JP2009245536A - 光記録ディスクの記録・再生方法、情報が記録された光記録ディスクの製造方法および光記録ディスクの記録装置 - Google Patents

光記録ディスクの記録・再生方法、情報が記録された光記録ディスクの製造方法および光記録ディスクの記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光記録ディスクのデータ転送速度を向上させる。
【解決手段】2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスク10に情報を記録する方法である。この記録方法では、複数のトラック15a分の第1のピット配列データを取得する。次に、第1のピット配列データを光記録ディスク10上に配置したときのピット17を、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換し、光記録ディスク10を回転させながら複数のトラック15aに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせながら照射する。そして、パルスレーザが発する光を第2のピット配列データにしたがって明滅させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクの記録・再生方法、情報が記録された光記録ディスクの製造方法および光記録ディスクの記録装置に関する。
CD−R、DVD−ROMなどの光記録ディスクは、年々、データの記録または再生の速度(以下、「転送速度」という。)が高くなってきている。これら光記録ディスクの転送速度は、記録線密度と、光記録ディスクの回転速度で決定される(特許文献1参照)。
記録線密度は、記録スポットの小ささで決定され、記録スポットの小ささは、一般には、記録・再生に用いられるレーザ光の波長と、対物レンズのNA(開口値)で決定されるが、例えば2光子吸収化合物を用いた記録層を有する記録媒体の場合には更に1/√2に小さくなると言われている。光記録ディスクの回転速度は、現状の光記録ディスクの材料では10000rpm程度で強度的に限界となる。
記録密度と、回転速度の改善がともに限界が近づいてくると、転送速度の向上のための、新たな方法が求められる。
また、データを記録済のいわゆるROM型の光記録ディスクを製造する場合、生産個数が多ければ、スタンパによりピット形状を転写して製造すればよいのであるが、少量生産が求められる場合には、CD−Rなどのライトワンス型の記録媒体に一枚ずつ記録を行うことがある。しかし、この生産方式では、非常に時間がかかり、記録速度のさらなる向上が求められていた。
特開2007−102884号公報
本発明は、上述の背景に鑑みなされたもので、データの転送速度を向上した光記録ディスクの記録・再生方法および光記録ディスクの記録装置を提供するとともに、記録速度を向上した光記録ディスクの記録・再生方法、情報が記録された光記録ディスクの製造方法および光記録ディスクの記録装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決する第1の方法に係る本発明は、2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する方法であって、記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応する第1のピット配列データとして取得し、前記第1のピット配列データを光記録ディスク上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換し、前記光記録ディスクを回転させながら前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせて照射し、前記パルスレーザが発するパルスレーザ光を前記第2のピット配列データにしたがって明滅させることを特徴とする。
このような方法によれば、パルスレーザから発されるパルス光は、光記録ディスクの複数トラックに相当する範囲で光記録ディスクの径方向にスキャンされる。そして、第2のピット配列データにしたがってパルスレーザが明滅される。この明滅により、1パルスにつき1つのドット(1つのピットの一部または全部を構成するドットであり、本明細書において「ピット構成ドット」と呼ぶ)が記録される。第2のピット配列データは、第1のピット配列データを光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶピットとして配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られるものなので、光記録ディスク上に結果としてできあがるピットの配列は、光記録ディスク上の螺旋状または同心円状のトラックに沿って見ると、第1のピット配列データに従うものとなる。
そして、上記の方法では、複数トラック分のピットを、光記録ディスクの一回転の間に記録するので、光記録ディスクをさほど高速回転させなくても、高速で記録をすることができる。すなわち、同じ回転速度であれば従来よりも高い転送速度を実現できる。
なお、上記の方法では、光記録ディスクでの記録は、ヒートモードで屈折率変化を起こす記録方法ではなく、2光子吸収化合物を含む記録層に対してパルスレーザにより記録するので、極めて短時間にスポットを形成することができる。
この記録方法により情報が記録された光記録ディスクから情報を再生する方法は、前記光記録ディスクを回転させながら、前記トラックをトレースするように前記光記録ディスクにレーザ光を照射し、前記光記録ディスクを通過し、または前記光記録ディスクで反射したレーザ光を受光し、受光した光の強度信号から情報を復調することを特徴とする。
すなわち、記録時にレーザ光を径方向にスキャンさせながらピットの形成を行ったのに対し、再生時には、従来のCDやDVDなどと同じように、螺旋状または同心円状のトラックをトレースするようにレーザ光を照射して再生を行うことができる。
前記した課題を解決する第2の方法に係る本発明は、2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する方法であって、記録すべき情報を光記録ディスク上に並ぶピットに対応するピット配列データとして取得し、前記光記録ディスクを回転させながらパルスレーザを前記光記録ディスクの径方向にスキャンさせて照射し、前記パルスレーザが発するパルスレーザ光を前記ピット配列データにしたがって明滅させることを特徴とする。
このように、パルスレーザを径方向にスキャンさせながらピット配列データにしたがってパルスレーザを明滅させることにより、1つのトラック(と、ここでは称する)内に径方向に並んだピットが形成される。これにより、1つのトラック内に、径方向にピットを並べて大量の情報を記録するので、光記録ディスクをさほど高速回転させなくても、高速で情報を記録することができる。すなわち、同じ回転速度であれば従来よりも高い転送速度を実現できる。
この記録方法により情報が記録された光記録ディスクから情報を再生する方法は、前記光記録ディスクを回転させながら、記録時と同じ範囲で前記光記録ディスクの径方向にスキャンさせながらレーザ光を照射し、前記光記録ディスクを通過し、または前記光記録ディスクで反射したレーザ光を受光し、受光した光の強度信号から情報を復調することを特徴とする。
この方法によれば、情報の再生時にも、光記録ディスクの径方向にレーザ光をスキャンさせながらピットから得られる信号を読み取る。つまり、読取時にも1トラック内で径方向に並んだ情報を読み取るので、同じ回転速度であっても、従来より高速で情報を再生することができる。
前記した課題を解決する本発明は、情報が記録された光記録ディスクの製造方法であって、2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクを用意し、記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応する第1のピット配列データとして取得し、前記第1のピット配列データを光記録ディスク上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換し、前記光記録ディスクを回転させながら前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせて照射し、前記パルスレーザが発するパルスレーザ光を前記第2のピット配列データにしたがって明滅させることを特徴とする。
このような方法によれば、前記した第1の方法と同様に、パルスレーザから発されるパルス光は、光記録ディスクの複数トラックに相当する範囲で光記録ディスクの径方向にスキャンされ、光記録ディスク上にピットが形成される。
そして、上記の方法では、複数トラック分のピットを、光記録ディスクの一回転の間に記録するので、光記録ディスクをさほど高速回転させなくても、高速で記録をすることができる。すなわち、CDやDVDのような螺旋状または同心円状にトラックが形成された記録媒体を高速で作成することができる。
前記した課題を解決する本発明は、前記した第1の方法を実現する装置であり、2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する装置であって、パルスレーザ光を発するレーザ光源と、前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を明滅させるシャッタと、前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を前記光記録ディスクの径方向に偏向させる偏向器と、前記光記録ディスクを回転させるモータと、前記レーザ光源、前記シャッタ、前記偏向器および前記モータを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応する第1のピット配列データに変調する変調手段と、前記第1のピット配列データを光記録ディスク上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換するデータ変換手段と、前記レーザ光源からパルスレーザ光を照射させる発光駆動手段と、前記モータを駆動して前記光記録ディスクを回転させる回転駆動手段と、前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせるように前記偏向器を駆動する走査駆動手段と、前記データ変換手段で得られた第2のピット配列データにしたがって前記シャッタを駆動させるシャッタ駆動手段とを有することを特徴とする。
このような装置によれば、パルスレーザが発するパルスレーザ光は、走査駆動手段により径方向にスキャンされながら、シャッタ駆動手段により駆動されるシャッタにより第2のピット配列データにしたがって明滅される。第2のピット配列データは、第1のピット配列データを光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶピットとして配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られるものなので、光記録ディスク上に結果としてできあがるピットの配列は、光記録ディスク上の螺旋状または同心円状のトラックに沿って見ると、第1のピット配列データに従うものとなる。
すなわち、この装置によれば、第1の方法と同様に、複数トラック分のピットを、光記録ディスクの一回定の間に記録するので、光記録ディスクをさほど高速回転させなくても、高速で記録をすることができる。すなわち、同じ回転速度であれば従来よりも高い転送速度を実現できる。
また、前記した第2の方法を実現する装置は、2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する装置であって、パルスレーザ光を発するレーザ光源と、前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を明滅させるシャッタと、前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を前記光記録ディスクの径方向に偏向させる偏向器と、前記光記録ディスクを回転させるモータと、前記レーザ光源、前記シャッタ、前記偏向器および前記モータを制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応するピット配列データに変調する変調手段と、前記レーザ光源からパルスレーザ光を照射させる発光駆動手段と、前記モータを駆動して前記光記録ディスクを回転させる回転駆動手段と、前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせるように前記偏向器を駆動する走査駆動手段と、前記ピット配列データにしたがって前記シャッタを駆動させるシャッタ駆動手段とを有することを特徴とする。
このような装置によれば、パルスレーザが発するパルスレーザ光は、走査駆動手段により径方向にスキャンされながら、シャッタ駆動手段により駆動されるシャッタによりピット配列データにしたがって明滅される。このため、1つのトラック内に径方向に並んだピットが形成される。これにより、1つのトラック内に、径方向にピットを並べて大量の情報を記録するので、光記録ディスクをさほど高速回転させなくても、高速で情報を記録することができる。すなわち、同じ回転速度であれば従来よりも高い転送速度を実現できる。
上述したように、本発明の光記録ディスクの記録方法、製造方法または記録装置によれば、径方向にパルスレーザ光をスキャンさせながら、従来の複数トラックに相当する範囲を、光記録ディスクの一回転の間に記録するので、高速での記録が可能である。また、本発明の光記録ディスクの再生方法によれば、本発明の記録方法に対応した情報の再生が可能である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態に係る光記録ディスクの記録方法(製造方法)および再生方法について説明する。参照する図において、図1は、第1実施形態に係る光記録ディスクの記録再生装置(以下、「光記録ディスクドライブ」という)の概略構成を示す図であり、図2は、光ピックアップの拡大図および光記録ディスクの拡大断面図であり、図3は、制御装置のブロック図であり、図4(a)は、光記録ディスクに記録されるピットの配列を説明する図であり、図4(b)は、データの変換を説明する図であり、図5(a)は、本実施形態の光記録ディスクドライブの記録時の動作を説明する図であり、図5(b)は、本実施形態の光記録ディスクドライブで記録された光記録ディスクを再生するときの動作を説明する図である。
図1に示すように、光記録ディスクドライブ1は、コンピュータ(PC)などから入力された情報(データ)を光記録ディスク10に光学的に記録する装置であり、主として、光記録ディスク10を支持するスピンドル31、スピンドル31を回転させるモータ32、光ピックアップ20、光ピックアップ20が光記録ディスク10の径方向に移動するのを案内するガイド33および制御装置100を備えてなる。
図2に示すように、光記録ディスク10は、一例として、基板11の上に、反射層12、記録層13およびカバー層14をこの順に備えてなる。
基板11は、記録層13を支持するための板であり、樹脂板などからなる。
反射層12は、データの再生時に、光ピックアップ20にレーザ光を反射するための層である。反射層12は、任意的に設ければよく、例えば、データの再生時に、レーザ光を光記録ディスク10を透過させて光ピックアップ20と反対側で受光するのであれば、反射層12を省略することができる。
記録層13は、2光子吸収化合物を含む層である。2光子吸収化合物とは、同時に、厳密には極めて短い時間間隔内に2つの光子が入ったときに限り電子が励起して光を吸収する化合物である。本発明のように光記録媒体として用いる場合、この電子の励起エネルギーを利用して化学反応を起こさせ、これにより光(再生光に用いる光)の屈折率および吸収率などを変調させることが可能な化合物を用いる。2光子吸収化合物としては、例えばジアリルエテンを用いることができる。
カバー層14は、記録層13を保護する層であり、記録時および再生時のレーザ光を透過可能であれば、材質は問わない。例えば、樹脂やガラスを用いることができる。
光記録ディスク10は、上記の各層以外に、反射防止膜など他の層を別途設けてあっても構わない。
一方、光ピックアップ20は、鏡筒21に、レーザ光源としてのレーザ22、ビームスプリッタ23、コリメートレンズ24、シャッタ25、偏向器26、対物レンズ27、第1受光器28および第2受光器29が設けられてなる。
レーザ22は、間欠的に発光するパルスレーザであり、望ましくは、2光子吸収反応を効率的に起こすために、極めて短い時間内に強いレーザ光を発するフェムト秒レーザ光源を用いるのがよい。なお、レーザ発振の媒体は、記録層13の2光子吸収反応を起こすことができる限り、特に限定されない。
ビームスプリッタ23は、ハーフミラーなどからなり、レーザ22が発するパルスレーザ光の光路の下流側に配置されている。ビームスプリッタ23は、レーザ22から発したレーザの一部を第1受光器28に分岐させ、また、光記録ディスク10から戻ってきた光の一部を第2受光器29に分岐させる。
コリメートレンズ24は、ビームスプリッタ23に対しレーザ22が発するパルスレーザ光の光路の下流側に配置され、パルスレーザ光を平行光束に変換するレンズである。
シャッタ25は、パルスレーザ光を通過(オン)または遮断(オフ)させる素子であり、偏向素子25aと、開口25cを有するシャッタ板25bとを備えてなる。シャッタ25は、コリメートレンズ24に対し、レーザ22が発するパルスレーザ光の光路の下流側に配置されている。シャッタ25は、高速動作をさせるため、メカニカルでない光スイッチを用いるとよい。偏向素子25aは、電気光学変調素子(EOM)からなり、入力された信号に応じて屈折率が変化するものである。偏向素子25aに信号を入力しないときには、パルスレーザ光は開口25cを通過し、信号を入力したときには、パルスレーザ光が曲がることで、シャッタ板25bによりパルスレーザ光が遮断される。
偏向器26は、電気光学変調素子(EOM)からなり、シャッタ25に対しレーザ22が発するパルスレーザ光の光路の下流側に配置されている。偏向器26は、入力された信号に応じてパルスレーザ光を光記録ディスク10の径方向に曲げるものである。
対物レンズ27は、偏向器26に対し、レーザ22が発するパルスレーザ光の光路の下流側に配置されている。対物レンズ27は、パルスレーザ光を集光して、記録層13においてパルスレーザ光が焦点を結ぶように機能する。なお、対物レンズ27は、図示しないフォーカスコイル41(図3参照)で位置が移動される。これにより、パルスレーザ光のフォーカスが制御される。
第1受光器28は、ビームスプリッタ23で分岐されたパルスレーザ光が入射され、この光を受光するものである。受光した信号は、制御装置100に入力される。
第2受光器29は、光記録ディスク10から反射し、さらにビームスプリッタ23で分岐された光をシリンドリカルレンズ29aを介して受光するものである。受光した信号は制御装置100に入力される。
上述のような光ピックアップ20は、公知のアクチュエータ35により、ガイド33に沿って、つまり、光記録ディスク10の径方向に沿って移動が可能となっている。
図3に示すように、制御装置100は、記録すべきデータが入力され、第1受光器28および第2受光器29から入力された信号に基づいて、レーザ22、シャッタ25、偏向器26、モータ32、フォーカスコイル41を制御する装置であり、変調回路110、データ変換手段111、同期信号発生回路115、発光駆動手段120、シャッタ駆動手段130、走査駆動手段140、回転駆動手段150、フォーカス演算手段160、フォーカス駆動手段161および記憶部190を備える。各手段は、専用の回路により構成されるか、CPU,ROM,RAMなどを備えるコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
変調回路110は、変調手段の一例であり、記録すべきデータをピットの配置を示すデジタルデータ(第1のピット配列データ)に変調する回路である。変調回路110としては、例えば公知のEFM変調回路などを用いることができる。
データ変換手段111は、変調回路110で変調された第1のピット配列データを光記録ディスク10上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換する手段である。
この変換の一例を、図4を参照して説明する。図4(a)に示すように、光記録ディスク10には、複数本の螺旋状のトラック15aを含むトラック群15が概念的に設けられている。なお、トラック15aは螺旋状であるため隣接するトラックは繋がっており、全部で1本であるともいえるが、本発明においては、便宜上、複数周分のトラック15aを複数本として数え、「複数(の)トラック」と称する。本実施形態の光記録ディスクドライブ1は、後述するように光記録ディスク10を一回転させる間に、この1つのトラック群15に含まれるトラック15aのすべてのピットを記録する。1つのトラック群15はM本のトラック15aを含み、周方向にN個のデジタルデータを含んでいる。トラック群15に含まれるトラック数Mは、例えば、2〜数千に設定することができる。なお、図4(a)において、トラック群15は誇張した大きさに表現してある。
図4(b)に示すように、このデジタルデータは、N列、M行のデータの配列として表現することができる。光記録ディスク10を再生するときのピットの配列としては、図4(b)のデジタルデータを横方向(光記録ディスク10の周方向に対応する)に連ねた配列が相当する。データ変換手段111は、この配列に対応するデータ(第1のピット配列データ)を、図4(b)の矢印に示したように縦方向に順に連ねることで、第2のピット配列データを生成する。すなわち、第2のピット配列データを生成する一つの方法は、第1のピット配列データをN−1個おきに拾って並べてなるものである。例えば、1番目から20番目まで連なるデータがあって、Nが3であれば、1(番目、以下省略),4,7,10,13,16,19のように2つおきにデータを拾って順に並べ、この後は、2,5,8,11,14,17,20,3,6,9,12,15,18ように拾って並べることになる。なお、第1のピット配列データを第2のピット配列データに変換する方法は、この例に限定されるものではない。
図4(b)における1は、光記録ディスク10の記録時において、例えば露光部分に対応させ、0は非露光部分に対応させることができる。データ変換手段111が生成した第2のピット配列データは、シャッタ駆動手段130に出力される。
同期信号発生回路115は、第1受光器28が受光した光の強度信号が入力され、この信号と同じタイミング(周波数)で同期信号を発生する回路である。この信号は、シャッタ駆動手段130、走査駆動手段140、回転駆動手段150の動作の同期に用いられる。なお、同期信号発生回路115で発生する同期信号は、必ずしも第1受光器28からの受光の信号に基づく必要はない。
発光駆動手段120は、レーザ22を発光させる駆動信号をレーザ22に出力する公知の手段である。
シャッタ駆動手段130は、データ変換手段111から入力された第2のピット配列データにしたがって、シャッタ25を駆動する手段である。すなわち、図4(b)の矢印に示したようなデータ配列にしたがって、1が入力されたときには、レーザ22からのパルスレーザ光を透過させ、0が入力されたときには、パルスレーザ光を遮断する。すなわち、シャッタ駆動手段130は、レーザ22が発する光を第2のピット配列データにしたがって明滅させるように機能する。なお、シャッタ駆動手段130の動作は、同期信号にしたがって動作タイミングが決定される。
走査駆動手段140は、回転している光記録ディスクのトラック群15に相当する範囲を含む範囲でパルスレーザ光を光記録ディスク10の径方向にスキャンさせる手段である。具体的には、走査駆動手段140は、所定の周波数の一定の信号を偏向器26に出力することによって、所定幅でレーザ22からのパルスレーザ光を偏向させる。なお、走査駆動手段140には、同期信号発生回路115から同期信号が入力され、所定の周波数の信号の位相は、この同期信号にしたがって調整される。
走査駆動手段140によりパルスレーザ光を径方向にスキャンさせる速度は、連続するレーザのパルス光が、光記録ディスク10上において重ならない程度の速度であり、隣接して形成されるピット構成ドット17a(図5(a)参照)がトラックピッチに相当するような速度であるのが望ましい。もっとも、これより遅い速度で径方向にスキャンしてもよいが、その場合には、シャッタ25で、パルス光の一部を間引いて、径方向に隣接して記録されるピット構成ドット17aがトラックピッチに相当するように制御する必要がある。
回転駆動手段150は、モータ32を駆動して、光記録ディスク10を回転駆動する公知の手段である。回転駆動手段150は、同期信号発生回路115から同期信号が入力され、この同期信号にしたがって、回転速度が調整される。
この回転速度は、周方向に隣接して記録されるピット構成ドット17aが、重なるような速度に設定される。
フォーカス演算手段160は、第2受光器29から受光の信号が入力され、対物レンズ27のフォーカス制御量を演算する公知の手段である。フォーカス演算手段160は、例えば、非点収差法などにより、フォーカスの制御量を演算する。演算結果は、フォーカス駆動手段161に出力される。
フォーカス駆動手段161は、フォーカス演算手段160で演算されたフォーカス制御量に従い、フォーカスコイル41に信号を出力する手段である。
記憶部190は、制御装置100で行う演算の際に、適宜データを記憶する部分である。例えば、変調回路110での変調時、データ変換手段111でのデータ変換時およびデータ出力時に適宜データが記憶される。
以上のように構成された光記録ディスクドライブ1の動作について説明する。
コンピュータ(PC)などから制御装置100に入力されたデータは、変調回路110により、第1のピット配列データに変調される。第1のピット配列データは、データ変換手段により、光記録ディスク10を回転させながら1つのトラック群15内のピット17(図5(a)参照)を径方向に走査した場合の配列からなる第2のピット配列データに変換される。
発光駆動手段120は、レーザ22を発光させ、レーザ22からは、間欠的なパルスレーザ光が出射される。なお、フォーカス駆動手段161によりフォーカスコイル41が駆動されて、パルスレーザ光は、記録層13内でフォーカスが合わされる。
回転駆動手段150は、モータ32を回転させて、光記録ディスク10を回転させる。
光記録ディスク10が回転駆動されると、図5(a)に示すように、光記録ディスク10は、光ピックアップ20に対し矢印A1の方向に相対的に移動する。そして、走査駆動手段140が、1つのトラック群15を含む範囲でパルスレーザ光を光記録ディスク10の径方向にスキャンさせることで、図5(a)の矢印A2,A3のように、パルスレーザ光が径方向にジグザグに移動する。さらに、シャッタ駆動手段130が第2のピット配列データにしたがってシャッタ25を駆動することで、記録層13が2光子吸収反応を起こして、吸収率の変調などにより、ピット構成ドット17aが記録される。
なお、本実施形態においては、図5の実線の矢印A2に示したように、径方向内側に向かって(図5(a)の左から右)パルスレーザ光がスキャンされるときにシャッタ25でパルス光の一部を遮断することで、第2のピット配列データにしたがってパルスレーザ光が明滅し、径方向外側に向かって(図5(a)の右から左)にパルスレーザ光がスキャンされるときには、パルスレーザ光はシャッタ25により遮断される。
このようにして記録層13に、複数のピット構成ドット17aが記録される。長さが周方向に長いピット17を記録する場合には、周方向に隣接するピット構成ドット17aを記録する際に前のスキャニングで記録したピット構成ドット17aと一部重ねて記録する。すなわち、光記録ディスク10の回転速度に合わせて、周方向に隣接するピット構成ドット17aが重なるようなタイミングで、径方向のスキャニングが行われる。
例えば、図5(a)に示したピット構成ドット17A,17B,17Cのように、隣接するピット構成ドット17aがつながることで、ピット構成ドット17aのおよそ3つ分の長さからなる一つのピット17が構成される。
このようにして、一つのトラック群15についてピット構成ドット17a(ピット17)を記録した後は、アクチュエータ35を駆動することで、光ピックアップ20を隣のトラック群15に移動させ、前に記録したトラック15aとこれから記録するトラック15aが連続するように次のトラック群15のピット17が記録される。
以上のようにして、本実施形態の光記録ディスクドライブ1によれば、光記録ディスク10を一回転させる間に、一つのトラック群15内に含まれるすべてのトラック15aに対してピット構成ドット17a(ピット17)を記録することができる。そのため、光記録ディスク10の回転速度を高くしなくても、高速でデータを記録することができる。例えば、トラック群15が1000本のトラック15aを含むように設定した場合、従来より10分の1の回転速度でデータを記録したとしても、100倍の速度でデータを記録することができる。すなわち、記録時のデータ転送速度を高速にすることができる。また、この光記録ディスクドライブ1により情報が記録された光記録ディスク10を製造する場合には、高速で製造することが可能である。したがって、少量生産のDVDソフトウェアなどを製造する場合に、本実施形態の光記録ディスクドライブ1およびこれを使った製造方法を好適に使用することができる。
情報が記録された光記録ディスク10を再生する場合、従来と同じ光記録ディスクドライブにより再生を行えばよい。すなわち、図5(b)に示す矢印A4のように、光記録ディスク10を回転させながら、1つのトラック15aをトレースするように光記録ディスク10にレーザ光を照射する。そして、光記録ディスク10の反射層12で反射したレーザ光を第2受光器29で受光し、受光した光の強度信号から図示しない公知の復調器で情報を復調すればよい。
なお、本実施形態では、パルスレーザ光でピット17を読み取ることを想定しているが、データの再生のために、連続発振のレーザ光源を用いた光ピックアップを別途設けてもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態の一部を変更したものであるので、第1実施形態と同様の部分については、図面の各要素に同じ符号を付して説明を省略する。参照する図において、図6は、第2実施形態に係る光記録ディスクドライブの制御装置のブロック図であり、図7は、第2実施形態の光記録ディスクドライブの記録時および再生時の動作を説明する図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る光記録ディスクドライブ1の制御装置100′は、第1実施形態の制御装置100に対して、データ変換手段111が設けられておらず、復調回路112が別途設けられている。
データ変換手段111が無いため、変調回路110で生成されたピット配列データ(第1実施形態での第1のピット配列データに相当する)は、そのままシャッタ駆動手段130に入力される。
シャッタ駆動手段130は、変調回路110から入力されたピット配列データにしたがって、シャッタ25を駆動する。
復調回路112は、第2受光器29からの受光信号が入力され、変調回路110と同じアルゴリズムで、ピット17から得られたオン・オフの信号をデータに復調する公知の手段である。
走査駆動手段140によりパルスレーザ光を径方向にスキャンさせる速度は、連続するレーザのパルス光が、光記録ディスク10上において重なる程度の速度に設定される。
回転駆動手段150により駆動されるモータ32の回転速度は、周方向に隣接して記録されるピット構成ドット17aが、重ならないような速度に設定されるのが望ましい。もっとも、周方向に隣接するピット構成ドット17aが重なるようなゆっくりした速度でモータ32を回転させてもよく、この場合には、パルスレーザ光が径方向に数往復する間、シャッタ25を閉めたままにしてレーザのパルス光の一部を間引くように制御する。
以上のように構成された光記録ディスクドライブ1の動作について説明する。
コンピュータ(PC)などから制御装置100′に入力されたデータは、変調回路110により、ピットの配列を示すピット配列データに変調される。発光駆動手段120は、レーザ22を発光させ、レーザ22からは、間欠的にレーザ光が出射される。なお、フォーカス駆動手段161によりフォーカスコイル41が駆動されて、パルスレーザ光は、記録層13内でフォーカスが合わされる。
回転駆動手段150は、モータ32を回転させて、光記録ディスク10を回転させる。
光記録ディスク10は回転駆動されると、図7に示すように、光ピックアップ20に対し、矢印A1の方向に相対的に移動する。そして、走査駆動手段140が、1つのトラック15′を含む範囲でパルスレーザ光を光記録ディスク10の径方向にスキャンさせることで、図7の矢印A2,A3のように、パルスレーザ光が径方向にジグザグに移動する。さらに、シャッタ駆動手段130がピット配列データにしたがってシャッタ25を駆動することで、記録層13が2光子吸収反応を起こして、反射率の変調などにより、ピット構成ドット17aが記録される。
なお、本実施形態においては、図7の実線の矢印A2に示したように、径方向内側に向かって(図7の左から右)パルスレーザ光がスキャンされるときにシャッタ25でパルス光の一部を遮断することで、ピット配列データにしたがってパルスレーザ光が明滅し、径方向外側に向かって(図7の右から左)にパルスレーザ光がスキャンされるときには、パルスレーザ光はシャッタ25により遮断される。
このように記録されたピット構成ドット17aは、周方向に隣接する次のスキャニングの際には、前のスキャニングで記録したピット構成ドット17aから所定距離離れて記録される。すなわち、光記録ディスク10の回転速度に合わせて、周方向に隣接するピット構成ドット17aが離間するようなタイミングで、径方向のスキャニングが行われる。このため、径方向にパルスレーザ光の光路が数往復する間、シャッタ25を閉じたままにしておいてもよい。
一方、長さの長いピット17を記録できるようにするため、径方向に隣接するピット構成ドット17aは、重なるように記録する。すなわち、図7に示したピット構成ドット17A,17B,17Cのように、隣接するピット構成ドット17aが径方向につながることで、ピット構成ドット17aのおよそ3つ分の長さからなる一つのピット17が構成される。
このようにして、一つのトラック15′についてピット構成ドット17a(ピット17)を記録した後は、アクチュエータ35を駆動することで、光ピックアップ20を隣のトラック15′に移動させ、同様の記録制御を繰り返す。
以上のようにして、本実施形態の光記録ディスクドライブ1によれば、一つのトラック15′内に径方向に延びる複数の記録セグメント15a′を含んでおり、光記録ディスク10を一回転させる間に、1つのトラック15′に含まれるすべての記録セグメント15a′に対してピット構成ドット17a(ピット17)を記録することができる。そのため、光記録ディスク10の回転速度を高くしなくても、高速でデータを記録することができる。すなわち、記録時のデータ転送速度を高速にすることができる。
情報が記録された光記録ディスク10を再生する場合、記録時と同じように、光記録ディスク10を回転させながら、記録時と同じ範囲で光記録ディスク10の径方向にスキャンさせながらレーザ光を照射する。そして、光記録ディスク10の反射層12で反射したレーザ光を第2受光器29で受光する。さらに、復調回路112で、受光した光の強度信号から情報を復調する。
このように、再生時にも、光記録ディスク10を一回転させる間に一つのトラック15′に含まれる複数の記録セグメント15a′のピット17をすべて読み取ることができるので、光記録ディスク10をそれほど高速回転させなくても、高速でデータを再生することができる。すなわち、従来に比較して高速でデータを再生することができる。
なお、本実施形態では、パルスレーザ光でピット17を読み取ることを想定しているが、データの再生のために、連続発振のレーザ光源を用いた光ピックアップを別途設けてもよい。
以上説明したように、本発明の光記録ディスクの記録方法、再生方法(装置)によれば、光記録ディスクの回転速度を高くしなくても、従来より極めて高速でのデータ転送が可能となる。
以上に本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明を適宜変形して実施することが可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施形態では、トラックは螺旋状の場合についてのみ例示したが、同心円状に記録トラックが形成される場合にも、同様に本発明を適用することができる。
第1実施形態に係る光記録ディスクの記録再生装置の概略構成を示す図である。 光ピックアップおよび光記録ディスクの拡大断面図である。 制御装置のブロック図である。 (a)は、光記録ディスクに記録されるピットの配列を説明する図であり、(b)は、データの変換を説明する図である。 (a)は、第1実施形態の光記録ディスクドライブの記録時の動作を説明する図であり、(b)は、第1実施形態の光記録ディスクドライブで記録された光記録ディスクを再生するときの動作を説明する図である。 第2実施形態に係る光記録ディスクドライブの制御装置のブロック図である。 第2実施形態の光記録ディスクドライブの記録時および再生時の動作を説明する図である。
符号の説明
1 光記録ディスクドライブ
10 光記録ディスク
13 記録層
15 トラック群
15′ トラック
15a トラック
15a′ 記録セグメント
17 ピット
17a ピット構成ドット
20 光ピックアップ
22 半導体レーザ
25 シャッタ
26 偏向器
28 第1受光器
29 第2受光器
31 スピンドル
32 モータ
33 ガイド
35 アクチュエータ
100 制御装置

Claims (7)

  1. 2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する方法であって、
    記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応する第1のピット配列データとして取得し、
    前記第1のピット配列データを光記録ディスク上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換し、
    前記光記録ディスクを回転させながら前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせて照射し、
    前記パルスレーザが発するパルスレーザ光を前記第2のピット配列データにしたがって明滅させることを特徴とする光記録ディスクの記録方法。
  2. 請求項1に記載の記録方法により情報が記録された光記録ディスクから情報を再生する方法であって、
    前記光記録ディスクを回転させながら、前記トラックをトレースするように前記光記録ディスクにレーザ光を照射し、
    前記光記録ディスクを通過し、または前記光記録ディスクで反射したレーザ光を受光し、
    受光した光の強度信号から情報を復調することを特徴とする光記録ディスクの再生方法。
  3. 2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する方法であって、
    記録すべき情報を光記録ディスク上に並ぶピットに対応するピット配列データとして取得し、
    前記光記録ディスクを回転させながらパルスレーザを前記光記録ディスクの径方向にスキャンさせて照射し、
    前記パルスレーザが発するパルスレーザ光を前記ピット配列データにしたがって明滅させることを特徴とする光記録ディスクの記録方法。
  4. 請求項3に記載の記録方法により情報が記録された光記録ディスクから情報を再生する方法であって、
    前記光記録ディスクを回転させながら、記録時と同じ範囲で前記光記録ディスクの径方向にスキャンさせながらレーザ光を照射し、
    前記光記録ディスクを通過し、または前記光記録ディスクで反射したレーザ光を受光し、
    受光した光の強度信号から情報を復調することを特徴とする光記録ディスクの再生方法。
  5. 情報が記録された光記録ディスクの製造方法であって、
    2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクを用意し、
    記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応する第1のピット配列データとして取得し、
    前記第1のピット配列データを光記録ディスク上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換し、
    前記光記録ディスクを回転させながら前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせて照射し、
    前記パルスレーザが発するパルス光を前記第2のピット配列データにしたがって明滅させることを特徴とする情報が記録された光記録ディスクの製造方法。
  6. 2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する装置であって、
    パルスレーザ光を発するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を明滅させるシャッタと、
    前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を前記光記録ディスクの径方向に偏向させる偏向器と、
    前記光記録ディスクを回転させるモータと、
    前記レーザ光源、前記シャッタ、前記偏向器および前記モータを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応する第1のピット配列データに変調する変調手段と、
    前記第1のピット配列データを光記録ディスク上に配置したときのピットを、径方向に順に走査したときの配列として得られる第2のピット配列データに変換するデータ変換手段と、
    前記レーザ光源からパルスレーザ光を照射させる発光駆動手段と、
    前記モータを駆動して前記光記録ディスクを回転させる回転駆動手段と、
    前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせるように前記偏向器を駆動する走査駆動手段と、
    前記データ変換手段で得られた第2のピット配列データにしたがって前記シャッタを駆動させるシャッタ駆動手段とを有することを特徴とする光記録ディスクの記録装置。
  7. 2光子吸収化合物を含む記録層を有する光記録ディスクに情報を記録する装置であって、
    パルスレーザ光を発するレーザ光源と、
    前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を明滅させるシャッタと、
    前記レーザ光源から発されるパルスレーザ光を前記光記録ディスクの径方向に偏向させる偏向器と、
    前記光記録ディスクを回転させるモータと、
    前記レーザ光源、前記シャッタ、前記偏向器および前記モータを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    記録すべき情報を光記録ディスク上に螺旋状または同心円状に並ぶ複数トラック分のピットに対応するピット配列データに変調する変調手段と、
    前記レーザ光源からパルスレーザ光を照射させる発光駆動手段と、
    前記モータを駆動して前記光記録ディスクを回転させる回転駆動手段と、
    前記複数のトラックに相当する範囲を含む範囲でパルスレーザを径方向にスキャンさせるように前記偏向器を駆動する走査駆動手段と、
    前記ピット配列データにしたがって前記シャッタを駆動させるシャッタ駆動手段とを有することを特徴とする光記録ディスクの記録装置。
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