場所を作らないために、オペレータは光源の設置位置や強さの設定にかなりの時間を要していた。また、平面図を修正して3Dモデルを再生成する際には、せっかく行った光源の設定が消えてしまうために、毎回設定し直さなくてはならなかった。
そこで光源配置部110は、全ての室内空間に光源を配置する。ここで、2Dデータ中に照明器具の2Dシンボルがある場合には、これに基づいて光源を配置することができる。すなわち、光源を自動生成するのは照明機器の位置が決定していない場合(間取り決定前の建物を購入する顧客等へのプレゼンテーションをする段階)である。したがって自動的に配置する光源138は、ある程度確からしい位置にあればよく、まだ必ずしもプランとして最善の位置にある必要はない(プラン作成が進めば、間取りが固まり、平面図122の照明機器の配置計画も決定されるので、これに基づいてパース図を作成することになるため)。
光源配置部110は、図6に示すように、居間食堂122aおよび洋室122bのようにほぼ長方形の部屋においては、光源138を部屋の平面方向中央かつ天井から所定距離の位置に配置する。平面方向中央とは、例えば平面図形における各部屋(外壁、間仕切壁等に囲まれた領域)の図心とすることができる。天井から所定距離とは、適宜設定することができるが、例えば天井から50cm程度としたり、部屋の高さの半分とすることができる。光源138の位置を部屋の平面方向中央かつ部屋の高さの半分とするとき、すなわち3次元座標上における部屋の空間領域の中点に設定することができる。
また廊下122cのように屈曲した室内空間においては、図心が室内空間から外れてしまう場合がある。ここで言う廊下122cの図心は、廊下122cの領域の最外周線により仮想の矩形を作り、その仮想の矩形の対角線を結んだ交点となる位置である。このような場合は、光源138の平面方向の位置を建物の平面図122(図3(a)参照)における部屋名128の画面表示位置に合わせることができる。
すなわち、建物の平面図122において、各部屋には部屋名の文字等が必ず部屋領域内のいずれかの位置に配置され、コンピュータ(CAD)の表示手段により画面に表示され、印刷手段によりプリンタから紙に印刷されるものであるが、特に曲がった廊下122cのように図心が部屋(実際の廊下122cの領域)内にない場合であっても、マウスなどの入力手段により表示位置を移動して部屋名128を部屋の中(部屋領域内)に配置することができる。そこで、この部屋名128の位置に光源138を配置することにより確実に光源138を部屋の領域内に配置することができるのである。
なお、部屋の平面方向中央が部屋領域内から外れてしまうか否かについては、光源配置部110が判定する。
上記例では、より好ましい例として光源138の配置を、部屋領域が単純な矩形である場合は図心に合わせて配置し、部屋領域が単純な矩形でない場合は部屋名の画面表示位置に合わせて配置するようにしたが、本実施形態はこれに限られることなく、例えば部屋が矩形かどうかに関わらず、その部屋への光源138の配置をすべて部屋名の表示位置に合わせて自動配置するようにしてもよい。さらに、部屋名128の表示位置に光源138を配置することに代えて、図心から最も近い部屋領域内の画面のグリッドの交点に光源138を配置してもよい(グリッドとは、コンピュータ(CAD)画面上に表示されるものであり、設計モジュール寸法の最小単位で平面図上の縦横方向(X方向・Y方向)に設定されたモジュール線同士の交点であり、設計モジュールを基準に寸法計画がなされる建物の外壁や間仕切り壁は、グリッド交点を基準にして入力されて配置される。)。
これらのことにより、各部屋の中に確実に光源を配置することができ、オペレータが光源を配置する手間を著しく軽減することができる。したがって平面図から3Dモデルを生成する際の作業の高速化を図ることができる。
また光源配置部110は、建物立体化部104が生成した3Dモデル132中の各部屋に光源138を配置する際に、光源138の強さを部屋の容積または部屋名に基づいて設定する。光源138を配置する際に、全ての部屋において同じ明るさの光源138を配置すると、部屋の大きさによって明るさがまちまちとなってしまうおそれがある。そこで、部屋の容積(大きさ)に基づいて光源の強さを設定することにより、各部屋を適切な明るさとすることができる。また3Dモデルを生成する際に天井の高さを一定に仮設定する場合には、部屋の容積は面積に比例するために、容積に代えて面積に基づいて光源の強さを設定しても同様の効果を得ることができる。光源の強さは、例えば部屋の容積に基づいて3段階程度に設定することができる。
また住宅においてはおおむね部屋名が部屋の大きさを表すことから、部屋名を用いて光源の強さを設定することでも、同様に各部屋を適切な明るさとすることができる。この場合において、部屋名と光源の強さの対応は、簡単なテーブルを用いることによって関連づけることができる。
(CADシステムの動作)
次に、図1を用いて説明したCADシステムの全体の流れについて説明する。図7はCADシステムの動作を説明するフローチャートである。
図7に示すように、まず2DCAD部12を用いて平面図を作成する(S102)。このとき、平面図に2Dシンボル126も配置する。3Dモデル生成システム100の2Dデータ取得部102が2Dデータを取得すると(S104)、建物立体化部104が建物の平面図を立体化して3Dモデルを生成する(S106)。3Dシンボル配置部108は、平面図内に配置された2Dシンボルに基づいて記憶部106を参照し、3Dモデル132中に3Dシンボル136を配置する(S108)。
次に光源配置部110は、平面図内の照明の2Dシンボルに基づいて光源を配置する(S110)。部屋内に照明の2Dシンボルがない場合には、または各部屋の形状に基づいて、部屋の平面方向中央を取得する(S112)。そして平面方向中央が室内空間内にあるか否かを判定する(S114)。室内にある場合にはそのまま平面方向中央に光源を配置する(S116)。室内にない場合には、平面図における部屋名の位置に光源を配置する(S118)。
3Dモデル生成システム100の3Dデータ出力部112からモデリング部14へと3Dデータが受け渡されると、モデリング部14においてオペレータは3Dデータの調整を行い(S120)、レンダリング部16において可視化して出力し(S122)、またはVR画像生成部20においてVR画像を生成する(S124)。
上記説明した如く、本発明にかかる3Dモデル生成システムによれば、住宅などの建物の平面図から3Dモデルを生成する際に、3Dモデルの生成をより簡便にし、かつ直感性を損なうことなく高速にレンダリング可能な3Dモデルを生成することができる。したがって3D画像(斜視図やパース図)を作成するために必要な3Dモデルの作成時間と、VR画像を作成するために必要なレンダリング時間の大幅な削減が可能である。これにより短時間に幾度も試行錯誤することが可能となり、また顧客に建築パースやVR画像を設計初期から提示したり、設計変更ごとに提示したりすることが可能となった。
[第2実施形態]
本発明にかかる3Dモデル生成システムの第2実施形態について説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態においては、2Dシンボルは対応する3Dシンボルに単に置き換えるものであった。これに対し本実施形態は、2Dシンボルに対して複数の3Dシンボルを関連付けたものである。
図8は第2実施形態にかかるモデル生成システムの構成を説明する図である。図8(a)に示すように、3Dモデル生成システム100には、生成する3Dデータの生成パターンを指定する生成パターン指定部114を備えている。生成パターンの指定は3Dモデル生成システム100の動作条件としてオペレータの操作により指定してもよいし、2Dデータまたは個々の2Dシンボルに生成パターンを指定するフラグを含ませてもよい。
また本実施形態において記憶部116には、2Dシンボル126および生成パターンによって、ポリゴン数の多い詳細な3Dシンボル、1以上のプリミティブを組み合わせた簡略な3Dシンボル、もしくは3Dシンボルなしが一意に決定されるテーブル118を記憶している。図8(b)はテーブル118の構成の例を示す図である。図において2DシンボルとしてA2〜D2、生成パターンとして高精細、中精細、低精細が定義づけられている。これらに対し、詳細な3DシンボルA3−1〜D3〜1、簡略な3DシンボルA3−2〜D3−2、極めて簡略な3DシンボルA3−3、C3−3が一意に定まるように格納されている。生成パターンが低精細であるとき、2DシンボルB2、D2に対応する3Dシンボルは記憶されていない。
3Dシンボル配置部108は、生成パターン指定部114から指定された生成パターンに応じて、2Dシンボル126(A2〜D2)に対応する3Dシンボル(A3〜D3)を建物の3Dモデル132中に配置する。また、低精細のときのように対応する3Dシンボルが記憶されていない場合には、3Dシンボルを配置しない。
これにより、1つの2Dシンボルに対し、目的に応じて生成パターンの異なる複数の3Dシンボルを簡単に一括して使い分けることができる。例えば、試行錯誤中には生成パターンを低く指定することにより、計算負荷の軽い簡略な3Dシンボルを用いて高速に画像を生成し、プランが固まったときには生成パターンを高く指定して精細な3Dシンボルを用いることができる。したがって、オペレータは高速にプランを検討し、顧客には好適な画像を提示することができる。
また、必ずしも生成パターンは精細さの区分けではなく、特定の付帯物の3Dシンボルだけを配置するパターンを設けたり、特定の付帯物のみを精細にして残りを簡略にするパターンを設けたりしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、住宅などの建物の平面図から3Dモデルを生成する3Dモデル生成システムとして利用することができる。
CADシステムの全体構成を説明する図である。 モデル生成システムの構成を説明する図である。 データの例を示す図である。 3Dシンボルを説明する図である。 3D画像の例を示す図である。 光源の自動配置について説明する図である。 CADシステムの動作を説明するフローチャートである。 第2実施形態にかかるモデル生成システムの構成を説明する図である。
符号の説明
10 …システム
12 …2DCAD部
14 …モデリング部
16 …レンダリング部
18 …画像出力部
20 …VR画像生成部
22 …VRデータ出力部
100 …3Dモデル生成システム
102 …2Dデータ取得部
104 …建物立体化部
106 …記憶部
108 …3Dシンボル配置部
110 …光源配置部
112 …3Dデータ出力部
114 …生成パターン指定部
116 …記憶部
122 …平面図
122a …居間食堂
122b …洋室
122c …廊下
124a …キッチン
124b …戸棚
126 …2Dシンボル
126a …ソファの2Dシンボル
126b …テーブルの2Dシンボル
128 …部屋名
132 …3Dモデル
136 …3Dシンボル
136a …ソファの3Dシンボル
136b …テーブルの3Dシンボル
138 …光源

Claims (5)

  1. 建物の平面図および該建物の平面図内に配置された付帯物の2Dシンボルを含む2Dデータを取得する2Dデータ取得部と、
    前記建物の平面図から建物の3Dモデルを生成する建物立体化部と、
    付帯物の2Dシンボルと関連付けられた当該付帯物の3Dシンボルをあらかじめ記憶してある記憶部と、
    前記建物の平面図内に配置された2Dシンボルに基づいて、前記記憶部を参照して、建物の3Dモデル中に前記2Dシンボルに対応する3Dシンボルを配置する3Dシンボル配置部とを備え、
    前記3Dシンボルは、1以上のプリミティブを組み合わせてなり、かつ、サーフェスに半透明となる透過度を設定して構成されていることを特徴とする3Dモデル生成システム。
  2. 当該3Dモデル生成システムは、さらに生成パターンを指定する生成パターン指定部を備え、
    前記記憶部には、2Dシンボルおよび生成パターンによって、ポリゴン数の多い詳細な3Dシンボル、1以上のプリミティブを組み合わせた簡略な3Dシンボル、または3Dシンボルなしが一意に決定されるテーブルを記憶し、
    前記3Dシンボル配置部は、前記生成パターン指定部から指定された生成パターンに応じて、前記建物の平面図内に配置された2Dシンボルに対応する詳細な3Dシンボルまたは簡略な3Dシンボルを建物の3Dモデル中に配置し、または3Dシンボルを配置しないことを特徴とする請求項1に記載の3Dモデル生成システム。
  3. 当該3Dモデル生成システムは、さらに光源を配置する光源配置部を備え、
    前記光源配置部は、2Dデータ中に照明の2Dシンボルがない場合であっても、前記建物立体化部が生成した3Dモデル中の各部屋に光源を配置し、
    かつ、該光源の位置は部屋の平面方向中央かつ天井から所定距離とすることを特徴とする請求項1に記載の3Dモデル生成システム。
  4. 当該3Dモデル生成システムは、さらに光源を配置する光源配置部を備え、
    前記光源配置部は、2Dデータ中に照明の2Dシンボルがない場合であっても、前記建物立体化部が生成した3Dモデル中の各部屋に光源を配置し、
    かつ、該光源の平面方向の位置は建物の平面図における部屋名の記載位置かつ天井から所定距離とすることを特徴とする請求項1に記載の3Dモデル生成システム。
  5. 当該3Dモデル生成システムは、さらに光源を配置する光源配置部を備え、
    前記光源配置部は、前記建物立体化部が生成した3Dモデル中の各部屋に光源を配置する際に、該光源の強さを部屋の容積または部屋名に基づいて設定することを特徴とする請求項1に記載の3Dモデル生成システム。
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