JP3168497U - ヒートポンプ利用の除湿再熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギ化の面や装置更新に要するイニシャルコストの面などで有利なヒートポンプ利用の除湿再熱装置を提供する。【解決手段】ヒートポンプ2の蒸発器evと冷却用熱交換器6との間で冷却用熱媒Cを循環させる冷却側循環路10、及び、ヒートポンプ2の凝縮器coと再熱用熱交換器7との間で再熱用熱媒Hを循環させる再熱側循環路11を備える構成において、ヒートポンプ2の蒸発器evから冷却用熱交換器6に送る冷却用熱媒Cを冷却する補助冷熱源機3を装備する。【選択図】図1

Description

本考案はヒートポンプ利用の除湿再熱装置に関し、詳しくは、調整対象空気を冷却除湿する冷却用熱交換器、及び、この冷却用熱交換器での冷却除湿に続いて調整対象空気を再熱する再熱用熱交換器を備えるとともに、ヒートポンプの蒸発器と冷却用熱交換器との間で冷却用熱媒を循環させる冷却側循環路、及び、ヒートポンプの凝縮器と再熱用熱交換器との間で再熱用熱媒を循環させる再熱側循環路を備えるヒートポンプ利用の除湿再熱装置に関する。
この種の除湿再熱装置は(図3参照)、ヒートポンプ2が蒸発器evにおいて吸熱するのに伴い凝縮器coにおいて放熱することを利用して、冷却用熱交換器6では、調整対象空気RAを蒸発器evで冷却した冷却用熱媒Cと熱交換させることで冷却除湿し、続いて再熱用熱交換器7では、冷却用熱交換器6で冷却除湿した調整対象空気RAを凝縮器coで加熱した再熱用熱媒Hと熱交換させることで再熱し、これにより、調整対象空気RAを結果的に除湿前とほぼ同等の温度レベルに保った状態で除湿するものである。
そして、このヒートポンプ利用の除湿再熱装置であれば、ヒートポンプ2を用いずに、冷却用熱交換器6に供給する冷却用熱媒Cを冷凍機等の冷熱源機により冷却し、また、再熱用熱交換器7に供給する再熱用熱媒Hをボイラ等の温熱源機により加熱する除湿再熱装置に比べ、省エネルギ化を効果的に達成することができる。
ところで、蒸気圧縮式のヒートポンプ2では蒸発器evでの吸熱量Qcに比べ凝縮器coでの放熱量Qhの方が大きくなる(換言すれば、蒸発器evでの冷却の成績係数に比べ凝縮器coでの加熱の成績係数の方が高くなる)ことが知られている。
このことに対し、従来、図3に示すように、凝縮器coでの放熱量Qhのうちの一部を熱交換器Nを介して屋外に廃棄する冷却塔CTを付加装備し、これにより、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gcと再熱用熱交換器7における加熱負荷Ghとが等しくて、凝縮器coでの放熱量Qhが再熱用熱交換器7における加熱負荷Ghに対して過剰になる場合に、その過剰分(余剰分=Qh−Gh)を冷却塔から廃棄することで対応するようにしたものがある。
しかし、上記冷却塔CTの如き過剰熱廃棄用の外部放熱装置を装備するものは、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gcとヒートポンプ2の蒸発器evでの吸熱量Qcとが見合うようにヒートポンプの容量を選定する(略言すれば、冷却側基準で容量選定する)ものであって、冷却用熱交換器6での空気RAの冷却除湿で要求される冷却用熱媒Cの往還温度差(即ち、冷却用熱交換器6における冷却用熱媒Cの入出口温度差)をヒートポンプ2において確保する必要上で、ヒートポンプ2の成績係数(COP)が低く制限される問題があり、この点、一層の省エネルギ化を図る上で未だ改善の余地があった。
また、ヒートポンプを用いずに、冷却用熱交換器6に供給する冷却用熱媒Cを冷凍機等の冷熱源機で冷却し、また、再熱用熱交換器7に供給する再熱用熱媒Hをボイラ等の温熱源で加熱する既設の除湿再熱装置からの装置更新として、上述の如き過剰熱廃棄用の外部放熱装置を備えるヒートポンプ利用の除湿再熱装置を設置する場合、既設の冷熱源機や温熱源機が不要になって、それら熱源機の有効利用を図ることが難しく、その分、実質的に装置更新のイニシャルコストが嵩む問題もあった。
これらの実情に鑑み、本考案の主たる課題は、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置において合理的な熱源構成を採用することにより、上記の如き問題を効果的に解消する点にある。
本考案の第1特徴構成は、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置に係り、その特徴は、
調整対象空気を冷却除湿する冷却用熱交換器、及び、この冷却用熱交換器での冷却除湿に続いて調整対象空気を再熱する再熱用熱交換器を備えるとともに、
ヒートポンプの蒸発器と前記冷却用熱交換器との間で冷却用熱媒を循環させる冷却側循環路、及び、前記ヒートポンプの凝縮器と前記再熱用熱交換器との間で再熱用熱媒を循環させる再熱側循環路を備えるヒートポンプ利用の除湿再熱装置であって、
前記冷却側循環路を通じて前記ヒートポンプの蒸発器から前記冷却用熱交換器に送る冷却用熱媒を冷却する補助冷熱源機を装備してある点にある。
つまり、この構成では、ヒートポンプの蒸発器で冷却した冷却用熱媒をさらに冷凍機などの補助冷熱源機で冷却して冷却用熱交換器に供給することができる。
したがって、冷却用熱交換器における冷却負荷と再熱用熱交換器における加熱負荷とが等しい場合に、ヒートポンプにおける蒸発器での吸熱量に比べ凝縮器での放熱量の方が大きいことに対し、その差分を補助冷熱源機で補う形態を採って、再熱用熱交換器における加熱負荷とヒートポンプの凝縮器での放熱量とが見合うようにヒートポンプの容量を選定する(略言すれば、再熱側基準で容量選定する)ことができる。
即ち、このことにより、先述の如き過剰熱廃棄用の外部放熱装置の付加装備を不要にすることができるとともに、ヒートポンプを容量的に小型なものにすることができる。
そしてまた、冷却用熱交換器での空気の冷却除湿で要求される冷却用熱媒の往還温度差を、ヒートポンプの蒸発器における冷却用熱媒の入出口温度差と補助冷熱源機における冷却用熱媒の入出口温度差との和により確保することができて、その分、ヒートポンプの蒸発器における冷却用熱媒の入出口温度差を小さくする(換言すれば、ヒートポンプの蒸発器における冷却用熱媒の出口温度を高くする)ことができ、これにより、ヒートポンプの成績係数を高くして省エネルギ化を一層促進することもできる。
また、冷却用熱交換器の冷却負荷がヒートポンプの下限負荷より小さくてヒートポンプの運転ができない状況でも、補助冷熱源機により冷却用熱媒を冷却して冷却用熱交換器で調整対象空気を冷却することもでき、この点で、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置の機能性も高めることができる。
さらに、冷却用熱交換器に対する冷凍機等の冷熱源機と再熱用熱交換器に対するボイラ等の温熱源機とを各別に備える既設の除湿再熱装置からの装置更新でヒートポンプ利用の除湿再熱装置を設置する場合には、既設の冷熱源機を補助冷熱源機として利用することもでき、この点、上記の如く過剰熱廃棄用の外部放熱装置が不要なこと、及び、ヒートポンプを容量的に小型なもので済ませられることとも相俟って、装置更新のイニシャルコストも効果的に低減することができる。
本考案の第2特徴構成は、第1特徴構成のヒートポンプ利用除湿再熱装置に係り、その特徴は、
連通路により連通させた低温貯留域と高温貯留域とを備える冷却用熱媒槽を装備し、
前記冷却側循環路を形成する流路のうち、前記ヒートポンプの蒸発器から送出される冷却用熱媒を導く冷却側第1往路、及び、前記補助冷熱源機に給送する冷却用熱媒を導く冷却側第2往路を、前記冷却用熱媒槽における前記高温貯留域に接続するとともに、
前記冷却側循環路を形成する流路のうち、前記補助冷熱源機から送出される冷却用熱媒を導く冷却側第3往路、及び、前記冷却用熱交換器に給送する冷却用熱媒を導く冷却側第4往路を、前記冷却用熱媒槽における前記低温貯留域に接続してある点にある。
つまり、この構成では、冷却用熱媒槽における低温貯留域と高温貯留域との間での冷却用熱媒の自由混合を制限するように上記連通路の通過抵抗を設定しておくことで、ヒートポンプの蒸発器−冷却側第1往路−冷却用熱媒槽の高温貯留域−冷却側第2往路−補助冷熱源機−冷却側第3往路−冷却用熱媒槽の低温貯留域−冷却側第4往路−冷却用熱交換器−冷却側復路−ヒートポンプの蒸発器の順に冷却用熱媒を送って、冷却用熱媒をヒートポンプの蒸発器と補助冷熱源機と冷却用熱交換器とにわたり直列的に循環させることができる。
そして、このような冷却用熱媒槽を装備することにより、何らかの原因でヒートポンプの蒸発器に対する冷却用熱媒の循環量と、補助冷熱源機に対する冷却用熱媒の循環量とに差が生じた場合にも、その差分を連通路による熱媒流通により吸収して、上記の如きヒートポンプの蒸発器と補助冷熱源機と冷却用熱交換器とにわたる冷却用熱媒の直列的な循環を安定的に維持することができる。
また、ヒートポンプの蒸発器や補助冷熱源機から送出される冷却用熱媒の温度に変動があったとしても、冷却用熱媒槽の貯留熱媒による熱的緩衝機能により、冷却用熱交換器に供給する冷却用熱媒の温度変動を抑制することができて、冷却用熱交換器に対して所定温度の冷却用熱媒を安定的に供給することができ、これらのことで、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置の運転安定性を高めることができる。
本考案の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成のヒートポンプ利用除湿再熱装置に係り、その特徴は、
連通路により連通させた低温貯留域と高温貯留域とを備える再熱用熱媒槽を装備し、
前記再熱側循環路を形成する流路のうち、前記ヒートポンプの凝縮器から送出される再熱用熱媒を導く再熱側第1往路、及び、前記再熱用熱交換器に給送する再熱用熱媒を導く再熱側第2往路を、前記再熱用熱媒槽における前記高温貯留域に接続するとともに、
前記再熱側循環路を形成する流路のうち、前記再熱用熱交換器から送出される再熱用熱媒を導く再熱側第1復路、及び、前記ヒートポンプの凝縮器に給送する再熱用熱媒を導く再熱側第2復路を、前記再熱用熱媒槽における前記低温貯留域に接続し、
前記再熱用熱媒槽における前記高温貯留域に貯留された再熱用熱媒を加熱する補助温熱源機を装備してある点にある。
つまり、この構成では、再熱用熱媒槽における低温貯留域と高温貯留域との間での再熱用熱媒の自由混合を制限するように上記連通路の通過抵抗を設定しておくことで、ヒートポンプの凝縮器−再熱側第1往路−再熱用熱媒槽の高温貯留域−再熱側第2往路−再熱用熱交換器−再熱側第1復路−再熱用熱媒槽の低温貯留域−再熱側第2復路−ヒートポンプの凝縮器の順に再熱用熱媒を送って、再熱用熱媒をヒートポンプの凝縮器と再熱用熱交換器との間で循環させることができる。
そして、このような再熱用熱媒槽を装備することにより、何らかの原因でヒートポンプの凝縮器に対する再熱用熱媒の循環量と、再熱用熱交換器の側に対する再熱用熱媒の循環量とに差が生じた場合にも、その差分を連通路による熱媒流通により吸収して、上記の如きヒートポンプの凝縮器と再熱用熱交換器との間での再熱用熱媒の循環を安定的に維持することができる。
また、ヒートポンプの凝縮器から送出される再熱用熱媒の温度に変動があったとしても、再熱用熱媒槽の貯留熱媒による熱的緩衝機能により、再熱用熱交換器に供給する再熱用熱媒の温度変動を抑制することができて、再熱用熱交換器に対して所定温度の再熱用熱媒を安定的に供給することができ、これらのことで、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置の運転安定性を高めることができる。
さらに、再熱用熱媒槽における高温貯留域に貯留された再熱用熱媒を加熱する補助温熱源機を装備することで、冷却用熱交換器の冷却負荷がヒートポンプの下限負荷より小さくてヒートポンプの運転ができない状況でも、補助温熱源機により再熱用熱媒を加熱して再熱用熱交換器で調整対象空気を加熱することもでき、この点で、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置の機能性も高めることができる。
本考案の第4特徴構成は、第1〜第3特徴構成いずれかのヒートポンプ利用除湿再熱装置に係り、その特徴は、
空調対象域からの排出空気を浄化する湿式浄化装置からの送出浄化空気を調整対象空気として前記冷却用熱交換器に導く導入風路、及び、前記冷却用熱交換器での冷却除湿に続き前記再熱用熱交換器で再熱した空気を空調用空気として前記空調対象域に導く導出風路とを装備してある点にある。
つまり、この構成では、空調対象域からの排出空気を湿式浄化装置で浄化するとともに、その湿式浄化装置から送出される浄化空気が湿式浄化装置での水との接触で高湿になることに対し、その高湿の浄化空気を導入風路を通じ冷却用熱交換器に導いて冷却用熱交換器で冷却除湿するとともに、それに続き再熱用熱交換器で再熱することで、空調対象域からの排出空気を空調対象域に対する空調用空気として再利用できるようにする。
そして、このように除湿再熱した浄化空気を導出風路を通じ空調対象域に導くことで、その空調対象域からの排出空気を湿式浄化装置−導入風路−冷却用熱交換器−再熱用熱交換器−導出風路−空調対象域の順に循環させる形態で、空調対象域に対する空調用空気として再利用する。
即ち、この構成によれば、上記の如く空調対象域からの排出空気を空調対象域に対する空調用空気として再利用することで、空調対象域からの排出空気の全量を廃棄する空調方式に比べ、空調コストを低減することができる。
ヒートポンプ利用除湿再熱装置の装置構成図 塗装ブース空調設備の設備構成図 従来装置の装置構成図
図1はヒートポンプ利用の除湿再熱装置を示し、ここで、1は空調機、2はヒートポンプ、3は補助冷熱源機としての冷凍機、4は補助温熱源機としてのボイラである。
空調機1には、調整対象空気RAを冷却除湿する冷却用熱交換器6と、その冷却用熱交換器6で冷却除湿した調整対象空気RAを再熱する再熱用熱交換器7とを装備してあり冷凍機3には、その冷凍機3に対し循環路8を通じて循環させる冷却水CWを外気により冷却する冷却塔9を接続してある。
ヒートポンプ2は、圧縮機com−凝縮器co−膨張弁ex−蒸発器evの順に冷媒rを循環させる蒸気圧縮式ヒートポンプであり、基本的には、このヒートポンプ2の蒸発器ev(厳密には蒸発器evの吸熱源側流路)で冷却した冷水Cを冷却用熱媒として冷却側循環路10を通じ空調機1の冷却用熱交換器6に循環供給することで、冷却用熱交換器6において調整対象空気RAを冷却除湿する。
また、このヒートポンプ2の凝縮器co(厳密には凝縮器coの放熱源側流路)で加熱した温水Hを再熱用熱媒として再熱側循環路11を通じ空調機1の再熱用熱交換器7に循環供給することで、再熱用熱交換器7において冷却除湿後の調整対象空気RAを再熱する。
ヒートポンプ2の運転では、蒸発器evでの冷水Cに対する冷却量Qc(即ち、蒸発器evでの蒸発冷媒rの吸熱量)に比べ、凝縮器coでの温水Hに対する加熱量Qh(即ち、凝縮器coでの凝縮冷媒rの放熱量)の方が圧縮機comの仕事分だけ大きくなる。
このことに対し、冷凍機3は、蒸発器evでの冷却量Qcと凝縮器coでの加熱量Qhとの差分の冷却量ΔQc(=Qh−Qc)を賄うために、冷却側循環路10における冷却用熱交換器6への往路部分に介装してあり、これにより、この冷却除湿装置では、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gcと再熱用熱交換器7における加熱負荷Gh(再熱負荷)とが等しいことに対して、凝縮器coでの加熱量Qhが再熱用熱交換器7における加熱負荷Ghに見合うようにヒートポンプ2の容量を選定する再熱側基準の容量選定を採用している。
即ち、ヒートポンプ2の凝縮器coで加熱した温水Hを再熱用熱交換器7に供給するのに対して、ヒートポンプ2の蒸発器evで冷却した冷水Cを補助冷熱源機としての冷凍機3により上記の差分冷却量ΔQだけさらに冷却して冷却用熱交換器6に供給するようにしている。
また、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gcがヒートポンプ2の下限負荷(換言すれば、蒸発器evにおける下限冷却量Qcmin)より小さくてヒートポンプ2の運転ができない状況でも、冷凍機3による冷水Cの冷却により冷却用熱交換器6において調整対象空気RAを冷却できるようにしてある。
冷凍機3を冷却側循環路10の往路部分に介装するにあたっては、冷却用熱媒槽としての冷水槽12を冷却側循環路10の往路部分に介装し、この冷水槽12と冷凍機3との間で冷水Cを循環させるようにしてある。
具体的には、冷水槽12の槽内は仕切壁12aにより低温貯留域12Aと高温貯留域12Bとに区画するとともに、仕切壁12aの上端と貯留水面との間を連通路12bとして、低温貯留域12Aと高温貯留域12Bとの間での冷水Cの自由混合を制限した状態で、それら両域12A,12Bを連通させてある。
そして、冷却側循環路10を形成する流路のうち、ヒートポンプ2の蒸発器evから送出される冷水Cを導く冷却側第1往路10a、及び、冷凍機3に給送する冷水Cを導く冷却側第2往路10bを、冷水槽12における高温貯留域12Bに接続し、また、冷却側循環路10を形成する流路のうち、冷凍機3から送出される冷水Cを導く冷却側第3往路10c、及び、冷却用熱交換器6に給送する冷水Cを導く冷却側第4往路10dを、冷水槽12における低温貯留域12Aに接続してある。
10eは、冷却側循環路10を形成する流路のうち、冷却用熱交換器6から送出される冷水Cをヒートポンプ2の蒸発器evに戻す冷却側復路である。
つまり、冷却側循環路10では基本的に、冷却側の第1〜第3循環ポンプPc1〜Pc3を運転することで、ヒートポンプの蒸発器ev−冷却側第1往路10a−冷水槽12の高温貯留域12B−冷却側第2往路10b−冷凍機3−冷却側第3往路10c−冷水槽12の低温貯留域12A−冷却側第4往路10d−冷却用熱交換器6−冷却側復路10e−ヒートポンプの蒸発器evの順に冷水Cを送って、冷水Cをヒートポンプ2の蒸発器evと冷凍機3と冷却用熱交換器6とにわたり直列的に循環させる。
また、冷水槽12を設けることで、何らかの原因でヒートポンプ2の蒸発器evに対する冷水Cの循環量と冷凍機3に対する冷水Cの循環量とに差がある場合にも、その差分を連通路12bによる冷水流通により吸収して、ヒートポンプ2の蒸発器evと冷凍機3と冷却用熱交換器6とに対する直列的な冷水循環を安定的に維持できるように、さらに、ヒートポンプ2の蒸発器evや冷凍機3から送出される冷水Cの温度に変動があったとしても、冷水槽12の貯留冷水Cによる熱的緩衝機能により、冷却用熱交換器6に対して所定温度の冷水Cを安定的に供給できるようにしてある。
なお、13は冷却側第4往路10dにより冷却用熱交換器6に導く冷水Cの一部を分流して冷却側復路10eに短絡させる冷却側バイパス路であり、14は冷却側バイパス路13に対する冷水Cの分流量を調整して冷却用熱交換器6に対する冷水Cの供給量を調整することで、冷却用熱交換器6での空気冷却量を調整する冷却側三方弁である。
一方、再熱側循環路11には再熱用熱媒槽としての温水槽15を介装し、補助温熱源機としてのボイラ4により生成した蒸気Sを蒸気供給路16を通じて温水槽15の貯留温水Hに吹き込むことで、その貯留温水Hを加熱するようにしてある。
即ち、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gcがヒートポンプ2の下限負荷(蒸発器evにおける下限冷却量Qcmin)より小さくてヒートポンプ2の運転ができない状況でも、ボイラ4による温水Hの加熱により再熱用熱交換器7において調整対象空気RAを加熱できるようにしてある。
具体的には、温水槽15の槽内は冷水槽12と同様に、仕切壁15aにより低温貯留域15Aと高温貯留域15Bとに区画するとともに、仕切壁15aの上端と貯留水面との間を連通路15bとして、低温貯留域15Aと高温貯留域15Bとの間での温水Hの自由混合を制限した状態で、それら両域15A,15Bを連通させてある。
また、ボイラ4からの蒸気供給路16を温水槽15の高温貯留域15Bに接続してある。
そして、再熱側循環路11を形成する流路のうち、ヒートポンプ2の凝縮器coから送出される温水Hを導く再熱側第1往路11a、及び、再熱用熱交換器7に給送する温水Hを導く再熱側第2往路11bを、温水槽15における高温貯留域15Bに接続し、また、再熱側循環路11を形成する流路のうち、再熱用熱交換器7から送出される温水Hを導く再熱側第1復路11c、及び、ヒートポンプ2の凝縮器coに給送する温水Hを導く再熱側第2復路11dを、温水槽15における低温貯留域15Aに接続してある。
つまり、再熱側循環路11では基本的に、再熱側の第1,第2循環ポンプPh1,Ph2を運転することで、ヒートポンプ2の凝縮器co−再熱側第1往路11a−温水槽15の高温貯留域15B−再熱側第2往路11b−再熱用熱交換器7−再熱側第1復路11c−温水槽15の低温貯留域15A−再熱側第2復路11d−ヒートポンプ2の凝縮器coの順に温水Hを送って、温水Hをヒートポンプ2の凝縮器coと再熱用熱交換器7との間で循環させる。
また、温水槽15を設けることで、何らかの原因でヒートポンプ2の凝縮器coに対する温水Hの循環量と、再熱用熱交換器7の側に対する温水Hの循環量とに差が生じた場合にも、その差分を連通路15bによる熱媒流通により吸収して、ヒートポンプ2の凝縮器coと再熱用熱交換器7との間での温水Hの循環を安定的に維持できるように、また、ヒートポンプ2の凝縮器coから送出される温水Hの温度に変動があったとしても、温水槽15の貯留温水Hによる熱的緩衝機能により、再熱用熱交換器7に対して所定温度の温水Hを安定的に供給できるようにしてある。
なお、17は再熱側第2往路11bにより再熱用熱交換器7に導く温水Hの一部を分流して再熱側第1復路11cに短絡させる再熱側バイパス路であり、18は再熱側バイパス路17に対する温水Hの分流量を調整して再熱用熱交換器7に対する温水Hの供給量を調整することで、再熱用熱交換器7での空気加熱量を調整する再熱側三方弁である。
また、19は、ボイラ4から蒸気供給路16を通じて温水槽15の高温貯留域15Bに吹き込む蒸気Sの吹き込み量を調整する蒸気調整弁である。
図2は、上記の除湿再熱装置を設置する塗装ブース20を示し、この塗装ブース20では、搬送装置により搬入搬出される自動車ボディなどの被塗物21を塗装作業域22において吹き付け塗装する。
塗装作業域22の天井部には、温湿度調整した空調用空気SAを天井フィルタ23を介して天井部全面から空調対象域として塗装作業域22に吹き出し供給する給気チャンバ24を設けてあり、この空調用空気SAの供給により塗装作業域22を塗装に適した所定の温湿度状態に調整する。
また、塗装作業域22の下方には、空調用空気SAの供給に伴い塗装作業域22から浮遊塗料ミストを含む域内空気RAが格子床25を通じて下方に排出されることに対し、この排出空気RAを流下板26aからの流下洗浄水Wsとともに屈曲絞り流路26bに高速通過させることで、排出空気RA中の塗料ミストを洗浄水Wsに捕捉させて排出空気RAを浄化する湿式浄化装置26を配備してある。
湿式浄化装置26で塗料ミストを捕捉した洗浄水Wsは、分離装置27により捕捉塗料分を除去して浄化した後、流下板26aに再度供給されて湿式浄化装置26での塗料ミスト捕捉に循環使用される。
一方、湿式浄化装置26からは塗装作業域22の域温とほぼ同じ温度でありながら洗浄水Wsとの接触で加湿されて高湿化した浄化空気RAが送出されるが、上記の除湿再熱装置では、この湿式浄化装置26から送出される高湿の浄化空気RAを調整対象空気として導入風路28aを通じ前記空調機1に導き、その高湿浄化空気RAを冷却用熱交換器6で冷却除湿するとともに再熱用熱交換器7で再熱する。
そして、空調機1から導出風路28bに送出される除湿再熱後の浄化空気RAを外調機29で温湿度調整した調整外気OAと合流させ、この合流空気(RA+OA)を空調用空気SAとして給気チャンバ24を通じて塗装作業域22に供給するようにしてある。
つまり、塗装作業域22から湿式浄化装置26を通じて排出される浄化空気RAの一部を空調機1において除湿再熱することで、その浄化空気RAを塗装作業域22に対する空調用空気SAとして循環使用するようにし、これにより、塗装作業域22に供給した空調用空気SAの全量を一過的に廃棄する場合に比べ、空調用空気SAの調整に要するエネルギを低減するようにしてある。
なお、湿式浄化装置26から送出される浄化空気RAのうち、外調機29から塗装作業域22に供給する調整外気OAの量に相当する量は、排気路28cを通じて外部に排出する。
上記の除湿再熱装置における補助冷熱源機としての冷凍機3及び補助温熱源機としてのボイラ4は、ヒートポンプ2とともに新たに設置する新設の冷凍機やボイラであってもよいが、ヒートポンプを用いずに、冷却用熱交換器6に対する循環冷水Cを冷凍機により冷却し、また、再熱用熱交換器7に対する循環温水Hをボイラにより加熱する既設の除湿再熱装置からの装置更新として、ヒートポンプ利用の除湿再熱装置を設置する場合には、補助冷熱源機としての冷凍機3に既設の冷凍機を流用したり、補助温熱源機としてのボイラ4に既設のボイラを流量するようにしてもよい。
また、上記の例では、空調機1及びヒートポンプ2を備える1組の除湿再熱装置に対して1つの冷凍機3及び1つのボイラ4を装備するものを示したが、1つの冷凍機3及び1つのボイラ4を複数組の除湿再熱装置に対する兼用の補助冷熱源機及び兼用の補助温熱源機として用いるようにしてもよい。
図1において、30は上記除湿再熱装置の運転制御を司る制御装置、31はヒートポンプ2の凝縮器coから送出される温水Hの温度th1を検出する第1温度センサ、32は温水槽15の高温貯留域15Bから送出される温水Hの温度th2を検出する第2温度センサ,33は空調機1から送出される除湿再熱空気RAの温度tr及び湿度xrを検出する空気温湿度センサである。
そして、この除湿再熱装置では、制御装置30による運転制御の下で、第1温度センサ31の検出温度th1に基づきヒートポンプ圧縮機comの動作周波数(インバータ周波数)を調整することで、ヒートポンプ2の凝縮器coから送出される温水Hの温度th1を設定温水温度ths(例えば、45℃)に自動調整するとともに、第2温度センサ32の検出温度th2に基づき蒸気調整弁19の開度を調整することで、温水槽15の高温貯留域15Bから送出される温水Hの温度th2を上記設定温水温度thsに自動調整するようにしてある。
また、空気温湿度センサ33の検出湿度xrに基づき冷却側三方弁14を調整することで、空調機1から送出される除湿再熱空気RAの湿度xrを設定湿度xrsに自動調整し、同様に、空気温湿度センサ33の検出温度trに基づき再熱側三方弁18を調整することで、空調機1から送出される除湿再熱空気RAの温度trを設定温度trsに自動調整するようにしてある。
この制御装置30による運転制御の下で例えば冬期に除湿再熱装置の運転を開始すると、この除湿再熱装置は次のように動作する。
塗装作業域22から排出される空気RAの温度が未だ低く、また、湿式浄化装置26における循環洗浄水Wsの温度も未だ低い段階では、湿式浄化装置26において洗浄水Wsとの接触による空気加湿が進まず、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gc(除湿負荷)が発生しない。
この為、仮にヒートポンプ2及び冷凍機3を運転しても、それらの出口冷水温度が下限温度未満となるため、ヒートポンプ2及び冷凍機3は運転されず、この状態で、蒸気調整弁19が開かれてボイラ4からの蒸気供給による循環温水Hの加熱で、湿式浄化装置26からの浄化空気RAが再熱用熱交換器7において加熱される。
塗装作業域22から排出される空気RAの温度がある程度上昇し、また、湿式浄化装置26における循環洗浄水Wsの温度もある程度上昇すると、湿式浄化装置26において洗浄水Wsとの接触による空気加湿が生じるようになり、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gc(除湿負荷)が徐々に大きくなる。
この為、出口冷水温度の設定値がヒートポンプ2よりも低い冷凍機3の方が先ず運転開始され、この為、冷凍機3による循環冷水Cの冷却で、湿式浄化装置26からの浄化空気RAが冷却用熱交換器6において冷却除湿され、それに続き、ボイラ4からの蒸気供給による循環温水Hの加熱で、冷却除湿後の浄化空気RAが再熱用熱交換器7において再熱されるようになる。
塗装作業域22から排出される空気RAの温度及び湿式浄化装置26における循環洗浄水Wsの温度がさらに上昇し、それに伴い、湿式浄化装置26での洗浄水Wsとの接触による空気加湿が進んで、冷却用熱交換器6における冷却負荷Gc(除湿負荷)がある程度まで大きくなると、ヒートポンプ2の運転が開始される。
この為、冷却側ではヒートポンプ2の蒸発器evにおいて冷却された冷水Cが冷凍機3においてさらに冷却されて冷却用熱交換器6に供給される形態で、湿式浄化装置26からの浄化空気RAが冷却用熱交換器6において冷却除湿される。
また、再熱側では、ヒートポンプ2の凝縮器coにおいて循環温水Hの加熱が開始されることで、蒸気調整弁19の開度が絞られてボイラ4からの蒸気供給量が減少し、ヒートポンプ2の凝縮器coでの循環温水Hの加熱と、ボイラ4からの供給蒸気による循環温水Hの加熱とにより、冷却除湿後の浄化空気RAが再熱用熱交換器7において再熱される状態になる。
その後、塗装作業域22から排出される空気RAの温度及び湿式浄化装置26における循環洗浄水Wsの温度が安定温度まで上昇して定常化し、また、それに伴い湿式浄化装置26から送出される浄化空気RAの湿度も安定湿度まで上昇して定常化すると、ヒートポンプ2の凝縮器coから送出される温水Hの温度th1が設定温水温度thsに達するようになることで、蒸気調整弁19が閉じられてボイラ4からの蒸気供給による循環温水Hの加熱が停止され定常運転に移行する。
即ち、この定常運転では、ヒートポンプ2の蒸発器evにおいて冷却された冷水Cを前述の差分冷却量ΔQcだけ冷凍機3においてさらに冷却して冷却用熱交換器6に供給する形態で、湿式浄化装置26からの浄化空気RAを冷却用熱交換器6において冷却除湿し、一方、循環温水Hをヒートポンプ2の凝縮器coでのみ加熱して再熱用熱交換器7に供給する形態で、冷却除湿後の浄化空気RAを再熱用熱交換器7において再熱する状態になり、そして以降、この定常運転が継続される。
〔別実施形態〕
次に本考案の別の実施形態を列記する。
冷却用熱交換器6に対して循環させる冷却用熱媒C、及び、再熱用熱交換器7に対して循環させる再熱用熱媒Hには冷水や温水に限らず、各種水溶液など種々の液体を使用することができる。
補助冷熱源機3は冷凍機に限られるものではなく、冷却用熱媒Cを冷却し得るものであれば、空冷や水冷などの形式を問わず種々の冷熱源機を補助冷熱源機として採用することができ、場合によっては、冷凍機等により冷却した熱媒との熱交換により冷却用熱媒Cを冷却する熱交換器を補助冷熱源機とするようにしてもよい。
補助温熱源機4はボイラに限られるものではなく、温水発生装置など、再熱用熱媒Hを加熱し得るものであれば、種々の形式の温熱源機を補助温熱源機として採用することができ、また、ボイラや温水発生機等により加熱した熱媒との熱交換により再熱用熱媒Hを加熱する熱交換器を補助温熱源機とするようにしてもよい。
前述の実施形態では、冷却用熱交換器6に対して循環させる冷却用熱媒C(冷水)の流量、及び、再熱用熱交換器7に対して循環させる再熱用熱媒H(温水)の流量を三方弁14,18により調整するようにしたが、これらの流量調整をポンプのインバータ制御や二方弁により行なうようにする、あるいは、ポンプのインバータ制御と二方弁との組み合わせにより行なうようにしてもよい。
前述の実施形態では、冷却用熱媒槽(冷水槽12)や再熱用熱媒槽(温水槽15)において、仕切壁12a,15aの上端と貯留熱媒液面との間を連通路12b,15bとする例を示したが、これ限らず、冷却用熱媒槽12や再熱用熱媒槽15の夫々について、低温貯留域12A,15Aと高温貯留域12B,15Bとの連通させる連通路12b,15bの具体的な構造や槽内配置は種々の変更が可能である。
場合によっては、前述の冷水槽12の如き冷却用熱媒槽や前述の温水槽15の如き再熱用熱媒槽を省略して、各機を管路でのみ接続するようにしてもよい。
調整対象空気RAは湿式浄化装置26で浄化した塗装ブース排気に限られるものではなく、冷却除湿とそれに続く再熱とを要する空気であれば種々の空気を調整対象空気RAとすることができる。
また、湿式浄化装置26により浄化した空気RAを調整対象空気とする場合、その湿式浄化装置はどのような湿式方式で空気RAを浄化するものであってもよい。
本考案によるヒートポンプ利用の除湿再熱装置は、種々の空気を種々の目的で冷却除湿及び再熱するのに用いることができる。
RA 調整対象空気
6 冷却用熱交換器
7 再熱用熱交換器
2 ヒートポンプ
ev 蒸発器
C 冷却用熱媒
10 冷却側循環路
co 凝縮器
H 再熱用熱媒
11 再熱側循環路
3 補助冷熱源機
12b 連通路
12A 低温貯留域
12B 高温貯留域
12 冷却用熱媒槽
10a 冷却側第1往路
10b 冷却側第2往路
10c 冷却側第3往路
10d 冷却側第4往路
15b 連通路
15A 低温貯留域
15B 高温貯留域
15 再熱用熱媒槽
11a 再熱側第1往路
11b 再熱側第2往路
11c 再熱側第1復路
11d 再熱側第2復路
4 補助温熱源機
22 空調対象域
RA 排出空気,浄化空気
26 湿式浄化装置
28a 導入風路
28b 導出風路

Claims (4)

  1. 調整対象空気を冷却除湿する冷却用熱交換器、及び、この冷却用熱交換器での冷却除湿に続いて調整対象空気を再熱する再熱用熱交換器を備えるとともに、
    ヒートポンプの蒸発器と前記冷却用熱交換器との間で冷却用熱媒を循環させる冷却側循環路、及び、前記ヒートポンプの凝縮器と前記再熱用熱交換器との間で再熱用熱媒を循環させる再熱側循環路を備えるヒートポンプ利用の除湿再熱装置であって、
    前記冷却側循環路を通じて前記ヒートポンプの蒸発器から前記冷却用熱交換器に送る冷却用熱媒を冷却する補助冷熱源機を装備してあるヒートポンプ利用の除湿再熱装置。
  2. 連通路により連通させた低温貯留域と高温貯留域とを備える冷却用熱媒槽を装備し、
    前記冷却側循環路を形成する流路のうち、前記ヒートポンプの蒸発器から送出される冷却用熱媒を導く冷却側第1往路、及び、前記補助冷熱源機に給送する冷却用熱媒を導く冷却側第2往路を、前記冷却用熱媒槽における前記高温貯留域に接続するとともに、
    前記冷却側循環路を形成する流路のうち、前記補助冷熱源機から送出される冷却用熱媒を導く冷却側第3往路、及び、前記冷却用熱交換器に給送する冷却用熱媒を導く冷却側第4往路を、前記冷却用熱媒槽における前記低温貯留域に接続してある請求項1に記載したヒートポンプ利用の除湿再熱装置。
  3. 連通路により連通させた低温貯留域と高温貯留域とを備える再熱用熱媒槽を装備し、
    前記再熱側循環路を形成する流路のうち、前記ヒートポンプの凝縮器から送出される再熱用熱媒を導く再熱側第1往路、及び、前記再熱用熱交換器に給送する再熱用熱媒を導く再熱側第2往路を、前記再熱用熱媒槽における前記高温貯留域に接続するとともに、
    前記再熱側循環路を形成する流路のうち、前記再熱用熱交換器から送出される再熱用熱媒を導く再熱側第1復路、及び、前記ヒートポンプの凝縮器に給送する再熱用熱媒を導く再熱側第2復路を、前記再熱用熱媒槽における前記高温貯留域に接続し、
    前記再熱用熱媒槽における前記高温貯留域に貯留された再熱用熱媒を加熱する補助温熱源機を装備してある請求項1又は2に記載したヒートポンプ利用の除湿再熱装置。
  4. 空調対象域からの排出空気を浄化する湿式浄化装置からの送出浄化空気を調整対象空気として前記冷却用熱交換器に導く導入風路、及び、前記冷却用熱交換器での冷却除湿に続き前記再熱用熱交換器で再熱した空気を空調用空気として前記空調対象域に導く導出風路とを装備してある請求項1〜3のいずれか一項に記載したヒートポンプ利用の除湿再熱装置。
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JP2016022402A (ja) * 2014-07-16 2016-02-08 株式会社前川製作所 塗装システム及び塗装システムの運転方法
CN114001414A (zh) * 2021-11-02 2022-02-01 上海亨艺环境科技有限公司 一种直膨式热泵除湿再热装置

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