JP2009257069A - パネル構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可動パネルを上方へ移動させるとき、可動パネルの外面が傷つかないパネル構造体を提供する。
【解決手段】 ワイヤー4は、可動パネル2の重心Gを通る垂直線より外方側で、可動パネル2の下部に接続されている。(2)を参照して、力Fが作用したとき、可動パネル2の側板44aに設けられた当接部11aにより、力Fの水平分力Fxに対して、支持板42aから当接部11aに反力−Fxが作用することになり、各々の力を打ち消し合う。つまり、可動パネル2に作用する力は垂直分力Fyのみとなり、Gを中心として分力Fyにより可動パネル2を内方側へ回転させる力のモーメントが生じる。その結果、常に隙間14が出来るため、平板29の外面と平板28の内面とが接することがないため、可動パネルの外面が傷付く虞が無くなる。
【選択図】 図3

Description

この発明はパネル構造体に関し、特に、床と天井との間に垂直方向に設置されるパネル構造体に関するものである。
図10は従来のパネル構造体の設置状況を示す概略平面図である。
図を参照して、店舗81において、例えば改修工事がおこなわれる場合、改修スペース83が必要となる。この改修スペース83の外周に、複数のパネル構造体80を店舗81の床と天井との間に設置し、売場スペース82を確保することで、店舗81での通常営業をおこないながら改修工事をすることが出来る。そして、改修工事が終了するとパネル構造体80は撤去される。
図11は図10で示したパネル構造体と、このパネル構造体を床と天井とで保持するパネル保持具を示した概略斜視図であり、図12は図11で示したXII−XIIラインの拡大断面図であり、図13は図11で示したXIII−XIIIラインの概略断面図である。
これらの図を参照して、パネル構造体80は、下ランナー71を介して床面16と上ランナー72を介して天井17との間に設置される。上ランナー72と下ランナー71とは、パネル保持具としてパネル構造体80の立設を保持するものである。
パネル構造体80は、平板状の固定パネル3と、固定パネル3の内方に、上方に移動自在に係合された平板状の可動パネル2とから構成されている。前述した通り、パネル構造体80は改修工事毎に設置・撤去されるものであり、ある工事現場で使用されたパネル構造体80は、他の工事現場でも使用される。そのため、種々の高さの天井に使用できるように可動パネル2が備えられている。
ここで図12を参照して、固定パネル3の内面と可動パネル2の外面とは、微小な隙間14を有している。従って、可動パネル2は固定パネル3に対して上方へ移動自在となる。上方へ移動させた可動パネル2は、可動パネル2の開口77と固定パネル3の開口78とを介して、図示しない固定ピンにより所定の位置で固定することが出来る。
次に、パネル保持具である下ランナー71と上ランナー72とについて説明する。
図13を参照して、下ランナー71と上ランナー72とは、共に断面視凹形状に形成されており、各々がパネル構造体の下部と上部との一部を覆うように配置される。配置方法は、上ランナー72を天井17にビス76により固定し、下ランナー71を両面テープ75で床面16と固定する。そして、固定された下ランナー71と上ランナー72との間にパネル構造体80を設置することにより、パネル構造体80の立設を保持する。
上記のような従来のパネル構造体では、可動パネルを上方へ移動させる時、可動パネルの外面が固定パネルの内面と接触するため、可動パネルの外面が傷つきやすいものとなっていた。パネル構造体は繰り返して使用されるものであり、又、外面側は通常の売場スペースに面することが多いため、可動パネルの外面に傷が付いてしまうと、その後の使用時に外方から見た時の美観を損ねてしまい好ましくない。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、可動パネルを上方へ移動させるとき、可動パネルの外面が傷つかないパネル構造体を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、床と天井との間に垂直方向に設置されるパネル構造体であって、床に立設される平板状の固定パネルと、固定パネルの内方側に少なくとも一部が重ね合され、固定パネルに対して上方にスライド自在の平板状の可動パネルとを備え、可動パネルは、上方への移動時に、その下方端が固定パネルの内面に接すると共にその外面は固定パネルに対して内方側に傾斜するものである。
このように構成すると、可動パネルの外面は固定パネルの内面に接しない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、可動パネルの下部に接続され、固定パネルの上部に移動自在に係合して内方側の下方に延びる紐状体を更に備え、固定パネルは、可動パネルの内方側に設けられ、可動パネルを内方側に傾斜した状態で支持する支持手段を含み、可動パネルは、その傾斜状態にかかわらず下方端が常に固定パネルに接するように支持手段に当接する当接部を含み、可動パネルの側面視において、紐状体の可動パネルに対する接続位置は可動パネルの重心位置を通る垂直線より外方側に位置するものである。
このように構成すると、紐状体を下方に引っ張ると、可動パネルが上昇すると共に内方側に傾斜するような回転モーメントが生じる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、支持手段は、固定パネルの幅方向に一対設けられると共に、その上部は固定パネルの上端部に整列し、紐状体は、支持手段の上部の各々を介して可動パネルの幅方向の両端側の下部に接続され、支持手段の各々より内方側に延びる紐状体の特定部分の一部に水平方向に係合する保持棒と、支持手段に接続され、保持棒を上下方向で所望の位置に固定することができる固定部材とを更に備えたものである。
このように構成すると、保持棒の上下位置に応じて可動パネルの上端位置が定まる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、支持手段の上部の各々は、紐状体が所定以上の力で引っ張られた時、幅方向に対して接近するように変形して可動パネルを押圧するものである。
このように構成すると、紐状体を急激に引っ張ると支持手段が可動パネルに対して抵抗を与える。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明の構成において、支持手段は、固定パネルの幅方向に一対設けられると共に、その上部は固定パネルの上端部に整列し、紐状体は、支持手段の上部の各々を介して可動パネルの幅方向の両端側の下部に接続され、支持手段の各々より内方側に延びる紐状体の特定部分と固定パネルの下端部とを接続する接続部材とを備え、可動パネルは、設置時に紐状体を介して上方に付勢されるものである。
このように構成すると、可動パネルは設置時に天井に常に押圧される。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、紐状体は引張弾性を有する素材で構成され、接続部材は、伸縮性を有さないベルトと、ベルトの長さ調整機能を有する調整具とを含むものである。
このように構成すると、接続部材の長さを介して紐状体の引張力を調整できる。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、紐状体は伸縮性を有さない素材で構成され、接続部材は、引張弾性を有するベルトと、ベルトの長さ調整機能を有する調整具とを含むものである。
このように構成すると、接続部材の引張力を介して紐状体による付勢力を調整できる。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、固定パネルは、可動パネルの内方側に設けられ、可動パネルを内方側に傾斜した状態で支持する支持手段を含み、可動パネルは、その傾斜状態にかかわらず下方端が常に固定パネルに接するように支持手段に当接する当接部と、可動パネルを上下移動させる際に力が加えられ、幅方向に水平に延びると共に可動パネルに固定される水平軸に対して回動自在の保持体とを含み、可動パネルの側面視において、保持体の位置は可動パネルの重心位置を通る垂直線より外方側に位置するものである。
このように構成すると、保持体を持ち上げると、可動パネルが上昇すると共に内方側に傾斜するような回転モーメントが生じる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明の構成において、可動パネルに対して第1の位置と第2の位置とで回動自在に設けられ、第1の位置にあっては固定パネルに係合して可動パネルの上下移動を拘束し、第2の位置にあっては可動パネルの上下移動が自在となるロック部材を更に備えたものである。
このように構成すると、ロック部材の位置によって可動パネルを所望の上下位置で固定できる。
以上説明したように、請求項1記載の発明は、可動パネルの外面は固定パネルの内面に接しないため、可動パネルの外面が傷つかない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、紐状体を下方に引っ張ると、可動パネルが上昇すると共に内方側に傾斜するような回転モーメントが生じるため、力を入れ易く、可動パネルは安定した傾斜状態で上昇する。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、保持棒の上下位置に応じて可動パネルの上端位置が定まるため、可動パネルの上方位置を所望の位置に容易に固定できる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、紐状体を急激に引っ張ると支持手段が可動パネルに対して抵抗を与えるため、安全性が向上する。
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明の効果に加えて、可動パネルは設置時に天井に常に押圧されるため、設置状態が安定し、可動パネルと天井との間に隙間が生じる虞が無い。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、接続部材の長さを介して紐状体の引張力を調整できるため、可動パネルの天井への押圧力を調整できるので、設置状態の信頼性が向上する。
請求項7記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、接続部材の引張力を介して紐状体による付勢力を調整できるため、可動パネルの天井への押圧力を調整できるので、設置状態の信頼性が向上する。
請求項8記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、保持体を持ち上げると、可動パネルが上昇すると共に内方側に傾斜するような回転モーメントが生じるため、直感的な作業が可能となると共に、可動パネルは安定した傾斜状態で上昇する。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明の効果に加えて、ロック部材の位置によって可動パネルを所望の上下位置で固定できるため、取扱いが容易となる。
この発明の第1の実施の形態によるパネル構造体と、このパネル構造体の立設を保持するパネル保持具とを示した概略斜視図である。 図1で示したII−IIラインの拡大断面図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上方へ移動するときの状態である。 図1で示したIII−IIIラインの概略側面図であり、図1で示したパネル構造体の上昇動作を示す模式図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上昇するときの第1の状態であり、(3)は可動パネルが上昇するときの第2の状態であり、(4)はパネル構造体の設置が完了した状態である。 図3の(3)の状態にある可動パネルに作用する力を示した模式図である。 図1で示したパネル構造体における固定パネルの切欠の効果を示す図であり、(1)はワイヤーに可動パネルを引き上げるのに要する所定未満の力を加えた状態であり、(2)はワイヤーに所定以上の力を加えた状態である。 図1で示したパネル保持具におけるパネル構造体との接続関係を示す図であり、(1)はパネル保持具とパネル構造体とが係合していない状態であり、(2)はパネル保持具とパネル構造体とが係合した状態である。 この発明の第2の実施の形態によるパネル構造体と、このパネル構造体の立設を保持するパネル保持具とを示した概略斜視図である。 図7で示したVIII−VIIIラインの拡大断面図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上方へ移動するときの状態である。 図7で示したIX−IXラインの概略側面図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上昇するときの第1の状態であり、(3)は可動パネルが上昇するときの第2の状態であり、(4)はパネル構造体の設置が完了した状態である。 従来のパネル構造体の設置状況を示す概略平面図である。 図10で示したパネル構造体と、このパネル構造体を床と天井とで保持するパネル保持具を示した概略斜視図である。 図11で示したXII−XIIラインの拡大断面図である。 図11で示したXIII−XIIIラインの概略断面図である。 この発明の第3の実施の形態によるパネル構造体と、このパネル構造体の立設を保持するパネル保持具とを示した概略斜視図である。 この発明の第4の実施の形態によるパネル構造体と柱構造体とを示す概略斜視図である。 図15で示した柱構造体の一部破断状態の拡大斜視図である。
図1はこの発明の第1の実施の形態によるパネル構造体と、このパネル構造体の立設を保持するパネル保持具とを示した概略斜視図であり、図2は図1で示したII−IIラインの拡大断面図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上方へ移動するときの状態である。
これらの図を参照して、パネル構造体1は、天井と床との間に垂直に立設されている。又、パネル構造体1と天井との間には、平面視矩形形状を有するパネル保持具10が配置されている。パネル保持具10は、パネル構造体1の立設を保持するためのものであり、その詳細については後述する。
パネル構造体1は、床に立設される固定パネル3と、固定パネル3の内方側に重ね合うように配置され、固定パネル3に対して上方にスライド自在の可動パネル2と、可動パネル2を上方へ移動させるための紐状体のワイヤー4とから主に構成されている。
固定パネル3は、平板28と、平板28の側面の各々を内方に折り曲げて形成された側板41a、41bと、側板41a、41bの各々の内方側を互いが近づく方向に折り曲げて形成された支持板42a、42bとを備えている。又、可動パネル2は、平板29と、平板29の側面の各々を、平板28と支持板42a、42bとの間に配置されるように、内方に折り曲げて形成された側板44a、44bと、側板44a、44bの下方部に接続され、側面視において、平板28の内面から支持板42a、42bまでの水平距離を半径とする円弧形状に形成された当接部11a、11bとを備えている。更に、平板28と支持板42a、42bとの内側での間隔は、側板44a、44bの水平幅に対して、側面視において隙間を有するように設定されている。
ワイヤー4は、平板29の下方部の幅方向における両端の各々に水平に固定された固定板27a、27bに、ワイヤー4の両端が接続されている。この接続位置は、側面視において、可動パネル2の重心位置を通る垂直線より外方側に位置するように接続されている。そして、支持板42a、42bの上部に各々形成された開口8a、8bを通り、下方へ延びるように配置されている。ワイヤー4を下方へ引張る力を加えると、可動パネル2には上昇する力と共に内方側に傾斜する回転モーメントが生じ、図2の(2)のような状態になるが、これについては後述する。
又、パネル構造体1は、支持板42a、42bの下方部分の内方側に延びるように設けられ、複数の開口7a、7bが上下に形成された平板形状の固定部材6a、6bと、両端に切欠12a、12bが形成されたパイプ形状の保持棒5とを備えており、内方側のワイヤー4の一部は保持棒5の内部を通過している。保持棒5は、その一方端を開口7aに大きく通し、続いて他方端を同一水平レベルで対となる開口7bに戻すように通すことで、固定部材6a、6bと脱着自在となっている。従って、保持棒5を種々の開口7a、7bと脱着させることによって、保持棒5の上下位置に対応した可動パネル2の上端位置が定まることになり、可動パネル2の上下の位置を所望の位置に容易に固定することが可能となる。
更に、側板41a、41bには、各々の上部に切欠13a、13bが形成されているが、これらの効果については後述する。
図3は図1で示したIII−IIIラインの概略側面図であり、図1で示したパネル構造体の上昇動作を示す模式図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上昇するときの第1の状態であり、(3)は可動パネルが上昇するときの第2の状態であり、(4)はパネル構造体の設置が完了した状態であり、図4は図3の(3)の状態にある可動パネルに作用する力を示した模式図である。
これらの図を参照して、まず、当接部11aの形状について詳細に説明する。当接部11aは、平板28の内面から支持板42aまでの水平距離(図4における距離z2)を半径として、平板29の下方端を中心に、内方側へこの半径による円弧形状に形成されている。従って、図4における距離z1と距離z2とは同じ距離となる。
次に、パネル構造体1の上昇動作について説明する。
まず、図3の(1)を参照して、可動パネル2が最下方に位置するとき、図示しない部材で可動パネル2の重量は受けられており、可動パネル2はワイヤー4からの力を受けていない。このような状態のとき、可動パネル2は垂直状態であり、且つ、当接部11aの下方端は支持板42aに接しているため、可動パネル2の平板29の外面の一部と固定パネル3の平板28の内面の一部とが接している。
次に、図3の(2)を参照して、ワイヤー4に下方に引っ張る力Fを加え、可動パネル2が上昇するとき、可動パネル2には下部に設けられたワイヤー4との接続部を作用点とした力Fが作用する。図で示すFxとFyとは、水平方向と垂直方向とへの力Fの分力であり、Gは可動パネル2の重心を示している。(2)の状態にあっては、可動パネル2の下部に作用する力Fは、その作用線が重心Gより上方に位置しているため、重心Gを中心として可動パネル2を内方側へ傾斜させるように図において時計方向の回転モーメントを可動パネル2に加える。すると、前述した側板44aと支持板42aとの隙間15の分だけ、可動パネル2はこの方向に回転する。隙間15の分だけ回転すると、可動パネル2は支持板42aに内方側へ傾斜した状態で支持されたまま、上方へ移動することになる。このとき、平板29の下方端は、当接部11aが支持板42aに接しているため、常に平板28の内面と接することになる。すると、平板28と平板29との間には常に隙間14が出来ることになり、平板29の外面と平板28の内面とが接することがないため、可動パネルの外面が傷付く虞が無くなる。
次に、図3の(3)と図4とを参照して、(2)の状態から更にワイヤー4に力Fが加わり続け、可動パネル2が更に上昇するとき、(2)の状態とは異なり、その作用線が重心Gより下方に位置しているため、力Fだけを考えれば、可動パネル2を外方側へ傾斜させるように図において反時計方向の回転モーメントを可動パネル2に加えることになる。
ここで、前述した通り、可動パネル2の側板44aには当接部11aが設けられている。可動パネル2が固定パネル3に対して内方側に傾斜した状態にあるとき、当接部11aによって、平板29の下方端は固定パネル3の平板28の内面に、当接部11aは支持板42aに常に接することになる。
従って、力Fの水平分力Fxにおいては、その方向とほぼ同じ垂直の位置、即ち、距離y1と距離y2とがほぼ同じ距離である位置に、反力−Fxが当接部11aから作用することになり、各々の力を打ち消し合う。つまり、可動パネル2に作用する力は垂直分力Fyのみと考えることができる。前述した通り、ワイヤー4は可動パネル2の重心位置を通る垂直線より外方側に位置するように接続されているため、垂直分力Fyにより可動パネル2を内方側へ傾斜させる回転モーメントが生じ、(3)のような状態にあっても、(2)と同じように可動パネル2は内方側へ傾斜したまま上昇することになる。
次に図3の(4)を参照して、ワイヤー4に更に力を加え続け、可動パネル2の上部が天井17に取り付けられたパネル保持具10に係合することによって、可動パネル2は垂直状態となる。この状態で保持棒5を固定部材6aと係合することで、パネル構造体1の設置が完了する。
図5は図1で示したパネル構造体における固定パネルの切欠の効果を示す図であり、(1)はワイヤーに可動パネルを引き上げるのに要する所定未満の力を加えた状態であり、(2)はワイヤーに所定以上の力を加えた状態である。
図を参照して、(1)の状態にあっては、図2の(2)で示したものと同様に、可動パネル2は内方側へ傾斜したまま上昇する。
次に、(2)の状態にあっては、ワイヤー4に所定以上の力を加えているため、支持板42a、42bの開口8a、8bに、互いが近づく方向へ力Faが大きく作用する。
前述した通り、側板41a、41bには、その上部に切欠13a、13bが形成されている。切欠13a、13bが形成されていることによって、側板41a、41bの上方部は固定パネル3の幅方向に対して撓みやすくなっている。従って、力Faが作用することによって、側板41a、41bは、図で示す矢印の方向へ各々が接近するように変形し、可動パネル2の側板44a、44bを押圧する。即ち、所定以上の力をワイヤー4に加えると、固定パネル3の側板41a、41bは可動パネル2に対して通常に比べて大きな摩擦抵抗を与えるため、可動パネル2の急激な上昇を抑制する。従って、パネル構造体1の設置作業の安全性が向上する。
図6は図1で示したパネル保持具におけるパネル構造体との接続関係を示す図であり、(1)はパネル保持具とパネル構造体とが係合していない状態であり、(2)はパネル保持具とパネル構造体とが係合した状態である。
(1)を参照して、パネル保持具10は、平面視矩形形状を有しその短辺方向における中央部が下方で折り曲げられた1枚の平板よりなる、第1の板材である接触板31と、接触板31の折り曲げられた中央部の両外方側にその長手方向に延びるように、可動パネル2の上方部の幅方向に沿って接触板31に接続される、第2の板材である一対のパネル接触板32a、32bとから構成されている。接触板31は板状であり、パネル接触板32a、32bの接触板31への取付け位置は平坦面となっているため、パネル接触板32a、32bは取付けやすくなっている。
又、パネル接触板32a、32bにおいては、各々の下部にパネル押圧部33a、33bが設けられている。パネル押圧部33a、33bはその内方側の全面が、パネル保持具10が可動パネル2と係合することによって可動パネル2に接触するように形成されているが、これについては図6の(2)の説明で後述する。
(2)を参照して、可動パネル2が上昇しパネル保持具10と接触すると、まず、可動パネル2の上部が接触板31の折り曲げられた中央部を押圧する力Aが作用する。力Aの作用により接触板31は変形し、その長手方向の側縁の各々が天井17を押圧する力B1、B2が作用する。又、接触板31の変形に伴い、パネル接触板32a、32bには各々を移動させる力C1、C2が作用する。これにより、パネル接触板32a、32bは可動パネル2の上方部を挟むように移動する。この移動に伴い、パネル押圧部33a、33bも可動パネル2を挟み込むように移動する。パネル押圧部33a、33bはその内方側の全面が可動パネル2と接触するように形成されているため、パネル押圧部33a、33bによる押圧する力E1、E2が発生する。
上記のように、接触板31は天井17に対して線接触した状態で上方に押圧する力B1、B2が働くため、接触板31は図において左右へ移動しにくくなる。又、パネル接触板32a、32bは接触板31の変形により可動パネル2の上部を挟み込むように移動し、パネル押圧部33a、33bによって可動パネル2の上部の所定幅部分を押圧する力E1、E2が発生する。従って、従来のパネル保持具のように天井にビス止めしなくても良いため、使用後に天井に開けた穴の補修をする必要が無くなる。又、パネル構造体の設置状態が安定する。
図7はこの発明の第2の実施の形態によるパネル構造体と、このパネル構造体の立設を保持するパネル保持具とを示した概略斜視図であり、図8は図7で示したVIII−VIIIラインの拡大断面図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上方へ移動するときの状態である。
尚、説明に当たっては、基本的には第1の実施の形態によるものと同一であるため、その相違点を中心に説明する。
これらの図を参照して、この実施の形態にあっては、まず、可動パネル2を上方へ移動させる手段が大きく異なっている。即ち、パネル構造体1の幅方向に水平に、側板44a、44bの各々の外方側に形成された開口52aを通る水平軸となるピン18a、18bと、これに両端が接続された円柱形状を有する保持体21とを備える。従って、保持体21はこの水平軸に対して回動自在となっており、この実施の形態においては、保持体21を持ち上げることによって、可動パネル2を上昇させるように構成されている。又、この水平軸の軸中心は、側面視において可動パネル2の重心位置を通る垂直線より外方側に位置するように設定されている。
又、可動パネル2の上下の位置を所望の位置に固定する手段も大きく異なっている。即ち、保持体21の両端と側板44a、44bとの間の各々に、長手方向が平板28の内面から支持板42a、42bまでの水平距離より若干長い平板状のロック部材22a、22bを備える。ロック部材22a、22bには開口53a、53bが形成されており、これらをピン18a、18bが摺動自在に通過するように係合される。従って、ロック部材22a、22bは上記の水平軸に対して回動自在に係合されていることになる。又、ロック部材22a、22bの内方側には、パネル構造体1の幅方向に水平であり、互いが近づく方向へ延びる円柱形状の解除棒23a、23bが各々に取付けられている。更に、平板29の各々の両端には、ロック部材22a、22bの一部が平板28側に突出自在でその回動を阻止しないよう、開口9a、9bが形成されている。
前述した通り、ロック部材22aは、その長手方向が平板28の内面から支持板42aまでの水平距離より若干長い。この長手方向が水平となる第1の状態では、ロック部材22aの長手方向の両端によって平板28を外方に、且つ支持板42aを内方に押圧する。即ち、第1の状態にあっては、ロック部材22aはピン18aを介して可動パネル2の上下移動を阻止する(図8の(1)の状態)。
次に、ロック部材22aを解除棒23aによって回転させ、上記の押圧状態を解除した第2の状態にあっては、可動パネル2は上下移動が自在となる。(図8の(2)の状態)
上記のロック部材22aの第1の状態と第2の状態との効果は、ロック部材22bにおいても同様である。即ち、ロック部材22a、22bの位置によって、可動パネルを所望の上下位置で固定できるため、パネル構造体1の取扱いが容易となる。
図9は図7で示したIX−IXラインの概略側面図であり、(1)は可動パネルが最下方に位置する状態であり、(2)は可動パネルが上昇するときの第1の状態であり、(3)は可動パネルが上昇するときの第2の状態であり、(4)はパネル構造体の設置が完了した状態である。
尚、説明に当たっては、基本的には図3で示したものと同一であるため、その相違点を中心に説明する。
この実施の形態にあっては、可動パネル2を上方に移動させる力は、常に保持体21の軸中心に作用する。可動パネル2の上方への移動は、ロック部材22aを解除した後、保持体21を持ち上げることによって移動させるものであるが、保持体21はその軸方向に回動自在に取り付けられているため、力Fは常に垂直方向へと作用することになる。そのため、保持体21を持ち上げることによって、可動パネル2は上昇する。それと共に、力Fの作用線が重心Gより外方に位置するため、常に可動パネル2に対して内方側に傾斜させるように図において時計方向の回転モーメントを生じることになる。従って、図3で示したパネル構造体1と同様に、可動パネルの外面は固定パネルの内面に接することがないため、可動パネルの外面が傷つく虞が無くなる。更に、保持体21を直接持ち上げることによって可動パネル2を上昇させることから、直感的な作業が可能となる。
尚、上記の第1の実施の形態では、可動パネルの上方への移動手段としてワイヤーが使用されているが、紐状体であれば良い。
又、上記の第1の実施の形態では、支持手段として固定パネルに特定形状の側板と支持板とが設けられているが、可動パネルの内方側に設けられ、可動パネルを内方側に傾斜した状態で支持するものであれば、他の形状であっても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、ワイヤーは支持板の上部に形成された開口を通るように配置されているが、ワイヤーは支持板の上部の各々を介して可動パネルの幅方向の両端側の下部に接続されていれば、例えば支持板の各々の上部にリング部材を接続し、各々のリング部材を通るように配置されていても良い。又、ワイヤーは固定パネルの上部に移動自在に係合されていても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、ワイヤーは固定板によって2ヶ所で接続されているが、片側だけ接続されていても良い。又、接続位置は幅方向の中央位置であっても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、保持棒及び固定パネルの固定部材を備えているが、保持棒及び固定パネルの固定部材は、無くても良い。
更に、上記の第1の実施の形態では、固定パネルの側板の上部に切欠を設けているが、切欠は無くても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、保持体が特定形状を有しているが、可動パネルに固定され、その幅方向の水平軸に対して回動自在であり、可動パネルの側面視において、可動パネルの重心位置を通る垂直線より外方側に位置するものであれば、他の形状であっても良い。
更に、上記の第2の実施の形態では、ロック部材が備えられているが、ロック部材は無くても良い。
更に、上記の各実施の形態では、パネル構造体は特定形状を有しているが、床に立設される平板状の固定パネルと、固定パネルの内方側に少なくとも一部が重ね合され、固定パネルに対して上方にスライド自在の平板状の可動パネルとを備え、可動パネルの上方への移動時に、その下方端が固定パネルの内面に接すると共にその外面は固定パネルに対して内方側に傾斜するものであれば、他の形状であっても良い。
図14はこの発明の第3の実施の形態によるパネル構造体と、このパネル構造体の立設を保持するパネル保持具とを示した概略斜視図である。
尚、説明に当たっては、基本的には第1の実施の形態によるものと同一であるため、その相違点を中心に説明する。
これらの図を参照して、この実施の形態にあっては、まず、可動パネル2を上方へ移動させるための紐状体がゴム紐38で構成されている。又、保持棒及び固定部材は備えておらず、固定パネル3の下部に設置された底板35と、底板35上に設置されたリング状の固定金具36と、固定金具36及びゴム紐38の特定部分を接続する接続部材のひとつであるベルト37とを備えている。ベルト37は、伸縮性を有さない素材、例えばポリエステル繊維よりなる素材で構成されている。又、この実施の形態においては、上述した接続部材として、ベルト37の長さを調整するための調整具であるバックル39を更に備えている。
第1の実施の形態で説明した通り、紐状体であるゴム紐38を下方に引張ることで可動パネル2が上昇し、パネル保持具10(天井)に当接する。そして、ゴム紐38と固定金具36とをベルト37で接続することによって、パネル構造体1は設置状態となる。この時、ゴム紐38は引張弾性を有しているため、ベルト37の長さを調整することにより可動パネル2の重量以上の引張力をゴム紐38に生じさせることができる。その結果、可動パネル2はゴム紐38を介して上方に付勢される。そのため、可動パネル2はパネル保持具10(天井)に常に押圧される状態となる。従って、パネル構造体1の設置状態が安定し、可動パネル2とパネル保持具10(天井)との間に隙間が生じる虞が無くなる。
又、ゴム紐38と固定金具36との接続部材として伸縮性を有さないベルト37とバックル39とを備えているため、ベルト37の長さを介してゴム紐38の引張力を調整することができる。従って、可動パネル2のパネル保持具10(天井)への押圧力を調整できるため、パネル構造体1の設置状態の信頼性が向上する。
尚、上記の第3の実施の形態では、可動パネルの上方への移動手段として紐状体のゴム紐が使用されているが、紐状体は引張弾性を有する素材で構成されていれば他の素材でも良い。
又、上記の第3の実施の形態では、ベルトの長さ調節機能を有する調整具としてバックルを備えているが、ベルトの長さが調整できるものであれば、他の部材であっても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、紐状体はゴム紐で構成され、接続部材は伸縮性を有さないベルト及びバックルで構成されているが、例えば、紐状体は伸縮性を有さない素材で構成され、接続部材は引張弾性を有するベルト及びバックルで構成されていても良い。このように構成すると、接続部材の引張力を介して紐状体による引張力を調整できる。そのため、上記の第3の実施の形態と同様に、可動パネルの天井への押圧力を調整できるので、設置状態の信頼性が向上する。又、紐状体及びベルトを共に引張弾性を有する素材で構成しても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、支持手段として固定パネルに特定形状の側板と支持板とが設けられているが、可動パネルの内方側に設けられ、可動パネルを内方側に傾斜した状態で支持するものであれば、他の形状であっても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、ゴム紐は支持板の上部に形成された開口を通るように配置されているが、ゴム紐は支持板の上部の各々を介して可動パネルの幅方向の両端側の下部に接続されていれば、例えば支持板の各々の上部にリング部材を接続し、各々のリング部材を通るように配置されていても良い。又、ゴム紐は固定パネルの上部に移動自在に係合されていても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、ゴム紐は固定板によって2ヶ所で接続されているが、片側だけ接続されていても良い。又、接続位置は幅方向の中央位置であっても良い。
更に、上記の第3の実施の形態では、固定パネルの側板の上部に切欠を設けているが、切欠は無くても良い。
ここで、パネル構造体が床面のみに立設される場合、即ち、パネル構造体の上端部が天井に当接しない設置環境におけるパネル構造体の立設を保持する方法について、以下に説明する。
図15はこの発明の第4の実施の形態によるパネル構造体と柱構造体とを示す概略斜視図であり、図16は図15で示した柱構造体の一部破断状態の拡大斜視図である。
これらの図を参照して、パネル構造体50は、矩形状の平板57と、平板57の裏面に取り付けられた枠材58とから構成されている。パネル構造体50の立設は、その両端に設置された柱構造体60a、60bによって保持されている。
柱構造体60aは、床に立設される棒状体で中空形状の固定柱62と、固定柱62の内方側に重ね合うように固定柱62の中空部分に配置され、固定柱62に対して上方にスライド自在の棒状体で中空形状の可動柱61とから主に構成されている。更に、可動柱61を上方へ移動させるための紐状体のゴム紐68を備えているが、このゴム紐68等の詳細については後述する。
固定柱62及び可動柱61には、各々の各外面に上下方向に延びる溝95〜98及び溝85〜88が形成されている。溝85及び溝95の幅は、パネル構造体50の側部厚さに対応するように形成されているため、図15の矢印で示すようにパネル構造体50を溝85及び溝95に嵌合することで、パネル構造体50の床への立設が保持される。上述した通り、柱構造体60aにおいては溝96〜98及び溝86〜88も形成されているため、溝96〜溝98及び溝86〜88の各々に対応した側部を有するパネル構造体であれば、各外面が面する方向へパネル構造体を立設することが可能となる。
ゴム紐68は、その一方端が、固定柱62のパネル構造体50側の外面の上方内方側に形成された開口47aを通り、可動柱61の外面に沿って溝85の内方側の側面であって可動柱61の下部に形成された開口48aを通過する。又、ゴム紐68の他方端は、固定柱62の内方側の外面の上方であってパネル構造体50側に形成された開口47bを通り、可動柱61の外面に沿って溝88のパネル構造体50側の側面であって可動柱61の下部に形成された開口48bを通過する。そして、ゴム紐68の一方端と他方端とは、可動柱61の内部で接続されている。従って、固定柱62から外方側に延びるゴム紐38を下方に引張ると、可動柱61は上方へ移動する。そのため、立設を保持するパネル構造体50の高さに対応することが可能となり、天井に押圧させることによって柱構造体60aを自立させることができる。
又、固定柱62の内方側の外面とパネル構造体50側の外面との角の下端部には、底板64と、底板64上に設置されたリング状の固定金具65が配置されている。そして、図14で示したようなベルト66及びバックル67によって、ゴム紐68の特定部分と固定金具65とを接続することによって、柱構造体60aの高さを調整したり、あるいは天井の押圧力を調整することが可能となる。
又、構造体60bにおいては、柱構造体60aと同一の構成となっている。従って、パネル構造体50は、自立した柱構造体60a、60bによってその両端の側部が保持されるため、その立設状態が更に安定する。
尚、上記の第4の実施の形態によるパネル構造体50においては、平板及び枠材のみで構成されており、可動パネルを備えていないため、その高さの調整ができないものであるが、これに代えて上述した第1〜第3の実施の形態によるパネル構造体のように、固定パネル及び可動パネルによって構成され、その高さが調整できるようなパネル構造体であっても、柱構造体60a、60bに同様に適用できる。
又、上記の第4の実施の形態によるパネル構造体50においては、パネル構造体50は1枚のみで立設されているが、パネル構造体50は複数枚を並べて立設させても良い。
更に、上記の第4の実施の形態による柱構造体60a、60bにおいては、各々の各外面に溝が形成されているが、溝は少なくともパネル構造体50の接続面に設けられていれば良い。又、溝の代わりに外面に凸条体を形成し、パネル構造体50の接続面には対応する溝が形成されていても良い。
更に、上記の第4の実施の形態による柱構造体60a、60bにおいては、伸縮性を有する素材よりなるゴム紐68及び伸縮性を有さない素材よりなるベルト66が設けられているが、ゴム紐68を伸縮性を有さない素材よりなる紐状体に代えると共に、ベルト66を伸縮性を有する素材で構成しても良い。
更に、上記の第4の実施の形態による柱構造体60a、60bにおいては、ゴム紐68と固定金具65とを接続する接続手段としてベルト66とバックル67とが設けられているが、ゴム紐68と固定金具65とを接続できれば、他の部材で接続されていても良い。
更に、上記の第4の実施の形態による柱構造体60a、60bにおいては、柱構造体60a、60bのみを天井に押圧させているが、天井張りの無い、いわゆるスケルトン天井の構造にも、階上の床下面に押圧させると同様に適用できることは言うまでもない。
1 パネル構造体
2 可動パネル
3 固定パネル
4 ワイヤー
5 保持棒
6 固定部材
10 パネル保持具
11 当接部
13 切欠け
21 保持体
22a、22b ロック部材
31 接触板
32 パネル接触板
33 パネル押圧部
37 ベルト
38 ゴム紐
39 バックル
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (9)

  1. 床と天井との間に垂直方向に設置されるパネル構造体であって、
    前記床に立設される平板状の固定パネルと、
    前記固定パネルの内方側に少なくとも一部が重ね合され、前記固定パネルに対して上方にスライド自在の平板状の可動パネルとを備え、
    前記可動パネルは、上方への移動時に、その下方端が前記固定パネルの内面に接すると共にその外面は前記固定パネルに対して前記内方側に傾斜する、パネル構造体。
  2. 前記可動パネルの下部に接続され、前記固定パネルの上部に移動自在に係合して前記内方側の下方に延びる紐状体を更に備え、
    前記固定パネルは、前記可動パネルの前記内方側に設けられ、前記可動パネルを前記内方側に傾斜した状態で支持する支持手段を含み、
    前記可動パネルは、その傾斜状態にかかわらず前記下方端が常に前記固定パネルに接するように前記支持手段に当接する当接部を含み、
    前記可動パネルの側面視において、前記紐状体の前記可動パネルに対する接続位置は前記可動パネルの重心位置を通る垂直線より外方側に位置する、請求項1記載のパネル構造体。
  3. 前記支持手段は、前記固定パネルの幅方向に一対設けられると共に、その上部は前記固定パネルの上端部に整列し、
    前記紐状体は、前記支持手段の前記上部の各々を介して前記可動パネルの幅方向の両端側の下部に接続され、
    前記支持手段の各々より前記内方側に延びる前記紐状体の特定部分の一部に水平方向に係合する保持棒と、
    前記支持手段に接続され、前記保持棒を上下方向で所望の位置に固定することができる固定部材とを更に備えた、請求項2記載のパネル構造体。
  4. 前記支持手段の前記上部の各々は、前記紐状体が所定以上の力で引っ張られた時、前記幅方向に対して接近するように変形して前記可動パネルを押圧する、請求項3記載のパネル構造体。
  5. 前記支持手段は、前記固定パネルの幅方向に一対設けられると共に、その上部は前記固定パネルの上端部に整列し、
    前記紐状体は、前記支持手段の前記上部の各々を介して前記可動パネルの幅方向の両端側の下部に接続され、
    前記支持手段の各々より前記内方側に延びる前記紐状体の特定部分と前記固定パネルの下端部とを接続する接続部材とを備え、
    前記可動パネルは、設置時に前記紐状体を介して上方に付勢される、請求項2記載のパネル構造体。
  6. 前記紐状体は引張弾性を有する素材で構成され、
    前記接続部材は、伸縮性を有さないベルトと、前記ベルトの長さ調整機能を有する調整具とを含む、請求項5記載のパネル構造体。
  7. 前記紐状体は伸縮性を有さない素材で構成され、
    前記接続部材は、引張弾性を有するベルトと、前記ベルトの長さ調整機能を有する調整具とを含む、請求項5記載のパネル構造体。
  8. 前記固定パネルは、前記可動パネルの前記内方側に設けられ、前記可動パネルを前記内方側に傾斜した状態で支持する支持手段を含み、
    前記可動パネルは、その傾斜状態にかかわらず前記下方端が常に前記固定パネルに接するように前記支持手段に当接する当接部と、前記可動パネルを上下移動させる際に力が加えられ、幅方向に水平に延びると共に前記可動パネルに固定される水平軸に対して回動自在の保持体とを含み、
    前記可動パネルの側面視において、前記保持体の位置は前記可動パネルの重心位置を通る垂直線より外方側に位置する、請求項1記載のパネル構造体。
  9. 前記可動パネルに対して第1の位置と第2の位置とで回動自在に設けられ、前記第1の位置にあっては前記固定パネルに係合して前記可動パネルの上下移動を拘束し、前記第2の位置にあっては前記可動パネルの上下移動が自在となるロック部材を更に備えた、請求項8記載のパネル構造体。
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