JP2009251543A - 結像光学系 - Google Patents

結像光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP2009251543A
JP2009251543A JP2008103025A JP2008103025A JP2009251543A JP 2009251543 A JP2009251543 A JP 2009251543A JP 2008103025 A JP2008103025 A JP 2008103025A JP 2008103025 A JP2008103025 A JP 2008103025A JP 2009251543 A JP2009251543 A JP 2009251543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
cemented lens
object side
optical system
imaging optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008103025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5164648B2 (ja
Inventor
Kunihiko Matsumura
国彦 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tochigi Nikon Corp
Original Assignee
Tochigi Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Nikon Corp filed Critical Tochigi Nikon Corp
Priority to JP2008103025A priority Critical patent/JP5164648B2/ja
Publication of JP2009251543A publication Critical patent/JP2009251543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5164648B2 publication Critical patent/JP5164648B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lenses (AREA)

Abstract

【課題】 構成レンズ枚数を抑えつつ、可視領域において、大きな画角に対して諸収差が良好に補正され、像の中心から周辺まで均一な解像力を有する結像光学系を提供する。
【解決手段】 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、開口絞りSPと、正の屈折力を有する後群GRとを有し、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第1接合レンズL1と、正の屈折力を有するレンズL2と、像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第3接合レンズL4と、正の屈折力を有するレンズL5と、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4接合レンズL6とを有し、第1接合レンズL1のe線における焦点距離をfL1とし、レンズ全系のe線における合成焦点距離をfとしたとき、次式−25.5<fL1/f<−5.0の条件を満足する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物体の像を形成する結像光学系に関し、特に、有限距離に配置された物体に対して好適な結像光学系に関する。
FPD(Flat Panel Display)などの外観検査に用いられる結像光学系として、被検物の高精細化やCCDカメラのピッチの高精細化に伴い、高度な収差補正をされた高い解像力を有するものが要求されている。これまで色収差が良好に補正された、高い解像力を有する結像光学系が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−288112号公報
従来の結像光学系では、一般的に画角が大きくなると最大像高付近で、倍率色収差、非点収差及び像面湾曲が像中心に対して大きくなるため、像周辺での解像力が劣化してしまうという問題があった。特許文献1の結像光学系では、非点収差が大きく、軸外光線においてサジタル像面とメリジオナル像面が軸上光線における最良像面と一致していない。そのため、レンズの製造誤差による解像力の劣化が大きいと考えられる。また、可視領域における軸上色収差も大きい。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、構成レンズ枚数を抑えつつ、可視領域において、大きな画角に対しても諸収差が良好に補正され、像の中心から周辺まで均一な解像力を有する結像光学系を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の結像光学系の一態様は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、正の屈折力を有する後群とを有し、前記前群は、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第1接合レンズと、正の屈折力を有するレンズと、像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2接合レンズとを有し、前記後群は、物体側より順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第3接合レンズと、正の屈折力を有するレンズと、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4接合レンズとを有し、前記第1接合レンズのe線(波長546.07nm)における焦点距離をfL1とし、レンズ全系のe線における合成焦点距離をfとしたとき、次式−25.5<fL1/f<−5.0の条件を満足することを特徴とする。
本発明によれば、構成レンズ枚数を抑えつつ、可視領域において、大きな画角に対して諸収差が良好に補正され、像の中心から周辺まで均一な解像力を有する結像光学系を提供することができる。
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、本実施形態に係る結像光学系は、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、開口絞りSPと、正の屈折力を有する後群GRとを有し、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第1接合レンズL1と、正の屈折力を有するレンズL2と、像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第3接合レンズL4と、正の屈折力を有するレンズL5と、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4接合レンズL6とを有している。
このように本実施形態に係る結像光学系は、基本構成として開口絞りSPに対してほぼ対称的にレンズを配置する、いわゆるガウス型の光学系であり、潜在的に倍率色収差や歪曲収差を小さく抑えることができる構成となっている。このことは、光学系の持つ補正自由度を他の収差に多く分配できるため、像の中心から周辺まで良好に諸収差を補正することが可能となる。
また、第1接合レンズL1の物体側レンズ面及び第4接合レンズL6の像側レンズ面をそれぞれ凸面とすることにより、軸外光線がなめらかに第1接合レンズL1に入射し、なめらかに第4接合レンズL6から射出する。このことは、メリジオナル像面湾曲の高次収差を抑制する働きがあるため、これにより後述する条件式(1)の効果を最大に発揮することが可能となる。
本実施形態においては、上記構成の基で、第1接合レンズL1のe線(波長546.07nm)における焦点距離をfL1とし、レンズ全系のe線における合成焦点距離をfとしたとき、次式(1)の条件を満足する。
−25.5<fL1/f<−5.0 …(1)
上記条件式(1)は、第1接合レンズL1の焦点距離fL1の適切な範囲を示すものである。この条件式(1)は、球面収差とメリジオナル像面湾曲の高次収差とを良好に補正し、像の中心から周辺まで均一で高い解像力を得るために重要な条件である。この条件式(1)の上限値を上回ると、第1接合レンズL1の屈折力が強くなりすぎて、該レンズL1による軸上光線の跳ね上げが大きくなる。このことは、前群GF中の正屈折力レンズL2以降に入射する軸上光線の入射高が高くなるため、球面収差に高次収差が発生しやすくなり、像全域で解像力が低下する。逆に、条件式(1)の下限値を下回ると、第1接合レンズL1の屈折力が弱くなりすぎて、該レンズL1に入射する軸外光線の入射高が高くなる。このことは、メリジオナル像面湾曲に高次収差が発生しやすくなるため、像周辺において非点収差が大きくなり、像の中心から周辺まで均一な解像力を得ることが困難となる。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の上限値を−8.0にすることが好ましい。また、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(1)の下限値を−13.0にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第1接合レンズL1は、少なくとも1枚の正レンズ(図1では、正レンズL1a)と、少なくとも1枚の負レンズ(図1では、負レンズL1b)とを含み、第1接合レンズL1中の前記正レンズは前記負レンズよりも高いアッベ数を有し、第1接合レンズL1中の前記正レンズのd線に対するアッベ数νd1としたとき、次式(2)の条件を満足することが好ましい。
νd1>60 …(2)
上記条件式(2)は、第1接合レンズL1に含まれる正レンズのアッベ数νd1の適切な範囲を示すものである。この条件は、十分な色収差の補正に対して有効である。上述したように、第1接合レンズL1において、正レンズは負レンズより高いアッベ数を有している。このため、第1接合レンズL1においては色収差が大きく出る、いわゆる色出しの効果があるが、結像光学系全体としては大きな画角に対しても色収差を良好に補正することができる。なお、この条件式(2)の下限値を下回ると、第1接合レンズL1においては色出しの効果が弱くなるため、色収差補正が十分でなくなる。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(2)の下限値を80にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第4接合レンズL6は、少なくとも1枚の負レンズ(図1では負レンズL6a)と、少なくとも1枚の正レンズ(図1では正レンズL6b)とを含み、第4接合レンズL6中の前記正レンズは前記負レンズよりも高いアッベ数を有し、第4接合レンズL6中の前記正レンズのd線に対するアッベ数νd6としたとき、次式(3)の条件を満足することが好ましい。
νd6>60 …(3)
上記条件式(3)は、第4接合レンズL6に含まれる正レンズのアッベ数νd6の適切な範囲を示すものである。この条件は、十分な色収差の補正に対して有効である。上述したように、第4接合レンズL6において、正レンズは負レンズより高いアッベ数を有している。このため、第4接合レンズL6においては色収差が大きく出る、いわゆる色出しの効果があるが、結像光学系全体としては大きな画角に対しても色収差を良好に補正することができる。なお、この条件式(3)の下限値を下回ると、第4接合レンズL6においては色出しの効果が弱くなるため、色収差補正が十分でなくなる。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(3)の下限値を80にすることが好ましい。
また、本実施形態においては、第2接合レンズL3の像側レンズ面(図1では物体側より8番目の面)は像側に強い凹面形状を有し、第3接合レンズL4の物体側レンズ面(図1では物体側より10番目の面)は物体側に強い凹面形状を有し、第2接合レンズL3の像側レンズ面の曲率半径をrS1とし、第3接合レンズL4の物体側レンズ面の曲率半径をrS2とし、レンズ全系のe線における合成焦点距離をfとしたとき、次式(4)及び(5)の条件を満足することが好ましい。
|rS1|/f > 0.16 …(4)
|rS2|/f > 0.16 …(5)
上記条件式(4)は、第2接合レンズL3の像側レンズ面の曲率半径rS1の適切な範囲を示すものである。この条件はコマフレアーを良好に補正し、像全域で高い解像力を得るために重要な条件である。この条件式(4)の下限値を下回ると、第2接合レンズL3の像側レンズ面による屈折力が強くなりすぎるため、コマフレアーが大きくなり、像全域で解像力が低下する。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(4)の下限値を0.17にすることが好ましい。
上記条件式(5)は、第3接合レンズL4の物体側レンズ面の曲率半径rS2の適切な範囲を示すものである。この条件は、上記の条件式(4)と同様に、コマフレアーを良好に補正し、像全域で高い解像力を得るために重要な条件である。この条件式(5)の下限値を下回ると、第3接合レンズL4の物体側レンズ面による屈折力が強くなりすぎるため、コマフレアーが大きくなり、像全域で解像力が低下する。
なお、本実施形態の効果を確実にするために、条件式(5)の下限値を0.17にすることが好ましい。
なお、本実施形態に係る発明を分かりやすくするために、上記実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
以下、本実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。なお、図1、図3、図5及び図7は、各実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。各実施例に係る結像光学系は、いずれも上述のように、物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群GFと、開口絞りSPと、正の屈折力を有する後群GRとを有し、前群GFは、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第1接合レンズL1と、正の屈折力を有するレンズL2と、像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第3接合レンズL4と、正の屈折力を有するレンズL5と、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4接合レンズL6とを有して構成されており、いわゆるガウス型光学系となっている。
以下に、表1〜表4を示すが、これらは第1〜第4実施例における各諸元の表である。[全体諸元]において、fはレンズ全系のe線における合成焦点距離、βはレンズ全系のe線における倍率、NAはe線における物体側の開口数、2ωは画角、TLはレンズ系全長(レンズ第1面から像面までの距離)、共役長は物体面から像面までの距離を示す。[レンズデータ]において、面番号は物体側からのレンズ面の順序(第0面は物体面に対応)、rは各面番号に対応する曲率半径、dは各面番号に対応する光軸上のレンズ厚及び空気間隔(第0面に記載の値は物体面から第1面までの空気間隔に対応)、νdは各面番号に対応する硝材のd線(波長587.6nm)を基準とするアッベ数、neは各面番号に対応するe線の屈折率を示す。なお、曲率半径rの「0.0000」は平面又は開口を示している。また、空気の屈折率「1.00000」の記載は省略している。[条件式]において、上記の条件式(1)〜(5)及びこれらに対応する値を示す。
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
以上の表の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
(第1実施例)
第1実施例に係る結像光学系について、図1、図2及び表1を用いて説明する。図1に示すように、第1実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、両凸レンズL1aと両凹レンズL1bとからなる第1接合レンズL1と、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL3aと像側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL3bとからなる第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、物体側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL4aと像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL4bとからなる第3接合レンズL4と、像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL5と、両凹レンズL6aと両凸レンズL6bとからなる第4接合レンズL6とを有している。
以下、表1に第1実施例における各諸元の表を示す。なお、表1における面番号1〜17は、図1に示す面1〜17に対応している。
(表1)
[全体諸元]
f=122.00
β=-0.25
NA=0.020
2ω=26.10°
TL=219.19
共役長=746.58
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 527.3924
1 299.0077 10.0000 1.49845 81.6
2 -59.5464 3.20000 1.51825 64.1
3 186.3666 24.0000
4 40.2428 6.3000 1.67340 47.3
5 195.2620 3.6000
6 32.4629 7.8000 1.49845 81.6
7 672.4109 2.4000 1.61669 44.3
8 21.9074 12.8000
9 0.0000 12.8000 (開口絞りSP)
10 -20.4519 2.4000 1.61669 44.3
11 -1599.5198 7.8000 1.49845 81.6
12 -28.4512 2.6000
13 -331.5376 6.3000 1.67340 47.3
14 -42.8723 3.0000
15 -372.8512 3.0000 1.51825 64.1
16 58.2845 8.2000 1.49845 81.6
17 -1000.0000 72.2907
[レンズ群データ]
始面 焦点距離
前群GF 1 174.25
後群GR 10 145.93
[条件式]
fL1=-712.337
f=122.00
νd1=81.6
νd6=81.6
rS1=21.9074
rS2=-20.4519
条件式(1)fL1/f=-5.84
条件式(2)νd1=81.6
条件式(3)νd6=81.6
条件式(4)|rS1|/f=0.180
条件式(5)|rS2|/f=0.168
表1に示す諸元の表から、第1実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図2は、第1実施例に係る結像光学系の諸収差図(具体的には、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及び横収差図)である。各収差図において、最大開口数は0.020、最大像高は35mmで出力している。また、eはe線(波長546.07nm)、gはg線(波長435.83nm)、CはC線(波長656.27nm)、FはF線(波長486.13nm)に対する諸収差を示す。また、非点収差図において、点線はメリジオナル像面、実線はサジタル像面を示す。また、横収差図において、Yは像高を示す。
以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
各収差図から明らかなように、第1実施例に係る結像光学系は、大きな画角を有し、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
(第2実施例)
第2実施例に係る結像光学系について、図3、図4及び表2を用いて説明する。図3に示すように、第2実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、両凸レンズL1aと両凹レンズL1bとからなる第1接合レンズL1と、像側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL2aと物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL2bとからなり正の屈折力を有する接合レンズL2と、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL3aと像側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL3bとからなる第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL4aと両凸レンズL4bとからなる第3接合レンズL4と、像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL5aと物体側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL5bとからなり正の屈折力を有する接合レンズL5と、両凹レンズL6aと両凸レンズL6bとからなる第4接合レンズL6とを有する。
表2に第2実施例における各諸元の表を示す。なお、表2における面番号1〜19は、図3に示す面1〜19に対応している。
(表2)
[全体諸元]
f=122.00
β=-0.50
NA=0.035
2ω=19.38°
TL=250.41
共役長=536.48
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 286.0696
1 1000.0000 8.8000 1.49845 81.6
2 -53.2369 3.20000 1.51825 64.1
3 332.2782 24.0000
4 57.0977 3.5000 1.57392 53.0
5 34.5169 6.3000 1.70346 48.1
6 371.5063 3.6000
7 28.4886 7.8000 1.49845 81.6
8 159.9514 2.4000 1.61669 44.3
9 21.3490 12.8000
10 0.0000 13.0000 (開口絞りSP)
11 -24.2700 2.4000 1.61669 44.3
12 119.8966 7.8000 1.49845 81.6
13 -32.0448 2.6000
14 -513.0950 7.0000 1.67340 47.3
15 -28.0537 3.0000 1.51976 52.4
16 -61.2792 3.0000
17 -330.7996 3.0000 1.51825 64.1
18 76.7442 8.2000 1.49845 81.6
19 -638.4147 128.0130
[レンズ群データ]
始面 焦点距離
前群GF 1 161.00
後群GR 11 158.88
[条件式]
fL1=-700.729
f=122.00
νd1=81.6
νd6=81.6
rS1=21.3490
rS2=-24.2670
条件式(1)fL1/f=-5.74
条件式(2)νd1=81.6
条件式(3)νd6=81.6
条件式(4)|rS1|/f=0.175
条件式(5)|rS2|/f=0.199
表2に示す諸元の表から、第2実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図4は、第2実施例に係る結像光学系の諸収差図である。各収差図において、最大開口数は0.035、最大像高は31mmで出力している。第2実施例に係る結像光学系の諸収差図である。各収差図から明らかなように、第2実施例に係る結像光学系は、大きな画角を有し、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
(第3実施例)
第3実施例に係る結像光学系について、図5、図6及び表3を用いて説明する。図5に示すように、第3実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、両凸レンズL1aと両凹レンズL1bとからなる第1接合レンズL1と、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、両凸レンズL3aと両凹レンズL3bとからなる第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL4aと両凸レンズL4bとからなる第3接合レンズL4と、像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL5と、両凹レンズL6aと両凸レンズL6bとからなる第4接合レンズL6とを有する。
表3に第3実施例における各諸元の表を示す。なお、表3における面番号1〜17は、図5に示す面1〜17に対応している。
(表3)
[全体諸元]
f=122.00
β=-1.00
NA=0.052
2ω=16.36
TL=285.08
共役長=469.25
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 184.1765
1 2758.7543 8.8000 1.49845 81.6
2 -58.3475 3.20000 1.51825 64.1
3 709.2732 6.0000
4 40.2423 6.3000 1.67340 47.3
5 218.5362 3.2000
6 31.0574 7.8000 1.49845 81.6
7 -6938.1867 2.4000 1.61669 44.3
8 21.0578 12.7500
9 0.0000 12.7500 (開口絞りSP)
10 -21.0578 2.4000 1.61669 44.3
11 6938.1867 7.8000 1.49845 81.6
12 -31.0574 3.2000
13 -218.5362 6.3000 1.67340 47.3
14 -40.2423 6.0000
15 -709.2732 3.2000 1.51825 64.1
16 58.3475 8.8000 1.49845 81.6
17 -2758.7543 184.1765
[レンズ群データ]
始面 焦点距離
前群GF 1 155.43
後群GR 10 155.43
[条件式]
fL1=-1125.55
f=122.00
νd1=81.6
νd6=81.6
rS1=21.0578
rS2=-21.0578
条件式(1)fL1/f=-9.23
条件式(2)νd1=81.6
条件式(3)νd6=81.6
条件式(4)|rS1|/f=0.173
条件式(5)|rS2|/f=0.173
表3に示す諸元の表から、第3実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図6は、第3実施例に係る結像光学系の諸収差図である。各収差図において、最大開口数は0.052、最大像高は35mmで出力している。図6に示す各収差図から明らかなように、第3実施例に係る結像光学系は、大きな画角を有し、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
(第4実施例)
第4実施例に係る結像光学系について、図7、図8及び表4を用いて説明する。図7に示すように、第4実施例に係る結像光学系において、前群GFは、物体側より順に並んだ、像側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL1aと物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL1bとからなる第1接合レンズL1と、物体側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL2と、両凸レンズL3aと両凹レンズL3bとからなる第2接合レンズL3とを有し、後群GRは、物体側より順に並んだ、両凹レンズL4aと両凸レンズL4bとからなる第3接合レンズL4と、像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL5と、像側に強い凸面を向けた正メニスカスレンズL6aと物体側に強い凹面を向けた負メニスカスレンズL6bとからなる第4接合レンズL6とを有する。
表4に第4実施例における各諸元の表を示す。なお、表4における面番号1〜17は、図7に示す面1〜17に対応している。
(表4)
[全体諸元]
f=122.00
β=-0.70
NA=0.044
2ω=19.28
TL=250.28
共役長=477.68
[レンズデータ]
面番号 r d ne νd
0 227.4091
1 230.1076 3.2000 1.51825 64.1
2 36.4439 8.8000 1.49845 81.6
3 238.0564 10.0000
4 37.6703 6.3000 1.67340 47.3
5 166.0258 3.4000
6 32.7918 7.8000 1.49845 81.6
7 -632.8700 2.4000 1.61669 44.3
8 21.1776 12.6000
9 0.0000 13.0000 (開口絞りSP)
10 -20.3896 2.4000 1.61669 44.3
11 1098.0754 7.8000 1.49845 81.6
12 -30.6971 2.9000
13 -203.2757 6.3000 1.67340 47.3
14 -38.8490 10.0000
15 -211.8234 8.2000 1.49845 81.6
16 -40.2307 8.2000 1.51825 64.1
17 -208.8130 142.1758
[レンズ群データ]
始面 焦点距離
前群GF 1 154.69
後群GR 10 144.03
[条件式]
fL1=-2846.08
f=122.00
νd1=81.6
νd6=81.6
rS1=21.1776
rS2=-20.3896
条件式(1)fL1/f=-23.33
条件式(2)νd1=81.6
条件式(3)νd6=81.6
条件式(4)|rS1|/f=0.174
条件式(5)|rS2|/f=0.167
表4に示す諸元の表から、第4実施例に係る結像光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図8は、第4実施例に係る結像光学系の諸収差図である。各収差図において、最大開口数は0.044、最大像高は35mmで出力している。図8に示す各収差図から明らかなように、第4実施例に係る結像光学系は、大きな画角を有し、像の周辺まで口径蝕がほぼ0%であるにも関わらず、像全域で諸収差が良好に補正されており、像全域において均一で高い解像力を有していることが分かる。
第1実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第1実施例の諸収差図である。 第2実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第2実施例の諸収差図である。 第3実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第3実施例の諸収差図である。 第4実施例に係る結像光学系の構成を示す断面図である。 第4実施例の諸収差図である。
符号の説明
GF 前群
GR 後群
L1 第1接合レンズ
L2 正の屈折力を有するレンズ
L3 第2接合レンズ
SP 開口絞り
L4 第3接合レンズ
L5 正の屈折力を有するレンズ
L6 第4接合レンズ
L1a〜L6a 各接合レンズにおける物体側のレンズ
L1b〜L6b 各接合レンズにおける像側のレンズ

Claims (4)

  1. 物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する前群と、開口絞りと、正の屈折力を有する後群とを有し、
    前記前群は、物体側より順に並んだ、物体側に凸面を向けた負の屈折力を有する第1接合レンズと、正の屈折力を有するレンズと、像側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第2接合レンズとを有し、
    前記後群は、物体側より順に並んだ、物体側に凹面を向けたメニスカス形状で負の屈折力を有する第3接合レンズと、正の屈折力を有するレンズと、像側に凸面を向けた負の屈折力を有する第4接合レンズとを有し、
    前記第1接合レンズのe線(波長546.07nm)における焦点距離をfL1とし、レンズ全系のe線における合成焦点距離をfとしたとき、次式
    −25.5<fL1/f<−5.0
    の条件を満足することを特徴とする結像光学系。
  2. 前記第1接合レンズは、少なくとも1枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズとを含み、
    前記第1接合レンズ中の前記正レンズは前記負レンズよりも高いアッベ数を有し、
    前記第1接合レンズ中の前記正レンズのd線に対するアッベ数をνd1としたとき、次式
    νd1>60
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の結像光学系。
  3. 前記第4接合レンズは、少なくとも1枚の正レンズと、少なくとも1枚の負レンズとを含み、
    前記第4接合レンズ中の前記正レンズは前記負レンズよりも高いアッベ数を有し、
    前記第4接合レンズ中の前記正レンズのd線に対するアッベ数νd6としたとき、次式
    νd6>60
    の条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の結像光学系。
  4. 前記第2接合レンズの像側レンズ面の曲率半径をrS1とし、前記第3接合レンズの物体側レンズ面の曲率半径をrS2とし、レンズ全系のe線における合成焦点距離をfとしたとき、次式
    |rS1|/f > 0.16
    |rS2|/f > 0.16
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の結像光学系。
JP2008103025A 2008-04-11 2008-04-11 結像光学系 Expired - Fee Related JP5164648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103025A JP5164648B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 結像光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008103025A JP5164648B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 結像光学系

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009251543A true JP2009251543A (ja) 2009-10-29
JP5164648B2 JP5164648B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=41312283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008103025A Expired - Fee Related JP5164648B2 (ja) 2008-04-11 2008-04-11 結像光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5164648B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017160091A1 (ko) * 2016-03-17 2017-09-21 주식회사 에이스솔루텍 렌즈 광학계 및 촬상 장치
CN107329229A (zh) * 2017-08-28 2017-11-07 深圳市广恩德科技有限公司 一种大光圈长焦高清镜头
JP2021021776A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03288112A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 色消しレンズ系
JP2002148514A (ja) * 2000-08-30 2002-05-22 Nikon Corp 結像光学系
JP2005208144A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Tochigi Nikon Corp 変倍レンズ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03288112A (ja) * 1990-04-04 1991-12-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 色消しレンズ系
JP2002148514A (ja) * 2000-08-30 2002-05-22 Nikon Corp 結像光学系
JP2005208144A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Tochigi Nikon Corp 変倍レンズ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017160091A1 (ko) * 2016-03-17 2017-09-21 주식회사 에이스솔루텍 렌즈 광학계 및 촬상 장치
CN107329229A (zh) * 2017-08-28 2017-11-07 深圳市广恩德科技有限公司 一种大光圈长焦高清镜头
JP2021021776A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置
JP7225047B2 (ja) 2019-07-25 2023-02-20 富士フイルム株式会社 撮像レンズおよび撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5164648B2 (ja) 2013-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5201690B2 (ja) 撮像レンズ
JP4732480B2 (ja) 内視鏡用対物光学系
JP5371148B2 (ja) 撮像レンズ
JP6165675B2 (ja) リアアタッチメントレンズ
JP6029111B2 (ja) 撮像レンズ
JP2012098724A (ja) 超広角レンズ
JP5587513B2 (ja) 対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置
JP5566560B1 (ja) 内視鏡対物光学系
JP7091268B2 (ja) 内視鏡用対物レンズおよび内視鏡
JP2017068164A (ja) 広角光学系及びそれを備えた撮像装置
JP4863132B2 (ja) 液浸系顕微鏡対物レンズ
JP6555342B2 (ja) 撮像レンズおよび撮像装置
JP5571255B2 (ja) 対物光学系およびこれを用いた内視鏡装置
JP7396788B2 (ja) 撮像レンズ
WO2013051366A1 (ja) 内視鏡用光学系
WO2013077139A1 (ja) 内視鏡対物光学系
WO2014155821A1 (ja) 内視鏡用光学系
JP5279532B2 (ja) 結像光学系および検査装置
JP2016139087A (ja) 結像光学系
JP4919712B2 (ja) 魚眼レンズ
JP6230518B2 (ja) 内視鏡対物光学系
JP5164648B2 (ja) 結像光学系
JP2007304312A (ja) 色消しレンズ系
JPWO2009044836A1 (ja) ズーム接眼レンズ系
JP2017142296A (ja) 撮像レンズおよび撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20110407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5164648

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees