JP2009247148A - 油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法 - Google Patents

油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】油入りケーブル導管の切断端部を確実に封止することができる、油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法を提供する。
【解決手段】金属シース、ケーブル、伸縮制御管のそれぞれの切断端末部において、金属シースの外側に被覆された防蝕層を剥離する工程と、切断端末部に油吸着凝固剤を充填する工程と、パテ材で金属シース外周の凹み部分を平滑にする工程と、内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体を切断端末部に外嵌する工程と、パテ材の露出部分を覆うようにエポキシ系の充填剤により油止層を形成する工程と、油止層を覆うようにして自己融着型テープを巻く工程と、自己融着型テープを覆うようにして、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物により補強層を形成する工程と、から成る。
【選択図】図7

Description

本発明は、油入りケーブル導管の切断端部を確実に封止することができる、油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法に関するものである。
超高圧の電力ケーブルは、多量の電流が通る際には発熱して膨張し、電流が少なくなると冷えて収縮する特性を備えている。この温度変化により繰り返し起こる膨張・収縮のため、絶縁物や金属シースとの間に隙間とゆがみが次第に生じ、これが原因となってケーブルが破壊されてしまうという弊害が生じていた。
このため、近年においては、金属シースの内部にケーブルと螺旋状の伸縮制御管を配置し、伸縮制御管の中に絶縁油を満たし、温度変化により繰り返し起こるケーブルの膨張・収縮を油により調整可能とした、油入りケーブル導管による技術が実用化されている。
そして、この油入りケーブル導管の切断後の端末処理については、その作業性およびコスト面から、鉛工処理を施すのが一般的である。
このような油入りケーブル導管の関連技術の一つである鉛工処理作業は、非常に高度なスキルを要し、鉛スズ合金であるハンダを、火気を使って溶融し端末部を成型するものである。
また、ケーブルの接続や撤去等を行う場合には、油入りケーブル導管の金属シースの切断端部廻りに形成したベース鉛工層に蓋体の開口端部を外嵌し、その蓋体の外方に設けられた油吐出孔から油入りケーブル導管から漏出する絶縁油を吐出させながら、蓋体の開口端縁を本鉛工層にてベース鉛工層に固着した後、蓋体の油吐出孔にて真空引きを行って油吐出孔を封鎖し、端末の仮処理を施していた。
しかし、油入りケーブル導管切断後の端末処理では、絶縁油を垂れ流した状態で鉛工を行うことから、火気の使用に際し火災の発生や作業員に火傷を負う等の危険性がある。
このような問題を解決するために、従来においては、例えば、特許文献1に開示されているように、OFケーブルの金属シースの外周面に沿ってベース鉛工層を形成し、次に、該ベース鉛工層から軸心方向に所定寸法離れた位置において、上記OFケーブルを切断し、その後、上記所定寸法よりも小なる長さ寸法を有する取付用筒体を、上記OFケーブルの上記金属シースに外嵌し、且つ取付用筒体の内端縁を上記ベース鉛工層の外周面上に位置させ、次に、その状態で上記取付用筒体の内端縁を上記ベース鉛工層に本鉛工により固着し、その後、上記OFケーブルの切断端側から一方に開口部を有するキャップ本体を外嵌させると共に、該キャップ本体の開口端面を上記取付用筒体の外端面に密着状として該キャップ本体を取付用筒体に固着して、上記OFケーブルの端末を上記キャップ本体と上記取付用筒体にて封鎖するOFケーブルの端末仮処理方法なる技術が存在する。
すなわち、取付用筒体の内端縁をベース鉛工層に本鉛工により固着する際に、取付用筒体の外端面を、OFケーブルの金属シースの切断面よりも軸心方向内方に位置させることで、OFケーブルの端末を水平状として本鉛工を行えば、切断面から漏出する絶縁油は取付用筒体内に流入することはなくなり、取付用筒体の開口端縁とベース鉛工層の外周面との間から絶縁油が漏出することもなくなる。
しかも、OFケーブルの切断面から漏出する絶縁油と本鉛工を施す部位とは、バーナーの火炎が届かない程度に離間していることから、火災を防止できるものとしている。
特開平6−217435号公報
しかしながら、従来において行われていた鉛工作業は、高度なスキルを必要として技術者が少なくなっており、保守現場における緊急時に対処できなくなっているのが実状である。
施工に際し、委託や請負工事として社外に発注して実施しており、所謂直営においては、技術継承が行われていないことから、現在では鉛工作業は実施されていない。
しかも、鉛工作業自体の殆どが外注に頼っているため、施工に要するコストも割高となっている。
さらに、近年においては、ケーブルの主流が油入りケーブル導管から架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルに替わりつつあり、油入りケーブル導管に関連した技術継承が困難になっているのが実状である。
また、従来の油入りケーブル導管の切断後の端末処理では、絶縁油を垂れ流した状態で鉛工を行うことから、火気の使用に際し火災の発生や作業員に火傷を負う等の危険性がある。
しかも、従来における特許文献1による技術では、OFケーブルの切断面から漏出する絶縁油と本鉛工を施す部位とは、バーナーの火炎が届かない程度に離間しているものとしているが、これをもってしても、火気を使用する本鉛工を施すことには変わりはなく、油入りケーブル導管の接続や撤去等を行う際に、上述のようにして油入りケーブル導管の端末仮処理を行うと、熱伝導もしくは火気による熱気の伝達により、この熱が絶縁油に触れて火災が発生する虞がある。
そこで、本発明は、如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、油入りケーブル導管の切断後の端末処理に高度なスキルを不要として、保守現場における緊急時の対応が容易となり、また、施工時において火気を取り扱う必要が無いことから、安全性の向上も図れ、さらには、社員自らが実施して社外への発注を減らしてコストダウンが可能となった油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法を提供することを目的とする。
本発明は、防蝕層で被覆された金属シースの内部において、単数もしくは複数のケーブルと、ケーブルを囲繞する螺旋状の伸縮制御管が、絶縁体を介して一体化されて成り、伸縮制御管の油通路に絶縁油を満たし、温度変化により生じるケーブルの膨張・収縮を油により調整可能とした油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法であって、金属シース、ケーブル、伸縮制御管のそれぞれの切断端末部において、金属シースの外側に被覆された防蝕層を剥離する工程と、切断端末部に油吸着凝固剤を充填する工程と、パテ材で金属シース外周の凹み部分を平滑にする工程と、内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体を切断端末部に外嵌する工程と、パテ材の露出部分を覆うようにエポキシ系の充填剤により油止層を形成する工程と、油止層を覆うようにして自己融着型テープを巻く工程と、自己融着型テープを覆うようにして、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物により補強層を形成する工程と、から成ることで、上述した課題を解決した。
また、補強層を、ラップフィルムで巻いて平滑に仕上げる工程を含むことで、同じく上述した課題を解決した。
本発明は、防蝕層で被覆された金属シースの内部において、単数もしくは複数のケーブルと、ケーブルを囲繞する螺旋状の伸縮制御管が、絶縁体を介して一体化されて成り、伸縮制御管の油通路に絶縁油を満たし、温度変化により生じるケーブルの膨張・収縮を油により調整可能とした油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法である。
具体的には、金属シース、ケーブル、伸縮制御管のそれぞれの切断端末部において、金属シースの外側に被覆された防蝕層を剥離する工程と、切断端末部に油吸着凝固剤を充填する工程と、パテ材で金属シース外周の凹み部分を平滑にする工程と、内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体を切断端末部に外嵌する工程と、パテ材の露出部分を覆うようにエポキシ系の充填剤により油止層を形成する工程と、油止層を覆うようにして自己融着型テープを巻く工程と、自己融着型テープを覆うようにして、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物により補強層を形成する工程と、から成ることから、油入りケーブル導管の切断後の端末処理に高度なスキルを不要として、保守現場における緊急時の対応が容易となっている。
また、油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法として、施工時に火気を取り扱う必要が無いことから、作業時に火災が生じたり、作業員が火傷を負うことがなく、作業を安全に行うことができる。
さらに、汎用品を使用して、油入りケーブル導管の切断後の端末処理を容易且つ確実に行うことができる。
また、油入りケーブル導管の切断後の端末処理を、社員自らが実施できることから、社外への発注を減らして作業全体のコストダウンが可能となった。
加えて、切断端末部に油吸着凝固剤を充填する工程を含むことから、絶縁油の迅速な吸着と凝固により、切断後の端末部からの絶縁油の漏れを確実に防止することができる。
また、パテ材の露出部分を覆うようにエポキシ系の充填剤により油止層を形成する工程を含むことから、気密性のある油止層を、容易且つ迅速に形成することができる。
さらに、油止層を覆うようにして自己融着型テープを巻く工程を含むことから、油止層周辺の気密性を常に維持することができる。
この他、補強層を、ラップフィルムで巻いて平滑に仕上げる工程を含むことから、補強層における凹凸の状態が隠蔽される。
しかも、補強層の表面にピンホールが生じる事態の発生を阻止し、補強層の気密性を常に維持した状態に仕上げることができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明は、防蝕層Wで被覆された金属シースPの内部において、単数もしくは複数のケーブルKと、ケーブルKを囲繞する螺旋状の伸縮制御管Rが、絶縁体Tを介して一体化されて成り、伸縮制御管Rの油通路に絶縁油を満たし、温度変化により生じるケーブルKの膨張・収縮を油により調整可能とした油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法である。
油入りケーブル導管は、図1に示すように、防蝕層Wで被覆された蛇腹状もしくは螺旋状となった金属シースPの内部に、例えば、3本のケーブルKが挿通されている。これらのケーブルKの間の隙間には、油通路を備えた、例えば、アルミニウム製の3本の伸縮制御管Rが、螺旋状に配置されている。
そして、金属シースPの内部は、個々のケーブルKと伸縮制御管Rの間に絶縁体Tが充填されて、全体が一体化している。
この油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法には、高分子ポリマーを主成分とした油吸着凝固剤1、パテ材2、キャップ体3、エポキシ系充填剤4、シリコン系の自己融着型テープ5、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物6等が使用される。
高分子ポリマーを主成分とした油吸着凝固剤1は、油入りケーブル導管の切断後の導体Qの周囲を絶縁シースSで被覆して成る単数もしくは複数のケーブルKの切断端末部および伸縮制御管Rの油通路に詰め込んで充填されるものである。
パテ材2は、金属シースPの蛇腹状もしくは螺旋状の凹み部分を平滑にするテープ状のものである。
キャップ体3は、切断端末部に外嵌する銅製のものである。
エポキシ系充填剤4は、パテ材2の露出部分を覆って油止層を形成するものである。
シリコン系の自己融着型テープ5は、油止層を覆うように巻装されるものである。
ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物6は、エポキシ系充填剤4にガラステープを解して混ぜたもので、自己融着型テープ5を覆って補強層を形成するものである。
以下に、油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法の具体的な手順を詳述する。
(金属シース、ケーブル、伸縮制御管のそれぞれの切断端末部において、金属シースの外側に被覆された防蝕層を剥離する工程)
金属シースPの蛇腹状もしくは螺旋状の凹み部分には、図1に示すように、防蝕層Wが付加されている。
この状態で、ケーブルKと伸縮制御管Rを収容している金属シースPを切断する。
金属シースPを切断したときは、ケーブルKの導体Qの周りを叩いて、金属シースPの切断端部からおよそ3センチメートル離れるように、ケーブルKと伸縮制御管Rを絶縁体Tと一緒に窪ませておく。
そして、金属シースP、ケーブルK、伸縮制御管Rのそれぞれの切断端末部において、金属シースPの外側に被覆された防蝕層Wを、シースカッター等を用いて剥離し、金属シースPを露出させておく。
この際、金属シースPの表面に潤滑剤を吹き付け、ウエスで拭き取ってから、金属シースPの表面をワイヤーブラシで擦りつけて粗した状態にしておく。
(断端末部に油吸着凝固剤を充填する工程)
次に、ケーブルKの切断端末部、切断された伸縮制御管Rの油通路に、油吸着凝固剤1を詰め込んで充填しておく。
(パテ材で金属シース外周の凹み部分を平滑にする工程)
次に、図2・図3に示すように、テープ状のパテ材2を、金属シースPの外周の蛇腹状もしくは螺旋状の凹み部分に嵌め込んで、当該凹み部分を平滑にしておく。
(内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体を切断端末部に外嵌する工程)
次に、図2・図4に示すように、金属シースPの切断端末部の全体を覆うようにして、キャップ体3を外嵌する。
キャップ体3は、全体が銅により形成されている。また、キャップ体3は、有底の筒状に形成され、底部分に所定の頭部3aを備えている。さらに、キャップ体3の内部には、油吸着凝固剤1が収納されている。
その為、図4に示すように、金属シースPの切断端末部の全体を覆うようにして、キャップ体3を外嵌したときに、金属シースP内において窪んでいるケーブルKと伸縮制御管Rと絶縁体Tに、油吸着凝固剤1が当接するのである。
(パテ材の露出部分を覆うようにエポキシ系の充填剤により油止層を形成する工程)
そして、図4に示すように、キャップ体3の周壁部分が、金属シースPの外側に付加されているパテ材2を覆っている状態において、このパテ材2の端部から伸縮制御管Rの内部に収容されていた絶縁油が漏れ出す可能性がある。
その為、図5に示すように、このパテ材2の端部を覆うようにして、キャップ体3の周壁部分の一部と金属シースPの一部にかけて、エポキシ系充填剤4を塗布して、油止層を形成している。
(油止層を覆うようにして自己融着型テープを巻く工程)
次に、図6に示すように、自己融着型テープ5を巻いていく。この自己融着型テープ5は、油止層を覆うようにして、キャップ体3の周壁部分の全体と、金属シースPの全体にかけて被着されるものであり、これによって油止層周辺の気密性を維持している。
(自己融着型テープを覆うようにして、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物により補強層を形成する工程)
次に、図7に示すように、自己融着型テープ5を覆うようにして、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物6により補強層を形成する。ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物6は、エポキシ系充填剤4に、ガラステープを解して混ぜ入れたものである。
そして、自己融着型テープ5の全体を覆うようにして、キャップ体3の頭部3a側から金属シースPの外側に被覆されている防蝕層Wにかけて、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物6が塗布されることにより補強層が形成され、これにより自己融着型テープ5の気密性を維持している。
(補強層を、ラップフィルムで巻いて平滑に仕上げる工程)
最後に、図7に示すように、補強層の全体をラップフィルム7で巻いて、全体を平滑に仕上げる。
本発明に係る油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法は、油入りケーブル導管の切断端末部を封止する他に、種々の管路の切断端末部を封止するための方法として、幅広く利用することができる。
油入りケーブル導管の切断端末部における防蝕層を剥離して金属シースを露出させた状態を示す斜視図である。 油吸着凝固剤、テープ状のパテ材、内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体のそれぞれを、切断端末部に組み付ける状態を示す斜視図である。 テープ状のパテ材によって、切断端末部における金属シース外周の凹み部を平滑にした状態を示す断面図である。 内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体を、切断端末部における金属シースに外嵌させた状態を示す断面図である。 油止層を形成した状態を示す断面図である。 自己融着型テープを巻いた状態を示す断面図である。 補強層を形成して封止を完成させた状態を示す断面図である。
符号の説明
P…金属シース
R…伸縮制御管
S…絶縁シース
Q…導体
K…ケーブル
W…防蝕層
T…絶縁体
1…油吸着凝固剤
2…パテ材
3…キャップ体
3a…頭部
4…エポキシ系充填剤
5…自己融着型テープ
6…ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物
7…ラップフィルム

Claims (2)

  1. 防蝕層で被覆された金属シースの内部において、単数もしくは複数のケーブルと、ケーブルを囲繞する螺旋状の伸縮制御管が、絶縁体を介して一体化されて成り、伸縮制御管の油通路に絶縁油を満たし、温度変化により生じるケーブルの膨張・収縮を油により調整可能とした油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法であって、金属シース、ケーブル、伸縮制御管のそれぞれの切断端末部において、金属シースの外側に被覆された防蝕層を剥離する工程と、切断端末部に油吸着凝固剤を充填する工程と、パテ材で金属シース外周の凹み部分を平滑にする工程と、内部に油吸着凝固剤を詰め込んだキャップ体を切断端末部に外嵌する工程と、パテ材の露出部分を覆うようにエポキシ系の充填剤により油止層を形成する工程と、油止層を覆うようにして自己融着型テープを巻く工程と、自己融着型テープを覆うようにして、ガラステープとエポキシ系充填剤の混合物により補強層を形成する工程と、から成ることを特徴とした油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法。
  2. 補強層を、ラップフィルムで巻いて平滑に仕上げる工程を含む請求項1に記載の油入りケーブル導管の切断後の端末処理方法。
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