JP2009258592A - 現像剤容器及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤容器及び画像形成装置 Download PDF

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拓司 米田
Mugijiro Uno
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慎一郎 八木
Masashi Nagayama
将志 長山
Hitoshi Iwatsuki
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Abstract

【課題】現像剤容器に収容するトナーを製造する段階でトナーの帯電能力にバラツキが生じてしまっても、現像装置内の現像剤のトナー濃度が安定してキャリアに「膜削れ現象」が生じることのない、プレミックス現像方式の現像剤容器及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナーとキャリアとからなる現像剤を収容するとともに画像形成装置本体100に着脱自在に設置される現像剤容器20であって、現像剤容器20内に収容される現像剤中のキャリアの含有率についての情報が記憶された情報記憶手段70を備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置とそこに着脱自在に設置される現像剤容器とに関し、特に、現像装置内に新品の現像剤を適宜に供給するプレミックス現像方式の現像剤容器及び画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置において、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤(添加剤等を添加する場合も含むものとする。)を収容した現像装置に、適宜に新しい現像剤を補給する技術(これをプレミックス現像方式という。)が知られている(例えば、特許文献1〜4参照。)。
2成分現像剤を用いた現像装置は、現像装置内におけるトナー消費に応じて、現像装置の一部に設けられたトナー補給口から現像装置内に適宜にトナーが補給される。補給されたトナーは、現像装置内の現像剤とともに、搬送スクリュ等の搬送部材によって撹拌・混合される。撹拌・混合された現像剤は、その一部が現像ローラ(現像剤担持体)に供給される。現像ローラに担持された現像剤は、ドクターブレードによって適量に規制された後に、その2成分現像剤中のトナーが感光体ドラムとの対向位置で感光体ドラム上の潜像に付着する。
このように、通常の現像工程において現像装置内に収容された2成分現像剤中のキャリアは消費されることなく現像装置内に残るために、キャリアに経時劣化が生じてしまう。詳しくは、キャリアが現像装置内で長時間かけて撹拌・混合されることでキャリアのコーティング層が磨耗又は剥離してキャリアの帯電能力が低下する「膜削れ現象」や、キャリアの表面にトナーの成分や添加剤が付着してキャリアの帯電能力が低下する「スペント現象」が生じてしまう。
プレミックス現像方式は、このようなキャリアの経時劣化による出力画像の画質低下を防止するためのものである。すなわち、現像装置内に新しい2成分現像剤を適宜に補給するとともに、現像装置内に収容された2成分現像剤の一部を適宜に現像装置外に排出することで、現像装置内の劣化キャリアを減じて現像装置内に収容されたキャリアの量と帯電能力とを維持するものである。
このようなプレミックス現像方式を用いた画像形成装置は、キャリアの経時劣化が生じるごとに現像装置やキャリアを新品のものに交換する必要のある装置に比べて、経時においても出力画像の画質が安定化することになる。
特許文献1等には、プレミックス現像方式を用いた現像装置であって、現像剤排出手段としてオーバーフロー方式を用いたものが開示されている。詳しくは、現像装置に排出口(穴部)を設けて、その位置に搬送される現像剤の剤面が所定高さを超えたときにその現像剤(キャリアの補給によって余剰分となった現像剤である。)が排出口から外部に排出される。
また、特許文献4等には、プレミックス現像方式を用いた現像剤容器(現像剤収納容器)であって、現像剤容器から排出される現像剤の流動性を最適化するために、現像剤中のキャリアの重量比を3〜20重量%に設定する技術が開示されている。
特開2004−4559号公報 特開2007−133057号公報 特開2004−29306号公報 特開2007−183348号公報
上述した従来のプレミックス現像方式の技術は、現像装置内の現像剤のトナー濃度(現像剤中のトナーの割合である。)が比較的低いレベルで制御され続けた場合に、キャリアの供給・排出をおこなっても、現像装置内のキャリアに「膜削れ現象」が生じてしまう場合があった。そして、このような「膜削れ現象」が生じると、出力画像上に白斑点(白抜け)が生じてしまっていた。
本願発明者は、これらの問題を解決するために研究を重ねた結果、現像剤容器に収容するトナーを製造する段階で、製造条件(環境、製造装置、原材料の物性等)の差異によってトナーの帯電能力(帯電特性)にバラツキが生じるために、上述した問題が生じてしまうことを知得した。詳しくは、製造段階でトナーの帯電量が規格公差内であっても、帯電量が下限に近いトナーが収容された現像剤容器が画像形成装置に設置されると、現像装置内の現像剤のトナー濃度が比較的低いレベルで制御されてしまい、現像剤中のキャリア同士が衝突する機会が増加してキャリアに「膜削れ現象」が生じやすくなる。
このような問題を解決するために、帯電量が下限に近いトナーが製造された場合に合わせて、現像剤容器内に収容されるキャリアの割合を予め大きく設定する方策が考えられる。しかし、その場合には、帯電量が上限に近いトナーが製造された場合に、現像剤容器内に無駄なキャリアが収容されて現像剤容器が高コスト化・重量化・大型化してしまう。
また、製造段階におけるトナーの帯電量の規格公差の範囲を狭める方策も考えられる。しかし、その場合には、製造段階におけるトナーの歩留まりが悪くなって、トナーが高コスト化することになる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、現像剤容器に収容するトナーを製造する段階でトナーの帯電能力にバラツキが生じてしまって、現像装置内において制御される現像剤のトナー濃度にバラツキが生じても、キャリアに「膜削れ現象」が生じることが抑制される、プレミックス現像方式の現像剤容器及び画像形成装置を提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる現像剤容器は、トナーとキャリアとからなる現像剤を収容するとともに、画像形成装置本体に着脱自在に設置される現像剤容器であって、容器内に収容される現像剤中のキャリアの含有率についての情報が記憶された情報記憶手段を備えたものである。
また、請求項2記載の発明にかかる現像剤容器は、前記請求項1に記載の発明において、容器内に収容されるトナーの帯電能力の大きさに応じて前記キャリアの含有率が定められるものである。
また、請求項3記載の発明にかかる現像剤容器は、前記請求項2に記載の発明において、前記トナーの帯電能力が高いときには前記キャリアの含有率が小さく定められて、前記トナーの帯電能力が低いときには前記キャリアの含有率が大きく定められるものである。
また、請求項4記載の発明にかかる現像剤容器は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記トナーの帯電能力を、容器内に収容されるトナーと同じ製造ロットのトナーと、所定の製造ロットのキャリアと、を混合させたときのトナーの帯電量としたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる現像剤容器は、前記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記トナーの帯電能力を、容器内に収容されるトナーと同じ製造ロットのトナーと、容器内に収容されるキャリアと同じ製造ロットのキャリアと、を混合させたときのトナーの帯電量としたものである。
また、この発明の請求項6記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像剤容器が前記画像形成装置本体に着脱自在に設置され、像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置と、前記現像装置に収容された現像剤のトナー濃度を直接的又は間接的に検知するトナー濃度検知手段と、前記トナー濃度検知手段の検知結果に基いて前記現像剤容器に収容された現像剤を前記現像装置内に供給する現像剤供給手段と、前記現像装置の内部に収容された現像剤の一部を外部に排出する現像剤排出手段と、前記現像剤容器の前記情報記憶手段に記憶された前記情報を読み取る情報読取手段と、を備えたものである。
また、請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項6に記載の発明において、前記現像剤供給手段は、前記情報読取手段によって読み取られた前記情報に基いて前記現像剤容器から前記現像装置に供給する現像剤の供給量を可変するものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、前記請求項7に記載の発明において、前記現像剤供給手段は、前記トナー濃度が所定の範囲内になるように、前記キャリアの含有率が小さいときには前記現像剤の供給量を少なくして、前記キャリアの含有率が大きいときには前記現像剤の供給量を多くするものである。
本発明は、現像容器内に収容される現像剤中のキャリアの含有率についての情報が記憶された情報記憶手段を設けているために、現像剤容器に収容するトナーを製造する段階でトナーの帯電能力にバラツキが生じてしまって、現像装置内において制御される現像剤のトナー濃度にバラツキが生じても、キャリアに「膜削れ現象」が生じることが抑制される、現像装置内の現像剤のトナー濃度が安定してキャリアに「膜削れ現象」が生じることのない、プレミックス現像方式の現像剤容器及び画像形成装置を提供することができる。
実施の形態.
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1及び図2にて、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としてのカラープリンタの装置本体、2は転写紙等の被転写材が収納される給紙部、3は作像プロセスがおこなわれる作像部、7は各色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、8Y、8M、8C、8BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される感光体ドラム、9は画像情報に基いたレーザ光を発する露光部(書込み部)、10は被転写材を中間転写ベルト7の位置まで搬送するレジストローラ、11は中間転写ベルト7上に形成されたトナー像を被転写材に転写する第2転写バイアスローラ、12は被転写材上の未定着画像を定着する定着部、13は定着工程後の被転写材が載置される排紙トレイ、20Y、20M、20C、20BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)用の現像剤が収容された現像剤容器を示す。
ここで、各現像剤容器20Y、20M、20C、20BKには、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのいずれか1色のトナーと、キャリアと、が収容されている。そして、各現像剤容器20Y、20M、20C、20BKは、収容した現像剤が後述する現像工程(プレミックス現像方式のものである。)にて消費されてその残量がほぼゼロになったときに、新品のものに交換される。
詳しくは、図2に示すように、画像形成装置本体1には、現像剤容器20を着脱自在(交換自在)に設置するための設置部100が設けられている。設置部100には、4色の現像剤容器20をそれぞれ設置するための4つの開閉ドア103が設けられている。そして、現像剤容器20を着脱する際に、対応する開閉ドア103を開閉することになる。
なお、現像剤容器の構成・動作については、後で詳しく説明する。
以下、画像形成装置における、通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
図1を参照して、作像部3の4つの感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKは、それぞれ、反時計方向に回転している。そして、まず、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKの表面は、帯電部との対向位置で、一様に帯電される。その後、帯電された感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれのレーザ光の照射位置に達する。
一方、露光部9からは、各色の画像情報に基いたレーザ光が、それぞれ、対応する感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に向けて発せられる。そして、各感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に各色に対応した静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、現像装置14(図3を参照できる。)との対向位置に達する。そして、各現像装置から感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に各色のトナーが供給されて、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上の潜像が現像される。
その後、現像工程後の感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれ、中間転写ベルト7との対向位置に達する。ここで、中間転写ベルト7は、3つのローラ4〜6によって張架・支持されている。中間転写ベルト7の内周面には、各感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKに対向する位置に、転写バイアスローラ(不図示である。)が設置されている。そして、転写バイアスローラの位置で、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に形成された各色の画像が、中間転写ベルト7上に順次転写される。
そして、転写工程後の感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、それぞれ、クリーニング部との対向位置に達する。そして、クリーニング部の位置で、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上に残存する未転写トナーが回収される。
その後、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK表面は、除電部を通過して、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BKにおける一連の作像プロセスが終了する。
他方、感光体ドラム8Y、8M、8C、8BK上の各色の画像が重ねて転写された中間転写ベルト7表面は、図中の時計方向に走行して、第2転写バイアスローラ11の位置に達する。そして、第2転写バイアスローラ11の位置で、被転写材上に中間転写ベルト7上のフルカラーの画像が2次転写される。
その後、中間転写ベルト7表面は、中間転写ベルトクリーニング部の位置に達する。そして、中間転写ベルト7上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング部に回収されて、中間転写ベルト7上の一連の転写プロセスが完了する。
ここで、第2転写バイアスローラ11位置の被転写材は、給紙部2からレジストローラ10等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、被転写材を収納する給紙部2から、給紙ローラにより給送された被転写材が、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ10に導かれる。レジストローラ10に達した被転写材は、中間転写ベルト7上のトナー像とタイミングを合わせて、第2転写バイアスローラ11の位置に向けて搬送される。
その後、フルカラー画像が転写された被転写材は、定着部12に導かれる。定着部12では、加熱ローラと加圧ローラとのニップにて、カラー画像が被転写材上に定着される。
そして、定着工程後の被転写材は、排紙ローラによって、排紙トレイ13上に出力画像として排出されて、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図3にて、画像形成装置における現像剤供給手段としての現像剤供給装置59について詳述する。図3は現像剤供給装置59(現像剤供給手段)を示す構成図であり、図1の装置本体1の背面側からみた概略図である。
なお、現像剤供給装置59は、トナー色ごとに装置本体1に設置されている。4つの現像剤供給装置は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、現像剤容器及び感光体ドラムにおける符号のアルファベット(Y、M、C、BK)を省略して図示する。また、図3は、簡単のため、現像剤供給装置59の一部の向きを90度回転させて図示している。
図3を参照して、現像剤供給装置59は、装置本体1の設置部100に設置された現像剤容器20内の現像剤(2成分現像剤)を、現像装置14内のトナー消費に応じて適宜に現像装置14内に補給するものである。
詳しくは、現像剤容器20が装置本体1の設置部100にセットされると、現像剤容器20と設置部100の搬送管110(ノズル)とが接続される。このとき、現像剤容器20の口金部材30に挿設された口栓部材50は、口金部材30のトナー排出口を開放する。これにより、現像剤容器20の現像剤収容体21内に収容された現像剤が、口金部材30を介して、搬送管110内に搬送されることになる。
一方、搬送管110の他端は、チューブ65の一端に接続されている。チューブ65は、親トナー性の低いフレキシブルなゴム材料からなり、その他端がスクリューポンプ60(一軸偏芯スクリューポンプ)に接続されている。
スクリューポンプ60は、ロータ61、ステータ62、吸引口63、ユニバーサルジョイント64、モータ66等で構成される。ロータ61は、金属材料からなる軸が螺旋状にねじれたように形成されている。ロータ61の一端は、ユニバーサルジョイント64を介して、モータ66に回転自在に連結されている。ステータ62は、ゴム材料からなり、その穴部が長円形の断面が螺旋状にねじれたように形成されている。ステータ62の穴部には、ロータ61が挿着されている。
このように構成されたスクリューポンプ60は、モータ66によってステータ62内のロータ61を所定方向に回転駆動させることで、現像剤容器20内の現像剤をチューブ65を介して空気とともに吸引口63に吸引する(負圧を生じさせる。)。吸引口63まで吸引された現像剤は、ステータ62とロータ61との隙間に送入されて、ロータ61の回転に沿って他端側に送出される。送出された現像剤は、スクリューポンプ60の送出口67から排出されて、補給口68から現像装置14内に補給される(図3中の矢印方向の移動である。)。
このように、本実施の形態では、スクリューポンプ60を用いて現像剤容器20からの現像剤搬送経路をフレキシブルなチューブ65で形成しているために、現像剤容器20の設置部100を現像装置14から離れた位置に比較的自由にレイアウトすることができる。
なお、本実施の形態では、スクリューポンプ60を用いて現像剤を空気とともに移送したが、ダイヤフラムポンプを用いて現像剤を空気とともに移送することもできる。さらには、オーガスクリュー等の搬送部材を用いて現像剤を移送することもできる。
一方、現像装置14は、感光体ドラム8に対向する現像ローラ19、現像ローラ19に対向する第1搬送スクリュ15、仕切部材17を介して第1搬送スクリュ15に対向する第2搬送スクリュ16、現像ローラ19に対向するドクターブレード18、等で構成される。現像装置14内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
先に述べた作像プロセスを、現像工程を中心にしてさらに詳しく説明する。
現像ローラ19は、図3中の矢印方向に回転している。現像装置14内の現像剤は、間に仕切部材17を介在するように配設された第1搬送スクリュ15及び第2搬送スクリュ16の矢印方向の回転によって、現像剤供給装置59から補給口68を介して補給された現像剤とともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図3の紙面垂直方向の循環である。)。そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーは、キャリアとともに現像ローラ19上に担持される。
現像ローラ19上に担持された現像剤は、その後にドクターブレード18の位置に達する。そして、現像ローラ19上の現像剤は、ドクターブレード18の位置で適量に調整された後に、感光体ドラム8との対向位置(現像領域である。)に達する。
その後、現像領域において、現像剤中のトナーが、感光体ドラム8表面に形成された静電潜像に付着する。詳しくは、レーザ光が照射された画像部の潜像電位(露光電位)と、現像ローラ19に印加された現像バイアスとの、電位差(現像ポテンシャル)によって形成される電界(現像電界)によって、トナーが潜像に付着する。
なお、現像剤容器20内の現像剤は、現像装置14内のトナーの消費(トナー濃度の変動)にともない、現像剤供給装置59から現像装置14内に適宜に補給されるものである。現像装置14内のトナーの消費は、現像装置14に設置されたトナー濃度検知手段としての磁気センサ85で直接的に検知されたり、感光体ドラム8に対向するトナー濃度検知手段としての反射型フォトセンサ(不図示である。)によって間接的に検知される。詳しくは、磁気センサ85(トナー濃度検知手段)等によって現像装置14内に収容された現像剤のトナー濃度(現像剤中のトナーの割合である。)が検知されると、その検知結果に基いてトナー濃度が所定の範囲内になるように、現像剤供給装置59(スクリューポンプ60)を所定時間だけ稼動して、現像装置14内に新たな現像剤(所定の割合でトナーが含まれている。)を供給する。
ここで、図3を参照して、第1搬送スクリュ16による搬送経路中には、現像装置14内に収容された現像剤の一部を外部(剤貯溜容器80)に排出する現像剤排出手段としての排出口81が設けられている。詳しくは、排出口81(現像剤排出手段)は、現像剤供給装置59によって現像装置14内に現像剤が供給されて現像装置14内の現像剤量が増加してその位置に搬送される現像剤の剤面(上面)が所定高さを超えたときに、その余剰分の現像剤を剤貯留容器80に向けて排出するためのものである。すなわち、余剰分の現像剤は、排出口81の下部の高さを超えて、排出口81から排出されて排出経路を経由して剤貯留容器80に向けて自重落下していく。このように、本実施の形態における画像形成装置は、プレミックス現像方式を用いていて、トナーの母体樹脂や外添剤によって汚染されて劣化したキャリアが自動的に現像装置14の外部に排出されるので、経時においても画像品質の劣化を抑止することができる。
次に、図4にて、現像剤容器20について詳述する。
図4を参照して、現像剤容器20は、主として、現像剤収容体21と口金部材30とで構成される。
現像剤容器20の現像剤収容体21は、袋部22とアダプタ25とからなる。現像剤収容体21の袋部22は、ポリエチレン、ナイロン等からなる80〜200μm程度の厚みをもつ複数のフレキシブルなシート22a〜22eを熱溶着して形成したものである。袋部22は、側方のシート22c、22dと上方のシート22eとに、それぞれ、折り目23が設けられている。これにより、現像剤収容体21内に収容された現像剤が排出されるのにともない、袋部22は折り目23にならってコンパクトに折り畳まれることになる。
このように、本実施の形態では、現像剤容器20の一部(袋部22)が変形可能に構成された袋状容器であるために、内部に収容する現像剤の容量を効率的に確保できるとともに、交換時の作業性を高めることができる。
図4を参照して、袋部22の開口部には、樹脂材料からなるアダプタ25が熱溶着にて固設されている。これにより、袋部22とアダプタ25の外周面との気密性が確保される。なお、アダプタ25には、吐出口(内部を貫通する穴である。)が設けられている。
このように構成された現像剤収容体21は、内部に収容された現像剤がアダプタ25の吐出口から吐出されることになる。
口金部材30は、現像剤収容体21のアダプタ25に対して、着脱自在に設置される。口金部材30が現像剤収容体21に装着されると、現像剤収容体21の吐出口と口金部材30の上面30eに設けられた送入口とが連通する。口金部材30の前面30aから後面30bにかけて貫通する排出口41は、その断面が円形に形成されていて、図3で説明した画像形成装置本体1の搬送管110がスムーズに係合されるように構成されている。そして、現像剤容器20の排出口41と装置本体1の搬送管110とが接続された状態で、現像剤容器20内の現像剤が現像装置14内に補給されることになる。また、口金部材30の両側面30c、30dには、それぞれ、装置本体1への着脱方向に沿って溝部36が延設されている。
ここで、現像剤容器20の口金部材30には、現像剤容器20内に収容される現像剤中のキャリアの含有率(以後、適宜に「キャリア含有率」と呼ぶ。)についての情報が記憶された情報記憶手段としてのIDチップ70が設置されている。
本実施の形態では、現像剤容器20に現像剤を充填する製造段階にて、現像剤容器20内に収容されるトナーの帯電能力の大きさに応じて、現像剤容器20内に収容するトナーとキャリアとの割合(キャリア含有率)を可変している。すなわち、IDチップ70に記憶されたキャリア含有率は、現像剤容器20に現像剤を充填する製造段階にて、現像剤容器内に収容されるトナーの帯電能力の大きさに応じて定められたものである。詳しくは、現像剤容器内に収容されるトナーの帯電能力が高いときにはキャリア含有率が小さく定められて、現像剤容器内に収容されるトナーの帯電能力が低いときにはキャリア含有率が大きく定められる。
なお、本実施の形態では、上述したトナーの帯電能力を、現像剤容器20内に収容されるトナーと同じ製造ロットのトナーと、所定の製造ロットのキャリアと、を混合させたときのトナーの帯電量としている。これに対して、トナーの帯電能力を、現像剤容器20内に収容されるトナーと同じ製造ロットのトナーと、現像剤容器20内に収容されるキャリアと同じ製造ロットのキャリアと、を混合させたときのトナーの帯電量とすることもできる。
このように構成された現像剤容器20は、図2に示す開閉ドア103を開放した状態で設置部100内に載置される。そして、現像剤容器20が載置された開閉ドア103を閉鎖する動作に連動して、現像剤容器20の口金部材30の溝部36が設置部100に設置された係合部に係合するとともに、現像剤容器20の排出口41に挿設された口栓部材50(図3を参照できる。)が設置部100に設置された搬送管110に押動される。こうして、設置部100への現像剤容器20の装着動作が完了して、現像剤容器20内の現像剤が現像剤供給装置59によって現像装置14に補給可能な状態になる(図3の状態である。)。
さらに、このとき、現像剤容器20に設置されたIDチップ70(情報記憶手段)が、設置部100(画像形成装置本体1)に設置された情報読取手段としてのアンテナ120に対向する(図3を参照できる。)。そして、IDチップ70に記憶されたキャリア含有率についての情報が、アンテナ120(情報読取手段)によって読み取られて制御部に送られて、その情報に基いて現像剤容器20から現像装置14に供給する現像剤の供給量が可変される。具体的には、磁気センサ85等のトナー濃度検知手段の検知結果が同じちであっても、キャリア含有率が異なれば、現像剤供給装置59(スクリューポンプ60)を稼動する時間が可変される。これにより、現像剤容器20内の現像剤中のキャリア含有率(又はトナー含有率)が異なっていても、現像装置14内の現像剤のトナー濃度が所定範囲内になるように制御されて、出力画像の画像濃度が安定化することになる。すなわち、現像剤供給装置59(現像剤供給手段)は、現像装置14内の現像剤のトナー濃度が所定の範囲内になるように、現像剤容器20のキャリア含有率が小さいときには現像装置14に対する現像剤供給量が少なくなり、現像剤容器20のキャリア含有率が大きいときには現像装置14に対する現像剤供給量が多くなるように制御される。
他方、現像剤容器20を設置部100から脱離するときには、上述の装着時の手順と逆の手順をおこなう。すなわち、開閉ドア103を開放すると、搬送管110は口金部材30から退避する。さらに、不図示のスプリングの付勢力によって口栓部材50が排出口41を閉鎖する位置に移動する。その後、開閉ドア103が開放された状態で、現像剤容器20が設置部100から取出される。
なお、本願において、IDチップ70(情報記憶手段)に記憶される「キャリア含有率についての情報」とは、現像剤容器20内の現像剤中のトナーの含有率についての情報も含まれるものとする。すなわち、現像剤容器20中のキャリア含有率がわかればトナー含有率がわかるために、IDチップ70にトナー含有率を記憶させている場合も、IDチップ70にキャリア含有率を記憶させていることと同義になる。
また、IDチップ70には、キャリア含有率についての情報以外の情報も記憶させることができる。具体的に、ICチップ70には、トナー色、現像剤の製造番号(製造ロット)、現像剤の製造年月日等のトナーに係わる情報や、リサイクル回数、リサイクル年月日、リサイクルメーカ等のリサイクルに係わる情報等を記憶させることができる。
また、本実施の形態では、現像剤容器20のIDチップ70(情報記憶手段)と、画像形成装置本体1のアンテナ120(情報読取手段)と、が非接触で情報通信できるように構成したが、現像剤容器20の情報記憶手段と画像形成装置本体1の情報読取手段とが接触して情報通信できるように構成することもできる。
さらに、本実施の形態では、情報記憶手段としてIDチップ70を用いたが、IDチップ70の代わりに、情報の読み書きが可能な公知の情報記憶手段のすべてを用いることができる。
以下、本実施の形態における特徴的な構成・動作について、さらに詳しく説明する。
本実施の形態では、現像剤容器20に現像剤を充填する前に、製造ロットごとにトナーの帯電量を測定している。そして、そのトナー帯電量の値に基いて、製造ロットごとに、充填する現像剤のキャリア含有率(プレミックス率)を決定する。
具体的に、トナーの帯電量の測定は以下のようにおこなわれる。
まず、「ボールミル架台S4−2型」(伊藤製作所社製)を回転数280[rpm]に設定して、キャリア50[g]と、トナー濃度8[重量%]に相当するトナーと、を所定の時間混合して現像剤を作製する。この現像剤から3[g]を取り出し、「TB-200」(東洋コーポレーション社製)(フローガス:窒素エアー、ブロー圧力:1.5±0.1[kg/cm2]の条件である。)に、SUS316からなるメッシュ(目開き635)を設置したものを用いて、現像剤中のトナーを飛散させた後に、飛散したトナーの電荷量Q[μc]と質量M[g]を測定して、帯電量(Q/M[-μc/g])を求める。ここで、キャリアとトナーとを混合する時間は、60秒と600秒との2パターンであって、60秒間混合したときのトナー帯電量を「TA60」と呼び、600秒間混合したときのトナー帯電量を「TA600」と呼ぶ。
トナーほどではないがキャリアも製造ロットによって僅かに帯電特性がばらつくことがあるため、所定の製造ロットのキャリアを測定用の標準キャリアとしてストックしておき、これを用いて規格公差判定の測定をおこなう。
ここで、トナー帯電量(TA60、TA600)の規格公差は、
35(-μc/g) ≦TA60 ≦ 47(-μc/g)
26(-μc/g) ≦TA600 ≦ 37(-μc/g)
に設定されている。
TA60は、主に現像剤の立ち上がり特性を示す。TA60が低すぎると、トナー補給時の補給トナーの帯電量が充分に上がらない初期的な段階で、出力画像上に地肌汚れが生じたり、現像装置14からトナーが飛散してしまう。TA60が高すぎると、補給直後の初期的な段階で、現像装置14内の現像剤中のトナーの帯電量との差が大きくなりすぎて、帯電量の高い補給トナーが現像剤と混合されてキャリアと帯電したときに既に現像剤として混ざっていたトナーを叩き出すような現象が生じて、出力画像上に地肌汚れが生じたり、現像装置14からトナーが飛散してしまう。
TA600は、主に現像装置内で充分に撹拌混合された後の帯電量の安定点のレベルを示す。TA600が低すぎると現像剤の帯電量が全体的に低くなり、TA600が高すぎると現像剤の帯電量が全体的に高くなる。また、現像装置14内の現像剤中のトナーのTA600との差が大きすぎると、現像剤中の帯電量が不均一となって地肌汚れ、トナー飛散が生じるとともに、現像能力が不均一性になって出力画像上に画像濃度ムラが生じてしまう。
本実施の形態では、現像装置14内で制御される現像剤のトナー濃度のレベルを考慮して、TA600の値に基いて現像剤容器20に収容する現像剤(プレミックストナー)のキャリア含有率を製造ロットごとに設定している。TA600値とキャリア含有率との関係は、
TA600=26〜28(-μc/g) → キャリア含有率=20重量%
TA600=29〜33(-μc/g) → キャリア含有率=15重量%
TA600=34〜37(-μc/g) → キャリア含有率=10重量%
としている。
キャリア含有率は、現像装置14の現像ローラ19や撹拌スクリュ15、16の回転数や現像剤容量やトナー濃度制御レベル等の現像条件、トナーの添加剤の仕様や粒子形状等のトナー物性条件、キャリアのコート剤の仕様やコート膜厚や粒子形状等のキャリア物性条件、等によって調整される設計パラメータである。キャリアの劣化の度合いを評価する方法として、現像装置の稼働時間に対するキャリアの静抵抗の変化からキャリアに生じる膜削れ現象の程度を推定する方法をとることができる。
キャリアの静抵抗は、現像剤中のトナーをブローオフ装置にて除去して得たキャリアを抵抗計測平行電極(ギャップ2mmの電極)間に投入して、DC200Vを印加して30秒後の抵抗値をハイレジスト計で計測した値を体積抵抗率に変換した値Rである。本実施の形態では、キャリア静抵抗Rの目標値が、LogR=10(Ω・cm)以上に設定されている。LogR<10となると、特に現像ローラに印加される現像バイアスと感光体ドラム上の静電潜像の電位との間の電位差が大きい条件において、キャリアが現像ローラから離脱して感光体ドラムの静電潜像に付着する現象(キャリア付着)が発生しやすくなり、ソリッド画像部において「白斑点(白抜け)」が発生してしまう。抵抗低下の原因はキャリアの膜削れであるため、キャリアの膜削れを減らすことで抵抗低下量を抑えることができる。
図5は、シミュレーションによって得られたある現像条件で稼動させた場合であって、キャリア含有率を変化させたときの、キャリアの静抵抗の経時変化についてのシミュレーション結果を示すグラフである。
図5において、横軸は画像形成装置において出力された画像の枚数(プリント枚数)を示し、縦軸はキャリアの静抵抗の値を示す。また、図5において、グラフW0はキャリア含有率(プレミックス率)が0%のときのものであって、グラフW10はキャリア含有率が10%のときのものであって、グラフW15はキャリア含有率が15%のときのものであって、グラフW20はキャリア含有率が20%のときのものであって、グラフW40はキャリア含有率が40%のときのものである。さらに、図5において、太線Mは現像剤の寿命の目標値を示し、太破線Kはキャリア静抵抗の下限を示す。なお、図5のシミュレーションでは、トナー濃度(TC)の制御下限値を6重量%に設定している。
図5に示すシミュレーション結果と現像剤の目標寿命とに基いて、実機で制御されるトナー濃度(制御TC)とその条件(TC条件)に適したキャリア含有率とを決定して、既に実験で得られている制御TCとTA600値との関係から、TA600値とキャリア含有率との関係を決定する。
図6は、本実施の形態における画像形成装置(実機)を用いて、キャリア含有率とTA600値とを変化させたときの、キャリアの静抵抗の経時変化についての実験結果を示すグラフである。
図6において、横軸は画像形成装置において出力された画像の枚数(プリント枚数)を示し、縦軸はキャリアの静抵抗の値を示す。また、図6において、グラフR10はキャリア含有率が10%であってTA600値が28(-μc/g)のときのものであって、グラフR20はキャリア含有率が20%であってTA600値が28(-μc/g)のときのものであって、グラフR40はキャリア含有率が40%であってTA600値が28(-μc/g)のときのものであって、グラフQ10はキャリア含有率が10%であってTA600値が34(-μc/g)のときのものである。さらに、図6において、太線Mは現像剤の寿命の目標値を示し、太破線Kはキャリア静抵抗の下限を示す。なお、図6の実験において、出力画像の画像面積率は5%に設定して、1ジョブ当りのプリント枚数は5枚に設定している。
図6の実験結果から、図5のシミュレーション結果がほぼ再現されていることを確認した。
なお、本実施の形態では、所定の製造ロットのキャリアを、トナーの帯電特性の製品判定(TA60、TA600測定)に使用する基準キャリアとして、ストックして使用し続けている。また、このときのTA600値に基いて、そのトナーが用いられる現像剤(プレミックストナー)のキャリア含有率を決定している。これに対して、製品判定としてのTA600測定とは別に、キャリア含有率を決める帯電量TA600の測定を実施することもできる。また、これに使用するキャリアとして、基準キャリアとは別に、そのときに製造されたキャリアと同じ製造ロットのキャリアを用いることもできる。これにより、用意するキャリアのバリエーションを増やさずに、僅かにあるキャリアのバラツキも含めた一層正確な帯電量測定とそれに基いたキャリア含有率の決定とをおこなうことができる。
図7は、現像剤容器20に現像剤を充填する製造工程(充填工程)を示すフローチャートである。
図7に示すように、トナーが製造されると(ステップS1)、製造ロットごとにトナーの測定・検査がおこなわれる(ステップS2)。具体的には、トナーの物性が製造規格に入っているかのスクリーニングがおこなわれる。そして、このときに測定される物性特性値であるTA600から、上述したようにキャリア含有率が決定される(ステップS3)。
その後、以下の方法で現像剤容器に現像剤(プレミックストナー)が充填される。まず、予め決められたキャリア濃度(又は、トナー濃度)の現像剤を作製する(ステップS4)。なお、本実施の形態ではキャリア率(キャリア濃度)が92重量%に設定されている。この現像剤は、現像装置に予め入れておくもの(又は、画像形成装置の着荷時に現像装置に入れられるもの)と同じ製造方法で作られるものである。そして、この現像剤を最初に現像剤充填機に入れて、さらに所定量の現像剤が現像剤充填機に入れられる(ステップS5)。そして、現像剤充填機によって、現像剤容器に現像剤を所定量充填する(ステップS8)。このときの現像剤の充填量は、ステップS8の下表に示すように、キャリア含有率によって可変される。
その後、所定量のトナーがトナー充填機に入れられる(ステップS6)。そして、トナー充填機によって、現像剤容器にトナーを所定量充填する(ステップS9)。このときのトナーの充填量は、ステップS9の下表に示すように、キャリア含有率によって可変される。
このように、キャリアとトナーとを現像剤容器に別々のタイミングで入れるのではなく、現像剤とトナーとを分けて入れる方法をとることで、現像剤容器内のすべてのキャリア粒子がトナーと帯電結合した状態になるため、現像剤容器中で均一にトナーを分散させることが可能となる。
さらに、ステップS3で決定されたキャリア含有率が、データ書込み装置にてIDチップ70に書き込まれる(ステップS7)。そして、現像剤の充填が完了した現像剤容器20に、キャリア含有率にかかわる情報が記憶されたIDチップ70が装着される(ステップS10)。
図8は、本実施の形態における画像形成装置でおこなわれる現像剤供給制御を示すフローチャートである。
図8に示すように、まず、画像形成装置本体1の設置部100に現像剤容器20がセットされていない状態を検知すると、その状態を警告(アラート)して(ステップS20)、装置本体1の表示部に「現像剤容器を装置にセットしてください」と表示する(ステップS21)。
その後、現像剤容器のセットがされたかの判断をする(ステップS22)。その結果、現像剤容器のセットがされていないと判断された場合には、ステップS21以降のフローを繰り返す。これに対して、現像剤容器のセットがされていると判断された場合には、アンテナ120によってIDチップ70に記憶されたキャリア含有率にかかわる情報の読み取りと記憶とがおこなわれる(ステップS23)。
そして、読み込んだキャリア含有率に基いて、現像剤供給装置59によって現像剤容器20から現像装置14に供給する現像剤の供給量が可変される(ステップS24)。具体的には、読み込んだキャリア含有率に基いて、現像剤供給装置59において最適な現像剤の供給時間係数が選択される。
さらに詳しくは、本実施の形態では、ステップS24にて、読み込んだキャリア含有率に基いて、現像剤供給装置59のスクリューポンプ60を稼動する稼働時間と、現像装置14に対する現像剤供給量と、の相関テーブルを変更して、現像装置14内の現像剤のトナー濃度が一定になるように調整制御される。具体的に、本実施の形態では、キャリア含有率が10%のときには供給時間係数が「1」に設定され、キャリア含有率が15%のときには供給時間係数が「1.06」に設定され、キャリア含有率が20%のときには供給時間係数が「1.13」に設定される。
このように、現像剤容器20に収容される現像剤(プレミックストナー)に使用するトナーの帯電量に基いて、その現像剤のキャリア含有率を変えることで、現像装置14におけるトナー濃度の制御レベルが最適化され、キャリアの膜削れによる現像剤の劣化が抑止されて、白斑点(白抜け)等の異常画像が生じる不具合が防止される。また、使用するキャリアのバリエーションを増やさずに、より正確なトナーの帯電特性を知ることができて、必要最低限のキャリア量で充分なプレミックス現像方式の効果を得ることができる。また、キャリア含有率が異なる現像剤容器を用いても、現像装置14内の現像剤のトナー濃度が安定して、出力画像の画像濃度が安定化する。
最後に、本実施の形態における現像装置14で用いられる現像剤(キャリア及びトナー)について説明する。
本実施の形態で用いられるキャリアは、その重量平均粒子径が20〜65μmになるように形成されている。重量平均粒子径が20μm未満である場合には、粒子の均一性が低下してキャリア付着が発生しやすくなる。これに対して、重量平均粒子径が65μmを超える場合には、画像細部の再現性が低下して精細な画像が得られにくくなる。なお、キャリアの重量平均粒子径は、「マイクロトラック粒度分析計:SRAタイプ」(日機装社製)を用いて、0.7μm以上125μm以下のレンジ設定で測定することができる。このとき、分散液の溶媒にはメタノールを使用して、屈折率を1.33、キャリア及び芯材の屈折率を2.42に設定する。
また、キャリアは、被覆膜の平均膜厚が0.05〜4.00μm以下(好ましくは、0.05〜1.00μmである。)になるように形成されている。平均膜厚が0.05μm未満である場合には、粒子に起因する凸部を覆う被覆膜の平均膜厚が充分にないために、凸部が削れたり、芯材が露出したりすることにより、抵抗が低下しやすくなる。これに対して、平均膜厚が4.00μmを超える場合には、キャリアの大型化にともない、帯電性能が低下して画像精細性の低下が発生しやすくなる。
本実施の形態で用いられるトナーは、高精細なカラー画像を実現させるために、小粒径化、球形化された重合トナーを用いている。
具体的に、トナーとして、体積平均粒径が3〜8μmの範囲内になるように形成された小粒径トナーを用いている。これにより、出力画像の解像度が高まり高画質化が達成される。
また、トナーとして、平均円形度が0.93〜1.00の範囲内になるように形成された略球形トナーを用いている。これにより、転写性が高まり高画質化が達成される。
さらに、トナーTには、1次粒径が20nm未満のものを含有するように形成された疎水性シリカを、質量比(トナーに対する疎水性シリカの質量比である。)が0.3〜5.0質量%になるように外添剤として添加している。これにより、小粒径トナーを用いた場合であっても、トナーの流動性を確保することができる。
ここで、上述したトナーの体積平均粒径は、コールターカウンター法によるトナー粒子の粒度分布の測定装置を用いて測定することができる。これらの測定装置として、「コールターカウンターTA−II」や「コールターマルチサイザーII」(いずれもコールター社製)があげられる。以下に測定方法について述べる。
まず、電解水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはアルキルベンゼンスルフォン酸塩)を0.1〜5ml加える。ここで、電解液とは1級塩化ナトリウムを用いて約1%NaCl水溶液を調製したもので、例えばISOTON−II(コールター社製)を使用できる。ここで、さらに測定試料を2〜20mg加える。試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で約1〜3分間分散処理をおこない、上述した測定装置により、アパーチャーとして100μmのものを用いて、トナー粒子又はトナーの体積、個数を測定して、体積分布と個数分布を算出する。得られた分布から、トナーの体積平均粒径(D4)及び個数平均粒径(D1)を求めることができる。
チャンネルとしては、2.00〜2.52μm未満;2.52〜3.17μm未満;3.17〜4.00μm未満;4.00〜5.04μm未満;5.04〜6.35μm未満;6.35〜8.00μm未満;8.00〜10.08μm未満;10.08〜12.70μm未満;12.70〜16.00μm未満;16.00〜20.20μm未満;20.20〜25.40μm未満;25.40〜32.00μm未満;32.00〜40.30μm未満の13チャンネルを使用し、粒径2.00μm以上乃至40.30μm未満の粒子を対象とする。
また、上述したトナーの円形度は、下式より得られた値である。この円形度はトナー粒子の凹凸の度合いの指標であり、トナーが完全な球形の場合には1.00を示し、表面形状が複雑になるほど円形度は小さな値となる。
円形度a=L0/L
ただし、上式において、L0は粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長を示し、Lは粒子の投影像の周囲長を示す。
円形度は、「フロー式粒子像分析装置FPIA−1000」(東亜医用電子社製)を用いて測定することができる。
具体的な測定方法としては、容器中の予め不純固形物を除去した水100〜150ml中に分散剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスフォン酸塩を0.1〜0.5ml加え、さらに測定試料を0.1〜0.5g程度加える。試料を分散した懸濁液は超音波分散器で約1〜3分間分散処理をおこない、分散液濃度を3000〜10000個/μlとして上述した装置によりトナーの形状を測定する。
さらに、本実施の形態におけるトナーは、形状係数SF−1が100〜180、SF−2が100〜180に設定されている。これにより、トナー1粒子に付着する外添剤の量を増加することができ、キャリアとの衝突等による外部ストレスからトナー母体表面を保護する無機微粒子を増加させることができる。
また、本実施の形態におけるトナーは、2μm以下のトナー微分が30%以下含有されたものである。トナー中にトナー微粉が30%を超えて含有されていると、トナー1粒子に付着する無機微粒子の個数が減少するため、トナー間の凝集力が増大して、現像剤の流動性悪化が生じてしまう。そして、補給トナーの現像剤中への分散性が悪くなってしまう。
なお、トナーの形状係数SF−1、SF−2は、以下のように求められたものである。
形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して100π/4を乗じた値である。すなわち、次式で表すことができる。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)
SF−1の値が100の場合はトナーの形状が真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
また、形状係数SF−2は、トナーの形状の凹凸の割合を示すものであり、トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して100/4πを乗じた値である。 なわち、次式で表すことができる。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)
SF−2の値が100の場合はトナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
形状係数の測定は、具体的に、走査型電子顕微鏡「S−800」(日立製作所社製)でトナーの写真を撮り、これを画像解析装置「LUSEX3」(ニレコ社製)に導入して解析して計算したものである。
なお、トナーとしては、上述したものに限定されることなく、他の公知のものを用いることができる。例えば、トナーは、結着樹脂及び着色剤とともに、離型剤を含有するオイルレストナーであってもよい。オイルレストナーは、加熱ローラ(定着ローラ)にトナー固着防止用オイルを塗布しない定着部12において用いることができる。オイルレストナーは、離型剤がキャリアの表面に移行するスペント化が生じやすいが、プレミックス現像方式においてはトナー供給とともにキャリア供給をおこなうことから、トナーのみを供給する方式に比べて格段に耐スペント性が向上して、長期にわたり良好な品質を維持することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、現像容器20内に収容される現像剤中のキャリアの含有率についての情報が記憶されたIDチップ70(情報記憶手段)を設けているために、現像剤容器20に収容するトナーを製造する段階でトナーの帯電能力にバラツキが生じてしまって、現像装置14内の現像剤のトナー濃度にバラツキが生じても、安定してキャリアに「膜削れ現象」が生じる不具合を抑止することができる。
なお、本実施の形態では、変形可能に構成された袋状の現像剤容器20に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、変形しない硬質な壁部に囲まれた現像剤容器(例えば、ボトル状の現像剤容器や、箱状の現像剤容器等である。)に対しても本発明を当然に適用することができる。その場合にも、現像剤容器に、現像剤中のキャリア含有率についての情報が記憶された情報記憶手段を設けることで、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、搬送スクリュが水平方向に2つ設置された現像装置に対して本発明を適用したが、搬送スクリュが上下方向に2つ設置された現像装置や、搬送スクリュが3つ以上設置された現像装置や、現像剤を長手方向に搬送する第1搬送スクリュ15の代わりに現像剤を短手方向に搬送するパドル状の搬送部材が設置された現像装置、等に対しても本発明を適用することができる。それらの場合も、本実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 画像形成装置に現像剤容器が装着される状態を示す斜視図である。 現像剤供給装置を示す構成図である。 現像剤容器を示す斜視図である。 キャリア含有率を変化させたときのキャリアの静抵抗の経時変化についてのシミュレーション結果を示すグラフである。 キャリア含有率を変化させたときのキャリアの静抵抗の経時変化についての実験結果を示すグラフである。 現像剤容器に現像剤を充填する製造工程を示すフローチャートである。 画像形成装置でおこなわれる現像剤供給制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置本体(装置本体)、
8Y、8M、8C、8BK 感光体ドラム、
14 現像装置、
20、20Y、20M、20C、20BK 現像剤容器、
59 現像剤供給装置(現像剤供給手段)、
60 スクリューポンプ、
70 IDチップ(情報記憶手段)、
85 磁気センサ(トナー濃度検知手段)、
100 設置部、
120 アンテナ(情報読取手段)。

Claims (8)

  1. トナーとキャリアとからなる現像剤を収容するとともに、画像形成装置本体に着脱自在に設置される現像剤容器であって、
    容器内に収容される現像剤中のキャリアの含有率についての情報が記憶された情報記憶手段を備えたことを特徴とする現像剤容器。
  2. 容器内に収容されるトナーの帯電能力の大きさに応じて前記キャリアの含有率が定められることを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
  3. 前記トナーの帯電能力が高いときには前記キャリアの含有率が小さく定められて、前記トナーの帯電能力が低いときには前記キャリアの含有率が大きく定められることを特徴とする請求項2に記載の現像剤容器。
  4. 前記トナーの帯電能力は、容器内に収容されるトナーと同じ製造ロットのトナーと、所定の製造ロットのキャリアと、を混合させたときのトナーの帯電量であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の現像剤容器。
  5. 前記トナーの帯電能力は、容器内に収容されるトナーと同じ製造ロットのトナーと、容器内に収容されるキャリアと同じ製造ロットのキャリアと、を混合させたときのトナーの帯電量であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の現像剤容器。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の現像剤容器が前記画像形成装置本体に着脱自在に設置され、
    像担持体上に形成される潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置に収容された現像剤のトナー濃度を直接的又は間接的に検知するトナー濃度検知手段と、
    前記トナー濃度検知手段の検知結果に基いて前記現像剤容器に収容された現像剤を前記現像装置内に供給する現像剤供給手段と、
    前記現像装置の内部に収容された現像剤の一部を外部に排出する現像剤排出手段と、
    前記現像剤容器の前記情報記憶手段に記憶された前記情報を読み取る情報読取手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記現像剤供給手段は、前記情報読取手段によって読み取られた前記情報に基いて前記現像剤容器から前記現像装置に供給する現像剤の供給量を可変することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像剤供給手段は、前記トナー濃度が所定の範囲内になるように、前記キャリアの含有率が小さいときには前記現像剤の供給量を少なくして、前記キャリアの含有率が大きいときには前記現像剤の供給量を多くすることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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