JP2009257350A - 噛合いカップリング - Google Patents

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Abstract

【課題】回転体を定められた複数の角度位置で固定するのに用いる噛合いカップリングに関し、歯車相互を噛合わせる押付力が小さくて良く、回転力が加わったときでも高い割出精度を維持でき、スプライン部分の遊隙による割出精度の低下や割出剛性の低下を回避することも可能な、噛合いカップリングを提供する。
【解決手段】円錐状の外周面に円筒面上での歯厚が歯幅方向に楔状に変化する外歯16を形成したテーパ平歯車7と、このテーパ平歯車に噛み合う内歯19を円錐内周面又は正多角錐内周面に形成したテーパ内歯歯車8との対からなる噛合いカップリング6である。嵌脱の際に進退するテーパ平歯車7又はテーパ内歯歯車8を軸方向移動自在に案内しているスプライン15との嵌合部を楔作用で軸直角方向に締め付けることにより、高剛性かつ高精度で回転体3を割出す。
【選択図】図4

Description

この発明は、回転体を定められた複数の角度位置で固定するのに用いる噛合いカップリングに関するもので、割出台でワーク(被加工物)を複数の角度位置に割出して固定する場合やタレット刃物台に装着した工具を割出すのに特に好適な噛合いカップリングに関するものである。
ボール盤やマシニングセンタのワークテーブルに固定して複数の角度位置でワークを保持可能にする割出台は、工作機械のワークテーブルに固定するベースと、ベースと一体のハウジングと、ハウジングに軸支された割出テーブルと、この割出テーブルの割出角を固定するカップリングとを備えている。このカップリングとしては、精度と剛性が高く、割出ピッチも小さくできる面歯車継手(フェースギヤカップリング)が広く用いられている。
面歯車継手には、2ピース型と3ピース型とがあるが、2ピース型の面歯車継手は、歯面を対向させた一対の面歯車の一方を固定側(回転しない部材側)に、他方を回転側にして、そのいずれかを軸方向に進退可能かつ進出方向に付勢可能にして設けたもので、進退可能にした側の面歯車を進出させて対向する面歯車と噛合させることにより、回転体の回動を固定するものである。
面歯車の歯面は、歯車の軸線を含む面に対し傾斜しており、噛合している面歯車継手の回転側の歯車に回転方向の力が加わると、それを固定しようとする固定側の歯車からの反力が噛合している面歯車相互を離隔させる方向の分力を生じる。また上記反力は面歯車の歯を弾性変形させるが、この歯の変形も割出角度の精度を低下させる。そのため、回転体を回転させようとする力が加わっても高い精度で割出角を維持するには、ある程度の力で対向する面歯車相互を噛合い方向に付勢していなければならない。すなわち、回転体の割出位置を強固に保持するためには、回転側と固定側の面歯車相互を強い力で押し付けておく必要があり、その押付け力を発生するために油圧シリンダを設けるか、手動の場合は、ねじ装置を設けるかして、強い軸方向力を発生させる必要があった。
しかし、割出台は、移動及び旋回するワークテーブルに搭載されるので、油圧シリンダで付勢する構造では、油圧配管が面倒になり、ワークテーブルの移動や旋回が制限されるという問題がある。一方、ねじ装置で付勢する構造では、面歯車相互の嵌脱に時間がかかり、割出角の固定及び固定解除を一動作で行うことが困難であり、割出角の変更に時間がかかるという問題がある。
また、進退させる側の面歯車は、固定体又は回転体に軸方向に移動可能かつ相対回転不能にして設ける必要があり、その構造として、スプラインを介して進退側の面歯車を固定体又は回転体に装着する構造が多く用いられている。進退可能に設けるためには、スプラインの部分に軸方向の相対移動を許容する遊隙が必要であり、また回転力が加わったときにはスプラインの歯を弾性変形させるから、この遊隙や弾性変形が割出位置精度を低下させる要因になる。すなわち、面歯車相互を十分強い軸方向力で噛み合わせても、進退側の面歯車を進退可能に固定体又は回転体に取付けている部分の遊隙や弾性変形で、割出位置精度が低下するとか割出位置を保持するための剛性が不足するとかいう問題があった。
この発明は、歯車相互を押付ける力が小さくて良く、回転力が加わったときでも高い割出精度を維持でき、更に進退側の歯車をスプラインで進退可能に設けたときのスプライン部分での割出精度の低下や割出剛性の低下を回避することも可能な、噛合いカップリングを提供することを課題としている。
この発明では、円錐状の外周面に円筒面上での歯厚tが歯幅w方向(歯車軸方向)に楔状に変化する外歯16を形成したテーパ平歯車7と、このテーパ平歯車の外歯16に噛み合う内歯19を円錐内周面又は正多角錐内周面に形成したテーパ内歯歯車8との対からなる噛合いカップリング6を提供することにより、小さい軸方向力で割出角の確実な保持を可能にしている。
この発明の噛合いカップリング6は、互いに噛合うテーパ歯車7、8のいずれか一方を回転側、他方を固定側とし、また回転側としたか固定側としたかには関係なく、そのいずれか一方を軸方向固定側、他方を軸方向移動側(進退側)とすることができる。しかし、装置がコンパクトになり、高い精度での歯車の加工が比較的容易であり、従って割出精度を高くできることから、テーパ平歯車7を回転側かつ進退側とするのがよい。
更に、この発明の噛合いカップリング6では、カップリング嵌脱時の進退側歯車の軸方向ストロークが大きくなることを利用して、嵌脱の際に進退するテーパ平歯車7又はテーパ内歯歯車8を軸方向移動自在に案内しているスプライン15との嵌合部を楔作用で軸直角方向に締め付けることにより、高剛性かつ高精度で回転体3を割出すことが可能になる。
すなわち、進退側の歯車ないし当該歯車と一体に進退する部材(以下、進退部材という。図示実施例のものではテーパ平歯車7又は嵌脱リング17)に、当該進退部材とスプライン15(進退部材がテーパ内歯歯車側の部材であるときは、スプラインは進退部材の外径側に配置される。)との嵌合部から当該嵌合部の径方向の遊隙分の弾性変形が可能な部材厚さを残して、その外径側(進退部材がテーパ平歯車側の部材であるとき)又は内径側(進退部材がテーパ内歯歯車側の部材であるとき)に、前記部材厚さが反嵌合側が薄くなる方向の円錐面であって楔作用が発揮される角度の円錐面を設け、この円錐面に軸方向に押付けられる円錐面を備えた押動部材(図示実施例の押動リング23)で当該進退部材を進出(嵌合方向に移動)させるようにする。
上記構造によれば、両テーパ歯車7、8が嵌合して進退部材の軸方向移動が停止したあと、更に押動部材を嵌合方向に付勢することにより、当該押動部材が前記円錐面に作用させる楔力により、前記部材厚さの部分がスプライン15側に径方向に撓んで、スプライン15を径方向に把握して、スプライン嵌合部に設けられている摺動移動のための遊隙がなくなることにより、高精度かつ高剛性の割出角の固定が可能になるのである。この構造においても、前述したと同じ理由により、進退側部材をテーパ平歯車又はテーパ平歯車側の部材とするのが適当である。
この出願の請求項1の発明に係る噛合いカップリングは、回転体3に相対回転不能に装着された回転側歯車7の歯と固定体2に回転不能に装着された固定側歯車8の歯とを嵌脱して前記回転体3の割出角を固定及び固定解除する歯車継手において、前記回転側歯車7と固定側歯車8の対が、円錐周面に外歯16を備えたテーパ平歯車7と当該外歯に噛合する内歯19を内周面に備えたテーパ内歯歯車8であることを特徴とする噛合いカップリングである。
この出願の請求項2の発明に係る噛合いカップリングは、前記回転側歯車7又は固定側歯車8がスプライン15を介して回転体3又は固定体2に軸方向に進退可能に装着されている請求項1記載の噛合いカップリングにおいて、当該進退可能に装着された歯車7ないし当該歯車に一体のリング状部材17とこれを進出方向(嵌合方向)に押動する押動リング21との間に円錐楔面22が形成され、押動リング21が進出したとき、前記円錐楔面の楔作用で前記歯車ないしリング状部材の前記スプライン15との嵌合部が、径方向に弾性変形して、スプライン15を把握することを特徴とするものである。
また、この出願の請求項3の発明に係る噛合いカップリングは、上記請求項1又は請求項2記載の手段を備えた噛合いカップリングにおいて、前記内歯歯車8が、歯幅方向に傾斜した帯状平面に前記テーパ平歯車の外歯16に噛合する歯19を備えた所定長さのテーパラック8aの複数個を、正多角錐の内周面に形成してなる、正多角錐内周面を有する内歯歯車であることを特徴とするものである。
テーパ平歯車及びテーパ内歯歯車の歯16、19は、円筒面上では大径側の歯厚が厚く小径側の歯厚が薄い歯となっているため、歯16、19が離隔している状態から両者を噛合するときの両歯車間の角度誤差の許容幅が大きく、両歯車の刃先相互が衝突して噛合いが阻止されることが少なくなるので、割出角を固定する際の操作性が向上する。
噛合いカップリングでは、互いに噛み合う歯車の一方を軸方向に進退してカップリングの嵌脱を行うが、この発明のカップリングは、小さな軸方向力で確実な嵌合が可能であるため、嵌脱時の操作力を小さくでき、手動などで複数のカップリングを同時動作させるときの操作が容易になる。また、嵌合面が円錐面又は角錐面となっているので、嵌合反力が径方向に傾斜して作用して当該嵌合反力によってテーパ歯の噛み合い面に生ずる摩擦力が噛み合った歯車対の軸方向の離隔を阻止するので、噛み合い状態の保持が確実である。
この発明の噛合いカップリングは、小さな軸方向付勢力で高い割出位置精度を保持できるので、カップリングの嵌脱を手動で行う構造の割出台に好適で、油圧配管が不要で割出角の固定及び固定解除を軽い力で短時間に行うことが可能な手動の割出台を提供できるという効果がある。
また、進退するテーパ平歯車7又はテーパ内歯歯車8を軸方向に案内しているスプライン15との嵌合部をその進出時に楔作用で軸直角方向に締め付ける構造とすることにより、スプライン15との嵌合部の遊隙に起因する剛性や割出し精度の低下を回避でき、高剛性かつ高精度で回転体3の割出すことが可能になる。
以下、この発明の噛合いカップリングを備えた割出台を例にして、この発明を更に説明する。図の割出台は、マシニングセンタのテーブルに取付けて割出テーブルに固定したワークの割出を行う割出台であり、図1は縦断面図、図2は図1の噛合いカップリング部分の拡大図、図3は図1のA方向で見た要部の横断面図である。
図において、1は割出台のベース、2はハウジング、3は割出テーブル、6はこの発明の噛合いカップリング、11は割出軸である。ハウジング2は、図示しないボルトでベース1に固定されており、割出軸11は、ハウジング2に自由回転可能に軸支されている。ハウジング2をベース1と平行な方向に貫通する割出軸11の一端には割出テーブル3が固定され、他端には手動の割出ハンドル4が取り付けられている。噛合いカップリング6は、割出軸11に嵌脱リング17を介して軸方向に進退可能に設けたテーパ平歯車7とハウジング2に固定リング18を介して固定されたテーパ内歯歯車8とで形成されている。
割出軸11の割出テーブル側の部分は大径となっており、この大径部14の外周にスプライン15が設けられ、このスプラインに、割出軸11に対して相対回動不能かつ軸方向に進退自在に、嵌脱リング17が嵌合しており、この嵌脱リング17に外周にテーパ外歯16を設けたテーパ平歯車7が固着されている。内周にテーパ内歯19を設けたテーパ内歯歯車8は、ハウジング2に固定された固定リング18の内周面に固着されて、テーパ平歯車7と対向している。嵌脱リング17がスプライン15に沿って図で左移動してテーパ外歯16がテーパ内歯19と噛み合うことにより、割出軸11の割出角が固定され、右移動して両者の噛合が外れることにより、割出軸11は自由回転可能になる。
テーパ外歯16及びテーパ内歯19は、円筒面ないしこの円筒面と接する平面上での歯厚tが歯幅w方向に楔状に変化している歯で、互いに噛合する2つの歯車の歯幅w方向の相対位置を調整することにより、バックラッシュを調整可能な歯車の歯として利用されている。割出角を固定するカップリングとしてテーパ平歯車とテーパ内歯歯車を用いることにより、両者を嵌合するときの位相ずれの許容値が大きくなり、比較的ラフな割出軸11の割出し操作で噛合いカップリング6を嵌合させることができ、割出し操作が容易になる。また、両噛合い歯16、19の嵌合を維持するための軸方向力が小さくて済み、カップリング6を嵌脱するときの操作力を小さくすることができる。
テーパ平歯車及びテーパラック(テーパ直線歯車)は、精度の高いものが既製品として提供されている。例えばテーパ平歯車は、小原歯車工業株式会社から商品番号KTSCPテーパ平歯車として提供されており、テーパラックは、同社から商品番号STRCPFテーパラックとして提供されている。しかし、円錐状の内周面にテーパ内歯を削成した歯車は提供されていない。そこで図の実施例では、図4に模式的に示すように、所定長さのテーパラック8aの複数個(図4実施例のものは8個)を固定リング18の角錐状の内周面に固着した構造のテーパ内歯歯車8を用いている。
嵌脱リング17の背後側(ハンドル4側)には、嵌脱リング17を軸方向に押してテーパ平歯車7をテーパ内歯歯車8に押付ける押動リング21が、割出軸11に軸方向移動自在に嵌挿されている。押動リング21が嵌脱リング17をカップリング6の嵌合方向に押すときに当接する押動面22は、嵌脱リング側が円錐外周面に、押動リング側が円錐内周面になっている。この円錐外周面及び円錐内周面は、嵌脱リング17側が大径の円錐面である。また、嵌脱リング17側の円錐外周面とスプライン15に嵌合している内周との間の厚さ(半径方向の寸法)は、円錐外周面の先端部(押動リング21側の端部)が、その内周とスプライン15との間の遊隙に相当する撓み量で弾性変形可能な厚さになっている。この構造により、押動リング21が嵌脱リング17を押してカップリング6が嵌合したあと更に押動リング21で嵌脱リング17の円錐外周面を押すことにより、楔作用で当該円錐外周面が内側に絞られて、嵌脱リング17の内周がスプライン15をクランプする。これにより、カップリング6の高精度の位置決めとスプライン嵌合部の遊隙による誤差の発生の防止とが同時に行われる。
押動リング21の背後側(ハンドル4側)には、押動リング21を軸方向に進退させる駆動リング23が割出軸11に軸方向移動自在に嵌挿されている。駆動リング23と押動リング21との間には、押動リング21を嵌脱リング17側に付勢するばね24が介装されている。このばね24は、皿ばね座金を重ね合わせた構造で、カップリング6の噛み合いを保持する付勢力を与えるために設けられているものである。
嵌脱リング17及び押動リング21と駆動リング23とは、軸方向の長孔25、26とそれに挿入されたピン27を介して軸方向に若干移動可能に連結されている。すなわち、駆動リング23に植立したピン27が嵌脱リング17の軸方向の長孔25及び押動リング21の軸方向の長孔26に挿入されている。嵌脱リングの長孔25は押動リングの長孔26より長い。駆動リング23が図で右動したときは、押動リングの長孔26とピン27との当接により、押動リング21が右動して円錐押動面22の押圧によるスプライン15のクランプを解いた後、嵌脱リングの長孔25の端部にピン27が当接して、嵌脱リング17を右動させてカップリング6の嵌合が解かれる。
ハウジング2には、割出軸11と間隔を隔てて直交する揺動シャフト12が軸支されており、ハウジング2の上面に突出している揺動シャフト12の上端に、嵌脱レバー5が固定されている。嵌脱レバー5とハウジング2との間には、嵌脱レバー5のデテント動作、すなわち嵌脱レバー5を嵌合側揺動端と嵌合解除側揺動端に保持するための引っ張りばね9が張架されている。揺動シャフト12は、これに固定した揺動腕13の腕長さだけ割出軸11の軸心から間隔を隔てて配置されている。
駆動リング23の外周には、円周溝が設けられており、この円周溝に外周180度の位置に放射方向のピン31を植立したシフトリング32が、割出軸11回りに相対回動自在に嵌挿されている。ピン31には、揺動シャフト12に固定した揺動腕13の先端のフォークが嵌合している。すなわち、嵌脱レバー5の揺動が揺動腕13を揺動させ、シフトリング32を割出軸11の軸方向に往復動させることにより、駆動リング23を進退させて、カップリング6の嵌脱が行われる。
割出軸11には、テーパ平歯車7の歯数に等しい歯数の平歯車35が固定されており、ハウジング2にはばね36でこの平歯車の歯面に弾圧されるボール37が設けられている。割出ハンドル4で割出軸11を回転させると、平歯車35の一歯毎にボール37が平歯車35の歯の間に嵌り込んで割出軸11の角度が軽く保持されるので、その位置でカップリング6の嵌合を行うことにより、歯の端面を衝突させることなく、カップリング6の嵌合を行うことができる。割出テーブル3の外周には、その回転角度を示す目盛が設けられており、作業者はこの目盛を見ながら割出ハンドル4を回して割出テーブル3の割出角を設定する。
次に図示実施例の割出台の動作を説明する。加工するワークを公知の適宜な固定具で割出テーブル3に固定する。嵌脱レバー5を嵌合解除側に揺動して、カップリング6の嵌合を解除し、割出ハンドル4を回して割出テーブル3を所望の割出角に設定する。そして、嵌脱レバー5を嵌合側に揺動することによりカップリング6を嵌合する。この状態で割出テーブル3が所望の割出角に固定されるから、その状態で当該割出角におけるワークの加工を行う。
この発明のカップリングを備えた割出台の縦断面図 図1のカップリング部分の拡大図 図1のA方向で見た要部の横断面図 図1のB方向で見た要部の横断面図 テーパ平歯車とテーパラックの形状を誇張して示す模式的な平面図
符号の説明
2 ハウジング(固定体)
3 回転体(割出テーブル)
4 割出ハンドル
6 噛合いカップリング
7 テーパ平歯車(回転側歯車)
8 テーパ内歯歯車(固定側歯車)
8a テーパラック
11 割出軸
15 スプライン
16 テーパ外歯
17 嵌脱リング
18 固定リング
19 テーパ内歯
21 押動リング
24 ばね

Claims (3)

  1. 回転体(3)に相対回転不能に装着された回転側歯車(7)の歯と固定体(2)に回転不能に装着された固定側歯車(8)の歯とを嵌脱して前記回転体(3)の割出角を固定及び固定解除する歯車継手において、
    前記回転側歯車(7)と固定側歯車(8)の対が、円錐周面に外歯(16)を備えたテーパ平歯車(7)と当該外歯に噛合する内歯(19)を内周面に備えたテーパ内歯歯車(8)である、噛合いカップリング。
  2. 前記回転側歯車(7)又は固定側歯車(8)がスプライン(15)を介して回転体(3)又は固定体(2)に軸方向に進退可能に装着されている請求項1記載の噛合いカップリングにおいて、当該進退可能に装着された歯車(7)ないし当該歯車に一体のリング状部材(17)とこれを進出方向(嵌合方向)に押動する押動リング(21)との間に円錐楔面(22)が形成され、押動リング(21)が進出したとき、前記円錐楔面の楔作用で前記歯車ないしリング状部材の前記スプライン(15)との嵌合部が、径方向に弾性変形して、スプライン(15)を把握することを特徴とする、噛合いカップリング。
  3. 前記内歯歯車(8)が、歯幅方向に傾斜した帯状平面に前記テーパ平歯車の外歯(16)に噛合する歯(19)を備えた所定長さのテーパラック(8a)の複数個を、正多角錐の内周面に形成してなる、正多角錐内周面を有する内歯歯車である、請求項1又は2記載の噛合いカップリング。
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