JP2009248231A - 研磨装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研磨装置のリテーナリングの磨耗を低減する。
【解決手段】リテーナリング11にはリテーナリング外装部22、リテーナリング内装部24、連結部品23、及びボール21が設けられる。リテーナリング11は研磨パッド3とボール21で点接触される。リテーナリング内装部24には嵌合穴31が設けられ、空隙部32が設けられ、上板13により固定され、左端がウェハ5及びメンブレン12に接する。リテーナリング内装部24は研磨パッド3と離間し、ウェハ5を保持する。リテーナリング外装部22には嵌合穴31が設けられ、空隙部25が設けられ、上部が上板13に接し、左端がリテーナリング内装部22と接する。リテーナリング外装部22は、研磨パッド3と離間し、嵌合穴31に連結部品23を嵌合させることによりリテーナリング内装部24と一体化される。ボール21は研磨パッド3よりも硬度が高く、空隙部25及び空隙部32に組み込まれる。
【選択図】図4

Description

本発明は、研磨装置に係り、特に研磨装置に使用されるリテーナリングに関する。
近年、微細加工の進展に伴い、半導体集積回路(LSI)の高集積度化、低消費電力化、高機能化などが進行している。高集積度化された半導体集積回路(LSI)の微細加工では、半導体集積回路(LSI)が形成されるウェハ表面の層或いは膜を平坦化することが大変重要となる。ウェハ表面に設けられる配線材料(銅(Cu)、アルミニウム(AL)など)、層間絶縁膜(TEOS膜、Low−K膜など)、或いはレジスト膜等を平坦化する手法としてウェハ研磨装置を用いたCMP(Chemical Mechanical Polishing 化学機械研磨)法が多用される。ウェハ研磨装置には、研磨パッドが設けられる研磨テーブルと、研磨するウェハの裏面を保持してウェハの研磨すべき表面を研磨パッドに当接させるウェハ保持ヘッドと、ウェハ保持ヘッドを研磨テーブルに対して相対回転させるウェハ保持ヘッド駆動機構などが設けられる。ウェハ保持ヘッドには、ウェハの裏面に接し、ウェハを保持するメンブレンと、研磨中にウェハがウェハ保持ヘッドから飛び出さないようにウェハの側面に接し、ウェハを保持し、研磨パッドに接触するリテーナリングが設けられる(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1などに記載される研磨装置に設けられるリテーナリングには、例えば研磨パッドよりも若干硬度の低いポリフェニレンスルファイド(PPS)やエーテルエーテルケトン(PEEK)などの樹脂(有機高分子材料)が使用される。このため、CMP処理するウェハ枚数が増加するにつれて研磨パッドに直接接しているリテーナリング面が磨耗するという問題点がある。また、磨耗速度が速いと消耗部品としてのリテーナリングの交換頻度が増大し、コストアップになるという問題点がある。
特開2000−317819号公報
本発明は、CMP処理工程での磨耗を低減できるリテーナリングを有する研磨装置を提供する。
本発明の一態様の研磨装置は、研磨テーブル上に設けられる研磨パッドと、前記研磨パッド上に配置されるウェハの研磨される第1主面と相対向する第2主面に接し、前記ウェハを保持するメンブレンと、ボールが組み込まれ、前記ウェハの側面に接し、前記ウェハを保持し、前記ボールで前記研磨パッドと点接触するリテーナリングとを有するウェハ保持ヘッドとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、CMP処理工程での磨耗を低減できるリテーナリングを有する研磨装置を提供することができる。
以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施例1に係る研磨装置について、図面を参照して説明する。図1は研磨装置を示す概略構成図、図1(a)はその平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿う断面図、図2は研磨装置のヘッドを示す平面図、図3は研磨装置を示す側面図、図4は図2のB−B線に沿う拡大断面図である。本実施例では、リテーナリングの磨耗を低減するためにリテーナリングに研磨パッドと接する硬度の高いボールを設けている。
図1(a)に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishing 化学機械研磨)法に用いられる研磨装置には、研磨パッド3が表面に設けられる研磨テーブル1と、研磨するウェハの裏面(第2主面)を保持してウェハの研磨すべき表面(第1主面)を研磨パッドに当接させるウェハ保持のヘッド4と、研磨工程中に研磨液を供給する供給ノズル6、純水或いは界面活性剤などを含む純水などを供給する供給ノズル7、及びウェハ保持のヘッド4を研磨テーブル1に対して相対回転させ、左右方向にウェハ保持のヘッド4を移動させる図示しないウェハ保持ヘッド駆動機構が設けられる。
研磨装置は、半導体集積回路(LSI)が形成されるウェハ(例えば、12インチウェハ)表面の配線材料(銅(Cu)、アルミニウム(AL)など)、層間絶縁膜(TEOS膜、Low−K膜など)、絶縁膜、或いはレジスト膜等の平坦化処理用に使用され、ベアウェハの平坦化処理用としても使用される。
図1(b)に示すように、研磨テーブル1の下部には、研磨テーブル1を支持し、研磨テーブル1を回転させるスピンドル2が設けられる。ウェハ保持のヘッド4は、研磨パッド3上の研磨されるウェハ5を保持し、リテーナリング11、メンブレン12、上板13、及びスピンドル14が設けられる。ここでは、図示していないが、研磨パッド3の表面を処理して表面状態を調整するドレッサが研磨パッド3上に設けられる。
リテーナリング11は、リング状の形状を有し、ウェハ保持のヘッド4の端部に設けられ、ウェハ5の側面に接し、研磨中にウェハ5がウェハ保持のヘッド4から飛び出さないようにウェハ5を保持する。メンブレン12は、ウェハ5と上板13の間に設けられ、ウェハ5の研磨されるべき表面(第1主面)と相対向する裏面(第2主面)に接し、ウェハ5を保持する。上板13は、リテーナリング11及びメンブレン12を保持する。スピンドル14は、上板13上に設けられ、ウェハ保持のヘッド4を回転させ、図示しないウェハ保持ヘッド駆動機構により回転制御される。
図2に示すように、ウェハ保持のヘッド4には、互いに離間配置されたボール21がリテーナリング11に複数設けられる。ボール21は、ウェハ保持のヘッド4の中心位置に対して同心円状に配置される。ここでは、リテーナリング11にボール21が24個設けられているが、ボール21の数を、例えば12〜144個の範囲に変更させたリテーリングを研磨される材料やパターンなどにあわせて適宜採用するのが好ましい。
図3に示すように、ウェハ保持のヘッド4のリテーナリング11の外側面部には、リテーナリング外装部22が複数設けられる(ここでは、24個)。リテーナリング外装部22は、研磨パッド3とは離間して設けられる。リテーナリング11では、ボール21のみが研磨パッド3と点接触している。
図4に示すように、リテーナリング11には、リテーナリング外装部22、リテーナリング内装部24、連結部品23、及びボール21が設けられる。リテーナリング内装部24には、嵌合穴31が設けられ、右下部にボール21を組み込むための空隙部32が設けられ、上板13により固定され、左端がウェハ5及びメンブレン12に接する。リテーナリング内装部24はウェハ5を保持する(ウェハ5側面部分)。リテーナリング内装部24と研磨パッド3の間隔は、研磨パッドとリテーナリング間隔Gに設定される。ここで、研磨パッドとリテーナリング間隔G、ウェハ5のウェハ厚Tの関係は、
TA>GA・・・・・・・・・・・・・・・式(1)
に設定される。
半導体集積回路(LSI)に使用されるウェハの厚さは、SEMIスタンダードで決められており、例えば12インチウェハで775μm、8インチウェハで725μm、6インチウェハで625μmである。半導体集積回路(LSI)の前工程で主に使用されるCMP法では、CMP研磨されるウェハ厚が前工程に投入されるウェハ厚と略等しいので、前工程に投入されるウェハ厚T、研磨パッドとリテーナリング間隔Gの関係は、例えば
0.1<GA<T+0.15(mm)・・・・・・・・式(2)
に設定するのが好ましい。前工程に投入されるウェハの口径が12インチであれば、例えば
0.1<GA<0.6(mm)・・・・・・・・・・式(3)
に設定するのが好ましい。
ここで、研磨パッドとリテーナリング間隔Gが0.1mm以下になるとリテーナリング内装部24が研磨パッド3と接触する可能性が高くなり(接触するとリテーナリング内装部24が磨耗する)、研磨パッドとリテーナリング間隔Gが0.6mm以上になるとウェハ5を保持する能力が低下する(ウェハ5が飛び出す)可能性が高くなる。
リテーナリング外装部22には、嵌合穴31が設けられ、左下部にボール21を組み込むための空隙部25が設けられ、上部が上板13に接し、左端がリテーナリング内装部22と接する。リテーナリング外装部22は、嵌合穴31に連結部品23を嵌合させることによりリテーナリング内装部24と一体化させることができる。つまり、リテーナリング外装部22は装着及び脱着が可能な構造となっている。リテーナリング外装部22と研磨パッド3の間隔は、研磨パッドとリテーナリング間隔Gに設定される。
ボール21は、リテーナリング外装部22の空隙部25及びリテーナリング内装部24の空隙部32で構成される空隙部内に組み込まれる。ボール21は、CMP処理工程中、研磨パッド3と点接触する。ボール21のボール径Rは、リテーナリング外装部22及びリテーナリング内装部24の高さ、リテーナリング外装部22とリテーナリング内装部24の合算した厚さを考慮し、例えば
6.0<RB<18.0(mm)・・・・・・・・・・・・式(4)
に設定するのが好ましい。
CMP処理工程での多数枚のウェハ処理により、ボール21が磨耗した場合、連結部品23を嵌合穴31から脱着させ、リテーナリング外装部22を脱着させることにより磨耗したボール21のみ選択的に交換することができる。
研磨パッド3とリテーナリング11を離間(研磨パッドとリテーナリング間隔Gだけ)させ、ボール21とだけ研磨パッド3と接触させているので、研磨パッド3とウェハ5界面への研磨液、純水、界面活性剤を含む純水などの供給量を増大させることが可能となる。
ここで、ボール21には、CMP処理工程で使用される各種薬液(酸、アルカリ、界面活性剤など)に犯されにくい材料、研磨パッド3よりも比較的硬度が高く研磨パッド3により磨耗されにくい材料、比重が比較的小さく研磨パッド3表面を傷つけにくい材料を使用するのが好ましい。例えば、窒化珪素、炭化珪素、アルミナ、或いは窒化アルミニウムなどから構成されるセラミックボールなどを用いるのが好ましい。
リテーナリング11を構成するリテーナリング外装部22及びリテーナリング内装部24は、研磨パッド3とは接しないので、研磨パッドよりも若干硬度の低いポリフェニレンスルファイド(PPS)やエーテルエーテルケトン(PEEK)などの樹脂(有機高分子材料)、或いは無機系の材料など従来使用されていたものを使用することができる。このため、コスト上昇を抑制することができる。
上述したように、本実施例の研磨装置では、ウェハ研磨装置のリテーナリング11には、リテーナリング外装部22、リテーナリング内装部24、連結部品23、及びボール21が設けられる。リテーナリング11は、研磨パッド3とボール21で点接触される。ボール21は研磨パッド3よりも硬度が高い。リテーナリング11には、互いに離間配置されたボール21が複数設けられる。ボール21は、ウェハ保持のヘッド4の中心位置に対して同心円状に配置される。リテーナリング内装部24には嵌合穴31が設けられ、右下部に空隙部32が設けられ、上板13により固定され、左端がウェハ5及びメンブレン12に接する。リテーナリング内装部24は研磨パッド3と離間し、ウェハ5を保持する。リテーナリング外装部22には嵌合穴31が設けられ、左下部に空隙部25が設けられ、上部が上板13に接し、左端がリテーナリング内装部22と接する。リテーナリング外装部22は、研磨パッド3と離間し、嵌合穴31に連結部品23を嵌合させることによりリテーナリング内装部24と一体化される。ボール21は、一体化された空隙部25及び空隙部32から構成される空隙部に組み込まれる。
このため、CMP処理するウェハ枚数が増加してもリテーナリング11の磨耗を大幅に低減することができる。磨耗速度が遅いので消耗部品としてのリテーナリングの交換頻度を大幅に低減することができ、研磨装置の維持コストを低減することができる。また、リテーナリング11のリテーナリング外装部22を装着及び脱着が可能な構造にしているので、磨耗したボール31の交換を容易に行うことができる。
なお、本実施例では、リテーナリングに設けられるボール21に研磨パッドよりも硬質のセラミックボールを用いているが、研磨パッドよりも硬質の高いスチロール樹脂やアクリル樹脂などの硬質プラスチックボールを代わりに用いてもよい。また、表面がセラミックでコーティングされたボールや硬質プラスチックでコーティングされたボールを代わりに用いてもよい。
次に、本発明の実施例2に係る研磨装置について、図面を参照して説明する。図5は研磨装置のヘッドを示す平面図、図6は研磨装置を示す側面図である。本実施例では、リテーナリングの消耗を抑制するためにリテーナリングに研磨パッドと接するボールを設け、実施例1に対してボール数及びその間隔を変更している。
図5に示すように、研磨装置のウェハ保持のヘッド4aには、互いに離間配置されたボール21がリテーナリング11aに複数設けられる。ボール21は、ウェハ保持のヘッド4aの中心位置に対して同心円状に配置される。ここでは、ボール21の数が実施例1よりも1/2の12個に減り、実施例1よりもボール間隔を広くしている。
図6に示すように、ウェハ保持のヘッド4aのリテーナリング11には、リテーナリング外装部22、リテーナリング内装部24、連結部品23、リテーナリング外装部26、及びボール21が設けられる。リテーナリング外装部22及びリテーナリング内装部24が連結部品23で連結され、リテーナリング外装部22の空隙部25及びリテーナリング内装部24の空隙部32から構成される空隙部にボール21が組み込まれる部分は、実施例1と同様な構造(図4参照)である。
リテーナリング11aのリテーナリング内装部24の間には、リテーナリング内装部24に接続されるリテーナリング外装部26が設けられる。リテーナリング外装部26には、空隙部が設けられず、ボール21が組み込まれない。リテーナリング外装部26は、下端がリテーナリング外装部22の下端よりも研磨パッド3と離間され、リテーナリング内装部24と同様に脱着されない構造となっている。リテーナリング内装部24及びリテーナリング外装部26は、例えば、一体成形される。
ここで、リテーナリング外装部26の幅Wは、研磨される材料やパターンなどを考慮し、
0.5<WA<40(mm)・・・・・・・・・・・・・式(5)
に設定される。
また、リテーナリング外装部26の下端とリテーナリング外装部22の下端の間隔Gは、研磨パッド3とウェハ5界面への研磨液、純水、界面活性剤を含む純水などの供給量を考慮し、
1.0<GB<10(mm)・・・・・・・・・・・・・・式(6)
に設定される。この設定により、リテーナリング外装部26では、研磨されるウェハ5がリテーナリング外装部26で保持されず、研磨されるウェハ5の側面が露出されるので、研磨パッド3とウェハ5界面への研磨液、純水、界面活性剤を含む純水などの供給量を増大させることができる。
リテーナリング11aを構成するリテーナリング外装部22、リテーナリング内装部24、及びリテーナリング外装部26は、研磨パッド3とは接しないので、研磨パッドよりも若干硬度の低いポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリプロピレン(PP)などの樹脂(有機高分子材料)、或いは無機系の材料など従来使用されていたものを使用することができる。このため、コスト上昇を抑制することができる。
上述したように、本実施例の研磨装置では、ウェハ研磨装置のリテーナリング11aには、リテーナリング外装部22、リテーナリング内装部24、連結部品23、リテーナリング外装部26、及びボール21が設けられる。リテーナリング11aは、研磨パッド3とボール21で点接触される。ボール21は研磨パッド3よりも硬度が高い。リテーナリング11aには、互いに離間配置されたボール21が複数設けられる。ボール21は、ウェハ保持のヘッド4aの中心位置に対して同心円状に配置される。隣接するリテーナリング内装部24の間にリテーナリング外装部26が設けられる。リテーナリング外装部26の下端は、リテーナリング外装部22及びリテーナリング内装部24の下端よりも研磨パッド3に対して高い。
このため、実施例1の効果の他に、研磨パッド3とウェハ5界面への研磨液、純水、界面活性剤を含む純水などの供給量を増大させることができる。
次に、本発明の実施例3に係る研磨装置について、図面を参照して説明する。図7は研磨装置のヘッドを示す平面図である。本実施例では、リテーナリングの消耗を抑制するためにリテーナリングに研磨パッドと接する硬度の高いボールを設け、ボールを千鳥足状に配置している。
図7に示すように、研磨装置のウェハ保持のヘッド4bのリテーナリング11bには、互いに離間配置されたボール21a及び21bが複数設けられる(ボールの数24個)。ボール21aとボール21bは、同一径を有し、リテーナリング11bに千鳥足状に配置される。ボール21a及び21bは、実施例1と同様に、例えばセラミックボールを用いている。リテーナリング11bは、研磨パッド3とボール21a及び21bで点接触される。
ボール21aは、リテーナリング11bのウェハ保持のヘッド4bの中心位置側に設けられ、ウェハ保持のヘッド4bの中心位置に対して同心円状に配置される。ボール21bは、リテーナリング11bの端部側に設けられ、ウェハ保持のヘッド4bの中心位置に対して同心円状に配置される。
ボール21aとボール21bを千鳥足状に配置することにより、ボール21aとボール21bの間隔を実施例1の同心円状にボールを配置した場合と比較し、ボール間隔を広くすることが可能となる。この配置設定により、研磨パッド3とウェハ5界面への研磨液、純水、界面活性剤を含む純水などの供給量を実施例1よりも増大させることができる。
上述したように、本実施例の研磨装置では、ウェハ研磨装置のリテーナリング11bには、ボール21a及び21bが複数設けられる。リテーナリング11bは、研磨パッド3とボール21a及び21bで点接触される。ボール21a及び21bは研磨パッド3よりも硬度が高く、ウェハ保持のヘッド4bの中心位置に対して千鳥足状に配置される。
このため、実施例1の効果の他に、研磨パッド3とウェハ5界面への研磨液、純水、界面活性剤を含む純水などの供給量を増大させることができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々、変更してもよい。
例えば、実施例の研磨装置では、研磨液を用いてCMP研磨を行っているが、電解液を使用し、研磨テーブルとウェハの間に電圧を印加して電解研磨を行うECMP研磨装置にも適用することができる。
本発明は、以下の付記に記載されているような構成が考えられる。
(付記1) 研磨テーブル上に設けられる研磨パッドと、前記研磨パッド上に配置されるウェハの研磨される第1主面と相対向する第2主面に接し、前記ウェハを保持するメンブレンと、前記ウェハの側面に接し、前記研磨パッドと離間し、前記ウェハを保持し、第1の空隙部を有する第1のリテーナリング内装部と、前記第1のリテーナリング内装部の前記ウェハに接する一側面と相対向する他側面に接し、前記研磨パッドと離間し、第2の空隙部を有する装着及び脱着が可能な第1のリテーナリング外装部と、ボールとを備え、前記第1及び第2の空隙部から構成される空隙部に前記ボールが組み込まれ、前記研磨パッドと前記ボールで点接触するリテーナリングとを有するウェハ保持ヘッドとを具備し、前記第1及び第2のリテーナリング外装部の下端と前記研磨パッドの間隔は、下限が0.1mmで、上限が前記ウェハ厚に0.15mmを加算した値である研磨装置。
(付記2) 前記ボールは、セラミックボール、硬質プラスチックボール、表面がセラミックでコーティングされたボール、或いは硬質プラスチックでコーティングされたボールである付記1に記載の研磨装置。
本発明の実施例1に係る研磨装置を示す概略構成図、図1(a)はその平面図、図1(b)は図1(a)のA−A線に沿う断面図。 本発明の実施例1に係る研磨装置のヘッドを示す平面図。 本発明の実施例1に係る研磨装置を示す側面図。 図2のB−B線に沿う拡大断面図。 本発明の実施例2に係る研磨装置のヘッドを示す平面図。 本発明の実施例2に係る研磨装置を示す側面図。 本発明の実施例3に係る研磨装置のヘッドを示す平面図。
符号の説明
1 研磨テーブル
2、14 スピンドル
3 研磨パッド
4、4a、4b ヘッド
5 ウェハ
6、7 供給ノズル
11、11a、11b リテーナリング
12 メンブレン
13 上板
21、21a、21b ボール
22、22a、22b、26 リテーナリング外装部
24、24a、24b リテーナリング内装部
23 連結部品
25 空隙部
31 嵌合穴
研磨パッドとリテーナリング間隔
間隔
ボール径
ウェハ厚

Claims (5)

  1. 研磨テーブル上に設けられる研磨パッドと、
    前記研磨パッド上に配置されるウェハの研磨される第1主面と相対向する第2主面に接し、前記ウェハを保持するメンブレンと、ボールが組み込まれ、前記ウェハの側面に接し、前記ウェハを保持し、前記ボールで前記研磨パッドと点接触するリテーナリングとを有するウェハ保持ヘッドと、
    を具備することを特徴とする研磨装置。
  2. 前記リテーナリングは、前記ウェハの側面に接し、前記研磨パッドと離間し、前記ウェハを保持し、第1の空隙部を有する第1のリテーナリング内装部と、前記第1のリテーナリング内装部の前記ウェハに接する一側面と相対向する他側面に接し、前記研磨パッドと離間し、第2の空隙部を有する装着及び脱着が可能な第1のリテーナリング外装部とを備え、前記第1及び第2の空隙部から構成される空隙部に前記ボールが組み込まれることを特徴とする請求項1に記載の研磨装置。
  3. 前記リテーナリングは、隣接配置される第1のリテーナリング内装部の間に設けられ、前記研磨パッドと離間する第2のリテーナリング外装部を有することを特徴とする請求項2に記載の研磨装置。
  4. 前記ボールは、前記ウェハ保持ヘッドの中心位置に対して同心円状或いは千鳥足状に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の研磨装置。
  5. 前記ボールは、前記研磨パッドよりも硬度が高いことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の研磨装置。
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