JP2009247624A - 内視鏡と、内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡の製造方法と、内視鏡オーバーチューブと、内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡オーバーチューブの製造方法 - Google Patents

内視鏡と、内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡の製造方法と、内視鏡オーバーチューブと、内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡オーバーチューブの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 湾曲部と可撓管部との連結部分を短くでき、容易に湾曲部と可撓管部とを連結できる内視鏡と、内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡の製造方法と、湾曲部と可撓管部との連結部分を短くでき、容易に湾曲部と可撓管部とを連結できる内視鏡オーバーチューブと、内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡オーバーチューブの製造方法を提供する。
【解決手段】 内視鏡1は、湾曲可能に形成される湾曲部40と、湾曲部40の最も基端側に配置される節輪51に先端20aを嵌め込んで湾曲部22と直接連結する可撓管部20と、湾曲部40を操作する操作ワイヤ90と、可撓管部20内において、可撓管部20を挿通する操作ワイヤ90を湾曲部40までガイドするワイヤガイド部91を具備する。オーバーチューブ100は内視鏡1と略同様である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、可撓管部と湾曲部と有する内視鏡と、内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡の製造方法と、可撓管部と湾曲部と有する内視鏡オーバーチューブと、内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡オーバーチューブの製造方法に関する。
一般に、内視鏡の挿入部は、可撓管(蛇管)部と、可撓管部の先端に連結される湾曲部と、湾曲部の先端に連結される先端硬性部を有している。可撓管部の基端には、湾曲部を操作する操作部が接続している。挿入部には、湾曲操作用の操作ワイヤが挿通されている。この操作ワイヤの先端は先端硬性部に連結され、操作ワイヤの基端は操作部の内部に設けられている湾曲操作機構に連結されている。そして、操作部の操作により湾曲操作機構を介して操作ワイヤが牽引されることにより、湾曲部が遠隔的に湾曲操作される。
湾曲部と可撓管部は、湾曲部と可撓管部との間に配置される連結管により連結されている。連結管は、硬質材料で形成される。また、可撓管部には、案内コイルが挿通されている。この案内コイルの先端は、連結管、および連結管の内面にロウ付けや半田付け等で固定されている。可撓管部内において、操作ワイヤは、案内コイルを挿通している。
また一方、内視鏡の挿入部は、内視鏡オーバーチューブ(以下、オーバーチューブ)によって体腔内にガイドされて導入され、用いられる場合がある。オーバーチューブは、内視鏡の挿入部と類似の挿入部を有するものがある。つまり、オーバーチューブの挿入部は、可撓管部と、湾曲部とを有している。オーバーチューブの湾曲部と可撓管部は、内視鏡の湾曲部と可撓管部と同様に、連結管により連結されている。このオーバーチューブにおいて、案内コイルや湾曲部の操作ワイヤなども配設されており、かつ内視鏡のように操作部も有し、操作部によって操作ワイヤが牽引されることによって、湾曲部が湾曲する点などについても内視鏡と同様である。
特許文献1には、操作ワイヤを案内するコイルの先端部分が、湾曲部と可撓管部を接続する接続管に、接続強度を確保してコンパクトに接続される内視鏡装置が開示されている。
さらに、特許文献2には、螺旋管に代えて短筒状の関節リングを連結軸で回動自在に複数連結した可撓管骨組体が用いられ、可撓性外皮が押出成型により形成された内視鏡の挿入部において、挿入部可撓管と湾曲部との接続部の硬質部長が長くなったり、押出成型で形成される可撓性外皮に局部的に薄肉部が発生するようなことなく、挿入部可撓管と湾曲部とをスムーズに連結することができる内視鏡の挿入部について開示されている。
特開2001−190495号公報 特開2007−252560号公報
しかしながら、内視鏡において、内視鏡長手軸方向(内視鏡の挿入方向)における上述した連結管の長さが長いと、湾曲管と可撓管との連結部分(硬質領域)の長さが長くなる。この連結部分は、湾曲しない。その結果、連結部分が長いと、挿入部における最小曲げ半径は小さくならず、挿入部は複雑な形状の体腔内にスムーズに挿入されない。そのため、湾曲部と可撓管部との連結部分は、より短いことが好適である。
連結部分の長さを短くする方法として、特許文献1および特許文献2が開示されている。しかし、特許文献1および特許文献2において、湾曲部と可撓管とを連結させる連結管なる部材が必要である。よって、連結部分の長さは、この連結管の長さよりも短くならない。
また、オーバーチューブの湾曲部と可撓管部との連結部分も、内視鏡の湾曲部と可撓管部との連結部分と同様に短いことが好適である。
そこで本発明は、上記課題を鑑みて、湾曲部と可撓管部との連結部分を短くでき、容易に湾曲部と可撓管部とを連結できる内視鏡と、内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡の製造方法と、湾曲部と可撓管部との連結部分を短くでき、容易に湾曲部と可撓管部とを連結できる内視鏡オーバーチューブと、内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡オーバーチューブの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、先端を嵌め込んで前記湾曲部と直接連結する可撓管部と、前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、前記可撓管部内において、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、を具備することを特徴とする内視鏡を提供する。
本発明は、上記目的を達成するために、可撓管部と、複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、前記可撓管部内に配置され、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、からなる内視鏡の可撓管部と湾曲部の連結方法であって、前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、前記可撓管の先端を嵌め込んで、前記湾曲部と前記可撓管部を直接連結する第1の工程と、前記ワイヤガイド部を、前記先端の内周面、または前記基端側節輪の内周面に固定する第2の工程と、を具備することを特徴とする内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するために、上記に記載の内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法を具備することを特徴とする内視鏡の製造方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するために、複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、先端を嵌め込んで前記湾曲部と直接連結する可撓管部と、前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、前記可撓管部内において、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、を具備することを特徴とする内視鏡オーバーチューブを提供する。
本発明は、上記目的を達成するために、可撓管部と、複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、前記可撓管部内に配置され、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、からなる内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法であって、前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、前記可撓管の先端を嵌め込んで、前記湾曲部と前記可撓管部を直接連結する第1の工程と、前記ワイヤガイド部を、前記先端の内周面、または前記基端側節輪の内周面に固定する第2の工程と、を具備することを特徴とする内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法を提供する。
本発明は、上記目的を達成するために、上記に記載の内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法を具備することを特徴とする内視鏡の製造方法を提供する。
本発明によれば、湾曲部と可撓管部の連結箇所を短くでき、容易に湾曲部と可撓管部とを連結できる内視鏡と、内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡の製造方法と、湾曲部と可撓管部との連結部分を短くでき、容易に湾曲部と可撓管部とを連結できる内視鏡オーバーチューブと、内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法と、この連結方法を備える内視鏡オーバーチューブの製造方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1から図7と図8Aを参照し、第1の実施形態について説明する。なお、図2において、管状部材等の一部の図示を省略している。
図1に示すように、内視鏡1は、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部10と、挿入部10の基端と連結し、挿入部10の後述する湾曲部40を操作する操作部70とを有している。
操作部70には、術者が把持する把持部71と、湾曲部40を湾曲させる湾曲操作ノブ72とが設けられている。
把持部71には、ユニバーサルコード73の基端部が連結されている。このユニバーサルコード73の先端部には、図示しない光源装置や、ビデオプロセッサなどに接続されるコネクタ部74が連結されている。
湾曲操作ノブ72には、湾曲部40を左右に湾曲操作させる左右湾曲操作ノブ72aと、湾曲部40を上下に湾曲操作させる上下湾曲操作ノブ72bとが設けられている。左右湾曲操作ノブ72aには、左右湾曲操作ノブ72aによって駆動する図示しない左右方向の湾曲操作機構が接続している。また、上下湾曲操作ノブ72bには、上下湾曲操作ノブ72bによって駆動する図示しない上下方向の湾曲操作機構が接続している。上下方向の湾曲操作機構と左右方向の湾曲操作機構は、操作部70内に配設され、後述する操作ワイヤ90の基端と接続している。
なお、操作部70には、吸引ボタン75と、送気・送水ボタン76と、内視鏡撮影用の各種ボタン77と、処置具挿入部78が設けられている。処置具挿入部78には、処置具挿入口80が設けられている。処置具挿入口80には、挿入部10内に配設されて、後述する図3に示す処置具挿通チャンネル79の基端部が連結している。処置具挿入口80は、図示しない内視鏡用処置具を処置具挿通チャンネル79に挿入するための挿入口である。図示しない内視鏡用処置具は、内視鏡1の処置具挿入口80から処置具挿通チャンネル79内に挿入される。図示しない内視鏡用処置具は、後述する挿入部10の先端硬性部60側まで押し込まれた後、先端硬性部60に設けられている処置具挿通チャンネル79の図示しない先端開口部から突出される。
挿入部10は、操作部70側から順に可撓管部(蛇管部)20と、湾曲部40と、先端硬性部60を有している。詳細には、操作部70は、細長い可撓管部20の基端と連結している。可撓管部20の先端20aは、湾曲部40の基端と直接連結している。詳細には、可撓管部20は、湾曲部40の最も基端側に配置される後述する節輪51に、先端20aを嵌め込んで湾曲部40と直接連結する。湾曲部40の先端は、先端硬性部60の基端と連結している。
可撓管部20は、例えば中空形状を有している。詳細には、図2と図3に示すように可撓管部20は、フレックス21と、このフレックス21の外側に配設され、フレックス21を被覆する網状のブレード23と、このブレード23の外側に配設され、ブレード23を被覆する外皮25を有している。可撓管部20は、フレックス21とブレード23と外皮25によって3層構造である。
フレックス21は、例えばステンレス鋼材製の帯状の薄板素材が螺旋状に成形されて、略円管状に形成されている。フレックス21は、例えば薄肉金属螺旋管である。
ブレード23は、例えばステンレス鋼材製の複数の素線が束にされた素線束を編み込んだものが略円管状に形成されている。ブレード23は、例えば網状管である。
外皮25は、例えばゴム材などのフレキシブル性を有する樹脂材によりブレード23の外側を覆うように略円管状に形成されている。外皮25の厚みは後述する節輪51の基端部54の厚みと略同一であり、外皮25の外径と内径は基端部54の外径と内径と略同一である。
フレックス21の先端21aとブレード23の先端23aは、外皮25の先端25aよりも所望する同じ長さだけ可撓管部20の先端側(湾曲部40側、節輪51側)に延出している。よって、先端23aの外周面23bは、露出している。なお、先端21aは、先端23aによって被覆されているために露出していない。言い換えると、先端25aは、先端21aと先端23aよりも短い。このように、先端21aと先端23aは、可撓管部20の先端20aとなる。
先端21aと先端23aは、例えば半田によって、予め互いに固着され一体化している。先端21aと先端23aが一体すると、硬質な可撓管側硬質部27が形成される。つまり、先端20aは硬質となり、可撓管部20は先端20aと一体である硬質な可撓管側硬質部27を先端20aに有することとなる。また、可撓管側硬質部27は、フレックス21と、フレックス21を被覆するブレード23を有することとなる。
なお、可撓管側硬質部27の外周面27bは、外周面23bである。可撓管側硬質部27の内周面27cは、先端21aの内周面21cである。可撓管側硬質部27は、節輪51の基端部54に直接嵌め込まれ、基端部54と例えば図示しない接着剤などで接着固定する。これにより、可撓管部20と湾曲部40は互いに直接連結する。このように可撓管側硬質部27は、可撓管部20が湾曲部40(節輪51)と直接連結する可撓管部20における連結部である。
つまり、湾曲部40(節輪51)と可撓管部20は、湾曲部40と可撓管部20の間に配置される連結部材によって連結するのではなく、連結部材を用いずに互いに連結する。また、湾曲部40(節輪51)と可撓管部20は、湾曲部40と可撓管部20の少なくとも一方に連結部材が配置された状態で、連結しない。
なお、可撓管側硬質部27の外径は、ブレード23の外径であり、基端部54の内径と略同一である。よって、可撓管側硬質部27が節輪51の基端部54に直接嵌め込まれた際、外周面27bである外周面23bは、基端部54の内周面54gと面当接し、内周面54gと接着固定する。
次に図3を参照して可撓管部20の内部構造について簡単に説明する。
図3に示すように可撓管部20には、処置具挿通チャンネル79と、ライトガイドファイバ86と、送気用チューブ87と、送水用チューブ88と、信号線などのケーブル89と、操作ワイヤ90と、操作ワイヤ90をガイド及び保護するワイヤガイド部91等、が挿通されている。
処置具挿通チャンネル79と、ライトガイドファイバ86と、送気用チューブ87と、送水用チューブ88と、ケーブル89等の管状部材は、内視鏡1内に内蔵される内蔵物である。これら管状部材は、操作部70側から可撓管部20内を介して湾曲部40内部に挿通され、先端硬性部60の基端と連結されている。
4本の操作ワイヤ90は、湾曲部40全体を上下左右の4方向にそれぞれ湾曲操作する。
4本の操作ワイヤ90は、管状部材と同様に内視鏡1内に内蔵される内蔵物でもある。4本の操作ワイヤ90の先端は、操作部70から可撓管部20を介して湾曲部40内部に挿通され、先端硬性部60の基端と連結されている。このうち、湾曲部40を左右方向に湾曲させる2本の操作ワイヤ90の基端は、操作部70の上述した左右方向の湾曲操作機構と連結されている。また、湾曲部40を上下方向に湾曲させる2本の操作ワイヤ90の基端は、操作部70の上述した上下方向の湾曲操作機構と連結されている。
左右湾曲操作ノブ72a及び上下湾曲操作ノブ72bの回動操作にともない、各操作ワイヤ90が、左右方向の湾曲操作機構と、上下方向の湾曲操作機構を介して、それぞれ牽引駆動される。これにより、湾曲部40は、真っ直ぐに伸びた湾曲角度が0°の通常の直線状態(例えば、図1中に一点鎖線で示す非湾曲状態)から上下左右方向に任意の湾曲角度に湾曲操作された湾曲状態(例えば、図1中に実線または二点鎖線で示す状態)まで遠隔的に湾曲操作されるようになっている。
ワイヤガイド部91は、図2に示すように可撓管部20内において、操作部70から延出され可撓管部20を挿通する操作ワイヤ90を湾曲部40までガイドする。
1つのワイヤガイド部91には、1本の操作ワイヤ90が挿通する。本実施形態の場合、操作ワイヤ90の数は4本であるため、ワイヤガイド部91も4つである。
ワイヤガイド部91の先端91aは、図2と図3に示すように内周面27cである内周面21cに固定される。詳細には、内周面27cには、ロウまたは半田等によって予め余盛部92が形成されている。余盛部92は、内周面27cの最も先端側に形成されていることが好適である。先端91aは、余盛部92と固着することで、内周面27c、つまり先端20aに固定される。このようにワイヤガイド部91は、可撓管部20内に配置される。
なお、余盛部92は、ワイヤガイド部91の数と同数で、1つの余盛部92に1つのワイヤガイド部91が固定される。本実施形態の場合、ワイヤガイド部91の数は4本であるため、余盛部92も4つである。余盛部92は、周方向に略90°離れていることが好適である。これにより先端91aは、周方向に略90°離れて固定される。
次に湾曲部40の構成について説明する。
図4に示すように湾曲部40には、複数の略円筒形状の節輪41が挿入部10の挿入(長手軸)方向に沿って並設されている。隣接している(挿入部10の挿入方向に沿って前後に位置する)節輪41は、それぞれ支軸部(例えば、後述する回動部材であるリベット44)によって回動可能に連結されている。このように節輪41が互いに連結されることで、湾曲部40は形成される。節輪41は、例えば金属などの硬質材料で形成されている。
なお、最も先端硬性部60側に配置される節輪41には、先端硬性部60が連結している。また、図2に示すように最も可撓管部20側に配置される節輪51には、可撓管部20が連結している(詳細については後述する)。節輪51は、湾曲部40の最も基端側に配置される基端側節輪となる。
次に節輪41の構造について説明する。
この節輪41とは、節輪51よりも先端側に配置される節輪を示す。図5に示すように各節輪41は、略円筒形状を有する。節輪41は、例えば、金属薄板プレス品、鍛造品などによって成形されている。
節輪41の後端部側(図5の右側)には、突片(後側ヒンジ台)42が2つ配置されている。突片42は、節輪41の一部が後方(湾曲部40の基端側)に向けて突出して形成される。また、突片42には、貫通孔42aが穿設されている。2つの突片42は、周方向に略180°離れて配置されている。
また、節輪41の前端部側(図5の左側)には、突片(前側ヒンジ台)43が2つ配置されている。突片43は、節輪41の一部が前方(湾曲部40の先端側)に向けて突出して形成される。また、突片43には、突片42の略板厚分の段差が設けられている。また、突片43には、貫通孔43aが穿設されている。2つの突片43は、周方向に略180°離れて配置されている。
前側の2つの突片43と、後側の2つの突片42とはそれぞれ周方向に略90°離れた位置に配置されている。
また、節輪41の内周壁部には、2つのワイヤ受け45が内方に向けて形成されている。ワイヤ受け45は、突片42よりも節輪41の軸方向において前側に形成されている。2つのワイヤ受け45は、周方向に略180°離れて配置されている。
各ワイヤ受け45は、節輪41の周壁部の一部を節輪41の外周面41b側から節輪41の内周面41c側に向けて、プレス加工で切り曲げ加工しつつ、突出されて切り起こし成形されている。上下方向の操作ワイヤ90、及び左右方向の操作ワイヤ90は、ワイヤ受け45に挿通され、ワイヤ受け45にて保持されている。ワイヤ受け45は、湾曲部40内の操作ワイヤ90を保持する保持部であり、操作ワイヤ90が挿通する挿通部である。
湾曲部40には、ワイヤ受け45に保持された4本の操作ワイヤ90が配設されている。操作ワイヤ90は、内周面41c側に沿うようにして配設される。これら4本の操作ワイヤ90の先端部は、上述したように先端硬性部60に、銀ロウ付けによって固定される。なお、操作ワイヤ90の先端部は、最も先端硬性部60側に位置する節輪41に固定されてもよい。
次に節輪51の構造について図2と図6を参照して説明する。
節輪51の前端部側の構造は節輪41の前端部側の構造と略同一であるが、それ以外が異なる。節輪51は、湾曲部40に含まれる。
節輪51は、節輪51の前端部側である略円筒形状の先端部52と、先端部52の基端52bと先端53aにて連設している略円筒形状の中端部53と、中端部53の基端52bと先端54aにて連設している略円筒形状の基端部54からなる。
先端部52は、節輪41と同様に突片43を有している。先端部52の外径は、節輪41の内径と略同一である。よって、突片43は、内周面41cに当接する。先端部52は、上述したように隣接する節輪41同士が連結するのと同様に、隣接する節輪41と連結する。
中端部53は、先端部52よりも径方向に拡径している。詳細には、中端部53は、先端部52との連設部である先端53aにて突片42の略板厚分の厚みを有する段差部53dを有している。この段差部53dは、中端部53において、略円筒形状の中端部53の先端53aの全周に渡って配置されている。段差部53dは、径方向において、外周側に向かって拡径している。
中端部53の内径と外径は、節輪41の内径と外径と略同一である。
基端部54は、中端部53よりも径方向に拡径している。詳細には、基端部54は、中端部53との連設部である先端54aにて先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)の略板厚分の厚みを有する段差部54dを有している。この段差部54dは、基端部54において、略円筒形状の基端部54の先端54aの全周に渡って配置されている。段差部54dは、径方向において、外周側に向かって拡径している。
段差部54dは、先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)が当接する当接部であり、先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)が内視鏡1の先端側(節輪51の先端側である先端部52や中端部53)にまで嵌め込まされることを防止する防止部である。つまり、段差部54dは、先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)が段差部54dに当接した際に、先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)がこの当接位置(段差部54d)よりもさらに内視鏡1の先端側にまで嵌め込まれることを防止する。
このように、節輪51は、可撓管側硬質部27が節輪51に嵌め込まれた際に、可撓管側硬質部27が当接する段差部54dを基端部54にて有している。
また、基端部54の内径と外径は、節輪41の外径よりも大きい。また、基端部54の内径は、中端部53の外径よりも大きく、節輪41の外径よりも大きい。このとき、中端部53と基端部54の肉厚は一定であってもよいし、異なっていても良い。なお先端部52と中端部53と基端部54の肉厚は一定であることが好適である。
基端部54の内径は、可撓管側硬質部27の外径と略同一である。また、基端部54には、可撓管側硬質部27が直接嵌め込まれる。その際、段差部54dには可撓管側硬質部27が当接し、基端部54の内周面54gは外周面27bと面当接し、例えば図示しない接着剤等で接着固定する。これにより、基端部54は、可撓管側硬質部27と接着固定される。よって、可撓管部20と湾曲部40が互いに直接連結する。なお、連結方法としては、例えば半田やレーザなどでも良い。
このように、基端部54には、可撓管側硬質部27が直接嵌め込まれ、基端部54は、可撓管側硬質部27と例えば図示しない接着剤などで接着固定する。つまり、基端部54は、湾曲部40が可撓管部20と直接連結する湾曲部40における連結部である。
なお、基端部54の内径と外径は、外皮25の外径と内径と略同一である。つまり、基端部54の厚みは、外皮25の厚みと略同一である。また、可撓管側硬質部27が基端部54に直接嵌め込まれた際、基端部54の基端54bは、先端25aと当接しない。基端54bと先端25aの間には、挿入部10の挿入方向において所望する長さを有する開口部58が形成される。
なお、挿入部10の挿入方向における節輪51の長さは、挿入部10の最小曲げ半径を維持した状態で、短いことが好適である。これにより、挿入部10の挿入方向における可撓管部20と湾曲部40の連結箇所の長さにおいて、湾曲しない部分を短くすることができる。
また、挿入部10の挿入方向における基端部54の長さと、挿入部10の挿入方向における可撓管側硬質部27の長さは、短いことが好適である。これにより、挿入部10の挿入方向における可撓管部20と湾曲部40の連結箇所の長さにおいて、湾曲しない部分を短くすることができる。
次に節輪41同士の連結方法について説明する。
図4に示すように前側の節輪41の突片42と、後側の節輪41の突片43において、貫通孔42a,43aには、回動部材であるリベット44が挿入される。これにより、前側の節輪41と後側の節輪41は、リベット44を介して連結され、リベット44を中心に回動可能に軸支される。このように、突片42と突片43の間には、リベット44を回動支軸とした支軸部が形成されている。
本実施形態の湾曲部40において、複数の節輪41間をそれぞれ連結する回動支軸となるリベット44は、各節輪41の前後間でそれぞれ略90°ずれた状態で交互に配置されている。これにより、湾曲部40は、操作ワイヤ90によって押し引き去れることで上下左右の4方向にそれぞれ湾曲できるように構成される。
節輪41と節輪51との連結は、上述した節輪41同士の連結と略同様であるため、説明を省略する。
次に、可撓管部20と湾曲部40と(可撓管側硬質部27と節輪51)の連結方法について説明する。
先端21aは先端23aによって被覆されており、先端23a(外周面23b)は外皮25によって被覆されておらず、露出している。この状態において、先端21aと先端23aは、例えば半田によって、予め互いに固着される。固着することによって、先端21aと先端23aは互いに一体化し、可撓管部20の先端20aに、可撓管側硬質部27が形成される。可撓管側硬質部27は、基端部54に直接嵌め込まれる。その際、可撓管側硬質部27は段差部54dに当接し、外周面27bは内周面54gと面当接する。基端54bは先端25aと当接せず、開口部58が形成される。そして、面当接している外周面27bと内周面54gは、例えば図示しない接着剤などによって互いに接着固定される。これにより、可撓管側硬質部27は、基端部54と直接連結する。よって、可撓管部20と湾曲部40は、可撓管側硬質部27と基端部54を介して互いに直接連結する。
なお、接着固定された可撓管部20における連結部である可撓管側硬質部27と、湾曲部40における連結部である基端部54は、可撓管部20と湾曲部40との連結箇所である。
また、先端91aは、内周面27c(内周面21c)にて、余盛部92によって固定される。なお、先端91aの固定は、可撓管側硬質部27が形成される際や、可撓管側硬質部27が基端部54に直接嵌め込まれる前や、可撓管側硬質部27が基端部54と連結した後に行われても良い。先端91aは、余盛部92に限定する必要はなく、例えば半田やロウ付けやレーザ等で固定されても良い。
可撓管部20と湾曲部40が互いに直接連結し、先端91aが可撓管側硬質部27に固定されると、図7に示すように、湾曲部40はブレード23と同様のブレード(網状管)95によって被覆される。このブレード95は、外周面41bと中端部53の外周面53eを被覆する。また、ブレード95は、外皮25と同様の例えば樹脂製の外皮96によって被覆される。外皮96は、ブレード95と基端部54の外周面54eを被覆する。さらに、外皮96は、図8Aに示すように開口部58にて接着剤97などで接着される。
このように本実施形態は、可撓管部20と湾曲部40を連結する、例えば口金といった連結部材を用いることなく、可撓管側硬質部27を基端部54に直接嵌め込むことで、可撓管部20と湾曲部40を直接連結することができる。よって、本実施形態は、連結部材を用いないために、可撓管側硬質部27と基端部54と挿入部10の挿入方向における長さを短くすることで、挿入部10の挿入方向における可撓管部20と湾曲部40の連結箇所の長さを短くできる。
また、本実施形態は、挿入部10の挿入方向における連結箇所の長さを短くすることで、湾曲(回動)しない部分である連結箇所を短くすることができる。これによって、例えば大腸検査が行われる際に、本実施形態は、挿入部10の最小曲げ半径を小さくすることができるので、挿入部10を臓器に接触することを少なくすることができる。そのことにより本実施形態は、患者に低侵襲医療を提供することができる。
また、本実施形態は、可撓管側硬質部27を基端部54に直接嵌め込み、基端部54と可撓管側硬質部27を例えば接着剤などによって互いに接着固定させることで、容易に可撓管部20と湾曲部40を連結できる。
また、本実施形態は、連結部材を用いないために、コストの安い内視鏡1を提供できる。
また、本実施形態は、段差部54dによって可撓管側硬質部27が内視鏡1の挿入方向において先端側にまで嵌め込まれることを防止することができ、段差部54dと可撓管側硬質部27を当接させることで、可撓管部20と湾曲部40を連結させる際の指標とすることができる。
また、本実施形態は、段差部54dと可撓管側硬質部27を当接させることで、可撓管側硬質部27を湾曲部40側にまで嵌め込むことができ、連結箇所をより短くすることができる。
なお、基端部54は、円筒形状を有しているが、これに限定される必要はなく、例えば突片42のような突片を有し、この突片にて可撓管側硬質部27と連結してもよい。
また、本実施形態は、上述した可撓管部20と湾曲部40の連結方法と、この連結方法を備える内視鏡1の製造方法を提供することができる。
なお、図8Bに示すように外皮96は、開口部58にて接着剤97と糸98などによって固定されても良い。
また、図9に示すように節輪51は、先端部52と、中端部53のみを有していてもよい。この場合、中端部53の内径は可撓管側硬質部27の外径と略同一であり、可撓管側硬質部27は中端部53に嵌め込まれる。つまり、中端部53は基端部となる。そして、外周面27b(外周面23b)は、中端部53の内周面53gに当接する。中端部53の基端53bと先端25aには、開口部58が形成される。段差部53dは、先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)が当接する当接部であり、先端21aと先端23a(可撓管側硬質部27)が内視鏡1の先端側(先端部52側)にまで嵌め込まれることを防止する防止部となる。
次に、本発明に係る第2の実施形態について図10を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については、第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。
第1の実施形態において、先端91aは、内周面27c(内周面21c)、つまり可撓管部20の先端20aに固定されているが、これに限定する必要はない。例えば、先端91aは、節輪51の内周面51cに固定されていても良い。詳細には、例えば先端部52の内周面52gには、第1の実施形態と同様の余盛部92が形成されている。先端91aは、余盛部92と固着することで、内周面52g、つまりの内周面51cに固定される。言い換えると先端91aは、湾曲部40(節輪51)に固定される。なお、先端91aは、例えば半田やロウ付けやレーザなどで、固定されてもよい。
なお、余盛部92は例えば中端部53の内周面53gに形成され、先端91aは内周面53gに固定されても良い。つまり、先端91aは、節輪51の内周面51cに固定されればよい。
このように本実施形態は、先端91aを節輪51に固定することができる。本実施形態は、先端91aを金属などの硬質材料で形成されている節輪51に固定する際に、外皮25が変形する温度を有する高温を用いることができる。よって、本実施形態は、先端91aをより強固に固定することができる。但し、この温度は、節輪51が変形しない程度の温度をいう。
次に、本発明に係る第3の実施形態について図11Aと図11Bを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。
本実施形態の可撓管部20と湾曲部40は、可撓管側硬質部27が節輪51に嵌め込まれ可撓管側硬質部27と節輪51が支軸部(例えば回動部材であるリベット44)によって回動可能に連結した際に、互いに回動可能に直接連結する。
図11Aに示すように可撓管部20において、先端21aと先端23aは、第1の実施形態と同様に先端25aよりも所望する同じ長さだけ可撓管部20の先端20a側に延出している。よって、外周面23bは、露出している。この外周面23bには、後述する突片42が当接する。
また、先端21aと先端23aは、第1の実施形態と同様に、例えば半田によって、予め互いに固着され、一体となっている。このように先端21aと先端23aが一体になると、硬質な可撓管側硬質部27が形成される。
本実施形態の可撓管側硬質部27(先端21aと先端23a)は、第1の実施形態とは異なり、可撓管側硬質部27(先端21aと先端23a)の一部が前方(節輪51側)に向けて突出されて形成された2つの硬質突片28を有している。硬質突片28には、硬質貫通孔28aが穿設されている。2つの硬質突片28は、周方向に略180°離れて配置されている。硬質突片28は、可撓管側硬質部27が節輪51に直接嵌め込まれ、可撓管部20が湾曲部40と回動可能に直接連結する可撓管部20における回動連結部である。
また、本実施形態の節輪51は、図5に示す節輪41と同じ構成である。つまり、節輪51は、節輪51の一部が可撓管側硬質部27側に向けて突出された2つの突片42を有し、突片42には、貫通孔42aが穿設されている。
なお、節輪51の内径は、可撓管側硬質部27(ブレード23)の外径と略同一である。そのため、可撓管部20と湾曲部40が互いに回動可能に連結する際、節輪51には、可撓管側硬質部27が嵌め込まれ、内周面41cには、外周面27b(外周面23b)が面当接する。突片42は、可撓管側硬質部27が節輪51に直接嵌め込まれ、湾曲部40が可撓管部20と回動可能に直接連結する湾曲部40における回動連結部である。なお、節輪51の外径は、外皮25の外径と略同一である。
可撓管部20と湾曲部40が互いに回動可能に連結する際、図11Bに示すように節輪51には可撓管側硬質部27が嵌め込まれる。その際、硬質貫通孔28aと貫通孔42aには、節輪41同士の連結時と同様にリベット44が挿入される。これにより、可撓管部20と湾曲部40は、リベット44によって互いに回動可能に直接連結する。
このとき、突片42は、外周面27b(外周面23b)に面当接し、先端25aと当接しない。よって、突片42と先端25aの間には、第1の実施形態と同様に開口部58が形成される。
挿入部10の挿入方向における突片42の長さと、挿入部10の挿入方向における硬質突片28の長さは、短いことが好適である。これにより、可撓管部20と湾曲部40の回動可能な連結箇所において、湾曲しない部分を短くすることができる。
次に節輪51と可撓管部20の連結について説明する。
第1の実施形態と同様に可撓管部20の先端20aに、図11Aに示すように可撓管側硬質部27が形成される。可撓管側硬質部27は、図11Bに示すように節輪51に直接嵌め込まれる。その際、外周面27bは、内周面41cと面当接する。詳細には硬質突片28は、突片42と面当接する。また、硬質貫通孔28aと貫通孔42aは径方向において同一直線状に配置される。
また、硬質貫通孔28aと貫通孔42aには、リベット44が挿入される。これにより、可撓管側硬質部27と節輪51は、リベット44を介して回動可能に連結され、リベット44を中心に回動可能に軸支される。このように硬質突片28と突片42の間には、リベット44を回動支軸とした支軸部が形成されている。
そして、可撓管部20と湾曲部40はリベット44によって互いに回動可能に直接連結する。また、先端91aが可撓管側硬質部27に固定されると、図11Bに示すように湾曲部40はブレード(網状管)95によって被覆される。このブレード95は、節輪51の外周面51bを被覆する。また、ブレード95は、外皮96によって被覆される。また、ブレード95と外皮96は、図8Aと同様に開口部58にて接着剤97などで接着される。
これにより、本実施形態は、可撓管部20と湾曲部40を連結する連結部材を用いることなく、リベット44によって、可撓管部20と湾曲部40を回動可能に直接連結することができる。つまり、本実施形態は、挿入部10の挿入方向における可撓管部20と湾曲部40の連結箇所の長さを短くでき、連結箇所を回動可能とすることができる。
なお、本実施形態において、可撓管部20には硬質突片28が設けられ、節輪51には突片42が設けられている。可撓管部20と湾曲部40は、硬質突片28と突片42とリベット44によって回動可能に連結している。しかし、本実施形態は、可撓管部20と湾曲部40が互いに回動可能に連結できれば、このような形態に限定される必要はない。
突片42は、可撓管部20に対して湾曲部40が回動できるように、例えば円弧形状を有していることが好適である。これにより、本実施形態は、突片42をブレード95に当接させても、可撓管部20と湾曲部40を互いに回動可能に連結させることができる。
なお、本実施形態において、可撓管部20と湾曲部40が互いに回動可能に連結することができれば、突片42は円弧形状を有する必要はない。
また、本実施形態におけるブレード95と外皮96は、図8Bと同様に開口部58にて接着剤97と糸98などによって固定されても良い。
なお、上述した各実施形態において、可撓管側硬質部27は、フレックス21とブレード23を有しているが、これに限定する必要はない。
例えば、可撓管側硬質部27は、図12Aに示すように先端21aのみによって形成されても良い。この場合、先端21aは、先端23aと先端25aよりも可撓管部20の先端20a側に延出している。よって、外周面21bと内周面21cは露出している。言い換えると、先端23aと先端25aは、先端21aよりも引っ込んでいる。なお、先端23aと先端25aは、所望する同じ長さだけ、またはそれぞれ異なる長さ、先端21aよりも引っ込んでいる。
そして、可撓管側硬質部27が基端部54に嵌め込まれた際、先端21aは段差部54dに当接し、外周面27bである外周面21bは内周面54gと面当接し、先端21aは基端部54に上記同様に接着固定すればよい。このように、可撓管側硬質部27は、フレックス21のみを有していてもよい。
例えば、可撓管側硬質部27は、図12Bに示すように先端23aのみによって形成されても良い。この場合、先端23aは、先端21aと先端25aよりも可撓管部20の先端20a側に延出している。よって、外周面23bと先端23aの内周面23cは露出している。言い換えると、先端21aと先端25aは、先端23aよりも引っ込んでいる。なお先端21aと先端25aは、所望する同じ長さだけ、またはそれぞれ異なる長さ、先端23aよりも引っ込んでいる。
そして、可撓管側硬質部27が基端部54に嵌め込まれた際、先端23aは段差部54dに当接し、外周面27bである外周面23bは内周面54gと面当接し、先端23aは基端部54に上記同様に接着固定すればよい。このように、可撓管側硬質部27は、ブレード23のみを有していてもよい。
なお、この場合、先端91aは、内周面23c(内周面27c)に形成される余盛部92によって、内周面23c(内周面27c)に固定されても良い。
上記本発明に係る第3の実施形態において、硬質貫通孔28aと貫通孔42aのいずれか一方は、硬質貫通孔28aと貫通孔42aの他方に挿通可能な凸状部(不図示)に代わっても良い。これにより本実施形態は、リベット44を用いず、凸状部を他方に挿通させることによって、可撓管部20と湾曲部40を互いに回動可能に連結することができる。
次に、本発明に係る第4の実施形態について図13Aと図13Bを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については第1の実施形態と同一の参照符号を付すことにより説明を省略する。
図13Aに示すように、内視鏡オーバーチューブ(以下、オーバーチューブ100)は、患者の体腔内等に挿入される細長い挿入部110と、挿入部110の基端と連結し、挿入部110の後述する湾曲部140を操作する操作部170とを有している。オーバーチューブ100には、挿入部10が挿通する。より詳細には、挿入部10は、操作部170に配置される挿入口171から挿入され、操作部170と挿入部110を挿通し、挿入部110における内視鏡用出口161から突出する。挿入口171と操作部170と可撓管部120と湾曲部140と内視鏡用出口161との内径は、挿入部10の外径よりも大きい。オーバーチューブ100は、オーバーチューブ100に挿通している挿入部10を体腔内の所望な位置にガイドするガイド部材である。
挿入部110は、操作部170側から順に可撓管部(蛇管部)120と、湾曲部140と、内視鏡用出口161とを有している。詳細には、操作部170は、細長い可撓管部120の基端と連結している。可撓管部120の先端120aは、湾曲部140の基端と直接連結している。詳細には、図13Bに示すように、可撓管部120は、湾曲部140の最も基端側に配置される節輪151に、先端120aを嵌め込んで湾曲部140と直接連結する。湾曲部140の先端は、内視鏡用出口161の基端と連結している。
可撓管部120の構成は、図2に示すように可撓管部20と略同様であるため、詳細な説明は省略する。
また、湾曲部140の構成は、図2に示すように湾曲部40と略同様であるため、詳細な説明は省略する。なお、節輪151の構成は、節輪51の構成と略同様である。
内視鏡用出口161は、オーバーチューブ100を挿通した挿入部10が突出する出口である。内視鏡用出口161は、オーバーチューブ100の軸方向に対して斜めに形成されている。
操作部170には、図1に示す内視鏡1の挿入部10がオーバーチューブ100に挿入されるための挿入口171が配置されている。これ以外の操作部170の構成は、図1に示す内視鏡1の操作部70と略同様であるため、詳細な説明は省略する。つまり、操作部170は、操作ノブ172によって、図13Bに示す操作ワイヤ90を牽引し、湾曲部140を湾曲させる。この様に操作部170(オーバーチューブ100)の操作ワイヤ90は、操作部70(内視鏡1)の操作ワイヤ90と同様である。
本実施形態において、可撓管部120と湾曲部140との連結方法は、可撓管部20と湾曲部40との連結方法と略同様であるため、詳細な説明は省略する。
オーバーチューブ100は、予め体腔内に挿入される。湾曲部140は、操作ノブ172の操作によって湾曲する。この状態で、挿入部10は、挿入口171から挿入され、操作部170と可撓管部120と湾曲部140とを挿通し、内視鏡用出口161から突出する。
このように本実施形態において、可撓管部120と湾曲部140との連結方法は、可撓管部20と湾曲部40との連結方法と略同様である。よって、本実施形態は、オーバーチューブ100において、上述した第1乃至第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態は、このようなオーバーチューブ100によって、図1に示すような内視鏡1の体腔内への挿通性を向上させることができる。
また、本実施形態は、上述した可撓管部120と湾曲部140との連結方法と、この連結方法を備えるオーバーチューブ100の製造方法を提供することができる。
また、本実施形態はオーバーチューブ100を大腸等に挿入する際、本実施形態は、連結部分(節輪151と先端120a)をスムーズに大腸等を通過させることができ、患者への苦痛を低減できる。
また、本実施形態は、連結部材を用いないために、コストの安いオーバーチューブ100を提供できる。
もちろん、本実施形態は、図12Aと図12Bに示すような構造を組み合わせても良い。
このように本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより、種々の発明を形成できる。
図1は、第1の実施形態における内視鏡の概略構成図である。 図2は、図1に示すA−A線における連結した湾曲部と可撓管部の断面図である。 図3は、図2に示すB−B線における断面図である。 図4は、湾曲部の節輪の並設状態を示す図である。 図5は、節輪の斜視図である。 図6は、湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪の斜視図である。 図7は、外皮と網状管によって被覆された湾曲部と、可撓管部の連結状態を示す断面図である。 図8Aは、図7に示す開口部周辺の拡大図であり、外皮の固定状態を示す図である。 図8Bは、外皮の固定状態の変形例である。 図9は、基端側節輪の変形例を示し、連結した基端側節輪と可撓管側硬質部の一部断面図である。 図10は、第2の実施形態における余盛部の配置位置を示し、連結した湾曲部と可撓管部の断面図である。 図11Aは、第3の実施形態における可撓管側硬質部からみた可撓管部の斜視図である。 図11Bは、第3の実施形態における連結した湾曲部と可撓管部の断面図である。 図12Aは、可撓管側硬質部の変形例を示し、連結した基端側節輪と可撓管側硬質部の一部断面図である。 図12Bは、可撓管側硬質部の変形例を示し、連結した基端側節輪と可撓管側硬質部の一部断面図である。 図13Aは、第4の実施形態におけるオーバーチューブの概略構成図である。 図13Bは、オーバーチューブにおける連結した湾曲部と可撓管部との断面図である。
符号の説明
1…内視鏡、10…挿入部、20…可撓管部、20a…先端、21…フレックス、21a…先端、21b…外周面、21c…内周面、23…ブレード、23a…先端、23b…外周面、23c…内周面、25…外皮、25a…先端、27…可撓管側硬質部、27b…外周面、27c…内周面、40…湾曲部、41…節輪、42,43…突片、42a,42b…貫通孔、44…リベット、51…節輪、51b…外周面、51c…内周面、52…先端部、53a…先端、52b…基端、52g…内周面、53…中端部、53b…基端、53d…段差部、53e…外周面、53g…内周面、54…基端部、54a…先端、54d…段差部、54e…外周面、54g…内周面、54h…基端、58…開口部、60…先端硬性部、90…操作ワイヤ、91…ワイヤガイド部、91a…先端、92…余盛部、95…ブレード、96…外皮、97…接着剤、98…糸、100…オーバーチューブ、110…挿入部、120…可撓管部、120a…先端、140…湾曲部、151…節輪、161…内視鏡用出口、170…操作部、171…挿入口、172…操作ノブ。

Claims (30)

  1. 複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、
    前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、先端を嵌め込んで前記湾曲部と直接連結する可撓管部と、
    前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、
    前記可撓管部内において、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡。
  2. 前記可撓管部は、前記先端と一体である硬質な可撓管側硬質部を、前記先端に有し、前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれることで、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに直接連結することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記可撓管側硬質部の外径は、前記基端側節輪の基端部の内径と略同一であることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記基端側節輪は、前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際に前記可撓管側硬質部が当接する段差部を前記基端部にて有し、
    前記基端部の外径と内径は、前記基端側節輪よりも先端側に配置される前記節輪の外径よりも大きいことを特徴とする請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記段差部は、前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪の先端側にまで嵌め込まれることを防止することを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記可撓管側硬質部は前記段差部に当接し、前記可撓管側硬質部の外周面は前記基端部の内周面と面当接し、前記可撓管側硬質部の外周面は前記基端部の内周面と固定することで、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに直接連結することを特徴とする請求項5に記載の内視鏡。
  7. 前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際に、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに回動可能に直接連結することを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  8. 前記可撓管側硬質部は、前記可撓管側硬質部の一部が前記基端側節輪側に向けて突出された1対の硬質突片を有し、前記硬質突片には、硬質貫通孔が穿設され、
    前記基端側節輪は、前記基端側節輪の一部が前記可撓管側硬質部側に向けて突出された1対の突片を有し、前記突片には、貫通孔が穿設され、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際に、前記貫通孔と前記硬質貫通孔に回動部材が挿入されることで、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに回動可能に直接連結することを特徴とする請求項7に記載の内視鏡。
  9. 前記可撓管側硬質部は、金属螺旋管と、前記金属螺旋管を被覆する網状管と、を有し、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記網状管の外周面は前記基端部の内周面と面当接することを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の内視鏡。
  10. 前記金属螺旋管と前記網状管は、予め固着され、一体であることを特徴とする請求項9のいずれかに記載の内視鏡。
  11. 前記可撓管側硬質部は、金属螺旋管を有し、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記金属螺旋管の外周面は前記基端部の内周面と面当接し、前記金属螺旋管の外周面は前記基端部の内周面と接着固定することを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の内視鏡。
  12. 前記可撓管側硬質部は、網状管を有し、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記網状管の外周面は前記基端部の内周面と面当接し、前記網状管の外周面は前記基端部の内周面と接着固定することを特徴とする請求項2から8のいずれかに記載の内視鏡。
  13. 前記ワイヤガイド部の先端は、前記可撓管側硬質部の内周面、または前記基端側節輪の内周面に固定されることを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  14. 可撓管部と、
    複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、
    前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、
    前記可撓管部内に配置され、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、
    からなる内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法であって、
    前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、前記可撓管の先端を嵌め込んで、前記湾曲部と前記可撓管部を直接連結する第1の工程と、
    前記ワイヤガイド部を、前記先端の内周面、または前記基端側節輪の内周面に固定する第2の工程と、
    を具備することを特徴とする内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法。
  15. 請求項14に記載の内視鏡の可撓管部と湾曲部との連結方法を具備することを特徴とする内視鏡の製造方法。
  16. 複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、
    前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、先端を嵌め込んで前記湾曲部と直接連結する可撓管部と、
    前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、
    前記可撓管部内において、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、
    を具備することを特徴とする内視鏡オーバーチューブ。
  17. 前記可撓管部は、前記先端と一体である硬質な可撓管側硬質部を、前記先端に有し、前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれることで、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに直接連結することを特徴とする請求項16に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  18. 前記可撓管側硬質部の外径は、前記基端側節輪の基端部の内径と略同一であることを特徴とする請求項17に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  19. 前記基端側節輪は、前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際に前記可撓管側硬質部が当接する段差部を前記基端部にて有し、
    前記基端部の外径と内径は、前記基端側節輪よりも先端側に配置される前記節輪の外径よりも大きいことを特徴とする請求項18に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  20. 前記段差部は、前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪の先端側にまで嵌め込まれることを防止することを特徴とする請求項19に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  21. 前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記可撓管側硬質部は前記段差部に当接し、前記可撓管側硬質部の外周面は前記基端部の内周面と面当接し、前記可撓管側硬質部の外周面は前記基端部の内周面と固定することで、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに直接連結することを特徴とする請求項20に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  22. 前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際に、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに回動可能に直接連結することを特徴とする請求項17に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  23. 前記可撓管側硬質部は、前記可撓管側硬質部の一部が前記基端側節輪側に向けて突出された1対の硬質突片を有し、前記硬質突片には、硬質貫通孔が穿設され、
    前記基端側節輪は、前記基端側節輪の一部が前記可撓管側硬質部側に向けて突出された1対の突片を有し、前記突片には、貫通孔が穿設され、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際に、前記貫通孔と前記硬質貫通孔に回動部材が挿入されることで、前記可撓管部と前記湾曲部は互いに回動可能に直接連結することを特徴とする請求項22に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  24. 前記可撓管側硬質部は、金属螺旋管と、前記金属螺旋管を被覆する網状管と、を有し、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記網状管の外周面は前記基端部の内周面と面当接することを特徴とする請求項17から23のいずれかに記載の内視鏡オーバーチューブ。
  25. 前記金属螺旋管と前記網状管は、予め固着され、一体であることを特徴とする請求項24に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  26. 前記可撓管側硬質部は、金属螺旋管を有し、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記金属螺旋管の外周面は前記基端部の内周面と面当接し、前記金属螺旋管の外周面は前記基端部の内周面と接着固定することを特徴とする請求項17から23のいずれかに記載の内視鏡オーバーチューブ。
  27. 前記可撓管側硬質部は、網状管を有し、
    前記可撓管側硬質部が前記基端側節輪に嵌め込まれた際、前記網状管の外周面は前記基端部の内周面と面当接し、前記網状管の外周面は前記基端部の内周面と接着固定することを特徴とする請求項17から23のいずれかに記載の内視鏡オーバーチューブ。
  28. 前記ワイヤガイド部の先端は、前記可撓管側硬質部の内周面、または前記基端側節輪の内周面に固定されることを特徴とする請求項17に記載の内視鏡オーバーチューブ。
  29. 可撓管部と、
    複数の略円筒形状の節輪が並設され、隣接している前記節輪同士が回動可能に連結されることで湾曲可能に形成される湾曲部と、
    前記可撓管部と前記湾曲部を挿通し、前記湾曲部を操作する操作ワイヤと、
    前記可撓管部内に配置され、前記可撓管部を挿通する前記操作ワイヤを前記湾曲部までガイドするワイヤガイド部と、
    からなる内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法であって、
    前記湾曲部の最も基端側に配置される基端側節輪に、前記可撓管の先端を嵌め込んで、前記湾曲部と前記可撓管部を直接連結する第1の工程と、
    前記ワイヤガイド部を、前記先端の内周面、または前記基端側節輪の内周面に固定する第2の工程と、
    を具備することを特徴とする内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法。
  30. 請求項29に記載の内視鏡オーバーチューブの可撓管部と湾曲部との連結方法を具備することを特徴とする内視鏡オーバーチューブの製造方法。
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