JP2009252458A - 有機エレクトロルミネセンス素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】発光面積の減少が抑制された多色発光が可能な有機EL素子を提供する。
【解決手段】正電極層40と、負電極層10と、有機層からなり正電極層40と負電極層10間に膜厚方向に配置された複数の発光層15、25、35と、中間電極層20と電荷発生層21が積層されて発光層15、25間に配置された積層体と、中間電極層30と電荷発生層31が積層されて発光層25、35間に配置された積層体とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】正電極層40と、負電極層10と、有機層からなり正電極層40と負電極層10間に膜厚方向に配置された複数の発光層15、25、35と、中間電極層20と電荷発生層21が積層されて発光層15、25間に配置された積層体と、中間電極層30と電荷発生層31が積層されて発光層25、35間に配置された積層体とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の発光層を有する有機エレクトロルミネセンス素子に関する。
近年、有機物中に注入された電子と正孔の再結合を利用して発光する有機エレクトロルミネセンス(以下において、「有機EL」という。)素子が、照明や表示装置等に使用されてきている。通常、有機EL素子は、ガラス基板やプラスティック基板等の透明基板上に、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明電極層からなる正電極層、有機層、金属膜等からなる負電極層を積層して形成される。そして、負電極層と正電極層間に電圧を印加して有機層に電流を流すことにより、有機層で光を発生させる。
有機EL素子をカラー表示装置に利用する例として、赤色発光領域、青色発光領域及び緑色発光領域が隣接して配置された画素を配列することにより、多色発光が可能なカラー表示装置を実現する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−316500号公報
しかしながら、上記方法では、赤色、青色、緑色のうちの1色のみを発光する場合は、他の色を発光する領域を消灯するため、全体の1/3の領域しか発光しないという問題があった。また、白色を発色するために赤色発光領域、青色発光領域及び緑色発光領域のすべてから発光しても、実際に白色が得られる領域は、各発光領域の発光が重なる1部の領域に限られる。更に、赤色、青色、緑色を混色させるために、各発光領域からの発光が重なって白色になる領域と表示装置との間に空間が必要になる。
上記問題点を鑑み、本発明は、発光面積の減少が抑制された多色発光が可能な有機EL素子を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、(イ)正電極層と、(ロ)負電極層と、(ハ)有機層からなり、正電極層と負電極層間に膜厚方向に配置された複数の発光層と、(ニ)中間電極層と電荷発生層とが積層され、複数の発光層間にそれぞれ配置された積層体とを備える有機エレクトロルミネセンス素子が提供される。
本発明によれば、発光面積の減少が抑制された多色発光が可能な有機EL素子を提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る有機EL素子1は、図1に示すように、正電極層40と、負電極層10と、正電極層40と負電極層10間に膜厚方向に配置された、それぞれが有機層からなる発光層15、25、35と、発光層15と発光層25間に配置された中間電極層20と電荷発生層21とが積層された積層体、及び発光層25と発光層35間に配置された中間電極層30と電荷発生層31とが積層された積層体とを備える。図1に示した例では有機EL素子1が3層の発光層を有する場合を示したが、発光層が4層以上であってもよい。例えば有機EL素子1がn層の発光層を含む場合には、中間電極層と電荷発生層とが積層され、発光層間にそれぞれ配置される積層体がn−1層含まれる(n:2以上の整数)。
発光層15、25、35は、それぞれが異なる色の光を発生する発光層として形成できる。以下では、発光層15が青色の光を発生する発光層(以下において「青発光層」という。)、発光層25が緑色の光を発生する発光層(以下において「緑発光層」という。)、発光層35が赤色の光を発生する発光層(以下において「赤発光層」という。)である場合について例示的に説明する。
赤発光層35で光を発生するためには、正電極層40から正孔を赤発光層35に供給し、中間電極層30及び電荷発生層31から電子を赤発光層35に供給する。その結果、赤発光層35において正孔と電子の再結合により発生した光が赤発光層35から放出される。
同様に、緑発光層25で光を発生するためには、中間電極層30から正孔を緑発光層25に供給し、中間電極層20及び電荷発生層21から電子を緑発光層25に供給する。青発光層15で光を発生するためには、中間電極層20から正孔を青発光層15に供給し、負電極層10から電子を青発光層15に供給する。
青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35のうち、1つ又は複数の発光層で同時に光を発生させるためには、負電極層10、中間電極層20、中間電極層30、及び正電極層40のうちの任意の電極層間に電圧を印加する。任意の電極層間に電圧を印加する方法の詳細は後述する。
中間電極層20と中間電極層30は透明電極であり、負電極層10及び正電極層40の少なくともいずれかが透明電極である。例えば正電極層40を透明電極にすることにより、青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35でそれぞれ発生した光は、正電極層40を透過して有機EL素子1の外部に出力される。このとき、負電極層10を金属膜で形成された金属電極にすることにより、青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35で発生した光は負電極層10で反射され、有機EL素子1の外部に出力される光の輝度を向上できる。
透明電極には、ITO膜、酸化亜鉛(ZnO)膜、アルミニウム(Al)ドープの酸化チタン(TiO2)膜、酸化スズ(SnO2)膜等が採用可能である。有機層である青発光層15、緑発光層25或いは赤発光層35上にITO膜を形成する場合には、有機層がダメージを受けないように例えば低電力のスパッタ法等を採用する。中間電極層20、中間電極層30の膜厚は、例えば150〜500nm程度である。金属電極には、例えば膜厚50〜150nm程度のアルミニウム(Al)膜、マグネシウム(Mg)−Ag合金膜等が採用可能である。
また、透明電極とした負電極層10及び正電極層40のいずれかを透明基板上に配置することにより、青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35で発生した光は、透明電極及び透明基板を透過して出力される。透明基板には、ガラス基板やプラスティック基板等が採用可能である。
青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35等の各発光層は、有機化合物等からなる正孔輸送層や電子輸送層等が積層された構造が採用可能である。例えば、正孔輸送層にジフェニルナフチルジアミン(NPD)膜等を採用可能であり、電子輸送層にキノリノールアルミ錯体(Alq3)膜等を採用できる。なお、各発光層が、正孔輸送層と電子輸送層の間に配置された発光層を備える構造であってもよい。また、正孔注入層として銅フタロシアニン(CuPc)層を、正孔輸送層と正孔を供給する電極層間に配置してもよい。各発光層は、例えば真空蒸着法等により膜厚10〜50nm程度で形成される。
図1に示した有機EL素子1では、電極層間に電圧を印加すると、電圧が印加された電極層間に配置された電荷発生層21、31から正孔や電子が発光層に供給される。電荷発生層21、31から供給された正孔及び電子は、各電極層から供給された電子及び正孔と発光層において再結合して光が発生する。このため、電荷発生層21、31のない有機EL素子1に比べて、出力する光の輝度を向上できる。
電荷発生層21、31にはn型不純物或いはp型不純物がドープされた絶縁膜等が採用可能である。或いは、導電体膜に不純物をドープして電荷発生層21、31を形成してもよい。
正電極層40、負電極層10、及び中間電極層20、30は、それぞれ独立して有機EL素子1の外部から電圧を印加可能である。図1に示した例では、負電極層10、中間電極層20と中間電極層30、及び正電極層40は、これらの電極層のうちの任意の電極層間に電圧を印加する電源回路100に接続される。具体的には、正電極層40は第1スイッチS1を介して電圧源110の正電極端子に接続可能である。中間電極層30は第2スイッチS2を介して電圧源110の負電極端子又は正電極端子に接続可能である。中間電極層20は第3スイッチS3を介して電圧源110の負電極端子又は正電極端子に接続可能である。負電極層10は第4スイッチS4を介して電圧源110の負電極端子に接続可能である。
電源回路100は、第1スイッチS1〜第4スイッチS4の接続状態を制御することによって負電極層10、中間電極層20、中間電極層30、及び正電極層40のうちの任意の電極層間に電圧を印加し、有機EL素子1の1つ若しくは複数の発光層で光を発生させる。つまり、電源回路100によって電圧を印加する電極層を選択することにより、有機EL素子1から所望の単色若しくは複数の色の発光が重なった混色の光を出力できる。
図2は、電源回路100の第1スイッチS1〜第4スイッチS4の接続状態と有機EL素子1の青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35の発光状態との関係を示す表である。図2において、「+」は第1スイッチS1〜第4スイッチS4が電圧源110の正電極端子に接続している状態を示し、「−」は第1スイッチS1〜第4スイッチS4が電圧源110の負電極端子に接続している状態を示す。また、「NC」は第1スイッチS1〜第4スイッチS4が開かれ、電圧源110に接続されていない状態であることを示す。
例えば、赤発光層35のみを発光させるためには、第1スイッチS1を電圧源110の正電極端子に接続し、第2スイッチS2を電圧源110の負電極端子に接続し、且つ第3スイッチS3と第4スイッチS4を開く。その結果、正電極層40がアノード電極、中間電極層30がカソード電極となって、赤発光層35において正孔と電子の再結合により赤色の光が発生する。このとき、電荷発生層31から電子が赤発光層35に供給される。
緑発光層25のみを発光させるためには、第2スイッチS2を電圧源110の正電極端子に接続し、第3スイッチS3を電圧源110の負電極端子に接続し、且つ第1スイッチS1と第4スイッチS4を開く。その結果、中間電極層30がアノード電極、中間電極層20がカソード電極となって、緑発光層25において正孔と電子の再結合により緑色の光が発生する。このとき、電荷発生層21から電子が緑発光層25に供給される。
青発光層15のみを発光させるためには、第3スイッチS3を電圧源110の正電極端子に接続し、第4スイッチS4を電圧源110の負電極端子に接続し、且つ第1スイッチS1と第2スイッチS2を開く。その結果、中間電極層20がアノード電極、負電極層10がカソード電極となって、青発光層15において正孔と電子の再結合により青色の光が発生する。
赤発光層35と緑発光層25を発光させるためには、第1スイッチS1を電圧源110の正電極端子に接続し、第3スイッチS3を電圧源110の負電極端子に接続し、且つ第2スイッチS2と第4スイッチS4を開く。その結果、正電極層40がアノード電極、中間電極層20がカソード電極となって、赤発光層35及び緑発光層25が発光する。このため、有機EL素子1から、マルチフォトンエミッション(MPE)動作により赤色と緑色の混色の光が出力される。このとき、電荷発生層31から電子が赤発光層35に供給され、電荷発生層21から電子が緑発光層25に供給される。
緑発光層25と青発光層15を発光させるためには、第2スイッチS2を電圧源110の正電極端子に接続し、第4スイッチS4を電圧源110の負電極端子に接続し、且つ第1スイッチS1と第3スイッチS3を開く。その結果、中間電極層30がアノード電極、負電極層10がカソード電極となって、緑発光層25及び青発光層15が発光する。このため、有機EL素子1から、MPE動作により緑色と青色の混色の光が出力される。このとき、電荷発生層21から電子が緑発光層25に供給される。
赤発光層35と青発光層15を発光させるためには、第1スイッチS1及び第3スイッチS3を電圧源110の正電極端子に接続し、第2スイッチS2及び第4スイッチS4を電圧源110の負電極端子に接続する。その結果、正電極層40がアノード電極、中間電極層30がカソード電極となって、赤発光層35が発光する。同時に、中間電極層20がアノード電極、負電極層10がカソード電極となって、青発光層15が発光する。このため、有機EL素子1から、MPE動作により赤色と青色の混色の光が出力される。このとき、電荷発生層31から電子が赤発光層35に供給される。
赤発光層35、緑発光層25及び青発光層15をすべて発光させるためには、第1スイッチS1を電圧源110の正電極端子に接続し、第4スイッチS4を電圧源110の負電極端子に接続し、且つ第2スイッチS2と第3スイッチS3を開く。その結果、正電極層40がアノード電極、負電極層10がカソード電極となって、赤発光層35、緑発光層25及び青発光層15が発光する。このため、有機EL素子1から、MPE動作により赤色と緑色と青色の混色された白色の光が出力される。このとき、電荷発生層31から電子が赤発光層35に供給され、電荷発生層21から電子が緑発光層25に供給される。
上記のように、図1に示す有機EL素子1は、正電極層40、負電極層10、及び中間電極層20、30のいずれかの層を選択して電圧を印加することによって、青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35のいずれか1層或いは複数層において光を発生させて任意の色の光を出力できる。第1スイッチS1〜第4スイッチS4は、有機EL素子1から所望の色の光を出力するために、図示を省略する制御回路によって接続状態が制御される。また、電荷発生層21、31から各発光層に電荷が供給されるため、有機EL素子1から出力される光の輝度を向上できる。
正電極層40、負電極層10、及び中間電極層20、30にそれぞれ独立して有機EL素子1の外部から電圧を印加するために、例えば図3に示すように、有機EL素子1の各層を矩形形状に形成し、その矩形の各角部に各電極層の電圧源110との接続端子を配置する端子領域を配置することが有効である。図3は、正電極層40方向からみた有機EL素子1の上面図である。図3に示す例では、負電極層10の端子領域101、中間電極層20の端子領域201、中間電極層30の端子領域301、及び正電極層40の端子領域401は、それぞれ矩形形状の角部に配置されている。
図3のI−I方向に沿った断面図を図4(a)に、図3のII−II方向に沿った断面図を図4(b)にそれぞれ示す。図4(a)及び図4(b)に示すように、端子領域101〜301の正電極層40方向は空間となるように有機EL素子1は形成される。このため、電圧源110との接続用配線を正電極層40方向から端子領域101〜401に配置できる。
また、図3に示すように有機EL素子1を各角部が端子領域である矩形形状にすることにより、複数の有機EL素子1を配列する場合に対称形のデザインが得られる。更に、有機EL素子1をマトリクス状に配列した場合に、非発光領域を少なくできる。
図5に示す関連技術のように、赤色の光を出力する有機EL素子を配置した赤色発光領域R、緑色の光を出力する有機EL素子を配置した緑色発光領域G、及び青色の光を出力する有機EL素子を配置した青色発光領域Bを隣接して配置した有機EL装置の場合には、赤色、緑色、青色のうちの1色のみを発光する場合は、他の色の発光領域を消灯する。このため、有機EL装置に非発光領域が生じる。
また、図5に示した有機EL装置の赤色発光領域R、緑色発光領域G及び青色発光領域Bのすべてから光を出力して得られる白色領域Wは、各発光領域からの発光が重なる一定の領域に限られる。更に、赤色、青色、緑色を混色させるために、白色領域Wが形成される領域は発光領域から距離d以上の位置である。そのため、有機EL装置の小型化が阻害される。
一方、図1に示した有機EL素子1においては、膜厚方向に積層した青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35の間に中間電極層20、30及び電荷発生層21、22をそれぞれ配置した構造を有する。このため、有機EL素子1は、青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35で発生する光を任意に組み合わせた所望の色の光を、正電極層40又は負電極層10の主面を出力面として出力でき、かつ出力する光の輝度を向上できる。つまり、有機EL素子1では、正電極層40と負電極層10のいずれかを透明電極にすることにより、青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35が積層された方向に光が透明電極の全面から出力される。そのため、有機EL素子1では、どの色の光を出力する場合にも発光面積の変化がない。つまり、発光面積の減少が抑制された多色発光が可能な有機EL素子1が提供される。また、白色領域と透明電極間に距離が生じるという現象も生じない。このため、有機EL素子1をパネルに使用した有機EL装置を小型化できる。
例えば赤色、緑色、青色の光を発生する発生層を含む有機EL素子1をマトリクス状に複数配列してパネルを構成する。そして、各有機EL素子1において電圧を印加する電極層をそれぞれ制御して各有機EL素子1からそれぞれ所望の色の光を出力させることにより、カラー表示装置を実現できる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
上記のように、本発明は実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた実施の形態の説明においては、有機EL素子1の負電極層10と正電極層40間に青発光層15、緑発光層25及び赤発光層35の順に発光層を配置した例を示したが、この組み合わせ以外にも、任意の色の光をそれぞれ発光する複数の発光層を配置した有機EL素子1を実現できる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1…有機EL素子
10…負電極層
15、25、35…発光層
20、30…中間電極層
21、31…電荷発生層
40…正電極層
101〜401…端子領域
100…電源回路
110…電圧源
S1…第1スイッチ
S2…第2スイッチ
S3…第3スイッチ
S4…第4スイッチ
10…負電極層
15、25、35…発光層
20、30…中間電極層
21、31…電荷発生層
40…正電極層
101〜401…端子領域
100…電源回路
110…電圧源
S1…第1スイッチ
S2…第2スイッチ
S3…第3スイッチ
S4…第4スイッチ
Claims (5)
- 正電極層と、
負電極層と、
有機層からなり、前記正電極層と前記負電極層間に膜厚方向に配置された複数の発光層と、
中間電極層と電荷発生層とが積層され、前記複数の発光層間にそれぞれ配置された積層体と
を備えることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子。 - 前記複数の発光層が、それぞれ青色、緑色、赤色のいずれかの光を発光することを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- 前記正電極層及び前記負電極層の少なくともいずれかが透明電極であることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- 前記中間電極層が透明電極であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
- 前記正電極層、前記負電極層、及び前記中間電極層が、それぞれ独立して外部から電圧を印加できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネセンス素子。
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