JP2009254504A - 介護予防支援装置 - Google Patents

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利昭 山田
Hitoshi Kaise
等 貝瀬
Shuji Yoshikawa
修二 吉川
Fumio Kobayashi
文雄 小林
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Abstract

【課題】患者の患部や体格に適したリハビリテーションを可能とすると共に、下肢のリハビリテーションの際に使用される脚載置台の収納を可能とした介護予防支援装置を提供すること。
【解決手段】所定の高さに配置される座部11と、座部11の後方に設けられる背もたれ部12と、左右一対に設けられ、座部11へ着座した訓練者の脚を支持する脚載置台13と、座部11の下側の空間に前後方向に進退可能に配置され、その前端部近傍において脚載置台13を上下に揺動可能に支持する支持台と、支持台を前後方向に駆動させる駆動部と、を有し、支持台を後方に退避させる際、脚載置台13を下方に向かって揺動させ、支持台と脚載置台13を座部11の下側の空間32に収納することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高齢者や傷病者等が筋力の衰えを防ぐために家庭や施設内で筋力強化のためのリハビリテーションを行うことができる介護予防支援装置に関する。
現在、日本では高齢化社会を向かえており、高齢者にとって筋力やバランス能力等の身体機能の低下は深刻な問題となっている。このような身体機能の低下は、転倒事故の原因となると共に、高齢者が日常生活を送るのを困難なものとしている。さらに、身体機能の低下が進むと、最終的には入院生活や在宅介護等の利用を余儀なくされてしまう。
また、高齢者にとって下肢筋力の低下が身体機能の低下に大きな影響を与えている。そのため、高齢者の身体機能の低下を防止するためには、下肢筋力やバランス能力を維持・強化することが特に必要である。
特許文献1には、椅子本体の座部の前方に左右一対の脚載置台を設け、この脚載置台を所定のサイクルで回動させて膝部を屈伸させることにより、該膝部のリハビリテーションを行う椅子式エアーマッサージ機が開示されている。
特開2005−334602号公報(要約書)
しかしながら、特許文献1に開示されている椅子式エアーマッサージ機では、膝を曲げたり伸ばしたりするといった動作のみによって下肢部分のリハビリテーションを行っている。したがって、患者の患部や体格に適したリハビリテーション動作を実現することができない。また、脚載置台は座部の前端部に回動可能に配置されているため、リハビリテーションを行わない場合に、該脚載置台がスペースを占有してしまうといった問題がある。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、患者の患部や体格に適したリハビリテーションを可能とすると共に、下肢のリハビリテーションの際に使用される脚載置台の収納を可能とした介護予防支援装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、所定の高さに配置される座部と、座部の後方に設けられる背もたれ部と、左右一対に設けられ、座部へ着座した訓練者の脚を支持する脚載置台と、座部の下側の空間に前後方向に進退可能に配置され、その前端部近傍において脚載置台を上下に揺動可能に支持する支持台と、支持台を前後方向に駆動させる駆動部と、を有し、支持台を後方に退避させる際、脚載置台を下方に向かって揺動させ、支持台と脚載置台を座部の下側の空間に収納するものである。
このように構成した場合には、脚載置台は前後方向に進退可能な支持台に揺動可能に支持されているため、脚載置台に載置された訓練者の脚を、前後および上下の2自由度の方向に移動させることができる。具体的には、前後方向への直線的な移動と上下方向への揺動回転移動とを組み合わせた曲線的な移動を実現することが可能となる。また、訓練者が着座するときに脚載置台が座部の下側に完全に収納されているため、訓練者が座部に着座する際に脚載置台が邪魔になることがなくなる。このため、訓練者は、通常の椅子に着座するのと同様に座部に着座することが可能となり、その結果、身体の不自由な訓練者にも適した装置となる。したがって、訓練者の患部や体格に適したリハビリテーション動作を実現することが可能となる。また、脚載置台を座部の下側に収納することができるため、脚載置台を配置する場所の省スペース化を図ることが可能となる。したがって、何らかの故障によりリハビリテーション機能が使用できない状況になっても、脚載置台を座部の下側に収納させることで、介護予防支援装置を通常の椅子と同様に使用できる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、脚載置台の揺動は支持台の後方への退避と連動しているものである。このように構成した場合には、脚載置台を座部の下側に効率よくかつ確実に収納させることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、支持台は、前上がりに傾斜した状態で配置されているものである。このように構成した場合には、座部の前端部近傍の下側に大きなスペースを形成することができる。したがって、脚載置台を座部の下側により確実に収納することが可能となる。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、支持台は、前上がりに傾斜した傾斜角に沿って前進するものである。このように構成した場合には、重力を利用して、その前進方向と逆向きの負荷を、常時、脚載置台にかけることが可能となる。したがって、訓練者が脚を前方に押し出す場合は、重力相当の負荷が自動的にかかり有利なものとなる。ここで、脚を前方に押し出す動作は、歩行訓練時に訓練者が自分の体重を支える動作に対応し、脚を後方に戻す動作は、歩行訓練時に訓練者が脚を持ち上げて前進する動作に対応している。このため、モータ等の駆動源によって脚載置台を駆動させる駆動運動や脚載置台に負荷をかける負荷運動とは別に、動力なしの運動によっても、訓練者はリハビリテーションを行うことが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、座部の座面は、支持台と略同一の傾斜角をもって前上がりに傾斜しているものである。このように構成した場合には、座部に着座した訓練者の尻部の傾きと脚載置台の傾きが同一となる。このため、訓練者は、良好なバランスを維持しながら、下肢のリハビリテーションを行うことが可能となる。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、脚載置台の前後方向への移動を制御するモータ制御部と、支持台の上下への揺動を制御する揺動制御部と、脚載置台によって支持される訓練者の脚が伸びた位置となる脚前方位置および前記訓練者の脚が曲がった位置となる脚後方位置における脚載置台および支持台のそれぞれの位置が記憶される記憶部と、を備え、記憶部に記憶される脚前方位置および脚後方位置のそれぞれに対応する脚載置台および支持台の位置を、訓練者の運動中に自動的に補正して、当該訓練者の脚の可動範囲を調節するものである。
このように構成した場合には、訓練者のリハビリテーションの状況に合わせて、訓練者の脚の可動範囲を自動的に調節することができる。したがって、訓練者に合わせたリハビリテーションを実現することが可能となり、訓練者にとってより効果的なリハビリテーションを実現することが可能となる。
本発明によると、患者の患部や体格に適したリハビリテーションを可能とすると共に、下肢のリハビリテーションの際に使用される脚載置台の収納が可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る介護予防支援装置10について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、本装置10の前に立って見たときに、図1〜図6、図8〜図10、図15、図17および図21から図23に示す矢示X方向を前、矢示X方向を後、このX方向とX方向と水平方向で直交する方向となる矢示Y方向を左、矢示Y方向を右、このXY平面と直交する方向の矢示Z方向を上および矢示Z方向を下とそれぞれ規定する。
図1は、介護予防支援装置10を斜め前方から見た全体の構成を示す斜視図であり、フットレスト13が収納された状態を示す図である。図2は、介護予防支援装置10を斜め前方から見た全体の構成を示す斜視図であり、フットレスト13が前方に移動して上に上がった状態を示す図である。図3は、介護予防支援装置10を斜め後方から見た全体の構成を示す斜視図である。図4は、フットレスト13の構成を説明するための図であり、(A)は、収納状態における左足を支持するフットレスト13の正面図であり、(B)は、(A)に示すフットレスト13を上から見た平面図である。図5は、支持台14の概略構成を示す斜視図である。
まず、介護予防支援装置10の全体の概略構成について説明する。図1および図2に示すように、介護予防支援装置10は、略椅子型の形状を呈しており、訓練者が着座する座部11と、その訓練者の上半身を支持する背もたれ部12と、訓練者の脚を支持する脚載置台となるフットレスト13と、フットレスト13を揺動可能に支持する支持台14と、訓練者の腕を支持する肘掛部15と、この介護予防支援装置10の動作を操作するための操作部16と、を主に有している。また、図3に示すように、介護予防支援装置10における背もたれ部12の後方にはある程度のスペースが設けられており、このスペースに設けられた基台18の上に、介護予防支援装置10の動作等の各種制御を司る制御装置19が配設されている。この介護予防支援装置10は、訓練者の脚を引き伸ばすストレッチ機能、訓練者がある程度の負荷を持って屈伸運動を行えるスクワット機能、体幹の筋力をトレーニングする体幹運動機能および筋肉の疲労回復を図るためのマッサージ機能を有している。
座部11は、略矩形状の形態を有する不図示の支持体の上部に不図示のクッション材を載置し、その外側を不図示のカバーにて覆うことにより構成されている。このような構成により、座部11の上面となる座面17はクッション性を有している。この座部11は、前上がりにわずかに傾斜した状態で配置されている(図6等参照)。また、座部11には、合計3つの空気袋20が配設されている。この空気袋20は、座部11の前方に1つ配置されると共に、後方の左右に1つずつ配置されている。以下、前方に配置される空気袋を前座空気袋20a、後方の左側に配置される空気袋を左後座空気袋20b、後方の右側に配置される空気袋を右後座空気袋20cとそれぞれいう。これらの空気袋20は、後述するエアポンプ65からの空気の給排気によって、膨張したり収縮したりする。このように空気袋20が膨張したり収縮したりすることにより、訓練者の尻部を押圧マッサージできるようになっている。なお、クッション材の材料としては、例えば、ウレタンフォーム、スポンジ、発泡スチロール等を好適に用いることができる。また、カバーの材料としては、例えば、トリコット、合成皮革もしくは天然皮革等の布材や革材を好適に用いることができる。また、座部11は、その左側方に設けられている調節操作機構21を操作することにより前後に移動可能となっている。
背もたれ部12は、左右の側面12aおよび背もたれ面12cが曲面形状を呈した略矩形状の形態を有しており、座部11の場合と同様に、不図示の支持体の前方に不図示のクッション材を載置し、その外側を不図示のカバーにて覆うことにより構成されている。このような構成により、背もたれ面12cはクッション性を有している。また、背もたれ部12には、合計2つの空気袋22が配設されている。この空気袋22は、背もたれ部12の下方の左右に1つずつ配置されている。以下、左側に配置される空気袋22を左背空気袋22a、右側に配置される空気袋22を右背空気袋22bとそれぞれいう。これらの空気袋22は、空気袋20の場合と同様、後述するエアポンプ65からの空気の給排気によって、膨張したり収縮したりする。このように空気袋22が膨張したり収縮したりすることにより、訓練者の腰部を押圧マッサージできるようになっている。また、背もたれ部12は操作部16を操作することで、後述するリクライニング用のリニアアクチュエータ37を駆動させ、リクライニングさせることが可能である。
図1等に示すように、フットレスト13,13は、訓練者の右足および左足をそれぞれ支持すべく、左右一対に設けられている。左足を支持するフットレスト13と右足を支持するフットレスト13とは、それぞれ左右対称の形態を有している。このように、左右のフットレスト13,13は、左右対称の形態を有しているため、以下、左足を支持するフットレスト13についてのみ説明し、右足を支持するフットレスト13についてはその説明は省略するものとする。
図2および図4等に示すように、フットレスト13は、訓練者の脚のうち脹脛(ふくらはぎ)の部分を支持する上フット部23と、足(足首から足先までの部分)を支持する下フット部24とを有する。上フット部23は、上から見て略凹形状を有する上フレーム25を有している。この上フレーム25は、置かれた脹脛を支持することとなる後上壁25aと、左側の壁部となる左上壁25bと、右側の壁部となる右上壁25cとを有する。後上壁25aは、フットレスト13が収納された状態や下方に揺動した状態においてYZ平面と略同一平面上になるように形成されており、左上壁25bおよび右上壁25cは、共にXZ平面と略同一平面上に形成されている。
後上壁25aの手前側には後脹脛空気袋26aが配置され、左上壁25bおよび右上壁25cの内側には、それぞれ左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cが配置されている。また、左脹脛空気袋26bの内側における奥側かつ下方には、略円盤状(膨らむと略球状に近づく)をした左円盤脹脛空気袋26dが配置されると共に、右脹脛空気袋26cの内側における手前側かつ上方には、略円盤状(膨らむと略球状に近づく)をした右円盤脹脛空気袋26eが配置されている(図4参照)。左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cは、それぞれ対向するように設けられている。以下、後脹脛空気袋26a、左脹脛空気袋26b、右脹脛空気袋26c、左円盤脹脛空気袋26dおよび右円盤脹脛空気袋26eをまとめていう場合、単に空気袋26という。左脹脛空気袋26b、左円盤脹脛空気袋26dおよび右脹脛空気袋26c、右円盤脹脛空気袋26eは、訓練者の脹脛を左右両側から挟み込む。また、後脹脛空気袋26aは、フットレスト13が下方に揺動した状態では訓練者の脹脛を後方側から支持し、上方に揺動した状態では、脹脛を下から支持する。空気袋26は、空気袋20の場合と同様、後述するエアポンプ65からの空気の給排気によって、膨張したり収縮したりする。このように空気袋26が膨張したり収縮したりして、訓練者の脹脛を押圧マッサージすることができる。
下フット部24は、上フット部23より横幅が小さくなるように形成されている。また、下フット部24は、下フレーム27を有している。この下フレーム27は、フットレスト13が下方に揺動した状態では、上フレーム25の下方に、該上フレーム25と連接するように設けられている。下フレーム27は、上方および前方が開放した略箱型形状を有しており、後方の壁部となる後下壁30aと、左側の壁部となる左下壁30bと、右側の壁部となる右下壁30cと、底面側の壁部となる底下壁30dとを有する。後下壁30aは、フットレスト13が下方に揺動した状態ではYZ平面と略同一平面上になるように形成され、左下壁30bおよび右下壁30cは、共にXZ平面と略同一平面上に形成されている。底下壁30dは、フットレスト13が下方に揺動した状態では、先端側がより高くなるような前上がりに傾斜するように形成されており、約25°下側へ首を振る構造と成っている。
左下壁30bおよび右下壁30cの内側には、左足空気袋31aおよび右足空気袋31bがそれぞれ配設されている。左足空気袋31aおよび右足空気袋31bは、左下壁30bおよび右下壁30cの内側に対向するように設けられている。また、図4中の波線で示すように、左足空気袋31aは略円盤状の形態を有する1枚の空気袋から構成されているのに対し、右足空気袋31bは略円盤状の形態を有する2枚の空気袋がその中央で連通して左右に並列するように構成されている。このため、左足空気袋31aよりも右足空気袋31bのほうが内側に向かって大きく膨らむような構成と成っている。
左足空気袋31aおよび右足空気袋31bのそれぞれの内側には踵部分を保持するための左踵保持部29aおよび右踵保持部29bがそれぞれ設けられている。また、左踵保持部29aおよび右踵保持部29bは、後下壁30aから前方に延出するように設けられている。これら左踵保持部29aおよび右踵保持部29bは、左足空気袋31aおよび右足空気袋31bの中途部分まで延出している。また、左踵保持部29aおよび右踵保持部29bの内側には、左踵空気袋31cおよび右踵空気袋31dがそれぞれ配設されている。左踵空気袋31cおよび右踵空気袋31dは、左踵保持部29aおよび右踵保持部29bの内側に対向するように設けられている。さらに、底下壁30d上には、略半球状の形態を有する踵裏空気袋31eが設けられている。以下、左足空気袋31a、右足空気袋31b、左踵空気袋31c、右踵空気袋31dおよび踵裏空気袋31eをまとめていう場合、単に空気袋31という。このような構成により、左足空気袋31aおよび右足空気袋31bは、下フット部24に支持される訓練者の足首全体を左右から挟み込むのに対し、左踵保持部29a、左踵空気袋31cおよび右踵保持部29b、右踵空気袋31dは、下フット部24に支持される訓練者の足の後側部分となる踵部分のみを左右から挟み込む。また、踵裏空気袋31eは下フット部24に支持される訓練者の足の裏側面を支持する。さらに、上述したように、左足空気袋31aよりも右足空気袋31bのほうが内側に向かって大きく膨らむため、フットレスト13によって支持される左足の足首は、図4における左側に向かってより大きな押圧力を受ける。
また、空気袋31は、空気袋20の場合と同様、後述するエアポンプ65からの空気の給排気によって、膨張したり収縮したりする。このように空気袋31が膨張したり収縮したりして、訓練者の足を押圧マッサージすることができる。なお、後下壁30aの面上には空気袋が設けられていないが、当該部分に空気袋を設けるようにしても良い。これら空気袋20,22,26,31は操作部16を操作して、エアポンプ65を作動させることにより、膨張および収縮させることが可能である。また、フットレスト13は、上フット部23および下フット部24を含め、フットレスト13全体が、例えば、伸縮性を有する1つまたは複数の布材で覆われている。
図5に示すように、支持台14は、フットレスト13を上下に揺動可能に支持すると共に、左右のフットレスト13を前後に移動可能とするべく、左右一対に設けられている。左右の支持台14,14はそれぞれ同様の形態を有している。この支持台14は、座部11の下側に形成される下側空間32に配置され、座部11に対して前後に移動可能となっている。支持台14は、平板状の平板部14aと、該平板部14aの両端部から対向するように下方に向かって延出する延板部14b,14bを有する。延板部14bの下端部近傍からは前方に向かって略矩形状の形態を有する前方延出部14cが延出している。また、左右の延板部14bの前方かつ上方の角部近傍には、対向するように円形の円形孔14dが設けられている。支持台14の横方向の寸法は、フットレスト13の横方向の寸法より大きく形成されている。このため、フットレスト13の上端部近傍が支持台14の凹状の空間となる凹空間14eの内部に配置された状態で該支持台14に対して揺動可能に支持される。具体的には、上フレーム25に設けられている互いに対向する2つの不図示の円孔が円形孔14dと重なるように、フットレスト13を凹空間14e内に配置させ、当該円孔および円形孔14dにシャフト等の棒状部材を挿通させることによって、フットレスト13が支持台14に対して上下方向に揺動可能に支持される。支持台14の材料としては、例えば、鉄、アルミもしくはステンレス等の金属を好適に用いることができる。これら支持台14は操作部16を操作して、後述する駆動モータ52を駆動させることにより前後に移動する。
図1および図2に示すように、肘掛部15は、座部11の左右両側に一対に設けられており、外側を覆う枠状のフレーム部15aと、その内側に配置される板状の板部材15bとを有する。フレーム部15aの上部における中途部分から後端部にかけては、後方に向かうにつれて下方に傾斜している。また、各フレーム部15aの前後に位置する4つの角部15cは丸みを帯びた曲面状に形成されている。また、板部材15bは、フレーム部15aの枠形状に沿った形状を有している。左側に配置される板部材15aには、その前端部から後方に向かって切り欠かれた切欠部15dが形成されている。また、板部材15aの右内側であり切欠部15dと対応する位置には長穴31を有する板材33が配置されている。この板材33は、長穴31が切欠部15dと連通するように配置されている。また、この板材33の内側には、調節操作機構21が配置されている。
次に、背もたれ部12の位置を調節するための機構について説明する。図6は、背もたれ部12の位置調節を説明するための介護予防支援装置10の側面透視図であり、(A)は、背もたれ部12を後方に位置させた状態の図であり、(B)は背もたれ部12を前方に位置させた状態の図である。図7は、調節操作機構21の概略を示す側面透視図であり、(A)は、背もたれ部12を後方に位置させた状態の図であり、(B)は背もたれ部12を前方に位置させた状態の図である。
背もたれ部12の前後の位置調節は、背もたれ調節機構35によって主に行われる。図6に示すように、背もたれ調節機構35は、背もたれ部12の位置を前後に移動させるリンク機構36と、上述した、調節操作機構21とを有する。リンク機構36は、リクライニング用のリニアアクチュエータ37と、背もたれ部12の下端部近傍に該背もたれ部12と一体に設けられる上方リンク40と、背もたれ部12の前方に設けられる前方リンク41とを有する。リニアアクチュエータ37は、アクチュエータ本体37aと、アクチュエータ本体37aから上方に延出する円筒形状をした保持部37bとを有する。また、アクチュエータ本体37aの下端部37cは、その下方に配置された後方基台42に回転可能に連結されている(以下、この連結部を連結部Aという。)。そして、リニアアクチュエータ37が駆動すると、可動部分が外側に伸びたり内側に入り込んだりして上下方向に伸縮する構成となっている。
また、リニアアクチュエータ37の上端部37dは、背もたれ部12から後方に向かって延出する背面部12dに回動可能に連結されている(以下、この連結部を連結部Bという。)。また、前方リンク41の中途部分からは前方に向かって略三角形の板状に延出する板状支持部41aが延出している。この板状支持部41aが、その下方に配置される前方基台43に回転可能に連結されている(以下、この連結部を連結部Cという。)。また、前方リンク41の上端部41bは、上方リンク40の内背もたれ部12から前方に突出する部分である前方突出部40aにおける前端部40bと前後方向に向かって回動可能に連結されている(以下、この連結部を連結部Dという。)。
図7に示すように、調節操作機構21は、調節ハンドル45と、摺動ネジ体46と、保持体47と、係合体48とを有する。上述したように、調節操作機構21は、長穴31を有する板材33の右内側に配置されている。また、板材33において長穴31の下方部分には1〜6の目盛り33aが表記されている。摺動ネジ体46は、略円柱状の棒形状をしており、その表面にはネジ溝46aが形成されている。調節ハンドル45は略円柱状の形態を有する円柱部45aと、円柱部45aより外径が大きな円盤状の形態を有する円盤部45bと、円盤部45bの外周部近傍から前方に向かって突出する回転つまみ45cとを有する。また、円柱部45aの略中央部には、前方に向かってくり抜かれた不図示の中空部が形成されている。そして、摺動ネジ体46は、その前端が中空部に挿入されることによって調節ハンドル45に固定されている。また、摺動ネジ体46の後端は保持体47に周方向に回転可能に取り付けられている。この保持体47は、板部材15aに固定されている。そのため、回転つまみ45cを周方向に回転させると、摺動ネジ体46は保持体47にその後端を支持された状態で周方向に回転する。
係合体48には、前後方向に向かって円形孔48aが形成されており、その内周面には摺動ネジ体46のネジ溝46aと係合可能な不図示のネジ溝が形成されている。そして、摺動ネジ体46は、そのネジ溝46aが係合体48のネジ溝と係合するように円形孔48aに係合挿入されている。この係合体48は、連結部Dに一体として固定されている。このため、調節ハンドル45を回転させると、ネジ溝46aと係合体48のネジ溝とが摺動することにより、保持体48が前後方向に移動する。上述したように、係合体48は連結部Dに一体に固定されているため、係合体48の移動と共に連結部Dも前後方向に移動する。また、係合体48の表面には指針48bが表記されており、指針48bが目盛り33aのどの数字を指しているかを認識することによって、背もたれ部12の前後方向の位置がわかる。
また、リンク機構36は、連結部Aおよび連結部Cの2点を支点として前後方向に駆動する構成となっている。また、各連結部A,B,C,Dで構成されるリンクは略平行四辺形となっている。このため、リンク機構36が前後に駆動する場合、前方リンク41およびリニアアクチュエータ37はそれぞれ略同じ角度だけ揺動し、上方リンク40は略同じ角度を維持しながら前後方向に移動することとなる。このため、調節ハンドル45を回転させることにより、背もたれ部12を一定の角度に保ったまま前後に移動させることが可能となる。また、操作部16を操作して、リニアアクチュエータ37を上下に伸縮させることにより、背もたれ部12のリクライニングを調節することが可能である。また、連結部Dにおいて、そのD点がわずかに上方や下方に移動できるように連結部Dと係合体48の一体化がなされている。
次に、フットレスト13および支持台14の駆動機構について説明する。図8は、フットレスト13および支持台14の駆動機構を説明するための介護予防支援装置10の側面透視図である。図9は、支持台14を駆動させるための支持台駆動機構51を説明するための要部の斜視図である。
図8に示すように、支持台14の内部にはフットレスト13を上下に揺動させるための揺動用リニアアクチュエータ50が配設されている。この揺動用リニアアクチュエータ50は左右に配置されるそれぞれの支持台14の内部に配設されている。揺動用リニアアクチュエータ50は、本体部50aと、本体部50aの駆動により該本体部50aから前後に伸縮する伸縮部50bとを有する。この伸縮部50bの先端部分となる先端部50cは、不図示の連結部材を介して、上フット部23の後端部近傍に連結されている。そして、揺動用リニアアクチュエータ50の駆動により伸縮部50bが前方に伸びると、その押圧力により上フット部23が上方に向かって押し上げられる。この際、フットレスト13は揺動中心Eを中心として上方に揺動する。この揺動用リニアアクチュエータ50は、図8に示すフットレスト13が接地した状態と、図2に示すフットレスト13の前方の開放部が上方に向いた状態との間で該フットレスト13を揺動させる。
また、図8に示すように、揺動用リニアアクチュエータ50の下方には、支持台駆動機構51が配設されている。この支持台駆動機構51は左右に配置されるそれぞれの支持台14の内部に配設されている。図9では、右側の支持台14に配設された支持台駆動機構51を示す。図8および図9に示すように、支持台駆動機構51は、駆動モータ52と、ギヤ体53と、ラック54とを有する。駆動モータ52は、直流電源と交流電源の2つの電源によって駆動可能なAC/DCモータが採用されている。駆動モータ52は、該駆動モータ52の駆動力を対象物である支持台14に伝達させて支持台14を駆動させると共に、支持台14にブレーキをかける。駆動モータ52は、交流電流を印加して回転磁界と逆方向にモータを回そうとすることで得られる逆相ブレーキと、直流電流を印加して得られる渦電流ブレーキとの2種類のブレーキ特性を有する。逆相ブレーキとして使用する場合、駆動モータ52は支持台14に静止状態で一定のブレーキ力を加え続ける。一方、渦電流ブレーキとして使用する場合、駆動モータ52は訓練者がフットレスト13に加えた力の大きさに適した反力をブレーキ力として加える。すなわち、渦電流ブレーキは訓練者がフットレスト13に力を加えた場合にのみ作用する。これらの逆相ブレーキおよび渦電流ブレーキの設定等は操作部16によって調節可能である。また、該駆動モータ52にはエンコーダが設けられており、駆動モータ52の回転角度により支持台14の位置検出を行うことができる構成となっている。
図9に示すように、駆動モータ52は、その回転軸52aが前方に向かうように配置されており、すなわち、駆動モータ52の軸方向とラック54の軸方向とが平行となるように配置され、該回転軸52aには傘歯歯車52bが取り付けられている。ラック54は、例えば、支持台14の延板部14bの内側に固定されている。このラック54は、本実施の形態では、左右それぞれの支持台14に設けられる2つの延板部14bの内、左右方向内側の延板部14bにそれぞれ取り付けられている。このラック54は、略直方体形状を有しており、支持台14への取り付け面と対向する側の面には、噛合溝54aが形成されている。
ギヤ体53は、略円柱状の形態を有している。このギヤ体53は、外周面全面に噛合溝56aを有するギヤ部材56と、ギヤ部材56の下方に該ギヤ部材56と一体的に回転するように固定されている傘歯歯車体55とを有する。傘歯歯車体55は、円柱形状を有する円柱部55aと、その下方に一体的に固定される傘歯歯車部55bとを有する。このギヤ体53は、ギヤ部材56の歯車溝56aがラック54の噛合溝54aと噛み合うと共に、傘歯歯車体55の歯車溝が駆動モータ52に取り付けられた傘歯歯車52bの歯車溝と噛み合うように、駆動モータ52とラック54との間に配設されている。このため、駆動モータ52の駆動力により傘歯歯車52bが回転すると、その動力に伴ってギヤ体53が回転し、該回転によりラック54が前後方向に駆動される。具体的には、駆動モータ52の駆動力により傘歯歯車52bが回転すると、該傘歯歯車52bと噛み合っている傘歯歯車部55bが回転する。すると、傘歯歯車部55bと一体的にギヤ部材56が回転し、該ギヤ部材56と噛み合っているラック54がギヤ部材56の回転に伴って前後に移動する。その結果、支持台14の前後方向の移動が可能となる。これらの支持台14の移動は操作部16によって操作可能である。
次に、光検出によって支持台14の位置を検出する光センサ60について説明する。図10は、支持台14の位置を検出するための光センサ60を説明するための介護予防支援装置10の側面透視図である。
図10に示すように、光センサ60は、光検出板61と、遮光板62とを有する。光検出板61は、支持台14の内部に配設されている。光検出板61には、光検出部63が前後に渡って等間隔に合計9つ設けられている。光検出部63は、光を発光する発光部63aと、光を受光する受光部63bとを有する。発光部63aおよび受光部63bのそれぞれは、上下に所定の隙間を隔てて配置されている。遮光板62は支持台14の内側の面に固定されており、支持台14の移動と共に前後に移動する。遮光板62は、平板状の平板部62aと、平板部62aの下端から内側(図10における紙面奥側)に向かって折れ曲がる遮光板部62bとを有する。支持台14が後退した状態では、遮光板部62bがすべての発光部63aおよび受光部63bの間に入り込んで、発光部62aからの光が受光部63bに到達するのを遮っている。ここで、支持台14が前方へ移動すると、遮光板62も前方に動するため、後方に配置された光検出部63から順に遮光板部62bによる光の遮りから解放される。このようにして、9つの光検出部63うちいくつの光検出部63において光が受光されたか否かを検知することによって支持台14の位置が検出される。
次に、各空気袋20,22,26,31への空気の給排気を行うための構成の一例について説明する。図11は、各空気袋20,22,26,31への空気の給排気を行うための構成について説明するための概略図である。なお、左右のフットレスト13では、その構成が同様であるため、説明の便宜上、右足を支持するフットレスト13についてのみ説明を行い、左足を支持するフッとレスト13についての説明は省略するものとする。また、図11において、上フット部23と下フット部24とを上下に分割して図示するものとする。
各空気袋20,22,26,31への空気の給排気はエアポンプ65からの空気の供給(送気)および排気によってなされる。エアポンプ65は、上述した背もたれ部12の後方に設けられる基台18の下方に配置されている。図11に示すように、エアポンプ65には、メインチューブ66が接続されている。また、メインチューブ66の中途部分の2箇所には、3方へ分岐する分岐管67,68が接続されている。また、メインチューブ66の先端には略L字状をした管状のL字管70が接続されている。また、分岐管67の一端にはチューブ71の一端が接続されており、該チューブ71の他端には分岐管72が接続されている。さらに、分岐管72の一端にはチューブ73の一端が接続され、その他端にはチューブ74の一端が接続されている。また、チューブ73の先端には分岐管75が接続されており、分岐管75の一端にはチューブ76の一端が接続され、その他端にはチューブ77の一端が接続されている。そして、チューブ76の他端が左後座空気袋20bに接続されている。また、チューブ77の他端は右後座空気袋20cに接続されている。さらに、チューブ76とチューブ77のそれぞれの中途部分には電磁バルブ80,81がそれぞれ設けられている。この電磁バルブ80,81の開閉により左後座空気袋20bおよび右後座空気袋20cのそれぞれへ空気が供給されるか否かが決められる。また、チューブ74の他端は、前座空気袋20aに接続されている。さらに、チューブ74の中途部分には電磁バルブ82が設けられている。この電磁バルブ82の開閉により前座空気袋20aへ空気が供給されるか否かが決められる。
分岐管68の一端にはチューブ83の一端が接続されており、該チューブ83の他端には分岐管84が接続されている。また、分岐管84の一端にはチューブ85の一端が接続され、該チューブ85の他端は左背空気袋22aに接続されている。さらに、チューブ85の中途部分には電磁バルブ86が設けられている。この電磁バルブ86の開閉により左背空気袋22aへ空気が供給されるか否かが決められる。また、分岐管84の他端にはチューブ87の一端が接続され、該チューブ87の他端は右背空気袋22bに接続されている。さらに、チューブ87の中途部分には電磁バルブ88が設けられている。この電磁バルブ88の開閉により右背空気袋22bへ空気が供給されるか否かが決められる。
L字管70の先端には、短チューブ89の一端が接続されている。短チューブ89の他端は分岐管90に接続されている。また、分岐管90の一端にはチューブ91の一端が接続されており、該チューブ91の他端は分岐管92に接続されている。この分岐管92の他端にはチューブ93の一端が接続されており、このチューブ93の中途部分には分岐管94および分岐管95および電磁バルブ96が設けられている。分岐管94の一端にはチューブ97の一端が接続されており、該チューブ97の他端は分岐管98に接続されている。そして、チューブ97の中途部分に電磁バルブ99が設けられている。分岐管98の一端にはチューブ100の一端が接続されており、該チューブ100の他端は左円盤脹脛空気袋26dに接続されている。一方、分岐管98の他端にはチューブ101の一端が接続されており、該チューブ101の他端は右円盤脹脛空気袋26eに接続されている。電磁バルブ99の開閉により左円盤脹脛空気袋26dおよび右円盤脹脛空気袋26eへ空気が供給されるか否かが決められる。分岐管95の一端にはチューブ102の一端が接続されており、該チューブ102の他端は後脹脛空気袋26aに接続されている。さらに、チューブ102の中途部分には電磁バルブ103が設けられている。この電磁バルブ103の開閉により後脹脛空気袋26aへ空気が供給されるか否かが決められる。チューブ93の他端には分岐管104が接続されている。この分岐管104の一端および他端には、それぞれチューブ105およびチューブ106の一端が接続されている。そして、チューブ105およびチューブ106の他端はそれぞれ左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cに接続されている。このため、電磁バルブ96の開閉により左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cの双方へ空気が供給されるか否かが決められる。
一方、分岐管92の一端には、チューブ107の一端が接続されており、チューブ107の中途部分には、分岐管108、電磁バルブ109および分岐管117がそれぞれ設けられている。分岐管108の一端にはチューブ110の一端が接続されており、該チューブ110の他端は分岐管111に接続されている。このチューブ110の中途部分には電磁バルブ112が設けられている。分岐管111の一端および他端には、それぞれチューブ113およびチューブ114の一端が接続されている。そして、チューブ113およびチューブ114の他端はそれぞれ左足空気袋31aおよび右足空気袋31bに接続されている。このため、電磁バルブ112の開閉により左足空気袋31aおよび右足空気袋31bの双方へ空気が供給されるか否かが決められる。
分岐管117の一端にはチューブ118の一端が接続されており、該チューブ118の他端は分岐管119に接続されている。そして、分岐管119の一端にはチューブ120の一端が接続されており、該チューブ120の他端は左踵保持部29aの内側に配置される左踵空気袋31cに接続されている。また、分岐管119の他端にはチューブ121の一端が接続されており、該チューブ121の他端は右踵保持部29bの内側に配置される右踵空気袋31dに接続されている。さらに、分岐管117の他端には、チューブ122の一端が接続されており、チューブ122の他端は踵裏空気袋31eに接続されている。このため、電磁バルブ109の開閉により左踵空気袋31c、右踵空気袋31dおよび踵裏空気袋31eのそれぞれへ空気が供給されるか否かが決められる。なお、分岐管90の他端側にはチューブ123が接続されており、該チューブ123の先には右足を支持するフットレスト13の場合と同様の構成を有するチューブや電磁バルブ等が左足を支持するフットレスト13に接続されている。
次に、操作部16の構成について説明する。図12は、操作部16の平面図である。図13は、図12中の操作部16を矢示E方向から見た側面図である。
操作部16を操作することにより、介護予防支援装置10の動作の調整、動作条件の設定および動作条件の保存・読み出し等を行うことが可能である。操作部16は、略直方体の箱型形状を有しており、その操作面130には複数の操作用のボタンが設けられている。
図12に示すように、操作面130の左上、右上および右下には、ストレッチ運動、スクワット運動およびマッサージ運動を選択するためのストレッチボタン131、スクワットボタン132およびマッサージボタン133が設けられている。右上のスクワットボタン132の横にはモータ駆動ボタン134および負荷運動ボタン135が左右に並んで設けられている。モータ駆動ボタン134は、駆動モータ52の動力を利用したスクワット運動を選択するためのボタンである。負荷運動ボタン135は、駆動モータ52のブレーキ作用による負荷に抗して力を加えるスクワット運動を選択するためのボタンである。
右下のマッサージボタン133の横には全体コースボタン136、やすらぎコースボタン137および足裏コースボタン138が左右に3つ並んで設けられている。全体コースボタン136は足、脹脛、尻、腰を心臓から遠いほうから順に揉み上げるマッサージ動作を選択するボタンである。やすらぎコースボタン137は、柔らかい感じでゆっくりと揉みほぐすようなマッサージ動作を選択するボタンである。また、足裏コースボタン138は、足裏の重点的なマッサージ動作を選択するボタンである。また、操作面130の左下には、ストレッチ運動、スクワット運動およびマッサージ運動のいずれの運動モードであってもその動作を停止するための緊急停止ボタン140が設けられている。
さらに、マッサージボタン133の上方には、左右および両脚のいずれの脚の運動を行うのかを選択するための、左足ボタン141、両足ボタン142および右足ボタン143がそれぞれ設けられている。また、左上のストレッチボタン131の右側には動作の時間、速さおよび強さの調節を行うための時間ボタン144、速さボタン145および強さボタン146がそれぞれ設けられている。さらに、時間、速さおよび強さの大きさの調節を行うための調節つまみ147が設けられている。時間ボタン144、速さボタン145および強さボタン146のいずれかを押した状態で調節つまみ147を回動させることによって、動作の時間、速さおよび強さの大きさを調節することができる。また、時間ボタン144、速さボタン145および強さボタン146のそれぞれの横には、時間、速さおよび強さの大きさを表示する時間表示部150、速さ表示部151および強さ表示部152がそれぞれ設けられている。各表示部には、円形形状を有する点灯領域153が横方向に5つ並んで設けられている。各点灯領域153は、3段階の大きさを表すことが可能となっている。この大きさは、短時間点滅、長時間点滅および完全点灯の3種類の点灯パターンによって識別することができる。そして、短時間点滅が最も小さく、長時間点滅が中程度の大きさで、完全点灯が最も大きい旨を表す構成となっている。また、5つの点灯領域153は、大きさが増すにつれて、左から順番に点灯状態となっていく。例えば、一番左側の点灯領域153が完全点灯の状態になり、さらに大きさが増すと、該一番左の点灯領域153が点灯した状態で、その右隣の点灯領域153が短時間点滅、長時間点滅、完全点灯といった順に点灯するようになっている。このように、表示部150,151,152のうちの点灯領域153の点灯部分が右側に達するほど時間や速さ等が大きいことを意味する。
また、操作面130の略中央には人の絵が描かれており、その足、脹脛、尻および腰のそれぞれの部分には、あしボタン154、ふくらはぎボタン155、おしりボタン156およびこしボタン157がそれぞれ設けられている。これらのボタンは、空気袋20,22,26,31の作動する部位を選択するためのボタンである。あしボタン154の前方には、フットレスト13を揺動させて脚位置を上下に移動させるための脚位置上ボタン157および脚位置下ボタン158が設けられている。また、こしボタン157の右斜め上方には、背もたれ部12を上下にリクライニングさせるための上リクライニングボタン160および下リクライニングボタン161が設けられている。また、訓練者の脚の所定位置が読み込まれた後に、ストレッチ運動を開始させるためのストレッチ開始スイッチ162および訓練者の脚の所定位置が読み込まれた後に、スクワット運動を開始させるためのスクワット位置設定ボタン163を有する。また、運動を途中で停止等させるためのスタンバイボタン164、フットレスト13を収納させるための収納ボタン165を有する。また、スタンバイボタン164と、おしりボタン156およびこしボタン157の操作で、座面17を上下運動させると共に、腰部を前後および左右に交互にひねり運動させることにより、体全体を運動させる体幹運動を行うことができる。また、図13に示すように、操作部16の右側面には、逆相ブレーキと渦電流ブレーキとを切り替える切替スイッチ166が設けられている。
次に、介護予防支援装置10の制御構成について説明する。図14は、介護予防支援装置10の制御構成を示すブロック図である。
介護予防支援装置10における各種動作は、操作部16の入力に基づいてなされる。図14に示すように、介護予防支援装置10の制御構成は、駆動モータ52の回転駆動を制御するモータ制御部170と、駆動モータ52に交流電流を流して逆相ブレーキの制御を行う逆相ブレーキ制御部171と、駆動モータ52に直流電流を流して渦電流ブレーキの制御を行う渦電流ブレーキ制御部172と、エアポンプ65からの給排気の制御を行うエアポンプ制御部174と、揺動用リニアアクチュエータ50の制御を行う揺動制御部175と、各種電磁バルブ80,81,82,86,88,96,99,103,109,112の開閉の制御を行う電磁バルブ制御部176と、リニアアクチュエータ37の制御を行うリクライニング制御部177と、各種データを記憶する記憶部178とを有する。これらの制御部には、各種センサ(光センサ60を含む)からの信号が入力されると共に、これらのセンサからの信号に基づいて、各部分の駆動を制御する。
具体的には、モータ制御部170の制御により、左右に配置される支持台14を訓練者が指定する位置まで前後に移動させることが可能となる。また、逆相ブレーキ制御部171の制御により、訓練者が指定した大きさの負荷をフットレスト13に対して加えることが可能となる。また、渦電流ブレーキ制御部172の制御により、訓練者のフットレスト13への負荷に逆らって加えられる反力の大きさを調節することが可能となる。また、エアポンプ制御部174の制御により、座部11、背もたれ部12およびフットレスト13に配置された空気袋20,22,26,31の膨張を訓練者の指定した度合いに調節することが可能となる。また、揺動制御部175により、フットレスト13の揺動を制御してフットレスト13の角度を調節することが可能となる。また、電磁バルブ制御部176の制御により、指定された空気袋20,22,26,31の給排気を行うことが可能となる。また、リクライニング制御部177の制御により、訓練者が指定した角度に背もたれ部12をリクライニングさせることが可能となる。
ここで、ストレッチ動作は、モータ制御部170と、エアポンブ制御部174と、揺動制御部175と、電磁バルブ制御部176と、リクライニング制御部177とが機能することによって実現される。スクワット動作は、モータ制御部170と、逆相ブレーキ制御部171と、渦電流ブレーキ制御部172と、エアポンブ制御部174と、揺動制御部175と、電磁バルブ制御部176と、リクライニング制御部177とが機能することによって実現される。マッサージ動作は、モータ制御部170と、エアポンブ制御部174と、揺動制御部175と、電磁バルブ制御部176と、リクライニング制御部177とが機能することによって実現される。リラクゼーション動作は、リクライニング制御部177が機能することによって実現される。また、体幹運動の動作は、マッサージ動作と同様であるが、マッサージ動作に比べ移動押圧が大きく体全体を移動させる運動となる。
次に、介護予防支援装置10の動作について説明する。まず、訓練者が実際に各種動作を行うまでの準備動作について説明する。なお、以下の説明において、ストレッチ、スクワット、体幹運動およびマッサージを総称してリハビリテーションという。
図15は、介護予防支援装置10の状態について説明するための図であり、(A)は介護予防支援装置10が収納状態にあるときの側面図であり、(B)は、介護予防支援装置10がスタンバイ状態にあるときの側面図である。
まず、訓練者は、介護予防支援装置10に設けられる不図示の電源スイッチをONにする。すると、両足ボタン142が電源表示ランプとして点灯する。フットレスト13および支持台14が収納位置以外の位置に存在する場合、フットレスト13および支持台14は収納位置に戻る(図15(A)参照)。また、フットレスト13が肘掛部15から前方に出た状態となるスタンバイ位置(図15(B)参照)にある時は、フットレスト13が若干下降し、その後、支持台14が引き込まれ、フットレスト13が完全に装置10内に収納される(図15(A)参照)。フットレスト13が他の位置にある場合、必ずスタンバイ位置(図15(B)参照)を経由して収納される。次に、訓練者は座部11に着座し、リハビリテーションを行う脚を選択する。左右どちらか一方の脚のリハビリテーション運動を行う場合には、左足ボタン141もしくは右足ボタン143を押す。左足ボタン141および右足ボタン143のどちらも押されない場合には両足についてのリハビリテーション運動が選択されたものとみなされる。
次に、リハビリテーション運動を行う場合には、ストレッチボタン131、スクワットボタン132およびマッサージボタン133のいずれかを押して運動を選択する。ストレッチ運動やスクワット運動等ではなくリラクゼーション動作および体幹運動を行う場合にはスタンバイボタン164を押す。これらのボタン131,132,133,164を押すと、支持台14が前進すると共に、フットレスト13が若干上昇してスタンバイ位置(図15(B)参照)で停止する。これらの動作、すなわち、支持台14の前進とフットレスト13の若干の上昇は、一連の動作として連動して実行される。収納される場合、まずフットレスト13が若干下降し、収納される際にフットレスト13の上方が装置にぶつからないような位置となった後、引き込まれていく。スタンバイ位置で、訓練者は脚をフットレスト13に深く挿入し、背もたれ部12を最適位置に調整する。背もたれ部12を立てた状態で、座部11の前面と膝関節との間に指が軽く1本入るように背もたれ部12の位置を調節するのが好ましい。このような手順を経た後、リハビリテーション運動に移行する。
次に、ストレッチ運動の動作について説明する。図16は、ストレッチ運動の動作を示すフローチャートである。図17は、足首を前に倒して脚を脚前方基準位置に到達させた状態を示す側面図である。図18は、脚前方基準位置を説明するための図であり、(A)は、当初の脚前方基準位置を示す図であり、(B)は、元の脚前方基準位置より約1cm前方の位置を脚前方基準位置とした場合を示す図である。
ストレッチ動作はストレッチボタン131が押されたことをトリガーとして実行される。また、スクワット、マッサージ等の動作中にストレッチボタン131を押すことで、途中でストレッチ運動に切り替えることも可能である。そして、ストレッチボタン131が押された場合(S100:Yes)、ストレッチボタン131が点滅し(S101)、モータ制御部170および揺動制御部175の制御により、支持台14が前方に移動すると共に、フットレスト13が上方に揺動しスタンバイ位置(図15(B)参照)で自動停止する(S102)。スタンバイ位置に停止した後、訓練者はフットレスト13に足を深く入れる。なお、ストレッチボタン131が押されない場合は(S100:No)、支持台14およびフットレスト13は移動しない。
次に、訓練者により、再度ストレッチボタン131が押されると(S103:Yes)、ストレッチボタン131が点灯し、支持台14が前方に移動すると共に、フットレスト13が上方に揺動する(S104)。その際、訓練者はフットレスト13をスタンバイ位置から前に押し出して脚を伸ばす。さらに、訓練者が足を伸ばした状態で足首を倒すことにより、フットレスト13が前方に傾けられ(S105)、ストレッチ開始スイッチ162が押されると(S106:Yes)、当該ストレッチ開始スイッチ162が点灯し(S107)、当該足首を倒した位置がストレッチにおける脚前方基準位置(図17、図18(A)参照)として記憶部178に記憶される(S108)。また、ストレッチ開始スイッチ162が押されると(S106:Yes)、エアポンプ制御部174および電磁バルブ制御部176の制御により、左右のフットレスト13の左足空気袋31aおよび右足空気袋31bが膨張する。そして、モータ制御部170の制御により支持台14を前方に移動させるような力が加えられる。左足空気袋31aおよび右足空気袋31bにより訓練者の足の甲が保持されているため、足を保持したまま支持台14が前方に移動し(S109)、左右の脚は前方に引き伸ばされる。この引き伸ばし動作は、ステップS108によって記憶された脚前方基準位置を基準として行われる。一方、ストレッチ開始スイッチ162が押されない場合は(S106:No)、引き伸ばし動作は開始されない。この引き伸ばし動作は複数回繰り返される。また、引き伸ばし動作(以下、ストレッチ動作という。)は、3秒間引き伸ばして、3秒間停止するように初期設定されているが、操作部16によって当該時間の設定を変更することが可能である。
図16(B)に示すように、このストレッチ動作によって、例えば、脚の位置が脚前方基準位置より1cm前方の位置に3回以上達したら(S110:Yes)、この1cm前の位置を新たな脚前方基準位置として記憶部178のデータを書き替え、新たに記憶された脚前方基準位置に基づいてストレッチ動作がなされる(S111)。脚前方基準位置より1cm前方の位置に3回以上達しない場合は(S110:No)、最初の脚前方基準位置に基づいてストレッチ動作が繰り返される(S109)。また、上述の動作中に訓練者はストレッチの動作時間を設定することができ、ストレッチ運動は設定した時間内で行われる。そして、設定時間を経過するとストレッチ動作は終了する(S112:Yes)。また、設定時間を経過していない場合は(S112:No)、記憶されている脚前方基準位置に基づいてストレッチ動作が継続する(S109,S110,S111)。
なお、ストレッチ動作における引き伸ばしの強さは、15段階に調節可能である。引き伸ばしの強さは、AC駆動される駆動モータ52のAC電圧を変更することにより行うが、DCモータのPWM制御などによって変更するようにしても良い。強さの調節は、強さボタン146を押した状態で調節つまみ147を左右に廻すことによって行われる。強さが設定されると、強さボタン146および調節つまみ147から手を離してもその強さの状態が維持される。また、強さの調節において、その設定が許容範囲である1未満もしくは15以上になると警告用のブザーが鳴るようになっている。また、ストレッチ動作の引き伸ばし時間も、15段階に調節可能となっている。引き伸ばし時間の調節は、速さボタン145を押した状態で調節つまみ147を左右に廻すことによって行われる。それ以外は、強さの調節の場合と同様である。引き伸ばし時間の初期設定は、引き伸ばし動作を3秒行った後、休止を3秒行うように設定されている。また、ストレッチ動作中に、おしりボタン156およびこしボタン157を押すと、ストレッチ動作と同じタイミングで、背もたれ部12および座部11に配置されている空気袋20,22が膨張および収縮し、腰および尻のストレッチを行うことが可能である。また、ストレッチ動作の運動時間も、15段階に調節可能となっている。運動時間の調節は、時間ボタン144を押した状態で調節つまみ147を左右に廻すことによって行われる。それ以外は、強さの調節の場合と同様である。運動時間は1分以上15分以内の間で調節可能となっている。なお、初期設定されている運動時間は9分となっている。
次に、スクワット運動の動作について説明する。スクワット運動には、モータ駆動により他動的に脚が動かされるスクワット運動と、AC電圧を印加することによって駆動されるモータの駆動力に打ち勝って自力によって脚を動かすスクワット運動(以下、逆相負荷運動という。)および直流電流(渦電流)を印加して負荷をかけながら行うスクワット運動(以下、渦電流負荷運動という。)の3種類がある。なお、スクワット運動の動作は、スクワットを行う際の脚位置の位置決めを行うための位置決め動作と、選択されたスクワット運動を行う選択運動動作とを有する。
まず、上述の各スクワット動作の概略について説明する。
モータ駆動により他動的に脚が動かされるスクワット運動では、訓練者が支持台14に足を載せるだけで、本装置10に備えられた駆動モータ52により脚の前後への屈伸運動が他動的に行われる。すなわち、訓練者が本装置10の動きに脚をゆだねて行う比較的軽めのスクワット運動となる。そのため、体力のない訓練者が初めてスクワット運動に挑戦するとき等に試用するのが好ましく、速度のゆっくりした前後運動から速度の速い前後運動まで幅広く行うことが可能である。
逆相負荷運動では、支持台14の前後運動を行う駆動モータ52に逆相のAC電圧を加えて、訓練者の運動方向と逆相の回転力(ブレーキ力)を発生させる。そして、訓練者がその逆相のブレーキ力に打ち勝って脚を押し出したり引き戻したりすることにより行われる。比較的、重い負荷運動を行うことが可能であり、渦電流負荷運動よりも積極的に運動を行う使用者向けのスクワット動作となる。
渦電流負荷運動では、支持台14の前後運動を行うACモータである駆動モータ52に直流電流を流し、モータの回転力ではなく、訓練者が脚を屈伸させることにより支持台14が動かされた場合に、発生する渦電流を利用したブレーキ力を負荷として用いている。すなわち、訓練者が脚の屈伸を行わなければ負荷は発生せず、訓練者の運動に伴って発生するブレーキ力である。このため、訓練者がゆっくりとした屈伸運動を行えば比較的軽い負荷運動となり、速く屈伸運動を行えば重い負荷運動となる。また、駆動モータ52に流す直流電流を大きくすれば重い負荷運動を行うことが可能となり、駆動モータ52に流す直流電流を小さくすれば軽い負荷運動を行うことが可能となる。この渦電流負荷運動は、モータ駆動により他動的に脚が動かされるスクワット運動を卒業したレベルの訓練者が行うのに適している。
次に、モータ駆動により他動的に脚が動かされるスクワット運動の動作について説明する。
図19は、他動的に脚が動かされるスクワット運動の位置決め動作を示すフローチャートである。図20は、他動的に脚が動かされるスクワット運動の選択運動動作を示すフローチャートである。図21は、スクワット動作の説明をするための側面図であり、(A)は補正前の脚前方位置を示す図であり、(B)は補正前の脚後方位置を示す図である。図22は、スクワット動作の説明をするための側面図であり、(A)は補正後の脚前方位置を示す図であり、(B)は補正後の脚後方位置を示す図である。図23は、スクワット動作を左右の脚で交互に行う場合の説明をするための側面図であり、(A)は左脚で蹴り運動を行い右脚で引き運動を行っている状態を示す図であり、(B)は右脚で蹴り運動を行い左脚で引き運動を行っている状態を示す図である。なお、本実施の形態では、脚後方位置をスタート位置として、左右両脚を同時に並行して運動する場合について説明する。
まず、位置決め動作について説明する。スクワット動作は、介護予防支援装置10の動作を開始する前にスクワットボタン132が押されたことをトリガーとして実行される。なお、スクワット運動を行う前に、背もたれ部12の前後の位置およびリクライニングを予め調節しておくのが好ましい。また、ストレッチ、マッサージ等の動作中にスクワットボタン132を押すことで、途中でスクワット運動に切り替えることも可能である。スクワットボタン132が押された場合(S200:Yes)、スクワットボタン132が点滅し(S201)、支持台14が前方に移動すると共に、フットレスト13が上方に揺動しスタンバイ位置(図15(B)参照)で自動停止する(S202)。スタンバイ位置に停止した後、訓練者はフットレスト13に足を深く入れる。なお、スクワットボタン132が押されない場合は(S200:No)、支持台14およびフットレスト13は移動しない。次に、訓練者により、再度スクワットボタン132が押されると(S203:Yes)、スクワットボタン132が点灯し、モータ制御部170および揺動制御部175の制御により、支持台14が前方に移動すると共に、フットレスト13が上方に揺動し所定の位置(図2参照)で自動停止する(S204)。訓練者は支持台14およびフットレスト13が上昇した後、脚を伸ばすことが可能となる。
次に、訓練者が脚を伸ばした状態でスクワット位置設定ボタン163が押されると(S205:Yes)、スクワット位置設定ボタン163が点滅する(S206)。そして、訓練者が脚を伸ばした状態における位置がスクワット運動における脚前方位置として記憶部178に記憶される(S207)。なお、脚前方位置は、スクワット運動を行ううちに前方に補正されていくため、最初に脚を押し出す位置は、膝が少し曲がった程度の位置(図21(A)参照)で十分である。次に、訓練者が膝を曲げることにより、フットレスト13が手前に引かれ(S208)、当該膝を曲げた状態でスクワット位置設定ボタン163が押されると(S209:Yes)、スクワット位置設定ボタン163が点灯し、この脚の位置(図21(B)参照)がスクワット運動における脚後方位置として記憶部178に記憶される(S210)。なお、脚後方位置は、スクワット運動を行ううちに後方に補正されていくため、最初に引く位置は、膝の縮みが不十分の位置(図21(B)参照)でも良い。図19におけるステップS210の後、図20に示す選択運動動作に移行する。
次に、モータ駆動ボタン134が押されると(S211:Yes)、エアポンプ制御部174および電磁バルブ制御部176の制御により、左右のフットレスト13の左足空気袋31aおよび右足空気袋31bが膨張する。また、モータ制御部170の制御により、支持台14が前方に向かって移動し、フットレスト13を脚前方位置まで到達させる。そして、フットレスト13が脚前方位置まで到達したら、支持台14を後方に向かって移動させ、フットレスト13を脚後方位置まで到達させる。この際、前方への移動のときは、左足空気袋31aおよび右足空気袋31bにより足の甲が保持されているため、左右の足は前方に引き伸ばされると共に、後方への移動のときは、左足空気袋31aおよび右足空気袋31bの空気は排気されるため脚の保持が解除された状態で左右の脚が後方に押し戻される。このような前後への動作により、スクワット運動が行われる(S212)。このスクワット動作では、左右のフットレスト13が共に脚後方位置からスタートするため、左右のフットレスト13は並行して前後に移動する。このスクワット動作の際、一方のフットレスト13が先に脚前方位置もしくは脚後方位置に達した場合、他方のフットレスト13も脚前方位置もしくは脚後方位置に到達するのを待って、引き運動および曲げ運動が行われる。なお、左右の脚位置を5cm以上前後にずらした状態で、モータ駆動ボタン134が押されると(S211:Yes)、左右の支持台14およびフットレスト13が前後方向に交互に移動し、左右の脚で交互に行うスクワット運動が開始される(図23(A),(B)参照)。
上述したように、スクワット動作が複数回繰り返されるうちに、脚前方位置がより前方の位置に達すると脚前方位置が自動的に補正されると共に、脚後方位置がより後方の位置に達すると脚後方位置が自動的に補正される(S213:Yes)。図22(A),(B)に示すように、最終的には脚が十分に伸びる位置まで脚前方位置が補正されると共に、脚が十分に縮む位置まで脚後方位置が補正される。脚前方位置および脚後方位置が補正されると、補正された脚前方位置および脚後方位置のデータが記憶部178に保存され、そのデータが書き替えられる(S214)。また、上述の動作中に訓練者はスクワットの動作時間を設定することができ、スクワット運動は設定した時間内で行われる。そして、設定時間を経過するとスクワット動作は終了する(S215:Yes)。また、設定時間を経過していない場合は(S215:No)、脚前方位置および脚後方位置に基づいてスクワット動作がなされる(S212,S213,S214)。
なお、スクワット動作の速さおよび運動時間は、15段階に調節可能である。速さは、駆動モータ52の回転速度を変えることによって変更される。この調節方法は、ストレッチ動作の場合と同様である。また、上述したように、ステップS211の前に左右のフットレスト13を前後に交互した位置に設定することで、ステップS210のスクワット動作を交互に行うことも可能である(図23(A),(B)参照)。この場合、左右のフットレスト13が、それぞれ脚前方位置および脚後方位置に達した時点で、引き運動および曲げ運動が開始する。また、左足ボタン141もしくは右足ボタン143が押されている場合には、左右どちらか一方の足についてのストレッチ動作がなされる。
次に、モータ駆動の方向に打ち勝って自力によって脚を動かすスクワット運動(逆相負荷運動)の動作について説明する。図24は、逆位相負荷運動における選択運動動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、脚後方位置をスタート位置として、左右両脚を同時に並行して運動する場合について説明する。
まず、逆相負荷運動においては、図19に示すステップS200〜ステップS210までの位置決め動作が行われる。続いて、図24に示す、選択運動動作が行われる。ステップS210の後、切替スイッチ166が逆相ブレーキ側に設定され、負荷運動ボタン135が押されると(S300:Yes)、エアポンプ制御部174および電磁バルブ制御部176の制御により、左右のフットレスト13の左足空気袋31aおよび右足空気袋31bが膨張する。また、モータ制御部170の制御により、支持台14には、前方への動きを押しとどめる逆相ブレーキとして作用する後方に向かう負荷がかかる(S301)。この状態では、訓練者はフットレスト13を押し出していないため、支持台14には、逆相ブレーキとしての位置保持力のみが働いている。次に、訓練者がフットレスト13を前方に蹴り出すと逆相ブレーキに逆らった運動力が作用する。訓練者は強い負荷に打ち勝って脚を前方へ突き出す。そして、両脚が脚前方位置に到達すると(S302:Yes)、モータ制御部170の制御により、支持台14には、後方への動きを押とどめる前方に向かう負荷がかかる(S303)。この際、一方の脚のみが先に脚前方位置に到達した場合には、他方の脚が脚前方位置に到達するのを待ってから、前方に向かう負荷がかけられる。両脚が脚前方位置に到達すると、支持台14には、逆相ブレーキとしての位置保持力が働く。この状態では、訓練者はフットレスト13を引き始めていないためである。次に、訓練者がその負荷に打ち勝ってフットレスト13を後方に引き戻すと逆相ブレーキに逆らった運動力が作用する。訓練者は強い負荷に打ち勝って脚を後方へ引き戻す。そして、両脚が脚後方位置に到達すると(S304:Yes)、モータ制御部170の制御により、支持台14には、前方への動きを押しととどめる後方に向かう負荷がかかる(S305)。この際、一方の脚のみが先に脚後方位置に到達した場合には、他方の脚が脚後方位置に到達するのを待ってから、後方に向かう負荷がかけられる。
また、スクワット動作が複数回繰り返されるうちに、脚前方位置はより前方の位置に補正されると共に、脚後方位置はより後方の位置に自動的に補正される。この補正は、例えば、所定の回数を経過した後になされる。本実施の形態では、両脚が脚前方位置に達した際に、所定回数(3回)脚前方位置を1cm以上超えている場合(S306:Yes)、脚前方位置および脚後方位置の補正がなされ、記憶部178に保存されている脚前方位置および脚後方位置のデータが補正後のデータに書き替えられる(S307)。補正のための所定回数以上、脚前方位置を1cm以上超えていない場合は(S306:No)、補正前の脚前方位置および脚後方位置でスクワット運動が繰り返される。また、上述の動作中に訓練者はスクワットの動作時間を設定することができ、スクワット運動は設定した時間内で行われる。そして、設定時間を経過するとスクワット動作は終了し、スタンバイ位置に戻る(S308:Yes)。また、設定時間を経過していない場合は(S308:No)、脚前方位置および脚後方位置に基づいてスクワット動作がなされる(S301,S302,S303,S304,S305)。
なお、逆相負荷運動における負荷の強さおよび運動時間は、15段階に調節可能である。この負荷の強さは、駆動モータ52の逆相ブレーキ力を電流または電圧の大きさを変えることで変更することにより行う。この調節方法は、ストレッチ動作の場合と同様である。また、このスクワット動作では、他動的に脚が動かされるスクワット運動の場合と同様に、左右の脚のスクワット運動を交互に行うことも可能である(図23(A),(B)参照)。
次に、渦電流を印加して負荷をかけながら行うスクワット運動(渦電流負荷運動)の動作について説明する。図25は、渦電流相負荷運動における選択運動動作を示すフローチャートである。なお、本実施の形態では、脚後方位置をスタート位置として、左右両脚を同時に並行して運動する場合について説明する。
まず、渦電流負荷運動においては、図19に示すステップS200〜ステップS210までの位置決め動作が行われる。続いて、図25に示す、選択運動動作が行われる。ステップS210の後、切替スイッチ166が渦電流ブレーキ側に設定され、負荷運動ボタン135が押されると、エアポンプ制御部174および電磁バルブ制御部176の制御により、左右のフットレスト13の左足空気袋31aおよび右足空気袋31bが膨張する。この状態では、訓練者はフットレスト13を押し出していないため、支持台14には、渦電流ブレーキは働かない。そして、訓練者が脚を伸ばすことによってフットレスト13が前方に蹴り出されるとき(S400:Yes)、モータ制御部170の制御により、支持台14には、この前方への屈伸動作を押しとどめるような後方へ向かうブレーキ(渦電流ブレーキ)としての負荷が作用する(S401)。訓練者はこの負荷に打ち勝って脚を前方へ突き出す。そして、両脚が脚前方位置に到達し、さらに、訓練者が脚を曲げることによってフットレスト13が後方に引き戻されるとき(S402:Yes)、モータ制御部170の制御により、支持台14には、この後方への屈伸動作を押しとどめるような前方へ向かう渦電流ブレーキとしての負荷が作用する(S403)。次に、訓練者がその負荷に打ち勝ってフットレスト13を後方に引き戻すと両脚が脚後方位置に到達し、さらに、訓練者が脚を伸ばすことによってフットレスト13が前方に蹴り出されるとき(S404:Yes)、前方への屈伸動作を押しとどめるような後方に向かう渦電流ブレーキとしての負荷が作用する(S405)。
また、スクワット動作が複数回繰り返されるうちに、脚前方位置はより前方の位置に補正されると共に、脚後方位置はより後方の位置に自動的に補正される。この補正は、例えば、所定の回数を経過した後になされる。本実施の形態では、両脚が脚前方位置に達した際に、所定回数(3回)脚前方位置を1cm以上超えて運動している場合(S406:Yes)、脚前方位置および脚後方位置の補正がなされ、記憶部178に保存されている脚前方位置および脚後方位置のデータが補正後のデータに書き替えられる(S407)。補正のための所定回数以上、脚前方位置を1cm以上超えていない場合は(S406:No)、補正前の脚前方位置および脚後方位置でスクワット運動が繰り返される。また、上述の動作中に訓練者はスクワットの動作時間を設定することができ、スクワット運動は設定した時間内で行われる。そして、設定時間を経過するとスクワット動作は終了し、スタンバイ位置に戻る(S408:Yes)。また、設定時間を経過していない場合は(S408:No)、脚前方位置および脚後方位置に基づいてスクワット動作がなされる(S401,S402,S403,S404,S405)。
なお、渦電流負荷運動における負荷の強さおよび運動時間は、15段階に調節可能である。この負荷の強さは、駆動モータ52の渦電流ブレーキ力を電流または電圧の大きさを変えることで変更することにより行う。また、このスクワット動作では、左右の脚のスクワット運動を交互に行うことも可能である(図20(A),(B)参照)。
次に、マッサージ運動の動作について説明する。まず、予め用意されたコースに基づくマッサージ運動の動作について説明する。
マッサージ動作はマッサージボタン133が押されていることをトリガーとして実行される。なお、マッサージ運動を行う前に、背もたれ部12の前後の位置およびリクライニングを予め調節しておくのが好ましい。また、フットレスト13の位置も予め調節しておくのが好ましい。また、ストレッチ、スクワット等の動作中にマッサージボタン133を押すことで、これらの動作から途中でマッサージ動作に切り替えることも可能である。マッサージボタン133が押されると、マッサージボタン133が点灯し、スタンバイ状態となり、各コースボタン136,137,138の操作が可能となる。訓練者が、全体コースボタン136、やすらぎコースボタン137および足裏コースボタン138のうちのいずれかのボタンを押してコースを選択すると、エアポンプ制御部174および電磁バルブ制御部176の制御により選択されたコースに対応するマッサージ動作が行われる。また、訓練者はマッサージの動作時間を設定することができ、マッサージ運動は設定した時間内で行われる。そして、設定時間を経過するとマッサージ動作は終了する。なお、マッサージ動作における速さは、各空気袋20,22,26,31に送気および排気される空気圧のON/OFFの時間制御により調節される。また、マッサージ動作における強さは、エアポンプ65の電源電圧を制御することにより調節される。さらに、マッサージ動作における運動時間は、各々15段階に調節可能である。この調節方法は、ストレッチ動作の場合と同様である。なお、マッサージ運動中の残りの時間は、時間表示部150における点灯領域153の点灯によって表示させることができる。なお、マッサージ運動において、体全体を動かす体幹運動を行うことも可能である。体幹運動は、上述した全体コースボタン136、やすらぎコースボタン137および足裏コースボタン138を押す代わりに、ふくらはぎボタン155、おしりボタン156およびこしボタン157を押して空気袋20,22を作動させ、脹脛、お尻および腰の運動を行うことによってなされる。
次に、自由設定されたコースに基づくマッサージ運動の動作について説明する。
自由設定されたコースに基づくマッサージ運動を行う場合には、訓練者は予め別途、マッサージのパターンをコースとして設定しておく必要がある。訓練者によって予めコースが設定された状態で、マッサージボタン133を押しながら調節つまみ147を回して自作したコースを表示させる。そして、該コースが表示された状態で調節つまみ147を押すとコースが選択される。次に、スタンバイボタン164を押すと設定されたプログラムに基づいたマッサージ運動が開始される。なお、自由設定コースにおいてもマッサージ動作における速さ、強さおよび運動時間を15段階に調節可能である。この調節方法は、ストレッチ動作の場合と同様である。
また、介護予防支援装置10は、休息用の椅子としても使用できる。休息用の椅子として使用することで、訓練者はリラクゼーションすることができる。リラクゼーションする場合、予め、上リクライニングボタン160および下リクライニングボタン161によって背もたれ部12のリクライニングの調節を行うと共に、脚位置上ボタン157または脚位置下ボタン158によって脚位置を調節しておくのが好ましい。
次に、マッサージ動作において設定されるコースの作成方法について簡単に説明する。
コースの作成における構成要素は、空気袋20,22,26,31の膨張時間と、空気袋20,22,26,31の排気時間と、空気袋20,22,26,31が膨張および収縮する繰り返し回数と、作動する空気袋20,22,26,31の選択である。空気袋の選択は、足に関しては、左足空気袋31aおよび右足空気袋31bと、踵裏空気袋31eの2種類である。また、脹脛に関しては、左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cと、左円盤脹脛空気袋26dおよび右円盤脹脛空気袋26eと、後脹脛空気袋26aの3種類である。また、尻に関しては、前座空気袋20aと、左後座空気袋20bと、右後座空気袋20cの3種類である。腰に関しては、左背空気袋22aと、右背空気袋22bの2種類である。
空気袋20,22,26,31の膨張時間を設定するには、時間ボタン144が用いられる。具体的には、時間ボタン144を押しながら調節つまみ147を廻し、時間表示部150における点灯領域153の点灯箇所を増減させることによって設定される。空気袋20,22,26,31の排気時間を設定するには、速さボタン145が用いられる。具体的には、速さボタン145を押しながら調節つまみ147を廻し、速さ表示部151における点灯領域153の点灯箇所を増減させることによって設定される。空気袋20,22,26,31の膨張および収縮の繰り返し回数を設定するには、強さボタン146が用いられる。具体的には、強さボタン146を押しながら調節つまみ147を廻し、強さ表示部152における点灯領域153の点灯箇所を増減させることによって設定される。作動する空気袋の指定は、あしボタン154、ふくらはぎボタン155、おしりボタン156、こしボタン157によってそれぞれの部位に対応して配置された空気袋を指定すると共に、左足ボタン141、両足ボタン142、右足ボタン143でそれぞれの部位のどの空気袋を作動させるのかを選択することによって行われる。例えば、左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cを指定する場合には、ふくらはぎボタン155と、左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26cの選択に用いられるように設定された左足ボタン141の双方を同時に押す。
次に、上述した構成要素を用いたコースの作成方法について説明する。
まず、マッサージボタン133を押す。すると、全体コースボタン136、やすらぎコースボタン137および足裏コースボタン138がそれぞれ5秒間点滅する。この5秒間の点滅中にマッサージボタン133を押しながら調節つまみ147を回して、コースが保存される箇所を指定する。この際、未だコースが保存されていない箇所が点滅する。そして、コースが保存されていない箇所および新たなコースに書き換えたい箇所でマッサージボタンを押しながら調節つまみ147を押す。この操作により、コースの保存場所が確保される。次に、前述したように、あしボタン154、ふくらはぎボタン155、おしりボタン156、こしボタン157、左足ボタン141、両足ボタン142、右足ボタン143とを組み合わせて作動させる空気袋20,22,26,31を指定する。上述したように、例えば、左脹脛空気袋26bおよび右脹脛空気袋26c(以下、要素No1という。)を指定する場合には、ふくらはぎボタン155と、左足ボタン141の双方を同時に押す。すると、時間表示部150のうちの一番左側の点灯領域153が点灯して、要素No1の保存場所が確保される。次に、時間ボタン144を押しながら調節つまみ147を廻し、時間表示部150における点灯領域153の点灯箇所を増減させて、要素No1の膨張時間を設定する。さらに、時間ボタン144を押しながら調節つまみ147を押して膨張時間を保存する。次に、速さボタン145を押しながら調節つまみ147を廻し、速さボタン145の横の点灯領域153の点灯箇所を増減させて、要素No1の排気時間を設定する。さらに、速さボタン145を押しながら調節つまみ147を押して排気時間を保存する。次に、強さボタン146を押しながら調節つまみ147を廻し、強さボタン146の横の点灯領域153の点灯箇所を増減させて、要素No1の繰り返し回数を設定する。さらに、強さボタン144を押しながら調節つまみ147を押して繰り返し回数を保存する。すると、要素No1が時間表示部150のうちの一番左側の点灯領域153に保存される。以下、同様の手順により作動させる空気袋を選択して条件を設定する。そして、マッサージボタン133を押しながらスタンバイボタン164を押すと、データ入力が終了する。なお、データ入力の途中で収納ボタン165を押すと、データの入力が中断される。
介護予防支援装置10では、各コースについて訓練者の好みの動作条件を保存する機能を有している。保存することのできるコースは、スクワット動作においては、他動的に脚が動かされるモータ駆動運動と、モータ駆動の方向に打ち勝って自力によって脚を動かす負荷運動であり、マッサージ動作においては、全体コース、やすらぎコース、足裏コースである。また、これらの各種コース毎に、運動時間、速さ(負荷運動は除く。)、強さ(モータ駆動運動は除く。)、脚前方位置および脚後方位置を保存することが可能である。なお、脚前方位置は、最終脚前方位置から3cm手前の位置が保存される。また、脚後方位置は、最終脚後方位置から3cm前方の位置が保存される。
以下、各コースの動作条件の保存方法について説明する。まず、モータ駆動運動、負荷運動、全体コース、やすらぎコースおよび足裏コースのうち動作中のコース選択ボタン(モータ駆動ボタン134、負荷運動ボタン135、全体コースボタン136、やすらぎコースボタン137および足裏コースボタン138のうちのいずれか)を押す。次に、コース選択ボタンを押しながら調節つまみ147を廻す。調節つまみ147を廻すと点灯領域153中において点灯する場所が移動する。コース選択ボタンを押した状態では、未だコースが保存されていない点灯領域153は点滅する。一方、すでに保存されている点灯領域153は点灯する。コースの保存は、すでに保存されている点灯領域153に保存することもできるし、未だ保存されていない点灯領域153に保存することもできる。そして、調節つまみ147を廻して、コースデータを保存したい点灯領域153を点灯させて指定し、その点灯領域153の横に存在する時間ボタン144、速さボタン145および強さボタン146のいずれかのボタンを押しながら、調節つまみ147を押す。すると、コースデータが保存され、ブザーが1回鳴る。
次に、保存された動作条件のデータを読み出す方法について説明する。動作条件の読み出しは、各種動作を選択した直後に行うものとする。まず、読み出したい動作選択ボタン(スクワットボタン132およびマッサージボタン133のうちのいずれか)を押す。すると、各動作に対応するコース選択ボタン(モータ駆動ボタン134、負荷運動ボタン135、全体コースボタン136、やすらぎコースボタン137および足裏コースボタン138のうちのいずれか)が5秒間点滅する。次に、コース選択ボタンが点滅している間に、読み出したいコース選択ボタンを押す。すると、当該コースが保存されている点灯領域153が点灯する。次に、コース選択ボタンを押しながら調整つまみ147を廻す。すると、点灯領域153内で点灯位置が移動するため、その点灯位置を記憶されている保存位置まで調節つまみ147を廻して移動させ、その位置で調節つまみ147を押す。すると、保存されているデータの内容が読み出され、移動させた点灯領域153が点灯し、その3秒後に保存された内容で動作がスタートする。なお、保存内容が機器の初期設定値よりも速い設定の場合や強い設定の場合には、スタート直後の30秒間は初期設定値で動作し、その後の30秒間で徐々に保存内容の動作に移行する。なぜなら、病床者はスタート時には体が固まっているため、初期設定値からスタートした方が安全だからである。
また、介護予防支援装置10は、緊急停止機能を備えている。スクワットやマッサージの動作中に緊急停止ボタン140を押すと、その動作が停止し、電源がOFFとなる。緊急停止をさせた原因がある場合には、訓練者はその停止となった原因を取り除くのが好ましい。その後、不図示の電源スイッチを押して電源をONにすると、フットレスト13は収納位置に戻る。
また、ストレッチもしくはスクワットの動作中にスタンバイボタン164を押すと、その動作が途中で停止する。モータ駆動運動および負荷運動の最中にスタンバイボタン164を押した場合、フットレスト13がいかなる位置にあっても駆動モータ52の駆動により、支持台14が後退すると共にフットレスト13が下降し始め(下方に回動し始め)、スタンバイ位置で停止する。支持台14およびフットレスト13がスタンバイ位置で停止した後、指定したい動作を選択して当該選択した運動を行うことが可能となる。また、設定した運動時間を経過した場合にも、支持台14が後退すると共にフットレスト13が下降し始め、スタンバイ位置で停止する。その後、運動を行いたい場合は、指定したい動作を選択することにより指定した運動を行うことが可能となる。また、介護予防支援装置10の使用を終了する場合には終了直前の情報を保存してから収納ボタン165を押してフットレスト13を収納するのが好ましい。そして、収納動作が終了してから電源スイッチをOFFにする。
以上のように構成された介護予防支援装置10では、フットレスト13は前後方向に進退可能な支持台14に上下方向に揺動可能に支持されているため、フットレスト13に挿入された訓練者の脚を、前後および上下の2自由度の方向に移動させることができる。具体的には、前後方向への直線的な移動と上下方向への揺動回転移動とを組み合わせた曲線的な移動を実現することが可能となる。したがって、訓練者の患部や体格に適したリハビリテーション動作を実現することが可能となる。また、支持台14およびフットレスト13を座部11の下側に設けられる下側空間32に収納することができるため、訓練者の着座に支障がなく、支持台14およびフットレスト13を配置する場所の省スペース化を図ることが可能となる。したがって、何らかの故障によりリハビリテーション機能が使用できない状況になっても、支持台14およびフットレスト13を座部11の下側に収納させることで、介護予防支援装置10を通常の椅子と同様に使用できる。
また、介護予防支援装置10では、支持台14は、前上がりに傾斜した状態で配置されている(図6等参照)。このため、座部11の前端部近傍の下側に大きなスペースを形成することができる。その結果、フットレスト13を座部11の下側に確実に収納することが可能となる。
また、介護予防支援装置10では、支持台14は、前上がりに傾斜した傾斜角に沿って前進する。このため、重力を利用して、その前進方向と逆向きの負荷すなわち後側に戻ろうとする力を、常時、フットレスト13にかけることが可能となる。したがって、訓練者が脚を前方に押し出す場合は重力相当の負荷が自動的にかかり有利なものとなる。
また、介護予防支援装置10では、座部11の座面17は、支持台14と略同一の傾斜角をもって傾斜している。このため、座部11に着座した訓練者の尻部の傾きと支持台14の傾きが同一となる。したがって、訓練者は、良好なバランスを維持しながら、下肢のリハビリテーションを行うことが可能となる。
また、介護予防支援装置10では、スクワット運動における負荷運動の際に逆相ブレーキと渦電流ブレーキの2種類が用意されており、静止状態においてその静止状態を維持しようとする力を加えることができると共に、訓練者がフットレスト13を蹴り出した場合にも訓練者の蹴り出した力に適した負荷を加えることができる。
また、介護予防支援装置10では、ストレッチ運動では、脚前方基準位置が、順次、補正されていくため、訓練者の脚を適した状態で引き伸ばすことが可能となる。また、スクワット運動でも、脚前方位置および脚後方位置が自動的に補正されるため、訓練者は運動の負荷を順番に高めていくことができる。このため、訓練者がけがや故障をするのを防止できる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の形態に限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。
上述の実施の形態では、ストレッチ動作やスクワット動作時における脚前方基準位置は、脚前方位置から1cm前の位置に3回到達した場合に、1cm前の位置が新たな脚前方基準位置となるが、脚前方位置から1cm前に到達する回数は3回に限定されるものではなく、2回以下としても良いし、4回以上としても良い。また、例えば、脚前方位置から1cm前の位置に1秒以内に到達した場合等の他の基準に基づいて脚前方基準位置を変更するようにしても良い。また、1cmではなく0.5cmや1.5cm等の他の数値としても良い
また、上述の実施の形態では、空気袋20,22,26,31はそれぞれ座部11に3つ、背もたれ部12に2つ、片方のフットレスト13に9つ設けられているが、空気袋20,22,26,31の数は9つに限定されるものではなく、7つとしたり12個等としたりしても良い。また、エアポンプ65を1つとしているが、複数のエアポンプを用いても良い。この場合、座部11用、背もたれ部12用およびフットレスト13用の3つまたはフットレスト13を上フット部23と下フット部24に分けて計4つとするのが好ましい。
また、上述の実施の形態では、駆動モータ52とラック54との間にギヤ体53が介在されているが、ギヤ体53を配設することなく、駆動モータ52の駆動力を直接的にラック54に伝達する構成としても良い。例えば、駆動モータ52をラック54に対して直交させる構成とし、駆動モータ52の出力ギヤを直接ラック54に噛み合わせるようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、背もたれ部12の前後への移動は、調節操作機構21によって手動で行っているが、電動で移動可能な構成としても良い。また、脚載置台となるフットレスト13の上下の揺動は収納動作となる支持台14の後方への退避と連動させているが、フットレスト13を下方に回動させその位置で固定し、その後、支持台14を収納位置へ戻すようにしても良い。また、背もたれ部12の背面側に空間を設け、制御装置19を配置しているが、制御装置19を含めた回路部全てを装置内部に配置するようにしても良い。
なお、支持台14は前上がりに傾斜しているが、傾斜せずに水平状態としても良い。また、傾斜角度は約15度とされているが、10度から20度の範囲とすれば収納室内の確保等の効果を維持できる。また、支持台14の前後動を傾斜に沿って移動させるのではなく傾斜状態を維持しつつ水平に移動させるようにしても良い。さらに、座部11の座面17を水平状態としても良い。
また、上述の実施の形態では、マッサージ機能に関しては、脚、脹脛、尻および腰のマッサージを行う構成とされているが、腕や肩や首もマッサージ可能な構成としても良い。
本発明の介護予防支援装置は、介護福祉産業や各種電子産業において利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る介護予防支援装置を斜め前方から見た全体の構成を示す斜視図であり、フットレストが収納された状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る介護予防支援装置を斜め前方から見た全体の構成を示す斜視図であり、フットレストが前方に移動して上に上がった状態を示す図である。 本発明の一実施の形態に係る介護予防支援装置を斜め後方から見た全体の構成を示す斜視図である。 図1に示す介護予防支援装置に用いられるフットレストの構成を説明するための図であり、(A)は、収納状態における左足を支持するフットレストの正面図であり、(B)は、(A)に示すフットレストを上から見た平面図である。 図1中の支持台の概略構成を示す斜視図である。 図1中の背もたれ部の位置調節を説明するための介護予防支援装置の側面透視図であり、(A)は、背もたれ部を後方に位置させた状態の図であり、(B)は背もたれ部を前方に位置させた状態の図である。 図1中の調節操作機構の概略を示す側面透視図であり、(A)は、背もたれ部を後方に位置させた状態の図であり、(B)は背もたれ部を前方に位置させた状態の図である。 図1中のフットレストおよび支持台の駆動機構を説明するための介護予防支援装置の側面透視図である。 図8中の支持台を駆動させるための支持台駆動機構を説明するための要部の斜視図である。 図8中の支持台の位置を検出するための光センサを説明するための介護予防支援装置の側面透視図である。 各空気袋への空気の給排気を行うための構成について説明するための概略図である。 図1中の操作部の平面図である。 図12中の操作部を矢示E方向から見た側面図である。 本発明の一実施の形態に係る介護予防支援装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る介護予防支援装置の状態について説明するための図であり、(A)は介護予防支援装置が収納状態にあるときの側面図であり、(B)は、介護予防支援装置がスタンバイ状態にあるときの側面図である。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行うストレッチ運動の動作を示すフローチャートである。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行うストレッチ運動において足首を前へ倒して脚を脚前方基準位置に到達させた状態を示す側面図である。 図1に示す介護予防支援装置を使用することで設定される脚前方基準位置を説明するための図であり、(A)は、当初の脚前方基準位置を示す図であり、(B)は、元の脚前方基準位置より1cm前方の位置を脚前方基準位置とした場合を示す図である。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行う他動的に脚が動かされるスクワット運動の動作の一部を示すフローチャートである。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行う他動的に脚が動かされるスクワット運動の動作の一部を示すフローチャートである。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行うスクワット動作の説明をするための側面図であり、(A)は補正前の脚前方位置を示す図であり、(B)は補正前の脚後方位置を示す図である。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行うスクワット動作の説明をするための側面図であり、(A)は補正後の脚前方位置を示す図であり、(B)は補正後の脚後方位置を示す図である。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行うスクワット動作を左右の脚で交互に行う場合の説明をするための側面図であり、(A)は左脚で蹴り運動を行い右脚で引き運動を行っている状態を示す図であり、(B)は右脚で蹴り運動を行い左脚で引き運動を行っている状態を示す図である。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行う逆相ブレーキ力に打ち勝って脚を動かすスクワット運動の動作の一部を示すフローチャートである。 図1に示す介護予防支援装置を使用して行う渦電流ブレーキ力に逆らって脚を動かすスクワット運動の動作の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
10…介護予防支援装置
11…座部
12…背もたれ部
13…フットレスト(脚載置台)
14…支持台
17…座面
32…下側空間(下側の空間)
52…駆動モータ(駆動部)
170…モータ制御部
175…揺動制御部
178…記憶部

Claims (6)

  1. 所定の高さに配置される座部と、
    上記座部の後方に設けられる背もたれ部と、
    左右一対に設けられ、上記座部へ着座した訓練者の脚を支持する脚載置台と、
    上記座部の下側の空間に前後方向に進退可能に配置され、その前端部近傍において上記脚載置台を上下に揺動可能に支持する支持台と、
    上記支持台を前後方向に駆動させる駆動部と、
    を有し、
    上記支持台を後方に退避させる際、上記脚載置台を下方に向かって揺動させ、上記支持台と上記脚載置台を上記座部の下側の空間に収納することを特徴とする介護予防支援装置。
  2. 前記脚載置台の揺動は前記支持台の後方への退避と連動していることを特徴とする請求項1記載の介護予防支援装置。
  3. 前記支持台は、前上がりに傾斜した状態で配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の介護予防支援装置。
  4. 前記支持台は、前記前上がりに傾斜した傾斜角に沿って前進することを特徴とする請求項3記載の介護予防支援装置。
  5. 前記座部の座面は、前記支持台と略同一の傾斜角をもって前上がりに傾斜していることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の介護予防支援装置。
  6. 前記脚載置台の前後方向への移動を制御するモータ制御部と、
    前記支持台の上下への揺動を制御する揺動制御部と、
    前記脚載置台によって支持される前記訓練者の脚が伸びた位置となる脚前方位置および前記訓練者の脚が曲がった位置となる脚後方位置における前記脚載置台および前記支持台のそれぞれの位置が記憶される記憶部と、
    を備え、
    上記記憶部に記憶される上記脚前方位置および上記脚後方位置のそれぞれに対応する前記脚載置台および前記支持台の位置を、前記訓練者の運動中に自動的に補正して、当該訓練者の脚の可動範囲を調節することを特徴とする請求項1,2,3,4または5記載の介護予防支援装置。
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