JP2009255163A - レーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レーザ光照射による金属部材と樹脂部材の接合の際、樹脂部材の表面ムラの発生を効果的に抑制する。
【解決手段】レーザ光源10から出力されたレーザ光は、DOE11を経てビームスプリッタ12により二方向に分岐される。ビームスプリッタ12を直進した一方のレーザ光は、第1レンズ13により金属部材51の表面近傍に集光される。ビームスプリッタ12により第1ミラー14方向へ出力された他方のレーザ光は、第1ミラー14及び第2ミラー15により反射された後、第2レンズ16により金属部材51の表面近傍に集光される。この結果、集光位置近傍の金属部材51及び樹脂部材52が加熱されることにより接合される。また、レーザ光のパワー密度は、樹脂部材52の露出表面を溶かさない程度以下に設定されているため、樹脂部材52の露出表面近傍では気泡等が発生しない。これにより、樹脂部材の表面ムラの発生が効果的に抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なる材料の金属部材と樹脂部材とをレーザ光の照射により接合させるレーザ加工方法に関するものである。
レーザ光照射により対象物を加工する方法の一つとして、所定波長を有するレーザ光の照射により金属部材と樹脂部材を接合する方法が知られている。
以下の非特許文献1では、金属部材として用意されたステンレス鋼部材(SUS)上に、ポリアミド(PA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、又はポリプロピレン(PP)からなる樹脂部材を乗せ、その後、レーザ光をSUSと樹脂部材の界面近傍に照射することにより、SUSと樹脂部材とを融着させる方法が開示されている。
Seiji Katayama 他3名、"Laser-Assisted Metal and Plastic (LAMP) Joining"、Proceedings of the 4th International Congress on Laser Advanced Materials Processing
発明者らは、上述のような従来のレーザ加工方法について検討した結果、以下のような課題を発見した。
すなわち、上記非特許文献1では、厚みが2mmから2.3mmの樹脂部材をステンレス鋼部材の上に載せた状態でレーザ光照射を行っている。しかしながら、上記非特許文献1に記載された技術を用いて上記厚み(2mm〜2.3mm)よりも薄い樹脂部材とステンレス鋼部材を接合しようとする場合、レーザ光が照射されている樹脂領域が集中的に加熱されることになる。このとき、樹脂部材の露出表面(レーザ光が直接到達する表面)が溶けてしまうことがある。また、レーザ光照射により局所的に加熱された樹脂部材の露出表面近傍に気泡が発生した状況において、レーザ光による加熱がさらに進行すると、これら気泡が成長しすぎて破裂する可能性が拡大していく。成長しすぎた気泡が破裂すると、この気泡破裂に起因したくぼみが樹脂部材内に形成され、該樹脂部材の露出表面に凹凸(以下、表面ムラという)ができる。このように樹脂部材に表面ムラが形成されると、外観不良のみならず、絶縁不良の原因となってしまうという課題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたものであり、科学的性質の異なる金属材料と樹脂材料とを接合する際に樹脂材料の表面ムラの発生を効果的に抑制することが可能なレーザ加工方法を提供することを目的としている。
本発明に係るレーザ加工方法は、上述の目的を達成するため、加工対象である金属部材と樹脂部材を用意し、金属材料の上に樹脂材料を載せ、少なくとも2本のレーザ光(3本以上のレーザ光であってもよく、以下、単に複数のレーザ光という)を、金属部材と樹脂部材の界面を構成する該金属部材の表面近傍に各集光点が位置するよう互いに異なる方向から照射する。
金属部材は、樹脂部材が載せられたときに直接面することになる第1表面と、該第1表面に対向する第2表面を有する。また、樹脂部材は、露出表面となる第1表面と、該第1表面に対向するとともに、金属部材上に載せられたときに金属部材に直接面することになる第2表面を有する。したがって、金属材料上に樹脂部材を載せることで、該金属部材の第1表面に該樹脂材料の第2表面が当接する。
複数のレーザ光の各集光点は、金属部材と樹脂部材の界面近傍、すなわち、金属部材の第1表面近傍に設定されている。また、複数のレーザ光の、樹脂部材の第1表面上における各パワー密度は、該樹脂部材の第1表面を溶かさない程度以下に設定されている。
当該レーザ加工方法によれば、上述のように、金属部材と樹脂部材の界面近傍に複数のレーザ光が互いに異なる方向から照射されることにより、金属部材の第1表面が加熱され、さらに、この加熱された金属領域に隣接する樹脂領域が溶解される。これにより、金属部材の第1表面と樹脂部材の第2表面の密着性が高まり、金属部材と樹脂部材と接合される。このとき、複数のレーザ光を、互いに異なる方向から金属部材の第1表面近傍に集光させることで、各レーザ光の光強度が小さくても、複数のレーザ光が同時に金属部材の所定領域に照射されることにより、該金属部材に隣接する樹脂部材の第2表面近傍も十分に加熱されことる。そのため、金属部材と樹脂部材との接合が可能になる。また、複数のレーザ光の光強度が、樹脂の表面に気泡が生じない程度、すなわち、樹脂部材の第2表面が溶けない程度以下に設定されることで、樹脂部材の第2表面における表面ムラの発生が効果的に抑制される。
なお、本発明に係るレーザ加工方法において、金属部材の第1表面に照射される複数のレーザ光は、一つのレーザ光源から出力されたレーザ光を分岐することにより生成することも可能である。一つのレーザ光源から出力されたレーザ光は、容易に複数方向に分岐することができる。したがって、当該レーザ加工方法によれば、それぞれの光強度は低く抑えられている複数のレーザ光を金属部材の第1表面上へ同時にかつ容易に照射することができ、樹脂部材における表面ムラの発生を効果的に抑制することができる。
本発明に係るレーザ加工方法において、照射される複数のレーザ光は、該複数のレーザ光のうち2本以上のレーザ光のビームスポットが金属部材の第1表面において全体的に又は部分的に重なるよう、該金属部材の第1表面に向かって照射されるのが好ましい。効率的に金属部材の第1表面近傍を加熱することが可能になるからである。また、複数のレーザ光の入射方向は、樹脂部材を通過した後に金属部材の第1表面に到達するよう設定されてもよい。
複数のレーザ光は、金属部材の第1表面と樹脂材料の第2表面とが当接された状態で、それらの集光点が金属部材と樹脂部材との界面からの距離が樹脂部材の厚みの1/2以下となる領域内に位置するよう、該金属部材の第1表面に向かって照射されるのが好ましい。より具体的には、例えば厚み0.4mm以下の薄い樹脂部材を金属部材に接合するような場合、複数のレーザ光は、金属部材の第1表面と樹脂材料の第2表面とが当接された状態で、それらの集光点が該金属部材と樹脂部材との界面からの距離が樹脂部材の厚みの1/2以下、すなわち200μm以下となる領域内に位置するよう、該金属部材の第1表面に向かって照射されるのが好ましい。一方、厚み0.4mmを越える樹脂部材、例えば、厚み0.4mm〜数mmの樹脂部材と金属部材とを互いに接合する場合でも、複数のレーザ光の各集光点を、金属部材と樹脂部材との界面からの距離が200μm以下となる領域内に設定しておけば、樹脂部材の表面ムラが効果的に抑制され得る。
また、本発明に係るレーザ加工方法において、照射される複数のレーザ光は、それらの集光点が金属部材の内部に位置するよう、該金属部材の第1表面に向かって照射されるのが好ましい。より効果的に金属部材の所望領域の加熱が可能になるからである。また、照射される複数のレーザ光は、一つのレーザ光源から出力されたレーザ光を分岐することにより生成されてもよい。さらに、照射される複数のレーザ光は、互いに異なる波長を有するのが好ましい。照射されるレーザ光の波長が異なる場合、金属部材及び樹脂部材におけるレーザ光それぞれの吸収率は異なってくる。波長が互いに異なり、金属部材及び樹脂部材における吸収率が互いに異なる複数のレーザ光を用いてレーザ加工が行われることで、加工条件に対して適切な波長を有するレーザ光の選択が可能になる。すなわち、より低い光強度のレーザ光を用いてより効率的に、金属部材と樹脂部材を接合することが可能になる。
本発明に係るレーザ加工方法において、金属部材と樹脂材料のとの間の当接面として規定される、該金属部材と樹脂部材との界面近傍は、該金属部材側から加熱されるのが好ましい。熱伝導率の高い金属部材に樹脂部材を接合する場合、該金属部材を加熱することにより金属部材中を熱が伝わって、最終的に金属部材に当接された樹脂部材が加熱される。これにより、樹脂部材の露出表面近傍における気泡発生が抑制される程度の光強度を有するレーザ光、すなわち、樹脂部材の露出表面を溶かさない程度以下に設定されたパワー密度のレーザ光を用いた場合でも、金属部材と樹脂部材の接合が効率的かつ容易に行われる。したがって、より低い光強度のレーザ光を用いてレーザ加工を行うことができるため、樹脂部材の表面ムラの発生が効果的に抑制される。
本発明に係るレーザ加工方法において、照射される複数のレーザ光それぞれの強度分布は、回折光学素子により均一化されるのが好ましい。この場合、各レーザ光間における光強度のばらつきが低減される。すなわち、樹脂部材の露出表面においてレーザ光の光強度のばらつきに起因した気泡の発生が抑制されるため、樹脂部材の表面ムラの抑制が可能になる。
なお、この発明に係る各実施形態は、以下の詳細な説明及び添付図面によりさらに十分に理解可能となる。これら実施形態は単に例示のために示されるものであって、この発明を限定するものと考えるべきではない。
また、この発明のさらなる応用範囲は、以下の詳細な説明から明らかになる。しかしながら、詳細な説明及び特定の事例はこの発明の好適な実施形態を示すものではあるが、例示のためにのみ示されているものであって、この発明の範囲における様々な変形および改良はこの詳細な説明から当業者には自明であることは明らかである。
本発明によれば、薄い樹脂部材を金属部材に接合する際に発生する可能性が高い、樹脂部材の表面ムラを効果的に抑制することができる。
以下、この発明に係るレーザ加工方法の各実施形態を、図1〜8を参照しながら詳細に説明する。なお、図面の説明において同一または同様の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係るレーザ加工方法の第1実施形態を説明するための図である。図1に示されたレーザ加工装置1は、レーザ光源10、回折光学素子(DOE:Diffractive Optical Elements)11、ビームスプリッタ12、第1レンズ13、第1ミラー14、第2ミラー15及び第2レンズ16を備える。この図1に示されたレーザ加工装置1は、レーザ光源10からのレーザ光を2本に分岐し、これら分岐された2本のレーザ光を金属部材51の表面近傍に集光させるよう、金属部材51及び樹脂部材52からなる加工対象物に照射する。なお、金属部材51は、第1表面51aと、該第1表面51aと対向する第2表面51bを有し、同様に、樹脂部材52も第1表面52aと、該第1表面に対向する第2表面52bを有する。したがって、金属部材51上に樹脂部材52を載せることにより、加工対象物が構成されたとき、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52bとが当接することになる。また、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52b間の当接面として、金属部材51と樹脂部材52の界面が規定される。
この第1実施形態におけるレーザ光源10は、所定波長のレーザ光を出力する。レーザ光源10としては、例えば、YAGレーザ(30W)が好適である。なお、図1では図示しないが、レーザ光源10から出力されたレーザ光は、ビームエキスパンダにより、そのビーム径が拡大されるとともにコリメートされる。
DOE11は、レーザ光源10とビームスプリッタ12との間に設けられている。DOE11は、レーザ光源10から出力されたレーザ光を入力し、この入力レーザ光のビーム内における光強度を均一にする。DOE11において光強度が均一化されたレーザ光は、ビームスプリッタ12へ出力される。ビームスプリッタ12は、DOE11からのレーザ光を分岐するよう機能し、一部のレーザ光L2を透過することにより第1レンズ13へ出力する一方、残りのレーザ光L1を反射することにより第1ミラー14へ出力する。
第1レンズ13は、ビームスプリッタ12を透過したレーザ光L2を集光する集光光学系として機能する。この第1レンズ13により、ビームスプリッタ12を透過したレーザ光L2が加工対象物に照射される。第1実施形態で用いられる第1レンズ13の焦点距離は、50mmである。第1レンズ13は、その集光点が金属部材51の表面近傍になるように配置されている。したがって、樹脂部材52が金属部材51上に載置された状態では、第1レンズ13から出力されたレーザ光L2は、金属部材51と樹脂部材52の界面(金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52b間の当接面として規定される)近傍へ集光される。
第1ミラー14は、ビームスプリッタ12において反射(分岐)されたレーザ光L1を第2ミラー15へ向けてさらに反射する。また、第2ミラー15は、第1ミラー15からのレーザ光L1を第2レンズ16へ向けて反射する。
第2レンズ16は、第2ミラー15からのレーザ光L1を集光する集光光学系として機能する。この第2レンズ16により、第2ミラー15で反射されたレーザ光L1が加工対象物に照射される。第1実施形態で用いられる第2レンズ16の焦点距離は、50mmである。第2レンズ16は、その集光点が金属部材51の第1表面51a近傍に位置するよう配置されている。したがって、樹脂部材52が金属部材51上に載置された状態では、第2レンズ16から出力されたレーザ光L1は、金属部材51と樹脂部材52の界面近傍へ集光される。ただし、第1レンズ13からのレーザ光L2の集光点と、第2レンズ16からのレーザ光L1の集光点は、必ずしも一致する必要はないが、加工領域が微小な場合などは一致させてもよい。
以上のような構造を有するレーザ加工装置1を用いたレーザ加工方法は、以下のように行われる。すなわち、レーザ加工装置1のレーザ光源10から出力されたレーザ光は、DOE11を経てビームスプリッタ12により二方向に分岐される。ビームスプリッタ12を直進したレーザ光L2は、第1レンズ13により金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。一方、ビームスプリッタ12により第1ミラー14方向へ出力されたレーザ光L1は、第1ミラー14及び第2ミラー15により反射された後、第2レンズ16により、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。この結果、2本のレーザ光L1、L2の集光点近傍の金属部材51及び樹脂部材52が加熱される。これにより、金属部材51及び樹脂部材52は面接合される。なお、レーザ光源10から出力されるレーザ光の方向は、レーザ光源10、第1レンズ13、第1ミラー14、第2ミラー15、第2レンズ16等の配置を調整することにより変更される。したがって、これらの配置を変更することにより、分岐されたレーザ光L1、L2それぞれの集光点を変更することが可能になる。
また、この第1実施形態において、加工対象物の一部を構成する金属部材51は、板状のステンレス鋼部材(SUS)であり、その厚みは1mmである。また、金属部材51の第1表面51a上に載せられた樹脂部材52は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなり、その厚みは0.4mmである。
上述のような構造を有するレーザ加工装置1を用いて加工対象物に対してレーザ光を集光させるとき、第1レンズ13及び第2レンズ16からそれぞれ出力されたレーザ光L1、L2は、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。このようにレーザ光L1、L2が集光された金属部材51の第1表面51a近傍では光強度が増加する。このとき、レーザ光L1、L2の集光点近傍において、金属部材51の加熱に起因して、隣接する樹脂部材52の一部も加熱される(樹脂部材52内に加熱による気泡が発生する)。金属部材51と樹脂部材52の界面近傍において、樹脂部材52内に発生した気泡が、該気泡周辺の樹脂を金属部材51の第1表面51aに向けて押し出すことにより、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52bとが密着する(図3参照)。一方、図1に示されたように、第1レンズ13及び第2レンズ16から出力されたレーザ光L1、L2は、樹脂部材52の第1表面52aでは、金属部材51の第1表面51aに当接された第2表面52b側と比較して、レーザ光L1、L2はいずれも集光されていない。そのため、樹脂部材52の第1表面52aにおける、レーザ光L1、L2のパワー密度が小さいことが分かる。
また、この第1実施形態では、第1レンズ13及び第2レンズ16から出力されたレーザ光L1、L2は、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。このとき、集光点近傍において、第1レンズ13及び第2レンズ16から出力されたレーザ光L1、L2が金属部材51及び樹脂部材52を加熱しすぎると、樹脂部材52で発生した気泡が成長しすぎてしまい、該気泡を破裂させる原因となる。このため、第1レンズ13及び第2レンズ16から出力されるレーザ光L1、L2のそれぞれは、樹脂部材52の第1表面52aにおいて、該樹脂部材52を溶かさない程度のパワー密度に制御されている。すなわち、樹脂部材52の第1表面52aでは、レーザ光L1、L2の光強度は集光点近傍と比較して非常に小さく、樹脂部材52の第1表面52aにおける気泡発生が抑制されている。このように、第1実施形態では、レーザ光照射時における樹脂部材52の第1表面52aにおける気泡発生を抑制されているため、該樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)における凹凸(表面ムラ)の発生が効果的に抑制され得る。
なお、当該第1実施形態において、第1レンズ13及び第2レンズ16から出力されたレーザ光L1、L2の集光点は、金属部材51の第1表面51a近傍に設定されている。具体的には、金属部材51と樹脂部材52との界面近傍であればよく(界面からの距離が樹脂部材52の厚みの1/2以内となる領域)、特に、界面からの距離が200μm以下であるのが好ましい。第1実施形態では、樹脂部材52の厚みが0.4mmであるため、集光点を金属部材51と樹脂部材52との界面、その近傍の金属部材51又は樹脂部材52に設定することで、樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)におけるレーザ光強度を低くすることができる。このように、樹脂部材52の厚みが0.4mm以下の場合には、界面からの距離を樹脂部材52の厚みの1/2以内に設定することが、樹脂部材52と金属部材51の密着性を確保する上で好ましい。一方、集光点が金属部材51中に位置する場合には、樹脂部材52の厚みに係らず、界面からの距離は200μm以下であればよい。
図2も、この発明に係るレーザ加工方法の第1実施形態を説明するための図であり、図1に示された実施形態の変形例である。図2では、図1に示されたレーザ加工の場合と比較して、レーザ加工装置1自体の構成は同一であるが、加工対象物の構成が異なる。具体的には、樹脂部材52上に金属部材51が載置されることにより、加工対象物が構成されている。第1レンズ13及び第2レンズ16から出力されるレーザ光L1、L2は、金属部材51の第2表面51bから入射され、金属部材51の第1表面51a近傍で集光される。このように、図2に示されたレーザ加工装置1では、金属部材51と樹脂部材52との界面を金属部材51側から照射することもできる。このような変形例であっても、レーザ光L1、L2の照射によって金属部材51が加熱され、該金属部材51の加熱により隣接する樹脂部材52の一部も加熱される。これにより、樹脂部材52内の隣接領域内には微小気泡が発生するため、レーザ光L1、L2が照射される界面近傍において、金属部材51と樹脂部材52とが強固に面接合される。また、この図2に示された実施形態でも、樹脂部材52の第1表面52aには、レーザ光L1、L2が集光されないので、該樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)近傍では気泡の発生が抑制され、該樹脂部材52の表面ムラが抑制効果的にされ得る。
次に、金属部材51と樹脂部材52の接合メカニズムを、図3を用いて詳細に説明する。なお、図3(a)は、金属部材51上に樹脂部材52が載置された状態を示す。図3(b)は、レーザ照射による加熱されている、金属部材51と樹脂部材52の界面近傍の拡大図である。図3(c)は、レーザ照射により接合された、金属部材51と樹脂部材52の界面近傍の拡大図である。
まず、図3(a)に示されたように、金属部材51上に樹脂部材52が載置される。このとき、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52bとの間の当接面により、金属部材51と樹脂部材52の界面が規定される。なお、レーザ光の照射前又は照射直後は、図3(b)に示されたように、金属部材51と樹脂部材52の間には隙間が生じている。
金属部材51の第1表面51a近傍に向けて照射されるレーザ光L1、L2は、集光点SPにそれぞれ集光される。この集光点SPの位置は、樹脂部材52が厚みTを有する場合、金属部材51の第1表面51aから該金属部材51の内部に向かってT/2までの領域内に存在する。この集光点SPが金属部材51側に位置することにより、まず、金属部材51自体が加熱され、該金属部材51の加熱により樹脂部材52の隣接領域%20(加熱領域)が加熱される。なお、このとき、樹脂部材52の第1表面52a上のレーザ光照射領域R1において、レーザ光L1、L2それぞれのパワー密度は、該第2表面52aを溶かさない程度(この第1表面52a近傍において気泡が発生しない程度)のパワー密度を有する。
レーザ光L1、L2の照射により金属部材51の加熱が進行すると、図3(b)に示されたように、隣接する樹脂部材52内の加熱領域520内に微小気泡521が発生する。このような微小気泡521が多くなってくると、これら微小気泡521は、周辺の樹脂を図3(c)中の矢印Aで示された方向、すなわち、金属部材51の第1表面51aに向かう方向に押し出してしまう。その結果、発生した微小気泡521により押し出された樹脂は、金属部材51の第1表面51aに形成されている凹凸に入り込むことにより、領域R2(図3(c)参照)において、金属部材51と樹脂部材52とが面接合すると考えられている。
(第2実施形態)
図4は、この発明に係るレーザ加工方法の第2実施形態を説明するための図である。この図4に示されたレーザ加工装置2は、レーザ光源10、DOE11、第1アキシコンレンズ17、第2アキシコンレンズ18及びレンズ19を備える。この図4に示されたレーザ加工装置2は、複数のレーザ光を個別に集光して、金属部材51及び樹脂部材52からなる加工対象物を照射する。なお、この第2実施形態においても、金属部材51は、第1表面51aと、該第1表面51aと対向する第2表面51bを有し、樹脂部材52も第1表面52aと、該第1表面に対向する第2表面52bを有する。したがって、金属部材51上に樹脂部材52を載せることにより、加工対象物が構成されたとき、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52bとが当接することになる。また、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52b間の当接面により、金属部材51と樹脂部材52の界面が規定される。
アキシコンレンズは、光が入出力される一方の面が平坦であり、他方の面が円錐形状を有するレンズである。図4に示されたように、第1アキシコンレンズ17は、DOE11からのレーザ光が平坦面から入射されると、円錐形状部から2本のレーザ光L1、L2を出力する。一方、第2アキシコンレンズ18は、第1アキシコンレンズ17と対向するように配置されている。この第2アキシコンレンズ18は、第1アキシコンレンズ17からの2本のレーザ光L1、L2が円錐形状部から入射されると、それぞれを平坦面からレンズ19へ向けて出力する。すなわち、図4に示されたように、2本のレーザ光L1、L2は、円錐形状部により光路を変更して第1アキシコンレンズ17から出力される。第1アキシコンレンズ17から出力されたレーザ光L1、L2は、対向して配置されている第2アキシコンレンズ18の円錐形状部の中心に対して対角方向の円錐部にそれぞれ入射した後、レンズ19へ向けて出力される。
レンズ19は第2アキシコンレンズから出力されたレーザ光L1、L2を加工対象物に向けて集光する(レーザ光L1、L2の照射)。この第2実施形態に用いられるレンズ19の焦点距離は、50mmである。また、レンズ19は、集光点が金属部材51と樹脂部材52との界面近傍に位置するよう配置されている。したがって、レンズ19から出力されたレーザ光L1、L2は金属部材51と樹脂部材52との界面近傍に集光される。
以上のような構造を有するレーザ加工装置2を用いたレーザ加工方法は、次の通りである。すなわち、レーザ加工装置2のレーザ光源10から出力されたレーザ光は、DOE11を経て第1アキシコンレンズ17へ入力される。第1アキシコンレンズ17により光路が変更されたレーザ光L1、L2は、第2アキシコンレンズ18を経てレンズ19へ入力される。そして、レーザ光L1、L2は、レンズ19により金属部材51と樹脂部材52との界面近傍に集光されることにより、該金属部材51と樹脂部材52の界面近傍が加熱される。これにより、金属部材51と樹脂部材52とが面接合される。なお、レーザ光源10から出力されるレーザ光の方向は、レーザ光源10、第1アキシコンレンズ17、第2アキシコンレンズ18及びレンズ19等の配置を調整することにより変更される。これらの配置を変更することにより、レーザ光L1、L2の各集光点を変更することも可能になる。
この第2実施形態では、複数のレーザ光L1、L2が互いに異なる方向から、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。しかしながら、第1実施形態と比較して、この第2実施形態では、レーザ光源10から出力されたレーザ光がDOE11を経た後に辿る光路が相違する。
図4のレーザ加工装置2を用いて、加工対象物にレーザ光L1、L2を照射する場合、レンズ19から出力されたレーザ光L1、L2は、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。このようにレーザ光L1、L2が同じ位置に集光されることにより、この集光点での光強度が増加すると、これらレーザ光L1、L2の集光点近傍において、金属部材51が加熱される。この金属部材51の加熱により、隣接する樹脂部材52の一部も加熱され、該樹脂部材52内に気泡が発生する。金属部材51と樹脂部材52の界面近傍において、樹脂部材52の内部(加熱領域520)に発生した気泡が、気泡周辺の樹脂を金属部材51の第1表面51aに向けて押し出すことにより、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52bが強固に面接合される。一方、図4に示されたように、レンズ19から出力されたレーザ光L1、L2は、樹脂部材52の第1表面52aでは、第2表面52b近傍と比較してレーザ光強度が比較的小さいことが分かる(レーザ光L1、L2が集光されていないため)。したがって、樹脂部材52の第1表面52aでは、気泡の発生が効果的に抑制され、該樹脂部材52における表面ムラの発生は効果的に抑制される。
また、この第2実施形態では、図4に示されたように、レンズ19に入力するレーザ光L1、L2は、第1アキシコンレンズ17及び第2アキシコンレンズ18を経ることにより、照射範囲が広くなっている。換言すれば、レーザ光源10から出力された時点と比べて、レーザ光強度が低下している。したがって、樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)では、金属部材51の第1表面51a近傍と比較して、レーザ光強度が小さいことが分かる(レーザ光が集光されていないため)。このように、レーザ光L1、L2が個別に照射された場合の金属部材51及び樹脂部材52の加熱効果も低減され、該樹脂部材52の第1表面52a近傍の気泡発生が抑制されている。なお、図4に示されたレーザ加工装置2では、レーザ光照射時に樹脂部材52の第1表面52aにおける気泡発生が抑制されるので、樹脂部材52における表面ムラの発生が効果的に抑制される。
さらに、この第2実施形態のように、アキシコンレンズを用いることで、同一光源から出力されるレーザ光を容易に複数のレーザ光に分岐することができる。また、上述のような効果を有するレーザ加工装置2が容易に製造され得る
図5は、第2実施形態に係るレーザ加工方法の変形例である。図5では、図4と比較して、レーザ加工装置2の構成は同一であるが、加工対象物の配置が異なっている。すなわち、樹脂部材52の上に金属部材51が載置されている。このとき、レンズ19から出力されるレーザ光L1、L2は、金属部材51の第2表面51bから入射され、金属部材51の第1表面51a近傍で集光される。このように、図5のレーザ加工装置2では、金属部材51の第1表面51a近傍を、金属部材51の第2表面51b側からのレーザ照射により加熱する実施形態であってもよい。この変形例においても、金属部材51を加熱することにより、隣接する樹脂部材52の一部が加熱され、該樹脂部材52内に微小気泡が発生する。そのため、レーザ光L1、L2の集光点近傍において、金属部材51と樹脂部材52とが面接合される。逆に、樹脂部材52の第1表面52a近傍では、レーザ光L1、L2が集光されないことから、該第1表面52a近傍における気泡発生は抑制される。その結果、樹脂部材52では表面ムラの発生が効果的に抑制される。
(第3実施形態)
図6は、この発明に係るレーザ加工方法の第3実施形態を説明するための図である。この図6に示されたレーザ加工装置3は、第1レーザ光源20、第1DOE21、第1レンズ22、第2レーザ光源30、第2DOE32及び第2レンズ33を備える。また、図6に示されたレーザ加工装置3は、複数のレーザ光を個別に集光して、金属部材51と樹脂部材52で構成された加工対象物に照射する。この第3実施形態においても、金属部材51は、第1表面51aと、該第1表面51aと対向する第2表面51bを有し、樹脂部材52も第1表面52aと、該第1表面に対向する第2表面52bを有する。したがって、金属部材51上に樹脂部材52を載せることにより、加工対象物が構成されたとき、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52bとが当接することになる。また、金属部材51の第1表面51aと樹脂部材52の第2表面52b間の当接面により、金属部材51と樹脂部材52の界面が規定される。
この第3実施形態において、第1レーザ光源20は、レーザ光L2を出力する。第1レーザ光源20としてはYAGレーザ(15W)が用いられる。なお、図6では図示しないが、レーザ光L2は、レーザ光源20から出力された後、ビームエキスパンダにより、そのビーム径が拡大されるとともにコリメートされる。
一方、第2レーザ光源30は、第1レーザ光源20とは異なる波長のレーザ光L1を出力する。第2レーザ光源30としてはCO2レーザ(10W)が用いられる。この図6においても図示しないが、レーザ光L1は、レーザ光源30から出力された後、ビームエキスパンダにより、そのビーム径が拡大されるっとともにコリメートされる。
第1DOE21は、第1レーザ光源20と第1レンズ22との間に設けられている。この第1DOE21は、第1レーザ光源20から出力されたレーザ光L2を入力し、該レーザ光L2のビーム内における光強度を均一する。第1DOE21において光強度が均一化されたレーザ光L2は、第1レンズ22へ向けて出力される。また、第2DOE31は、第2レーザ光源30と第2レンズ32との間に設けられている。この第2DOE31は、第2レーザ光源30から出力されたレーザ光L1を入力し、該レーザ光L1のビーム内における光強度を均一にする。第2DOE31によいて光強度が均一化されたレーザ光L1は、第2レンズ32へ向けて出力される。
第1レンズ22は、第1DOE21から出力されたレーザ光L2を集光し、加工対象物に照射する。第3実施形態において用いられる第1レンズ22の焦点距離は、50mmであり、その集光点が金属部材51の第1表面51a近傍に位置するように配置されている。したがって、第1レンズ22から出力されたレーザ光L2は、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。
同様に、第2レンズ32は、第2DOE31から出力されたレーザ光L1を集光し、加工対象物に照射する。第3実施形態において用いられる第2レンズ32の焦点距離は、50mmである。また、レーザ光L1の集光点は金属部材51の第1表面51a近傍であり、かつ、第1レンズ22の集光点と一致している。したがって、第2レンズ32から出力されたレーザ光L1及び第1レンズ22から出力されたレーザ光L2は、金属部材51の第1表面51a近傍へ集光される。
上述のような構造を有するレーザ加工装置3を用いた、当該第3実施形態に係るレーザ加工方法は、次の通りである。すなわち、レーザ加工装置3において、第1レーザ光源20から出力されたレーザ光L2は、第1DOE21、第1レンズ22を順に通過して、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。一方、第2レーザ光源30から出力されたレーザ光L1は、第2DOE31、第2レンズ32を順に通過して、その集光点がレーザ光L2の集光点と一致するよう、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。このように同一部位に集光されたレーザ光L1、L2により、金属部材51の第1表面51a近傍が加熱され、隣接する樹脂部材52の一部も加熱されることにより、金属部材51と樹脂部材52とが面接合される。
この第3実施形態によれば、上述の第1実施形態及び第2実施形態と同様に、第1レンズ22及び第2レンズ32から出力されたレーザ光L1、L2が、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。そのため、金属部材51の第1表面51aには、レーザ光L1、L2双方の光強度が加算された光強度のレーザ光が照射されことになる。一方で、樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)では、レーザ光L1、L2は、それぞれ異なる部位に照射される(レーザ光L1、L2の照射角度は異なる)。そのため、金属部材51及び樹脂部材52の界面付近だけ効率的に加熱され、両者を面接合することができる。また、樹脂部材52の第1表面52aでは、第1レンズ22からのレーザ光L2と、第2レンズ32からのレーザ光L1とがそれぞれ異なる部位に照射されることになるため、各照射部位における光強度は集光点と比較して非常に小さくなる(樹脂部材52の第1表面52aにおける気泡の発生が抑制されている)。したがって、図6に示されたレーザ加工装置3によれば、レーザ加工際に樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)における気泡の発生が効果的に抑制されるため、樹脂部材52における表面ムラの発生が抑制される。
また、当該第3実施形態では、第1レーザ光源20(YAGレーザ)と第2レーザ光源30(CO2レーザ)という異なる光源が、互いに異なる波長のレーザ光L1、L2を出力している。この場合、波長が異なることによって得られるレーザ光特性を生かしたレーザ加工が可能になる。
レーザ加工装置3において、第1レーザ光源20(YAGレーザ)から出力されるレーザ光L2は、樹脂部材52と比較して金属部材51においてエネルギー吸収が高い波長を有する。したがって、金属部材51を効率よく加熱することが可能である。一方、第2レーザ光源30(CO2レーザ)から出力されるレーザ光L1は、金属部材51と比較して樹脂部材52においてエネルギー吸収が高い波長を有する。したがって、樹脂部材52を効率よく加熱することが可能である。これらのレーザ光特性を生かして、例えば、予め金属部材51を加熱する場合には、第1レーザ光源20の出力を高くしてレーザ光L2の出射強度を高めておき、金属部材51の加熱後に樹脂部材52を加熱する際には、第2レーザ光源30からレーザ光L1を出力することで、効率よく樹脂部材52を加熱する等の加工方法が考えられる。このように、波長の異なる二つの光源を調整しながら用いることで、より低出力のレーザ光を用いて金属部材と樹脂部材との接合を行うことができる。したがって、樹脂部材52が薄く、該樹脂部材52の第1表面52a近傍の気泡が発生しやすい条件であっても、照射されるレーザ光の出力強度を抑制することで、気泡の発生が抑制され、その結果、樹脂部材52における表面ムラの発生が効果的に抑制され得る。
図7は、第3実施形態に係るレーザ加工方法の変形例である。図7では、図6に示されたレーザ加工方法と比較して、レーザ加工装置3の構成は同一であるが、加工対象物の配置が異なっている。すなわち、樹脂部材52の上に金属部材51が載置されることで加工対象物が構成されている。そのため、第1レンズ22及び第2レンズ32から出力されるレーザ光L1、L2は、金属部材51の第2表面51b側から入射され、金属部材51の第1表面51a近傍に集光されている。このように、図7に示されたレーザ加工装置3は、金属部材51と樹脂部材52との界面が、金属部材51側からレーザ照射することもできる。この変形例においても、金属部材51を加熱することにより、隣接する樹脂部材52の一部が加熱され、気泡が発生する。そのため、レーザ光L1、L2が照射される金属部材51の第1表面51a近傍において、金属部材51と樹脂部材52を効率的に面接合することができる。また、樹脂部材52の第1表面52aでは、レーザ光L1、L2が集光されないことから、気泡発生が抑制され、該樹脂部材2における表面ムラの発生が効果的に抑制される。
(第4実施形態)
図8は、この発明に係るレーザ加工方法の第4実施形態を[説明するための図である。図8に示されたレーザ加工装置4は、レーザ光源10、回折光学素子11、ビームスプリッタ12、第1レンズ13、第1ミラー14、第2ミラー15及び第2レンズ16を備える。この図8に示されたレーザ加工装置4は、複数のレーザ光を個別に集光して、金属部材51及び樹脂部材52からなる加工対象物に照射する。この構造は、図1に示されたレーザ加工装置1の構造と同じである。ただし、当該レーザ加工装置4は、金属部材51の裏面(第2表面51b)に当接されたヒーター40を備える。ヒーター40としては、セラミックヒーターが用いられる。
この第4実施形態に係るレーザ加工方法では、レーザ光源10からレーザ光を出力する前に、予めヒーター40を200℃に保ち、金属部材51を加熱する。金属部材51を一定時間加熱した後、レーザ光源10からレーザ光を出力する。レーザ光源10からのレーザ光は、ビームスプリッタ12により2本のレーザ光L1、L2に分岐される。分岐された2本のレーザ光L1、L2それぞれは、第1レンズ13及び第2レンズ16を介して、金属部材51の第1表面51a近傍に集光される。これにより、集光点近傍が効率的に加熱され、金属部材51と樹脂部材52とが面接合される。以上のようにレーザ光によるレーザ加工が行われる。
この第4実施形態では、予めヒーター40により金属部材51が加熱されているため、レーザ光源10から出力されるレーザ光によって金属部材51を加熱する必要がない。したがって、レーザ光源10から出力されるレーザ光の出力強度を低減させながら、金属部材51と樹脂部材52との界面を、該樹脂部材52の第1表面52aを介してレーザ照射することによって、レーザ加工を行うことができる。また、上述の第1実施形態と同様に当該第4実施形態では、ビームスプリッタ12を用いてレーザ光源10から出力されたレーザ光を2本のレーザ光L1、L2に分岐した後、これらレーザ光L1、L2が第1レンズ13及び第2レンズ16を介して異なる方向から集光される。その結果、レーザ光を分岐しない場合と比較して、樹脂部材52の第1表面52aにおけるレーザ光の光強度は低減されている。したがって、当該第4実施形態に係るレーザ加工方法では、第1実施形態に係るレーザ加工方法と同様に、樹脂部材52の第1表面52a(露出表面)におけるレーザ光の光強度が低減される他、レーザ光源10におけるレーザ光の出力強度の低減も図られている。したがって、当該第4実施形態によれば、例えば薄い樹脂部材のように、表面近傍で気泡がより発生しやすい樹脂部材を用いてレーザ加工を行う場合であっても、レーザ加工の際に樹脂部材52の表面近傍における気泡の発生が抑制される。その結果、樹脂部材52における表面ムラの発生が効果的に抑制され得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、第4実施形態におけるヒーター40は、第2又は第3実施形態に係るレーザ加工方法を実現するレーザ加工装置2、レーザ加工装置3に設けられてもよい。また、第1実施形態のようにミラーを用いて光路を変更する方法は、他の実施形態において適用可能である。分岐の数を増やすことにより、より多くのレーザ光を金属部材51の第1表面51a近傍に集光させてもよい。
以上の本発明の説明から、本発明を様々に変形しうることは明らかである。そのような変形は、本発明の思想および範囲から逸脱するものとは認めることはできず、すべての当業者にとって自明である改良は、以下の請求の範囲に含まれるものである。
本発明に係るレーザ加工方法の第1実施形態を説明するための図である(その1)。 本発明に係るレーザ加工方法の第1実施形態を説明するための図である(その2)。 金属部材と樹脂部材の接合メカニズムを説明するための図である。 本発明に係るレーザ加工方法の第2実施形態を説明するための図である(その1)。 本発明に係るレーザ加工方法の第2実施形態を説明するための図である(その2)。 本発明に係るレーザ加工方法の第3実施形態を説明するための図である(その1)。 本発明に係るレーザ加工方法の第3実施形態を説明するための図である(その2)。 本発明に係るレーザ加工方法の第4実施形態を説明するための図である。
1、2、3、4…レーザ加工装置、10…レーザ光源、11…回折光学素子(DOE)、12…ビームスプリッタ、13…第1レンズ、14…第1ミラー、15…第2ミラー、16…第2レンズ、17…第1アキシコンレンズ、18…第2アキシコンレンズ、19…レンズ、20…第1レーザ光源、21…第1DOE、22…第1レンズ、30…第2レーザ光源、31…第2DOE、32…第2レンズ、40…ヒーター、51…金属部材、51a…第1表面(接合面)、51b…第2表面、52…樹脂部材、52a…第1表面(露出面)、52b…第2表面(接合面)、520…加熱領域、521…微小気泡。

Claims (10)

  1. 互いに対向している第1及び第2表面を有する金属部材と、前記金属部材に接合させるべき樹脂部材であって、互いに対向している第1及び第2表面を有する樹脂材料とを用意し、
    前記金属部材の第1表面に前記樹脂材料の第2表面が当接するよう、前記金属材料上に前記樹脂部材を載せ、
    2本のレーザ光は、各集光点が前記金属部材の第1表面近傍に設定されるとともに、前記樹脂部材の第1表面上における各パワー密度が前記樹脂部材の第1表面を溶かさない程度以下に設定され、互いに異なる方向から前記金属部材の第1表面上における所定領域に向かって照射され、前記金属部材と前記樹脂部材とが接合される
    ことを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 前記2本のレーザ光の照射方向は、それぞれのビームスポットが前記金属部材の第1表面において重なるよう設定されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  3. 前記2本のレーザ光の照射方向は、前記樹脂部材を通過した後に前記金属部材の第1表面にそれぞれ到達するよう設定されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  4. 前記2本のレーザ光の集光点は、前記金属部材の第1表面と前記樹脂材料の第2表面とが当接された状態で、前記金属部材と前記樹脂部材との界面からの距離が前記樹脂部材の厚みの1/2以下となる領域内にそれぞれ位置するよう設定されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  5. 前記2本のレーザ光の集光点は、前記金属部材の第1表面と前記樹脂材料の第2表面とが当接された状態で、前記金属部材と前記樹脂部材との界面からの距離が200μm以下となる領域内にそれぞれ位置するよう設定されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  6. 前記2本のレーザ光の集光点は、前記金属部材の内部にそれぞれ位置するよう設定されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  7. 前記2本のレーザ光は、一つのレーザ光源から出力されたレーザ光を分岐することにより生成されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  8. 前記2本のレーザ光は、互いに異なる波長を有することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  9. 前記金属部材及び前記樹脂材料間の当接面として規定される、前記金属部材と前記樹脂部材との界面近傍は、前記金属部材側から加熱されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
  10. 前記2本のレーザ光の強度分布は、回折光学素子によりそれぞれ均一化されていることを特徴とする請求項1記載のレーザ加工方法。
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