JP2009246579A - 光送信装置及び光試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位相変調光信号の劣化を生ずることなく、光変調器の動作点変動を適切に補償し得る制御を行うことができる光送信装置、及び当該装置を備える光試験装置を提供する。
【解決手段】光送信装置1は、分岐された光信号L11,L12間にπ/2の位相差を与えるπ/2位相シフト部22と、外部から入力されるデータ信号D1,D2を用いて光信号L11,L12をそれぞれ変調する変調器23a,23bと、結合された光信号L11,L12に対してRZ強度変調を行うRZ変調器30と、データ信号D1とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23bに印加される駆動信号の電圧を調整するVπ調整回路47aと、データ信号D2と受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23aに印加される駆動信号の電圧を調整するVπ調整回路47bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、位相変調光信号を送信する光送信装置及び当該装置を備える光試験装置に関する。
近年、光伝送システムの大容量化及び長距離化を実現する研究開発が盛んに行われている。特に、光伝送システムの最大伝送速度を10Gbps(bit per second)から40Gbpsに引き上げるべく、DPSK(Differential Phase Shift Keying:差動位相偏移変調)やDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying:差動4相位相偏移変調)等の位相変調方式を用いた光伝送システムの実用化が期待されている。
以下の特許文献1には、光源からの光を光入力側で2つの光信号に分岐して光出力側で結合する光導路と、外部から入力される駆動信号に基づいて両側の光導路を介する光信号に対して位相変調を与える光変調器とを備える光変調装置において、光変調器から出力される光信号に低周波信号成分が含まれるよう上記駆動信号に所定の低周波信号を重畳し、光変調器から出力される光信号をフォトダイオードで受光して得られる受光信号に含まれる低周波信号成分に基づいて光変調器の動作点変動を制御する技術が開示されている。
特開2005−309468号公報
ところで、上述した特許文献1に開示された技術においては、光変調器における動作点変動を制御するために、光変調器に与えられる駆動信号に対して低周波信号を重畳し、この低周波信号が重畳された光信号を結合して位相変調光信号を得ている。しかしながら、低周波信号を重畳することによって光送信装置から送信される位相変調光信号の位相が変化するため、位相変調信号の劣化が引き起こされるという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、位相変調光信号の劣化を生ずることなく、光変調器の動作点変動を適切に補償し得る制御を行うことができる光送信装置、及び当該装置を備える光試験装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光送信装置は、入力光を分岐して得られる第1,第2光信号(L11、L12)が所定の位相差を有するように当該第1,第2光信号の少なくとも一方の位相を制御するとともに、外部から入力される第1,第2データ信号(D1,D2)に応じて前記第1,第2光信号をそれぞれ変調する変調部(20)を備え、当該変調部を介した前記第1,第2光信号を結合した位相変調光信号(L1)を出力する光送信装置(1)において、前記位相変調光信号を受光する受光部(43)と、前記第1,第2データ信号の何れか一方のデータ信号と前記受光部から出力される受光信号(R1)とを乗算する演算部(44a、44b、54)と、前記演算部の出力信号を用いて前記変調部に入力される前記第1,第2データ信号の何れか他方の電圧を調整する調整部(47a、47b)とを備えることを特徴としている。
この発明によると、外部から入力される第1データ信号と受光部から出力される受光信号とが乗算された信号を用いて変調部に入力される第2データ信号の電圧が調整され、外部から入力される第2データ信号と受光部から出力される受光信号とが乗算された信号を用いて変調部に入力される第1データ信号の電圧が調整される。
また、本発明の光送信装置は、前記演算部の出力信号を平均化する平均化処理部(45a、45b、55、63)を備えており、前記調整部は、前記平均化処理部で平均化された信号を用いて前記第1,第2データ信号の何れか他方の電圧を調整することを特徴としている。
また、本発明の光送信装置は、前記演算部に入力される前記第1,第2データ信号を切り替える切替部(51、62)を備えており、前記調整部は、前記切替部の切り替え状況に応じて前記第1,第2データ信号の何れか他方の電圧を調整することを特徴としている。
また、本発明の光送信装置は、前記第1データ信号と前記第2データ信号とを乗算する乗算部(61)と、前記演算部の出力信号を用いて前記変調部により制御される第1,第2光信号間の位相差を調整する位相調整部(22)とを備えており、前記切替部は、前記演算部に入力される前記第1,第2データ信号に加えて前記乗算部の出力信号の切り替えを行うことを特徴としている。
また、本発明の光送信装置は、前記演算部に入力されるデータ信号の周波数を低減する第1ローパスフィルタ(54)と、前記受光部から出力される受光信号の周波数を低減する第2ローパスフィルタ(55)とを備えており、前記演算部は、前記第1,第2ローパスフィルタを介した信号を乗算することを特徴としている。
本発明の光試験装置は、位相変調光信号を受光する光受信装置の試験を行う光試験装置において、前記光受信装置に受光される前記位相変調光信号を送信する上記の何れかに記載の光送信装置を備えることを特徴としている。
本発明によれば、外部から入力される第1データ信号と受光部から出力される受光信号とを乗算して得られる信号を用いて変調部に入力される第2データ信号の電圧を調整し、外部から入力される第2データ信号と受光部から出力される受光信号とを乗算して得られる信号を用いて変調部に入力される第2データ信号の電圧を調整している。このため、従来のように光変調器の動作点を調整するために用いる低周波信号を位相変調光信号に重畳する必要が無い。よって、位相変調光信号の劣化を生ずることなく、光変調器の動作点変動を適切に補償し得る制御を行うことができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施形態による光送信装置及び光試験装置について詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態による光送信装置の要部構成を示すブロック図である。図1に示す通り、本実施形態の光送信装置1は、光源10、変調部20、RZ変調器30、アンプ41a,41b、ドライバ42a,42b、フォトダイオード43(受光部)、ミキサ44a,44b(演算部)、平均化処理部45a,45b、平均化処理部46、及びVπ調整回路47a,47b(調整部)を備えており、外部から入力されるデータ信号D1(第1データ信号)及びデータ信号D2(第2データ信号)に基づいて変調された位相変調光信号L1を生成して送信する。尚、本実施形態の光送信装置1は、DQPSK方式により変調した位相変調光信号L1を送信するものであるとする。
光源10は、例えばレーザダイオード(LD:Laser Diode)であり連続光(CW光:Continuous Wave)を射出する。変調部20は、対をなすIアーム21a及びQアーム21bを有するマッハツェンダ変調器を備えており、光源10からの連続光をIアーム21aを介する光信号L11(第1光信号)とQアーム21bを介する光信号L12(第2光信号)とに2分岐し、外部から入力されるデータ信号D1,D2に応じた変調を光信号L11,L12の各々に対して行い、その後にそれらを結合(合波)して位相変調光信号を生成する。図1に示す例では、Iアーム21aには変調器23aが設けられており、Qアーム21bにはπ/2位相シフト部22(位相調整部)と変調器23bとが設けられている。尚、π/2位相シフト部22は、Qアーム21bではなくIアーム21aに設けられていても良い。
π/2位相シフト部22は、Iアーム21aを介する光信号L11とQアーム21bを介する光信号L12との間にπ/2の位相差を与えるものである。このπ/2位相シフト部22は、例えば光信号L12が伝播する光導波路を挟むように配置された一対の電極を備えており、この一対の電極に所定の電圧(DCバイアス)が印加されることにより、光信号L11,L12間にπ/2の位相差を与えるものである。尚、π/2位相シフト部22が備える一対の電極に印加する電圧を微調整することによって位相差の微調整が可能である。
変調器23aは、ドライバ42aから出力される駆動信号に応じて、Iアーム21aを介する光信号L11を位相変調する。この変調器23aは、例えば光信号L11が伝播する光導波路に沿って設けられた電極を備える構成であり、ドライバ42aからの駆動信号がその電極に印加されることによりIアーム21aを介する光信号L11の位相変調と動作点の調整との少なくとも一方が行われる。
変調器23bは、ドライバ42bから出力される駆動信号に応じて、Qアーム21bを介する光信号L12を位相変調する。この変調器23aも、変調器23bと同様に、例えば光信号L12が伝播する光導波路に沿って設けられた電極を備える構成であり、ドライバ42bからの駆動信号がその電極に印加されることによりQアーム21bを介する光信号L12の位相変調と動作点の調整との少なくとも一方が行われる。
RZ変調器30は、変調部20で生成された位相変調光信号に対して更にRZ強度変調を行い、変調部20の変調器23a,23bにおいて光信号L1,L2が変調されるときに生ずる不要な信号成分が除去された位相変調光信号L1を生成する。このRZ変調器30は、例えば一方のアームに変調電極と電極とを備えるマッハツェンダ変調器であって、外部から入力されるRZ信号S1がRZ変調器30の変調電極に印加されることにより変調部20で生成された位相変調光信号がRZ強度変調される。また、所定の電圧(DCバイアス)が電極に印加されることによりRZ変調器30の動作点が調整される。
アンプ41a,41bは、外部から入力されるデータ信号D1,D2を所定の増幅率でそれぞれ増幅する。尚、データ信号D1,D2の周波数は20GHz程度である。ドライバ42a,42bは、アンプ41a,41bで増幅されたデータ信号D1,D2の電圧を、Vπ調整回路47a,47bの出力信号に応じて調整し、電圧が調整されたデータ信号D1,D2に応じた駆動信号を変調器23a,23bにぞれぞれ出力する。フォトダイオード(PD)43は、変調部20で生成された位相変調光信号の一部を受光してその強度を示す受光信号R1を出力する。尚、受光信号R1の周波数は20GHz程度である。また、フォトダイオード43に代えて、RZ変調器30から出力される位相変調光信号L1の一部を受光するフォトダイオード43′を用いても良い。
ミキサ44aはアンプ41aで増幅されたデータ信号D1とフォトダイオードPDから出力される受光信号R1とを乗算し、ミキサ44bはアンプ41bで増幅されたデータ信号D2とフォトダイオードPDから出力される受光信号R1とを乗算する。平均化処理部45aはミキサ44aの出力信号の平均化処理を行い、平均化処理部45bはミキサ44bの出力信号の平均化処理を行う。また、平均化処理部46は、フォトダイオードPDから出力される受光信号R1の平均化処理を行う。
Vπ調整回路47aは、平均化処理部45aと平均化処理部46とから出力される信号を用いて変調部20の変調器23bに印加される駆動信号の電圧を調整するための信号を出力する。具体的には、データ信号D2の値が「1」のときに変調器23bに印加される電圧とデータ信号D2の値が「−1」のときに変調器23bに印加される電圧との差を半波長電圧Vπに調整する信号を出力する。かかる調整された電圧が印加されることにより、データ信号D2の値が「1」,「−1」である場合に変調器23bで生ずる位相差は180度になる。
同様に、Vπ調整回路47bは、平均化処理部45bと平均化処理部46とから出力される信号を用いて変調部20の変調器23aに印加される駆動信号の電圧を調整するための信号を出力する。具体的には、データ信号D1の値が「1」のときに変調器23aに印加される電圧とデータ信号D1の値が「−1」のときに変調器23aに印加される電圧との差を半波長電圧Vπに調整する信号を出力する。かかる調整された電圧が印加されることにより、データ信号D1の値が「1」,「−1」である場合に変調器23aで生ずる位相差は180度になる。
以上の構成の光送信装置1は、外部から入力されるデータ信号D1とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とをミキサ44aで乗算して得られる信号を用いて変調器23bに印加される駆動信号の電圧を調整することにより変調器23bの動作点を調整している。また、外部から入力されるデータ信号D2とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とをミキサ44bで乗算して得られる信号を用いて変調器23aに印加される駆動信号の電圧を調整することにより変調器23aの動作点を調整している。以下、データD1,D2及び受光信号R1を用いて変調器23a,23bの動作点を調整できる原理について説明する。
いま、DQPSK方式により変調された位相変調光信号L1をy(t)とすると、位相変調光信号L1は複素平面上では以下の(1)式で表すことができる。
Figure 2009246579
但し、上記(1)式中の変数は以下の通りである。
I(t):Iアーム21aを介する光信号L11
Q(t):Qアーム21bを介する光信号L12
データD1の値が「1」,「−1」のときに変調器23aに印加される電圧の差が半波長電圧Vπであって、データD2の値が「1」,「−1」のときに変調器23bに印加される電圧の差が半波長電圧Vπであり、変調器23a,23bの各々で180度の位相差が生ずるとすると、上記(1)式中のI(t),Q(t)は以下の(2)式で示される。
Figure 2009246579
但し、上記(2)式中の変数は以下の通りである。
I:データ信号D1の値(1,−1)
Q:データ信号D2の値(1,−1)
:Iアーム21aを介する光信号L11の絶対振幅
:Qアーム21bを介する光信号L12の絶対振幅
ここで、Iアーム21aに設けられた変調器23aに印加される電圧の差が半波長電圧Vπからずれているため、変調器23aで生ずる位相差が180度からΔφだけずれている場合を考える。かかる場合におけるデータ信号D1,D2の各値に対する位相変調光信号L1は以下の(3)式で示される。
Figure 2009246579
フォトダイオード43から出力される受光信号R1をPOとすると、PO∝|y(t)|なる関係から受光信号R1は以下の(4)式で表される。
Figure 2009246579
上記(4)式に示される受光信号R1であるPOとデータ信号D2を示すQとを掛け合わせ、平均化して求められる平均値AVO(平均化処理部45bから出力される平均値)は、以下の(5)式で表される。
Figure 2009246579
一方、上記(4)式に示される受光信号R1であるPOの平均値APOは以下の(6)式で示される。
Figure 2009246579
上記(5)式に−1を乗算した式を上記(6)式で除算し、I=Qとすると以下の(7)式が求められる。
Figure 2009246579
よって、位相変調器23aにおけるデータ信号D1の値(1,−1)に対する位相変化量の180度からのずれ量Δφは、上記(7)式を変形した以下の(8)式で表される。
Figure 2009246579
上記(8)式を参照すると、変調器23aにおけるデータ信号D1の値(1,−1)に対する位相変化量の180度からのずれ量Δφは、データ信号D2と受光信号R1とを掛け合わせて平均化して求められた平均値AVOを、受光信号R1の平均値APOで除算することで求められることが分かる。このため、外部から入力されるデータ信号D2とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを用いることにより、変調器23aの動作点の調整が可能である。
図2は、変調器23aにおけるデータ信号D1の値(1,−1)に対する位相変化量のずれ量とVπ調整回路47bで算出される相対電圧との関係を示すシミュレーション結果を示す図である。図2を参照すると、上記(8)式に示される通り、変調器23aにおけるデータ信号D1の値(1,−1)に対する位相変化量の180度からのずれ量Δφが零である場合には、Vπ調整回路47bで算出される位相ずれ量も0になることが分かる。また、ずれ量Δφの絶対値が40度以下である場合(−40≦Δφ≦40の場合)には、ずれ量ΔφとVπ調整回路47bで算出される位相ずれ量とがほぼ直線状になっているのが分かる。よって、Vπ調整回路47bは、算出された位相ずれ量を零にする信号をドライバ42a出力すれば、変調器23aの動作点変動を適切に補償することができる。
以上の説明では、Iアーム21aに設けられた変調器23aで生ずるデータ信号D1の値(1,−1)に対する位相変化量が180度からΔφだけずれている場合に、データ信号D2と受光信号R1とを用いて変調器23aの動作点の調整を行う場合について説明したが、Qアーム21bに設けられた変調器23bについても同様の調整が可能である。つまり、データ信号D1と受光信号R1とを用いて上述した処理と動揺の処理を行うことにより、変調器23bの動作点変動を適切に補償することができる。
次に、本実施形態による光送信装置1の動作について説明する。光源10からの連続光が変調部20に入射すると、例えば1対1の強度比でIアーム21aを介する光信号L11とQアーム21bを介する光信号L12とに分岐される。Iアーム21aに分岐された光信号L11は、変調器23aにおいて外部から入力されるデータ信号D1に応じた変調を受ける。これに対し、Qアーム21bに分岐された光信号L12は、まずπ/2位相シフト部22においてπ/2だけ位相が変化して光信号L11に対してπ/2の位相差が与えられ、次いで変調器23bにおいて外部から入力されるデータ信号D2に応じた変調を受ける。
その後、変調器23a,23bの各々で変調を受けた光信号L11,L12は結合(合波)され、変調部20からは光信号L11,L12が結合された位相変調光信号が出力される。この位相変調光信号は、RZ変調器30に入射して外部から入力されるRZ信号S1に応じたRZ強度変調が行われる。これにより、RZ変調器30からは、変調器23a,23bにおいて光信号L1,L2が変調されるときに生ずる不要な信号成分が除去された位相変調光信号L1が送信される。尚、変調部20から出力された位相変調光信号の一部はフォトダイオード43で受光され、フォトダイオード43からは受光信号R1が出力される。
以上の動作とともに、外部から入力されたデータ信号D1(アンプ41aにより増幅されたデータ信号D1)とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とがミキサ44aで乗算されるとともに、外部から入力されたデータ信号D2(アンプ41bにより増幅されたデータ信号D1)とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とがミキサ44bで乗算される。そして、平均化処理部45a,45bにおいてミキサ44a,44bの出力信号に対する平均化処理がそれぞれ行われる。また、平均化処理部46において、フォトダイオード43から出力される受光信号R1の平均化処理が行われる。平均化処理部45a,46の出力信号はVπ調整回路47aに入力され、平均化処理部45b,46の出力信号はVπ調整回路47bに入力される。
Vπ調整回路47aは、平均化処理部45a,46から出力される信号を用いて変調器23bにおける位相変化量の180度からのずれ量Δφを求める。具体的には、平均化処理部45a,46から出力される信号を前述した(8)式に代入してずれ量Δφを求める。そして、Vπ調整回路47aがドライバ42bに対してずれ量Δφに応じた信号を出力することにより、変調器23bに印加される駆動信号の電圧が調整される。これにより、変調器23bの動作点変動が適切に補償される。
同様に、Vπ調整回路47bは、平均化処理部45b,46から出力される信号を用いて変調器23aにおける位相変化量の180度からのずれ量Δφを求める。尚、このずれ量Δφは、Vπ調整回路47aと同様に、平均化処理部45b,46から出力される信号を前述した(8)式に代入することにより求められる。そして、Vπ調整回路47bがドライバ42aに対してずれ量Δφに応じた信号を出力することにより、変調器23aに印加される駆動信号の電圧が調整される。これにより、変調器23aの動作点変動が適切に補償される。
以上の通り、本実施形態の光送信装置1は、外部から入力されるデータ信号D1とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23bの動作点変動を適切に補償し、外部から入力されるデータ信号D2とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23aの動作点変動を適切に補償している。このため、従来のように、光変調器における動作点変動を制御するために位相変調光信号L1に対して低周波信号を重畳する必要が無い。よって、本実施形態では、位相変調光信号L1の劣化を生ずることなく、変調器23a,23bの動作点変動を適切に補償し得る制御を行うことができる。ここで、変調器23a,23bの動作点変動の制御は、180度からのずれ量の絶対値(ずれ量そのもの)に基づいて行っているため、短時間で目標位相差に調整することが可能である。
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態による光送信装置の要部構成を示すブロック図である。図3に示す通り、本実施形態の光送信装置2は、図1に示す光送信装置1に設けられたミキサ44a,44b及び平均化処理部45a,45bに代えて、スイッチ51(切替部)、ローパスフィルタ(LPF)52(第1ローパスフィルタ)、ローパスフィルタ53(第2ローパスフィルタ)、ミキサ54(演算部)、及び平均化処理部55を備える構成である。
スイッチ51は、外部から入力されるデータ信号D1,D2(アンプ41a,41bにより増幅されたデータ信号D1,D2)を入力とする2つの入力端とローパスフィルタ52に接続された1つの出力端とを備えており、これら2つの入力端と1つの出力端との接続関係を切り替えることにより、ローパスフィルタ52に入力されるデータ信号D1,D2の切り替えを行う。このスイッチ51としては、トランジスタ等を用いた電子的なスイッチ、又はリレー等の機械的なスイッチを用いることができる。
ローパスフィルタ52は、周波数が20GHz程度であるデータ信号D1,D2の周波数を数百MHzに低減する。同様に、ローパスフィルタ53は、周波数が20GHz程度である受光信号R1の周波数を数百MHzに低減する。これらローパスフィルタ52,53設けてデータ信号D1,D2及び受光信号R1の周波数を低減するのは、ミキサ54の回路構成を複雑化することなく、ミキサ54で容易に乗算を実現するためである。ここで、ローパスフィルタ52,53を設けると、データ信号D1,D2及び受光信号R1の信号レベルが低下する。このため、Vπ調整回路47a,47bでは、これらの信号レベルの低下分を補正する必要がある。
平均化処理部55は、ミキサ54の出力信号の平均化処理を行って、その平均化処理により得られた信号をスイッチ51の切り替え状況に応じてVπ調整回路47a又はVπ調整回路47bに出力する。具体的には、スイッチ51の切り替えによりデータ信号D1がローパスフィルタ52に入力されている場合には平均化処理により得られた信号をVπ調整回路47aに出力し、スイッチ51の切り替えによりデータ信号D2がローパスフィルタ52に入力されている場合には平均化処理により得られた信号をVπ調整回路47bに出力する。
以上の光送信装置2においても、スイッチ51の切り替えを行うことにより、外部から入力されるデータ信号D1とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23bの動作点変動が適切に補償され、外部から入力されるデータ信号D2とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23aの動作点変動が適切に補償される。このため、従来のように、光変調器における動作点変動を制御するために位相変調光信号L1に対して低周波信号を重畳する必要が無く、本実施形態では、位相変調光信号L1の劣化を生ずることなく、変調器23a,23bの動作点変動を適切に補償し得る制御を行うことができる。
また、本実施形態では、変調器23a,23bの動作点変動の制御は、180度からのずれ量の絶対値(ずれ量そのもの)に基づいて行っているため、短時間で目標位相差に調整することが可能である。更に、本実施形態では、スイッチ51を設けることでミキサ及び平均化処理部の数を低減するとともに、ローパスフィルタ52,53を設けることで回路構成が簡素なミキサ54を設けることが可能であるため、コストを低減することが可能である。
〔第3実施形態〕
図4は、本発明の第3実施形態による光送信装置の要部構成を示すブロック図である。図4に示す通り、本実施形態の光送信装置3は、図3に示す光送信装置2に設けられたスイッチ51に代えてミキサ61(乗算部)及びスイッチ62(切替部)を備えるとともに、平均化処理部55に代えて平均化処理部63を備える構成である。本実施形態の光送信装置3は、位相変調光信号L1の劣化を生ずることなく、変調器23a,23bの動作点変動を適切に補償することに加えて、変調部20を介する光信号L11,L12の位相差を所定の位相差に制御することを実現するものである。
ミキサ61は、アンプ41aで増幅されたデータ信号D1とアンプ41bで増幅されたデータ信号D2とを乗算する。スイッチ62は、外部から入力されるデータ信号D1,D2(アンプ41a,41bにより増幅されたデータ信号D1,D2)及びミキサ61の出力信号を入力とする3つの入力端並びに電気的に接地された1つの入力端とローパスフィルタ52に接続された1つの出力端とを備えており、これら4つの入力端と1つの出力端との接続関係を切り替えることにより、ローパスフィルタ52に入力される信号の切り替えを行う。上記のスイッチ62としては、図3中のスイッチ51と同様に、トランジスタ等を用いた電子的なスイッチ、又はリレー等の機械的なスイッチを用いることができる。尚、電気的に接地された入力端は、ミキサ54のオフセットを補正する際に選択される。
平均化処理部63は、ミキサ54の出力信号の平均化処理を行って、その平均化処理により得られた信号をスイッチ62の切り替え状況に応じてVπ調整回路47a、Vπ調整回路47b、又はπ/2位相シフト部22に出力する。具体的には、スイッチ62の切り替えによりデータ信号D1がローパスフィルタ52に入力されている場合には平均化処理により得られた信号をVπ調整回路47aに出力し、スイッチ62の切り替えによりデータ信号D2がローパスフィルタ52に入力されている場合には平均化処理により得られた信号をVπ調整回路47bに出力する。また、スイッチ62の切り替えによりミキサ61の出力信号がローパスフィルタ52に入力されている場合には平均化処理により得られた信号をπ/2位相シフト部22に出力する。
上記構成において、スイッチ62の切り替えによってデータ信号D1又はデータ信号D2がローパスフィルタ52に入力された場合には、前述した第2実施形態による光送信装置2と同様の動作が行われるため、ここでは詳細な説明を省略する。スイッチ62の切り替えによってミキサ61の出力信号が選択されると、外部から入力されるデータ信号D1,D2をミキサ61で乗算してローパスフィルタ52を介した信号とフォトダイオード43から出力されてローパスフィルタ53を介した受信信号R1とがミキサ54で乗算される。そして、これにより得られる信号を用いてπ/2位相シフト部22で与えられる光信号L11,L12間の位相差が「π/2」になるように調整される。
以下、信号D1,D2を乗算した信号と受信信号R1とをミキサ54で乗算して得られる信号に基づいて、π/2位相シフト部22で与えられる光信号L11,L12間の位相差を調整することができる原理について説明する。まず、フォトダイオード43から出力される受光信号R1について説明する。図5は、フォトダイオード43から出力される受光信号R1の波形の一例を示す図であって、(a)は光信号L11,L12間の位相差が90度(π/2)である場合の受光信号R1の波形の例を示す図であり、(b)は光信号L11,L12間の位相差が110度である場合の受光信号R1の波形の例を示す図である。
光信号L11,L12間の位相差が目標とする位相差(90度(π/2))である場合には、図5(a)に示す通り、受光信号R1は正規化した振幅の最大振幅がほぼ「1」であって、所々で振幅が小さくなる谷部V1が現れる波形になる。これに対し、光信号L11,L12間の位相差が110度であって、目標とする位相差(90度(π/2))からずれている場合には、図5(b)に示す通り、波形自体は図5(a)に示す受光信号R1と同様であるものの、最大振幅がほぼ「1.2」である第1波形W1と最大振幅がほぼ「0.8」である第2波形W2とが現れる。
いま、DQPSK方式により変調された位相変調光信号L1をy(t)とすると、位相変調光信号L1は複素平面上では以下の(9)式で表すことができる。
Figure 2009246579
但し、上記(9)式中の変数は以下の通りである。
I(t):データ信号D1の値(1,−1)
Q(t):データ信号D2の値(1,−1)
θ:光信号L1,L2間の位相差
θ:全体の位相回転
フォトダイオード43から出力される受光信号R1をPOとすると、上記(9)式で示される位相変調光信号L1をフォトダイオード43で受光して得られる受光信号R1は以下の(10)式で表される。
Figure 2009246579
但し、上記(10)式中のkは、フォトダイオード43の感度等に依存する定数である。
図5(b)に示す第1波形W1は、フォトダイオード43から出力される受光信号R1であるPOが最大になる場合に得られる波形である。受光信号R1の最大値POmaxは、データ信号D1の値I(t)とデータ信号D2の値Q(t)との符号が一致する場合、つまりデータ信号D1の値I(t)及びデータ信号D2の値Q(t)が共に「1」である場合又は共に「−1」である場合に得られ、以下の(11)式で表される。
Figure 2009246579
これに対し、図5(b)に示す第2波形W2は、フォトダイオード43から出力される受光信号R1であるPOが最小になる場合に得られる波形である。受光信号R1の最小値POminは、データ信号D1の値I(t)とデータ信号D2の値Q(t)との符号が異なる場合、つまりデータ信号D1の値I(t)及びデータ信号D2の値Q(t)が(1,−1)である場合、又は(−1,1)である場合に得られ、以下の(12)式で表される。
Figure 2009246579
上記(11)式と(12)式との差を求めると以下の(13)式になり、光信号L1,L2間の位相差に応じた値が得られることが分かる。
Figure 2009246579
このため、上記(13)式で示される受光信号R1の最大値POmaxと最小値POminとの差分を用いてπ/2位相シフト部22を調整すれば光信号L11,L12間の位相差を目標位相差にすることができると考えられる。
上記(13)式に示される受光信号R1の最大値と最小値との差分(POmax−POmin)は、データ信号D1,D2を乗算した信号とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号(ミキサ54の出力信号)の時間平均を求めることで得られる。以下、その原理について説明する。
ミキサ54の出力信号VOは、上述した(10)式を用いて以下の(14)式で表される。
Figure 2009246579
ここで、データ信号D1,D2が、それぞれ値「1」,「−1」を同数だけ取るとすると、ミキサ54の出力信号VOの平均値AVOは以下の(15)式で表される。
Figure 2009246579
上記(15)式を参照すると、ミキサ54の出力信号の平均値AVOは光信号L1,L2間の位相差θに応じた値になって、上記(13)式と同じ形の式になる。このため、上記(13)式に示される受光信号R1の最大値と最小値との差分(POmax−POmin)が、データ信号D1,D2を乗算した信号とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号(ミキサ54の出力信号)の時間平均を求めることで得られることが分かる。
ここで、平均化処理部63から出力される信号のみでは、π/2位相シフト部22で与えられる光信号L11,L12間の位相差の目標位相差からのずれ量の絶対値が分からない。このため、π/2位相シフト部22を制御する上での適切な制御定数を設定することができない場合がある。本実施形態では、フォトダイオード43から出力される受光信号R1を平均化処理部46で平均化して得られる信号を用い、平均化処理部63から出力される信号を正規化することで、π/2位相シフト部22における光信号L1,L2間の位相差の目標位相差からのずれ量の絶対値を求めている。
フォトダイオード43から出力される受光信号R1の平均値APO(平均化処理部46から出力される信号)は、以下の(16)式で表される。
Figure 2009246579
従って、平均化処理部63,46から出力される信号の比は以下の(17)式で表される。
Figure 2009246579
ここで、光信号L1,L2の目標位相差を90度(π/2)に設定し、この目標位相差からのずれ量の絶対値をΔθとすると、ずれ量の絶対値Δθは以下の(18)式で表される。
Figure 2009246579
上記(18)式から目標位相差からのずれ量の絶対値Δθを求め、この絶対値Δθを用いてπ/2位相シフト部22を制御すれば光信号L1,L2間の位相差を目標位相差(90度(π/2))に調整することができる。
以上の光送信装置3においても、スイッチ62の切り替えを行うことにより、外部から入力されるデータ信号D1とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23bの動作点変動が適切に補償され、外部から入力されるデータ信号D2とフォトダイオード43から出力される受光信号R1とを乗算して得られる信号を用いて変調器23aの動作点変動が適切に補償される。このため、従来のように、光変調器における動作点変動を制御するために位相変調光信号L1に対して低周波信号を重畳する必要が無く、本実施形態では、位相変調光信号L1の劣化を生ずることなく、変調器23a,23bの動作点変動を適切に補償し得る制御を行うことができる。
また、本実施形態では、変調器23a,23bの動作点変動の制御は、180度からのずれ量の絶対値(ずれ量そのもの)に基づいて行っているため、短時間で目標位相差に調整することが可能である。更に、本実施形態では、スイッチ62を設けることでミキサ及び平均化処理部の数を低減するとともに、ローパスフィルタ52,53を設けることで回路構成が簡素なミキサ54を設けることが可能であるため、コストを低減することが可能である。更に、本実施形態では、データ信号D1,D2を乗算した信号と受光信号R1とをミキサ54で乗算して得られる信号を用いてπ/2位相シフト部22で与えられる光信号L11,L12間の位相差を調整しているため、位相変調光信号L1の劣化を生ずることなく、光信号L11,L12間の位相差を目標位相差「π/2」になるように調整することができる。
以上、本発明の実施形態による光送信装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記第1〜第3実施形態では、Qアーム21bにπ/2位相シフト部22と変調器23bとが別々に設けられている構成を例に挙げて説明したが、π/2位相シフト部22の機能と変調器23bの機能とを兼ね備える変調器のみがQアーム21bに設けられている構成にも本発明を適用することが可能である。
また、本発明の光送信装置は、位相変調光信号を受光する光受信装置の試験を行う光試験装置に設けることも可能である。本発明の光送信装置を光試験装置に設けることで、位相変化等の劣化が生じていない位相変調光信号を用いて高い精度で光受信装置を試験することができる。
本発明の第1実施形態による光送信装置の要部構成を示すブロック図である。 変調器23aにおけるデータ信号D1の値(1,−1)に対する位相変化量のずれ量とVπ調整回路47bで算出される相対電圧との関係を示すシミュレーション結果を示す図である。 本発明の第2実施形態による光送信装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態による光送信装置の要部構成を示すブロック図である。 フォトダイオード43から出力される受光信号R1の波形の一例を示す図である。
符号の説明
1〜3 光送信装置
20 変調部
22 π/2位相シフト部
43 フォトダイオード
44a,44b ミキサ
45a,45b 平均化処理部
47a,47b Vπ調整回路
51 スイッチ
52,53 ローパスフィルタ
54 ミキサ
55 平均化処理部
61 ミキサ
62 スイッチ
63 平均化処理部
D1,D2 データ信号
L1 位相変調光信号
L11,L12 光信号
R1 受光信号

Claims (6)

  1. 入力光を分岐して得られる第1,第2光信号が所定の位相差を有するように当該第1,第2光信号の少なくとも一方の位相を制御するとともに、外部から入力される第1,第2データ信号に応じて前記第1,第2光信号をそれぞれ変調する変調部を備え、当該変調部を介した前記第1,第2光信号を結合した位相変調光信号を出力する光送信装置において、
    前記位相変調光信号を受光する受光部と、
    前記第1,第2データ信号の何れか一方のデータ信号と前記受光部から出力される受光信号とを乗算する演算部と、
    前記演算部の出力信号を用いて前記変調部に入力される前記第1,第2データ信号の何れか他方の電圧を調整する調整部と
    を備えることを特徴とする光送信装置。
  2. 前記演算部の出力信号を平均化する平均化処理部を備えており、
    前記調整部は、前記平均化処理部で平均化された信号を用いて前記第1,第2データ信号の何れか他方の電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1記載の光送信装置。
  3. 前記演算部に入力される前記第1,第2データ信号を切り替える切替部を備えており、
    前記調整部は、前記切替部の切り替え状況に応じて前記第1,第2データ信号の何れか他方の電圧を調整する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光送信装置。
  4. 前記第1データ信号と前記第2データ信号とを乗算する乗算部と、
    前記演算部の出力信号を用いて前記変調部により制御される第1,第2光信号間の位相差を調整する位相調整部とを備えており、
    前記切替部は、前記演算部に入力される前記第1,第2データ信号に加えて前記乗算部の出力信号の切り替えを行うことを特徴とする請求項3記載の光送信装置。
  5. 前記演算部に入力されるデータ信号の周波数を低減する第1ローパスフィルタと、
    前記受光部から出力される受光信号の周波数を低減する第2ローパスフィルタとを備えており、
    前記演算部は、前記第1,第2ローパスフィルタを介した信号を乗算する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の光送信装置。
  6. 位相変調光信号を受光する光受信装置の試験を行う光試験装置において、
    前記光受信装置に受光される前記位相変調光信号を送信する請求項1から請求項5の何れか一項に記載の光送信装置を備えることを特徴とする光試験装置。
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