JP2009253672A - 無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システム - Google Patents

無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システムを提供すること。
【解決手段】複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を受信する複数の受信部と、前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定し、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部の周波数利用方式を変更する設定部と、を無線通信装置に設ける。
【選択図】図8

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システムに関する。
マルチバンドOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に基づく無線通信システムにおいて、特定の周波数利用方式を利用して無線通信を行う方法が提案されている。例えば、時間の経過と共に利用する周波数が変化する周波数ホッピングパターンが周波数利用方式の一例としてあげられる。
また、無線通信システムを構成する無線通信装置は、周囲で利用されている周波数ホッピングパターンを把握するためのスキャンを行なう場合があった。例えば、WiMedia Distributed MAC Layer Specificationでは、初期動作時に近隣に存在する他の無線通信装置を把握するために、無線通信装置が全ての周波数ホッピングパターンでスキャンをすることが望ましいとされている。
無線通信装置による周波数ホッピングパターンなどのチャネルのスキャン動作については、例えば特許文献1に記載されている。より詳細には、特許文献1には、通常チャネルで動作しない間に、他チャネルのスキャンを行なう無線通信装置について記載されている。
特開2007−158485号公報
しかし、周波数ホッピングパターンを1つずつ変更してスキャン動作を行なうとすると、周波数ホッピングパターンの数の増加に伴い、スキャンのために要する時間が大幅に増大してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、周囲で利用されている周波数利用方式を効率的に検出することが可能な、新規かつ改良された無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を各々が受信する複数の受信部と、前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定する設定部と、を備える無線通信装置が提供される。より詳細には、前記設定部は、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部の周波数利用方式を変更する。
かかる構成においては、設定部が、複数の受信部による無線信号の受信結果に基づいて複数の受信部に周波数利用方式を設定し、複数の受信部の各々が、設定部により設定された周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を受信する。
前記設定部は、無線信号を受信した受信部には、継続的に同一の周波数利用方式を設定し、無線信号を受信しなかった受信部には、設定していた周波数利用方式と異なる周波数利用方式を設定してもよい。
前記設定部は、無線信号を受信した受信部が所定数を超える場合、いずれかの受信部の周波数利用方式を変更してもよい。
前記設定部は、前記複数の周波数利用方式の各々を前記複数の受信部のいずれかに順次に設定した後に、前記複数の周波数利用方式を順次に設定した際に前記受信部により受信された無線信号に対応する周波数利用方式を、前記複数の受信部のいずれかに再設定してもよい。
前記設定部は、前記複数の周波数利用方式の各々を前記複数の受信部のいずれかに順次に設定した後に、前記複数の周波数利用方式を順次に設定した際に前記受信部により受信された無線信号に対応する周波数利用方式と異なる周波数利用方式を、前記複数の受信部に順次に再設定してもよい。
前記無線通信装置は、前記複数の周波数利用方式のいずれかを利用して無線信号を送信する送信部をさらに備え、前記設定部は、前記複数の受信部のうちでいずれかの受信部には前記送信部が利用する周波数利用方式を設定し、他の受信部には前記送信部が利用する周波数利用方式と異なる周波数利用方式を順次に設定してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の受信部の各々に複数の周波数利用方式のいずれかを設定するステップと、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部の周波数利用方式を変更するステップと、を含む無線通信方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を各々が受信する複数の受信部と、前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定し、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部に設定する設定部と、として機能させるためのプログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を各々が受信する複数の受信部と、前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定し、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部に設定する設定部と、を備える無線通信装置を複数含む無線通信システムが提供される。
以上説明したように本発明にかかる無線通信装置、無線通信方法、プログラム、および無線通信システムによれば、周囲で利用されている周波数利用方式を効率的に検出することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための最良の形態」を説明する。
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システムの概要
〔1−1〕無線通信システムの構成例
〔1−2〕時分割制御について
〔1−3〕TFCコードについて
〔2〕本実施形態に至る経緯
〔3〕本実施形態の詳細な説明
〔3−1〕本実施形態にかかる無線通信装置の構成
〔3−2〕本実施形態にかかる無線通信装置の動作
〔4〕まとめ
〔1〕本実施形態にかかる無線通信システムの概要
〔1−1〕無線通信システムの構成例
まず、図1を参照して本実施形態にかかる無線通信システム1の構成例を説明する。
図1は、本実施形態にかかる無線通信システム1の構成例を示した説明図である。図1における丸印は無線通信装置10A〜10Gを示し、点線で示した領域は各無線通信装置10A〜10Gが通信を行うことが可能な電波到達範囲12A〜12Gを示す。
具体的には、無線通信装置10Aは、その電波到達範囲12Aに含まれる無線通信装置10Bと通信が可能である。無線通信装置10Bは、その電波到達範囲12Bに含まれる無線通信装置10Aと無線通信装置10Cとの間で通信が可能である。同様に、無線通信装置10Cは、無線通信装置10B、無線通信装置10D、無線通信装置10Fおよび無線通信装置10Gとの間で通信が可能である。また、無線通信装置10Dは、無線通信装置10C、無線通信装置10E、および無線通信装置10Fとの間で通信が可能である。また、無線通信装置10Eは、無線通信装置10Dとの間で通信が可能である。
また、無線通信装置10Fは、その電波到達範囲12Fに含まれる無線通信装置10C、無線通信装置10D、および無線通信装置10Gと通信が可能である。同様に、無線通信装置10Gは、無線通信装置10Cおよび無線通信装置10Fと通信を行うことができる。
このような各無線通信装置10A〜10Gは、所定周期で通信管理情報の一例としてのビーコンを送受信して自律分散的な無線ネットワーク(アドホックネットワーク)を形成する。そして、無線ネットワークを構成する各無線通信装置10A〜10Gは各種データを送受信することができる。各種データとしては、音楽、講演およびラジオ番組などの音楽データや、映画、テレビジョン番組、ビデオプログラム、写真、文書、絵画および図表などの映像データや、ゲームおよびソフトフェアなどの任意のデータが挙げられる。
なお、以下では無線通信装置10A〜10Gを特に区別する必要が無い場合は単に無線通信装置10と、電波到達範囲12A〜12Gを特に区別する必要が無い場合は単に電波到達範囲12と総称する。また、図1は無線通信システム1を示しており、同時に無線ネットワークを示しているため、無線通信システム1と無線ネットワークはほぼ同義として用いることが可能であるとも考えられる。しかし、一般にネットワークという語はノード(無線通信装置)に加えてリンクを含む構造体を指すため、無線ネットワークは無線通信装置10A〜10Gに加えてリンクを含む点で無線通信システム1と相違すると捉えることもできる。
また、無線通信装置10は、PC(Personal Computer)、家庭用映像処理装置(DVDレコーダ、ビデオデッキなど)、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、携帯用音楽再生装置、携帯用映像処理装置、PDA(Personal Digital Assistant)、家庭用ゲーム機器、携帯用ゲーム機器、家電機器などの情報処理装置であってもよい。
〔1−2〕時分割制御について
以上、自律分散型の無線通信システム1の構成例を説明した。続いて、無線通信システム1における時分割制御のためのスーパーフレームについて図2を参照して説明する。
図2は、スーパーフレームの構成例を示した説明図である。スーパーフレーム周期は、所定の時間(例えば、約65ms)により定義され、256個のメディアアクセススロット(MAS;Media Access Slot)に細分化されている。一の無線ネットワークを構成する無線通信装置10は、該スーパーフレーム周期を所定周期のフレームとして共有し、上記細分化されたMASを単位としてメッセージの転送が行われる。
さらに、スーパーフレームの先頭には、ビーコン(ビーコン信号)により管理情報の送受信を行うための管理領域としてのビーコン期間(BP)があり、所定の間隔をおいてビーコンスロット(BS)が配置されている。また、無線通信装置10毎に、固有のビーコンスロットが設定され、周囲の無線通信装置10との間で、ネットワークの管理やアクセス制御を行うためのパラメータが交換される。図2においては、ビーコン期間として、BS0〜BS8の9個のビーコンスロットが設定されている例を示している。なお、ビーコン期間として設定されていない期間は、通常、データ伝送領域として利用される。
図3は、無線通信装置10A〜無線通信装置10Gが一の無線通信システムを形成している場合に、各無線通信装置10が設定する自装置のビーコンスロット位置を示した概念図である。ここでは、一の無線通信システム1を構成する各無線通信装置10が、ビーコン期間において利用されていないビーコンスロットを通知しあうことで、自装置の利用するビーコンスロットを選定した様子が示している。
図3に示した例では、無線通信装置10AはBS3で自装置のビーコンを送信し、無線通信装置10BはBS5で自装置のビーコンを送信する。同様に、無線通信装置10CはBS2で自装置のビーコンを送信し、無線通信装置10DはBS3で自装置のビーコンを送信する。無線通信装置10EはBS5で自装置のビーコンを送信する。また、無線通信装置10FはBS4で自装置のビーコンを送信し、無線通信装置10GはBS6で自装置のビーコンを送信する。
図3に示した例では、無線通信装置10Aおよび無線通信装置10Dが共通のBS3を利用し、無線通信装置10Bおよび無線通信装置10Eが共通のBS5を利用している。しかし、無線通信装置10Aおよび無線通信装置10Dは3ホップ以上離れており、無線通信装置10Bおよび無線通信装置10Eも3ホップ以上離れているため、複数の無線通信装置が共通のBSを利用しても事実上の支障はないものとする。
なお、当該無線通信システム1に新規参入する無線通信装置の為に、必要に応じてBS0、BS1、BS7及びBS8が確保されている。通常、自装置のビーコンスロットの後方に所定数の空きビーコンスロットが設けられている。これらの空きビーコンスロットは、新たな無線通信装置の新規参入に備えて準備されているものである。
〔1−3〕TFCコードについて
続いて、図4および図5を参照してTFC(Time Frequency Code)コードについて説明する。
図4は、マルチバンドOFDM方式の周波数チャンネルの構成を示した説明図である。図4に示したように、Wimedia Alliance Multi
Band OFDM PHY仕様書においては、528MHzのバンド幅のサブバンドが、3.1GHz〜10.6GHzの間に、計14個配置されることが定義されている。
また、周波数の低い方から順にサブバンドが3つごとに区切られ、バンドグループ1、バンドグループ2、バンドグループ3、バンドグループ4が構成され、残りの2つのサブバンドでバンドグループ5が構成される。
このようなバンドグループごとに周波数ホッピングパターンを変化させることで、図5群に示す複数のTFCコード1〜10が構成される。
図5群は、TFCコードの周波数ホッピングパターン例を示した説明図である。具体的には、図5AはTFCコード1の周波数ホッピングパターンを示し、図5BはTFCコード2の周波数ホッピングパターンを示し、図5CはTFCコード3の周波数ホッピングパターンを示し、図5DはTFCコード4の周波数ホッピングパターンを示し、図5EはTFCコード5の周波数ホッピングパターンを示し、図5FはTFCコード6の周波数ホッピングパターンを示し、図5GはTFCコード7の周波数ホッピングパターンを示し、図5HはTFCコード8の周波数ホッピングパターンを示し、図5IはTFCコード9の周波数ホッピングパターンを示し、図5JはTFCコード10の周波数ホッピングパターンを示している。
周波数ホッピングパターンは、TFCと呼ばれるチャネル(周波数利用方式)のコードによって定義される。例えば、チャネルがTFCコード1であった場合、図5Aに示したようにサブバンド1、サブバンド2、サブバンド3、サブバンド1、サブバンド2、サブバンド3、の規則にしたがって利用するサブバンドが変化する。なお、あるバンドグループを構成するサブバンドのうちの最も周波数帯域が低いサブバンドがサブバンド1であり、最も周波数が高いサブバンドがサブバンド3であり、サブバンド1とサブバンド3の中間のサブバンドがサブバンド2であってもよい。
また、図5Bに示したように、チャネルがTFCコード2であった場合、サブバンド1、サブバンド3、サブバンド2、サブバンド1、サブバンド3、サブバンド2、の規則にしたがって利用するサブバンドが変化する。
また、図5Cに示したように、チャネルがTFCコード3であった場合、サブバンド1、サブバンド1、サブバンド2、サブバンド2、サブバンド3、サブバンド3、の規則にしたがって利用するサブバンドが変化する。同様に、図5Dに示したように、チャネルがTFCコード4であった場合、サブバンド1、サブバンド1、サブバンド3、サブバンド3、サブバンド2、サブバンド2、の規則にしたがって利用するサブバンドが変化する。
さらに、マルチバンドOFDM方式においては、TFCコード5〜7のように、同一のサブバンドを利用し続けるパターンも用意されている。
例えば、図5Eに示したように、チャネルがTFCコード5であった場合、サブバンド1が連続的に利用される。また、図5Fに示したように、チャネルがTFCコード6であった場合、サブバンド2が連続的に利用される。同様に、図5Gに示したように、チャネルがTFCコード7であった場合、サブバンド3が連続的に利用される。
さらに、TFCコード8〜10のように、2のサブバンドに間で周波数ホッピングを行うパターンも用意されている。
具体的には、図5Hに示したように、TFCコード8はサブバンド1およびサブバンド2のみを交互に利用する。また、図5Iに示したように、TFCコード9はサブバンド1およびサブバンド3のみを交互に利用する。同様に、図5Jに示したように、TFCコード10はサブバンド2および3のみ交互に利用する。このように、設定するTFCコードに応じて、利用する周波数ホッピングのパターンが決定される。
また、利用するTFCコードには、各TFCコードに対応する所定のプリアンブルのシーケンスが用意されている。プリアンブルとは、送受信される信号に付加される同期信号である。なお、図5群において示した四角枠は、1のOFDMシンボルであってもよく、時間にして312.5ns秒の間に送信されるデータであってもよい。
〔2〕本実施形態に至る経緯
以上、図1〜図5を参照して本実施形態にかかる無線通信システム1について概略的に説明した。続いて、図6および図7を参照し、本実施形態に至った経緯について説明する。
WiMedia Distributed MAC Layer Specificationには、無線通信装置が、動作開始時に、近隣に存在する他の無線通信装置の存在を把握するために全てのTFCのスキャンを行なうことが望ましいと記載されている。また、各TFCのスキャンは、スーパーフレーム周期以上の期間にわたって行なう必要がある。
また、無線通信装置は、1つのTFCを選択してネットワークを形成している際、ネットワークにおけるDRP予約が増大し、ネットワークの継続運用が困難になった場合、他のTFCをスキャンし、スキャン結果に応じてTFCを切替えることができる。このような本実施形態に関連する無線通信装置の状態変化について図6にまとめた。
図6は、本実施形態に関連する無線通信装置の状態変化を示した説明図である。図6に示したように、本実施形態に関連する無線通信装置は、電源OFFである状態ST0において電源が投入されると、状態ST1に遷移し、各TFCのスキャンを行なう。そして、本実施形態に関連する無線通信装置は、スキャン結果に応じてあるTFCを選択すると、ネットワークにおいて定常動作する状態ST2に遷移する。
かかる状態ST2において、本実施形態に関連する無線通信装置は、ネットワーク構成のリセット要求があった場合、またはネットワークの混雑などによりTFCを変更する場合、各TFCをスキャンする状態ST1に遷移する。また、状態ST2において電源が遮断されると、本実施形態に関連する無線通信装置は状態ST0へ遷移する。
このように、本実施形態に関連する無線通信装置は、様々な場面において各TFCのスキャン動作を行なう必要があった。しかし、上述したようにTFCは例えば10種類存在するため、本実施形態に関連する無線通信装置は、図7に示すように、スキャンを行なう際にTFCを少なくとも10回程度切替える必要があった。
図7は、本実施形態に関連する無線通信装置によるスキャン動作の流れを示したシーケンス図である。図7には、スキャン動作を行なう無線通信装置80の周囲に、TFC3で動作する無線通信装置82と、TFC7で動作する無線通信装置84が存在する場合の動作例を示している。
この場合、無線通信装置80は、まずTFC1を選択してTFC1のスキャンを例えば所定数のスーパーフレーム周期にわたって行なう(S802)。しかし、周囲の無線通信装置82はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置84はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置80は無線通信装置82および無線通信装置84から無線信号を受信しない。
その後、無線通信装置80は、TFC2を選択してTFC2のスキャンを例えば所定数のスーパーフレーム周期にわたって行なう(S804)。しかし、周囲の無線通信装置82はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置84はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置80は無線通信装置82および無線通信装置84から無線信号を受信しない。
さらに、無線通信装置80は、TFC3を選択してTFC3のスキャンを例えば所定数のスーパーフレーム周期にわたって行なう(S806)。ここで、無線通信装置82はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置80は無線通信装置82からビーコンを受信し、無線通信装置82の存在を検出する(S807)。
同様に、無線通信装置80は、TFC4〜TFC10を順次に選択してTFC4〜TFC10のスキャンを順次に行なう(S808〜S820)。ここで、無線通信装置80は、TFC7でスキャンを行なっている際、無線通信装置84が送信するビーコンを受信し、無線通信装置84の存在を検出する(S815)。そして、無線通信装置80は、各TFCのスキャン結果に応じて利用するTFCを決定する(S822)。
このように、本実施形態に関連する無線通信装置は、例えば10種類のTFCが存在する場合、スキャン動作にスーパーフレームの10周期分以上の時間を要していた。このため、無線通信装置が、電源投入後から、周囲に存在する他の無線通信装置の存在を把握し、実際に自装置が利用するTFCを選択して、無線ネットワークの運用を開始するまでに、数秒の時間がかかっていた。さらに、他の無線通信装置の存在をより正確に把握するためには、各TFCについて、3〜4スーパーフレーム周期にわたってスキャンを行なう必要があった。
また、本実施形態に関連する無線通信装置は、他のTFCに切替える場合には、図6に示したように事前にスキャンを行なう。この場合、本実施形態に関連する無線通信装置は、既存のTFCによる動作を一旦停止する必要があったため、ネットワーク運営の円滑な運営が阻害される。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態にかかる無線通信装置10を創作するに至った。本実施形態にかかる無線通信装置10によれば、各TFCのスキャンを迅速に行なうこと、および通常動作を継続しつつスキャン動作を行なうことが可能である。以下、このような本実施形態にかかる無線通信装置10について詳細に説明する。
〔3〕本実施形態の詳細な説明
〔3−1〕本実施形態にかかる無線通信装置の構成
図8は、本実施形態にかかる無線通信装置10の構成を示した機能ブロック図である。図8に示したように、本実施形態にかかる無線通信装置10は、スキャン制御部101と、TFCコード設定部102と、アンテナ103と、第1のプリアンブル検出部104と、第2のプリアンブル検出部105と、第3のプリアンブル検出部106と、第1のベースバンド復調処理部107と、第2のベースバンド復調処理部108と、ビーコン情報解析部109と、情報格納部110と、ビーコン期間管理部111と、ビーコン情報生成部112と、ベースバンド変調処理部113と、無線送信部114と、受信データ格納部115と、インターフェース116と、送信データ格納部117と、を備える。
スキャン制御部101は、無線通信装置10による各TFCのスキャンを実行させる。また、TFCコード設定部102は、第1のプリアンブル検出部104、第2のプリアンブル検出部105、および第3のプリアンブル検出部106にスキャンさせるプリアンブルのTFCを設定する設定部としての機能を有する。なお、プリアンブルは、各TFCごとに定義されている信号パターンを有し、無線信号の先頭に付加される同期信号として利用される。以下、このようなスキャン制御部101およびTFCコード設定部102の動作による無線通信装置10の状態遷移について図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態にかかる無線通信装置10の状態変化を示した説明図である。図9に示したように、無線通信装置10は、電源OFFである状態ST0において電源が投入されると、スキャン制御部101の制御に基づき状態ST1に遷移し、各TFCのスキャンを行なう。ここで、本実施形態においては、TFCコード設定部102が第1のプリアンブル検出部104、第2のプリアンブル検出部105、および第3のプリアンブル検出部106に異なるTFCを設定することにより、複数のTFCを並列的にスキャンすることができる。
そして、TFCコード設定部102によりスキャン結果に応じてあるTFCが選択されると、無線通信装置10はネットワークにおいて定常動作する状態ST2に遷移する。かかる状態ST2において、ネットワーク構成のリセット要求があった場合、無線通信装置10は、スキャン制御部101による制御に基づき、各TFCをスキャンする状態ST1に遷移する。また、状態ST2において電源が遮断されると、本実施形態に関連する無線通信装置は状態ST0へ遷移する。
一方、無線通信装置10は、干渉が激しいまたは帯域が不足しているなどの事由によりTFCを変更する場合、スキャン制御部101による制御に基づき、定常動作しつつ、スキャンを行なう状態ST3に遷移する。すなわち、本実施形態にかかる無線通信装置10によれば、ネットワークの定常動作を停止することなくスキャンを行うことができる。そして、TFCコード設定部102によりスキャン結果に応じてあるTFCが選択されると、無線通信装置10はネットワークにおいて定常動作する状態ST2に再遷移する。
なお、スキャンは、プリアンブル検出部104〜106に設定されているTFCを利用して送信された信号の受信待機を、プリアンブル検出部104〜106が所定期間にわたって行なう処理に該当する。
ここで図8を参照して無線通信装置10の構成の説明に戻ると、アンテナ103は、周囲の無線通信装置とのインターフェースであって、周囲の無線通信装置から送信された無線信号を受信して電気信号に変換したり、電気信号を無線信号に変換して送信したりする。
第1のプリアンブル検出部104は、TFCコード設定部102により設定されているTFCに対応するプリアンブルを検出する受信部としての機能を有する。同様に、第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106も、TFCコード設定部102により設定されているTFCに対応するプリアンブルを検出する。
第1のベースバンド復調処理部107は、プリアンブル検出部104または105によりプリアンブルが検出された場合、プリアンブルに続くデータの復調処理を行う。第2のベースバンド復調処理部108も同様に、プリアンブル検出部105または106によりプリアンブルが検出された場合、プリアンブルに続くデータの復調処理を行う。
ビーコン情報解析部109は、第1のベースバンド復調処理部107または第2のベースバンド復調処理部108により復調されたビーコンに記載されている情報を解析する。ここで、図10を参照し、ビーコンフレームの構成について説明する。
図10は、ビーコンフレームの構成例を示した説明図である。図10に示したように、ビーコンは、PHYヘッダ(PH)60、MACヘッダ61、ヘッダーチェックシーケンス(HCS)62、ビーコンペイロード(Beacon Payload)63、およびフレームチェックシーケンス(FCS)64を含む。
MACヘッダ61は、図10に示したように、フレーム制御情報611、受信側の無線通信装置を識別する届け先アドレス612、送信側の無線通信装置を識別する送り元アドレス613、シーケンス番号などのシーケンス制御情報614、およびアクセス制御に必要なパラメータが記載されたアクセス制御情報615を含む。
ビーコンペイロード71は、ビーコンパラメータ631、ビーコン期間利用情報エレメント632、情報エレメント(その1)633、情報エレメント(そのN)634を含む。なお、ここでの「N」は、ビーコンに付加されて送信される情報エレメントの数を示しており、送信ビーコンごとに異なる値をとってもよい。また、各情報エレメントは、必要に応じて追加、削除が行なわれてビーコンフレームが構成されてもよい。
情報格納部110は、このようなビーコンに記載されている周囲の無線通信装置の情報(ビーコンスロット、動作状態、予約状態)などを記憶しておく。そして、ビーコン期間管理部111は、情報格納部110に記憶されている周囲の無線通信装置の情報に基づいて、周囲の無線通信装置と競合しないビーコンスロットの選択や管理などを行なう。
ビーコン情報生成部112は、図10を参照して説明したビーコンを生成する。そして、ベースバンド変調処理部113は、ビーコン情報生成部112により生成されたビーコンや、送信データ格納部117に格納されているデータを変調する。その後、無線送信部114が、変調されたデータを所定のTFCに従ってアンテナ103から送信するための処理を行う。なお、無線送信部114は、TFCコード設定部102により設定されたTFCで送信処理を行う送信部としての機能を有する。
受信データ格納部115には、第1のベースバンド復調処理部107により復調されたデータ、または第2のベースバンド復調処理部108により復調されたデータが格納される。インターフェース116は、受信データ格納部115に保持されている受信データを接続されているアプリケーション機器に受け渡したり、送信データ格納部117に保持させる送信データをアプリケーション機器から受け取ったりする。送信データ格納部117は、インターフェース116を介してアプリケーション機器から得られた送信データを保持する。
続いて、図11〜図14を参照し、スキャン時におけるTFCコード設定部102によるTFCの設定例を説明する。
(第1の例)
図11は、電源投入時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部102がTFCの設定を行う第1の例を示した説明図である。図11には、スキャン動作を行なう無線通信装置10の周囲に、TFC3で動作する無線通信装置20と、TFC7で動作する無線通信装置20’が存在する場合の例を示している。
この場合、無線通信装置10のTFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC1〜3を設定してTFC1〜3をスキャンさせる(S202)。ここで、無線通信装置20はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20からビーコンを受信し、無線通信装置20の存在を検出する(S204)。そして、情報格納部110に当該ビーコンに記載されている情報が記憶される。
その後、TFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC4〜6を設定してTFC4〜6をスキャンさせる(S206)。しかし、周囲の無線通信装置20はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20および無線通信装置20’からビーコンを受信しない。
続いて、TFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC7〜9を設定してTFC7〜9をスキャンさせる(S208)。ここで、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S210)。そして、情報格納部110に当該ビーコンに記載されている情報が記憶される。
さらに、TFCコード設定部102は、第1のプリアンブル検出部104に残りのTFC10を設定すると共に、受信のあったTFC3を第2のプリアンブル検出部105に設定し、受信のあったTFC7を第3のプリアンブル検出部106に設定する(S212)。ここで、無線通信装置20はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20からビーコンを受信し、無線通信装置20の存在を検出する(S224)。また、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S226)。
その後、TFCコード設定部102は、S202〜S212に行なわれたスキャンの結果に基づき、無線通信装置10が動作するためのTFCをプリアンブル検出部104〜106のいずれかに設定する(S218)。例えば、TFCコード設定部102は、受信のあったTFCを設定してもよい。また、TFCコード設定部102は、ビーコンに記載されていた情報に基づいて、より予約量の少ないTFCを設定してもよい。
このように、第1の例においては、TFCコード設定部102が以前に受信のあったTFCを再度プリアンブル検出部104〜106のいずれかに設定する。かかる構成により、受信のあったTFCが本当に周囲で利用されているか再確認できる。また、より新しいビーコン情報に基づいて無線通信装置10の動作のためのTFCを選択することが可能となる。
なお、図11に示した例では、TFCコード設定部102が、第1のプリアンブル検出部104にTFC10を設定した際に、余った第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106に受信のあったTFCを再設定している。しかし、TFCコード設定部102は、一通りのTFCの設定終了時にプリアンブル検出部104〜106が余っていなかった場合、次の時間を利用して受信のあったTFCをプリアンブル検出部104〜106に設定することもできる。
(第2の例)
図12は、電源投入時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部102がTFCの設定を行う第2の例を示した説明図である。図12には、スキャン動作を行なう無線通信装置10の周囲に、TFC3で動作する無線通信装置20と、TFC7で動作する無線通信装置20’が存在する場合の例を示している。
この場合、無線通信装置10のTFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC1〜3を設定してTFC1〜3をスキャンさせる(S220)。ここで、無線通信装置20はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20からビーコンを受信し、無線通信装置20の存在を検出する(S222)。そして、情報格納部110に当該ビーコンに記載されている情報が記憶される。
その後、TFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC4〜6を設定してTFC4〜6をスキャンさせる(S224)。しかし、周囲の無線通信装置20はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20および無線通信装置20’からビーコンを受信しない。
続いて、TFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC7〜9を設定してTFC7〜9をスキャンさせる(S226)。ここで、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S228)。そして、情報格納部110に当該ビーコンに記載されている情報が記憶される。
さらに、TFCコード設定部102は、第1のプリアンブル検出部104に残りのTFC10を設定すると共に、受信のなかったTFC1およびTFC2を、第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106に再設定する(S230)。しかし、周囲の無線通信装置20はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20および無線通信装置20’からビーコンを受信しない。
続いて、TFCコード設定部102は、受信のなかったTFC4〜6を、プリアンブル検出部104〜106に再設定する(S232)。しかし、周囲の無線通信装置20はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20および無線通信装置20’からビーコンを受信しない。
さらに、TFCコード設定部102は、受信のなかったTFC8〜10を、プリアンブル検出部104〜106に再設定する(S234)。しかし、周囲の無線通信装置20はTFC3でビーコンを送信し、無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20および無線通信装置20’からビーコンを受信しない。
その後、TFCコード設定部102は、S220〜S234に行なわれたスキャンの結果に基づき、無線通信装置10が動作するためのTFCをプリアンブル検出部104〜106のいずれかに設定する(S236)。
このように、第2の例においては、受信されなかったTFCをTFCコード設定部102がプリアンブル検出部104〜106に再設定する。かかる構成により、前回スキャン時に偶発的にビーコンが受信されなかったTFCが存在した場合、かかるTFCをより確実に検出することが可能となる。
(第3の例)
図13は、電源投入時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部102がTFCの設定を行う第3の例を示した説明図である。図13には、スキャン動作を行なう無線通信装置10の周囲に、TFC3で動作する無線通信装置20と、TFC7で動作する無線通信装置20’が存在する場合の例を示している。
この場合、無線通信装置10のTFCコード設定部102は、プリアンブル検出部104〜106の各々に、TFC1〜3を設定してTFC1〜3をスキャンさせる(S240)。ここで、無線通信装置20はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20からビーコンを受信し、無線通信装置20の存在を検出する(S242)。そして、情報格納部110に当該ビーコンに記載されている情報が記憶される。
その後、TFCコード設定部102は、TFC3を受信した第3のプリアンブル検出部106に継続的にTFC3を設定し、TFC4および5を他の第1のプリアンブル検出部104および第2のプリアンブル検出部105に設定する(S244)。ここで、無線通信装置20はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20からビーコンを受信し、無線通信装置20の存在を検出する(S246)。
さらに、TFCコード設定部102は、TFC3を受信した第3のプリアンブル検出部106に継続的にTFC3を設定し、TFC6および7を他の第1のプリアンブル検出部104および第2のプリアンブル検出部105に設定する(S248)。ここで、無線通信装置20はTFC3を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20からビーコンを受信し、無線通信装置20の存在を検出する(S249)。また、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S250)。
続いて、TFCコード設定部102は、TFC7を受信した第2のプリアンブル検出部105に継続的にTFC7を設定する。また、TFCコード設定部102は、新たなTFC7の受信があったため、以前から受信されていたTFC3のスキャンを終了し、TFC8および9を第1のプリアンブル検出部104および第3のプリアンブル検出部106に設定する(S252)。ここで、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S254)。
その後、TFCコード設定部102は、TFC7を受信した第2のプリアンブル検出部105に継続的にTFC7を設定し、残りのTFC10を第1のプリアンブル検出部104に設定する(S256)。ここで、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S260)。
その後、TFCコード設定部102は、S240〜S256に行なわれたスキャンの結果に基づき、無線通信装置10が動作するためのTFCをプリアンブル検出部104〜106のいずれかに設定する(S260)。
このように、第3の例においては、受信されたTFCが継続的に設定される。ここで、TFCコード設定部102は、受信のあったTFCのいずれかを定常動作のためのTFCに設定する可能性が高い。したがって、上記のように受信されたTFCを継続的にスキャンすることで、当該TFCに関する情報を継続的にビーコンから取得されるため、TFCコード設定部102が定常動作のためのTFCをより適確に選択することが可能となる。また、新たなTFCの受信があった場合、以前から受信のあったTFCの継続設定を解除することで、他のTFCの迅速なスキャンに資することができる。
(第4の例)
図14は、TFCの変更時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部102がTFCの設定を行う第4の例を示した説明図である。図14には、無線通信装置10の周囲にTFC7で動作する無線通信装置20’が存在し、無線通信装置10が無線通信装置20とTFC1を利用して通信している例を示している。
この場合、TFCコード設定部102は、TFC1を第1のプリアンブル検出部104および無線送信部114に設定しており、無線通信装置10および無線通信装置20がTFC1を利用してビーコンの交換を行なっている(S302)。そして、TFCコード設定部102は、TFC2および3を第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106に設定し、スキャンさせる(S304)。しかし、周囲の無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信しない。一方、無線通信装置10は、無線通信装置20とTFC1を利用してデータ交換、およびビーコン交換を行なう(S306、S308)。
続いて、TFCコード設定部102は、TFC4および5を第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106に設定し、スキャンさせる(S310)。しかし、周囲の無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信しない。一方、無線通信装置10は、無線通信装置20とTFC1を利用してデータ交換、およびビーコン交換を行なう(S312、S314)。以下同様に、無線通信装置10は無線通信装置20とTFC1を利用してデータ交換、およびビーコン交換を継続的に行なう(S318、S322、S326、S328、S332、S336)。
その後、TFCコード設定部102は、TFC6および7を第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106に設定し、スキャンさせる(S316)。ここで、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信し、無線通信装置20’の存在を検出する(S320)。そして、当該ビーコンに記載されている情報が情報格納部110に記憶される。
さらに、TFCコード設定部102は、TFC8および9を第2のプリアンブル検出部105および第3のプリアンブル検出部106に設定し、スキャンさせる(S324)。しかし、周囲の無線通信装置20’はTFC7でビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信しない。
続いて、TFCコード設定部102は、TFC10を第2のプリアンブル検出部105に設定する。また、TFCコード設定部102は、残っている第3のプリアンブル検出部106に、受信のあったTFC7を再設定する(S330)。ここで、無線通信装置20’はTFC7を利用してビーコンを送信しているため、無線通信装置10は無線通信装置20’からビーコンを受信する(S334)。
その後、TFCコード設定部102は、S304〜S330に行なわれたスキャンの結果に基づき、変更先のTFCをプリアンブル検出部104〜106のいずれかに設定する(S338)。
このように、第4の例においては、無線通信装置10が定常動作を継続しつつスキャンを行なうことができる。したがって、無線通信装置10がTFCを変更する際、定常動作を停止する必要がないため、より円滑なネットワークの運営を実現することができる。なお、図14には、TFCコード設定部102が受信のあったTFCをS330において再設定する例を説明したが、図12に示したように、受信のなかったTFCを再設定してもよい。また、TFCコード設定部102は、受信のあったTFCを継続的に設定してもよい。
〔3−2〕本実施形態にかかる無線通信装置の動作
以上、図8〜図14を参照して本実施形態にかかる無線通信装置10の構成について説明した。続いて、図15〜図18を参照し、本実施形態にかかる無線通信装置10の動作を説明する。
図15は、無線通信装置10の電源投入時の動作の流れを示したフローチャートである。図15に示したように、まず、無線通信装置10のTFCコード設定部102は、第1のプリアンブル検出部104にスキャンのためのTFCを設定する(S401)。さらに、TFCコード設定部102は、他のプリアンブル検出部が存在し、他のプリアンブル検出部でもスキャン可能な場合には(S402)、他のプリアンブル検出部に他のTFCを設定する(S403)。
そして、TFCコード設定部102は、全てのTFCのスキャン設定が一通り終了している場合には(S404)、情報格納部110に記憶されているスキャン結果を参照し(S405)、受信のあったTFCを再設定する(S406)。なお、TFCコード設定部102は、「〔3−1〕本実施形態にかかる無線通信装置の構成」において説明したように、受信のなかったTFCを再設定しても、受信のあったTFCを継続的に設定してもよい。
続いて、各プリアンブル検出部104〜106にTFCが設定されると(S402)、各プリアンブル検出部104〜106によるスキャン処理が行われる(S407)。そして、ビーコン受信があれば(S408)、そのビーコンパラメータを情報格納部110が記憶し(S409)、スキャン満了時間が経過するまで(S410)、そのTFCコードのスキャンが行なわれる。さらに、全てのTFCでのスキャンが完了していなければ、S401に戻り、再び他のTFCのスキャンが行なわれる。
そして、全てのTFCのスキャンが完了した場合には、TFCコード設定部102が全ての受信パラメータを情報格納部110から獲得し(S412)、自装置の定常動作に利用するTFCを決定して(S413)。その後、無線通信装置10は、TFCコード設定部102により決定されたTFCでビーコンの送信を開始して(S414)、ネットワークを形成するための定常動作を開始する。
図16は、TFCコード設定部102による定常動作のためのTFCの決定動作の流れを示したフローチャートである。図16に示したように、TFCコード設定部102は、スキャンにより1つのTFCのみでビーコンが検出された場合には(S501)、そのTFCを定常動作のためのTFCとして決定する(S502)。
一方、複数のTFCでビーコンが検出された場合(S503)、TFCコード設定部102は、過去に接続していた無線通信装置からのビーコンがあれば(S504)、該無線通信装置が利用しているTFCを定常動作のためのTFCとして決定する(S505)。そして、無線通信装置10は、受信したビーコン位置から、スーパーフレーム周期の先頭位置(BPST)を特定する(S507)。
また、近隣に他の無線通信装置がなくビーコンが全く検出されなければ、TFCコード設定部102は、任意のTFCコードを1つ選択する(S506)。例えば、TFCコード設定部102は、最も番号が低いTFC1を定常動作のためのTFCとして決定し、無線通信装置10がスーパーフレーム周期の設定も行う。
さらに、無線通信装置10は、S506またはS507の処理の後、自装置の送信ビーコンスロットを設定し(S514)、ネットワークの定常動作に移行する。
図17は、無線通信装置10の定常動作の流れを示したフローチャートである。まず、無線通信装置10は、スーパーフレーム周期のうち、ビーコン期間が到来していて(S601)、さらに自装置の送信ビーコンスロットであれば(S602)、ビーコンに付加する情報エレメントを獲得して(S603)、ビーコンの送信を行なう(S604)。
一方、無線通信装置10は、ビーコン期間のうち、自装置の送信ビーコンスロット以外では、周囲の無線通信装置から送られるビーコンの受信処理を行なう(S605)。そして、無線通信装置10は、ビーコンの受信があれば(S606)、ビーコンの送信元装置のアドレス情報などの受信パラメータを情報格納部110に格納する(S607)。例えば、無線通信装置10は、PCA通信の実施の要否やスロット予約をした量を総合的に判断して伝送路の混雑状況を把握する(S608)。
そして、無線通信装置10は、自装置宛のPCA通信要求やDRP予約通知などの自装置宛送信通知がある場合には(S609)、自装置宛に無線信号が送信される時間帯を抽出する(S610)。そして、無線通信装置10は、抽出した時間帯を受信タイミングとして設定する(S611)。なお、無線通信装置10は、これらビーコン処理の終了後はS601の処理に戻る。
一方、無線通信装置10は、接続される機器から、インターフェース116を介して送信データを受理した場合には(S612)、送信データを送信データ格納部117に格納する(S613)。そして、無線通信装置10は、送信データの届け先アドレス情報を抽出し(S614)、ビーコン受信状況から周囲に届け先アドレス情報に該当する届け先装置が存在すれば(S615)、届け先装置の稼働状況を把握する(S616)。さらに無線通信装置10は、届け先装置に、PCA通信要求やDRP予約通知などの送信通知を送信するとともに(S617)、送信データの送信タイミングをスーパーフレーム周期内の特定の時間帯に設定する(S618)。
なお、無線通信装置10は、周囲に届け先装置が存在しなければ、接続される機器のアプリケーションに、届け先装置がない旨の通知を行ない(S619)、送信データ格納部117から送信データを削除する(S620)。
その後、無線通信装置10は、スーパーフレームの任意の位置で、自装置が設定した送信タイミングが到来した場合には(S621)、送信データを送信データ格納部117から獲得する(S622)。そして、無線通信装置10は、所定のアクセス制御手順が必要であればその時間の経過後に送信データ格納部117から獲得した送信データを送信する(S623)。
さらに、無線通信装置10は、通信相手から受領確認の返送があれば(S624)、送信し終えた送信データを送信データ格納部117から削除する(S625)。一方、無線通信装置10は、通信相手から受領確認の返送がなければ、S621に戻り、送信データの再送を行なう。
また、無線通信装置10は、スーパーフレームの任意の位置で、自装置が設定した受信タイミングが到来した場合には(S626)、データの受信処理を行なう(S627)。
ここで、無線通信装置10は、自装置宛データの受信があれば(S628)、受信したデータを受信データ格納部115に格納して(S629)、データ末尾のFCSの値から、データを正常に受信したか否かを判断する(S630)。そして、無線通信装置10は、正常にデータを受信できた場合、送り元装置に受領確認を送信し(S631)、インターフェース116を介して接続される機器に受信データを送付し(S632)、受信データを受信データ格納部115から削除する(S633)。
一方、無線通信装置10は、正常にデータを受信できなかった場合、受領確認の返送は行なわず、受信データ格納部115から受信したデータを削除する(S634)。無線通信装置10は、これら、データの送受信処理が終了した後、再びS601に戻り、一連の処理を繰り返す。
図18は、無線通信装置10がTFCを変更する流れを示したフローチャートである。無線通信装置10のスキャン制御部101は、例えば、既存のTFCで運用しているネットワークの混雑状況を獲得する(S701)。そして、スキャン制御部101は、他の通信装置の通信需要が旺盛で自装置の通信需要を満たせないと判断した場合には(S702)、自装置の利用が可能なTFCの種類を確認する(S703)。さらに、スキャン制御部101は、TFCの変更が可能であれば(S704)、TFCの変更処理に移行する。
続いて、TFCコード設定部102は、定常動作を維持するためプリアンブル検出部における既存のTFCの利用を継続し(S705)、他のTFCのスキャンが可能であれば(S706)、他のTFCを他のプリアンブル検出部に設定する(S707)。
そして、TFCコード設定部102は、全てのTFCのスキャン設定が一通り終了している場合には(S708)、情報格納部110に記憶されているスキャン結果を参照し(S709)、受信のあったTFCを再設定する(S710)。なお、TFCコード設定部102は、「〔3−1〕本実施形態にかかる無線通信装置の構成」において説明したように、受信のなかったTFCを再設定しても、受信のあったTFCを継続的に設定してもよい。一方、無線通信装置10は、全てのTFCのスキャン設定が一通り終了していなければ、S706に戻り、残りのTFCコードでスキャンを行なう。
なお、無線通信装置10に設けられているプリアンブル検出部で同時にプリアンブルを検出ができるTFCの数から、既存のTFCの利用分(1つ)を減じた数のTFCがスキャン設定される。
そして、既存のTFCと他のTFCのスキャン設定の後、各プリアンブル検出部104〜106は、所定のスキャン期間にわたるスキャン処理を実行し(S711)、ビーコン受信があれば(S712)、情報格納部110が受信パラメータを記憶する(S713)。なお、このスキャン処理は、所定のスキャン期間か満了するまでくり返される(S714)。
また、無線通信装置10は、第1回目のスキャン時間が満了した後、全TFCのスキャンが終了していなければ(S715)、残りのTFCのスキャンの設定を行なうために、S706の処理に移行する。一方、無線通信装置10は、全てのTFCのスキャンが終了した場合には(S715)、受信パラメータを情報格納部110から獲得し(S716)、変更可能なTFCの判定を行ない、変更先のTFCコードを決定する(S717)。一方、他の通信装置の通信需要が旺盛でなく、自装置の通信需要を満たすことが可能である場合や、他のTFCへの変更が不可能な場合には、TFCの変更は行なわれない。
〔4〕まとめ
以上説明したように、本実施形態にかかる無線通信装置10は、第1のプリアンブル検出部104、第2のプリアンブル検出部105、第3のプリアンブル検出部106からなる複数のプリアンブル検出部を備える。したがって、当該無線通信装置10によれば、異なるTFCで送信された無線信号を同時に受信することができるため、異なるTFCで動作する無線通信装置の存在を同時に把握することができる。
また、本実施形態にかかる無線通信装置10は、複数のプリアンブル検出部を備えることにより複数のTFCを同時にスキャンすることができる。したがって、本実施形態にかかる無線通信装置10は、電源投入後などスキャン動作が必要な場面において、より短時間でスキャン動作を終了させ、無線ネットワークを形成することができる。例えば、無線通信装置10は3つのTFCを同時にスキャンすることができるため、10個のTFCのスキャンのためにスキャン対象のTFCを切り換える回数を、3〜4回程度に抑制することができる。
また、本実施形態にかかる無線通信装置10によれば、あるTFCで定常動作中であっても、他のTFCで送信された無線信号を受信し、他のTFCで動作する周囲の無線通信装置の存在状況を把握することができる。これより、無線通信装置10は、TFCを変更をする場合に、事前に他のTFCをスキャンすることができる。例えば、無線通信装置10は3つのTFCを同時にスキャンすることができるため、10個のTFCのスキャンのためにスキャン対象のTFCを切り換える回数を、4〜5回程度に抑制することができる。
また、プリアンブル検出部の数が、ベースバンド復調処理部の数よりも多いため、同時にスキャン可能なTFCの数を増やすことができる。例えば、複数のTFCで動作する通信装置があった場合に、それぞれのビーコン期間が分散している可能性が高いため、1つの受信処理部があれば、異なるTFCで送信されたビーコン信号を復号することができる。
また、最低限必要なブロック構成を実現できるため、既存の通信装置の構成を、単純に2倍や3倍のブロックで構成する必要がなくなる。
また、本実施形態にかかる無線通信装置10のように、ベースバンド復調処理部を最低2つ用意することで、既存のTFCで動作中に、他のTFCのスキャン動作を行なうことが可能となる。さらに、本実施形態にかかる無線通信装置10のように、ベースバンド復調処理部を最低2つ用意することで、異なるTFCのネットワークからの信号を受信することが可能となり、2つのネットワークを中継(ブリッジ)することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書の無線通信装置10の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、無線通信装置10の処理における各ステップは、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)を含んでもよい。
また、無線通信装置10に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアを、上述した無線通信装置10の各構成と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムを記憶させた記憶媒体も提供される。また、図8の機能ブロック図で示したそれぞれの機能ブロックをハードウェアで構成することで、一連の処理をハードウェアで実現することもできる。
本実施形態にかかる無線通信システムの構成例を示した説明図である。 スーパーフレームの構成例を示した説明図である。 各無線通信装置が設定する自装置のビーコンスロット位置を示した概念図である。 マルチバンドOFDM方式の周波数チャンネルの構成を示した説明図である。 TFCコード1の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード2の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード3の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード4の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード5の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード6の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード7の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード8の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード9の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 TFCコード10の周波数ホッピングパターンを示した説明図である。 本実施形態に関連する無線通信装置の状態変化を示した説明図である。 本実施形態に関連する無線通信装置によるスキャン動作の流れを示したシーケンス図である。 本実施形態にかかる無線通信装置の構成を示した機能ブロック図である。 本実施形態にかかる無線通信装置の状態変化を示した説明図である。 ビーコンフレームの構成例を示した説明図である。 電源投入時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部がTFCの設定を行う第1の例を示した説明図である。 電源投入時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部がTFCの設定を行う第2の例を示した説明図である。 電源投入時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部がTFCの設定を行う第3の例を示した説明図である。 TFCの変更時にスキャンを行なうためにTFCコード設定部がTFCの設定を行う第4の例を示した説明図である。 無線通信装置の電源投入時の動作の流れを示したフローチャートである。 TFCコード設定部による定常動作のためのTFCの決定動作の流れを示したフローチャートである。 無線通信装置の定常動作の流れを示したフローチャートである。 無線通信装置がTFCを変更する流れを示したフローチャートである。
符号の説明
101 スキャン制御部
102 TFCコード設定部
104 第1のプリアンブル検出部
105 第2のプリアンブル検出部
106 第3のプリアンブル検出部
110 情報格納部

Claims (9)

  1. 複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を受信する複数の受信部と;
    前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定する設定部と;
    を備え、
    前記設定部は、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部の周波数利用方式を変更する、無線通信装置。
  2. 前記設定部は、無線信号を受信した受信部には、継続的に同一の周波数利用方式を設定し、無線信号を受信しなかった受信部には、設定していた周波数利用方式と異なる周波数利用方式を設定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記設定部は、無線信号を受信した受信部が所定数を超える場合、いずれかの受信部の周波数利用方式を変更する、請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記設定部は、前記複数の周波数利用方式の各々を前記複数の受信部のいずれかに順次に設定した後に、
    前記複数の周波数利用方式を順次に設定した際に前記受信部により受信された無線信号に対応する周波数利用方式を、前記複数の受信部のいずれかに再設定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記設定部は、前記複数の周波数利用方式の各々を前記複数の受信部のいずれかに順次に設定した後に、
    前記複数の周波数利用方式を順次に設定した際に前記受信部により受信されなかった無線信号に対応する周波数利用方式を、前記複数の受信部に順次に再設定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記無線通信装置は、
    前記複数の周波数利用方式のいずれかを利用して無線信号を送信する送信部をさらに備え、
    前記設定部は、前記複数の受信部のうちでいずれかの受信部には前記送信部が利用する周波数利用方式を設定し、他の受信部には前記送信部が利用する周波数利用方式と異なる周波数利用方式を順次に設定する、請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 複数の受信部の各々に複数の周波数利用方式のいずれかを設定するステップと;
    前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部の周波数利用方式を変更するステップと;
    を含む、無線通信方法。
  8. コンピュータを、
    複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を受信する複数の受信部と;
    前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定し、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部に設定する設定部と;
    として機能させるための、プログラム。
  9. 複数の周波数利用方式のうちで、各々に設定されている周波数利用方式に基づいて送信された無線信号を受信する複数の受信部と、
    前記複数の受信部の各々に前記複数の周波数利用方式のいずれかを設定し、前記複数の受信部の各々による無線信号の受信結果に基づいて、前記複数の受信部に設定する設定部と、
    を備える無線通信装置を複数含む、無線通信システム。


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