JP2009255699A - 列車乗車時の混雑緩和システム - Google Patents

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Kazuhiko Maruyama
和彦 丸山
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Abstract

【課題】乗車時に同じ車両内で乗車が混雑しないように順番で乗車する案内が出来るようにする。
【解決手段】本発明は、座席予約端末からの座席予約をサーバ及びネットワークを介して座席予約情報を管理する座席予約システムホストコンピュータと座席予約システムホストコンピュータの座席予約情報を照会して乗車車両内ですれ違い等発生しないように各乗車口の乗車順番を振り分ける機能を持つ駅に設置する駅拠点サーバと駅拠点サーバに接続される駅拠点サーバから送信される号車毎及び乗車口毎に乗車順番情報を表示するホーム上方に掲示される乗車案内表示装置と乗車案内表示装置と対応する駅のホームにペイントされる乗車並び目印で構成することで、乗車時に同じ車両内で乗車が混雑しないように順番で乗車する案内が出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、交通機関での列車乗車時の混雑緩和方法に関するものである。
現在、乗客が新幹線等の指定席号車に乗車する際は、列車ホーム上に設置の案内板又は、ホームにペイントされている号車位置案内目印を目標に、乗車号車の数箇所ある乗車口に順不同に乗車が並んで列車の到着を待つ。列車到着後、順不同に並んだ順番で列車への乗車を行なっている。このため、車両の中央部付近座席の人や、乗車口付近座席などが順不同に同じ車両に乗り込むために、乗車時に乗車口付近で混雑したり、通路ですれ違うために車両内の各所で混雑するため、全ての乗客が車両に乗り込むのに時間を要し、列車の定刻発車が困難な状態が発生していた。又、万が一、列車の停止位置がずれた場合の案内訂正は特開2004−330797号公報にて公知されている。
特開2004−330797号公報
従来の技術では、乗車口がホーム案内位置と列車停車位置がずれた場合の対応については述べられているが、乗車時の乗車順番の案内は一切触れられておらず、乗車口での混雑や車内通路でのすれ違いを無くす為の策は触れられていない。本発明の目的は、従来技術の問題点を解決し、乗車時に同じ車両内で乗車が混雑しないように順番で乗車する為に、乗車時間を短縮でき、列車の定刻発車ができるようになる。列車乗車時の混雑緩和システムを実現することにある。
前述の課題を達成するために、本発明は、座席予約端末からの座席予約をサーバ及びネットワークを介して座席予約情報を管理する座席予約システムホストコンピュータと座席予約システムホストコンピュータの座席予約情報を照会して乗車車両内ですれ違い等発生しないように各乗車口の乗車順番を振り分ける機能を持つ駅に設置する駅拠点サーバと駅拠点サーバに接続される駅拠点サーバから送信される号車毎及び乗車口毎に乗車順番情報を表示するホーム上方に掲示される乗車案内表示装置と乗車案内表示装置と対応する駅のホームにペイントされる乗車並び目印で構成することで、乗車時に同じ車両内で乗車が混雑しないように順番で乗車する案内が出来る事により解決が出来る。
本発明によれば、座席予約数、配置により最適な乗車順番及び乗車口を案内できる為、列車乗車時に同じ車両内で、乗客が通路内ですれ違ったり、乗車口近辺の乗客が座席に着くのを待つために混雑するのを防ぐ事が出来るので、乗車時間の短縮を図る事が出来るので列車の定刻発車ができる用になる。列車の定刻発車は近年過密化してきている列車ダイヤには重要な課題であり、これを解決する事が出来る。
本発明の実施例について図を元に説明する。
本発明は図1のシステム構成図の様にネットワーク(001)に座席予約システムホストコンピュータ(002)、サーバ(101)、A駅拠点サーバ(201)B駅拠点サーバ(301)が接続される。サーバ(101)には全国に配置される列車の座席予約を行う為の座席予約端末(111〜115)が複数台接続される。又、A駅拠点サーバ(201)にはA駅用の乗車案内表示装置(211〜213)が接続される。B駅拠点サーバ(301)にはB駅用の乗車案内表示装置(311〜313)が接続される。A駅拠点サーバ(201)及びB駅拠点サーバ(301)は、列車毎の座席予約状況をネットワーク(001)経由で座席予約システムホストコンピュータ(002)に照会して、座席予約情報を元に乗車時に混雑緩和のための乗車口ぴょ尾乗車順番を計算する。A駅拠点サーバ(201)及びB駅拠点サーバ(301)は、この計算した混雑緩和の乗車口データ及び乗車順番データをA駅用の乗車案内表示装置(211〜213)及びB駅用の乗車案内表示装置(311〜313)を送信する。
駅の構成は図2のA駅の構成図の様に、1番ホーム(410)に乗車列車の1号車(400)及び乗車列車の2号車(401)が停車する場合、1号車のA乗車口(420)のホーム側上部に1番ホーム1号車A乗車口用の乗車案内表示装置(211)が配置される。1号車のB乗車口(421)のホーム側上部に1番ホーム1号車B乗車口用の乗車案内表示装置(212)が配置される。2号車も同様に、2号車のA乗車口(422)のホーム側上部に1番ホーム2号車A乗車口用の乗車案内表示装置(213)が配置される。2号車のB乗車口(423)のホーム側上部に1番ホーム2号車B乗車口用の乗車案内表示装置(214)が配置される。駅のホームには、乗車案内表示装置(211〜214)に従い乗客が順番待ちをするエリアの乗車並び目印(430)がペイントされており、乗客はこのペイントエリア内で車案内表示装置(211〜214)で指定された順番で乗車順番待ちを行なう。A駅の乗車列車1号車(400)の乗車案内表示の流れは、A駅拠点サーバ(201)がネットワーク(001)を経由して、座席予約システムホストコンピュータ(002)からA駅から乗車する乗客の乗車列車1号車(400)の座席予約データを照会する。この際のA駅から乗車する乗車列車1号車の合計乗車人数を把握し(701)、乗車人数を2等分してA乗車口側とB乗車口側の人数がほぼ同じになる様に切り分け点を決める(702)。
座席指定配置が図5に示すようにA駅から乗車する車内の座席指定位置が平均分散の場合(列車のほぼ中央位置がA乗車口側とB乗車口側の人数がほぼ同じ場合。この場合の中央位置は列番号D列とE列の間)は、D列とE列の間が、A乗車口から乗車する人とB乗車口から乗車する人の切り分け点となる。A乗車口から乗車する人は、A列2名+B列4名+D列2名で計8名。B乗車口から乗車する人は、E列2名、F列2名、G列2名、H列2名で計8名。このように、乗車口の決定は、A乗車口からはA列〜D列の人、B乗車口からは、E列〜H列の人と分ける事が出来る(704/706)。これにより車内の通路で人がすれ違うことが無くなり混雑防止に繋がる。次に、乗車順番を決める必要が有る。乗車順番は、列車中央部の人から順次乗車することとする。乗車口近くの座席の人が先に乗車すると、着席時の荷物の保管などで通路が詰まり、後方から乗車した人が車両の中央部などに進む事が出来ずに混雑を引き起こし、ホームに並んでいる人が最後までなかなか乗車できないと言う事態が発生する。このため、A乗車口から乗車する人とB乗車口から乗車する人の切り分け点から近い人から乗車することにする。これにより、列車中央部の人から順次乗車することになり、乗車口付近で混雑することは無くなる。
図5の例の場合、A乗車口(703)からは、A乗車乗車順(502)の様に、D列の人⇒B列の人⇒A列の人の順番で乗車する。B乗車口からは、B乗車乗車順(503)の様に、E列の人⇒F列の人⇒G列の人⇒H列の人の順番で乗車する。この乗車順番を乗客に知らせる為に、A乗車口の人にはA乗車口案内表示装置(504)に乗車順番を表示して案内する(705)。具体的には、A乗車口案内表示装置(504)の乗車順番1(並び目印)に『座席指定番号:D列』の表示を行なう。同じように、の乗車順番2(並び目印)に『座席指定番号:B列』、乗車順番3(並び目印)に『座席指定番号:A列』の表示を行なう。乗客はこの案内表示を閲覧して、ホームにペイントされている乗車並び目印(430)の該当順番エリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(504)の乗車順番1(並び目印)にて指定された『座席指定番号:D列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番1の乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(504)の乗車順番2(並び目印)にて指定された『座席指定番号:B』は、乗車並び目印(430)の乗車順番2乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(504)の乗車順番3(並び目印)にて指定された『座席指定番号:A列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番3乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。この場合、A乗車口案内表示装置(504)の乗車順番4並び目印(430)は該当者無しとなる。列車到着時には、この乗車並び目印(430)に並んだ順番に乗車することにより車内混雑は発生しなくなる。又B乗車口(703)については、B乗車口案内表示装置(505)の乗車順番1(並び目印)に『座席指定番号:E列』の表示を行なう。同じように、の乗車順番2(並び目印)に『座席指定番号:F列』、乗車順番3(並び目印)に『座席指定番号:G列』、乗車順番4(並び目印)に『座席指定番号:H列』の表示を行なう(707)。乗客はこの案内表示を閲覧して、ホームにペイントされている乗車並び目印(430)の該当順番エリア内で乗車待ちを行なう。B乗車口案内表示装置(505)の乗車順番1(並び目印)にて指定された『座席指定番号:E列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番1の乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。B乗車口案内表示装置(505)の乗車順番2(並び目印)にて指定された『座席指定番号:F』は、乗車並び目印(430)の乗車順番2乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。B乗車口案内表示装置(505)の乗車順番3(並び目印)にて指定された『座席指定番号:G列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番3乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。B乗車口案内表示装置(505)の乗車順番4(並び目印)にて指定された『座席指定番号:H列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番4乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。列車到着時には、この乗車並び目印(430)に並んだ順番に乗車することにより車内混雑は発生しなくなる。
座席指定配置が図6に示すようにA駅から乗車する車内の座席指定位置が方側の乗車口側に偏っている場合(図6の例はB乗車口側にA駅からの乗車する人が偏って座席指定されている場合)は、A駅からの乗車人数は、A列1名+C列1名+E列3名+F列1名+G列3名+H列3名で合計で12名で有る。これをA乗車口とB乗車口からの乗車の為に2分割すると6名づつとなる。A乗車口側6名、B乗車口側6名という切り分け点とすると、F列とG列の間できりわけることが出来る。A乗車口から乗車する人は、A列1名+C列1名+E列3名+F列1名で計6名。B乗車口から乗車する人は、G列3名、H列3名で計6名。このように、乗車口の決定は、A乗車口からはA列〜F列の人、B乗車口からは、G列〜H列の人と分ける事が出来る。これにより車内の通路で人がすれ違うことが無くなり混雑防止に繋がる。次に、乗車順番を決める必要が有る。乗車順番は、列車中央部の人から順次乗車することとする。乗車口近くの座席の人が先に乗車すると、着席時の荷物の保管などで通路が詰まり、後方から乗車した人が車両の中央部などに進む事が出来ずに混雑を引き起こし、ホームに並んでいる人が最後までなかなか乗車できないと言う事態が発生する。このため、A乗車口から乗車する人とB乗車口から乗車する人の切り分け点から近い人から乗車することにする。これにより、列車中央部の人から順次乗車することになり、乗車口付近で混雑することは無くなる。
図6の例の場合、A乗車口(703)からは、A乗車乗車順(602)の様に、F列の人⇒E列の人⇒C列の人⇒A列の人の順番で乗車する。B乗車口からは、B乗車乗車順(603)の様に、G列の人⇒H列の人の順番で乗車する。この乗車順番を乗客に知らせる為に、A乗車口の人にはA乗車口案内表示装置(604)に乗車順番を表示して案内する。具体的には、A乗車口案内表示装置(604)の乗車順番1(並び目印)に『座席指定番号:F列』の表示を行なう。同じように、の乗車順番2(並び目印)に『座席指定番号:E列』、乗車順番3(並び目印)に『座席指定番号:C列』、乗車順番4(並び目印)に『座席指定番号:A列』の表示を行なう。乗客はこの案内表示を閲覧して、ホームにペイントされている乗車並び目印(430)の該当順番エリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(604)の乗車順番1(並び目印)にて指定された『座席指定番号:F列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番1の乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(604)の乗車順番2(並び目印)にて指定された『座席指定番号:E』は、乗車並び目印(430)の乗車順番2乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(604)の乗車順番3(並び目印)にて指定された『座席指定番号:C列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番3乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。A乗車口案内表示装置(604)の乗車順番4(並び目印)にて指定された『座席指定番号:A列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番4乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。
列車到着時には、この乗車並び目印(430)に並んだ順番に乗車することにより車内混雑は発生しなくなる。又B乗車口(703)については、B乗車口案内表示装置(605)の乗車順番1(並び目印)に『座席指定番号:G列』の表示を行なう。同じように、乗車順番2(並び目印)に『座席指定番号:H列』、の表示を行なう。乗客はこの案内表示を閲覧して、ホームにペイントされている乗車並び目印(430)の該当順番エリア内で乗車待ちを行なう。B乗車口案内表示装置(605)の乗車順番1(並び目印)にて指定された『座席指定番号:G列』は、乗車並び目印(430)の乗車順番1の乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。B乗車口案内表示装置(605)の乗車順番2並び目印)にて指定された『座席指定番号:H』は、乗車並び目印(430)の乗車順番2乗車待ちエリア内で乗車待ちを行なう。この場合、B乗車口案内表示装置(604)の乗車順番3並び目印及び乗車順番3並び目印(430)は該当者無しとなる。列車到着時には、この乗車並び目印(430)に並んだ順番に乗車することにより車内混雑は発生しなくなる。これにより、駅での乗客の乗車時間を短縮でき、列車の定刻発車が出来る用になる。
請求項2の場合は、前記乗車案内表示(211〜213、311〜313)を乗客の携帯電話に表示する。
請求項3の場合は、前記乗車案内表示(211〜213、311〜313)を乗車並び目印(430)と一体化してホーム上に表示して案内を行なう。
システム構成図。 A駅の構成図。 乗車案内表示装置。 乗車並び目印。 座席指定位置配置(平均分散)。 座席指定位置配置(偏り)。 乗車案内処理フロー。
符号の説明
001…システム構成図 ネットワーク、002…システム構成図 座席予約システムホストコンピュータ、101…システム構成図 サーバ、11X…システム構成図 座席予約端末、201…システム構成図 A駅拠点サーバ、21X…システム構成図 乗車案内表示装置、301…システム構成図 B駅拠点サーバ、31X…システム構成図 乗車案内表示装置、430…A駅の構成図 乗車並び目印、501…座席指定位置配置(平均分散) 号車内座席配置図、502…座席指定位置配置(平均分散) A乗車口乗車順、503…座席指定位置配置(平均分散) B乗車口乗車順、504…座席指定位置配置(平均分散) A乗車案内表示装置、505…座席指定位置配置(平均分散) B乗車案内表示装置、601…座席指定位置配置(偏り) 号車内座席配置図、602…座席指定位置配置(偏り) A乗車口乗車順、603…座席指定位置配置(偏り) B乗車口乗車順、604…座席指定位置配置(偏り) A乗車案内表示装置、605…座席指定位置配置(偏り) B乗車案内表示装置、70X…乗車案内処理フロー。

Claims (3)

  1. 座席予約端末からの座席予約をサーバ及びネットワークを介して座席予約情報を管理する座席予約システムホストコンピュータと座席予約システムホストコンピュータの座席予約情報を照会して各乗車口の乗車順番を決定する機能を持つ駅に設置する駅拠点サーバと駅拠点サーバに接続される駅拠点サーバから送信される号車毎及び乗車口毎に乗車順番情報を表示するホーム上方に掲示される乗車案内表示装置と乗車案内表示装置と対応する駅のホームにペイントされる乗車並び目印で構成される列車乗車時の混雑緩和システム。
  2. 請求項1の座席予約システムコンピュータ、駅拠点サーバと駅拠点サーバに接続される駅拠点サーバから送信される乗車順番情報を携帯電話に送信する装置と、乗車案内表示装置と対応する駅のホームにペイントされる乗車並び目印で構成される列車乗車時の混雑緩和システム。
  3. 請求項1の座席予約システムコンピュータ、駅拠点サーバと駅拠点サーバに接続される駅拠点サーバから送信される乗車順番情報を乗車案内表示装置と対応する駅のホームにペイントされる乗車並び目印と一体化して乗車順番を案内する列車乗車時の混雑緩和システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020030496A (ja) * 2018-08-20 2020-02-27 Zホールディングス株式会社 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
CN112693496A (zh) * 2021-01-07 2021-04-23 支付宝(杭州)信息技术有限公司 铁路列车的乘车提醒处理方法及装置

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