JP2009243679A - ペイロードからの振動を減衰するシステム - Google Patents

ペイロードからの振動を減衰するシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2009243679A
JP2009243679A JP2009015494A JP2009015494A JP2009243679A JP 2009243679 A JP2009243679 A JP 2009243679A JP 2009015494 A JP2009015494 A JP 2009015494A JP 2009015494 A JP2009015494 A JP 2009015494A JP 2009243679 A JP2009243679 A JP 2009243679A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
bellows
insulating
piston
payload
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009015494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5231267B2 (ja
Inventor
Steven Hadden
スティーヴン・ハッデン
Paul Buchele
ポール・ブッチェル
Jim Boyd
ジム・ボイド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honeywell International Inc
Original Assignee
Honeywell International Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honeywell International Inc filed Critical Honeywell International Inc
Publication of JP2009243679A publication Critical patent/JP2009243679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5231267B2 publication Critical patent/JP5231267B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/02Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
    • F16F15/023Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means
    • F16F15/0232Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems using fluid means with at least one gas spring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

【課題】ペイロード(102)からの振動を減衰するシステムを提供すること。
【解決手段】一実施形態において、ほんの一例として、システム(100)は、絶縁支柱(104)およびガスライン(106)を含む。絶縁支柱(104)は、蛇腹(142)およびピストン(144)を含む。蛇腹(142)は、第1の端部(146)および第2の端部(148)を有し、チャンバ(156)を画成するように第1の端部(146)は封入され第2の端部(148)はピストン(144)に取り付けられる。ピストン(144)は、ガス入口(160)およびガス出口(162)を有するその中を通る減衰環(158)を含む。ガス入口(160)は、蛇腹(142)のチャンバ(156)に流れ連通をもたらす。ガスライン(106)は、絶縁支柱(104)に結合され、そのガス出口(162)と流体連通する。システム(100)は、ガスをその中に封じ込めるように耐密封止される。
【選択図】図1

Description

連邦政府支援の研究または開発に関する記述
本発明は、契約番号4400140377の元で、政府支援で行われた。政府は本発明において一定の権利を有する。
本発明の主題は、一般には、振動減衰システムに関し、より詳細には、低温環境において振動を減衰するようになされたシステムに関する。
望遠鏡など、センサをそのペイロードとして担持する精密な指向システムは、構造振動を、したがって指向誤差を生じさせる外乱を受けやすい。そうした振動は、精密な指向システム内でアクチュエータとして使用されるリアクションホイールアセンブリなど機械構成部品または組立体に起因すると考えられる。ほとんどの場合、これらのシステムは有意な固有減衰をほとんど有していない傾向があるので、これらの構造振動はシステムの性能を低下させ、時間の経過につれて構造疲労を引き起こすことさえあり得る。
構造振動を最低限に抑えるために、一般に、振動絶縁装置システムが構造体を制動しペイロードを絶縁するのに使用される。文献に記載されているタイプの振動絶縁装置は、3パラメータ振動絶縁システム(three−parameter vibration isolation system)として動作し、中空軸、ピストンおよび主ばねを含む。ピストンは、ペイロードからの振動を受け、その振動に応答して軸の中を摺動可能に移動するように構成される。フランジは、ピストンの中央部から径方向に延び、第1の密封蛇腹に結合される上面および第2の密封蛇腹に結合される底面を有する。蛇腹のそれぞれは、液体などの流体で満たされるチャンバを有する。したがって、ピストンが軸の中を軸方向に動くとき、流体が一方の蛇腹チャンバから他方へ流れる。軸およびピストンは、主ばね内に配置され、主ばねは、全体として、振動絶縁装置に軸方向の剛性をもたらす。上述した装置など従来の振動絶縁装置は、大部分の状況における振動の減衰に概して有用であるが、極低温(例えば温度が約−120℃より低い)環境で用いられるとき、望むように動作しないおそれがある。具体的には、振動絶縁装置のチャンバを満たす流体は、そうした温度に曝されたとき、粘度が変化する、および/または液体状態から固体状態に変化することがある。
最近、磁気絶縁支柱が極低温環境で使用されている可能性がある。磁気絶縁支柱は、振動を受ける軸、およびその軸に隣接する磁気要素を含む。磁気要素は、軸を動きに対して抵抗させることができる電磁力を生成し、それによって振動を放散する。しかし、磁気絶縁支柱は、比較的重い可能性があり、重量制限のある用途には適さないことがある。さらに、磁気絶縁支柱は、ある大きさの振動の減衰において、望むほど効果的でないことがある。さらに、磁気要素は磁界を生成することができ、これは、いくつかのペイロードに望ましくない影響を及ぼすおそれがある。
したがって、極低温環境で使用することができる一方で、ペイロードなど周囲の構成部品の操作性への影響を最低限に抑えた振動減衰システムが望まれる。さらに、比較的軽量なシステムが望まれる。さらに、本発明の主題の他の望ましい特徴(features and characteristics)は、添付の図面および本発明の主題の背景と併せて、後続する本発明の主題の詳細な説明および添付の特許請求の範囲を読めば明らかになるであろう。
ペイロードの振動を減衰するシステムが提供される。
一実施形態において、ほんの一例として、システムは、絶縁支柱およびガスラインを含む。絶縁支柱は、蛇腹およびピストンを含む。蛇腹は、第1の端部および第2の端部を有し、チャンバを画成するように第1の端部は封入され第2の端部はピストンに取り付けられる。ピストンは、ガス入口およびガス出口を有するその中を通る減衰環を含む。ガス入口は、蛇腹のチャンバに流れ連通をもたらす。ガスラインは、絶縁支柱に結合され、そのガス出口と流体連通する。システムは、ガスをその中に封じ込めるように耐密封止される。
別の実施形態において、ほんの一例として、システムは、ガスラインおよび複数の絶縁支柱を含む。複数の絶縁支柱はそれぞれ蛇腹およびピストンを含む。蛇腹は、第1の端部および第2の端部を有し、チャンバを画成するように第1の端部は封入され第2の端部はピストンに取り付けられる。ピストンは、ガス入口およびガス出口を有するその中を通る減衰環を含む。ガス入口は、蛇腹のチャンバに流れ連通をもたらす。ガスラインは、複数の絶縁支柱のそれぞれに結合され、複数の絶縁支柱を互いに流体結合する。システムは、不活性ガスをその中に封じ込めるように耐密封止される。
下記に、以下の図面と併せて本発明の主題が説明される。同じ番号は同じ要素を示す。
一実施形態による振動減衰システムの斜視図である。 一実施形態による図1のシステムに含まれる絶縁支柱の拡大図である。 一実施形態による図2に示される絶縁支柱の一部を切り取った図である。
以下の詳細な説明は、本質的に、単に例示的なものであり、本発明の主題、または本発明の主題の応用例および用途を限定するものではない。さらに、前述の背景または以下の詳細な説明において示されるいかなる理論によっても束縛されるものではない。
図1は、一実施形態による、ペイロード102からの振動を減衰するシステム100の斜視図である。システム100は、例えば温度が約−120℃より低い極低温環境で使用されるように構成されるが、システム100は、より高い温度(例えば温度が約−55℃以上)の環境において同様に使用されてもよい。システム100は、任意のタイプのペイロード102からの振動を減衰するように適合させることができる。一実施形態において、ペイロード102は、望遠鏡などのセンサであってよく、または構造振動によってその操作性が影響を受けるおそれがある任意の他の装置であってよい。この点に関連して、システム100は、少なくとも複数の絶縁支柱104、ガスライン106およびアキュムレータ108を含む。
各絶縁支柱104は、ペイロード102に直接的または間接的に取り付けられ、それからの振動を受けかつ減衰するように構成される。絶縁支柱104は、ペイロード102の振動の減衰を最適化するように、所望の構成で配置することができる。例えば、図1に示されるように、6本の絶縁支柱104が6脚型構成で配置することができる。一実施形態において、6本の絶縁支柱104は、3組の2脚型構成で配置される第1および第2の支柱104を形成することができ、その場合3組の支柱は3脚型構成で配置される。他の実施形態において、より多いまたはより少ない絶縁装置104を含むことができ、それらは様々な構成で配置することができる。
システム100を所望の構成で維持するため、一実施形態において、絶縁支柱104は、取り付け構造110に結合されることができる。取り付け構造110は、一実施形態において、約−120℃より低い温度に曝されたとき構造上の完全性を維持することができる比較的硬質な材料製とすることができる。適切な材料には、ステンレス鋼、チタン、それらの合金および他の類似した材料が含まれる。上記その他の材料は、より高い温度例えば約−55℃以上の温度に曝される可能性がある取り付け構造110に用いることができる。さらに、取り付け構造110は、システム100の所望の構造に対応するように一定の大きさに作製し寸法設定することができる。一実施形態において、取り付け構造110は、輪112および複数の支柱ブラケット114a、114b、114cで構成することができ、輪112は、ペイロード102を囲繞するように構成される。例えば、ペイロード102の重量が約9〜90kg、幅が少なくとも25cmである一実施形態において、輪112の直径は約10〜50cmであってよい。他の実施形態において、ペイロード102は様々な寸法でよく、したがって輪112の寸法はより小さいまたはより大きくてよい。輪112は、図示される実施形態では、2つの同心のリング116、118を含むが、別法として、単一のリングまたは2つより多いリングで構成することができる。さらに、2つのリング116、118は、実質的に同心であるとして示されているが、他の実施形態においてそうでなくてよい。さらに、輪112は、他の実施形態において、非円形であってよい。
支柱ブラケット114a、114b、114cは、リング116、118に取り付けられる。一実施形態において、各支柱ブラケット114a、114b、114cは、締結部120a、120b、120c、第1の取り付け部122a、122b、122cおよび第2の取り付け部124a、124b、124cを含む。第1の取り付け部122a、122b、122cは、それぞれの締結部120a、120b、120cから第1の方向に軸方向に延び、第2の取り付け部124a、124b、124cは、それぞれの締結部120a、120b、120cから第2の方向に軸方向に延びる。一実施形態において、第1および第2の方向は、互いに整列される。各支柱ブラケット114a、114b、114cの軸方向長さは、約15〜30cmである。しかし、他の実施形態において、支柱ブラケット114a、114b、114cの軸方向長さは、ペイロード102および/または絶縁支柱104の個々の寸法に応じて、より短いまたはより長くてよい。別の実施形態において、支柱ブラケット114a、114b、114cの軸方向長さは、取り付け部122a、122b、122c、124a、124b、124cの構造によって決まる可能性がある。例えば、第1の取り付け部122a、122b、122cの第1の方向は、対応する第2の取り付け部124a、124b、124cの第2の方向に対して角度をなし、それによってV字形を形成することができる。
本実施形態において、支柱ブラケット114a、114b、114cの全ての軸方向長さが実質的に等しいとして図示されているが、軸方向長さは、他の実施形態において、ブラケットごとにまたは端から端まで(from one end to the other)異なってよい。さらに、支柱ブラケット114a、114b、114cの全てが、実質的に同じやり方で取り付け構造110に方向を定めて配置されその結果として互いに平行になるとして図示されているが、他の実施形態において、これはそうでなくてよい。具体的には、支柱ブラケット114a、114b、114cの向きは、システム100の(例えば6脚型構造などである)所望構造によって決まる可能性があり、したがって、他の実施形態において、支柱ブラケット114a、114b、114cは平行でなくてよい。
各支柱ブラケット114a、114b、114cの締結部120a、120b、120cは、数多くある従来の取り付け構造のどれか1つを介してリング116、118の一方または両方に取り付けることができる。図1に示される実施例において、締結板126a、126b、126cは、輪112まわりの特定の位置において、リング116、118の間に延び、支柱ブラケット114a、114b、114cの締結部120a、120b、120cは、それぞれの締結板126a、126b、126cに直接結合される。これら2つは、ボルト、ねじ、または他の従来の締結機構によって結合することができる。3つの締結板126a、126b、126cは3つの支柱ブラケット114a、114b、114cに対応するように図示されているが、別法として、より多くまたはより少なくてよい。例えば、別の実施形態において、各絶縁支柱104は対応する締結板に取り付けることができ、または、さらに別の実施形態において、2つより多い支柱ブラケットを1つの締結板に取り付けることができる。したがって、締結板の数は、支柱ブラケットの数に一致してもしなくてもよい。
取り付け構造110は、ペイロード102の全体を囲繞するように描かれている。しかし、他の実施形態においてこれはそうでなくてよい。例えば、他の実施形態において、取り付け構造110はプラットホームまたはブロックであってよく、ペイロード102はそのプラットホーム上に取り付けることができる。別の実施形態において、取り付け構造110は、ペイロード102を部分的に囲繞することができる。他の実施形態において、ペイロード102は、取り付け構造110を少なくとも部分的に囲繞することができる。
いずれにせよ、取り付け構造110の特定の構造に関係なく、絶縁支柱104のそれぞれは、やはり、本実施形態のように直接的にまたは他の実施形態ではブラケット(図示せず)によって、ペイロード102に結合される。図2は、図1に示される一実施形態によるシステム100に含まれる絶縁支柱104のうちの1つの拡大図である。絶縁支柱104は、外側ハウジング128およびフレクシャ130を含む。外側ハウジング128は、全体的に円筒形をしており、その中に減衰構成部品を収容するように構成される。外側ハウジング128はさらに、ペイロード102から受ける振動の一部を減じるばねとして働くようになすことができる。そうした場合、外側ハウジング128は、鋼またはチタンなどの変形可能材料製とすることができ、その場合両端は支柱に締結される。別の実施形態において、外側ハウジング128は、その中にある減衰構成部品を損傷から保護するようになすことができる。したがって、外側ハウジング128は、別法として、金属またはエラストマー製とすることができる。
フレクシャ130は、絶縁支柱104をペイロード102に結合するように外側ハウジング128の一端部から延びる。一実施形態において、フレクシャ130の第1の端部132は、ペイロード102に直接的または(例えば取り付けフランジ134を介して)間接的に取り付けることができ、それによってそこから振動を受ける。フレクシャ130の第2の端部136は、ペイロード102からの振動を減衰構成部品に伝えることができるように、外側ハウジング128内の減衰構成部品に直接的または間接的に結合されることができる。この点に関連して、フレクシャ130は、弾性の金属または非金属材料製とすることができる。
さらに図3を参照して、一実施形態による、絶縁支柱104の一部を切り取った図が提供される。一実施形態において、システム100の絶縁支柱104のそれぞれは、磁石を含まず、蛇腹142およびピストン144を有する。蛇腹142およびピストン144のそれぞれは、宇宙飛行用途で用いられる構成部品の製造で従来から使用されている材料製とすることができる。例えば、蛇腹142およびピストン144は、ステンレス鋼もしくは任意の他の適切な鋼、チタンもしくはそれらの合金、または非金属材料製とすることができる。別の実施形態において、蛇腹142は、フレクシャ130とピストン144の間の相対運動を可能にする、適切な弾力のあるまたは変形可能な密封された連結部に取って代わられることができる。
蛇腹142は第1の端部146および第2の端部148を有する。第1の端部146にはエンドキャップ150が取り付けられ、それによって封入される。エンドキャップ150は、(図2に示される)フレクシャ130の第2の端部136に取り付けられるようになされた、軸方向に延びるフランジ152を含むことができる。蛇腹142の第2の端部148は、ピストン144の第1の端部154に結合される。その結果として、蛇腹142の内面、エンドキャップ150およびピストン144によってチャンバ156が画成される。
チャンバ156は、ピストン144の中を通って延びる減衰環158と連通する。減衰環158は、チャンバ156からのガスを受けるガス入口160、絶縁支柱104から追い出されるガスが通るガス出口162、およびガス入口160とガス出口162の間に延びる流路を有する。したがって、ガス入口160は、蛇腹142のチャンバ156に流れ連通をもたらす。一実施形態において、減衰環158は、図3に示されるように、ピストン144の中を通って形成される通路167に挿入かつ固定される軸166内に形成されることができる。しかし、他の実施形態において、軸166が含まれなくてよく、通路167が減衰環158として機能することができる。
特定量の減衰をもたらすように、蛇腹142および減衰環158は特定の寸法を有することができる。例えば、蛇腹142の外径は約1〜15cm、内径は外径より小さく、軸方向長さは約1〜15cmであってよく、それによって約0.004〜0.4Lの容積のチャンバが得られる。減衰環158は、(ジグザグまたは回り道状の(circuitous)の蛇腹ストロークパス(stroke path)を使用する場合)、直径約2.5〜250ミクロン、軸方向長さ約2.5〜250cmであってよい。このやり方では、絶縁支柱104は、大きさが約0.25ミクロン〜0.25cmである振動の減衰が可能である。支柱104の減衰能力を増大または減少させるように、前述の寸法の1つまたは複数を縮小または拡大することができる。
上記で触れられたように、次に図1、2をさらに参照して、各減衰環158は、絶縁支柱104がガスライン106と流体連通することができるようにするガス出口162を含む。この点に関連して、ガスラインコネクタ170は、絶縁支柱104をガスライン106に密封するように結合するのに使用することができる。一実施形態において、ピストン144は、その一部として一体に形成されるまたはそれに結合される外側フランジ168を有することができる。外側フランジ168は、ガス出口162に対して径方向外側に延び、ガスラインコネクタ170と結合する。したがって、ガスは、漏れることなく、ガス出口162に流入またはそこから流出し、ガスライン106に流入またはそこから流出することができる。ガスラインコネクタ170は、一実施形態において、絶縁支柱104を支柱ブラケット114a、114b、114cに取り付けるのに使用されることもできる。
ガスライン106は、絶縁支柱104の全ての間に、それらの間の流体連通をもたらすように延びる。一実施形態において、ガスライン106は、隣接するガスラインコネクタ170を互いに結合する。別の実施形態において、ガスライン106は、隣接する絶縁支柱104を互いに直接結合することができる。どのような場合においても、ガスライン106は、管材料、パイプ、コネクタ、および/またはガスを流通させることができる他の適切な構成部品で構成される。さらに、ガスライン106を構成する構成部品は、ガスをシステム100内に封じ込め、一実施形態では約−55℃より低い温度、他の実施形態では約−120℃より低い温度に曝されたとき依然として密封されるように、耐密封止可能な材料製とすることができる。適切な材料には、これに限定されるものではないが、ステンレス鋼が含まれる。
動作のため、システム100は、所望の圧力レベルまで加圧されたガスをその中に含む。ガスは、少なくとも絶縁支柱104の全て(例えばそれぞれのチャンバ156および減衰環158)の中およびその間に延びるガスライン106の中に配置される。ガスは、不活性ガス、または、一実施形態では約−55℃より低い温度、他の実施形態では約−120℃より低い温度に曝されたとき依然として気相にあることが可能な他のガスであってよい。適切なガスには、これに限定されるものではないが、アルゴンが含まれる。一実施形態において、所望の圧力レベルは、システム100が極低温に曝されたとき特定の大きさの振動を減衰するのに適した圧力の大きさであってよい。例えば、所望の圧力レベルは、約50.7〜7091kPa(約0.5〜70atm)であってよい。他の実施形態において、所望の圧力レベルは、より小さくまたはより大きくてよく、蛇腹142、減衰環158およびガスライン106の個々の寸法、ならびにシステム100での使用に選択されるガスによって決まる可能性がある。
いくつかの実施形態において、その圧力を第1の圧力から第2の所望の圧力に変えるために、システム100への追加ガスの供給手段が望まれることがある。そうした場合、システム100は、アキュムレータ108(図1)を含むことができる。アキュムレータ108は、さらなる量のガスを貯蔵し、第1の圧力がしきい値圧力より低くなるとき追加のガスをシステム100に供給することができる装置であってよい。しきい値圧力は、所望圧力と等しい、または所望圧力より大きくてよい。したがって、例えば、システム100の所望圧力が709.1kPa(7atm)でありシステム100の第1の圧力が607.8kPa(6atm)である場合、アキュムレータ108は、システムの圧力が所望の圧力と実質的に等しい第2の圧力になるまで、追加のガスをシステム100に供給することができる。一実施形態において、アキュムレータ108は、ガスライン106に結合される。例えば、アキュムレータ108は、2本の絶縁支柱104の間に配置することができる。しかし、他の実施形態において、システム100との流体連通がもたらされる限り、アキュムレータ108は、絶縁支柱104上またはシステム100の他の任意の部分上に位置決めすることができる。別の実施形態において、同じまたは異なる圧力のもの、および同じまたは異なる容積のものである複数のアキュムレータを使用することができる。
これで、(例えば温度が約−120℃より低い)極低温環境で使用され得るシステムが提供された。システムは、例えば温度が約−55℃以上の非極低温環境で使用されることもできる。上述のシステムは、極低温に適した寸法が同様である従来の絶縁システムと比較すると、減衰の増大を示すことができる。減衰の増大によって、絶縁システムの共振の増幅が低減され得る。さらに、上述のシステムは、非極低温に適した従来の3パラメータ絶縁システムのロールオフ率と実質的に同様であるロールオフ率(例えば−40dB/decade)を有することができる。ここで用いられるロールオフ率は、絶縁システムのクロスオーバ周波数を超える周波数における伝達率伝達関数(transmissibility transfer function)の傾きと定義することができる。さらに、上述のシステムは、比較的軽量であり、他の絶縁システムより簡単に製造することができる。
前述の本発明の主題の詳細な説明において少なくとも1つの例示的な実施形態が示されてきたが、数多くの変形形態があると理解されたい。さらに、1つまたは複数の例示的な実施形態は単なる例にすぎず、本発明の主題の範囲、利用可能性または構成に対する何らかの限定を意図するものではないと理解されたい。むしろ、前述の詳細な説明は、当業者に本発明の主題の例示的な実施形態を実施するための好都合な手引きを提供するであろう。添付の特許請求の範囲に記載される本発明の主題の範囲から逸脱することなく、例示的な実施形態で述べられている要素の機能および構成に様々な変更を加えることができると理解されよう。
100 振動減衰システム
102 ペイロード
104 絶縁支柱
106 ガスライン
108 アキュムレータ
110 取り付け構造
112 輪
114a、114b、114c 支柱ブラケット
116、118 リング
120a、120b、120c 締結部
122a、122b、122c 第1の取り付け部
124a、124b、124c 第2の取り付け部
126a、126b、126c 締結板
128 外側ハウジング
130 フレクシャ
132 第1の端部
134 取り付けフランジ
136 第2の端部
142 蛇腹
144 ピストン
146 第1の端部
148 第2の端部
150 エンドキャップ
152 フランジ
154 第1の端部
156 チャンバ
158 減衰環
160 ガス入口
162 ガス出口
166 軸
167 通路
168 外側フランジ
170 ガスラインコネクタ

Claims (3)

  1. ペイロード(102)からの振動を減衰するシステム(100)において、
    蛇腹(142)およびピストン(144)を含む絶縁支柱(104)であって、前記蛇腹(142)が第1の端部(146)と第2の端部(148)を有し、チャンバ(156)を画成するように前記第1の端部(146)が封入され前記第2の端部(148)が前記ピストン(144)に取り付けられ、前記ピストン(144)が、ガス入口(160)とガス出口(162)を有するその中を通る減衰環(158)を含み、前記ガス入口(160)が前記蛇腹(142)の前記チャンバ(156)に流れ連通をもたらす、絶縁支柱(104)と、
    前記絶縁支柱(104)に結合され前記ガス出口(162)と流体連通する、ガスライン(106)とを備え、
    ガスをその中に封じ込めるように耐密封止される、システム(100)。
  2. 前記ガスライン(106)に結合されるアキュムレータ(108)をさらに備え、前記アキュムレータ(108)が、さらなる量のガスを貯蔵し、前記システム(100)の圧力がしきい値圧力より低いとき、前記ガスの一部を前記システム(100)に供給するようになされる、請求項1に記載のシステム(100)。
  3. 複数の絶縁支柱(104)をさらに備え、前記ガスライン(106)が、前記複数の絶縁支柱(104)を互いに流体結合する、請求項1に記載のシステム(100)。
JP2009015494A 2008-03-31 2009-01-27 ペイロードからの振動を減衰するシステム Active JP5231267B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/059,933 US8444121B2 (en) 2008-03-31 2008-03-31 Systems for damping vibrations from a payload
US12/059,933 2008-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009243679A true JP2009243679A (ja) 2009-10-22
JP5231267B2 JP5231267B2 (ja) 2013-07-10

Family

ID=40775197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009015494A Active JP5231267B2 (ja) 2008-03-31 2009-01-27 ペイロードからの振動を減衰するシステム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8444121B2 (ja)
EP (1) EP2107268B1 (ja)
JP (1) JP5231267B2 (ja)
DE (1) DE602009000361D1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9410596B2 (en) * 2011-11-04 2016-08-09 Honeywell International Inc. Mounting systems for structural members, fastening assemblies thereof, and vibration isolation systems including the same
US8678323B2 (en) 2012-02-28 2014-03-25 Honeywell International Inc. Launch lock assemblies including axial gap amplification devices and spacecraft isolation systems including the same
US9475594B2 (en) 2012-09-25 2016-10-25 Honeywell International Inc. Launch lock assemblies with reduced preload and spacecraft isolation systems including the same
PL2889877T3 (pl) 2013-12-06 2021-09-20 Itt Manufacturing Enterprises Llc Zespół izolacji sejsmicznej
US9897162B2 (en) 2014-01-09 2018-02-20 Honeywell International Inc. Two-dimensional vibration isolator
US9587702B2 (en) 2014-02-18 2017-03-07 Honeywell International Inc. Vibration isolator using externally pressurized sealing bellows and an external shaft
US9739336B2 (en) * 2014-08-13 2017-08-22 Northrop Grumman Systems Corporation Magnetically damped isolator and pointing mount
ES2733100T3 (es) * 2014-08-27 2019-11-27 Ruag Space Ab Elemento amortiguación de impactos
WO2016046104A1 (en) 2014-09-24 2016-03-31 Siemens Aktiengesellschaft Damping and support device for electrical equipments
US9828117B2 (en) * 2016-02-04 2017-11-28 United Launch Alliance, L.L.C. Tensioning apparatus and system for clamping joints

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0538811A1 (en) * 1991-10-25 1993-04-28 Honeywell Inc. Viscous damper
JPH05238496A (ja) * 1991-10-31 1993-09-17 Honeywell Inc 支持構造体と被支持構造体の間で震動を受動的に分離するための震動分離および減衰装置
US5356110A (en) * 1993-06-08 1994-10-18 Newport Corporation Pneumatic isolation systems for damping vertical, horizontal and rotational vibrations
JPH1120742A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Kanto Auto Works Ltd 開閉部材のヒンジ緩衝体
US6003849A (en) * 1997-03-04 1999-12-21 Honeywell Inc. Hybrid isolator and structural control actuator strut
JP2002307924A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Yoshihiro Shimoda サスペンション
US20030155882A1 (en) * 2002-02-19 2003-08-21 Nikon Corporation Anti-gravity mount with air and magnets
WO2005111726A2 (en) * 2004-05-14 2005-11-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. A vibration damper or isolator
JP2006275249A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Arai Pump Mfg Co Ltd 緩衝器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082508A (en) * 1997-04-23 2000-07-04 Honeywell International Inc. Pneumatic damping strut
US6959795B2 (en) * 2002-02-20 2005-11-01 Csa Engineering, Inc. Hybrid pneumatic-magnetic isolator-actuator
US6851529B2 (en) * 2002-04-18 2005-02-08 Honeywell International Inc. Multifunction vibration isolation strut
US20050217954A1 (en) * 2004-03-31 2005-10-06 Hindle Timothy A Viscous isolation and damping strut utilizing a fluid mass effect
US7182188B2 (en) * 2005-02-16 2007-02-27 Honeywell International, Inc. Isolator using externally pressurized sealing bellows

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0538811A1 (en) * 1991-10-25 1993-04-28 Honeywell Inc. Viscous damper
JPH05238496A (ja) * 1991-10-31 1993-09-17 Honeywell Inc 支持構造体と被支持構造体の間で震動を受動的に分離するための震動分離および減衰装置
US5356110A (en) * 1993-06-08 1994-10-18 Newport Corporation Pneumatic isolation systems for damping vertical, horizontal and rotational vibrations
US6003849A (en) * 1997-03-04 1999-12-21 Honeywell Inc. Hybrid isolator and structural control actuator strut
JPH1120742A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Kanto Auto Works Ltd 開閉部材のヒンジ緩衝体
JP2002307924A (ja) * 2001-04-17 2002-10-23 Yoshihiro Shimoda サスペンション
US20030155882A1 (en) * 2002-02-19 2003-08-21 Nikon Corporation Anti-gravity mount with air and magnets
WO2005111726A2 (en) * 2004-05-14 2005-11-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. A vibration damper or isolator
JP2006275249A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Arai Pump Mfg Co Ltd 緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
US20090243169A1 (en) 2009-10-01
EP2107268A1 (en) 2009-10-07
JP5231267B2 (ja) 2013-07-10
DE602009000361D1 (de) 2010-12-30
US8444121B2 (en) 2013-05-21
EP2107268B1 (en) 2010-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5231267B2 (ja) ペイロードからの振動を減衰するシステム
JP4714226B2 (ja) 外部から加圧されるシールベローズを使用する改善された隔離器
US8973724B2 (en) Vibration isolators and isolation systems
US6082719A (en) Spacecraft antenna vibration control damper
KR102477799B1 (ko) 로우 프로파일 3파라미터 아이솔레이터 및 이를 채용하는 아이솔레이션 시스템
US10041622B2 (en) Vibration suspension system
US9739336B2 (en) Magnetically damped isolator and pointing mount
JP5981559B2 (ja) 振動絶縁システム及び方法
JP2012240674A (ja) 熱伝導性振動分離装置およびこれを用いる宇宙船分離システム
JP6608594B2 (ja) 外部から加圧される密封蛇腹および外部軸を使用する振動絶縁装置
JP5414642B2 (ja) 振動絶縁装置
US20060243549A1 (en) Magnetic bearings for damping and/or isolation systems
US6565061B1 (en) Radial snubber for vibration isolator
US10337577B2 (en) Bi-directional non-linear spring
JP2017026142A (ja) 主ばね直線案内システムを含む絶縁装置
CN107191522B (zh) 液体阻尼器
CN117927607A (zh) 一种能够适应多种工况的磁环式高静低动刚度隔振器及使用方法
EP2169257B1 (en) Fluid amplifiers and vibration damping and isolation systems
JP2001336567A (ja) 防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130321

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160329

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5231267

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250