JP2009243768A - 冷却システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の使用温度帯に対応する場合であっても安全性高く省エネルギ化を図ることの可能な冷却システムを提供する。
【解決手段】室外側に設けられて第1冷媒(NH)が循環する第1冷凍回路(10)の第1熱交換器(14)と室内側の冷凍ショーケース(冷凍機器)に内装されて第2冷媒(CO)が循環する第2冷凍回路(20)の第2熱交換器(22)との間に、熱媒体(ブライン)が第1冷媒及び第2冷媒と熱交換を行いつつ循環する熱媒体回路(30)を設け、該熱媒体回路には冷蔵ショーケース(冷蔵機器)に内装され熱媒体が循環することで直接冷却器として機能する第3熱交換器(32)を配設するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷却システムに係り、詳しくは冷凍ショーケースや冷蔵ショーケース等の複数の使用温度帯に対応した冷却システムに関する。
従来、フロンの代替冷媒としてアンモニアや二酸化炭素等の自然系冷媒を使用した冷却システムが開発されている。
このような冷却システムとしては、冷蔵ショーケース内に圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器が設置された一元冷却システムの他、アンモニアや二酸化炭素等の二種の冷媒による冷凍回路を使用し、例えばアンモニア回路を室外機側に二酸化炭素回路を室内機側に用いて互いに熱交換を行い、冷却効率の向上を図った二元冷却システムが知られている。
また、このような二元冷却システムの場合、室内にアンモニアの配管が設置されると人体に有害なアンモニアの室内への漏洩が懸念されることから、最近では、アンモニア回路と二酸化炭素回路との間にブライン(例えば塩化カルシウム水溶液)や水を熱媒体とした熱媒体回路(ブライン回路)を設け、室内へのアンモニアの漏洩を防止した安全性の高い冷却システムも開発されている(特許文献1等参照)。
特開2007−71519号公報
ところで、上記特許文献1に開示の冷却システムでは、冷蔵ショーケースを二酸化炭素回路で構成するとともに室外機をアンモニア回路で構成し、単純にこれら冷蔵ショーケースの二酸化炭素回路と室外機のアンモニア回路との間に熱媒体回路を介装するようにしている。
しかしながら、最近のコンビニエンスストア等の店舗においては、冷蔵ショーケースのみならず冷凍ショーケース等の種々の使用温度帯のショーケースを複数隣接設置する例が増加しており、このような複数の使用温度帯に対応したショーケースからなる冷却システムを如何に省エネルギ化を図りつつ安全に構築するかが課題となっている。
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、複数の使用温度帯に対応する場合であっても安全性が高く省エネルギ化を図ることの可能な冷却システムを提供することにある。
上記の目的を達成するべく、請求項1の冷却システムは、第1圧縮機、凝縮器、第1膨張装置及び第1熱交換器が順に配設され、第1冷媒が相変化しつつ循環する第1冷凍回路と、第2圧縮機、第2熱交換器、第2膨張装置及び蒸発器が順に配設され、第2冷媒が相変化しつつ循環する第2冷凍回路と、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間に設けられ、熱媒体が前記第1冷媒及び前記第2冷媒と熱交換を行いつつ循環する熱媒体回路とを備え、前記熱媒体回路には、前記熱媒体の循環する第3熱交換器が配設されていることを特徴とする。
請求項2の冷却システムでは、請求項1において、前記熱媒体回路を循環する前記熱媒体はブラインまたは水であって、前記第1冷凍回路を室外側に配置するとともに、前記第2冷凍回路を室内側の冷凍機器内に、前記第3熱交換器を室内側の冷蔵機器内に配置してなることを特徴とする。
請求項3の冷却システムでは、請求項1または2において、前記第3熱交換器は前記第2熱交換器に並列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする。
請求項4の冷却システムでは、請求項1または2において、前記第3熱交換器は前記第2熱交換器に直列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする。
請求項5の冷却システムでは、請求項4において、前記熱媒体の流れ方向で視て前記第3熱交換器が前記第2熱交換器よりも上流側に配設されていることを特徴とする。
請求項6の冷却システムでは、請求項1乃至5のいずれかにおいて、前記第2冷凍回路は複数からなり、前記第2熱交換器は各々並列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする。
請求項7の冷却システムでは、請求項1乃至6のいずれかにおいて、前記第3熱交換器は複数からなり、各々並列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする。
請求項1の冷却システムによれば、第1熱交換器と第2熱交換器との間には第1冷媒及び第2冷媒と熱交換を行う熱媒体の循環する熱媒体回路が設けられ、当該熱媒体回路には、熱媒体の循環する第3熱交換器が配設されているので、第1冷凍回路と第2冷凍回路とを熱媒体回路で熱的に繋ぐことにより高温高圧となる第1冷凍回路及び第2冷凍回路の経路を極力短くする等して冷却システムの安全性を高めるようにできるとともに、熱媒体回路に第3熱交換器を設けることで、新たな冷凍回路を設けることなく熱媒体回路を有効に熱利用することができ、冷却システムを例えば複数の使用温度帯に対応させるような場合において、冷却システム全体をコンパクトにして省エネルギ化を図ることができる。
請求項2の冷却システムによれば、熱媒体回路を循環する熱媒体はブラインまたは水であって、第1冷凍回路を室外側に配置するとともに、第2冷凍回路を室内側の冷凍機器内に、第3熱交換器を室内側の冷蔵機器内に配置してなるので、第1冷凍回路から第2冷凍回路までの経路をブラインまたは水を熱媒体とする熱媒体回路で繋ぐことで、第1冷媒が室内に漏洩することを確実に防止でき、冷却システムを例えば複数の使用温度帯に対応させるような場合において、確実に冷却システムの安全性を高めつつ冷却システム全体の省エネルギ化を図ることができる。
請求項3の冷却システムによれば、第3熱交換器は第2熱交換器に並列に熱媒体回路に配設されているので、第2熱交換器と第3熱交換器とに流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することができる。
請求項4の冷却システムによれば、第3熱交換器は第2熱交換器に直列に熱媒体回路に配設されているので、合理的に第2熱交換器と第3熱交換器に流入する熱媒体の温度に差を生じさせることができ、より一層省エネルギ化を図った冷却システムを構築することができる。
請求項5の冷却システムによれば、第3熱交換器が第2熱交換器の上流側となるように熱媒体回路に配設されているので、第2冷凍回路の第2熱交換器で熱交換を行う前に熱媒体で直接に熱交換を行う第3熱交換器によって冷蔵ショーケースを優先的に効率よく冷却するようにでき、より一層省エネルギ化を図った冷却システムを構築することができる。
請求項6の冷却システムによれば、第2冷凍回路は複数からなり、第2熱交換器は各々並列に熱媒体回路に配設されているので、複数の第2熱交換器に流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することができる。
請求項7の冷却システムによれば、第3熱交換器は複数からなり、各々並列に熱媒体回路に配設されているので、複数の第3熱交換器に流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
先ず、第1実施例を説明する。
図1を参照すると、本発明の第1実施例に係る冷却システムの概略構成図が示されており、以下同図に基づき説明する。
同図に示すように、本発明に係る冷却システムは、大きくは第1冷凍回路10、複数(図1では2個)の第2冷凍回路20及び熱媒体回路30から構成されている。
第1冷凍回路10は、第1圧縮機11、凝縮器12、第1膨張装置である第1膨張弁13及び第1熱交換器14からなり、第1圧縮機11→凝縮器12→第1膨張弁13→第1熱交換器14→第1圧縮機11の順に第1冷媒を循環させることが可能に構成されている。ここに、当該第1冷凍回路10で使用される第1冷媒は、自然系冷媒(例えば、アンモニア(NH))である。
なお、第1冷凍回路10には、主として第1冷媒の冷却及び第1圧縮機11の潤滑を目的としてオイルが混合されており、当該第1冷凍回路10には、図1に示すように、冷媒とオイルとを分離するためのオイルセパレータ15、オイルを冷却して冷媒の圧縮機吐出温度の上昇を防止するためのオイルクーラ16及びオイル流量調整弁17からなるオイルインジェクション回路が設けられている。
第2冷凍回路20は、第2圧縮機21、第2熱交換器22、第2膨張装置である第2膨張弁23及び蒸発器24からなり、第2圧縮機21→第2熱交換器22→第2膨張弁23→蒸発器24→第2圧縮機21の順に第2冷媒を循環させることが可能に構成されている。ここに、当該第2冷凍回路20で使用される第2冷媒は、人体への安全性が高い自然系冷媒(例えば、二酸化炭素(CO))である。
熱媒体回路30は、上記第1熱交換器14、上記第2熱交換器22及び循環用ポンプ31からなり、第1熱交換器14→循環用ポンプ31→第2熱交換器22→第1熱交換器14の順に熱媒体を循環させることが可能に構成されている。即ち、第1熱交換器14は第1冷凍回路10と熱媒体回路30とで共有され、第1冷媒と熱媒体との間で熱交換が可能であり、第2熱交換器22は第2冷凍回路20と熱媒体回路30とで共有され、熱媒体と第2冷媒との間で熱交換が可能である。ここに、当該熱媒体回路30で使用される熱媒体は、ブライン(例えば、塩化カルシウム水溶液)や水である。
詳しくは、第2冷凍回路20は複数であることから、第2熱交換器22も複数(図1では2個)であり(カスケード熱交換器)、これら複数の第2熱交換器22は熱媒体回路30に並列に配設されている。
そして、本発明の第1実施例に係る冷却システムでは、熱媒体回路30に、第2熱交換器22と並列且つ互いに並列にして複数(図1では2個)の第3熱交換器32が配設されている。
なお、熱媒体回路30のうち複数の第2熱交換器22への各分岐部分にはそれぞれ流量調節バルブ25が介装され、複数の第3熱交換器32への各分岐部分にはそれぞれ流量調節バルブ35が介装されている。これにより、第2熱交換器22や第3熱交換器32への熱媒体の流量を必要に応じて適宜調節可能である。
以上のように構成された冷却システムでは、第1冷凍回路10が室外側に配置される一方、第2冷凍回路20が室内側の冷凍ショーケース(冷凍機器)に内装され、さらに第3熱交換器32がやはり室内側の冷蔵ショーケース(冷蔵機器)に直接に冷却器として機能するように内装され、熱媒体回路30が第3熱交換器32を含みながら第1冷凍回路10と第2冷凍回路20とを繋ぐように室内に配策されて冷却システムが構築されている。
以下、このように構成された本発明の第1実施例に係る冷却システムの作用効果について説明する。
上述したように、第1冷凍回路10の第1冷媒は、第1圧縮機11→凝縮器12→第1膨張弁13→第1熱交換器14→第1圧縮機11の順に相変化しつつ循環する(図1に破線矢印で示す)。また、第2冷凍回路20の第2冷媒は、それぞれ第2圧縮機21→第2熱交換器22→第2膨張弁23→蒸発器24→第2圧縮機21の順に相変化しつつ循環する(同様に図1に破線矢印で示す)。さらに、熱媒体回路30の熱媒体は、第1熱交換器14→循環用ポンプ31→第2熱交換器22→第1熱交換器14の順に循環するとともに、第1熱交換器14→循環用ポンプ31→第3熱交換器32→第1熱交換器14の順に循環する(同様に図1に破線矢印で示す)。
このように第1及び第2冷媒や熱媒体が各回路10、20、30を循環することにより、第1熱交換器14では第1冷凍回路10を流れる第1冷媒と熱媒体回路30を流れる熱媒体との間で熱交換され、第2熱交換器22では第2冷凍回路20を流れる第2冷媒と熱媒体回路30を流れる熱媒体との間で熱交換される。これにより第2圧縮機21の負荷を抑えつつ冷却された第2冷媒によって、室内側に設置された冷凍ショーケース内が冷凍雰囲気まで冷却される。
また、熱媒体回路30においては、第3熱交換器32が冷却器として機能することにより、第1熱交換器14で冷却された熱媒体によって直接に、室内側に設置された冷蔵ショーケース内が冷蔵雰囲気まで冷却される。
つまり、熱媒体回路30を流れる熱媒体は第1熱交換器14である程度まで低温に冷却されており、直に冷蔵ショーケースを冷却できる程度の能力は有していることから、本発明ではこのように低温化した熱媒体を有効に利用して冷蔵ショーケース内を冷却するようにしており、これにより別途冷蔵ショーケース用の冷凍回路を設けることもなく、冷蔵ショーケース内が良好に冷蔵雰囲気まで冷却される。
このように、本発明の第1実施例に係る冷却システムによれば、高圧の第1冷媒が循環する第1冷凍回路10を室外側に配置し、高圧の第2冷媒が流通する第2冷凍回路20を冷凍ショーケース内に配置し、これら第1冷凍回路10と第2冷凍回路20とを熱媒体回路30で熱的に繋ぐようにしており、さらに、熱媒体回路30に冷蔵ショーケース用の第3熱交換器32を設けるようにしているので、高圧となる第1及び第2冷媒の使用量を最小限にして安全性の向上を図りつつ、熱媒体回路30を有効に熱利用することができ、冷却システムを冷凍ショーケースと冷蔵ショーケースの複数の使用温度帯に対応させる場合において、冷却システム全体をコンパクトに構築でき、冷却システム全体の省エネルギ化を図ることができる。
特に、ここでは、第3熱交換器32を直接に冷蔵ショーケースの冷却器として機能すべく設けるようにしているので、別途冷凍回路を設けるよりも効果的に冷却システム全体の省エネルギ化を図ることができる。
また、第1実施例に係る冷却システムによれば、第3熱交換器32は第2熱交換器22と並列に熱媒体回路30に配設されている。これにより、第2熱交換器22と第3熱交換器32とに流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することが可能である。
また、ここでは、第2冷凍回路20は複数(図1では2個)からなり、第2熱交換器22は各々並列に熱媒体回路30に配設されている。これにより、複数の第2熱交換器22に流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、上記同様、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することが可能である。
また、ここでは、第3熱交換器32は複数(図1では2個)からなり、各々並列に熱媒体回路30に配設されている。これにより、複数の第3熱交換器32に流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、やはり上記同様、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することが可能である。
次に、第2実施例を説明する。
図2を参照すると、本発明の第2実施例に係る冷却システムの概略構成図が示されており、以下同図に基づき説明する。なお、上記第1実施例の図1との共通部分については同一符号を付して説明を省略する。
第2実施例に係る冷却システムでは、図2に示すように、冷蔵ショーケース(冷蔵機器)に内装された第3熱交換器32が冷凍ショーケース(冷凍機器)に内装された第2熱交換器22と直列となるように熱媒体回路30’に配設されている。詳しくは、ここでは複数(図1では2個)の第2熱交換器22が熱媒体回路30’に互いに並列に配設され、複数(図1では2個)の第3熱交換器32が熱媒体回路30’に互いに並列に配設される一方、一つの第2熱交換器22と一つの第3熱交換器32とが第3熱交換器32→第2熱交換器22の順に、熱媒体の流れ方向で視て第3熱交換器32が第2熱交換器22の上流側となるよう、直列の配列を形成して熱媒体回路30’に配設されている。
なお、熱媒体回路30’のうち複数の第2熱交換器22及び第3熱交換器32への各分岐部分にはそれぞれ流量調節バルブ35’が介装されており、これにより、第2熱交換器22及び第3熱交換器32への熱媒体の流量を必要に応じて適宜調節可能である。
また、熱媒体回路30’では、図2に示す如く、各第3熱交換器32のみを迂回するようにバイパス流路が設けられており、当該バイパス流路には流量調節バルブ25’が介装されている。これにより、特に第2熱交換器22へ流れる熱媒体の流量、ひいては温度を必要に応じて段階的に或いはリニアに適宜調節可能である。
このように、本発明の第2実施例に係る冷却システムによれば、第2熱交換器22と第3熱交換器32とは熱媒体回路30’に直列に配設されている。これにより、第2熱交換器22と第3熱交換器32に流入する熱媒体の温度に差を生じさせることができ、使用温度に適した効率的な熱利用(所謂、カスケード利用)が可能となり、冷却システムを冷凍ショーケースと冷蔵ショーケースの複数の使用温度帯に対応させる場合において、安全性の向上を図りながら冷却システム全体の省エネルギ化をより一層図ることができる。
当該第2実施例の場合にあっては、熱媒体回路30’において冷蔵ショーケースに内装された第3熱交換器32の方が冷凍ショーケースに内装された第2熱交換器22よりも上流側に位置し、第3熱交換器32→第2熱交換器22の順に熱媒体が流通するようにしている。従って、第2冷凍回路20の第2熱交換器22で熱交換を行う前に、熱媒体回路30’の熱媒体で直接に熱交換する第3熱交換器32によって冷蔵ショーケースを優先的に効率よく冷却するようにできる。但し、冷蔵ショーケースの負荷に対して冷凍ショーケースの負荷が大きい場合には、流量調節バルブ25’を開放側に操作することで、第2熱交換器22を流れる熱媒体の流量を増大させ、温度を低くすることができ、第2圧縮機21の負荷の増大を抑えることができる。
なお、当該第2実施例においても、第2熱交換器22と第3熱交換器32とは直列であるものの、第2冷凍回路20は複数(図1では2個)からなり、第2熱交換器22は各々並列に熱媒体回路30’に配設されており、第3熱交換器32も複数(図1では2個)からなり、各々並列に熱媒体回路30’に配設されている。これにより、上記第1実施例と同様、複数の第2熱交換器22及び第3熱交換器32に流れる熱媒体の流量をそれぞれの負荷に応じて個別に制御して熱媒体を循環させるようにでき、上記同様、制御性を向上させ省エネルギ化を図った冷却システムを構築することが可能である。
以上で本発明に係る冷却システムの実施形態についての説明を終えるが、実施形態は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、熱媒体回路30、30’に循環用ポンプ31を設けるようにしたが、熱媒体回路30、30’をサーモサイフォン式回路で構成し、自然対流を利用して熱媒体を循環させるようにしてもよい。なお、この場合には熱媒体として低圧の冷媒(例えば、水またはアルコール)を使用すればよい。
また、上記実施形態では、第1冷凍回路10にオイルインジェクション回路を設けるようにしているが、オイルインジェクション回路については必須ではなく、適宜省略するようにしてもよい。
本発明の第1実施例に係る冷却システムの概略構成図である。 本発明の第2実施例に係る冷却システムの概略構成図である。
符号の説明
10 第1冷凍回路
14 第1熱交換器
20 第2冷凍回路
22 第2熱交換器
30、30’ 熱媒体回路
32 第3熱交換器

Claims (7)

  1. 第1圧縮機、凝縮器、第1膨張装置及び第1熱交換器が順に配設され、第1冷媒が相変化しつつ循環する第1冷凍回路と、
    第2圧縮機、第2熱交換器、第2膨張装置及び蒸発器が順に配設され、第2冷媒が相変化しつつ循環する第2冷凍回路と、
    前記第1熱交換器と前記第2熱交換器との間に設けられ、熱媒体が前記第1冷媒及び前記第2冷媒と熱交換を行いつつ循環する熱媒体回路とを備え、
    前記熱媒体回路には、前記熱媒体の循環する第3熱交換器が配設されていることを特徴とする冷却システム。
  2. 前記熱媒体回路を循環する前記熱媒体はブラインまたは水であって、
    前記第1冷凍回路を室外側に配置するとともに、前記第2冷凍回路を室内側の冷凍機器内に、前記第3熱交換器を室内側の冷蔵機器内に配置してなることを特徴とする、請求項1記載の冷却システム。
  3. 前記第3熱交換器は前記第2熱交換器に並列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする、請求項1または2記載の冷却システム。
  4. 前記第3熱交換器は前記第2熱交換器に直列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする、請求項1または2記載の冷却システム。
  5. 前記熱媒体の流れ方向で視て前記第3熱交換器が前記第2熱交換器よりも上流側に配設されていることを特徴とする、請求項4記載の冷却システム。
  6. 前記第2冷凍回路は複数からなり、前記第2熱交換器は各々並列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか記載の冷却システム。
  7. 前記第3熱交換器は複数からなり、各々並列に前記熱媒体回路に配設されていることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか記載の冷却システム。
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