JP2009247467A - 薬剤吸入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者が誤操作したことに気付くことができ、不使用時に薬剤を無駄に吐出するおそれのない薬剤吸入装置を提供する。
【解決手段】マウスピース4を有する気流路8や吐出ヘッド6は、本体ケース1内に装着されている。吐出ヘッド6は、吐出口が開口する吐出面9が気流路8に面しており、吐出面9に対し前記吐出口を保護するキャップ10が気流路8を間に挟んで対向する部位に配置されている。吐出ヘッド6は、キャップ10に対して、接近および離間自在に装着部(不図示)を介して本体ケース1に装着されている。吸入時には、駆動用電気接続部11が吐出信号発生装置の電気接続部7で接続されており、気流路8は開いている。待機時には、吐出ヘッド6は吐出面9がキャップ10で覆われる契合位置に移動され、気流路8は閉塞されている。また、吐出ヘッド6の駆動用電気接続部11は電気接続部7から外れる。
【選択図】図2
【解決手段】マウスピース4を有する気流路8や吐出ヘッド6は、本体ケース1内に装着されている。吐出ヘッド6は、吐出口が開口する吐出面9が気流路8に面しており、吐出面9に対し前記吐出口を保護するキャップ10が気流路8を間に挟んで対向する部位に配置されている。吐出ヘッド6は、キャップ10に対して、接近および離間自在に装着部(不図示)を介して本体ケース1に装着されている。吸入時には、駆動用電気接続部11が吐出信号発生装置の電気接続部7で接続されており、気流路8は開いている。待機時には、吐出ヘッド6は吐出面9がキャップ10で覆われる契合位置に移動され、気流路8は閉塞されている。また、吐出ヘッド6の駆動用電気接続部11は電気接続部7から外れる。
【選択図】図2
Description
本発明は、薬剤、アロマ、ニコチンなどの嗜好品などを微小滴として気流路内に吐出して利用者に吸入させる薬剤吸入装置に関するものである。
従来、吐出ヘッド部において薬剤を含む液体に吐出エネルギーを付与し、マウスピースを介して利用者が吸引した空気流の中に、薬剤を排出オリフィスから適正な小滴として所定数吐出させて利用者に吸入させる薬剤吸入装置が考案されている(特許文献1参照)。
このような薬剤を投与するための薬剤吸入装置では、安全面の信頼性が求められる。
そこで、吸入時に異常があった場合に利用者へ知らせるために、正常吸入時は振動するものや、吐出した液滴の分布状態を検出して異常時は表示や警告する薬剤吸入装置が開発されている(特許文献2、特許文献3参照)。
上記従来の薬剤吸入装置では、利用者が誤って吐出をしない形態で吸入行為をした際に、気流路が開通される場合があり、異常発生の表示や警告を見逃してしまうと、利用者が空気を吸ったのみで薬剤を吸入できなかったことを気付かない恐れがある。また、予期せぬ薬剤吸入装置の誤動作によっても不使用時に薬剤を吐出してしまうことが起きるという課題があった。
本発明は、利用者が誤操作したことを気付くことができ、不使用時に薬剤を吐出するおそれのない薬剤吸入装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明の薬剤吸入装置は、吸い口部を有する気流路内へ吐出ヘッドより薬剤を吐出して利用者に吸入させる薬剤吸入装置において、前記吐出ヘッドは、吐出口を開口させる吐出面が前記気流路に面しており、前記吐出口を保護するキャップを前記吐出面に対して前記気流路を挟み対向する部位に配置し、前記吐出ヘッドは、前記キャップに対して接近および離間自在に装着されており、前記吐出ヘッドを前記キャップによって前記吐出面が覆われる契合位置に移動した際に、前記吐出ヘッドが前記気流路を閉塞することを特徴とする。
本発明に係る薬剤吸入装置は、上記のとおり構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
薬剤の否吐出時には、吐出ヘッドが気流路を塞いでいるため、この状態で吸引しようとしても抵抗感があることで使用者が誤操作していることに気付く。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る薬剤吸入装置を示す模式斜視図である。この薬剤吸入装置は、本体ケース1とフロントカバー2とアクセスカバー3にて外郭が構成されている。アクセスカバー3は、本体ケース1の開放面の一端縁部にヒンジ3aを介して開閉自在に取り付けられており、ロックレバー5によってロックを解除することで、アクセスカバー3を開けることができる。
なお、吸い口部であるマウスピース4を有する気流路8や吐出ヘッド6は、本体ケース1内に設けられた各装着部(不図示)に着脱自在に取り付けられる。
ここで、吐出ヘッド6は、複数の吐出口と、吐出口に対向して1対1、1対多、多対1の関係で設けられた任意の吐出エネルギー発生素子を有する。薬剤に熱エネルギーを付与する電気熱変換素子又は機械エネルギーを付与する電気機械変換素子を例示できる。すなわち、薬剤の吐出方法としては、電気熱変換素子を用いて薬剤に熱エネルギーを付与して吐出させる方法(サーマルジェット方式)、薬剤に機械エネルギーを付与する電気機械変換素子(例えば圧電素子)の振動圧を用いて薬剤を吐出する方法(ピエゾジェット方式)を例示できる。これらの方式は、インクジェット方式と呼ばれることもある。吐出方法については、薬剤の種類などに応じて選択可能である。
図2は、図1に示す薬剤吸入装置のアクセスカバーを開いて吸い口部であるマウスピースを有する気流路と吐出ヘッドを装着した状態を示し、(a)は吸入を行なう状態を示す説明図であり、(b)は待機状態を示す説明図である。
図2(a)に示す吸入を行なう状態において、薬剤を吐出するための吐出ヘッド6の吐出面9が気流路8に面した部位に有り、吐出ヘッド6の吐出口を保護するキャップ10が吐出面9に対して気流路8を挟み対向した部位に配置されている。また、吐出ヘッド6は吐出ヘッドの駆動用電気接続部11で吐出信号発生装置の電気接続部7に電気接続されている。吐出ヘッド側に設けられている駆動用電気接続部(コンタクトピン)と吸入装置本体側の電気接続部7が電気的に接触することにより、本体内の電源等から吐出ヘッド6に電力を供給できる。これにより吐出ヘッド6が駆動でき、薬剤が吐出可能となる。
この状態でマウスピース4を咥えた利用者の吸引による気流路8に発生する吸気流中に、吐出ヘッド6の吐出面9に開口する吐出口から薬剤が吐出され、吐出された薬剤が吸気流に同伴されて利用者の体内に吸入される。
図2(b)に示す待機状態では、吐出ヘッド6は、その吐出面9が、図2(a)に示す吸入を行なう状態の位置からキャップ10によって覆われる契合位置へ移動されている。
ところで、キャップ10は、吐出ヘッド6の吐出面9上の吐出口が開口するエリア全体を密閉するように覆って吐出口を保護することができるように構成されている。これにより、吐出口に満たされた薬剤は必要な時以外は大気に直接さらされることがなくなるため、吐出口からの薬剤の蒸発を防げる。その結果、吐出口付近の薬剤の固着や吐出口内の薬剤の変質による吐出特性の変化を予防し、投薬効果の劣化を防ぐという効果が得られる。また、キャップ10による保護中はゴミや雑菌等の侵入も防ぐことができ、吸入する薬剤の汚染が防止できる。
この待機状態において、吐出ヘッド6はキャップ10によって吐出面9が覆われる契合位置に移動されており、このとき、吐出ヘッド6により気流路8が閉塞されている。すなわち、待機状態に移行する際に、キャップによる吐出ヘッド6の保護と、気流路8の閉塞が連動する点が本発明の特徴である。また、吐出ヘッド6の吐出ヘッドの駆動用電気接続部11は吐出信号発生装置の電気接続部7から外されている。つまり、吐出ヘッド6を前記契合位置に移動させた際に、吐出ヘッド6の駆動用電気接続が外される。待機状態で吐出ヘッド6と本体側との電気的接触が解除されることで、誤吐出の恐れがなくなる。つまり、吐出ヘッド6の保護に、さらに電気的接触の解除も連動するので、より好ましい実施形態である。
次に、第二の実施形態について図3を参照して説明する。本実施形態では、吐出ヘッド6とキャップ10とは互に接近および離間自在に装着され、吐出ヘッド6とキャップ10とを互に接近させて吐出面9がキャップ10によって覆われる契合位置に移動させた際に吐出ヘッド6とキャップ10とが気流路8を閉塞する。
吐出ヘッド6の吐出面9は、第一の実施形態に示した吸入を行なう状態を示す図2(a)の位置からキャップ10の方向へ移動する。他方、キャップ10は第一の実施形態に示した吸入を行なう状態、図2(a)の位置から吐出ヘッド6の吐出面9の方向に移動する。気流路8の領域で吐出ヘッド6の吐出面9とキャップ10が契合し、吐出ヘッド6の吐出口を保護する。保護するキャップ10は吐出ヘッド6の吐出面9上の吐出口設置エリア全体を密閉するように覆って保護することにより、吐出口に満たされた薬剤は必要なとき以外は大気に直接さらされることがなくなるため、吐出口からの薬剤の蒸発を防げる。その結果、吐出口付近の薬剤の固着や吐出口内の薬剤の変質による吐出特性の変化を予防し、投薬効果の劣化を防ぐという効果が得られる。また、キャップ10による保護中はゴミや雑菌等の侵入も防ぐことができ、吸入する薬剤の汚染が防止できる。
このとき、吐出ヘッド6およびキャップ10により気流路8が閉塞されている。また、吐出ヘッド6の駆動用電気接続部11は吐出信号発生装置の電気接続部7から外されている。吐出ヘッド6およびキャップ10は前記薬剤の吐出終了後に自働で移動しても良い。また、吐出ヘッド6およびキャップ10は薬剤の吐出終了後に手働で移動しても良い。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
利用者が誤って待機状態で吸入行為をした際には、気流路8が閉塞されていることにより、利用者は吸入時の抵抗感を持ち吸入できていないことに気付き、薬剤の未摂取にたいする適正な処置をとることができる。また、待機状態では吐出ヘッド6の駆動用電気接続部11が吐出信号発生装置の電気接続部7から外されていることにより、吐出ヘッド6から薬剤が吐出されることはなく、薬剤吸入装置の誤差動に対しての安全性が向上する。
1 本体ケース
2 フロントカバー
3 アクセスカバー
4 マウスピース
5 ロックレバー
6 吐出ヘッド
7 電気接続部
8 気流路
9 吐出面
10 キャップ
11 駆動用電気接続部
2 フロントカバー
3 アクセスカバー
4 マウスピース
5 ロックレバー
6 吐出ヘッド
7 電気接続部
8 気流路
9 吐出面
10 キャップ
11 駆動用電気接続部
Claims (4)
- 吸い口部を有する気流路内へ吐出ヘッドより薬剤を吐出して利用者に吸入させる薬剤吸入装置において、
前記吐出ヘッドは、吐出口を開口させる吐出面が前記気流路に面しており、前記吐出口を保護するキャップを前記吐出面に対して前記気流路を挟み対向する部位に配置し、
前記吐出ヘッドは、前記キャップに対して接近および離間自在に装着されており、前記吐出ヘッドを前記キャップによって前記吐出面が覆われる契合位置に移動させた際に、前記吐出ヘッドが前記気流路を閉塞することを特徴とする薬剤吸入装置。 - 前記吐出ヘッドを前記契合位置に移動させた際に、前記吐出ヘッドの駆動用電気接続が外れることを特徴とする請求項1に記載の薬剤吸入装置。
- 吸い口部を有する気流路内へ吐出ヘッドより薬剤を吐出して利用者に吸入させる薬剤吸入装置において、
前記吐出ヘッドは、吐出口を開口させる吐出面が前記気流路に面しており、前記吐出口を保護するキャップを前記吐出面に対して前記気流路を挟み対向する部位に配置し、
前記吐出ヘッドと前記キャップとは、互に接近および離間自在に装着されており、前記吐出ヘッドと前記キャップとを前記吐出面が前記キャップによって覆われる契合位置に移動させた際に、前記吐出ヘッドと前記キャップとが前記気流路を閉塞することを特徴とする薬剤吸入装置。 - 前記吐出ヘッドと前記キャップとを互に接近させて前記契合位置に移動させた際に、前記吐出ヘッドの駆動用電気接続が外れることを特徴とする請求項3に記載の薬剤吸入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008096742A JP2009247467A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | 薬剤吸入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008096742A JP2009247467A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | 薬剤吸入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009247467A true JP2009247467A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41308724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008096742A Pending JP2009247467A (ja) | 2008-04-03 | 2008-04-03 | 薬剤吸入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009247467A (ja) |
-
2008
- 2008-04-03 JP JP2008096742A patent/JP2009247467A/ja active Pending
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