JP2009248095A - Ni基溶接材料を用いた溶接方法 - Google Patents

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島 康 雄 森
Hidenori Takahashi
橋 英 則 高
Tomoji Tanabe
邊 友 治 田
Takahito Kato
藤 隆 仁 加
Yoshinori Katayama
山 義 紀 片
Satoru Asai
井 知 浅
Wataru Kono
野 渉 河
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Abstract

【課題】耐延性低下割れ性能が良好なERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料を用いた場合に、溶接部における割れの発生を回避することができるNi基溶接材料を用いた溶接方法を提供する。
【解決手段】Ni基溶接材料を用いた溶接方法が提供される。この溶接方法において、まず鋼材1に対してERNiCr−3からなる溶接材料を用いて溶接を施して鋼材1上に溶接ルート部初層3が形成される。この溶接ルート部初層3上にCr含有量が30%のERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接が施されて、溶接部2が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明はNi基溶接材料を用いた溶接方法に係り、とりわけ溶接部における割れの発生を回避することができるNi基溶接材料を用いた溶接方法に関する。
沸騰水型原子炉の圧力容器の内面溶接や、制御棒駆動機構スタブチューブやシュラウドサポートの溶接部にはNi基溶接材料が使用されており、現在Ni基溶接材料としてCr含有量が約20%のASME規格ERNiCr−3が使用されている。一方、原子炉の運転期間の延長等により、更なる高耐食性を有する材料として、Cr含有量が約30%のNi基溶接材料の使用が検討されており、このうち、Ni−Cr−Fe系合金であるASME規格、SFA−5.14、ERNi−Cr−Fe−7、およびERNi−Cr−Fe−7A(表1参照)を用いることが考えられている(特許文献1および特許文献2参照)。
特許第3382834公報 特開2003−311473公報
このうちERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料は、延性低下割れ防止を目的にB、及びZrが更に添加されている。このERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料は一般的にERNi−Cr−Fe−7と比較して、耐延性低下割れ性能が良好であるが、凝固割れに対する感受性は高く、特に異材との溶接では希釈の影響の出る領域で顕著になる傾向がある。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、耐延性低下割れ性能が良好なERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料を用いた場合でも、溶接部における割れの発生を回避することができるNi基溶接材料を用いた溶接方法を提供することを目的とする。
本発明は、Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、鋼材に対してASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料により溶接を施して鋼材上に溶接ルート部初層を形成する工程と、溶接ルート部初層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法である。
本発明は、Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、鋼材に対してASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料により溶接を施して鋼材上に溶接ルート部初層を形成する工程と、溶接ルート部初層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法である。
本発明は、Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、鋼材に対してASME規格ERNiCr−3をバタリングして鋼材の開先面にバタリング層を形成する工程と、バタリング層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法である。
本発明は、Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、鋼材に対してASME規格ERNi−Cr−Fe−7をバタリングして鋼材の開先面にバタリング層を形成する工程と、バタリング層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法である。
本発明は、Ni基溶接材料を鋼材に設けられた鋼製溶接部に対して肉盛溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、鋼材に設けられた鋼製溶接部に対してASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料により溶接を施して鋼製溶接部上に肉盛溶接部初層を形成する工程と、肉盛溶接部初層上にCr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により肉盛溶接を施して肉盛溶接部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法である。
本発明は、Ni基溶接材料を鋼材に設けられた鋼製溶接部に対して肉盛溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、鋼材に設けられた鋼製溶接部に対してASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料により溶接を施して鋼製溶接部上に肉盛溶接部初層を形成する工程と、肉盛溶接部初層上にCr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により肉盛溶接を施して肉盛溶接部を形成する工程と、を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法である。
以上のように本発明によれば、耐延性低下割れ性能が良好なERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料を用いた場合でも、溶接部における割れの発生を確実に回避することができる。
第1の実施の形態
以下図面を参照して本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第1の実施の形態について説明する。
図1および図2は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第1の実施の形態を示す図である。
図1に示すように、Ni基溶接材料を用いた溶接方法において、まずステンレス鋼または炭素鋼からなる鋼材1(異材)が準備される。
そして鋼材1の溶接箇所1aに対し、ASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料を用いて溶接が施され、この溶接箇所1aに溶接ルート部初層3が形成される。
次に溶接ルート部初層3上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料を用いて溶接が施され、溶接部2が形成される。
図1において、Cr含有量が約30%で耐食性の高く、かつ耐延性低下割れ性が良好であるERNi−Cr−Fe−7Aを用いてステンレス鋼、炭素鋼等の異材1の溶接箇所1aに溶接する際、まずERNiCr−3からなる溶接材料を用いて溶接し、溶接ルート部初層3を形成する。次に溶接ルート部初層3の上からERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部2を形成する。これにより、ERNi−Cr−Fe−7Aでは希釈の影響で凝固割れが生じやすいルート部近傍の割れを回避し、健全な溶接部2を得ることができる。
なお、図1に示す実施の形態において、ASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料を用いて溶接ルート部初層3を形成した例を示したが、これに限らずASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料を用いて溶接ルート部初層4を形成してもよい(図2)。
すなわち、図2に示すように、Cr含有量が約30%で耐食性の高く、かつ耐延性低下割れ性が良好であるERNi−Cr−Fe−7Aを用いてステンレス鋼、炭素鋼等の異材1の溶接箇所1aに溶接する際、まずERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料を用いて溶接し、溶接ルート部初層4を形成する。次に溶接ルート部初層4の上からERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部2を形成する。これにより、ERNi−Cr−Fe−7Aでは希釈の影響により凝固割れが生じやすいルート部1Aおよび境界部1Bの割れを回避し、健全な溶接部2を得ることができる。
ここでERNi−Cr−Fe−7、ERNi−Cr−Fe−7AおよびERNiCr−3の各々の合金からなる溶接材料の成分を表1に示す。
また各々の合金からなる溶接材料を用いて炭素鋼に対して溶接を行なった際の引張試験および曲げ試験の結果を表2に示す。
Figure 2009248095
Figure 2009248095
表1および表2に示すように曲げ試験の結果、ERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料を用いて溶接した場合、溶接境界部近傍における割れ感受性が、ERNi−Cr−Fe−7及びERNiCr−3よりも高い傾向が認められる。
本実施の形態によれば、Cr含有量が約20%のERNiCr−3に比較して、Cr含有量が約30%で耐食性に優れ、かつ耐延性低下割れ性が良好であるERNi−Cr−Fe−7Aを異材に溶接する際に、溶接境界部近傍において割れ感受性が小さいERNiCr−3またはERNi−Cr−Fe−7を用いて予め溶接ルート部初層3,4を形成し、この溶接ルート部初層3,4上にERNi−Cr−Fe−7Aを用いて溶接を施して溶接部2を形成することができる。このため希釈の影響により凝固割れが生じやすい溶接ルート部1A、及び境界部1Bにおいて、割れを回避することができる。
第2の実施の形態
以下図面を参照して本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第2の実施の形態について説明する。
図3および図4は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第2の実施の形態を示す図である。
図3に示すように、Ni基溶接材料を用いた溶接方法において、まずステンレス鋼または炭素鋼からなる鋼材1(異材)が準備される。
そして鋼材1の溶接箇所1aに対し、ASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料を用いてバタリングが施され、この溶接箇所1aの開先面にバタリング層5が形成される。
次にバタリング層5上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料を用いて溶接が施され、溶接部2が形成される。
図3において、Cr含有量が約30%で耐食性の高く、かつ耐延性低下割れ性が良好であるERNi−Cr−Fe−7Aを用いて、ステンレス鋼、炭素鋼等の異材1の溶接箇所1aに溶接する際、まず溶接箇所1aの異材開先面にERNiCr−3をバタリングしてバタリング層5を形成する。次にバタリング層5の上からERNi−Cr−Fe−7Aからなる溶接材料により溶接を施して溶接部2を形成する。これにより、ERNi−Cr−Fe−7Aでは希釈の影響により凝固割れが生じやすい溶接ルート部1Aおよび境界部1Bの割れを回避し、健全な溶接部2を得ることができる。
なお、図3に示す実施の形態において、ASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料を用いてバタリング層5を形成した例を示したが、これに限らずASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料を用いてバタリング層6を形成してもよい(図4参照)。
すなわち、図4に示すように、Cr含有量が約30%で耐食性の高く、かつ耐延性低下割れ性が良好であるERNi−Cr−Fe−7Aを用いてステンレス鋼、炭素鋼等の異材1の溶接箇所1aに溶接する際、異材開先面にERNi−Cr−Fe−7をバタリングしてバタリング層6を形成する。次にバタリング層6の上にERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部2を形成する。これにより、ERNi−Cr−Fe−7Aでは希釈の影響により凝固割れが生じやすい溶接ルート部1Aおよび境界部1Bの割れを回避し、健全な溶接部2を得ることができる。
第3の実施の形態
以下図面を参照して本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第3の実施の形態について説明する。
図5および図6は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第3の実施の形態を示す図である。
図5に示すように、Ni基溶接材料を用いた溶接方法において、まずステンレス鋼または炭素鋼からなる鋼材1(異材)が準備される。
そして鋼材1の溶接箇所1aに対し、ステンレス溶材等、ASME規格ERNi−Cr−Fe−7Aに対して異材となる鋼製の溶材を用いて溶接が施されて、鋼製溶接部9が設けられる。次に鋼製溶接部9上にASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料を用いて溶接が施され、この鋼製溶接部9に肉盛溶接部初層8が形成される。
次に肉盛溶接部初層8上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料を用いて肉盛溶接が施され、肉盛溶接部7が形成される。
図5において、Cr含有量が約30%で耐食性の高く、かつ耐延性低下割れ性であるERNi−Cr−Fe−7Aを用いてステンレス溶接材料、炭素鋼溶接材料等の異材からなる鋼製溶接部9上に肉盛溶接を実施する際、まず鋼材1に設けられた鋼製溶接部9上にERNiCr−3からなる溶接材料を用いて溶接を行い肉盛溶接部初層8が形成される。次に肉盛溶接部初層8上にERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料を用いて肉盛溶接を行う。これにより、ERNi−Cr−Fe−7Aでは希釈の影響により凝固割れが生じやすい異材との溶接ルート部1Aおよび境界部1Bでの割れを回避し、健全な肉盛溶接部7を得ることができる。
なお、図5に示す実施の形態において、ASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料を用いて肉盛溶接部初層8を形成した例を示したが、これに限らずASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料を用いて肉盛溶接部初層10を形成してもよい(図6)。
すなわち図6に示すように、Cr含有量が約30%で耐食性の高く、かつ耐延性低下割れ性が良好であるERNi−Cr−Fe−7Aを用いてステンレス溶接材料、炭素鋼溶接材料等の異材からなる鋼製溶接部9上に肉盛溶接を実施する際、まず鋼材1に設けられた鋼製溶接部9上にERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料を用いて溶接を行い肉盛溶接部初層10を形成する。次に肉盛溶接部初層10上からERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料を用いて肉盛溶接を行う。これにより、ERNi−Cr−Fe−7Aでは希釈の影響により凝固割れが生じやすい異材との溶接ルート部1Aおよび境界部1Bでの割れを回避し、健全な肉盛溶接部7を得ることができる。
図1は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第1の実施の形態を示す図。 図2は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第1の実施の形態の変形例を示す図。 図3は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第2の実施の形態を示す図。 図4は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第2の実施の形態の変形例を示す図。 図5は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第3の実施の形態を示す図。 図6は本発明によるNi基溶接材料を用いた溶接方法の第3の実施の形態の変形例を示す図。
符号の説明
1 鋼材
1a 溶接箇所
1A 溶接ルート部
1B 境界部
2 溶接部
3 溶接ルート部初層
4 溶接ルート部初層
5 バタリング層
6 バタリング層
7 肉盛溶接部
8 肉盛溶接部初層
9 異材溶接部
10 肉盛溶接部初層

Claims (6)

  1. Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、
    鋼材に対してASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料により溶接を施して鋼材上に溶接ルート部初層を形成する工程と、
    溶接ルート部初層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法。
  2. Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、
    鋼材に対してASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料により溶接を施して鋼材上に溶接ルート部初層を形成する工程と、
    溶接ルート部初層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法。
  3. Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、
    鋼材に対してASME規格ERNiCr−3をバタリングして鋼材の開先面にバタリング層を形成する工程と、
    バタリング層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法。
  4. Ni基溶接材料を鋼材に対して溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、
    鋼材に対してASME規格ERNi−Cr−Fe−7をバタリングして鋼材の開先面にバタリング層を形成する工程と、
    バタリング層上に、Cr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により溶接を施して溶接部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法。
  5. Ni基溶接材料を鋼材に設けられた鋼製溶接部に対して肉盛溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、
    鋼材に設けられた鋼製溶接部に対してASME規格ERNiCr−3からなる溶接材料により溶接を施して鋼製溶接部上に肉盛溶接部初層を形成する工程と、
    肉盛溶接部初層上にCr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により肉盛溶接を施して肉盛溶接部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法。
  6. Ni基溶接材料を鋼材に設けられた鋼製溶接部に対して肉盛溶接するNi基溶接材料を用いた溶接方法において、
    鋼材に設けられた鋼製溶接部に対してASME規格ERNi−Cr−Fe−7からなる溶接材料により溶接を施して鋼製溶接部上に肉盛溶接部初層を形成する工程と、
    肉盛溶接部初層上にCr含有量が30%のASME規格ERNi−Cr−Fe−7AからなるNi基溶接材料により肉盛溶接を施して肉盛溶接部を形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするNi基溶接材料を用いた溶接方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104084670A (zh) * 2014-06-26 2014-10-08 中船澄西远航船舶(广州)有限公司 多点系泊装置铬镍合金堆焊焊接工艺
US9598962B2 (en) 2012-06-22 2017-03-21 Mitsubishi Hitachi Power Systems, Ltd. Turbine rotor, manufacturing method thereof and steam turbine using turbine rotor

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