JP2009243791A - 空調機および空調方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蒸気ドレンの冷却に要する冷却水量および蒸気生成に要するエネルギーを節減可能な空調機を提供する。
【解決手段】 吸込み口4Bから流入した空気を冷水によって除湿する冷水コイル42と、冷水コイル42を通過して除湿された空気を蒸気によって加熱する蒸気コイル43とを備えた空調機4において、冷水コイル42の下流側で蒸気コイル43の上流側に、蒸気が蒸気コイル43を通過して生成された蒸気ドレンと除湿された空気との間で熱交換を行うドレンコイル46を設ける。
【選択図】 図2

Description

この発明は、蒸気によって空気を加熱して、被空調室内(被空調対象)に加熱空気を供給する空調機および空調方法に関する。
被空調室内に、除湿され、かつ加熱された空気を供給する空調機(外調機)で、エネルギーの節減が可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この空調機は、冷水が流通する冷水コイルが空気の吸込み口側(上流側)に配設され、蒸気が流通する蒸気コイルが冷水コイルの下流側に配設され、さらに、空気の吸込み、吐出しを促すファンが蒸気コイルの下流側に配置されている。そして、ファンによって吸込まれた空気が冷水コイルを通過して冷やされることで、結露が発生して除湿され、さらに蒸気コイルを通過することで加熱され、被空調室側に送風される。また、空調機とは別の別系装置(冷却装置)を備え、冷水コイルの下流側で蒸気コイルの上流側に廃熱媒体コイルを配設し、別系装置で加熱された熱媒体を廃熱媒体コイルに流通させる。これにより空気を予熱し、蒸気コイルで空気を加熱するのに要するエネルギー、つまり蒸気量を節減(低減)する、というものである。
特開2004−198070号公報
ところで、空調機からボイラまでの距離が長い場合などには、蒸気が蒸気コイルを通過して熱交換することで生成(液化)された蒸気ドレン(凝縮水)は、下水として処理される。この場合、配管や浄化槽の微生物に影響を与えないように、蒸気ドレンを冷却する必要があり、蒸気ドレンを冷却水槽内で冷却した後に雑排水系統に放流していた。さらに、蒸気ドレンの温度が高い場合や蒸気ドレン量が多い場合などには、冷却水槽内で蒸気ドレンと冷却水(上水など)とを混ぜて蒸気ドレンを冷却する必要があり、蒸気ドレンの冷却に多量の冷却水を要していた。
また、上記特許文献1に記載された技術では、空調機とは別の別系装置で加熱された熱媒体を利用することで、蒸気の生成量を減らして省エネルギー化を図っている。このため、空調機とは別に別系装置が存在することが前提とされ、別系装置がない場合や別系装置からの熱媒体を利用できない場合などには適用できず、蒸気生成に要するエネルギーを節減することができない。
そこでこの発明は、蒸気ドレンの冷却に要する冷却水量を節減することが可能で、しかも、別系装置がなくても蒸気生成に要するエネルギーを節減することが可能な空調機および空調方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、吸込み口から流入した空気を冷水によって除湿する冷水コイルと、前記冷水コイルを通過した空気を蒸気によって加熱する蒸気コイルと、前記蒸気コイルの上流側に設けられ、前記蒸気が前記蒸気コイルを通過して生成された蒸気ドレンと前記冷水コイルを通過した空気との間で熱交換を行うドレンコイルと、前記ドレンコイルを通過した蒸気ドレンを系外に排出する排出手段と、を備えたことを特徴とする空調機である。
この発明によれば、吸込み口から流入した空気が冷水コイルによって除湿され、冷水コイルを通過した空気と蒸気ドレンとがドレンコイルによって熱交換されて、空気が加熱される(温度上昇する)とともに蒸気ドレンが冷却される(温度降下する)。そして、加熱された空気が蒸気コイルによってさらに加熱され、また、ドレンコイルを通過した蒸気ドレンが、排出手段によって系外に排出される。
請求項2に記載の発明は、吸込み口から流入した空気を蒸気によって加熱する蒸気コイルと、前記蒸気コイルを通過した空気を加湿するための蒸気発生器と、前記蒸気が前記蒸気コイルを通過して生成された蒸気ドレンと、前記加湿に供された蒸気の凝縮によって生成された蒸気ドレンとを合流させる接続配管と、前記蒸気コイルの上流側に設けられ、前記接続配管からの蒸気ドレンを通液して前記吸込み口から流入した空気との間で熱交換を行うドレンコイルと、前記ドレンコイルを通過した蒸気ドレンを系外に排出する排出手段と、を備えたことを特徴とする空調機である。
この発明によれば、吸込み口から流入した空気と蒸気ドレンとがドレンコイルによって熱交換されて、空気が加熱されるとともに蒸気ドレンが冷却される。そして、加熱された空気が蒸気コイルによってさらに加熱され、蒸気発生器によって加湿される。また、ドレンコイルを通過した蒸気ドレンが、排出手段によって系外に排出される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の空調機において、前記蒸気発生器は、前記蒸気コイルの蒸気と同系統の蒸気と、RO水との熱交換によって浄化蒸気を生成する、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、吸込み口から流入した空気を冷水によって除湿する冷水コイルと、前記冷水コイルを通過した空気を蒸気によって加熱する蒸気コイルと、前記蒸気コイルを通過した空気を加湿するための蒸気発生器と、前記蒸気が前記蒸気コイルを通過して生成された蒸気ドレンと、前記加湿に供された蒸気の凝縮によって生成された蒸気ドレンとを合流させる接続配管と、前記蒸気コイルの上流側に設けられ、前記接続配管からの蒸気ドレンを通液して前記吸込み口から流入した空気との間で熱交換を行うドレンコイルと、前記ドレンコイルを通過した蒸気ドレンを系外に排出する排出手段と、を備え、夏期には、前記冷水コイルに冷水を通液し、前記蒸気発生器に蒸気を通気せず、冬期には、前記蒸気発生器に蒸気を通気する、ことを特徴とする空調機である。
この発明によれば、夏期には、吸込み口から流入した空気が、冷水コイルによって除湿され、ドレンコイルおよび蒸気コイルによって加熱されて、除湿かつ温度調整される。また、冬期には、吸込み口から流入した空気が、ドレンコイルおよび蒸気コイルによって加熱され、蒸気発生器によって加湿されて、加湿かつ温度調整される。
請求項1、2および4に記載の発明によれば、蒸気ドレンと吸込み口から流入した空気との熱交換によって蒸気ドレンが冷却されるため、蒸気ドレンの冷却に要する冷却水量を節減することが可能となる。また、熱交換によって空気が加熱され、しかも、蒸気が空気を加熱することで生成された蒸気ドレンによって空気を加熱するため、別系装置がなくても蒸気による空気の加熱量、つまり蒸気生成に要するエネルギーを節減することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、蒸気コイルを通過して加熱された空気、つまり高温空気を蒸気発生器で加湿するため、加湿ののり(加湿性)が良い。
請求項3に記載の発明によれば、蒸気発生器で浄化蒸気を生成して空気を加湿するため、スケールなどが発生せずに、清浄な加湿空気を供給することができる。
請求項4に記載の発明によれば、季節に応じた適正な温度および湿度の空気を供給することができる。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る空調機4、5を備えた空調システム1を示す概略構成ブロック図である。この空調システム1は、屋外空気の温度および湿度を調整して、給気として被空調室内に供給するシステムであり、主として、第1のボイラ2と、第2のボイラ3と、第1の空調機4と、第2の空調機5と、冷却水槽6とを備えている。ここで、第1の空調機4はボイラ2、3から遠い位置に設置され、第2の空調機5はボイラ2、3に近い位置に設置されているものとする。
第1のボイラ2は、蒸気を生成して後述する空調機4、5の蒸気コイル43に蒸気を供給するボイラであり、ひとつの第1のボイラ2に対して複数の空調機4、5が接続されている。第2のボイラ3は、蒸気を生成して後述する空調機4、5の間接蒸気発生器45に蒸気を供給するボイラであり、ひとつの第2のボイラ3に対して複数の空調機4、5が接続されている。このように、この実施の形態では2体のボイラ2,3を設けているが、一体のボイラから蒸気コイル43と間接蒸気発生器45に蒸気を供給するようにしてもよい。
第1の空調機4は、図2に示すように、ハウジング4Aの両端部に、外気(空気)を取り入れる吸込み口4Bと、給気を吐き出す吐出口4Cとが形成され、ハウジング4A内の吸込み口4B側にフィルタ41が配設されている。このフィルタ41は、吸込み口4Bから流入した外気に含まれる粉塵などを除去するものであり、このフィルタ41の下流側に冷水コイル42が配設されている。この冷水コイル42は、フィルタ41を通過した外気を冷水によって除湿するコイルである。すなわち、冷水コイル42に冷水が流通され、この冷水コイル42を外気が通過することで、外気を冷やして結露を発生させ、外気を除湿するものである。
冷水コイル42の下流側には、蒸気コイル43が配設されている。この蒸気コイル43は、冷水コイル42を通過した外気を蒸気によって加熱するコイルである。すなわち、冷水コイル42の一端部が、第1のボイラ管21を介して第1のボイラ2に接続され、他端部が第1の接続配管43aを介して蒸気ドレン横走り管7に接続されている。そして、第1のボイラ2からの蒸気が蒸気コイル43に流通され、この蒸気コイル43を外気が通過することで外気を加熱する。また、蒸気が蒸気コイル43を通過して生成された蒸気ドレン、つまり蒸気が外気を加熱することで液化した蒸気ドレンが、第1の接続配管43aを介して蒸気ドレン横走り管7に流入するようになっている。ここで、図中符号43bは、蒸気と蒸気ドレンとを分離して、蒸気ドレンのみを取り出すトラップ装置である。
蒸気コイル43の下流側には、蒸気散布装置44が配設されている。この蒸気散布装置44は複数のノズルを備え、一端部が間接蒸気発生器45に接続され、間接蒸気発生器45からの浄化蒸気をノズルから散布することで、蒸気コイル43を通過した外気を加湿するものである。間接蒸気発生器45は、蒸気コイル43を通過した外気を加湿するための蒸気発生器であり、ハウジング4Aの外に設置され、一端部が第2のボイラ管31を介して第2のボイラ3に接続され、他端部が第2の接続配管45aを介して蒸気ドレン横走り管7に接続されている。そして、不図示の配管からRO水(Reverse Osmosis水、逆浸透膜で不純物を除去した水)が供給され、このRO水と第2のボイラ3からの蒸気との間で熱交換を行うことで、RO水の蒸気、つまり浄化蒸気を生成するようになっている。また、第2のボイラ3からの蒸気は、常温のRO水との熱交換によって蒸気ドレンとなり、この蒸気ドレンが第2の接続配管45aを介して蒸気ドレン横走り管7に流入するようになっている。ここで、図中符号45bは、蒸気と蒸気ドレンとを分離して、蒸気ドレンのみを取り出すトラップ装置である。
冷水コイル42の下流側で蒸気コイル43の上流側には、ハウジング4Aの通風面(断面)の下側にドレンコイル46が配設されている。このドレンコイル46は、蒸気コイル43および間接蒸気発生器45からの蒸気ドレンと、冷水コイル42を通過して除湿された外気との間で熱交換を行う予熱コイルである。すなわち、ドレンコイル46の一端部が、蒸気ドレン横走り管7の下流側の端部に接続され、他端部が蒸気ドレン排水管61に接続されている。そして、蒸気ドレン横走り管7からの蒸気ドレンが、後述する蒸気ドレンポンプ62に吸引されて、ドレンコイル46に流通され、このドレンコイル46を外気が通過することで熱交換が行われ、外気が加熱されるとともに、蒸気ドレンが冷却される。ここで、例えば、ドレンコイル46に供給される蒸気ドレンの温度が95℃程度であり、熱交換後(冷却後)の温度が45℃程度になるように、ドレンコイル46の伝熱面積などが設定されている。また、ドレンコイル46は、蒸気コイル43の1/11の大きさで、空調機4の通気面積のうち、上側を残して設置されている。
ドレンコイル46を通過した蒸気ドレンは、蒸気ドレンポンプ(排出手段)62によって、蒸気ドレン排水管61を通って冷却水槽6に送られるようになっている。このように、第1の空調機4からの蒸気ドレンをボイラ2、3に送らずに冷却水槽6に送るのは、第1の空調機4がボイラ2、3から遠い位置に設置されているため、第1の空調機4からボイラ2、3に蒸気ドレンを送る配管を配設する労力、費用が膨大となるからである。
蒸気散布装置44の下流側で吐出口4Cの近傍には、外気の吸込み、給気の吐出しを促すファン47が配設されている。また、蒸気ドレン横走り管7の上流側の端部は、中間トラップなどに接続されている。
第2の空調機5は、第1の空調機4と同等の構成であるが、次の点で第1の空調機4と構成が異なる。すなわち、ドレンコイル46の他端部(下流側)が蒸気ドレン戻り管32に接続され、ドレンコイル46を通過した蒸気ドレンが蒸気ドレン戻り管32を介して第1のボイラ2に送られるようになっている。すなわち、第1のボイラ2から近い位置に設置されている第2の空調機5からの蒸気ドレンを冷却水槽6に送らずに、第1のボイラ2に戻すことで、蒸気ドレンおよびその熱を再利用するようになっている。また、蒸気コイル43および間接蒸気発生器45からの高温の蒸気ドレンを直接第1のボイラ2で再利用する方が、ドレンコイル46で熱交換するよりもエネルギー利用効率が高い場合には、第2の空調機5にドレンコイル46を設けずに、蒸気コイル43および間接蒸気発生器45からの蒸気ドレンを直接第1のボイラ2に送るようにしてもよい。
次に、このような構成の空調システム1の作用、動作および、空調機4、5による空調方法について説明する。
まず、第1のボイラ2から各空調機4、5の蒸気コイル43に蒸気を供給し、第2のボイラ3から各空調機4、5の間接蒸気発生器45に蒸気を供給し、さらに、各空調機4、5の冷水コイル42に冷水を供給する。この状態で、各空調機4、5のファン47を稼働すると、各空調機4、5の吸込み口4Bから外気が吸込まれ、フィルタ41によって外気中の粉塵などが除去される。続いて、冷水コイル42を通過することで、上記のようにして外気が除湿される。一方、後述するようにして、蒸気コイル43および間接蒸気発生器45から蒸気ドレン横走り管7を介してドレンコイル46に蒸気ドレンが供給され、このドレンコイル46を外気が通過することで、上記のようにして外気が加熱されるとともに、蒸気ドレンが冷却される。
次に、ドレンコイル46を通過して加熱された外気は、蒸気コイル43を通過することでさらに加熱され、蒸気が蒸気コイル43を通過して生成された蒸気ドレンは、第1の接続配管43aおよび蒸気ドレン横走り管7を介してドレンコイル46に供給される。一方、間接蒸気発生器45において上記のようにして浄化蒸気が生成され、生成された浄化蒸気が蒸気散布装置44に供給されて、各ノズルから散布される。そして、蒸気コイル43を通過して加熱された外気が蒸気散布装置44を通過すると、散布された浄化蒸気によって外気が加湿され、このようにして温度および湿度が調整された空気(外気)が、給気として吐出口4Cから吐き出される。また、間接蒸気発生器45を通過した蒸気は蒸気ドレンとなって、第2の接続配管45aおよび蒸気ドレン横走り管7を介してドレンコイル46に供給される。
一方、各第1の空調機4のドレンコイル46を通過して冷却された蒸気ドレンは、蒸気ドレン排水管61を介して冷却水槽6に送られ、冷却水槽6内で冷却水(上水や工業用水)と混ぜられて許容温度まで冷却された後に、雑排水系統に放流される。また、各第2の空調機5のドレンコイル46を通過して冷却された蒸気ドレンは、蒸気ドレン戻り管32を介して第1のボイラ2に送られるものである。
以上のように、この空調システム1および空調機4、5による空調方法によれば、蒸気ドレンと除湿された外気との熱交換によって蒸気ドレンが冷却されるため、冷却水槽6において蒸気ドレンの冷却に要する冷却水量を節減することができる。また、蒸気ドレンとの熱交換によって外気が加熱され、しかも、各空調機4、5の蒸気コイル43および間接蒸気発生器45からの蒸気ドレンによって外気を加熱している。このため、各空調機4、5以外の別系装置がなくても蒸気による外気の加熱量、つまり蒸気生成に要するエネルギーを節減することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、除湿と加湿とを行っているが、季節に応じて、除湿または加湿を行うようにしてもよい。すなわち、夏期には、冷水コイル42に冷水を通液し、間接蒸気発生器45に蒸気を通気せず、冬期には、間接蒸気発生器45に蒸気を通気する。これにより、夏期には、吸込み口4Bから流入した外気が、冷水コイル42によって除湿され、ドレンコイル46および蒸気コイル43によって加熱されて、除湿かつ温度調整される。また、冬期には、吸込み口4Bから流入した外気が、ドレンコイル46および蒸気コイル43によって加熱され、間接蒸気発生器45によって加湿されて、加湿かつ温度調整される。
また、空調対象(被空調室)や外気の状態などに応じて、冷水コイル42を設けずに(除湿せずに)間接蒸気発生器45による加湿のみを行う空調機、または、間接蒸気発生器45を設けずに(加湿せずに)冷水コイル42による除湿のみを行う空調機としてもよい。さらに、蒸気ドレンポンプ62を排出手段としているが、蒸気ドレン排水管61に勾配を設け、これを排出手段としてもよい。
以上のように、この発明に係る空調機および空調方法は、蒸気ドレンの冷却に要する冷却水量を節減し、しかも、別系装置がなくても蒸気生成に要するエネルギーを節減することが可能なものとして極めて有用である。
この発明の実施の形態に係る空調機を備えた空調システムを示す概略構成ブロック図である。 図1の空調システムの第1の空調機の概略構成図である。
符号の説明
1 空調システム
2、3 ボイラ
4、5 空調機
41 フィルタ
42 冷水コイル
43 蒸気コイル
43a 第1の接続配管
44 蒸気散布装置
45 間接蒸気発生器
45a 第2の接続配管
46 ドレンコイル
47 ファン
6 冷却水槽
62 蒸気ドレンポンプ(排出手段)
7 蒸気ドレン横走り管

Claims (4)

  1. 吸込み口から流入した空気を冷水によって除湿する冷水コイルと、
    前記冷水コイルを通過した空気を蒸気によって加熱する蒸気コイルと、
    前記蒸気コイルの上流側に設けられ、前記蒸気が前記蒸気コイルを通過して生成された蒸気ドレンと前記冷水コイルを通過した空気との間で熱交換を行うドレンコイルと、
    前記ドレンコイルを通過した蒸気ドレンを系外に排出する排出手段と、
    を備えたことを特徴とする空調機。
  2. 吸込み口から流入した空気を蒸気によって加熱する蒸気コイルと、
    前記蒸気コイルを通過した空気を加湿するための蒸気発生器と、
    前記蒸気が前記蒸気コイルを通過して生成された蒸気ドレンと、前記加湿に供された蒸気の凝縮によって生成された蒸気ドレンとを合流させる接続配管と、
    前記蒸気コイルの上流側に設けられ、前記接続配管からの蒸気ドレンを通液して前記吸込み口から流入した空気との間で熱交換を行うドレンコイルと、
    前記ドレンコイルを通過した蒸気ドレンを系外に排出する排出手段と、
    を備えたことを特徴とする空調機。
  3. 前記蒸気発生器は、前記蒸気コイルの蒸気と同系統の蒸気と、RO水との熱交換によって浄化蒸気を生成する、ことを特徴とする請求項2に記載の空調機。
  4. 吸込み口から流入した空気を冷水によって除湿する冷水コイルと、
    前記冷水コイルを通過した空気を蒸気によって加熱する蒸気コイルと、
    前記蒸気コイルを通過した空気を加湿するための蒸気発生器と、
    前記蒸気が前記蒸気コイルを通過して生成された蒸気ドレンと、前記加湿に供された蒸気の凝縮によって生成された蒸気ドレンとを合流させる接続配管と、
    前記蒸気コイルの上流側に設けられ、前記接続配管からの蒸気ドレンを通液して前記吸込み口から流入した空気との間で熱交換を行うドレンコイルと、
    前記ドレンコイルを通過した蒸気ドレンを系外に排出する排出手段と、を備え、
    夏期には、前記冷水コイルに冷水を通液し、前記蒸気発生器に蒸気を通気せず、
    冬期には、前記蒸気発生器に蒸気を通気する、
    ことを特徴とする空調機。
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