JP2009252505A - セラミックファイバーヒータ用ヒータエレメント及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の蛇行状ヒータエレメントは、800℃〜1200℃の高温で長期間に亘り繰り返し使用した場合、線膨張による膨張と冷却による歪みが繰り返し湾曲部2に集中し、この部分から亀裂が発生し、破断するおそれがあった。
【解決手段】本発明のセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントは、湾曲部と直線部とを有し、上記直線部の断面形状が円形であり、上記湾曲部の断面形状が略矩形であることを特徴とする。また、セラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントの製造方法は、断面形状が円形である発熱線を折り曲げ、湾曲部と直線部とよりなる蛇行状ヒータエレメントを形成せしめる工程と、上記ヒータエレメントの湾曲部を加熱・加圧してその断面形状を略矩形とする工程とよりなることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントは、湾曲部と直線部とを有し、上記直線部の断面形状が円形であり、上記湾曲部の断面形状が略矩形であることを特徴とする。また、セラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントの製造方法は、断面形状が円形である発熱線を折り曲げ、湾曲部と直線部とよりなる蛇行状ヒータエレメントを形成せしめる工程と、上記ヒータエレメントの湾曲部を加熱・加圧してその断面形状を略矩形とする工程とよりなることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明はセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメント及びその製造方法、特にセラミックファイバーヒータ用蛇行状ヒータエレメント及びその製造方法に関するものである。
従来、蛇行状ヒータエレメントとしては、一定線径からなる断面形状が円形のヒータエレメントが使用されていた。
図4は上記従来の蛇行状ヒータエレメントを示し、1は発熱線、2は180°に亘る折り曲げられた湾曲部、3は上記折り曲げ湾曲部2,2間を結ぶ直線部を示す。
このようなヒータエレメントとしては例えば特許文献1に示すものがある。
上記従来の蛇行状ヒータエレメントを有するセラミックファイバーヒータにおいては、発熱線1をセラミックファイバー(図示せず)の表面上に載置し、折り曲げ湾曲部2をフックなどの固定具を介してセラミックファイバーに固定するか、蛇行状ヒータエレメントの折り曲げ湾曲部2をセラミックファイバー内に埋め込んで固定していた。従って発熱線1を800℃〜1200℃の高温で長期間に亘り繰り返し使用した場合、線膨張による膨張と冷却による歪みが繰り返し湾曲部2に集中し、この部分から亀裂が発生し、破断するおそれがあった。
本発明は上記の欠点を除くようにしたものである。
本発明のセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントは、湾曲部と直線部とを有し、上記直線部の断面形状が円形であり、上記湾曲部の断面形状が略矩形であることを特徴とする。
また、上記湾曲部は180°に亘り折り曲げられていることを特徴とする。
また、本発明のセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントの製造方法は、断面形状が円形である発熱線を折り曲げて、湾曲部と直線部とよりなる蛇行状ヒータエレメントを形成せしめる工程と、上記ヒータエレメントの湾曲部を加熱・加圧してその断面形状を略矩形とする工程とよりなることを特徴とする。
本発明のセラミックファイバヒータ用ヒータエレメント及びその製造方法によれば、湾曲部の断面形状が略矩形となるため、断面形状が円形である直線部に比べ、発熱線の単位長さ当たりの表面積が増加し、これにより発熱密度が減少し局部的な温度上昇が抑えられ、また、発熱線の加熱収縮による応力集中が抑制され、これらの相乗効果によって、上記湾曲部は、加熱冷却による局所的な熱疲労歪を受けにくくなり、長期に亘って安定的な耐熱性能を維持でき、ヒータエレメントの破断寿命を著しく向上せしめることができるという大きな利益がある。
以下図面によって本発明の実施例を説明する。
本発明においては、図1及び図2に示すように、一定線径からなる断面形状が円形の発熱線1を折り曲げ機により折り曲げ、複数の180°に亘る折り曲げ湾曲部2と直線部3を有する蛇行状ヒータエレメントを形成せしめ、その後、上記ヒータエレメントの湾曲部2を加熱・加圧して、図3に示すように、上記湾曲部2の断面形状を略矩形にする。
上記湾曲部2の形成においては、ヒータエレメント全体を高温加熱し、湾曲部のみを加圧してもよいが、略矩形断面とする湾曲部のみを、バーナーまたはレーザ加熱等により局部的に加熱し加圧するのが好ましい。
また、上記加圧手段は、プレスでも鍛造でも良い。
なお、上記湾曲部2の断面形状には、加熱・加圧前の断面形状が円形の発熱線の両側面または上下面をプレスにより加圧した時に形成される2辺が直線状で他の2辺が円弧状からなる形状の断面も含むものとする。
本発明のセラミックファイバヒータ用ヒータエレメント及びその製造方法によれば、湾曲部の断面形状が円形から略矩形となるため、断面形状が円形である直線部に比べ、発熱線の単位長さ当たりの表面積が増加し、これにより発熱密度が減少し局部的な温度上昇が抑えられ、また、発熱線の加熱収縮による歪が湾曲部に集中することを防止し、また、発熱線の応力集中が抑制され、これらの相乗効果によって、上記湾曲部は、加熱冷却による局所的な熱疲労歪を受けにくくなり、亀裂の発生を遅らせ、長期に亘って安定的な耐熱性能を維持でき、ヒータエレメントの破断寿命を著しく向上せしめることができるという大きな利益がある。
1 発熱線
2 湾曲部
3 直線部
2 湾曲部
3 直線部
Claims (3)
- 湾曲部と直線部とを有し、上記直線部の断面形状が円形であり、上記湾曲部の断面形状が略矩形であることを特徴とするセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメント。
- 上記湾曲部は180°に亘り折り曲げられていることを特徴とする請求項1記載のセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメント。
- 断面形状が円形である発熱線を折り曲げて、湾曲部と直線部とよりなる蛇行状ヒータエレメントを形成せしめる工程と、
上記ヒータエレメントの湾曲部を加熱・加圧してその断面形状を略矩形とする工程と
よりなることを特徴とするセラミックファイバーヒータ用ヒータエレメントの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2008098378A JP2009252505A (ja) | 2008-04-04 | 2008-04-04 | セラミックファイバーヒータ用ヒータエレメント及びその製造方法 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267046U (ja) * | 1975-11-12 | 1977-05-18 | ||
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JP2000275078A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-06 | Omron Corp | 薄膜ヒータ |
JP2004185899A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Minolta Co Ltd | シート状ヒータ及びそれを使用した定着装置 |
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2008
- 2008-04-04 JP JP2008098378A patent/JP2009252505A/ja active Pending
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