JP2009246785A - 室内アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】平板状のアンテナ部と、アンテナ部を揺動可能に軸支する本体ケースとを備えた室内アンテナにおいて、本体ケースに対するアンテナ部の取り付け角度を簡単に調整でき、しかも、調整後は特別な操作を行うことなくアンテナ部を固定できるようにする。
【解決手段】基板にアンテナ線20を埋設することにより構成された板状のループアンテナ2に一対の円筒状突起18を設け、これを、本体ケース10に突設された第1軸受部32と、軸受カバー6に一体形成された第2軸受部42との間に挟むことで、ループアンテナ2を、本体ケース10に対して回動可能に固定する。また、ループアンテナ2を固定する際、各円筒状突起18には、弾性材からなるリング状の回転抑止部材22を嵌めておく。
この結果、回転抑止部材22が弾性変形して、円筒状突起18の回転(換言すればループアンテナ2の揺動)を抑制し、角度調整及び固定を簡単に行うことができるようになる。
【選択図】図4
【解決手段】基板にアンテナ線20を埋設することにより構成された板状のループアンテナ2に一対の円筒状突起18を設け、これを、本体ケース10に突設された第1軸受部32と、軸受カバー6に一体形成された第2軸受部42との間に挟むことで、ループアンテナ2を、本体ケース10に対して回動可能に固定する。また、ループアンテナ2を固定する際、各円筒状突起18には、弾性材からなるリング状の回転抑止部材22を嵌めておく。
この結果、回転抑止部材22が弾性変形して、円筒状突起18の回転(換言すればループアンテナ2の揺動)を抑制し、角度調整及び固定を簡単に行うことができるようになる。
【選択図】図4
Description
本発明は、平板状のアンテナ部と、該アンテナ部を揺動可能に軸支する本体ケースとを備えた室内アンテナに関する。
従来、室内アンテナには、平板状のアンテナ部を、蝶番状に形成された軸支部を介して、本体ケースに揺動自在に固定したものが知られている(例えば、特許文献1等、参照)。
そして、この室内アンテナでは、本体ケースに対するアンテナ部の取り付け角度を調整して、アンテナ部を任意の位置(仰角)で固定できるようにするために、上記軸支部を下記のように構成している。
即ち、蝶番状の軸支部には、アンテナ部と本体ケースとを連結してアンテナ部を軸支するための棒状部材が設けられるが、棒状部材のアンテナ部側先端にはねじ山が形成され、他端は、アンテナ部を支持する本体ケースから外部に突出され、その先端には、棒状部材を手動で軸周りに回転操作するための摘み部が設けられている。
そして、この摘み部を回転操作して、棒状部材の先端をアンテナ部に螺合することで、アンテナ部を棒状部材の中心軸に沿って軸方向に移動できるように、棒状部材は本体ケースに挿通され、その移動によってアンテナ部が当接されるケース本体側には、滑り止めとなる弾性体が設けられている。
つまり、従来では、アンテナ部の軸支部をこのように構成することで、アンテナ部の取り付け角度を調整した後、摘み部を回転操作して、アンテナ部を、弾性体を挟んで本体ケースにしっかりと当接させることで、アンテナ部を所望の位置で固定できるようにしている。
特開平10−13133号公報
しかし、上記のような構成では、アンテナ部の角度調整時には、摘み部を弾性体の締付方向とは反対方向に回転させて、アンテナ部を角度調整できるようにし、角度調整後は、摘み部を弾性体の締付方向に回転させて、アンテナ部を固定する必要があり、その調整作業が面倒になるという問題があった。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、平板状のアンテナ部と、該アンテナ部を揺動可能に軸支する本体ケースとを備えた室内アンテナにおいて、本体ケースに対するアンテナ部の取り付け角度を簡単に調整でき、しかも、調整後は特別な操作を行うことなくアンテナ部を調整後の位置に固定できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、
アンテナ素子が設けられた平板状のアンテナ部と、該アンテナ部を揺動可能に軸支する本体ケースとを備えた室内アンテナにおいて、
前記アンテナ部において、外周縁には凹部が形成され、該凹部の開口端両側には、同軸上で互いに対向する円筒状突起が設けられ、
前記本体ケースには、断面円弧状の窪みを備え、該窪みで前記2つの円筒状突起の側面を回動可能に支持する2つの第1軸受部が突設され、 、
更に、前記アンテナ部及び本体ケースとは別体で構成され、前記各第1軸受部との間で前記各円筒状突起を挟み、前記各円弧状突起を回動可能に支持する2つの第2軸受部が一体形成された軸受カバー、を備え、
前記アンテナ部は、
前記2つの円筒状突起の側壁に前記軸受カバーの2つの第2軸受部を当接させた状態で、前記軸受カバーを当該アンテナ部の凹部内に配置し、しかも、前記各円筒状突起を挟んで前記各第2軸受部とは反対側には前記2つの第1軸受部が配置されるように、当該アンテナ部を前記本体ケースに配置し、前記軸受カバーを本体ケースに固定することで、前記本体ケースに軸支されており、
しかも、前記アンテナ部の2つの円筒状突起には、それぞれ、弾性を有するリング状の回転抑止部材が外嵌されていることを特徴とする。
アンテナ素子が設けられた平板状のアンテナ部と、該アンテナ部を揺動可能に軸支する本体ケースとを備えた室内アンテナにおいて、
前記アンテナ部において、外周縁には凹部が形成され、該凹部の開口端両側には、同軸上で互いに対向する円筒状突起が設けられ、
前記本体ケースには、断面円弧状の窪みを備え、該窪みで前記2つの円筒状突起の側面を回動可能に支持する2つの第1軸受部が突設され、 、
更に、前記アンテナ部及び本体ケースとは別体で構成され、前記各第1軸受部との間で前記各円筒状突起を挟み、前記各円弧状突起を回動可能に支持する2つの第2軸受部が一体形成された軸受カバー、を備え、
前記アンテナ部は、
前記2つの円筒状突起の側壁に前記軸受カバーの2つの第2軸受部を当接させた状態で、前記軸受カバーを当該アンテナ部の凹部内に配置し、しかも、前記各円筒状突起を挟んで前記各第2軸受部とは反対側には前記2つの第1軸受部が配置されるように、当該アンテナ部を前記本体ケースに配置し、前記軸受カバーを本体ケースに固定することで、前記本体ケースに軸支されており、
しかも、前記アンテナ部の2つの円筒状突起には、それぞれ、弾性を有するリング状の回転抑止部材が外嵌されていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の室内アンテナにおいて、
前記アンテナ部には、ループアンテナを構成するアンテナ線が埋設されており、
前記各円筒状突起には、それぞれ、前記アンテナ部に埋設されたアンテナ線を引き出すための溝部が形成されており、
前記本体ケースの2つの第1軸受部の間には、前記各円筒状突起の溝部から引き出されたアンテナ線を本体ケース内に導くための挿入孔が穿設されていることを特徴とする。
前記アンテナ部には、ループアンテナを構成するアンテナ線が埋設されており、
前記各円筒状突起には、それぞれ、前記アンテナ部に埋設されたアンテナ線を引き出すための溝部が形成されており、
前記本体ケースの2つの第1軸受部の間には、前記各円筒状突起の溝部から引き出されたアンテナ線を本体ケース内に導くための挿入孔が穿設されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の室内アンテナにおいて、
前記本体ケースの2つの第1軸受部の中間位置には、前記軸受カバーを固定するためのねじを挿通するねじ孔が穿設されており、
前記軸受カバーは、該ねじ孔に挿通されたねじを介して前記本体ケースに固定されることを特徴とする。
前記本体ケースの2つの第1軸受部の中間位置には、前記軸受カバーを固定するためのねじを挿通するねじ孔が穿設されており、
前記軸受カバーは、該ねじ孔に挿通されたねじを介して前記本体ケースに固定されることを特徴とする。
請求項1に記載の室内アンテナにおいては、アンテナ部の外周縁に凹部が形成されており、その凹部の開口端両側に、同軸上で互いに対向する2つの円筒状突起が設けられている。
そして、アンテナ部は、この2つの円筒状突起が、本体ケースに突設された2つの第1軸受部と、本体ケースに固定された軸受カバーに一体形成された2つの第2軸受部との間に、回動可能に軸支されることにより、本体ケースに揺動可能に固定される。
また、アンテナ部の2つの円筒状突起には、それぞれ、弾性を有するリング状の回転抑止部材が外嵌されていることから、この回転抑止部材は、円筒状突起と、第1軸受部と第2軸受部とで構成される軸受との間に挟まれ、円筒状突起の回転(換言すればアンテナ部の揺動)を抑制する。
従って、請求項1に記載の室内アンテナによれば、回転抑止部材により発生する制動力よりも強い力でアンテナ部を押せば、アンテナ部は、円筒状突起の中心軸周りに回動し、アンテナ部を押すのを止めれば、アンテナ部は、そのときの位置に固定されることになる。
よって、請求項1に記載の室内アンテナによれば、本体ケースに対するアンテナ部の取り付け角度を簡単に調整でき、しかも、調整後は特別な操作を行うことなくアンテナ部を調整後の位置に固定できるようになり、本体ケースに対するアンテナ部の取付角度を変化
させてアンテナ部の向き(指向特性)を調整する際の調整作業を極めて簡単に行うことが可能となる。
させてアンテナ部の向き(指向特性)を調整する際の調整作業を極めて簡単に行うことが可能となる。
ここで、アンテナ部は、平板状のアンテナであればよく、例えば、基板に複数のアンテナ素子を配置した平面アンテナであってもよいが、請求項2に記載のように、アンテナ部を、基板にアンテナ線を埋設したループアンテナにて構成する場合には、各円筒状突起に、それぞれ、アンテナ部に埋設されたアンテナ線を引き出すための溝部を形成し、本体ケースの2つの第1軸受部の間には、各円筒状突起の溝部から引き出されたアンテナ線を本体ケース内に導くための挿入孔を穿設するとよい。
つまり、このようにすれば、ループアンテナへの給電を本体ケースに設けたアンテナ端子等を介して行うことができ、しかも、アンテナ線がアンテナ部から外に出ることがないので、室内アンテナの外観をよくすることができる。
また、軸受カバーを本体ケースに固定するためには、例えば、軸受カバーに、先端に係合用の爪部を設けた係合突起を突設し、この係合突起を本体ケースに穿設した係合用の孔に挿入することで、係合突起先端の爪部を本体ケースに引っ掛け、軸受カバーを本体ケースに固定するようにしてもよいが、本発明では、軸受カバーに一体形成された第2軸受部と本体ケースに突設された第1軸受部との間に、リング状の回転抑止部材が外嵌された円筒状突起を挟むことで、アンテナ部を固定させることから、本体ケースに対し、軸受カバーをしっかりと固定する必要がある。
このため、本発明の室内アンテナにおいては、請求項3に記載のように、本体ケースの2つの第1軸支部の中間位置に、軸受カバーを固定するためのねじを挿通するねじ孔を穿設しておき、軸受カバーは、このねじ孔に挿通されたねじを介して本体ケースに固定するようにするとよい。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、実施形態の室内アンテナ全体の構成を表す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の室内アンテナは、テレビ放送やFM放送の放送電波を受信するためのものであり、UHF帯のテレビ放送電波を受信するループアンテナ2と、VHF帯のテレビ放送電波やFM放送電波を受信する2つのロッドアンテナ4と、これら各アンテナ2、4をアンテナの向きを調整可能に支持する本体ケース10とを備える。
図1は、実施形態の室内アンテナ全体の構成を表す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の室内アンテナは、テレビ放送やFM放送の放送電波を受信するためのものであり、UHF帯のテレビ放送電波を受信するループアンテナ2と、VHF帯のテレビ放送電波やFM放送電波を受信する2つのロッドアンテナ4と、これら各アンテナ2、4をアンテナの向きを調整可能に支持する本体ケース10とを備える。
本体ケース10は、合成樹脂製であり、テレビ受像機やキャビネット等、所望の場所に設置できるように、6角形の箱状に形成されている。
そして、ロッドアンテナ4は、本体ケース10の6つの角部のうち、互いに対向する一対の角部の側壁から突出された支軸8の先端に揺動自在に固定され、ループアンテナ2は、合成樹脂製の軸受カバー6を介して、本体ケース10の上面に揺動自在に固定されている。
そして、ロッドアンテナ4は、本体ケース10の6つの角部のうち、互いに対向する一対の角部の側壁から突出された支軸8の先端に揺動自在に固定され、ループアンテナ2は、合成樹脂製の軸受カバー6を介して、本体ケース10の上面に揺動自在に固定されている。
また、ロッドアンテナ4は、径の異なる複数の金属パイプを同軸上に配置することで、伸縮自在に構成された周知のものであり、支軸8は、本体ケース10内にて軸周りに回動自在に固定されている。
次に、ループアンテナ2は、図2に示すように、透明若しくは半透明の合成樹脂にて角
部のない四角形に形成され、外周端縁にアンテナ線20を埋設するための溝部14が連続的に形成された基板12と、その基板12の溝部14に埋設されたアンテナ線20とから構成されている。
部のない四角形に形成され、外周端縁にアンテナ線20を埋設するための溝部14が連続的に形成された基板12と、その基板12の溝部14に埋設されたアンテナ線20とから構成されている。
そして、基板12の一辺中央(図に示す下方の辺の中央)には、軸受カバー6を収納可能な凹部16が形成されており、この凹部16の開口端両側には、同軸上で互いに対向する一対の円筒状突起18が設けられている。
また、これら各円筒状突起18の側壁には、弾性材からなるリング状の回転抑止部材(所謂、Oリング)22を外嵌するための溝19が形成されている。
なお、円筒状突起18は、凹部16において基板12の外周端縁を延出させたものであるため、円筒状突起18には、アンテナ線20を埋設するための溝部14も連続的に形成されている。
なお、円筒状突起18は、凹部16において基板12の外周端縁を延出させたものであるため、円筒状突起18には、アンテナ線20を埋設するための溝部14も連続的に形成されている。
また、基板12の溝部14において、基板12の角部両側及び凹部16が形成された辺を除く3辺の略中央に位置する各々の箇所には、溝部14の開口幅を狭くしてアンテナ線20を溝部14内に保持するための突起14aが形成されている。
なお、図2において、(a)はループアンテナ2の一部破断正面図、(b)はループアンテナ2の側面図、(c)は、(b)に一点鎖線で囲んだアンテナ角部の部分拡大図である。
次に、図3は、本体ケース10を上方からみた平面図であり、図4は、本体ケース10へのループアンテナ2の取付部分を表す一部破断正面図であり、図5は、その取付部分の側面図である。
これら各図から明らかなように、基板12に設けられた一対の円筒状突起18は、ループアンテナ2を本体ケース10に固定した際に、ループアンテナ2を揺動可能に支持する支軸となるものであり、本体ケース10の上面中央には、上端面に断面円弧状の窪みが形成され、この窪みで上記一対の円筒状突起18の側面を回動可能に支持する2つの第1軸受部32が突設されている。
また、本体ケース10の上面において、上記一対の第1軸受部32の間には、ループアンテナ2の各円筒状突起18の先端部分から引き出されたアンテナ線20を本体ケース10内に導くための一対の挿入孔34が穿設されており、更に上記一対の第1軸受部32の中間点には、軸受カバー6を本体ケース10の内側からねじで固定するためのねじ孔36が穿設されている。
一方、軸受カバー6には、本体ケース10に突設された2つの第1軸受部32との間で、ループアンテナ2の2つの円筒状突起18を各々挟み、各円筒状突起18を回動可能に支持する第2軸受部42が一体形成されている。
そして、ループアンテナ2は、まず、軸受カバー6の2つの第2軸受部42を、それぞれ、一対の円筒状突起18の側壁に当接させることで、軸受カバー6をループアンテナ2の凹部16内に配置し、次に、一対の円筒状突起18を挟んで各第2軸受部42とは反対側に本体ケース10の第1軸受部32が配置されるように、ループアンテナ2を本体ケース10の上面に載置し、最後に、軸受カバー6を本体ケース10に固定する、といった手順で、本体ケース10に固定されている。
なお、軸受カバー6を本体ケース10に固定する際には、本体ケース10のねじ孔36に挿通したねじ38を使って、本体ケース10の内側から軸受カバー6をしっかりと固定できるようにするために、軸受カバー6において、2つの第2軸受部42の中間位置には、本体ケース10のねじ孔36に挿通したねじ38を螺入するための固定部46が形成されている(図4参照)。
また、軸受カバー6には、ループアンテナ2の板面が本体ケース10の上面に対して略直交する位置にあるとき、ループアンテナ2の板面に当接して、ループアンテナ2の揺動を規制する突条44が形成されており、ループアンテナ2は、板面がこの突条44に当接する位置から、板面が本体ケース10の上面に当接する位置までの略90度の範囲内で揺動可能となっている(図5参照)。
以上説明したように、本実施形態の室内アンテナにおいては、ループアンテナ2に設けられた一対の円筒状突起18を、本体ケース10に突設された第1軸受部32と、軸受カバー6に一体形成された第2軸受部42との間に挟むことで、ループアンテナ2を、本体ケース10に対して回動可能に固定するようにされている。
そして、各円筒状突起18には、弾性材からなるリング状の回転抑止部材22が外嵌されており、各円筒状突起18を第1軸受部32と第2軸受部42とで回転自在に支持した状態では、回転抑止部材22がこれら各軸受部32、42と円筒状突起18との間で弾性変形して、円筒状突起18の回転(換言すればループアンテナ2の揺動)を抑制することになる。
従って、本実施形態の室内アンテナによれば、回転抑止部材22により発生する制動力よりも強い力でループアンテナ2を押せば、ループアンテナ2は、円筒状突起18の中心軸周りに回動し、ループアンテナ2を押すのを止めれば、ループアンテナ2は、そのときの位置に固定される。
よって、本実施形態の室内アンテナによれば、本体ケース10に対するループアンテナ2の取り付け角度を簡単に調整でき、しかも、調整後は特別な操作を行うことなくループアンテナ2を調整後の位置に固定できるようになり、本体ケース10に対するループアンテナ2の取付角度を変化させてループアンテナ2の向き(指向特性)を調整する際の調整作業を極めて簡単に行うことが可能となる。
また、本実施形態の室内アンテナにおいては、基板12の溝部14を各円筒状突起18まで延設することで、アンテナ線20を各円筒状突起18の先端から引き出し、本体ケース10に穿設された挿入孔34から本体ケース10内に引き込むことで、ループアンテナへ2の給電を本体ケース10に設けたアンテナ端子(図示せず)を介して行うようにされている。このため、基板12の溝部14に埋設したアンテナ線20が外に出ることがなく、室内アンテナの外観をよくすることができる。
また、軸受カバー6は、本体ケース10のねじ孔36に挿通されたねじ38を使って、本体ケース10にしっかりと固定されることから、第1軸受部32と第2軸受部42とによる円筒状突起18の把持力が緩み、ループアンテナ2を固定できなくなるのを防止できると共に、万一、その把持力が緩んだとしても、ねじ38を締め付けることで元の状態に戻すことができるので、室内アンテナの使い勝手を向上できる。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて、種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、板状のアンテナ部として、基板12にアンテナ線20を埋設することにより構成されたループアンテナ2を備えた室内アンテナについて説明したが、板状のアンテナ部として、複数のアンテナ素子からなる平面アンテナを備えた室内アンテナであっても、本発明を適用して、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
例えば、上記実施形態では、板状のアンテナ部として、基板12にアンテナ線20を埋設することにより構成されたループアンテナ2を備えた室内アンテナについて説明したが、板状のアンテナ部として、複数のアンテナ素子からなる平面アンテナを備えた室内アンテナであっても、本発明を適用して、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、軸受カバー6は、ねじ38を使って本体ケース10に固定するものとして説明したが、軸受カバー6の本体ケース10への固定は、必ずしもねじを用いる必要はなく、軸受カバー6や本体ケース10に形成した係止機構によって軸受カバー6を本体ケース10に固定するようにしてもよい。
2…ループアンテナ、4…ロッドアンテナ、6…軸受カバー、8…支軸、10…本体ケース、12…基板、14…溝部、14a…突起、16…凹部、18…円筒状突起、19…溝、20…アンテナ線、22…回転抑止部材、32…第1軸受部、34…挿入孔、36…ねじ孔、42…第2軸受部、44…突条、46…固定部。
Claims (3)
- アンテナ素子が設けられた平板状のアンテナ部と、該アンテナ部を揺動可能に軸支する本体ケースとを備えた室内アンテナにおいて、
前記アンテナ部において、外周縁には凹部が形成され、該凹部の開口端両側には、同軸上で互いに対向する円筒状突起が設けられ、
前記本体ケースには、断面円弧状の窪みを備え、該窪みで前記2つの円筒状突起の側面を回動可能に支持する2つの第1軸受部が突設され、 、
更に、前記アンテナ部及び本体ケースとは別体で構成され、前記各第1軸受部との間で前記各円筒状突起を挟み、前記各円弧状突起を回動可能に支持する2つの第2軸受部が一体形成された軸受カバー、を備え、
前記アンテナ部は、
前記2つの円筒状突起の側壁に前記軸受カバーの2つの第2軸受部を当接させた状態で、前記軸受カバーを当該アンテナ部の凹部内に配置し、しかも、前記各円筒状突起を挟んで前記各第2軸受部とは反対側には前記2つの第1軸受部が配置されるように、当該アンテナ部を前記本体ケースに配置し、前記軸受カバーを本体ケースに固定することで、前記本体ケースに軸支されており、
しかも、前記アンテナ部の2つの円筒状突起には、それぞれ、弾性を有するリング状の回転抑止部材が外嵌されていることを特徴とする室内アンテナ。 - 前記アンテナ部には、ループアンテナを構成するアンテナ線が埋設されており、
前記各円筒状突起には、それぞれ、前記アンテナ部に埋設されたアンテナ線を引き出すための溝部が形成されており、
前記本体ケースの2つの第1軸受部の間には、前記各円筒状突起の溝部から引き出されたアンテナ線を本体ケース内に導くための挿入孔が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の室内アンテナ。 - 前記本体ケースの2つの第1軸受部の中間位置には、前記軸受カバーを固定するためのねじを挿通するねじ孔が穿設されており、
前記軸受カバーは、該ねじ孔に挿通されたねじを介して前記本体ケースに固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の室内アンテナ。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121002 |