JP2009249959A - 地中連続壁及びその構築方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋼矢板のみに比べてはるかに剛性が大きく、溶接接合のような溶接後の温度管理や長手方向の全長に亘るボルト接合のような煩雑な作業が不要な地中連続壁用鋼材、地中連続壁および地中連続壁の構築方法を提供する。
【解決手段】幅方向の中央部にウェブ部11を有し且つ両端部に継手14を有する鋼矢板2と、ウェブ部21の端部にフランジ部22を有するH形鋼3とからなる地中連続壁1において、隣接する鋼矢板2間を連結するための継手14を含む継手部8と、H形鋼3における一のフランジ部22とが長手方向に沿って、互いに接触して重なっていると共に、重なっている部分の長手方向の両端のうち、一端のみが拘束されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、土木建築工事で主に土砂などの崩落を防ぐ土留め壁や地下構造物の壁、河川や港湾の護岸壁、道路工事などの擁壁に用いられる地中連続壁及びその構築方法に関するものである。
建築土木分野において、主に土砂などの崩落を防ぐ土留め壁や河川の護岸壁などに用いられる地中連続壁用鋼材として一般に鋼矢板が使用される。その一例としてU形、Z形、直線形、ハット形などがあり、土木建築工事に際しては、その継手どうしを嵌合させながら打設することで一体の地中連続壁とする。ここで、壁体の耐力を高める方法として、鋼矢板単体の断面性能を高める所謂サイズアップや、U形鋼矢板2枚を継手部合わせて溶接加工にて一体化し筒状を成した組み合わせ鋼矢板や、直線鋼矢板、U形、Z形、直線形、ハット形鋼矢板にH形鋼やCT鋼を溶接接合した加工鋼矢板などがある。
加工鋼矢板の従来技術としては、例えば特許文献1には、直線鋼矢板の幅方向中央部にCT形鋼のウェブ部先端を溶接し、前記CT形鋼のフランジ部にプレキャストコンクリート版を挿入した高剛性鋼矢板が開示されている。
特許文献2では、左右の継手形状が非対称な略U形鋼矢板のウェブ面内にT形鋼のウェブ部を溶接した地中連続壁用鋼製部材が開示されている。
さらに、鋼矢板にH形鋼を溶接接合した地中連続壁に関する発明がいくつか開示されている。例えば特許文献3では、左右の継手形状が非対称の直線鋼矢板とH形鋼とを溶接接合した壁形鋼矢板とその製造方法が開示されている。この特許文献3に記載の発明では、直線鋼矢板のウェブ部の裏面側に凹部を設けてH形鋼のフランジを配置し、この凹部の底面に形成した突条にH形鋼のフランジ外面を接させ、H形鋼フランジの両端部を開先溶接し、前記突条により直線鋼矢板のウェブ部と溶接部とを離すことで直線鋼矢板ウェブ部が溶接熱により変形することを防止している。
特許文献4では、特許文献2におけるT形鋼の加工手間や製作上の問題を解決した発明として、左右の継手形状が非対称の略U字形状の鋼矢板にH形鋼を溶接あるいはボルト接合した地中連続壁用鋼材が開示されている。また特許文献4、5には、打設前に鋼矢板とH形鋼を溶接、一体化する技術が開示されている。
特許文献6では、前記特許文献4の地中連続壁用鋼材における鋼矢板とH形鋼を溶接加工する際に生じる溶接後の熱ひずみによって鋼矢板が幅方向に変形しやすいという問題点を解決するため、H形鋼フランジ部両端の溶接を左右同時に実施し、あるいは溶接時の温度を管理し断面内左右2箇所の熱ひずみを均等化するという製造方法の発明が開示されている。
特許第2680383号公報 特開平6−280251号公報 特開平11−140864号公報 特開2002−212943号公報 特開昭62−133209号公報 特開2005−127033号公報 特開2006−241816号公報
上記特許文献1、特許文献2、特許文献4、及び特許文献5は、鋼矢板壁の耐力を高める方法としてCT形鋼、T形鋼、H形鋼などの形鋼部材との異なる組み合わせを提案しているが、主に鋼矢板と形鋼部材の接合は溶接接合によるものである。この鋼矢板と形鋼部材の溶接接合では、両者の溶接は接合部全長に亘って行われるのが通常である。ところが、上記、特許文献3および5で指摘されているように、溶接による接合では、溶接後の熱ひずみにより鋼矢板が幅方向あるいは長手方向に大きく変形するという問題がある。
ここで、溶接が接合部全長に亘って行われるのは、地中連続壁の断面性能を確保するためと考えられる。例えば、特許文献7では、特許文献4に記載される発明に相当する実施例が記載されている。それによると、鋼矢板としてSM−Jパイル、H形鋼としてH588×300×12×20を用いて鋼矢板ウェブ部とH形鋼フランジ部を隅肉溶接またはフレア溶接して両者を一体化させたものである。この地中連続壁用鋼材を用いて地中連続壁を構築した場合、壁体の断面性能は8720cm/mとなることが記載されている。
ここで、断面性能の考え方は以下の式を満足する必要がある。
Figure 2009249959
表1に上式中の記号の意味を示す。上式が成立するためには、図15に示す鋼矢板103のウェブ部103aとH形鋼102のフランジ部102aが溶接部104の位置で溶接され、両者が一体化されていることが前提であり、このとき地中連続壁用鋼材の中立軸はGとなる。
Figure 2009249959
以上から、特許文献4および特許文献7に記載の発明が成立するためには、溶接部が図16(a)に示すように鋼矢板103とH形鋼102の全長にわたって行われていること、又は図16(b)に示すように1mあたり数十%の溶接部104が全長にわたって行われている必要があることが判る。仮に溶接が全長にわたって行われていなければ、特許文献4および特許文献7に示される断面性能を発揮することはできない。
また、溶接が原因の熱ひずみによる鋼矢板の変形は、両側に位置する継手の長手方向の直線性に大きく影響を与えて、この直線性が保持できなくなる。鋼矢板に代表される地中連続用鋼材は、互いの継手を嵌合させて打設するため、地中連続壁用の継手の直線性が保持できない場合、嵌合時における継手部の摩擦が増大して打設性を損ねることとなり、溶接接合後にガスあぶりやプレス矯正などによって変形を矯正する必要が生じる。
特許文献3では、左右の継手形状が非対称の特殊な断面形状の直線鋼矢板を用いることで直線鋼矢板のウェブ部と溶接部を離すことを可能とし、直線鋼矢板のウェブ部が溶接熱により変形するのを防止しているが、専用の孔型圧延機やユニバーサル圧延機等を用いて特殊直線鋼矢板を製造する必要があり、コスト面での課題がある。
特許文献4では、鋼矢板とH形鋼の接続方法において、溶接だけではなくボルトによる方法でもよいと記述されており、ボルト接合を採用した場合、鋼矢板とH形鋼を個別に搬送し、現地にて組立てることが可能となる。また、溶接加工によって生じる鋼矢板の矯正作業を行う必要は無い。しかし、鋼矢板とH形鋼は全長にわたって接合しなければならず、ボルト孔の加工、組立て作業、軸力管理など非常に煩雑な作業が生じることから溶接による接合方法と比較しても利便性が大きく向上するわけではない。
特許文献6では、特許文献4に記載の地中連続壁用鋼材を製作する際に生じる熱ひずみを抑えるため、H形鋼両端フランジ部の溶接を左右同時に実施し、あるいは、フランジ部両端のうち一方の溶接の溶接完了後における溶接部の温度が200℃以上の範囲で他方の溶接を開始し、断面内左右2箇所の熱ひずみを均等化するという製造方法が記載されている。上記方法にて熱ひずみを抑制するためには徹底した製造管理が必要となり、場合によっては大掛かりな設備導入を行う必要がある。たとえ、熱ひずみを抑制した加工を行うことができたとしても、それを確認するための煩雑な形状測定をオフラインにて行う必要がある。
以上より、鋼矢板壁の耐力を高めるためにCT形鋼、T形鋼、H形鋼などの形鋼部材を組み合わせた構造は、溶接加工、形状測定、ひずみの矯正作業、その他煩雑な作業により必ずしも経済的な構造であるとはいい難い。また、これらの製造方法は徹底した管理の下で行われることが必須条件であり、工場などで加工した後、施工現場に搬送することとなる。鋼矢板やH形鋼は、その横断面形状から搬送時に積み重ねが可能であるが、特許文献4、5の発明による地中連続壁用鋼材では鋼矢板とH形鋼を溶接加工しているため、複雑な横断面形状となり運搬の際に非常に非効率であり、運搬した後の工事現場での保管にも広大なスペースが必要となってくる。
上記の従来技術を踏まえ、本発明においては鋼矢板のみに比べてはるかに剛性が大きく、溶接接合のような溶接部の温度管理、長手方向の全長に亘るボルト接合のような煩雑な作業が不要であり、かつ運搬・保管効率に優れた地中連続壁及びその構築方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上述した課題を解決するために、鋼矢板と、H形鋼とからなる地中連続壁において、隣接する鋼矢板間を連結するための継手部と、H形鋼のフランジ部とが長手方向に沿って、互いに接触して重ならせ、その重なっている部分の長手方向の両端のうち、一端のみを拘束させた地中連続壁を発明した。
即ち、本願請求項1に記載の地中連続壁は、幅方向の中央部にウェブ部を有し且つ両端部に継手を有する鋼矢板と、ウェブ部の端部にフランジ部を有する断面H形状又は断面T形状の鋼材とからなる地中連続壁において、隣接する鋼矢板間を連結するための前記継手を含む継手部と、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部とが長手方向に沿って、互いに接触して重なっていると共に、前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、一端のみが拘束されていることを特徴とする。
本願請求項2に記載の地中連続壁は、請求項1に記載の発明において、鋼矢板は、Z形鋼矢板、ハット形鋼矢板又は直線鋼矢板であることを特徴とする。
本願請求項3に記載の地中連続壁は、請求項1又は2に記載の発明において、前記断面H形状の鋼材は、H形鋼であり、前記断面T形状の鋼材は、T形鋼であることを特徴とする。
本願請求項4に記載の地中連続壁は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、前記一端の拘束は、コーピング、ボルト、ドリルねじ、溶接の何れかまたはこれら2つ以上を組み合わせたものによるものであることを特徴とする。
本願請求項5に記載の地中連続壁は、請求項1〜4の何れか1項に記載の発明において、前記継手と周接可能な曲面が形成されたガイドが、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部に長手方向にわたって連続的もしくは断続的に固着されてなることを特徴とする。
本願請求項6に記載の地中連続壁は、請求項1〜5の何れか1項に記載の発明において、前記一端が拘束されるとき、前記継手部と、前記断面形状の鋼材における一フランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部との間に介装材が介装されてなることを特徴とする。
本願請求項7に記載の地中連続壁の構築方法は、請求項1〜6の何れか1項に記載の地中連続壁の構築方法において、複数の前記鋼矢板同士を、前記継手を介して嵌合して地盤内に打設することで前記鋼矢板による壁体を構築した後、前記継手を含む継手部に対して、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部を長手方向に沿って、互いに接触して重なるように打設し、前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、地上側の一端のみを拘束することを特徴とする。
本願請求項8に記載の地中連続壁の構築方法は、請求項1〜6の何れか1項に記載の地中連続壁の構築方法において、既設で両端部に継手を有する鋼矢板で構築された地中連続壁を用い、前記継手を含む継手部に対して、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部を長手方向に沿って、互いに接触して重なるように打設し、前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、地上側の一端のみを拘束することを特徴とする。
本願請求項9に記載の地中連続壁の構築方法は、請求項1〜6の何れかに記載の地中連続壁の構築方法において、隣接する前記鋼矢板同士を、前記継手を介して嵌合して地盤内に打設し、前記継手を含む継手部に対して、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部を長手方向に沿って、互いに接触して重なるように打設し、前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、地上側の一端のみを拘束し、更に前記打設された鋼矢板に隣接するように他の鋼矢板を前記継手を介して嵌合して地盤内に打設した後、当該継手を含む継手部に対して前記鋼材を打設することを順次実行することにより壁体を構築することを特徴とする。
本願請求項10に記載の地中連続壁の構築方法は、請求項7〜9の何れかに記載の地中連続壁の構築方法において、曲面が形成されたガイドを前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部の長手方向に予め配設し、前記鋼矢板の継手に前記ガイドの曲面を沿わせつつ前記鋼材を打設することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明では、鋼矢板の継手部と断面がH形状又はT形状の鋼材が直接接触し施工され、鋼矢板に作用する荷重を断面がH形状又はT形状の鋼材が負担するため、鋼矢板のみで構成される地中連続壁に対してはるかに高い剛性をもつ地中連続壁を構築することができる。
また、鋼矢板と断面がH形状又はT形状の鋼材で構成された地中連続壁用鋼材は、長手方向の一端のみをコーピング、ボルト、ドリルねじ、溶接で拘束する構造であるため、溶接以外の拘束方法では鋼矢板の矯正を行う必要がなく、溶接による拘束方法においても鋼矢板の変形量を従来技術よりも抑えることが可能である。
鋼矢板の継手部と断面がH形状又はT形状の鋼材を直接接触し施工する方法としては、鋼矢板のウェブ部と断面がH形状又はT形状の鋼材のフランジ部が接するように断面がH形状又はT形状の鋼材を施工する方法も考えられるが、この場合には断面がH形状又はT形状の鋼材の位置あわせ、および施工精度を確保するために十分な配慮が必要となる。断面がH形状又はT形状の鋼材のフランジ部長手方向に沿って連続的もしくは断続的に固着したガイドを鋼矢板の継手部と沿わせて施工することで、断面がH形状もしくはT形状の鋼材の位置あわせが容易となり、かつ施工精度を向上させることができる。
ボルト接合を行う場合、鋼矢板と断面がH形状又はT形状の鋼材の一端のみを接合し、ボルト本数を減らすことができるためボルト孔の加工、軸力管理などの煩雑な作業を従来技術よりも抑えることが可能である。
この結果、工場にて煩雑な管理加工を行う必要性はなくなり、必ずしも地中連続壁用鋼材を工場で製作する必要もなく、鋼矢板と断面がH形状又はT形状の鋼材を個別に搬送した後、現地サイトもしくはその近傍サイトにおいて組立て加工を行うことができる。そのため、現地サイトへは鋼矢板とH形状の鋼材を分けて搬送することができ、この場合は、搬送における非効率性が発生することなく、搬送コストを1/2〜1/3程度まで低減することができる。
また、同程度の剛性をもつ従来U形鋼矢板と比較して鋼材重量を低減し、経済性のある地中連続壁を構築することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、土留め壁や護岸壁、道路工事などの擁壁に用いられる地中連続壁について、図面を参照しながら詳細に説明をする。
本発明を適用した地中連続壁1は、例えば図1に示すように、鋼矢板2と、H形鋼3とを備えている。鋼矢板2は、隣接する他の鋼矢板2との間で継手を介して連結されていわゆる壁体を構成してなる。ちなみに、この鋼矢板2は予め地盤中に打設された既設のもので構成されていてもよく、H形鋼3は、補強用として事後的に地盤内に打設されるものとして構成されていてもよい。
図2は、本発明を適用した地中連続壁1における2つの鋼矢板2並びにH形鋼3に着目した場合の平面図を示している。また、図3には、地盤に埋設された鋼矢板2、H形鋼3からなる地中連続壁1の側面図を示している。
鋼矢板2は、ウェブ部11の両側に図中内側に向かって傾斜するようにフランジ部12が一体に設けられ、そのフランジ部12の先端からウェブ部11に平行にアーム部13が設けられ、更にそのアーム部13の先端部に継手14が設けられている。この左右の継手14のうち、一方の継手14と、他方の継手14は、互いに点対称の形状となるように調整されている。この継手14は、隣接する鋼矢板2における継手14と互いに嵌合可能な形状で成形されており、特に嵌合時において継手14が相互に離脱しないように嵌合強度が高められている。なお、以下の説明においては、このアーム部13と継手14とをまとめて継手部8という。
また、鋼矢板2は、熱間圧延加工による圧延鋼材であり、継手14が複雑な形状に成形され、継手14の強度が高められている鋼矢板であり、従来公知の一枚の鋼板を冷間曲げ加工により製作された鋼矢板と比較して、継手部を含めた鋼矢板全体としての曲げ剛性が高められている。
ちなみに、この鋼矢板2は、いわゆるハット形鋼矢板を例に挙げて説明をしているが、これに限定されるものではなく、Z形鋼矢板等のようにフランジ部を有するいかなる鋼矢板を適用するようにしてもよい。
H形鋼3は、圧延加工により製作されるものであって、ウェブ部21と、当該ウェブ部21の両端に設けられた一対のフランジ部22a、22bとから構成されている。このH形鋼3は、そのフランジ部22が、鋼矢板2における継手部8に対して、互いに接触されて重なっている。ここで重なっているという意味は、水平方向Aで見たときにこの継手部8と、フランジ部22との間で重複した領域を持つことを意味している。但しこの継手部8とフランジ部22とがあまりに離間していると本発明所期の効果が得られないことから、継手部8のいずれかの部位とフランジ部22とが接触されていることが必須となる。
また、図4に示すように、継手14と周接可能な曲面が形成されたガイド36を、H形鋼3における一フランジ部22の長手方向に沿って固着させることで、施工時においてH形鋼継手部8と一フランジ部22の位置あわせが容易となる。また、継手14の突起部にガイド36を沿わせるように施工することで施工性を向上させることができる。このガイド36は、断面円形状の鋼棒を使用するようにしてもよい。このガイド36は、H形鋼3の鋼材全長に亘って連続するように配設されてもよいし、また断続的に配設されていてもよい。
また、鋼矢板2とH形鋼3の各上端をコンクリート35によりコーピング処理している。図3(b)は、このコーピング処理が施された鋼矢板2とH形鋼3の各上端の頭部詳細断面を示している。頭部をコーピングすることにより、鋼矢板2とH形鋼3とが一体として荷重に抵抗することができ、高い剛性を発揮することが可能となる。
本発明を適用した地中連続壁1は、上述した実施の形態に限定されることなく、例えば図5〜8に示すように、頭部をコーピングする代替として、ボルトとナットにより接合するようにしてもよい。
図5は、頭部をボルトとナットによる接合する場合の斜視図、図6は、その平面図を、図7はその側面図を示している。この図5〜8において、上述した図1〜3と同一の構成要素、部材については、同一の符号を引用することにより以下での説明を省略する。
継手部8とフランジ部22との間には介装材20が介装されている。そしてこの介装材20を介してこの継手部8とフランジ部22がボルト18、ナット19を介して連結される。ちなみに、このボルト18、ナット19を介した継手部8とフランジ部22の連結は、図5、7に示すように上端のみ実行する。これにより、継手部8とフランジ部22における重なっている部分の長手方向Bの両端のうち一端(上端)のみが拘束されることになる。
H形鋼3におけるフランジ部22は、鋼矢板2における継手部8に対して、互いに接触で重なっていることを前提としている。継手部8は、その継手14がアーム部13よりもH形鋼3側に向けて突出している。この突出した継手14をH形鋼3におけるフランジ部22aに当接させた状態で固定したものである。かかる場合においても、アーム部13とフランジ部22aとの間は非接触となるため、その間に介装材20を介装させ、これらをボルト18とナット19で固定する。ちなみに、このボルト18とナット19の本数は、地盤から作用する荷重に対して拘束部が破断しない本数となるように予め設計しておく。
即ち、本発明では、鋼矢板2における継手部8と、H形鋼3におけるフランジ部22とが長手方向に沿って、互いに接触して重なっていればよい。このとき、継手部9におけるアーム部13と、フランジ部22とが略平行となっていることが望ましい。
図8は、介装材20を省略する構成を示しているが、かかる構成であっても本発明所期の効果を奏することは勿論である。
なお、本発明を適用した地中連続壁1においては、上述したようにボルト18、ナット19を介した連結の代替として、ドリルねじを介してこれらを連結するようにしてもよい。また、本発明を適用した地中連続壁1においては、上述したボルト18、ナット19を介した連結の代替として、例えば図9に示すように溶接により継手部8とフランジ部22とを固着させるようにしてもよい。この図9の実施形態では、継手部8における継手14と、フランジ部22aとを溶接による溶着部29を介して互いに固着された例を示している。このように継手14とフランジ部22aを直接的に固着させるようにしてもよいし、アーム部13とフランジ部22aとの間に介装材20を介装させ、その介装材20を介して溶接して互いに固着させるようにしてもよい。
従来技術である鋼矢板とH形鋼を全長に亘って溶接加工した構造は、作用する荷重に対して鋼矢板とH形鋼が一体として抵抗するため高い断面性能を期待できる。一方、本発明を適用した鋼矢板2とH形鋼3の頭部のみを拘束した構造は、鋼矢板2とH形鋼3間の荷重伝達が頭部拘束部のみで行われるため全長に亘って溶接加工した構造に比べて剛性が劣るものの、溶接加工、形状測定、矯正作業、加工管理に費やす労力や、コストを低減させることができ、保管、運搬効率に優れた地中連続壁を構築することが可能となる。
なお、本発明は、上述したようなH形鋼フランジ部22aと継手部8とを連結する構成に限定されるものではなく、例えば図10に示すようにフランジ部22bと、継手部8とを連結する構成を採用するようにしてもよい。
更に図11に示すようにH形鋼3の代替として、T形鋼5により補強する構成としてもよい。このときT形鋼5におけるフランジ部38を、鋼矢板2における継手部8に対して接触させて重ならせ、重なっている部分の長手方向の両端のうち、一端のみを上述した各種連結方法により拘束されていることとなる。
また、図12は、鋼矢板2としてZ形鋼矢板2’を適用した実施形態を示している。このZ形鋼矢板2’は、フランジ部12の両端にそれぞれアーム部13、継手14が形成されてなり、断面略Z字となるように折り曲げられて構成されている。かかるZ形鋼矢板2’を連結するとともに、鋼矢板2と同様に、継手部8と、H形鋼3におけるフランジ部22とが長手方向に沿って、互いに接触して重ならせ、上端を連結する。
なおH形鋼3の代替として断面H形状であればいかなる鋼材を使用してもよい。またT形鋼5の代替として、断面T形状であればいかなる鋼材を使用してもよい。
次に本発明を適用した地中連続壁1の構築方法について、補強材としてH形鋼3を用いる場合を例にとり説明をする。
先ず図13(a)に示すように鋼矢板2を継手14を介して嵌合して地盤内に打設する。その結果、この鋼矢板2を連結した壁体が構築された状態となる。
次に図13(b)に示すように、継手部8に対してH形鋼3のフランジ部22が重なるように打設し、地上側の一端のみを拘束する。
次に図13(c)に示すように、残りの継手部8に対しても同様にH形鋼3を打設し、地上側の一端のみを拘束していく。
即ち、この図13に示す方法では、最初に隣接する鋼矢板2間の連結を終了させて壁体を構成した後に、H形鋼3によりこれを補強していく。即ち、鋼矢板2を連結することにより得られた既設の壁体に対して、事後的にこのH形鋼3により壁体の補強を行うケースも想定したものである。これにより既存護岸として鋼矢板2からなる壁体が形成されていた場合において、かかる既存護岸の耐震補強を容易に行うことが可能となる。なお、この図13に説明した工法を新設の護岸を構築する際においても適用可能であることは勿論である。
このような構築方法に加えて、以下に説明するように、壁体と補強材を交互に取り付ける構築方法を適用するようにしてもよい。
先ず図14(a)に示すように、隣接する鋼矢板2同士を、継手部8を介して嵌合して地盤内に打設する。
次に図14(b)に示すように、継手部8に対して、H形鋼3のフランジ部22が重なるように打設する。その結果、互いに連結された2つの鋼矢板2と、かかる鋼矢板2間の継手部8に対して1つのH形鋼3が打設された状態となる。
次に図14(c)に示すように、互いに連結された2つの鋼矢板2に対して、さらに他の鋼矢板2を連結する。
次に、図14(d)に示すように、この新たに連結された他の鋼矢板2との間で形成された継手部8に対してH形鋼3を打設する。
このようにして鋼矢板2とH形鋼3の打設を順次実行していくことにより、地中連続壁1が形成されることになる。この図14に示すプロセスは、既存の壁体を事後的に補強するのではなく、いわゆる壁体を新設していくケースにおいて適用される。
なお、このH形鋼3を打設する際には、図4に示すガイド36により誘導させることで、施工性を向上させることが可能となる。かかる場合には、曲面が形成されたガイド36をH形鋼3のフランジ部22の長手方向に予め配設し、鋼矢板2の継手14に前記ガイド36の曲面を沿わせつつ鋼材の打設を行う。これにより、建て込み時の位置あわせが容易となり、またH形鋼3を打設する際に鋼矢板2に対してブレてしまうのを軽減させることが可能となる。
以上、本発明を適用した地中連続壁1及びその構築方法について説明をした。本発明によれば、鋼矢板2を連結することにより壁体を構築した後、H形鋼3を打設するか、もしくは鋼矢板2とH形鋼3とを交互に打設していくため、従来技術のように、鋼矢板とH形鋼とを一体化した状態で搬送する必要がなくなり、運搬効率、保管効率を向上させることができる。
また、本発明を適用した地中連続壁の構築方法では、H形鋼3と鋼矢板2について長手方向の一端のみを拘束すればよいことから、施工労力の負担を軽減させることができる。コーピング処理により頭部を拘束する場合、鋼矢板頭部のコーピング処理は通常の鋼矢板工事で行われており、本発明の構造における特有の作業ではない。また、コーピング、ボルト18やナット19、ドリルねじ等により頭部を拘束する場合、従来技術である溶接による変形といった課題を考慮する必要はない。 また、本発明では、仮に溶接によりH形鋼3と鋼矢板2とを固着させる場合においても、その溶接領域は、H形鋼3と鋼矢板2の長手方向の両端のうち地上側の一端のみとすればよい。このため溶接領域を減らすことができ、溶接熱による矢板の変形を抑制することが可能となる。
本発明を適用した地中連続壁の斜視図である。 本発明を適用した地中連続壁における2つの鋼矢板並びにH形鋼に着目した場合の平面図である。 地盤に埋設された鋼矢板の補強構造の側面図である。 継手と周接可能な曲面が形成されたガイドを設ける実施形態を示す図である。 本発明を適用した地中連続壁の他の実施形態における斜視図である。 本発明を適用した地中連続壁における2つの鋼矢板並びにH形鋼に着目した場合の他の実施形態における平面図である。 地盤に埋設された鋼矢板の補強構造の他の実施形態における側面図である。 介装材を介さない実施形態を示す平面図である。 継手部における継手と、フランジ部とを溶接による溶着部を介して互いに固着した実施形態を示す図である。 本発明を適用した地中連続壁における2つの鋼矢板並びにH形鋼に着目した場合の他の実施形態における平面図である。 T形鋼を補強材として適用する実施形態について説明するための図である。 Z形鋼矢板を適用する実施形態について説明するための図である。 次に本発明を適用した地中連続壁の構築方法について説明するための図である。 次に本発明を適用した地中連続壁の構築方法について説明するための他の図である。 従来技術の問題点について説明するための図である。 特許文献4および特許文献7に記載の発明が成立するための条件について説明するための図である。
符号の説明
1 地中連続壁
2 鋼矢板
3 H形鋼
8 継手部
11 鋼矢板のウェブ部
12 鋼矢板のフランジ部
13 鋼矢板のアーム部
14 継手
18 ボルト
19 ナット
20 介装材
21 断面H形状の鋼材のウェブ部
22 断面H形状の鋼材のフランジ部
29 溶着部
36 ガイド

Claims (10)

  1. 幅方向の中央部にウェブ部を有し且つ両端部に継手を有する鋼矢板と、ウェブ部の端部にフランジ部を有する断面H形状又は断面T形状の鋼材とからなる地中連続壁において、
    隣接する鋼矢板間を連結するための前記継手を含む継手部と、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部とが長手方向に沿って、互いに接触して重なっていると共に、前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、一端のみが拘束されていること
    を特徴とする地中連続壁。
  2. 前記鋼矢板は、Z形鋼矢板、ハット形鋼矢板又は直線鋼矢板であること
    を特徴とする請求項1に記載の地中連続壁。
  3. 前記断面H形状の鋼材は、H形鋼であり、
    前記断面T形状の鋼材は、T形鋼であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の地中連続壁。
  4. 前記一端の拘束は、コーピング、ボルト、ドリルねじ、溶接、の何れかまたはこれら2つ以上を組み合わせたものによるものであること
    を特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の地中連続壁。
  5. 前記継手と周接可能な曲面が形成されたガイドが、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部に長手方向にわたって連続的もしくは断続的に固着されてなること
    を特徴とする請求項1〜4のうち何れか1項に記載の地中連続壁。
  6. 前記一端が拘束されるとき、前記継手部と、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部との間に介装材が介装されてなること
    を特徴とする請求項1〜5のうち何れか1項に記載の地中連続壁。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載の地中連続壁の構築方法において、
    複数の前記鋼矢板同士を、前記継手を介して嵌合して地盤内に打設することで前記鋼矢板による壁体を構築した後、
    前記継手を含む継手部に対して、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部を長手方向に沿って、互いに接触して重なるように打設し、
    前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、地上側の一端のみを拘束すること
    を特徴とする地中連続壁の構築方法。
  8. 請求項1〜6の何れか1項に記載の地中連続壁の構築方法において、
    既設で両端部に継手を有する鋼矢板で構築された地中連続壁を用い、
    前記継手を含む継手部に対して、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部を長手方向に沿って、互いに接触して重なるように打設し、
    前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、地上側の一端のみを拘束すること
    を特徴とする地中連続壁の構築方法。
  9. 請求項1〜6の何れか1項に記載の地中連続壁の構築方法において、
    隣接する前記鋼矢板同士を、前記継手を介して嵌合して地盤内に打設し、
    前記継手を含む継手部に対して、前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部を長手方向に沿って、互いに接触して重なるように打設し、
    前記重なっている部分の長手方向の両端のうち、地上側の一端のみを拘束し、
    更に前記打設された鋼矢板に隣接するように他の鋼矢板を前記継手を介して嵌合して地盤内に打設した後、当該継手を含む継手部に対して前記鋼材を打設することを順次実行することにより壁体を構築すること
    を特徴とする地中連続壁の構築方法。
  10. 曲面が形成されたガイドを前記断面H形状の鋼材における一のフランジ部又は前記断面T形状の鋼材におけるフランジ部の長手方向に予め配設し、
    前記鋼矢板の継手に前記ガイドの曲面を沿わせつつ前記鋼材を打設すること
    を特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の地中連続壁の構築方法。
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