JP2009257153A - 排気熱回収器の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の暖機運転に必要とする時間を短縮し、燃費を向上できる排気熱回収器の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジンECUは、エンジンの暖機前かつヒータがOFFであると判断したならば(ステップS11でYes)、外気温が高いほど熱回収を開始する時間が早くなるよう熱回収開始時間を設定する(ステップS12)。そして、エンジンECUは、設定された熱回収開始時間を経過したと判断したならば(ステップS13でYes)、排気熱回収器を通過した冷却水温が100℃未満であることを条件に(ステップS14でYes)、熱回収を実行する(ステップS15)。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の制御装置に関し、特に、内燃機関から排出された排気ガスの熱を回収する排気熱回収器の制御装置に関する。
従来、エンジンにより駆動される車両においては、エンジンから排出される排気ガスに含まれる熱エネルギーを回収しエンジンの冷却水に熱を供給するための排気熱回収器を備えるものがあり、エンジン始動時など冷却水温が低温である場合には、排気ガスと冷却水との熱交換によって排気ガスから回収した熱を冷却水に供給し、冷却水温を上昇させることによってエンジンの暖機を促進するようになっている。
この種の排気熱回収器の制御装置として、外気温および冷却水温に応じて排気ガスとエンジン冷却水との間における熱交換の実施の有無を切換えることにより、冷却水が過度に加熱されるのを防ぐものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された従来の排気熱回収器の制御装置は、排気ガスと冷却水との間の熱交換が行われる熱交換用流路と、熱交換が行われること無く排気ガスを流通させるためのバイパス流路とが形成された排気熱回収器において、排気ガスの流路を切換える切換弁を制御することにより、排気ガスと冷却水との熱交換の実施の有無を切換えるようになっている。
この排気熱回収器の制御装置は、熱交換用流路からバイパス流路への排気ガス流路の切換えを、外気温が高い場合には外気温が低い場合に比べて冷却水温が低い段階で実行するようにし、冷却水温が過度に上昇することを防止するようになっていた。
また、内燃機関の暖機状態および車両に対する要求駆動力に応じて排気熱回収器における熱交換の実施の有無を切換える排気熱回収器の制御装置も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2に記載された従来の排気熱回収器の制御装置は、内燃機関の暖機が終了した場合に排気ガスの流路を熱交換が実施されないバイパス流路に切換えることにより冷却水温の過度の上昇を防止するとともに、暖機中に閾値以上の駆動力が要求された場合には、排気ガスの流路を排気抵抗が高い熱交換用流路から排気抵抗が低いバイパス流路に切換えて、内燃機関の出力を上昇させるようになっていた。
実開昭63−174525号公報 特開2006−291906号公報
しかしながら、上述のような特許文献1に記載の従来の排気熱回収器の制御装置にあっては、内燃機関の始動時に排気ガスの流路を熱交換用流路にしているため、内燃機関で発生した熱が排気通路や排気ガスを介して排気熱回収器本体の暖機に分配されてしまっていた。そのため、内燃機関から冷却水に分配される熱量が減少し、結果として、内燃機関の暖機の促進が妨げられていた。
また、上述のような特許文献2に記載の従来の排気熱回収器の制御装置にあっては、内燃機関の暖機中に要求駆動力が閾値以上となった場合には排気ガスの流路を熱交換用流路からバイパス流路に切換えるようになっているものの、排気熱回収器の暖機を考慮して排気ガス流路を切換えるというものではなかった。したがって、内燃機関の始動時においては、内燃機関で発生した熱が排気通路や排気ガスを介して排気熱回収器本体の暖機に分配されてしまうため、内燃機関から冷却水に分配される熱量が減少し、結果として、内燃機関の暖機の促進が妨げられていた。
したがって、上述のようないずれの従来の排気熱回収器の制御装置にあっても、内燃機関から冷却水に分配される熱量が減少するため、内燃機関の暖機に時間がかかり、結果として燃費の向上を妨げるという問題があった。そして、このような問題は、排気熱回収器の暖機に必要な熱量、すなわち熱マスが、内燃機関で発生する熱量に対して大きな影響を及ぼす状況下で特に生じていた。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、内燃機関の暖機運転に必要とする時間を短縮し、燃費を向上できる排気熱回収器の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る排気熱回収器の制御装置は、上記目的達成のため、(1)車両に搭載された内燃機関の排気通路上に配設され、前記内燃機関から排出される排気ガスと前記内燃機関の冷却水との間で熱交換が行われる熱交換器が設けられた第1の流路と、前記第1の流路をバイパスする第2の流路と、前記排気ガスの流路を前記第1の流路と前記第2の流路との間で切換えるための流路切換弁と、を有する排気熱回収器の制御装置であって、前記内燃機関の出力軸の回転を検知する回転検知手段と、前記車両の外気温を検知する外気温センサと、前記回転検知手段により前記出力軸の回転開始が検知されてから前記排気ガスの流路を切換えるまでの待ち時間を、前記外気温センサにより検知された外気温に応じて設定する待ち時間設定手段と、前記回転検知手段により前記出力軸の回転開始が検知されたならば、前記待ち時間の経過後に前記排気ガスの流路を前記第2の流路から前記第1の流路に切換えるよう前記流路切換弁を制御する切換え制御手段と、を備え、前記待ち時間設定手段が、前記外気温センサにより検知された外気温が高いほど前記待ち時間を短く設定することを特徴とする。
この構成により、内燃機関の始動時において、排気ガスの流路を第2の流路とすることにより内燃機関で発生した熱量を排気熱回収器の暖機に分配させず、内燃機関から冷却水に直接分配させることにより内燃機関の暖機を促進できる。したがって、内燃機関の暖機終了を早く終了させ燃料消費量を減少させることができ、車両の燃費を向上させることが可能となる。また、外気温が高いほど熱回収開始までの待ち時間が短く設定されるので、外気温が高く排気熱回収器本体の暖機にかかる時間が短い場合に待ち時間が必要以上に長く設定されることがなく、排気ガスの熱の利用効率を高めることが可能となる。
また、上記(1)に記載の排気熱回収器の制御装置において、(2)前記待ち時間設定手段が、前記外気温センサにより検知された外気温が所定値以下である場合には、前記待ち時間を零に設定することを特徴とする。
この構成により、内燃機関において発生する熱量が増大される寒冷時の暖機運転においては、排気熱回収器に熱量を分配しても冷却水に分配する熱量を確保することが可能であるので、冷却水を温め内燃機関の暖機を促進させるとともに、排気ガスの熱回収を同時に開始することが可能となる。
また、上記(1)または(2)に記載の排気熱回収器の制御装置において、(3)前記排気熱回収器における冷却水温を検出する回収器水温センサをさらに備え、前記切換え制御手段が、前記回収器水温センサにより検出された水温が所定値以上である場合には、前記排気ガスの流路を前記第1の流路から前記第2の流路に切換えるよう前記流路切換弁を制御することを特徴とする。
この構成により、内燃機関の冷却水温が高い場合には、排気ガスから内燃機関の冷却水に必要以上に熱交換が行われて過度に温度上昇することを防止し、冷却水による内燃機関の冷却効率が低下することを防止できる。
本発明によれば、内燃機関の暖機運転に必要とする時間を短縮し、燃費を向上できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る排気熱回収器の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。
なお、本実施の形態においては、本発明に係る排気熱回収器の制御装置をハイブリッド車両に適用した場合について説明する。
ハイブリッド車両1は、内燃機関としてのエンジン2と、モータおよびジェネレータとして機能する第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12と、を備えている。
エンジン2の吸気通路14には、吸入空気のほこりを捕捉するエアクリーナ15と、エアクリーナ15を通ってエンジン2に吸入される空気量を検知するエアフローメータ16と、エンジン2に吸入される空気量を調整するためのバルブである電子スロットルバルブ17と、が設けられている。電子スロットルバルブ17には、図示しないスロットルポジションセンサが設けられている。
エアフローメータ16により検知された吸入空気量を表す信号や、スロットルポジションセンサにより検知された電子スロットルバルブ17の開度を表す信号は、後述するエンジンECU21に入力される。
また、ハイブリッド車両1は、図示しないアクセルペダルを運転席に備えており、アクセルポジションセンサ24は、運転者によるアクセルペダルの踏込み量を検知するようになっている。アクセルポジションセンサ24は、検知されたアクセルペダルの踏込み量を表す信号を後述するエンジンECU21に送信する。
また、ハイブリッド車両1は、駆動輪26の回転速度を検知する車輪速センサ25を備えており、検出した車輪速を後述するエンジンECU21に送信する。
エンジン2の排気通路30には、三元触媒コンバータ32と、三元触媒コンバータ32に導入される排気の空燃比を検知する空燃比センサ31と、三元触媒コンバータ32の温度を検知する触媒温度センサ33と、後述する排気熱回収器35と、排気熱回収器35内の排気ガスの流路を切換えるための後述する流路切換弁を作動するVSV(Vacuum Switching Valve)36と、消音器37とが設けられている。
三元触媒コンバータ32は、内蔵した触媒32A(図2参照)によって通過する排気ガスを浄化するように構成されている。消音器37は、排気ガスを大気中に排出するのに伴って生じる排気音を低減するように構成されている。
ハイブリッド車両1は、さらに、エンジン2の動作状態を制御するためのエンジンECU21を備えている。エンジンECU21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力インターフェース、および出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン2の出力制御などを実行するようになっている。
なお、エンジンECU21は、後述するように、本発明に係る排気熱回収器の制御装置、回転検知手段、待ち時間設定手段および切換え制御手段を構成する。
エンジンECU21には、空燃比センサ31により検知された三元触媒コンバータ32に導入される排気の空燃比や、触媒温度センサ33により検知された三元触媒コンバータ32の温度等が入力される。また、ハイブリッド車両1は、エンジン2の冷却水の温度を検知する冷却水温センサ38を備えており、エンジンECU21は、冷却水温センサ38からエンジン冷却水温を示す信号を取得するようになっている。
また、ハイブリッド車両1は、外気温センサ28を備えており、検知した外気温を表す信号を、エンジンECU21に出力するようになっている。
さらに、ハイブリッド車両1は、回収器水温センサ27を備えており、エンジンECU21は、後述する排気熱回収器35を通過した直後の冷却水温を表す信号を回収器水温センサ27から取得するようになっている。また、ハイブリッド車両1は、エンジン2の出力軸を構成する図示しないクランクシャフトの回転数を検知するエンジン回転数センサ29を備えており、検知したクランクシャフトの回転数を表す信号をエンジンECU21に出力するようになっている。
ハイブリッド車両1は、さらに、第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12で発生した動力を駆動輪26に伝達したり、駆動輪26の駆動をエンジン2や第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12に伝達したりするための減速機41と、エンジン2から出力される動力を駆動輪26と第1モータジェネレータ11との2経路に分配する動力分配機構43と、を備えている。
動力分配機構43は、遊星歯車機構により構成されており、第1モータジェネレータ11の回転数を制御することにより、無段変速機としても機能するようになっている。
また、ハイブリッド車両1は、第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12を駆動するための電力を充電する走行用バッテリ44と、走行用バッテリ44の直流と第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12の交流とを変換し、かつ、電流制御を行うためのインバータ45と、走行用バッテリ44の充放電状態を管理制御するためのバッテリECU46と、を備えている。
さらに、ハイブリッド車両1は、走行状態に応じて第1モータジェネレータ11、第2モータジェネレータ12およびバッテリECU46、インバータ45等を制御するためのハイブリッドECU22を備えている。ハイブリッドECU22は、バッテリECU46およびエンジンECU21等のECUと相互にデータの送受信を行うようになっており、これによりハイブリッド車両1が最も効率よく運行できるようにハイブリッドシステム全体が制御される。
走行用バッテリ44とインバータ45との間には、コンバータ42が設けられている。コンバータ42は、平滑コンデンサを内蔵しており、走行用バッテリ44から第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12に電力を供給するときには、走行用バッテリ44の定格電圧が第1モータジェネレータ11や第2モータジェネレータ12の定格電圧よりも低いので、平滑コンデンサに電荷を蓄え電力を昇圧するようになっている。
本実施の形態におけるハイブリッド車両1は、発進時や低速走行時などエンジン2の効率が悪くなる走行状況下では、エンジン2の出力が一旦停止するエンジン間欠状態に移行し、第2モータジェネレータ12のみの駆動力による走行を行うようになっている。
また、通常走行時には、エンジン2から出力された動力が動力分配機構43において、駆動輪26の直接駆動を行う動力と第1モータジェネレータ11で発電を行うための動力とに分配されるようになっている。この場合、第2モータジェネレータ12は、第1モータジェネレータ11で発生した電力により駆動され、駆動輪26の駆動補助を行うようになっている。
また、高速走行時には、第1モータジェネレータ11で発生した電力に加えて、走行用バッテリ44の電力を第2モータジェネレータ12に供給して、第2モータジェネレータ12の出力を増大させて駆動輪26への駆動力を増大するようになっている。
一方、減速時には、第2モータジェネレータ12は、駆動輪26により従動し回生発電を行うようになっており、回生された電力は走行用バッテリ44に蓄えられるようになっている。なお、走行用バッテリ44の充電量が低下し、充電が必要な場合には、ハイブリッドECU22は、エンジン2の出力を増加させることにより第1モータジェネレータ11における発電量を増やし、走行用バッテリ44に対する充電量を増加させるようになっている。
また、低速走行時においても、エンジン2の駆動量が必要に応じて増大されるようになっている。たとえば、上述のように走行用バッテリ44の充電が必要な場合や、エアコン等の補機を駆動する場合や、エンジン2の冷却水の温度を所定温度まで上げる場合や、車両を急加速させる場合には、エンジンECU21は、エンジン2から出力される駆動量を増大させるようになっている。
さらに、ハイブリッド車両1においては、エンジンECU21は、車両の走行状態や走行用バッテリ44の状態によってはエンジン2を停止させ、その後の車両の走行状態や走行用バッテリ44の状態を検知してエンジン2を再始動させるエンジン2の間欠運転を実行し、燃費を向上させるようになっている。
排気熱回収器35は、後述するように、排気ガスとエンジン冷却水との熱交換を行う熱交換器としての冷却水管69(図2参照)を有し、これによって排気ガスの熱をエンジン冷却水に回収させるようになっている。この排気熱回収器35内には、熱交換器が設けられ、排気ガスとエンジン冷却水との熱交換が行われる熱交換用流路57と、熱交換用流路57をバイパスして熱交換が行われるのを抑制するためのバイパス流路56と、バイパス流路56を開閉するための流路切換弁58と、が配設されている。
なお、本実施の発明に係る熱交換用流路57は、本発明に係る第1の流路を構成しており、本実施の形態に係るバイパス流路56は、本発明に係る第2の流路を構成している。
また、排気熱回収器35は、後述する排気熱回収システム10の一部を構成している。
この排気熱回収器35は、後述するように、流路切換弁58が開いた状態では、排気ガスが通気抵抗の小さいバイパス流路56を流れるようになっており、閉じた状態では、排気ガスが熱交換用流路57を流れるようになっている。なお、流路切換弁58が、開状態に切換えられた場合において熱交換用流路57を閉じる構造を有していてもよい。また、本実施の形態においては、流路切換弁58が、バイパス流路56の下流側に設けられているが、流路切換弁58が、バイパス流路56の上流側に設けられていてもよい。
流路切換弁58は、VSV36により作動するようになっており、エンジンECU21がVSV36の作動を制御することにより、流路切換弁58の開閉状態が制御されるようになっている。なお、流路切換弁58がVSV36の代わりにアクチュエータで作動されるようにしてもよい。
エンジンECU21は、エンジン2の始動時の後述する条件下において、流路切換弁58(図2参照)が閉じるように制御するようになっている。流路切換弁58が閉じられると、熱交換用流路57に排気ガスが流通し、排気熱回収器35において、排気ガスの熱エネルギーが回収されるようになっている。具体的には、排気熱回収器35に設けられる熱交換器と排気ガスが接触することにより、排気ガスと熱交換器との間で熱交換されて、熱交換器に流通する媒体の温度が上昇するようになっている。
図2は、本発明の実施の形態に係る排気熱回収システムの概略構成図である。
排気熱回収システム10は、エンジン2の排気ガスに含まれる熱を、排気ガスとエンジン冷却水との熱交換によって回収し、暖房やエンジン2の暖機促進等に利用するシステムである。
排気熱回収器35は、同心円状に配置された円筒状の内筒61および外筒62と、排気ガス流通部を構成するシェル63と、を備えている。シェル63は、外筒62の上流端62Aと排気通路30における三元触媒コンバータ32側に位置する部分とを接続するコニカル胴64と、外筒62の下流端62Bと排気通路30における消音器37側に位置する部分とを接続するコニカル胴65とを備えている。
シェル63の内部には、コニカル胴64内の空間である排気ガス入口ヘッダ66と、内筒61と外筒62との間に形成された円筒状空間である熱交換用流路57と、内筒61の内部空間であり流路切換弁58が配設されたバイパス流路56と、コニカル胴65内の空間である排気ガス出口ヘッダ67とが形成されている。
そして、シェル63の熱交換用流路57内には、冷却水管69が配設されており、排気熱回収器35におけるエンジン冷却水の流路である冷却水熱交換路70を構成している。
なお、冷却水管69は、二重円筒内に円筒形状の冷却水熱交換路70が形成された例を示しているが、例えば、多数の直管の集合体や1条もしくは複数条の螺旋管として構成されても良い。
冷却水管69は、冷却水流れ方向の上流側部分が外筒62を貫通して設けられた入口ポート72に接続されると共に、冷却水流れ方向の下流側部分が外筒62を貫通して設けられた出口ポート73に接続されている。本実施の形態においては、排気熱回収器35は、入口ポート72が出口ポート73よりもシェル63における排気ガス下流側に配設された向流型熱交換器により構成されている。
また、排気熱回収システム10の出口ポート73の近傍には、回収器水温センサ27(図1参照)が設置されており、冷却水熱交換路70を通過した冷却水の温度を検出し、冷却水温を表す信号をエンジンECU21に出力するようになっている。
この排気熱回収器35では、流路切換弁58がバイパス流路56を閉止している場合には、排気ガスが熱交換用流路57に流れることで熱交換機能を果たし、流路切換弁58がバイパス流路56を開放している場合には、排気ガスが主にバイパス流路56を流れて排気ガスバイパス機能を果たす構成とされている。なお、冷却水管69が配設された熱交換用流路57の通気抵抗(圧力損失)は、開放されているバイパス流路56の通気抵抗に対し大きく、流路切換弁58が内筒61を開放している場合には、熱交換用流路57には殆ど排気ガスが流れない構成とされている。
また、排気熱回収システム10は、エンジン冷却水の熱を暖房用に回収するフロントヒータコア50およびリヤヒータコア52と、エンジン冷却水をフロントヒータコア50およびリヤヒータコア52に循環させる冷却水路としてのヒータ温水路54と、を備えている。フロントヒータコア50とリヤヒータコア52とは、並列に配置されている。また、排気熱回収器35は、ヒータ温水路54におけるリヤヒータコア52の下流側に配置されている。すなわち、ヒータ温水路54におけるリヤヒータコア52側に入口ポート72が配置されると共に、ヒータ温水路54におけるエンジン2側に出口ポート73が配置されている。したがって、本実施の形態においては、排気熱回収器35は、フロントヒータコア50に対し並列に、かつ、リヤヒータコア52に対し直列に配置されている。
本実施の形態に係る排気熱回収システム10では、図2においてヒータ温水路54上に示す矢印の方向にエンジン冷却水が流れるようになっている。これにより、エンジン2を通った高温の温水がフロントヒータコア50及びリヤヒータコア52を通る際に熱交換されて暖房に利用され、リヤヒータコア52にて降温されたエンジン冷却水が排気熱回収器35に導入されて上記排気ガスと熱交換するようになっている。排気熱回収器35を通過したエンジン冷却水は、フロントヒータコア50を通過したエンジン冷却水と共にエンジン2に戻されるようになっている。このように、排気熱回収器35は、例えば暖房機能の観点からは、エンジン2によって加熱される前のエンジン冷却水を予熱する予熱器として機能するようになっている。
以下、本発明の実施の形態に係る排気熱回収器の制御装置を構成するエンジンECUの特徴的な構成について、図1および図2を参照して説明する。
排気熱回収器35の制御装置を構成するエンジンECU21は、エンジン回転数センサ29によりエンジン2のクランク軸の回転開始が検知されてから排気ガスの流路を切換えるまでの待ち時間tを、外気温センサ28により検知された外気温に応じて設定するようになっている。
具体的には、エンジンECU21は、エンジン回転数センサ29から入力されるエンジン2のクランク軸の回転数を表す信号が、零を表す信号から零以外を表す信号に変わったならば、エンジン2のクランク軸の回転が開始したと判断するようになっている。したがって、エンジンECU21およびエンジン回転数センサ29は、本発明に係る回転検知手段を構成している。また、本実施の形態に係るクランク軸は、本発明に係る出力軸を構成している。
また、エンジンECU21は、上記のようにエンジン2のクランク軸の回転開始が検知されると、外気温センサ28より外気温を表す信号を取得するとともに、ROMに記憶されている待ち時間マップを参照し、エンジン回転数センサ29によりエンジン2のクランク軸の回転開始が検知されてから排気ガスの流路を切換えるまでの待ち時間tを設定するようになっている。
したがって、本実施の形態に係るエンジンECU21は、本発明に係る待ち時間設定手段を構成している。
図3は、外気温と熱回収の開始時間との関係を定義した待ち時間マップを示す図である。
図3(a)に示すように、待ち時間マップは、エンジン2のクランク軸が回転を開始してから熱回収が開始されるまでの待ち時間tと、外気温Toとの関係を表したものである。
本実施の形態において、排気熱回収器35の暖機とは、エンジン2の冷却水温が所定値に達することによりエンジン2が停止して、ハイブリッド車両1が第1モータジェネレータ11および第2モータジェネレータ12のうちの少なくともいずれか一方による走行に移行するエンジン間欠までの状態を意味する。本実施の形態においては、エンジン2の間欠は、冷却水温が40℃に達した時点で実行されるようになっている。したがって、本実施の形態における排気熱回収器35の暖機とは、冷却水温が40℃に達するまでのことを意味する。
また、排気熱回収器35の暖機が終了する前に、排気ガスの流路がバイパス流路56から熱交換用流路57に切換わると、エンジン2で発生した熱量が、排気ガスおよび排気通路30を介して排気熱回収器35本体の暖機に分配されることとなり、エンジン2からヒータ温水路54に分配される熱量が減少する。この場合、エンジン2の冷却水温の上昇が遅くなり、冷却水温が40℃に達するまで時間がかかり、結果としてエンジン間欠が遅くなりハイブリッド車両1の燃費向上を妨げることとなる。
したがって、エンジン2で発生した熱量が排気ガスおよび排気通路30を介して排気熱回収器35本体の暖機に分配されることを防ぎ、エンジン2の冷却水温を効率よく40℃まで上昇させるためには、エンジンECU21は、バイパス流路56から熱交換用流路57への排気ガスの流路の切換えを、排気熱回収器35の暖機が終了した後に行われなければならない。
そのため、図3(a)に示すマップは、外気温に応じて冷却水温が40℃に達するまでの時間、すなわち排気熱回収器35の暖機が終了するまでの時間を予め定めており、エンジンECU21は、この待ち時間tを経過した後に排気ガスの流路をバイパス流路56から熱交換用流路57へ切換えることにより、冷却水温の上昇時間を短縮させている。
この待ち時間マップは、図3(b)に示す外気温と排気熱回収器の暖機に必要な熱量との関係を表すマップと、図3(c)に示す排気熱回収器の暖機に必要な熱量と待ち時間との関係を表すマップと、を合成することにより得られる。
図3(b)に示す外気温Toと排気熱回収器35の暖機に必要な熱量Qとの関係を表すマップにおいて、排気熱回収器35の暖機に必要な熱量Q[kW]は、以下の式により算出される。
Q=Cp × ρ × (Tex − To) (1)
ここで、Cpは排気熱回収器35を形成する材質の比熱、ρは排気熱回収器35を形成する材質の密度、Texは排気ガスの温度、Toは外気温をそれぞれ表す。
また、図3(c)の排気熱回収器35の暖機に必要な熱量Qと待ち時間tとの関係を表すマップが示すように、排気熱回収器35の暖機終了までにかかる時間は、排気熱回収器35本体が40℃に達するまでに必要とする熱量Qに比例する。排気熱回収器35の暖機に必要な熱量Qと、待ち時間tとの関係は、予め排気熱回収器35を単体で実験的に測定した結果などにより定められている。
図3(b)に示すように、排気熱回収器35の暖機終了までに必要な熱量Q[kW]は、外気温Toが高くなるほど小さくなる。換言すれば、排気熱回収器35の熱マスの影響は、外気温Toが高くなるほど小さくなる。したがって、図3(a)に示すように、エンジン2のクランク軸が回転を開始してから熱回収が開始されるまでの待ち時間tは、外気温Toが高いほど短くなるよう設定されている。
したがって、本実施の形態に係るエンジンECU21は、出力軸の回転開始が検知されたならば、待ち時間の経過後に排気ガスの流路を第2の流路から第1の流路に切換えるよう流路切換弁を制御する切換え制御手段を構成している。
ここで、外気温Toが所定値To以下であり、エンジン2において通常の暖機時よりも燃料が多く供給される寒冷時暖機運転を実行する場合には、冷却水温および排気ガスに供給される熱量が通常より多くなり、排気熱回収器35本体の暖機に熱量が分配されても冷却水に分配される熱量に影響を与えなくなる。したがって、外気温Toが所定値To以下の場合には、エンジンECU21は、バイパス流路56が閉じられるよう流路切換弁58を制御し、熱交換用流路57が排気ガスの流路となるようにする。本実施の形態においては、初期状態において流路切換弁58が開かれ、排気ガスがバイパス流路56を通過するようになっている。なお、これに限定されず、初期状態において流路切換弁58が閉じられており、エンジン2のクランク軸の回転が開始されたとき、流路切換弁58が開かれるようにしてもよい。
本実施の形態においては、外気温ToがTo=10℃以下の場合において、寒冷時暖機運転が実行されるものとする。したがって、図3(a)に示す待ち時間マップにおいて、外気温Toが10℃以下の場合には、待ち時間tが0秒に定められており、この場合エンジンECU21は、エンジン2のクランク軸が回転を開始し待ち時間tが設定された時点で、排気ガスの流路が熱交換用流路57となるよう流路切換弁58を制御する。
同様に、ハイブリッド車両1の車室用のヒータがONに設定されている場合においても、エンジン2により発生する熱量が通常より多くなるので、排気熱回収器35本体の暖機に熱量が分配されても冷却水に分配される熱量に影響を与えなくなる。したがって、この場合においても、エンジンECU21は待ち時間tを0秒に設定するようになっている。
図1および図2に戻り、エンジンECU21は、回収器水温センサ27により検出された水温が所定値以上となった場合には、排気ガスの流路を熱交換用流路57からバイパス流路56に切換えられるよう流路切換弁58を制御するようになっている。
ここで、水温の所定値とは、冷却水温によるエンジン2の冷却効率が低下する値であり、予め実験的な測定により定められている。本実施の形態においては、水温の所定値は100℃に設定されている。
図4は、本実施の形態に係る排気熱回収器の制御処理を説明するためのフローチャートである。
なお、以下の処理は、エンジンECU21を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
エンジンECU21は、まず、エンジン2の暖機前かつヒータがOFFであるか否かを判断する(ステップS11)。具体的には、エンジンECU21は、冷却水温センサ38から冷却水温が70℃未満であることを表す信号を受信し、かつ、図示しないエアコンECUからヒータOFFを表す信号を受信したならば、エンジン2の暖機前かつヒータがOFFであると判断する。なお、この初期状態において、流路切換弁58は開かれているものとする。
エンジンECU21は、エンジン2の暖機前かつヒータがOFFであると判断したならば(ステップS11でYes)、ステップS12に移行する。一方、エンジンECU21は、エンジン2の暖機後か、あるいはヒータがONであると判断した場合には(ステップS11でNo)、Returnに進む。
なお、エンジンECU21は、エンジン2の暖機後か、あるいはヒータがONである場合の流路切換弁58を制御するための処理を実現するプログラムを、ここで説明する処理とは別に予めROMに記憶している。なお、この条件の処理は、例えば周知の処理が行われる。
次に、エンジンECU21は、熱回収開始時間を設定する(ステップS12)。具体的には、エンジンECU21は、外気温センサ28から外気温を表す信号を取得するとともに、ROMに記憶されている待ち時間マップを参照し、熱回収開始までの待ち時間tを設定する。
次に、エンジンECU21は、熱回収開始時間を経過したか否かを判断する(ステップS13)。具体的には、エンジンECU21は、エンジン2のクランク軸の回転数が零より大きいことを表す信号をエンジン回転数センサ29から取得した時点で、タイマによる計時を開始しており、この計時とステップS12で算出した待ち時間tとの比較を行う。なお、本実施の形態においては、ステップS11の時点でエンジン2のクランク軸の回転が開始されているものとする。
エンジンECU21は、タイマによる計時がステップS12で設定した待ち時間tを経過したと判断したならば(ステップS13でYes)、ステップS14に移行する。一方、タイマによる計時がステップS12で設定した待ち時間tを経過していないと判断した場合には、このステップを繰り返す。
次に、エンジンECU21は、排気熱回収器35における冷却水温が100℃未満であるか否かを判断する(ステップS14)。具体的には、エンジンECU21は、回収器水温センサ27から入力される信号に基づいて、排気熱回収器35を通過した直後の冷却水温が100℃未満であるか否かを判断する。エンジンECU21は、排気熱回収器35を通過した直後の冷却水温が100℃未満であると判断した場合には、ステップS15に移行する。一方、排気熱回収器35を通過した直後の冷却水温が100℃以上であると判断した場合には、Returnに進む。
次に、エンジンECU21は、熱回収を実行する(ステップS15)。具体的には、エンジンECU21は、VSV36を介して流路切換弁58を閉じて、排気ガスが熱交換用流路57を通過するよう制御する。
以上のように、本発明の実施の形態に係る排気熱回収器の制御装置においては、エンジン2の始動時において、排気ガスの流路をバイパス流路56とすることによりエンジン2で発生した熱量を排気熱回収器35の暖機に分配させず、エンジン2から冷却水に直接分配させることによりエンジン2の暖機を促進できる。したがって、エンジン2の暖機終了を早く終了させ燃料消費量を減少させることができ、ハイブリッド車両1の燃費を向上させることが可能となる。
また、外気温Toが高いほど熱回収開始までの待ち時間tが短く設定されるので、外気温Toが高く排気熱回収器35本体の暖機にかかる時間が短い場合に待ち時間tが必要以上に長く設定されることがなく、排気ガスの熱の利用効率を高めることが可能となる。
また、エンジン2において発生する熱量が増大される寒冷時の暖機運転においては、排気熱回収器35に熱量を分配しても冷却水に分配する熱量を確保することが可能である。したがって、冷却水を温めエンジン2の暖機を促進させるとともに、排気ガスの熱回収を同時に開始することが可能となる。
また、エンジン2の冷却水温が高い場合には、排気ガスからエンジン2の冷却水に必要以上に行われて過度に温度上昇することを防止し、エンジン2の冷却効率が低下することを防止できる。
なお、以上の説明においては、エンジンECU21による待ち時間tの設定処理が、エンジン2のクランク軸の回転開始後に実行される場合について説明したが、これに限定されず、エンジンECU21は、エンジン2のクランク軸の回転が開始する前に予め待ち時間tを設定するようにしてもよい。
また、以上の説明においては、排気熱回収器の制御装置がハイブリッド車両に搭載される場合について説明したが、これに限定されず、エンジンのみを駆動源とする車両に搭載されてもよい。この場合にも、排気熱回収器35本体の暖機にエンジンの熱が分配されることを防ぐので、冷却水温の上昇が促進され、エンジンの暖機運転が早く終了し、結果として燃料消費量を低減することができる。
以上のように、本発明に係る排気熱回収器の制御装置は、内燃機関の暖機運転に必要とする時間を短縮し、燃費を向上できるという効果を奏するものであり、暖機運転の終了時に停止あるいは出力の低減が実行されるエンジンを備えた車両に搭載される制御装置に有用である。
本発明の実施の形態に係る排気熱回収器の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。 本発明の実施の形態に係る排気熱回収システムの概略構成図である。 外気温と熱回収の開始時間との関係を定義した待ち時間マップを示す図である。 本実施の形態に係る排気熱回収器の制御処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 ハイブリッド車両
2 エンジン(内燃機関)
10 排気熱回収システム
11 第1モータジェネレータ
12 第2モータジェネレータ
17 電子スロットルバルブ
21 エンジンECU(制御装置、回転検知手段、待ち時間設定手段、切換え制御手段)
22 ハイブリッドECU
26 駆動輪
27 回収器水温センサ
28 外気温センサ
29 エンジン回転数センサ(回転検知手段)
30 排気通路
35 排気熱回収器
36 VSV
38 冷却水温センサ
54 ヒータ温水路
56 バイパス流路(第2の流路)
57 熱交換用流路(第1の流路)
58 流路切換弁
61 内筒
62 外筒
62A 上流端
62B 下流端
63 シェル
64 コニカル胴
65 コニカル胴
66 排気ガス入口ヘッダ
67 排気ガス出口ヘッダ
69 冷却水管(熱交換器)
70 冷却水熱交換路
72 入口ポート
73 出口ポート

Claims (3)

  1. 車両に搭載された内燃機関の排気通路上に配設され、前記内燃機関から排出される排気ガスと前記内燃機関の冷却水との間で熱交換が行われる熱交換器が設けられた第1の流路と、前記第1の流路をバイパスする第2の流路と、前記排気ガスの流路を前記第1の流路と前記第2の流路との間で切換えるための流路切換弁と、を有する排気熱回収器の制御装置であって、
    前記内燃機関の出力軸の回転を検知する回転検知手段と、
    前記車両の外気温を検知する外気温センサと、
    前記回転検知手段により前記出力軸の回転開始が検知されてから前記排気ガスの流路を切換えるまでの待ち時間を、前記外気温センサにより検知された外気温に応じて設定する待ち時間設定手段と、
    前記回転検知手段により前記出力軸の回転開始が検知されたならば、前記待ち時間の経過後に前記排気ガスの流路を前記第2の流路から前記第1の流路に切換えるよう前記流路切換弁を制御する切換え制御手段と、を備え、
    前記待ち時間設定手段が、前記外気温センサにより検知された外気温が高いほど前記待ち時間を短く設定することを特徴とする排気熱回収器の制御装置。
  2. 前記待ち時間設定手段が、前記外気温センサにより検知された外気温が所定値以下である場合には、前記待ち時間を零に設定することを特徴とする請求項1に記載の排気熱回収器の制御装置。
  3. 前記排気熱回収器における冷却水温を検出する回収器水温センサをさらに備え、
    前記切換え制御手段が、前記回収器水温センサにより検出された水温が所定値以上である場合には、前記排気ガスの流路を前記第1の流路から前記第2の流路に切換えるよう前記流路切換弁を制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の排気熱回収器の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103016186A (zh) * 2012-12-26 2013-04-03 潍柴动力股份有限公司 一种电控发动机及其热车控制装置和控制方法

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