JP2009245261A - 火災警報器 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に壁面に取り付けたとしても煙の流入性の低下を防止して長時間にわたる正確な煙検出が可能になること。また、設置状況に合わせて、ユーザに定期的な煙検出部の掃除を行わせること。
【解決手段】煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる火災警報器において、前記筐体外部に突出したときに、前記煙検出部の煙流入口に埃が堆積することを防止する庇部を、前記筐体内部に進退自在に収納した。また、前記庇部を前記筐体外部方向に付勢する付勢部材と、前記庇部の前記筐体外部への突出を規制するストッパ部材とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる火災警報器に関するものである。
従来、煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる火災警報器が知られている。煙検出部は、内部に検煙空間が設けられ、その周囲に設けられた煙流入口から検煙空間に流入した煙による発光素子からの光の散乱光を受光素子で受光し、受光出力が所定煙濃度以上を示す値になれば火災警報をするように構成されている(例えば、特許文献1、参照)。
特開2007‐286795号公報
上記のような火災警報器は天井面や壁面などの設置面に取り付けられて使用されるが、煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる構成のため、特に壁面に取り付けて長時間使用すると、煙流入口の上部に埃等が堆積し、この埃によって煙検出部内への煙の流入性が低下してしまうという問題があった。また、これを防止するために、設置状況に合わせて、ユーザに定期的な煙検出部の掃除を促したい。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、特に壁面に取り付けたとしても煙の流入性の低下を防止して長時間にわたる正確な煙検出が可能になる火災警報器を提供することにある。また、設置状況に合わせて、ユーザに定期的な煙検出部の掃除を行わせることにある。
この発明は、煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる火災警報器において、前記筐体外部に突出したときに、前記煙検出部の煙流入口に埃が堆積することを防止する庇部を、前記筐体内部に進退自在に収納したことを特徴とする。
また、前記庇部を前記筐体外部方向に付勢する付勢部材と、前記庇部の前記筐体外部への突出を規制するストッパ部材とを備えたことを特徴とする。
また、前記火災警報器の設置面として天井面または壁面を設定する設置面設定スイッチと、前記煙検出部の掃除告知警報を行う掃除告知警報手段と、前記設置面設定スイッチの設定状態に基づいて、前記掃除告知手段の掃除告知警報の告知仕様を可変設定する制御手段と、を備え、前記設置面設置スイッチは、前記庇部が前記筐体内部に収納されたときに前記庇部によって接点が押圧されて、前記設置面として天井面が設定され、一方、前記庇部が前記筐体外部に突出したときに前記接点の押圧が解除されて、前記設置面として壁面が設定されるものであることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記設置面が壁面の設定の場合は、天井面の設定の場合よりも前記掃除告知警報の告知間隔を短くするか、または、前記設置面が壁面の設定の場合は、前記掃除告知警報を行う一方、天井面の設定の場合は前記掃除告知警報を行わない、ことを特徴とする。
本発明は、煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる火災警報器において、前記筐体外部に突出したときに、前記煙検出部の煙流入口に埃が堆積することを防止する庇部を、前記筐体内部に進退自在に収納するようにしたので、火災警報器を壁面に取り付ける際には、庇部を筐体外部に突出させることによって、煙検出部の煙流入口に埃が堆積することを防止することが可能になるため、壁面に取り付けたとしても煙の流入性の低下を防止して長時間にわたる正確な煙検出が可能になる。また、火災警報器を天井面に取り付ける際には、煙検出部の煙流入口に埃が堆積しにくく、庇部を筐体外部に突出させる必要がないことから、邪魔にならないように、庇部を筐体内部に収納した状態のままとすることができるので、火災警報器を壁面設置用および天井設置用として用いることが可能になる。
また、前記庇部を前記筐体外部方向に付勢する付勢部材と、前記庇部の前記筐体外部への突出を規制するストッパ部材とを備えるようにしたので、ストッパ部材の規制を解除することによって、庇部が付勢部材に付勢されて筐体外部に容易に突出することが可能となる。
また、前記火災警報器の設置面として天井面または壁面を設定する設置面設定スイッチと、前記煙検出部の掃除告知警報を行う掃除告知警報手段と、前記設置面設定スイッチの設定状態に基づいて、前記掃除告知手段の掃除告知警報の告知仕様を可変設定する制御手段と、を備え、前記設置面設置スイッチは、前記庇部が前記筐体内部に収納されたときに前記庇部によって接点が押圧されて、前記設置面として天井面が設定され、一方、前記庇部が前記筐体外部に突出したときに前記接点の押圧が解除されて、前記設置面として壁面が設定されるようにしたので、火災警報器を天井面に取り付ける際には、庇部を筐体内部に収納したままとすることによって、設置面設定スイッチの接点が押圧されているので、制御手段は、設置面設定スイッチの設定状態として天井面設置であることを判別することができて、それに基づいて、掃除警報告知手段の掃除告知警報の告知仕様を設定することができる。一方、火災警報器を壁面に取り付ける際には、庇部を筐体外部に突出させることによって、設置面設定スイッチの接点の押圧が解除されるので、制御手段は、設置面設定スイッチの設定状態として壁面設置であることを判別することができて、それに基づいて、掃除警報告知手段の掃除告知警報の告知仕様を設定して、煙検出部の掃除告知警報を行わせることができる。
また、前記制御手段は、前記設置面が壁面の設定の場合は、天井面の設定の場合よりも前記掃除告知警報の警報間隔を短くするか、または、前記設置面が壁面の設定の場合は、前記掃除告知警報を行う一方、天井面の設定の場合は前記掃除告知警報を行わないようにしたので、制御手段は、火災警報器が壁面に取り付けられている場合と天井面に取り付けられている場合とで、掃除告知警報の頻度を異ならせることが可能になるため、設置状況に合わせて、ユーザに定期的な煙検出部の掃除を行わせることができる。特に、火災警報器を壁面に取り付けた際には、頻繁に掃除告知警報を行うことが可能となる。
以下に、本発明の第1実施例を図1〜図6を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施例1を示す火災警報器の正面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2の庇部を筐体外部に突出させた状態を示す図、図4は図1のB−B断面図、図5は図4の庇部を筐体外部に突出させた状態を示す図、図6は煙検出部の内部構造を示す図である。
火災警報器は、警報器本体1と、天井面や壁面などの設置面Mに取り付けられて警報器本体1が着脱可能に装着される取付ベース21と、によって筐体Kが構成されている。警報器本体1は、本体部2と、この本体部2に複数のねじ(図示せず)により一体に結合された保護カバー11とからなっている。
取付ベース21は、円板状の基板22、基板22の外周縁の本体部2側に設けられた周壁23とからなり、周壁23には本体部2との係合用の刃受部(図示せず)が設けられている。
本体部2は、円板状の基板3とその外周縁の背面側に立設された周壁4とからなり、周壁4には取付ベース21との係合用の刃部(図示せず)が設けられている。また、基板3の前面側には、火災警報器が天井面または壁面のいずれに取り付けられているのかを設定する設置面設定スイッチ6が取り付けられている。
保護カバー11は、中央を開口するリング状の前面壁12と、その外周縁に設けられた周壁13とからなり、内部には回路基板5が設置されている。回路基板5には、煙検出部16、音響部としてのスピーカ17、音響停止スイッチ18等が取り付けられて、煙検出部16は前面壁12の中央開口から突出して設けられている。また、前面壁12の下部には、スピーカ17および音響停止スイッチ18に対応して、音響孔14および音響停止スイッチ18操作用の押し釦15が設けられている。なお、押し釦15は、詳細には説明しないが照光式であり、回路基板5には、音響停止スイッチ18に隣接して表示灯57(図7)が搭載されている。また、設置面設定スイッチ6は、回路基板5に配線(図示せず)を介して接続されている。
煙検出部16は、円筒状で内部に検煙空間Aを有し、側面外周に煙流入口Bを備えている。図6に示すように、煙検出部16の内部には発光素子40と受光素子41とが各々の光軸をずらして配置され、各々の光軸の交差点付近が検煙空間Aを形成している。また、検煙空間Aの周囲には略J字状のラビリンス部材42が所定間隔を有して形成されて、ラビリンス部材42間に煙流入口Bが形成されている。また、ラビリンス部材42により検煙空間Aに煙は流入するものの外光は入射しないようになっている。従って、火災等により生じた煙は煙検出部16の煙流入口Bを介して検煙空間Aに流入することができ、発光素子41からの光の散乱光を受光素子42で受光して、受光出力が所定煙濃度以上を示す値になれば火災警報をすることができる。なお、煙流入口Bの外周には、虫や埃等の流入を防止するための防虫網(図示せず)が設けられている。
前面壁12の煙検出部16の上部には、前面壁12の内面側から立設して本体部2の基板3に当接する一対の内向きのコ字状のガイドレール部材32が左右方向に設けられ、前面壁12には、一対のガイドレール部材32の間に矩形状の開口部30が設けられ、また、前面壁12の外面側には、支点Sを中心に回動して、開口部30を開閉するストッパ部材34が設けられている。また、一対のガイドレール部材32の内側には、基部31aが上下左右方向に延出形成された板状の庇部31が設けられ、庇部31は開口部30内を通過して筐体K外部へ突出可能となるように、筐体K内部に進退自在に収納されている。そして、庇部31と本体部2の基板3との間には、庇部31を筐体K外部方向に付勢する付勢手段としての一対のコイルばね33が左右方向両端に設けられ、また、前述の設置面設定スイッチ6が中央に設けられている。なお、ガイドレール部材32は保護カバー11に設けるようにしたが、本体部3の基板2に設けて、その内面側から立設して前面壁12の内面側に当接するようにしてもよい。
図2、4に示すように、ストッパ部材34によって開口部30の一部を塞いだ状態では、庇部31の先端部は開口部30の内側でストッパ部材34に当接して筐体K外部への突出を規制されている。このとき、コイルばね33は圧縮状態となり、また、設置面設定スイッチ6は接点6aが押圧された状態であり、設置面Mとして天井面が設定された状態である。
一方、図3、5に示すように、ストッパ部材34による開口部30の閉塞状態を開放すると、コイルばね33は圧縮状態が解除されて伸長するので、庇部31は開口部30の内側を通過して、ガイドレール部材32にガイドされながら、基部31aが前面壁12の内面側に当接するまで筐体K外部へ突出する。また、設置面設定スイッチ6は接点6aの押圧が解除された状態となり、設置面Mとして壁面が設置された状態となる。ここで、庇部31の突出量としては、図1に示すように、火災警報器上部から見て検煙部16が隠れる程度の幅を確保することが望ましく、また、図3に示すように、火災警報器側面から見て検煙部16が隠れる程度の長さを確保することが望ましい。また、庇部31の形状としては、平板状に限らず、煙流入口Bと等間隔の距離となる円弧状としてもよい。
以上のような構成の火災警報器は、設置面Mに取付ベース21を螺着などにより取り付け、警報器本体1を取付ベース21にあてがって、ついで、警報器本体1を周方向に回転させて刃部(図示せず)を取付ベース21の刃受部(図示せず)に係止させて、取付ベース21に装着することで設置面Mに固定される。
つぎに、設置面Mとして壁面に設置した場合は、ストッパ部材34を回動させて、開口部30の閉塞状態を開放する。すると図2、4に示すように筐体K内に収納されている庇部31は、その先端部の規制が解除されて、基部31a側のコイルばね33の圧縮状態が解除されて伸長することによって、図3、5に示すように筐体K外部に突出するので、煙検出部16の煙流入口Bに埃が堆積することを防止することができる。これによって、壁面に取り付けたとしても煙の流入性の低下を防止して長時間にわたる正確な煙検出が可能になる。なお、火災警報器を天井面に取り付ける際には、煙検出部16の煙流入口に埃が堆積しにくく、庇部31を筐体K外部に突出させる必要がないことから、邪魔にならないように、庇部31を筐体K内部に収納した状態のままとすることができるので、火災警報器を壁面設置用および天井設置用として用いることが可能になる。
つぎに、この火災警報器の回路構成について説明する。図7は火災警報器の構成を示すブロック図、図8は火災警報器の動作を示すフローチャート、図9は図8の掃除告知判定処理の動作を示すフローチャートである。
図7において、50は火災警報器を構成する各部に電源を供給する電池、51はタイマ回路60と記憶部61とを有し、火災警報器全体を制御する制御部、52は電池51から電源供給されて制御部51等に定電圧を供給する定電圧回路、53は発光素子40と発光回路54とを有し、制御部51からの発光制御命令を受けて発光回路54が発光素子40を発光させて検煙空間Aに向けて光を照射する発光部、56は受光素子41と増幅回路55とを有し、検煙空間Aに煙が流入することによって生じる散乱光を受光素子41で受光し、その受光出力を増幅回路55で増幅して制御部51に出力する受光部である。
また、57は表示灯、58は制御部51からの各種の点灯制御命令を受けて表示灯57に対応する点灯動作を行わせる表示灯回路、17は音響部としての前述のスピーカ、59は制御部51からの各種の発音制御命令を受けてスピーカ17から対応する音響を出力させる音声合成回路、18は前述の音響停止スイッチ、6は前述の設置面設定スイッチであり、庇部31が筐体K内に収納された状態では接点6aが押圧されて閉じることにより設置面Mとして天井面を設定した状態となり、また、庇部31が筐体K外部に突出した状態では接点6aの押圧が開放されて開くことにより設置面Mとして壁面を設定した状態となる。
なお、発光部53および受光部56は図2の煙検出部16を構成し、また、制御部51、定電圧回路52、表示灯57、表示灯回路58、および音声合成回路59は回路基板5に搭載されている。そして、電池50は、例えば図2の警報器本体1内に収納されている。
なお、音響部17は、煙検出部16の掃除告知警報を行う掃除告知警報手段の一例である。また、制御部51は、設置面設定スイッチ6の設定状態に基づいて、掃除告知手段の掃除告知警報の告知仕様を可変設定する制御手段の一例であり、また、設置面Mが壁面の設定の場合は、天井面の設定の場合よりも掃除告知警報の告知間隔を短くするか、または、設置面Mが壁面の設定の場合は、掃除告知警報を行う一方、天井面の設定の場合は掃除告知警報を行わない制御手段の一例である。
つぎに、図8のフローチャートに先立って、制御部51による掃除告知判定処理(図9)の特徴について説明する。前述したように、火災警報器は煙検出部16が筐体Kの前面から突出して設けられる構成のため、設置面Mが天井面または壁面のいずれであっても煙流入口Bに若干の埃等が堆積する。特に壁面に取り付けて長時間使用すると、煙流入口Bの上部に埃等が堆積し、この埃によって煙検出部16内への煙の流入性が低下してしまう。壁面設置の場合は、例え庇部31を筐体K外部に突出させたとしても、天井面と水平方向に流れる気流などによって、天井面設置の場合よりも煙流入口Bの上部に埃等が堆積しやすい。そのため、設置面設定スイッチ6の設定状態に基づいて、煙検出部16の掃除告知警報の告知仕様を可変設定している。具体的には、設置面Mが天井面の設定の場合は警報間隔を例えば6ヶ月に設定し、一方、設置面Mが壁面の設定の場合は掃除告知警報の警報間隔を例えば1ヶ月に設定して、設置面Mが壁面の設定の場合は、天井面の設定の場合よりも掃除告知警報の警報間隔を短くする設定することによって、設置状況に合わせて、ユーザに定期的な煙検出部16の掃除を促すようにしている。なお、火災警報器を天井面に設置した場合は、煙流入口Bに若干の埃等が堆積したとしても、そのほとんどは横向きの気流などによってすぐに落下するので、設置面Mが壁面の設定の場合は、掃除告知警報を行う一方、天井面の設定の場合は掃除告知警報を行わないようにしてもよい。
図8は火災警報器の動作を示すフローチャートである。まず、詳細には説明しないが、電池50のコネクタ(図示せず)が回路基板5のコネクタ(図示せず)に接続されることによって、電源がオンされると(S1)、タイマ回路60がカウントするタイマカウントをリセットするなどの各種の初期設定を行ってから(S2)、後述する掃除告知判定処理を行い(S3)、つぎに火災判定処理を行う(S4)。火災判定処理としては、詳細には説明しないが、制御部51からの発光制御命令を受けて発光回路54が発光素子40を発光させて検煙空間Aに向けて光を照射し、また、検煙空間Aに煙が流入することによって生じる散乱光を受光素子41が受光し、その受光出力を増幅回路55で増幅して制御部51に出力し、制御部51は受光増幅出力が所定煙濃度以上を示す値になっているかどうかを判別することによって、火災かどうかを判定する。
そして、火災であれば(S5)、例えば、「火事です 火事です。」などの火災警報音を音響部17から出力させたり、表示灯57を点灯させるなどの火災警報処理を行い(S6)、一方、火災でなければ(S5)、火災警報停止処理を行い(S7)、ステップS3へ戻る。火災警報停止処理としては、音響部17の警報音停止状態、表示灯57の無点灯状態である初期状態を維持する処理である。
つぎに、音響停止スイッチ18のスイッチ状態判定処理を行い、音響停止スイッチ18がオンされると(S8)、音響部17を警報音停止状態とする火災警報音停止処理を行ってから(S9)、または、音響停止スイッチ18がオフであれば(S8)、ステップS3へ戻り、以降、ステップS3〜S9の動作を繰り返す。
図9は図8の掃除告知判定処理(S3)の詳細を示すフローチャートである。まず、設定面設定スイッチ6の設定状態を読み込み、設定面設定スイッチ6がオンされていれば(S31)、設置面Mとして天井面が設定されているので、掃除告知警報の告知タイミングとして例えば6ヶ月を記憶部61に格納することによって、掃除告知警報の告知タイミング(警報間隔)を設定し(S32)、一方、設定面設定スイッチ6がオフであれば(S31)、設置面Mとして壁面が設定されているので、掃除告知警報の告知タイミングとして例えば1ヶ月を記憶部61に格納することによって、掃除告知警報の告知タイミングを設定する(S33)。
つぎに、タイマ回路60がタイマカウントを行ってから(S34)、掃除告知警報の告知タイミングが到来したがどうかを判定する(S35)。つまり、タイマ回路60のタイマカウントが記憶部61に格納した告知タイミング以上を経過した場合は、告知タイミングが到来したとして(S35)、例えば、「煙検出部16の掃除時期になりました。煙流入口B付近の埃を取り払ってください。」などの掃除告知警報音を音響部17から出力させたり、表示灯57を点滅させるなどの掃除告知警報処理を行い(S36)、一方、タイマ回路60のタイマカウントが記憶部61に格納した告知タイミング以上を経過していなければ、告知タイミングが到来していないとして(S35)、掃除告知警報処理を行わない。
そして、音響停止スイッチ18のスイッチ状態判定処理を行い、音響停止スイッチ18がオンされると(S37)、音響部17を警報音停止状態とし、また、表示灯57を消灯状態とする掃除告知警報停止処理を行ってから(S38)、タイマ回路60のタイマカウントをリセットし(S39)、また、音響停止スイッチ18がオフであれば(S37)、掃除告知判定処理を終了する。
以上の通り、火災警報器を天井面に取り付ける際には、庇部31を筐体K内部に収納したままとすることによって、設置面設定スイッチ6の接点6aが押圧されているので、制御部51は、設置面設定スイッチ6の設定状態として天井面設置であることを判別することができて、それに基づいて、掃除警報告知手段の掃除告知警報の告知仕様を設定して、煙検出部16の掃除告知警報を行わせることができる。一方、火災警報器を壁面に取り付ける際には、庇部31を筐体K外部に突出させることによって、設置面設定スイッチ6の接点6aの押圧が解除されるので、制御部51は、設置面設定スイッチ6の設定状態として壁面設置であることを判別することができて、それに基づいて、掃除警報告知手段の掃除告知警報の告知仕様を設定して、煙検出部16の掃除告知警報を行わせることができる。
また、制御部51は、設置面Mが壁面の設定の場合は、天井面の設定の場合よりも掃除告知警報の警報間隔を短くするか、または、設置面Mが壁面の設定の場合は、掃除告知警報を行う一方、天井面の設定の場合は掃除告知警報を行わないようにしたので、制御部51は、火災警報器が壁面に取り付けられている場合と天井面に取り付けられている場合とで、掃除告知警報の頻度を異ならせることが可能になるため、設置状況に合わせて、ユーザに定期的な煙検出部16の掃除を行わせることができる。特に、火災警報器を壁面に取り付けた際には、頻繁に掃除告知警報を行うことが可能となる。
本発明の実施例1を示す火災警報器の正面図。 図1のA−A断面図。 図2の庇部を筐体外部に突出させた状態を示す図。 図1のB−B断面図。 図4の庇部を筐体外部に突出させた状態を示す図。 煙検出部の内部構造を示す図。 図1の火災警報器の構成を示すブロック図。 図7の火災警報器の動作を示すフローチャート。 図8の掃除告知判定処理の詳細を示すフローチャート。
符号の説明
1 警報器本体、2 本体部、3 基板、4 周壁、5 回路基板、6 設置面設定スイッチ、6a 接点、11 保護カバー、12 前面壁、13 周壁、14 音響孔、15 押し釦、16 煙検出部、17 音響部(掃除告知警報手段)、18 音響停止スイッチ、21 取付ベース、22 基板、23 周壁、30 開口部、31 庇部、31a 基部、32 ガイドレール部材、33 コイルばね(付勢部材)、34 ストッパ部材、40 発光素子、41 受光素子、42 ラビリンス部材、50電池、51 制御部(制御手段)、52 定電圧回路、53 発光部、54 発光回路、55 増幅回路、56 受光部、57 表示灯、58 表示灯回路、59 音声合成回路、60 タイマ回路、61 記憶部、A 検煙空間、B 煙流入口、K 筐体、M 設置面、S 支点。

Claims (4)

  1. 煙検出部が筐体の前面から突出して設けられる火災警報器において、
    前記筐体外部に突出したときに、前記煙検出部の煙流入口に埃が堆積することを防止する庇部を、前記筐体内部に進退自在に収納したことを特徴とする火災警報器。
  2. 前記庇部を前記筐体外部方向に付勢する付勢部材と、前記庇部の前記筐体外部への突出を規制するストッパ部材とを備えたことを特徴とする請求項1記載の火災警報器。
  3. 前記火災警報器の設置面として天井面または壁面を設定する設置面設定スイッチと、
    前記煙検出部の掃除告知警報を行う掃除告知警報手段と、
    前記設置面設定スイッチの設定状態に基づいて、前記掃除告知手段の掃除告知警報の告知仕様を可変設定する制御手段と、を備え、
    前記設置面設置スイッチは、前記庇部が前記筐体内部に収納されたときに前記庇部によって接点が押圧されて、前記設置面として天井面が設定され、一方、前記庇部が前記筐体外部に突出したときに前記接点の押圧が解除されて、前記設置面として壁面が設定されるものであることを特徴とする請求項1または2記載の火災警報器。
  4. 前記制御手段は、前記設置面が壁面の設定の場合は、天井面の設定の場合よりも前記掃除告知警報の告知間隔を短くするか、または、前記設置面が壁面の設定の場合は、前記掃除告知警報を行う一方、天井面の設定の場合は前記掃除告知警報を行わない、ことを特徴とする請求項3記載の火災警報器。
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