JP2009250704A - 距離測定装置用受信機および距離測定装置 - Google Patents

距離測定装置用受信機および距離測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】無線信号の送受信によって距離測定目標までの距離を測定する距離測定装置において、距離測定精度を高めることを目的とする。
【解決手段】アンテナで受信された信号に対しローカル信号によって直交検波処理を施す直交検波部と、マルチパス環境下を伝播し受信された無線信号から所望の信号を分離する処理を直交検波信号に対して施す分離処理部とを備え、距離測定目標までの距離を測定する装置に搭載され、分離処理部によって分離された信号に基づいて距離測定用信号を生成する距離測定装置用受信機において、ローカル信号に対し、その位相変化の極性を反転する処理を施し、逆回転ローカル信号を生成する逆回転処理部と、分離処理によって分離された信号に対し、逆回転ローカル信号によって直交変調処理を施し、距離測定用信号として出力する逆回転直交変調部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線信号の送受信により、距離測定目標までの距離を測定する距離測定装置、および距離測定装置に搭載される受信機に関する。
無線タグとの間で無線信号を送受信することにより、無線タグまでの距離を測定する距離測定装置が開発されている。距離測定装置は、距離を測定する際に無線パルス信号を送信する。無線タグは無線パルス信号を受信し、無線パルス信号に対する応答信号を生成し送信する。距離測定装置は無線応答信号を受信し、無線パルス信号の送信タイミングと無線応答信号の受信タイミングとの差異、および無線信号の伝播速度に基づいて、無線タグまでの距離を測定する。
ここで、無線パルス信号および無線応答信号は、矩形単発パルス信号等のパルス信号を正弦波信号等に乗じたパルス変調信号である。無線パルス信号の送信タイミングと無線応答信号の受信タイミングとの差異は、これらのパルス変調信号の包絡線変化タイミングの差異、およびこれらのパルス変調信号の位相差に基づいて求めることができる。
特開2006−145222号公報
距離測定装置は、受信された無線応答信号にローカル信号を乗ずることによって、無線応答信号を同相成分信号Iおよび直交成分信号QからなるベースバンドI/Q信号に変換する。そして、ベースバンドI/Q信号に基づいて距離測定用信号を生成し、距離測定用信号の生成タイミングおよび無線パルス信号の送信タイミングに基づいて、無線タグまでの距離を測定する。
距離測定を距離測定装置の送信アンテナ位置および受信アンテナ位置を基準として行う場合、無線パルス信号の送信タイミングは、無線パルス信号が送信アンテナから送信されるタイミングとする。そして、無線応答信号の受信タイミングは、無線応答信号が受信アンテナで受信されるタイミングとする。したがって、無線パルス信号の位相と、距離測定用信号の位相との差異に基づいて距離測定を行う場合には、無線パルス変調信号が生成されてから送信アンテナに至るまでの位相変化量、および受信アンテナで無線応答信号が受信されてから距離測定用の信号が生成されるまでの位相変化量を考慮する必要がある。
無線応答信号をベースバンドI/Q信号に変換する処理においては、その処理に起因する位相変化量に相当する変化値が、ベースバンドI/Q信号の各成分に加えられる。そのため、無線応答信号が受信されてから、距離測定用の信号が生成されるまでの位相変化量には、ベースバンドI/Q信号の各成分に加えられた変化値に基づく位相変化量が含まれる。
ところが従来の距離測定装置では、ベースバンド変換処理に基づく位相変化がないものとして距離測定を行っていたため、距離測定結果に誤差が含まれていた。
本発明はこのような課題に対してなされたものである。すなわち、無線信号の送受信によって距離測定目標までの距離を測定する距離測定装置において、距離測定精度を高めることを目的とする。
本発明は、無線信号を受信するアンテナと、ローカル信号を生成するローカル信号生成部と、前記アンテナで受信された信号に対し前記ローカル信号によって直交検波処理を施す直交検波部と、マルチパス環境下を伝播し受信された無線信号から所望の信号を分離する処理を、前記直交検波部によって生成された直交検波信号に対して施す分離処理部と、を備え、距離測定目標までの距離を測定する装置に搭載され、前記分離処理部によって分離された信号に基づいて距離測定用信号を生成する距離測定装置用受信機において、前記ローカル信号生成部が生成したローカル信号に対し、その位相変化の極性を反転する処理を施し、逆回転ローカル信号を生成する逆回転処理部と、前記分離処理によって分離された信号に対し、前記逆回転ローカル信号によって直交変調処理を施し、距離測定用信号として出力する逆回転直交変調部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、無線信号をそれぞれが受信する複数の単位アンテナと、ローカル信号を生成するローカル信号生成部と、各単位アンテナに対応して設けられ、対応する単位アンテナで受信された信号に対し前記ローカル信号によって直交検波処理を施す直交検波部と、各直交検波部に対応して設けられ、前記複数の単位アンテナによる受信指向特性を制御する指向性制御処理を、各直交検波部によって生成された直交検波信号に対して施す指向性制御処理部と、前記指向性制御処理が施された直交検波信号を合成する合成部と、を備え、距離測定目標までの距離を測定する装置に搭載され、受信した無線信号に基づいて距離測定用信号を生成する距離測定装置用受信機であって、前記ローカル信号生成部が生成したローカル信号に対し、その位相変化の極性を反転する処理を施し、逆回転ローカル信号を生成する逆回転処理部と、前記合成部が出力する信号に対し、前記逆回転ローカル信号によって直交変調処理を施し、距離測定用信号として出力する逆回転直交変調部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、無線パルス信号を生成する信号生成部と、前記無線パルス信号を送信する送信部と、前記送信部から送信された信号に対して距離測定目標が応答することにより当該距離測定目標が送信した無線応答信号を受信する、前記距離測定装置用受信機と、前記距離測定用信号の取得タイミングと、前記無線パルス信号の送信タイミングと、に基づいて、前記距離測定目標までの距離を求める距離測定部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、距離測定装置の距離測定精度を高めることができる。
図1に本発明の実施形態に係る無線タグ距離測定システムの構成を示す。このシステムは、無線タグ距離測定装置10が、無線タグとの間の無線信号の送受信によって無線タグまでの距離を測定するものである。無線タグ12−1〜12−4には、固有のPN符号(PNはPseudo Noiseの略である。)が割り当てられている。図1では、無線タグ12−1〜12−4に対し、固有のPN符号として、それぞれ「01001・・・」、「10011・・・」、「01111・・・」、および「10001・・・」が割り当てられている例を示している。無線タグ距離測定装置10は、距離測定対象とする無線タグをPN符号によって特定する。
一般に、PN符号は1および0による擬似雑音パターンを示す。PN符号の値「1」および「0」に対し信号値「1」および「−1」をそれぞれ対応付けることで、PN符号のパターンで値が変化するPN信号を生成することができる。このようなPN信号と処理対象信号との畳み込み演算を行う拡散処理を行うと、処理対象信号の時間長はPN信号の時間長に応じて拡散される。このような拡散信号に対しては、拡散処理に用いられたPN信号との畳み込み演算を行う逆拡散処理を施すことで元の信号を再現することができる。また、互いに異なるPN符号によって拡散処理が施された複数の拡散信号を足し合わせた信号からは、逆拡散処理によって元の信号を抽出することができる。本実施形態に係る無線タグ距離測定システムは、このようなPN符号の直交性を利用するものである。
距離測定対象とする無線タグまでの距離を測定する際には、無線タグ距離測定装置10は、矩形単発パルス信号等のパルス信号を正弦波信号に乗じたパルス変調信号を生成する。そして、距離測定対象の無線タグの固有割り当てPN符号によって、パルス変調信号に対して拡散処理を施し、拡散パルス変調信号を送信する。
拡散パルス変調信号を受信した複数の無線タグのうち、拡散パルス変調信号の拡散処理に用いられたPN符号と自らの固有割り当てPN符号とが一致する無線タグは、受信した拡散パルス変調信号に対して逆拡散処理を施した応答パルス変調信号を送信する。
無線タグ距離測定装置10は、応答パルス変調信号を受信すると、拡散パルス変調信号を送信してから応答パルス変調信号が受信されるまでの時間に基づいて、距離測定対象の無線タグまでの距離を算出する。
このような処理を実行するための無線タグ距離測定装置10の構成を図2に示す。また、無線タグ距離測定装置10の一構成部である送信部14の構成を図3に示す。無線タグ距離測定装置10の構成部のうち、A/D変換器34よりも後段の構成部は、処理対象信号をディジタルサンプリングしたディジタル信号を処理するものであるとする。また、送信部14の構成部のうち、D/A変換器24よりも前段の構成部は、ディジタル信号を処理するものであるとする。
ローカル信号発生部40は、ローカル信号をパルス変調信号生成部16に出力する。パルス変調信号生成部16は、ローカル信号にパルス信号を乗じたパルス変調信号を生成し拡散処理部18および距離算出部48に出力する。
PN符号記憶部20には、無線タグ距離測定システムで用いられる無線タグの固有割り当てPN符号が記憶されている。符号選択部22は、ユーザの操作または別に設けられた装置等によって距離測定対象の無線タグが指定されると、指定された無線タグの固有割り当てPN符号をPN符号記憶部20から読み込む。そして、読み込んだPN符号に基づいてPN信号を生成し拡散処理部18に出力する。
拡散処理部18は、符号選択部22から出力されたPN信号によってパルス変調信号に対し拡散処理を施した拡散パルス変調信号を生成し、D/A変換器24に出力する。D/A変換器24は、拡散処理部18から出力された拡散パルス変調信号をアナログ信号に変換し無線送信部26に出力する。無線送信部26は、拡散パルス変調信号を無線信号に変換し、送信アンテナ28を介して送信する。
このような処理によって、ローカル信号の位相に基づいて位相が定まり、符号選択部22によって指定されたPN符号によって拡散処理が施された拡散パルス変調信号が、無線タグ距離測定装置10から送信される。
無線タグ距離測定装置10から送信された拡散パルス変調信号は各無線タグで受信される。図4(a)に無線タグ12の構成を示す。無線タグアンテナ54で受信された拡散パルス変調信号は、分波器56に入力される。分波器56はパルス変調信号を相関処理デバイス58に出力する。分波器56は、サーキュレータ、方向性結合器等を用いて構成することができる。
無線タグ12の相関処理デバイス58には、無線タグ12に固有に割り当てられたPN符号によって、入力信号に対して畳み込み演算を施し出力するものを用いる。このようなデバイスとしては、SAWデバイス、CCD(Charge Coupled Device)マッチドフィルタ、ディジタルマッチドフィルタ等を用いることができる。SAWデバイスには電源電力を供給する必要があるもの(SAWコンボルバ等)と、電源電力を供給する必要がないものとがある。電源電力を供給する必要がないSAWデバイスを用いた場合には、無線タグ12に電力供給源を搭載する必要がなくなる。
また、ディジタルマッチドフィルタ、SAWコンボルバ等は、畳み込み演算を行う際のPN符号を任意に設定することができる。この場合の構成を図4(b)に示す。ここでは、ディジタルマッチドフィルタ58Aを用いた場合を示している。SAWコンボルバを用いる場合には、ディジタルマッチドフィルタ58AをSAWコンボルバに置き換えた構成とすればよい。無線タグ12には、PN符号を記憶するPN符号記憶部60およびPN符号設定回路62を設ける。PN符号記憶部60には、複数の異なるPN符号を予め記憶させておく。PN符号設定回路62は、PN符号記憶部60からPN符号を読み込み、そのPN符号に基づいてディジタルマッチドフィルタ58Aが処理を実行するよう、ディジタルマッチドフィルタ58Aの動作状態を設定する。また、PN符号記憶部60およびPN符号設定回路62を設ける代わりに、無線タグ12の外部の装置によって、ディジタルマッチドフィルタ58AにPN符号を設定する構成としてもよい。ディジタルマッチドフィルタ58Aを用いる無線タグ12の構成によれば、異なるPN符号が与えられた複数の無線タグ12に対し、ハードウエアを共通化することができる。
相関処理デバイス58は、分波器56から出力された信号に対し、無線タグ12の固有割り当てPN符号によって畳み込み演算を施して分波器56に出力する。分波器56は、相関処理デバイス58から出力された信号を無線タグアンテナ54に出力する。無線タグアンテナ54からは分波器56から出力された信号が送信される。
相関処理デバイス58に入力された信号が、固有割り当てPN符号による拡散処理が施された信号である場合には、相関処理デバイス58からは、入力信号に対し逆拡散処理が施された拡散処理前の信号が出力される。一方、相関処理デバイス58に入力された信号が、固有割り当てPN符号とは異なる符号による拡散処理が施された信号である場合には、相関処理デバイス58からは、拡散処理前の信号は出力されない。
したがって、無線タグアンテナ54で受信された拡散パルス変調信号が、固有割り当てPN符号によって拡散処理が施された信号である場合、相関処理デバイス58からは、拡散パルス変調信号に対し逆拡散処理を施した拡散処理前の信号が出力される。これによって、複数の無線タグのうち、受信した拡散パルス変調信号に拡散処理を施した元のPN符号と、自らの固有割り当てPN符号とが一致する無線タグからは、その拡散パルス変調信号に対して逆拡散処理が施された信号が応答パルス変調信号として送信される。
次に、無線タグ距離測定装置10が、無線タグから送信された応答パルス変調信号に対して実行する処理について説明する。無線タグ距離測定装置10は、アダプティブアレイアンテナを構成する複数の単位アンテナ30を備える。各単位アンテナ30は応答パルス変調信号を受信し、対応する無線受信部32に入力する。各無線受信部32は、単位アンテナ30で受信された応答パルス変調信号を所定の信号レベルとなるまで増幅し、対応するA/D変換器34に出力する。各A/D変換器34は無線受信部32から出力された信号をディジタル信号に変換し、対応する直交検波器36に出力する。
ローカル信号発生部40は、パルス変調信号生成部16の他、各直交検波器36にもローカル信号を出力する。各直交検波器36は、A/D変換器34から出力された信号から、ローカル信号によって同相成分信号Iおよび直交成分信号Qを抽出し、ウェイト乗算部38に出力する。同相成分信号Iは、ローカル信号と同位相の関係にある成分をA/D変換器34の出力信号から抽出した信号であり、直交成分信号Qは、ローカル信号との位相差が90°である成分をA/D変換器34の出力信号から抽出した信号である。
各ウェイト乗算部38は、直交検波器36から出力された同相成分信号Iおよび直交成分信号Qのそれぞれに、指向性制御部42によって同相成分信号Iおよび直交成分信号Qのそれぞれに対して求められたウェイト係数を乗じて合成部44に出力する。
合成部44は、各ウェイト乗算部38によって処理が施された同相成分信号を加算合計したウェイト処理後同相成分信号Iw、および各ウェイト乗算部38によって処理が施された直交成分信号を加算合計したウェイト処理後直交成分信号Qwを距離算出部48、逆回転直交変調器50および指向性制御部42に出力する。
このような処理によれば、総ての単位アンテナ30によって定まる総合指向特性は、指向性制御部42が出力するウェイト係数によって決定される。そして、合成部44から出力されるウェイト処理後同相成分信号Iwおよびウェイト処理後直交成分信号Qwは、その総合指向特性を以て受信された信号となる。
指向性制御部42は、指向特性最大方向が応答パルス変調信号の到来方向と一致するようウェイト係数を算出し、算出したウェイト係数を各ウェイト乗算部38に出力する。この処理は、例えば、ウェイト処理後同相成分信号Iwおよびウェイト処理後直交成分信号Qwのそれぞれのノイズに対する比が最も大きくなるようウェイト係数を収束させる適応アルゴリズムによって行うことができる。
また、ウェイト係数を算出する処理には、所望信号の到来方向を推定する適応信号処理を用いてもよい。このような適応信号処理としては、MMSE、MUSIC等が広く知られている。無線タグ距離測定装置10と無線タグとの間にマルチパスが存在する場合、無線タグから無線タグ距離測定装置10に至るまでの経路が複数通り存在する。このようなマルチパス環境下で無線タグまでの距離を測定する場合には、到来方向が異なる複数の信号から、無線タグから送信され直接到来する応答パルス変調信号を分離して用いることが好ましい。そこで、直接到来する応答パルス変調信号の到来方向をMMSE、MUSIC等によって推定し、指向特性最大方向がその到来方向と一致するようウェイト係数を算出する処理を実行することが好適である。これによって、到来方向が異なる複数の信号から、距離測定に好適な信号を分離することができる。本実施形態に到来方向を推定する適応信号処理を用いることで、応答パルス変調信号がマルチパス環境によって受ける影響を低減し、無線タグまでの距離の測定精度を向上させることができる。
指向性制御部42は、さらに、ウェイト係数乗算処理によって生じるウェイト位相変化量を求め、距離算出部48に出力する。ウェイト位相変化量は、ウェイト処理後同相成分信号Iwの値を横軸にとりウェイト処理後直交成分信号Qwの値を縦軸とった場合のIw/Qw平面ベクトル位相角に、ウェイト係数乗算処理によって生ずる位相変化量を示す。
ローカル信号発生部40は、パルス変調信号生成部16および各直交検波器36の他、逆回転処理部46にもローカル信号を出力する。逆回転処理部46は、ローカル信号の位相時間変化の極性を反転した逆回転ローカル信号を生成し、逆回転直交変調器50に出力する。例えば、ローカル信号の振幅をA、角周波数をω、時間をt、初期位相をφとした場合、ローカル信号は、複素表現でAexp[j(ωt+φ)]と表される。このとき、逆回転ローカル信号は、Aexp[−j(ωt+φ)]と表される。ローカル信号としてディジタル信号化された複素信号を用いた場合には、ローカル信号の共役複素数を求めることで 、逆回転ローカル信号を生成することができる。
逆回転直交変調器50は、逆回転ローカル信号によって、ウェイト処理後同相成分信号Iw、およびウェイト処理後直交成分信号Qwに対して直交変調処理を施すことで位相差距離測定用信号を生成し、距離算出部48に出力する。
本実施形態に係る無線タグ距離測定装置10では、各A/D変換器34の出力信号から、ローカル信号を用いて同相成分信号Iおよび直交成分信号Qを抽出する。ローカル信号をAexp[j(ωt+φ)]とし、各直交検波器36から出力された同相成分信号Iを横軸にとり、各直交検波器36から出力された直交成分信号Qを縦軸にとると、I/Q平面ベクトル位相角には初期位相φが加算される。これによって、ウェイト処理後同相成分信号Iwおよびウェイト処理後直交成分信号QwのIw/Qw平面ベクトル位相角にもまた、初期位相φが加算される。
従来の方式では、直交検波後のI/Qベクトル位相角にローカル信号の初期位相φが加わることにより、測定距離に誤差が生じることが問題となっていた。そこで、本実施形態では、ウェイト処理後同相成分信号Iwおよびウェイト処理後直交成分信号Qwに対し、逆回転ローカル信号を用いた直交変調処理を施し、位相差距離測定用信号を生成する。これによって、Iw/Qw平面ベクトル位相角に含まれる初期位相から、逆回転ローカル信号の初期位相を減算することができる。各構成部の処理精度が十分であれば、Iw/Qw平面ベクトル位相角に含まれる初期位相を、逆回転ローカル信号の初期位相によって相殺することができる。これによって、ローカル信号の初期位相が位相差距離測定用信号に与える影響を低減することができ、次に説明する処理によって測定される測定距離に誤差が生じることを回避することができる。
次に、距離算出部48が、パルス変調信号、ウェイト処理後同相成分信号Iwおよびウェイト処理後直交成分信号Qw、ならびに位相差距離測定信号を用いて無線タグまでの距離を求める処理について説明する。
距離算出部48は、ウェイト処理後同相成分信号Iwおよびウェイト処理後直交成分信号Qwの自乗和を求め、さらに、その自乗和の平方根の包絡線を受信包絡線信号として求める。また、距離算出部48は、パルス変調信号生成部16から出力されたパルス変調信号の包絡線を送信包絡線信号として求める。
距離算出部48は、送信包絡線信号の立ち上がり時間と、受信包絡線信号の立ち上がり時間との差を測定する。そして、測定した時間差に基づいて、無線タグ距離測定装置10と無線タグとの間を無線信号が往復するときの往復伝播時間を求め、往復伝播時間と無線信号の伝播速度とに基づいて無線タグとの間の往復距離(無線タグまでの距離の2倍)を往復包絡線距離として算出する。
距離算出部48は、往復伝播時間を算出するときは、信号がパルス変調信号生成部16から出力されてから送信アンテナ28に至るまでの遅延時間、無線タグの受送信応答時間、ならびに、信号が単位アンテナ30で受信されてから合成部44より出力されるまでの遅延時間を、送信包絡線信号立ち上がり時間と受信包絡線信号立ち上がり時間との差から減算する。これによって、送信アンテナ28および単位アンテナ30の位置を基準とした往復距離を算出することができる。これらの遅延時間は、無線タグ距離測定装置10および無線タグに固有の時間であり、予め設計の段階で求めておくことができる。
このようにして求められた往復包絡線距離には、測定分解能に応じた分解能誤差が含まれる。すなわち真の往復距離は、往復包絡線距離から分解能誤差を減じた距離と、往復包絡線距離に分解能誤差を加算した距離との間にある。この分解能誤差は、パルス変調信号を生成する元となった正弦波信号の周波数とパルス変調信号のパルス時間長との関係、無線タグ距離測定装置10の構成部の特性、無線タグの特性等によって定まる値であり、設計の段階で求めることができる。
したがって、このような処理によれば、往復包絡線距離を中心とし、プラス側およびマイナス側にそれぞれ分解能誤差分の誤差が見込まれる往復距離を求めることができる。距離算出部48は、往復包絡線距離の半分を測定距離とし、その情報を表示部52に出力し、表示部52に測定距離を表示させてもよい。
本実施形態に係る無線タグ距離測定装置10では、逆回転直交変調器50から出力される位相差距離測定信号を用いることで、距離測定精度を向上させることができる。ただし、位相差距離測定信号を用いた測定精度向上処理は、パルス変調信号を生成した元の正弦波信号の周波数を有する電磁波の伝播波長よりも分解能誤差の2倍が短くなるよう、無線タグ距離測定システムが設計されていることが好ましい。本実施形態ではこのような設計がなされているものとする。図5に位相差距離測定信号を用いる処理のフローチャートを示す。
距離算出部48は、パルス変調信号生成部16から出力されたパルス変調信号と、位相差距離測定用信号との位相差を測定位相差として求める(S101)。距離算出部48は、さらに、パルス変調信号生成部16からパルス変調信号が出力され、送信アンテナ28に至るまでの位相変化量、無線タグの受送信応答に基づく位相変化量、応答パルス変調信号が単位アンテナ30で受信され、位相差距離測定用信号として距離算出部48に至るまでの、ウェイト位相変化量を除いた位相変化量、およびウェイト位相変化量を、測定位相差から減算した距離測定用位相差Pを求める(S102)。
ウェイト位相変化量を除くこれらの位相変化量は、無線タグ距離測定装置10および無線タグに固有の量であり、予め設計の段階で求めておくことができる。また、ウェイト位相変化量は、上述のウェイト係数を求める処理に応じて指向性制御部42から出力される。
距離算出部48は、往復包絡線距離から分解能誤差を減算した下限値d1、および往復包絡線距離に分解能誤差を加算した上限値d2を求める(S103)。また、距離算出部48は、下限値d1を正弦波波長λで除した値の小数点以下を切り捨てた整数(整数部分)をmとして求める(S104)。そして、D1=λ(2mπ+P)/(2π)に従って求められる値を第1推定往復距離D1とする(S105)。ここで、正弦波波長λは、パルス変調信号を生成した元の正弦波信号の周波数を有する電磁波の伝播波長である。
距離算出部48は、上限値d2を正弦波波長λで除した値の小数点以下を切り捨てた整数をnとして求める(S106)。そして、D2=λ(2nπ+P)/(2π)に従って求められる値を第2推定往復距離D2とする(S107)。
距離算出部48は、第1推定往復距離D1と第2推定往復距離D2が等しいか否かを判定する(S108)。そして、これらの値が等しいときは、第1推定往復距離D1の半分または第2推定往復距離D2の半分を無線タグまでの測定距離として決定し(S109)、測定距離情報を表示部52に出力する(S111)。表示部52は測定距離を表示する。
距離算出部48は、第1推定往復距離D1と第2推定往復距離D2とが異なるときには、これらの往復距離のうち下限値d1と上限値d2との間にある方の半分の距離を無線タグまでの測定距離として決定し(S110)、表示部52に出力する(S111)。表示部52は測定距離を表示する。
ステップS101およびS102によれば、送信アンテナ28から送信されたパルス変調信号の位相と、各単位アンテナ30で受信された応答パルス変調信号の位相との差を距離測定用位相差Pとして求めることができる。距離測定用位相差Pは0から2πまでの値をとる。この値は、無線タグとの間の往復距離を波長単位で表したときの小数点部分に対応する伝播位相変化量を表す。したがって、無線タグとの間の往復距離を波長単位で表したときの整数部分が何波長であるかを往復包絡線距離に基づいて求めることにより、距離測定用位相差Pを用いて無線タグとの間の往復距離を求めることができる。
無線タグとの間の往復距離は、当該往復距離を正弦波波長λで除した値の小数点以下を切り捨てた整数をjとして、位相換算で2πj+Pとして表すことができる。これを、距離単位に換算すると、λ(2πj+P)/(2π)である。
この整数jは、整数mまたは整数nのいずれかとなる。ここで、ステップS104で求められる整数mは、下限値d1を波長単位で表したときの整数部分であり、ステップS106で求められる整数nは、上限値d2を波長単位で表したときの整数部分である。上述のように無線タグ距離測定システムは、分解能誤差の2倍が正弦波信号周波数の電磁波の伝播波長よりも短くなるよう設計されている。そのため、これらの整数は等しいか、または1違いであり、n=mまたはn=m+1のうちいずれかが成立する。したがって、無線タグとの間の往復距離は、n=mのときはD1=D2となり、n=m+1のときはD1またはD2のうちいずれか一方となる。
無線タグとの間の往復距離は、下限値d1と上限値d2との間にある。そのため、n=m+1のとき、すなわち、第1推定往復距離D1と第2推定往復距離D2とが異なるときは、これらの値のうち、下限値d1と上限値d2との間にある方を選択することで無線タグまでの距離を決定すればよい。ステップS108〜S110は、このような原理に基づいて無線タグまでの距離を決定するものである。
本実施形態に係る無線タグ距離測定装置10では、直交検波処理によってIw/Qw平面ベクトルの位相角に加えられたローカル信号初期位相から、逆回転ローカル信号の初期位相を減算することができる。これによって、ローカル信号の初期位相φの値を含まない距離測定用位相差Pを求めることができ、距離測定精度を高めることができる。
無線タグ距離測定システムの構成を示す図である。 無線タグ距離測定装置の構成を示す図である。 送信部の構成を示す図である。 無線タグの構成を示す図である。 位相差距離測定信号を用いる処理のフローチャートである。
符号の説明
10 無線タグ距離測定装置、12−1〜12−4 無線タグ、14 送信部、16 パルス変調信号生成部、18 拡散処理部、20,60 PN符号記憶部、22 符号選択部、24 D/A変換器、26 無線送信部、28 送信アンテナ、30 単位アンテナ、32 無線受信部、34 A/D変換器、36 直交検波器、38 ウェイト乗算部、40 ローカル信号発生部、42 指向性制御部、44 合成部、46 逆回転処理部、48 距離算出部、50 逆回転直交変調器、52 表示部、54 無線タグアンテナ、56 分波器、58 相関処理デバイス、58A ディジタルマッチドフィルタ、62 PN符号設定回路。

Claims (3)

  1. 無線信号を受信するアンテナと、
    ローカル信号を生成するローカル信号生成部と、
    前記アンテナで受信された信号に対し前記ローカル信号によって直交検波処理を施す直交検波部と、
    マルチパス環境下を伝播し受信された無線信号から所望の信号を分離する処理を、前記直交検波部によって生成された直交検波信号に対して施す分離処理部と、
    を備え、
    距離測定目標までの距離を測定する装置に搭載され、前記分離処理部によって分離された信号に基づいて距離測定用信号を生成する距離測定装置用受信機において、
    前記ローカル信号生成部が生成したローカル信号に対し、その位相変化の極性を反転する処理を施し、逆回転ローカル信号を生成する逆回転処理部と、
    前記分離処理によって分離された信号に対し、前記逆回転ローカル信号によって直交変調処理を施し、距離測定用信号として出力する逆回転直交変調部と、
    を備えることを特徴とする距離測定装置用受信機。
  2. 無線信号をそれぞれが受信する複数の単位アンテナと、
    ローカル信号を生成するローカル信号生成部と、
    各単位アンテナに対応して設けられ、対応する単位アンテナで受信された信号に対し前記ローカル信号によって直交検波処理を施す直交検波部と、
    各直交検波部に対応して設けられ、前記複数の単位アンテナによる受信指向特性を制御する指向性制御処理を、各直交検波部によって生成された直交検波信号に対して施す指向性制御処理部と、
    前記指向性制御処理が施された直交検波信号を合成する合成部と、
    を備え、
    距離測定目標までの距離を測定する装置に搭載され、受信した無線信号に基づいて距離測定用信号を生成する距離測定装置用受信機であって、
    前記ローカル信号生成部が生成したローカル信号に対し、その位相変化の極性を反転する処理を施し、逆回転ローカル信号を生成する逆回転処理部と、
    前記合成部が出力する信号に対し、前記逆回転ローカル信号によって直交変調処理を施し、距離測定用信号として出力する逆回転直交変調部と、
    を備えることを特徴とする距離測定装置用受信機。
  3. 無線パルス信号を生成する信号生成部と、
    前記無線パルス信号を送信する送信部と、
    前記送信部から送信された信号に対して距離測定目標が応答することにより当該距離測定目標が送信した無線応答信号を受信する、請求項1または請求項2に記載の距離測定装置用受信機と、
    前記距離測定用信号の取得タイミングと、前記無線パルス信号の送信タイミングと、に基づいて、前記距離測定目標までの距離を求める距離測定部と、
    を備えることを特徴とする距離測定装置。
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