JP2009246428A - コンテンツ変換提示装置及びそのプログラム - Google Patents

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欣司 松村
Kazuhiro Otsuki
一博 大槻
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Abstract

【課題】文書構造が動的に変化するコンテンツを、内容が把握し易い変換コンテンツに変換するコンテンツ変換提示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】コンテンツ変換提示装置1は、操作信号入力手段11と、変換ルール記憶手段12と、対応関係記憶手段13と、対応関係記憶手段13が記憶する対応関係に基づいて、操作信号入力手段11に入力された操作信号に対応する他の変換ルールを決定する変換ルール決定手段14と、変換ルール読出手段15と、変換ルール読出手段15が読み出した他の変換ルールに基づいて、コンテンツを変換コンテンツに変換すると共に、他の変換ルールに含まれる対応関係を、対応関係記憶手段13に記憶させるコンテンツ変換手段16と、代替コンテンツブラウザ17と、コンテンツ記憶手段18と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、文書構造が動的に変化するコンテンツを、所定の文書構造を有する変換コンテンツに変換して利用者に提示するコンテンツ変換提示装置及びそのプログラムに関する。
近年、BS放送又はCS放送等の放送においては、様々なコンテンツが流通している。これらコンテンツは、通常、健常者が視覚で把握することを前提として制作されている。また、これらコンテンツの中には、利用者の操作やコンテンツ製作者の意図に応じて、コンテンツのレイアウト等の文書構造が動的に変化する等、複雑なユーザインターフェースを有するものがある。
このため、視覚障害者は、視覚で把握することを前提としたコンテンツの内容を把握することができず、健常者であってもコンテンツに不慣れな者は、コンテンツのユーザインターフェースが複雑なために、コンテンツの内容を把握できない場合がある。そこで、従来から、コンテンツのユーザインターフェースを、視覚障害者やコンテンツに不慣れな者が把握しやすいように変換する発明が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたデータコンテンツ受信変換装置は、コンテンツの変換ルールに基づいて、文書構造が動的に変化するコンテンツを、静的な文書構造(ツリー構造)の変換コンテンツに変換して提示している。このデータコンテンツ受信変換装置では、コンテンツを変換するための1個の変換ルールが、1個の文書構造を示す。
一般的に、コンテンツは、コンテンツを構成するデータが2次元的にレイアウトされて1ページを構成し、各ページが相互に参照(ハイパーリンク)する構造となっている。そして、特許文献1に記載されたデータコンテンツ受信変換装置は、1個の変換ルールが1ページに対応し、各ページ間の構造をそのまま保ちながら、ページ内のデータを静的なツリー構造で提示する。これによって、このデータコンテンツ受信変換装置は、各ページ間の構造を保ちつつ、ページ内のデータを容易に把握できるようにしている。
特開2004−334372号公報
しかし、特許文献1に記載されたデータコンテンツ受信変換装置では、文書構造が動的に変化するコンテンツを、コンテンツの全データを含む1個の静的なツリー構造に変換することが困難な問題がある。
以下、図1を参照して、従来技術におけるコンテンツの変換の問題点について、説明する。図1は、従来技術における、コンテンツのレイアウト(文書構造)を示す模式図である。なお、図1において、レイアウトa1,a2の各ノードは、コンテンツAのデータ(データa1top等)をそれぞれ示す。
図1に示すように、コンテンツAは、レイアウトa1とレイアウトa2とで提示される。また、コンテンツAがレイアウトa1で提示されているとき、利用者がデータa1xを選択すると、コンテンツAがレイアウトa2で提示される。また、コンテンツAがレイアウトa2で提示されているとき、利用者がデータa2yを選択すると、コンテンツAがレイアウトa1で提示される。
以上のように、コンテンツAは、レイアウトa1とレイアウトa2とが、別々のツリーを構成し、レイアウトa1のデータa1xがレイアウトa2のデータa2topへリンクし、レイアウトa2のデータa2yがレイアウトa1のデータa1topへリンクする構造となっている。
つまり、特許文献1に記載されたデータコンテンツ受信変換装置は、1個の変換ルールが1ページに対応し、1個のコンテンツを、1個のツリー構造の変換コンテンツに変換するため、文書構造が動的に変化するコンテンツ、例えば、図1のような2個のツリー構造を有するコンテンツを、利用者が内容を把握し易いように変換することが困難である。
本発明は、文書構造が動的に変化するコンテンツを、その内容が把握し易い変換コンテンツに変換するコンテンツ変換提示装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載のコンテンツ変換提示装置は、文書構造が動的に変化するコンテンツを、コンテンツに含まれるデータの配置を示す変換ルールに基づいて、所定の文書構造を有する変換コンテンツに変換して利用者に提示するコンテンツ変換提示装置であって、操作信号入力手段と、変換ルール記憶手段と、対応関係記憶手段と、変換ルール決定手段と、変換ルール読出手段と、コンテンツ変換手段と、変換コンテンツ提示手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、コンテンツ変換提示装置は、操作信号入力手段によって、利用者の操作に応じた操作信号が入力される。例えば、利用者は、変換コンテンツ提示手段に提示されている変換コンテンツに対して、変換コンテンツに含まれるデータを選択する等、テレビ受信機のリモコンを任意に操作する。そして、操作信号入力手段は、例えば、このリモコンから、利用者の操作に応じた操作信号が入力される。
また、コンテンツ変換提示装置は、変換ルール記憶手段によって、操作信号と他の変換ルールとを対応付けた対応関係が含まれる変換ルールを、予め、文書構造毎に記憶する。ここで、コンテンツ変換提示装置は、コンテンツが送信される前に、放送局から放送波又はインターネット等のネットワークを介して送信された変換ルールを受信し、変換ルール記憶手段に記憶させる。
なお、対応関係は、利用者の操作に応じた他の変換ルール、つまり、変換コンテンツの文書構造を示すものである。これによって、利用者の操作に応じてコンテンツの文書構造を切り替えることが可能になり、文書構造が動的に変化する場合に対応できる。
また、コンテンツ変換提示装置は、対応関係記憶手段によって、変換ルールに含まれる対応関係を記憶する。ここでは、対応関係記憶手段は、現在提示している変換コンテンツを変換した変換ルールに含まれる対応関係のみを記憶する。
また、コンテンツ変換提示装置は、変換ルール決定手段によって、対応関係記憶手段が記憶する対応関係に基づいて、操作信号入力手段に入力された操作信号に対応する他の変換ルールを決定する。このように、対応関係記憶手段が記憶している対応関係を参照することで、利用者の操作に応じた他の変換ルールを容易に決定できる。そして、コンテンツ変換提示装置は、変換ルール読出手段によって、変換ルール決定手段が決定した他の変換ルールを、変換ルール記憶手段から読み出す。
また、コンテンツ変換提示装置は、コンテンツ変換手段によって、変換ルール読出手段が読み出した他の変換ルールに基づいて、コンテンツを変換コンテンツに変換すると共に、当該他の変換ルールに含まれる対応関係を、対応関係記憶手段に記憶させる。ここで、コンテンツ変換手段は、例えば、コンテンツをツリー構造の変換コンテンツに変換する。そして、コンテンツ変換提示装置は、変換コンテンツ提示手段によって、コンテンツ変換手段が変換した変換コンテンツを提示する。これによって、コンテンツ変換提示装置は、利用者の操作に応じて文書構造が変換された変換コンテンツを提示できる。
また、前記した課題を解決するため、請求項3に記載のコンテンツ変換提示プログラムは、文書構造が動的に変化するコンテンツを、コンテンツに含まれるデータの配置を示す変換ルールに基づいて、所定の文書構造を有する変換コンテンツに変換して利用者に提示するために、変換ルール記憶手段と、対応関係記憶手段と、を備えるコンピュータを、操作信号入力手段、変換ルール決定手段、変換ルール読出手段、コンテンツ変換手段、変換コンテンツ提示手段、として機能させる構成とした。
本発明に係るコンテンツ変換提示及びそのプログラムによれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1,2に記載の発明によれば、変換ルールに含まれる対応関係を参照すると、利用者の操作によって変化した後の文書構造を容易に判定できるため、文書構造が動的に変化するコンテンツを、内容が把握し易い変換コンテンツに変換することができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各実施形態において、同一の機能を有する手段及び同一の部材には同一の符号を付し、説明を省略した。
[コンテンツ変換提示システムの概略]
図2を参照して、コンテンツ変換提示システムの概略について説明する。図2は、本発明の実施形態に係るコンテンツ変換提示装置を含むコンテンツ変換提示システム9の概略を示す概略図である。図2のコンテンツ変換提示システム9は、コンテンツ変換提示装置1と、放送局2と、を備える。また、図2には、コンテンツA、代替コンテンツB、データD及び制作テンプレートTを示した。なお、代替コンテンツが、特許請求の範囲に記載の変換コンテンツに相当する。
コンテンツ変換提示装置1は、文書構造が動的に変化するコンテンツAを、コンテンツAに含まれるデータDの配置を示す変換ルールRに基づいて、所定の文書構造を有する代替コンテンツBに変換して利用者(不図示)に提示するものである。なお、コンテンツ変換提示装置1の構成及び動作については、後記する。
放送局2は、制作テンプレートTにデータDを埋め込んで、コンテンツAを制作し、コンテンツAをコンテンツ変換提示装置1に送信するものである。また、放送局2は、コンテンツAをコンテンツ変換提示装置1に送信する前に、変換ルールRをコンテンツ変換提示装置1に送信しておく。ここでは、放送局2は、変換ルールRが更新されたとき、変換ルールRをコンテンツ変換提示装置1に送信する。
なお、放送局2は、コンテンツAを放送波で送信し、変換ルールRをインターネット等のネットワークで送信する。
ここで、放送局2が、BML(Broadcast Markup Language)文書としてコンテンツAを制作する場合、コンテンツAは、コンテンツAの内容が記述されている内容部分(例えば、ニュースのタイトルや原稿)と、BML文書から参照されるバイナリテーブルに数値化されたデータとして記述されているデータ部分(例えば、各地の気象予報データ)とが含まれる。
なお、このBML文書として制作されたコンテンツAは、一般的なテレビ受信機が、そのまま再生することができる。
なお、制作テンプレートTは、比較的長期の間隔で更新され、データDの配置や表示方法(表示文字種、表示文字の大きさ、表示色等)及びコンテンツAの構成を示すものである。
また、データDは、一定時間で更新され、ニュースや天気予報等の逐次更新されるコンテンツAの内容となるものである。
また、バイナリテーブル(不図示)とは、表形式でデータDを格納したテーブルのことである。
以下、図3を参照して、コンテンツ及び代替コンテンツの例について説明する。図3は、本発明における、コンテンツ及び代替コンテンツの例を説明するための説明図であり、(a)はコンテンツの例を示す図であり、(b)は代替コンテンツの例を示す図である。
図3(a)に示すように、コンテンツAは、野球中継(センバツ)を主な内容とするものである。つまり、一般的なテレビ受信機では、図3(a)に示すようなコンテンツAが、利用者に提示される。
図3(a)に示すように、コンテンツAは、右上部に野球中継画面が提示され、左上部から下部まで順に、階層構造のメニューが提示される。このメニューには、左上部から順に、トップメニューを示す「NHKデータ放送」、利用者の住所付近の情報を案内する「東京都世田谷区」、最新ニュースを案内する「最新ニュース」、利用者に勧める放送番組「センバツ」及び「どんど晴れ」が含まれる。つまり、図3では、「NHKデータ放送」、「東京都世田谷区」、「最新ニュース」、「センバツ」及び「どんど晴れ」がデータとなる。なお、図3(a)では、説明のために一部メニュー項目のみを図示し、他のメニュー項目は「・・」と省略した。
コンテンツAを、図3(a)に示すような構造で提示することで、利用者がコンテンツAを把握し易くしつつ、様々な情報を利用者に提示することができる。しかし、コンテンツAで提示する文書構造は、視覚的なレイアウトによって示されるものであるため、視覚障害者及び視覚的なレイアウトの提示に不慣れな利用者とって把握しにくい。そこで、コンテンツ変換提示装置1は、図3(a)のコンテンツAを、図3(b)に示すような代替コンテンツBに変換し、利用者に提示する。
図3(b)に示すように、代替コンテンツBは、ツリー構造であり、トップメニューを示す「NHKデータ放送」が含まれる。また、「NHKデータ放送」の下にそれぞれ、利用者の住所付近の情報を案内する「東京都世田谷区」、最新ニュースを案内する「最新ニュース」、及び利用者に勧める放送番組を示す「みどころ」がある。そして、「みどころ」の下にそれぞれ、「センバツ」及び「どんど晴れ」がある。
つまり、図3(a)の「NHKデータ放送」と図3(b)の「NHKデータ放送」とが対応し、図3(a)の「東京都世田谷区」と図3(b)の「東京都世田谷区」とが対応する。また、同様に、図3(a)の「最新ニュース」と図3(b)の「最新ニュース」とが対応し、図3(a)の「センバツ」と図3(b)の「センバツ」とが対応し、図3(a)の「どんど晴れ」と図3(b)の「どんど晴れ」とが対応する。
このように、代替コンテンツBは、ツリー構造であるため、代替コンテンツBに含まれるデータ同士の関係が把握しやすく、コンテンツに不慣れな者も、その内容を容易に把握することができる。また、視覚障害者に対しては、各メニュー項目の文字を抽出して音声認識し、各メニュー項目を音声読み上げて、代替コンテンツBを提示することにより、視覚障害者も、その内容を容易に把握することができる。
[コンテンツ変換提示装置の構成]
以下、図4を参照して、コンテンツ変換提示装置の構成について説明する。図4は、図2のコンテンツ変換提示装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、コンテンツ変換提示装置1は、操作信号入力手段11と、変換ルール記憶手段12と、対応関係記憶手段13と、変換ルール決定手段14と、変換ルール読出手段15と、コンテンツ変換手段16と、代替コンテンツブラウザ(変換コンテンツ提示手段)17と、コンテンツ記憶手段18と、を備える。なお、代替コンテンツブラウザが、特許請求の範囲に記載の変換コンテンツ提示手段に相当する。
操作信号入力手段11は、利用者の操作に応じた操作信号が入力されるものである。例えば、利用者が赤外線方式のリモコン(不図示)を操作する場合、つまり、操作信号として赤外線信号が入力される場合、操作信号入力手段11は、赤外線通信ポートで構成できる。ここでは、操作信号入力手段11は、入力された操作信号を、変換ルール決定手段14及び代替コンテンツブラウザ17に出力する。
変換ルール記憶手段12は、操作信号と他の変換ルールとを対応付けた対応関係が含まれる変換ルールを、予め、文書構造毎に記憶するものである。ここでは、変換ルール記憶手段12は、例えば、HTML形式で記述された変換ルールを記憶する。なお、変換ルール記憶手段12は、HDD(Hard Disk Drive)で構成できる。
対応関係記憶手段13は、変換ルールに含まれる対応関係を記憶するものである。ここで、対応関係記憶手段13は、現在適用されている変換ルール、つまり、現在提示している代替コンテンツを変換した変換ルールに含まれる対応関係のみを記憶し、現在適用されてない変換ルールに含まれる対応関係を記憶していない。これによって、変換ルール決定手段14は、対応関係記憶手段13を参照するだけで、操作信号に応じた他の変換ルールが判定でき、変換ルールの判定処理を簡略化することができる。なお、対応関係記憶手段13は、HDDで構成できる。
なお、初回電源投入時又は初期化処理後等、対応関係記憶手段13に対応関係が記憶されていない場合がある。この場合、コンテンツ変換提示装置1は、初期設定値としての変換ルールが予め登録され、この変換ルールに含まれる初期設定値としての対応関係を、対応関係記憶手段13に記憶しても良い。
変換ルール決定手段14は、対応関係記憶手段13が記憶する対応関係に基づいて、操作信号入力手段11に入力された操作信号に対応する他の変換ルールを決定するものである。ここでは、変換ルール決定手段14は、対応関係記憶手段13が記憶する対応関係を読み出して他の変換ルールを決定し、決定した他の変換ルールを示す識別子を変換ルール読出手段15に出力する。なお、変換ルール及び対応関係の具体例については、後記する。
変換ルール読出手段15は、変換ルール決定手段14が決定した他の変換ルールを、変換ルール記憶手段12から読み出すものである。ここでは、変換ルール読出手段15は、変換ルール決定手段14から入力された識別子が示す他の変換ルールを読み出す。
コンテンツ変換手段16は、変換ルールを解釈して適用するものであり、変換ルール解釈手段16aと、変換ルール適用手段16bとを備える。ここでは、コンテンツ変換手段16は、コンテンツを、ツリー構造の文書構造を有する代替コンテンツに変換する。
変換ルール解釈手段16aは、変換ルール読出手段15が読み出した他の変換ルールを解釈すると共に、他の変換ルールに含まれる対応関係を、対応関係記憶手段13に記憶させるものである。ここでは、変換ルール解釈手段16aは、例えば、変換ルールをHTMLとして解釈し、これに含まれる対応関係を取得する。
変換ルール適用手段16bは、変換ルール読出手段15が読み出した他の変換ルールに基づいて、コンテンツを代替コンテンツに変換するものである。つまり、変換ルール適用手段16bは、変換ルール解釈手段16aによる変換ルールの解釈に従って、コンテンツを、コンテンツに含まれるデータがツリー状に配置された代替コンテンツに変換する。
代替コンテンツブラウザ17は、コンテンツ変換手段16が変換した代替コンテンツを利用者に提示するものである。ここでは、代替コンテンツブラウザ17としては、代替コンテンツをそのまま表示する又は拡大して表示するブラウザとした。また、代替コンテンツブラウザ17は、代替コンテンツを音声認識して読み上げる音声認識手段、代替コンテンツを点字に変換して提示する点字ディスプレイ、又は、代替コンテンツを点図に変換して提示する触覚ディスプレイとしても良い。
コンテンツ記憶手段18は、コンテンツ変換提示装置1が受信したコンテンツを記憶するものである。なお、コンテンツ記憶手段18は、HDDで構成できる。
また、コンテンツ変換提示装置1は、放送波を介してコンテンツを受信するアンテナ(不図示)、及び、ネットワークを介して変換ルールを受信して変換ルール記憶手段12に書き込む変換ルール書込手段(不図示)を備えても良い。
変換ルール決定手段14、変換ルール読出手段15及びコンテンツ変換手段16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)で構成することができる。
図4では、説明のために、変換ルール記憶手段12、対応関係記憶手段13及びコンテンツ記憶手段18を別々に図示したが、変換ルール記憶手段12、対応関係記憶手段13及びコンテンツ記憶手段18を1個の記憶手段(不図示)で構成しても良い。
[変換ルール及び対応関係の第1例]
以下、図5,図6を参照して、変換ルール及び対応関係の第1例を説明する(適宜図4参照)。図5は、本発明における、変換ルールの第1例を説明するための説明図である。また、図6は、図5の変換ルールに含まれる対応関係を模式的に示した模式図である。なお、図5に示すルールを、変換ルール1(page_1)とする。
図5に示すように、変換ルール1は、代替コンテンツの文書構造として、1個のツリー構造でデータが配置されるように記述する(図3(b)参照)。ここで、変換ルール1は、ツリー構造でデータが配置されるように、例えば、HTML形式で記述している。なお、図5では、代替コンテンツの文書構造の記述は、省略した。
また、変換ルール1は、対応関係が含まれる。ここで、図5に示すように、変換ルール1をHTML形式で記述した場合、他の変換ルールは、URLパラメータで指定、具体的には、「?」記号の後で指定されている。例えば、a1要素の場合、「<a id=“a1” href=“abc.bml?page_2”>・・・」と記載されており、このうち、「page_2」と記載された部分が、URLパラメータで指定された他の変換ルールとなる。
また、図6に示すように、変換ルール1は、4個の対応関係を含む。具体的には、変換ルール1は、操作信号入力手段11に入力された操作信号がa要素(id=a1)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール2(page_2)とを対応付け、a要素(id=a2)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール3(page_3)とを対応付け、及び、a要素(id=a3)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール4(page_4)とを対応付ける。
また、変換ルール1は、操作信号入力手段11に入力された操作信号がobject要素(id=o1)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール5(page_5)とを対応付ける。つまり、a要素(id=a1〜a3)及びobject要素(id=o1)がそれぞれ他の変換ルールに対応付けられている。そして、変換ルール解釈手段16aは、変換ルール1を解釈して、変換ルール1に含まれるリンクタグ及びオブジェクトタグを対応関係として取得し、対応関係記憶手段13に記憶させる。
なお、変換ルール1の対応関係には、変換ルール1の記述を含める必要がないことはいうまでも無い。また、変換ルール1は、1個の文書構造が記述され、1個のコンテンツ(1ページ)が2以上の文書構造を有する場合、1個のコンテンツに対して2以上の変換ルールが対応付けられ、これによって、2以上の文書構造を得ることができる。
なお、図5,図6において、操作信号として、a要素やobject要素のクリックを示したが、操作信号はこれに限定されない。例えば、操作信号としては、矢印キーのクリック、レイアウト切り替え(文書構造切り替え)操作又は別ページへ遷移(移動)がある。
[変換ルール及び対応関係の第2例]
以下、図7,図8を参照して、変換ルール及び対応関係の第2例を説明する(適宜図4参照)。図7は、本発明における、変換ルールの第2例を説明するための説明図である。また、図8は、図7の変換ルールに含まれる対応関係を模式的に示した模式図である。なお、図7に示すルールを、変換ルール2(page_2)とする。
図7の変換ルール2は、図5と同様に、代替コンテンツの文書構造として、1個のツリー構造でデータが配置されるように、例えば、HTML形式で記述する。また、変換ルール2は、図5と同様に、対応関係が含まれる。ここで、図7に示すように、変換ルール2をHTML形式で記述した場合、他の変換ルールは、URLパラメータで指定される。
図8に示すように、変換ルール2は、3個の対応関係を含む。具体的には、変換ルール2は、操作信号入力手段11に入力された操作信号がa要素(id=a1)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール1(page_1)とを対応付け、a要素(id=a2)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール3(page_3)とを対応付け、及び、a要素(id=a3)のクリックである場合、この操作信号と他の変換ルール4(page_4)とを対応付ける。
[コンテンツ変換提示装置の動作]
以下、図9を参照して、コンテンツ変換提示装置の動作について、説明する(適宜図4参照)。図9は、図4のコンテンツ変換提示装置の動作を示すフローチャートである。
コンテンツ変換提示装置1は、操作信号入力手段11によって、利用者の操作に応じた操作信号が入力、例えば、新たなコンテンツのリクエストが入力される(ステップS1)。また、コンテンツ変換提示装置1は、変換ルール決定手段14によって、対応関係記憶手段13が記憶する対応関係に基づいて、操作信号入力手段11に入力された操作信号に対応する他の変換ルール(適用する変換ルール)を決定する(ステップS2)。
ステップS2に続いて、コンテンツ変換提示装置1は、変換ルール読出手段15によって、変換ルール決定手段14が決定した他の変換ルールを、変換ルール記憶手段12から読み出す(ステップS3)。
ステップS3に続いて、コンテンツ変換提示装置1は、変換ルール解釈手段16aによって、変換ルール読出手段15が読み出した他の変換ルールを解釈する(ステップS4)。そして、コンテンツ変換提示装置1は、変換ルール適用手段16bによって、変換ルール読出手段15が読み出した他の変換ルールに基づいて、コンテンツを代替コンテンツに変換する(ステップS5)。さらに、コンテンツ変換提示装置1は、変換ルール解釈手段16aによって、変換ルール読出手段15が読み出した他の変換ルールに含まれる対応関係で、対応関係記憶手段13が記憶する対応関係を更新する(ステップS6)。
ステップS6に続いて、コンテンツ変換提示装置1は、代替コンテンツブラウザ17によって、変換ルール適用手段16bが変換した代替コンテンツを利用者に提示する(ステップS7)。そして、コンテンツ変換提示装置1は、操作信号入力手段11によって、利用者の操作に応じた操作信号が入力されたか否か、つまり、代替コンテンツブラウザ17が提示する代替コンテンツに対して操作が行われたか否かを判定する(ステップS8)。
操作信号が入力された場合(ステップS8でYes)、コンテンツ変換提示装置1は、操作信号入力手段11によって、その操作信号がレイアウト切り替え操作を示すか否かを判定する(ステップS9)。その操作信号がレイアウト切り替え操作を示す場合(ステップS9でYes)、コンテンツ変換提示装置1は、ステップS2の処理に戻る。そして、コンテンツ変換提示装置1は、レイアウト切り替え操作に応じた他の変換ルールを決定し、処理を継続する。
一方、その操作信号がレイアウト切り替え操作を示さない場合(ステップS9でNo)、コンテンツ変換提示装置1は、ステップS10の処理を行う。
ステップS9に続いて、コンテンツ変換提示装置1は、操作信号入力手段11によって、その操作信号が別ページへ遷移であるか否かを判定する(ステップS10)。その操作信号が別ページへ遷移である場合(ステップS10でYes)、コンテンツ変換提示装置1は、ステップS2の処理に戻る。そして、コンテンツ変換提示装置1は、別ページへ遷移する操作に応じた他の変換ルールを決定し、処理を継続する。
一方、その操作信号が別ページへ遷移でない場合(ステップS10でNo)、コンテンツ変換提示装置1は、ステップS7の処理に戻る。
なお、各実施形態では、本発明に係るコンテンツ変換提示装置を独立した装置として説明したが、本発明では、一般的なコンピュータを、前記した各手段として機能させるプログラムによって動作させることもできる。このプログラムは、通信回線を介して配布しても良く、CD−ROMやフラッシュメモリ等の記録媒体に書き込んで配布しても良い。
従来技術における、コンテンツのレイアウト(文書構造)を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るコンテンツ変換提示装置を含むコンテンツ変換提示システム9の概略を示す概略図である。 本発明における、コンテンツ及び代替コンテンツの例を説明するための説明図であり、(a)はコンテンツの例を示す図であり、(b)は代替コンテンツの例を示す図である。 図2のコンテンツ変換提示装置の構成を示すブロック図である。 本発明における、変換ルールの第1例を説明するための説明図である。 図5の変換ルールに含まれる対応関係を模式的に示した模式図である。 本発明における、変換ルールの第2例を説明するための説明図である。 図7の変換ルールに含まれる対応関係を模式的に示した模式図である。 図4のコンテンツ変換提示装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 コンテンツ変換提示装置
11 操作信号入力手段
12 変換ルール記憶手段
13 対応関係記憶手段
14 変換ルール決定手段
15 変換ルール読出手段
16 コンテンツ変換手段
16a 変換ルール解釈手段
16b 変換ルール適用手段
17 代替コンテンツブラウザ(変換コンテンツ提示手段)
18 コンテンツ記憶手段

Claims (2)

  1. 文書構造が動的に変化するコンテンツを、当該コンテンツに含まれるデータの配置を示す変換ルールに基づいて、所定の文書構造を有する変換コンテンツに変換して利用者に提示するコンテンツ変換提示装置であって、
    前記利用者の操作に応じた操作信号が入力される操作信号入力手段と、
    前記操作信号と他の変換ルールとを対応付けた対応関係が含まれる前記変換ルールを、予め、前記文書構造毎に記憶する変換ルール記憶手段と、
    前記変換ルールに含まれる前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、
    前記対応関係記憶手段が記憶する対応関係に基づいて、前記操作信号入力手段に入力された操作信号に対応する前記他の変換ルールを決定する変換ルール決定手段と、
    前記変換ルール決定手段が決定した他の変換ルールを、前記変換ルール記憶手段から読み出す変換ルール読出手段と、
    前記変換ルール読出手段が読み出した他の変換ルールに基づいて、前記コンテンツを前記変換コンテンツに変換すると共に、当該他の変換ルールに含まれる対応関係を、前記対応関係記憶手段に記憶させるコンテンツ変換手段と、
    前記コンテンツ変換手段が変換した変換コンテンツを前記利用者に提示する変換コンテンツ提示手段と、
    を備えることを特徴とするコンテンツ変換提示装置。
  2. 文書構造が動的に変化するコンテンツを、当該コンテンツに含まれるデータの配置を示す変換ルールに基づいて、所定の文書構造を有する変換コンテンツに変換して利用者に提示するために、操作信号と他の変換ルールとを対応付けた対応関係が含まれる前記変換ルールを、予め、前記文書構造毎に記憶する変換ルール記憶手段と、前記変換ルールに含まれる前記対応関係を記憶する対応関係記憶手段と、を備えるコンピュータを、
    前記利用者の操作に応じた前記操作信号が入力される操作信号入力手段、
    前記対応関係記憶手段が記憶する対応関係に基づいて、前記操作信号入力手段に入力された操作信号に対応する前記他の変換ルールを決定する変換ルール決定手段、
    前記変換ルール決定手段が決定した他の変換ルールを、前記変換ルール記憶手段から読み出す変換ルール読出手段、
    前記変換ルール読出手段が読み出した他の変換ルールに基づいて、前記コンテンツを前記変換コンテンツに変換すると共に、当該他の変換ルールに含まれる対応関係を、前記対応関係記憶手段に記憶させるコンテンツ変換手段、
    前記コンテンツ変換手段が変換した変換コンテンツを前記利用者に提示する変換コンテンツ提示手段、
    として機能させることを特徴とするコンテンツ変換提示プログラム。
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