JP2009244547A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LEDを光源とした場合であっても、投影画像の輝度確保と色度調整とを共に達成することのできるようにする。
【解決手段】設定されたモードに応じてパルス点灯幅パターンを作成する(ステップSA3)。作成したパルス点灯幅パターンをRAMの所定領域に上書きしてセットし(ステップSA4)、セットしたパルス点灯幅パターンで光源装置を駆動しつつ、画像投影を実行する(ステップSA5)。すなわち、赤色LEDの時分割点灯時には緑色LEDと青色LEDとを、緑色LEDの時分割点灯時には赤色LEDと青色LEDとを、青色LEDの時分割点灯時には赤色LEDと緑色LEDとを、パターンに従ったパルス幅でかつ例えば0〜255階調に対応するタイミングで点灯駆動制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、発光色の異なる複数の光源を用いて投影を行うプロジェクタ、該プロジェクタの制御プログラム及び光源制御方法に関するものである。
従来、装置の小型化や携帯化等を図るべく、ハロゲンランプに代えてRGB各色を発光する3個のLEDを光源として用いるプロジェクタが提案されるに至っている。しかし、このように、RGB各色を発光する3個のLEDを光源として用いると、各色のLEDが順次点灯され、瞬間的には常にRGBのいずれか一色のLEDが点灯しているに過ぎないこと、及びLEDの輝度はハロゲンランプよりも遙かに劣ることに起因して、投影画像を高輝度化することができない。
そこで、ある色のLEDを点灯させるタイミングにおいては、他の色のLEDを低出力で駆動して点灯させることにより、例えばR色のLEDを点灯させるタイミングおいては、G色とB色のLEDを低出力で点灯させることにより、投影画像に輝度を確保できるようにしたプロジェクタも提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−317558号公報
しかしながら、LEDにあってはこれを定格よりも低い電流値で駆動すると、駆動電流値に応じて発光色が変化して当該LED本来の発光色とは異なる色に発光する特性を有する。したがって、前述のように例えばR色のLEDを点灯させるタイミングおいて、G色とB色のLEDを低出力で点灯させると、全体としてR色にG色とB色とが加わった発光色となるのではなく、R色に、G色が変化したG変化色と、B色が変化したB変化色とが加わった予期しない発光色となる。
このため、投影画像に高輝度を確保できるというメリットが得られる反面、投影画像の色度調整が困難となるというデメリットが生じてしまう。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、LEDを光源とした場合であっても、投影画像の輝度確保と色度調整とを共に達成することのできるプロジェクタ、該プロジェクタの制御プログラム及び光源制御方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために請求項1記載の発明は、発光色の異なる複数の光源を1フレーム投影時間内において時分割で点灯させるとともに、これら各光源の時分割点灯毎に、所定数の階調で画像を投影するプロジェクタであって、前記複数の光源のうち1つの発光色の光源の時分割点灯中において、他の発光色の光源を所定の一定間隔でパルス点灯させる制御手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記発光色の異なる複数の光源は、赤色、緑色、青色を各々発光するLEDからなることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記制御手段は、前記他の発光色の光源を前記所定の一定間隔でパルス点灯させるパルスパターンを作成する作成手段この作成手段により作成された前記パルスパターンに従って、前記他の発光色の光源を駆動する駆動手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項4記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記パルスパターンを少なくとも1種記憶した記憶手段を備え、前記作成手段は、前記記憶手段に記憶されているパルスパターンに基づいて、他のパルスパターンを作成することを特徴とする。
また、請求項5記載の発明に係るプロジェクタにあっては、複数のモードを選択的に設定するモード設定手段を備え、前記作成手段は、前記設定手段により設定されたモードに応じて、異なるパルスパターンを作成することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明に係るプロジェクタにあっては、画像データを入力させる入力手段と、この入力手段から入力された画像データの規格を検出する規格検出手段とを備え、前記作成手段は、前記規格検出手段により検出された前記画像データの規格に応じて、異なるパルスパターンを作成することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明に係るプロジェクタにあっては、画像データを入力させる入力手段と、この入力手段から入力された画像データにおける所定の画像構成要素を検出する構成要素検出手段とを備え、前記作成手段は、前記構成要素検出手段により検出された前記画像の構成要素に応じて、異なるパルスパターンを作成することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記画像の構成要素は、画像中におけるRGBの最大値であることを特徴とする。
また、請求項9記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記制御手段は、1フレーム投影時間内に、前記発光色の異なる複数の光源を時分割で点灯させる時分割点灯時間と、いずれの光源も時分割点灯させない時分割消灯時間とを形成し、前記時分割消灯時間において、全ての光源を前記階調毎にパルス点灯させる手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項10記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記制御手段は、前記所定数の階調毎に前記他の発光色の光源を一定間隔でパルス点灯させることを特徴とする。
また、請求項11記載の発明に係るプロジェクタにあっては、前記所定数の階調は、256階調であることを特徴とする。
また、請求項12記載の発明に係るプロジェクタ制御プログラムにあっては、発光色の異なる複数の光源を1フレーム投影時間内において時分割で点灯させるとともに、これら各光源の時分割点灯毎に、所定数の階調で画像を投影するプロジェクタが有するコンピュータを、前記複数の光源のうち1つの発光色の光源の時分割点灯中において、他の発光色の光源を所定の一定間隔でパルス点灯させる制御部として機能させることを特徴とする。
また、請求項13記載の発明に係る光源制御方法にあっては、発光色の異なる複数の光源を1フレーム投影時間内において時分割で点灯させるとともに、これら各光源の時分割点灯毎に、所定数の階調で画像を投影するプロジェクタにおける光源制御方法であって、前記複数の光源のうち1つの発光色の光源の時分割点灯中において、他の発光色の光源を所定の一定間隔でパルス点灯させることを特徴とする。
本発明によれば、LEDを光源とした場合であっても、投影画像に輝度を確保することが可能となるとともに、投影画像の色度を調整することも可能となる。
以下、本発明の一実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の各実施の形態に共通するプロジェクタ1の電気的構成を示すブロック図である。このプロジェクタ1は、制御部11、入出力インターフェイス12、画像変換部13、表示エンコーダ14、表示駆動部15等を有するものであって、入出力コネクタ部16から入力された各種規格の画像信号(画像データ)は、入出力インターフェイス12、システムバス17を介して、画像変換部13で表示に適した所定フォーマットの画像信号に統一するように変換された後、表示エンコーダ14に送られる。
表示エンコーダ14は、送られてきた画像信号をビデオRAM18に展開記憶させた上で、このビデオRAM18の記憶内容からビデオ信号を生成して表示駆動部15に出力するものである。
表示エンコーダ14からビデオ信号が入力される表示駆動部15は、送られてきたビデオ信号に対応して適宜フレームレートで256階調毎に表示素子としてのDMD19(デジタル・マイクロミラー・デバイス)を駆動する。そして、光源装置20から射出された光線束を、光源側光学系を介してDMD19に入射することにより、DMD19の反射光で光像を形成し、投影側光学系とする可動レンズ群21を介して図示しないスクリーンに画像を投影表示する。この投影側光学系の可動レンズ群21は、レンズモータ22によりズーム調整やフォーカス調整のための駆動が行われる。
画像圧縮/伸張部23は、画像信号における輝度信号及び色差信号をADTC及びハフマン符号化等の処理により、データ圧縮して着脱自在な記録媒体であるメモリカード24に書き込む記録処理や、メモリカード24に記録された画像データを読み出し。一連の動画を構成する個々の画像データを1フレーム単位で伸張して画像変換部13を介して表示エンコーダ14に送り、メモリカード24に記憶された画像データに基づいて動画等の表示を可能にするものである。
制御部11は、プロジェクタ1内における各回路の動作を制御するものであって、CPU及びその周辺回路、ROM111、RAM112等で構成されている。ROM111には、各種セッティング等のプログラム、後述するフローチャートにより示すプログラムやデータ等が予め記憶されており、RAM112は、ワークメモリ等として使用される。
キー/インジケータ部25は、本体ケース等に設けられているメインキー及びインジケータ等により構成され、その操作信号は制御部11に送出される。また、リモートコントローラからのキー操作信号は、Ir受信部26で受信され、Ir処理部27で復調されてコード信号が制御部11に送られる。
前記光源装置20は、R(赤)色を発光する赤色LED20R、G(緑)色を発光する緑色LED20G、及びB(青)色を発光する青色LED20Bで構成されている。制御部11は、光源制御回路32を制御することにより、画像信号に応じて各LED20R、20G、20Bを時分割制御するとともに、後述するようにパルス制御する。
前記ROM111には、前記プログラム等とともに図2に示す1フレーム分のパルス点灯幅初期値パターンPPが記憶されている。このパルス点灯幅初期値パターンPPは、1フレーム分における各LED20R、20G、20Bの時分割点灯に対応して、時分割点灯する以外の他のLEDが一定の間隔でパルス点灯する点灯タイミング及びそのパルス幅が記憶されている。また、時分割点灯する以外の他のLEDの点灯タイミングは、高頻度であるほどDMD19によって像を顕在化したときの色度を適切にすることができるが、本実施例においては、0〜255階調の動作に対応するタイミングであるものとする。
すなわち、上述の他のLEDを後述するように所定の光量分パルス点灯させる際に、パルス幅を短くして出来るだけ高頻度で点灯させたほうが、その点灯期間における色度バランスを適切にすることができるが、本実施例における表示素子であるDMD19は、上述のように0〜255階調に基づいて上記光源装置20から射出される光を反射して像を作るため、少なくともこの0〜255の各階調のタイミングでDMD19に入射する光を上述のように他のLEDをパルス点灯させて調整することで適切な色度バランスを得ることができる。
つまり、1フレーム内において、赤色LEDが時分割点灯する間においては緑色LEDと青色LEDとを各々256階調タイミングで駆動するパルス幅が記憶されており、緑色LEDが時分割点灯する間においては赤色LEDと青色LEDとを各々256階調タイミングで駆動するパルス幅が記憶されており、青色LEDが時分割点灯する間においては赤色LEDと緑色LEDとを各々256階調タイミングで駆動するパルス幅が記憶されている。
なお、このパルス点灯幅初期値パターンPPは、ある程度の輝度を上げることができ、かつ、色度には殆ど影響を及ぼさない程度のパルス幅からなる。
以上の構成に係る本実施の形態において、プロジェクタ1の制御部11は、ROM111に記憶されたプログラムに基づき、図3に示すフローチャートに従って処理を実行する。すなわち、ROM111から前記パルス点灯幅初期値パターンPPを読み出して、RAM112の所定領域にセットする(ステップSA1)。次に、表示モードの設定があるか否かを判断する(ステップSA2)。
ここで、表示モードとは、前記パルス点灯幅初期値パターンPPを用いて光源装置20を駆動する通常モード以外の表示モードであって、例えば投影画像の輝度を強調する輝度強調モード、輝度は無視して画像本来の色の忠実な再生を重視する忠実再生モード、投影画像の赤、緑、青を強調したり、投影画像を全体的に赤、緑、青味がかった色にする赤色強調モード、緑色強調モード、青色強調モード等が挙げられる。
そして、ステップSA2での判断の結果、通常モードのままで表示モードが設定されなかった場合には、ステップSA2〜SA4の処理を実行することなく、ステップSA5に進み、予め設定されている前記パルス点灯幅初期値パターンPPで光源装置20を駆動しつつ画像を投影する。したがって、この場合には、RAM112には前記パルス点灯幅初期値パターンPPがセットされたままの状態となる。
しかし、ステップSA2での判断の結果、いずれかの表示モードが設定された場合には、この設定されたモードに応じてパルス点灯幅パターンを作成する(ステップSA3)。
パルス点灯幅パターンの作成は、図4に示すサブルーチンに従って実行される。すなわち、赤色LEDの時分割点灯におけるG、B点灯幅バルス決定し、この決定したパルス幅からなるパルスを0〜255階調に対応して配列することより、赤色LEDの時分割点灯における緑色LEDと青色LEDの点灯幅パルスパターンを作成する(ステップS1)。したがって、このステップS1での処理により、図2における(1)部分に対応するパルス点灯幅パターンが作成される。
引き続き、同様にして緑色LEDの時分割点灯における赤色LEDと青色LEDの点灯幅パルスパターンを作成し(ステップS2)、青色LEDの時分割点灯における赤色LEDと緑色LEDの点灯幅パルスパターンを作成する(ステップS3)。したがって、このステップS2及びステップS3での処理により、図2における(2)部分と(3)部分とに対応するパルス点灯幅パターンが作成される。
そして、これらステップS1〜S3で作成したパルス点灯幅パターンを連結することにより(ステップS4)、図2における(1)(2)(3)部分からなるパルス点灯幅パターンが完成することとなる。
なお、このようにパルス点灯幅パターンは、点灯幅初期値パターンPPを利用することなく独自に作成してもよいが、点灯幅初期値パターンPPを利用しこれを補正することにより作成すれば、効率的に作成することができる。
すなわち、点灯幅初期値パターンPPを利用する場合であって、ステップSA2において、例えば忠実再生モードが設定された場合には、単に点灯幅初期値パターンPPにおいて、R、G、B各色LEDの時分割点灯時における他のLEDの点灯パルスを減衰或いは消去すれば、R、G、B各色LEDが時分割点灯のみして、画像本来の色の忠実な再生が可能となる。
また、例えば緑色を強調したり、投影画像を全体的に緑味がかった色にする緑色強調モードが設定された場合には、緑色LEDの時分割点灯時における赤色LED及び青色LEDのパルス幅を狭く(又はパルスなし「0」)し、赤色LEDの時分割点灯時における緑色LEDのパルス幅を広くするとともに青色LEDのパルス幅を狭く(又はパルスなし「0」)し、青色LEDの時分割点灯時における緑色LEDのパルス幅を広くするとともに赤色LEDのパルス幅を狭く(又はパルスなし「0」)すればよい。
そして、このようにステップSA2において選択した表示モードに基づいて作成したパルス点灯幅パターンを前記RAM112の所定領域に上書きしてセットする(ステップSA4)。
しかる後に、セットしたパルス点灯幅パターンで光源装置20を駆動しつつ、画像投影を実行する(ステップSA5)。すなわち、RAM112の所定領域に、図2に示した点灯幅初期値パターンPPがセットされているとすると、1フレーム内においてR、G、B各色LED20R、20G、20Bを時分割点灯させるとともに、
(1)赤色LED20Rの時分割点灯時には、緑色LED20Gと青色LED20Bとを、図示したパルス幅でかつ0〜255階調に対応するタイミングで点灯駆動し、
(2)緑色LED20Gの時分割点灯時には、赤色LED20Rと青色LED20Bとを、図示したパルス幅でかつ0〜255階調に対応するタイミングで点灯駆動し、
(3)青色LED20Bの時分割点灯時には、赤色LED20Rと緑色LED20Gとを、図示したパルス幅でかつ0〜255階調に対応するタイミングで点灯駆動する。
このとき、
[1]赤色LED20Rの時分割点灯時において、補助点灯される緑色LED20Gと青色LED20Bとはパルス駆動されることから、LEDの電流値を変えずに、LEDのONとOFFのみで制御することができ、パルス点灯する各LEDの発光色が変化することはなく、緑色LED20Gからの光は本来の緑色、青色LED20Bからの光は本来の青色となる。
[2]緑色LED20Gの時分割点灯時において、補助点灯される赤色LED20Rと青色LED20Bとはパルス駆動されることから、LEDの電流値を変えずに、LEDのONとOFFのみで制御することができ、パルス点灯する各LEDの発光色が変化することはなく、赤色LED20Rからの光は本来の赤色、青色LED20Bからの光は本来の青色となる。
[3]青色LED20Bの時分割点灯時において、補助点灯される赤色LED20Rと緑色LED20Gとはパルス駆動されることから、LEDの電流値を変えずに、LEDのONとOFFのみで制御することができ、パルス点灯する各LEDの発光色が変化することはなく、赤色LED20Rからの光は本来の赤色、緑色LED20Gからの光は本来の緑色となる。
このように、補助点灯されるLEDは、発光色が本来の色と異なることはなく、パルス幅に応じて当該色の発光量が増加するにすぎない。したがって、補助点灯するLEDに印加されるパルス幅に応じて投影画像に輝度を確保することが可能となるのみならず、前述したステップSA2及びSA3の処理でパルス幅を変更することにより、投影画像の色度を自在に調整することも可能となる。
加えて、本実施の形態においては、ユーザが任意に設定した所望の表示モードに応じて、投影画像に輝度を確保することが可能となるのみならず、投影画像の色度を自在に調整することも可能となる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態においては、図5に示すように前記ROM111にはさらに波形データテーブルWTが記憶されている。この波形データテーブルWTには、「アナログRGB」等の前記入出力コネクタ部16等から入力される画像データの各種規格名に対応して、そのシンク信号波形が記憶されている。
図6は、本第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、ROM111から前記点灯幅初期値パターンPPを読み出して、RAM112の所定領域にセットする(ステップSB1)。次に、入出力コネクタ部16にパソコン等から供給される当該画像データの規格に従ったフレームレートで供給される人力信号、あるいはメモリカード24から当該規格に従ったフレームレートで読み出した画像データ等の順次入力される入力信号の有無を判断する(ステップSB2)。
このステップSB2での判断の結果、入力信号があったならば、当該入力信号におけるシンク信号の波形と波形データテーブルWTに記憶されているシンク信号波形を比較する(ステップSB3)。また、この比較の結果、入力信号の規格が判明したか否かを判断する(ステップSB4)。
そして、入力信号の規格が判明しなかった場合には、ステップSB5及びステップSB6の処理を実行することなく、ステップSB7に進む。したがって、入力信号の規格が判明しなかった場合には、RAM112には前記点灯幅初期値パターンPPがセットされたままの状態となる。
しかし、ステップSB4での判断の結果、入力信号の規格が判明した場合には、この判明した入力信号の規格に応じて、パルス点灯幅パターンを作成する(ステップSB5)。パルス点灯幅パターンの作成は、前述した図4のサブルーチンに従って行っても良いし、点灯幅初期値パターンPPを利用しこれを補正することにより作成してもよい。
あるいは、図5の波形データテーブルWTに、各種規格名に対応してパルス点灯幅パターンを記憶しておき、これを単に読み出すようにしてもよい。このようにすれば、入力信号の規格に応じたパルス点灯幅パターンを容易な処理により取得することができる。
そして、このように作成したパルス点灯幅パターンを前記RAM112の所定領域に上書きしてセットする(ステップSB6)。しかる後に、前述した第1の実施の形態と同様に、セットしたパルス点灯幅パターンで光源装置20を駆動しつつ、画像投影を実行する(ステップSB7)。
すなわち、入力信号はその規格によって予め表示可能な色度の範囲が決められている場合がある。言い換えると、色度図におけるR、G、Bの最大値が前記入力信号の規格によって予め決まっている場合があるため、前記光源装置は、赤色LED20R、緑色LED20G、青色LED20B各々の時分割点灯時における発光色が当該色度図におけるR、G、Bの最大値となるように前記パルス点灯幅を決定する。したがって、本第2の実施の形態によれば、入力信号の規格に応じて、適切に投影画像に輝度を確保することができるとともに、適切に投影画像の色度を調整することも可能となる。
(第3の実施の形態)
図7は、本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。すなわち、ROM111から前記点灯幅初期値パターンPPを読み出して、RAM112の所定領域にセットする(ステップSC1)。次に、入出力コネクタ部16にパソコン等から供給される画像データ、あるいはメモリカード24から読み出される画像データが入力されたか否かを判断する(ステップSC2)。画像データの入力があったならば、これをA/D変換し(ステップSC3)、このA/D変換した画像データにおけるRGB各デジタルデータをRAM112に保存する(ステップSC4)。
引き続き、このRAM112に保存したRGBデジタルデータに基づいて、当該画像中におけるR、G、Bの最大値を検出する(ステップSC5)。つまり、色度図における色三角形のR、G、B各頂点の値を検出する。そして、この検出したR、G、Bの最大値に基づいてパルス点灯幅パターンを作成する(ステップSC6)。すなわち、前記色度図において、当該画像データのR、G、Bの最大値を頂点とする色三角形を求める一方、LED20R、20G、20Bの表示可能な領域である色三角形の各頂点であるRGB原色が、前記当該画像データの色三角形の各頂点と合致するようにパルス点灯幅を決定して、パルス点灯幅パターンを作成する
そして、このように作成したパルス点灯幅パターンを前記RAM112の所定領域に上書きしてセットする(ステップSC7)。しかる後に、前述した第1の実施の形態と同様に、セットしたパルス点灯幅パターンで光源装置20を駆動しつつ、画像投影を実行する(ステップSC8)。
したがって、本第3の実施の形態によれば、入力される画像データの色特性に応じて、適切に投影画像に輝度を確保することができるとともに、適切に投影画像の色度を調整することも可能となる。
なお、第3の実施の形態にあっては、画像データの入力がある毎に(ステップSC2;YES)、画像中のR、G、Bの最大値を検出し(ステップSC5)、これに基づきパルス点灯幅パターンを作成して(ステップSC6)、光源装置20を駆動する。したがって、R、G、Bの最大値が大きく異なる画像データが順次入力されると、その都度大幅に異なるパルス点灯幅パターンが作成されて光源装置20が駆動されることより、画像の輝度や色度が急激に変化してしまう現象が生ずる。よって、R、G、Bの最大値の変化幅が所定値を超えた場合には、最大値をより低い値に規制するようにしてもよい。これにより、画像の輝度や色度が急激に変化してしまう現象の発生を抑制することができる。
また、特に動画の場合は、フレームごとに異なる画像データが次々入力されるため、R、G、Bの最大値が異なる画像データが入力される可能性が高いことから、画像の輝度や色度が急激に変化してしまう現象が生じ易い。したがって、例えば複数フレーム分におけるR、G、Bの最大値の平均値に基づき、パルス点灯幅パターンを作成する等して、急激に画像の輝度や色度が変化してしまうことのないようにR、G、Bの最大値を調整しつつパルス点灯幅パターンを作成することが好ましい。
また、上述の実施の形態においては、1フレームを3個に時分割して、赤色LED20R、緑色LED20G、青色LED20Bを時分割点灯させるようにたが、図8に示すように、1フレームを4個に時分割するようにしてもよい。この場合、図示のように4番目の時分割タイミングを白(W)に割り当て、この白色時分割点灯時においては、赤色LED20R、緑色LED20G、青色LED20Bを全て0〜255階調毎にパルス駆動し、あるいは図示のように、白色を発生させる際に最も用いたい色のLEDを全発光させ(本例では「G」)、他のLEDをパルス駆動するようにすればよい。
このように、白色時分割点灯時において、赤色LED20R、緑色LED20G、青色LED20Bを全てパルス駆動するパルス点灯幅パターンを用いれば、より適切に投影画像に輝度を確保することが可能となるとともに、色度を微調整することができる。また、白色を発生させる際に最も用いたい色LEDを全発光させ、他のLEDをパルス駆動するようにすれば、白色を好みの色味にして投影することができる。
また、上述の実施の形態においては、他のLEDは、256階調毎にパルス点灯させる構成としたが、これに限らず、もっと高頻度でパルス点灯させてもよいし、逆にもっと低頻度でパルス点灯させてもよい。いずれにしても、パルス点灯期間中に一定間隔で点灯する構成になっていればよい。その際、パルス点灯させるパルス幅を変えることで色度の調整をすることができる。
また、上述の実施の形態においては発光色の異なるLEDを光源として用いるようにしたが、LED以外の他の発光色の異なる複数の光源を用いるようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係るプロジェクタの回路構成を示すブロック図である。 パルス点灯幅初期値パターンの一例を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 パルス点灯幅パターン作成処理の手順を示すフローチャートである。 波形データテーブルを示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における処理手順を示すフローチャートである。 1フレームを4時分割した場合におけるパルス点灯幅パターンの一例を示す模式図である。
符号の説明
1 プロジェクタ
11 制御部
12 入出力インターフェイス
13 画像変換部
14 表示エンコーダ
15 表示駆動部
16 入出力コネクタ部
19 DMD
20 光源装置
20R 赤色LED
20G 緑色LED
20B 青色LED
24 メモリカード
25 キー/インジケータ部
26 Ir受信部
32 光源制御回路
111 ROM
112 RAM
PP パルス点灯幅初期値パターン
WT 波形データテーブル

Claims (13)

  1. 発光色の異なる複数の光源を1フレーム投影時間内において時分割で点灯させるとともに、これら各光源の時分割点灯毎に、所定数の階調で画像を投影するプロジェクタであって、
    前記複数の光源のうち1つの発光色の光源の時分割点灯中において、他の発光色の光源を所定の一定間隔でパルス点灯させる制御手段を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記発光色の異なる複数の光源は、赤色、緑色、青色を各々発光するLEDからなることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記制御手段は、
    前記他の発光色の光源を前記所定の一定間隔でパルス点灯させるパルスパターンを作成する作成手段と、
    この作成手段により作成された前記パルスパターンに従って、前記他の発光色の光源を駆動する駆動手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクタ。
  4. 前記パルスパターンを少なくとも1種記憶した記憶手段を備え、
    前記作成手段は、前記記憶手段に記憶されているパルスパターンに基づいて、他のパルスパターンを作成することを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。
  5. 複数のモードを選択的に設定するモード設定手段を備え、
    前記作成手段は、前記設定手段により設定されたモードに応じて、異なるパルスパターンを作成することを特徴とする請求項3又は4記載のプロジェクタ。
  6. 画像データを入力させる入力手段と、
    この入力手段から入力された画像データの規格を検出する規格検出手段とを備え、
    前記作成手段は、前記規格検出手段により検出された前記画像データの規格に応じて、異なるパルスパターンを作成することを特徴とする請求項3又は4記載のプロジェクタ。
  7. 画像データを入力させる入力手段と、
    この入力手段から入力された画像データにおける所定の画像構成要素を検出する構成要素検出手段とを備え、
    前記作成手段は、前記構成要素検出手段により検出された前記画像の構成要素に応じて、異なるパルスパターンを作成することを特徴とする請求項3又は4記載のプロジェクタ。
  8. 前記画像の構成要素は、画像中におけるRGBの最大値であることを特徴とする請求項7記載のプロジェクタ。
  9. 前記制御手段は、1フレーム投影時間内に、前記発光色の異なる複数の光源を時分割で点灯させる時分割点灯時間と、いずれの光源も時分割点灯させない時分割消灯時間とを形成し、
    前記時分割消灯時間において、全ての光源を前記階調毎にパルス点灯させる手段を備えたことを特徴とする請求項1から8にいずれか記載のプロジェクタ。
  10. 前記制御手段は、前記所定数の階調毎に前記他の発光色の光源を一定間隔でパルス点灯させることを特徴とする請求項1から9にいずれか記載のプロジェクタ。
  11. 前記所定数の階調は、256階調であることを特徴とする請求項10記載のプロジェクタ。
  12. 発光色の異なる複数の光源を1フレーム投影時間内において時分割で点灯させるとともに、これら各光源の時分割点灯毎に、所定数の階調で画像を投影するプロジェクタが有するコンピュータを、
    前記複数の光源のうち1つの発光色の光源の時分割点灯中において、他の発光色の光源を所定の一定間隔でパルス点灯させる制御部として機能させることを特徴とするプロジェクタ制御プログラム。
  13. 発光色の異なる複数の光源を1フレーム投影時間内において時分割で点灯させるとともに、これら各光源の時分割点灯毎に、所定数の階調で画像を投影するプロジェクタにおける光源制御方法であって、
    前記複数の光源のうち1つの発光色の光源の時分割点灯中において、他の発光色の光源を所定の一定間隔でパルス点灯させることを特徴とする光源制御方法。
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