JP2009243394A - 遠心圧縮機のインペラ及び過給機 - Google Patents

遠心圧縮機のインペラ及び過給機 Download PDF

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Abstract

【課題】圧損の増加を抑制しつつブレードの応力集中を緩和して強度を向上させた遠心圧縮機のインペラ及び過給機を提供する。
【解決手段】遠心圧縮機のインペラ1は、軸方向の入口側から流入したガスを半径方向の出口側に案内する子午面2aを有する回転ディスク2と、回転ディスク2の子午面2a上に立設された複数のブレード3と、から構成されており、ブレード3は、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部31と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部32と、第一肉厚部31と第二肉厚部32との間に形成された凹部33と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラ及び過給機に関し、特に、強度の優れた遠心圧縮機のインペラ及び過給機に関する。
複数のブレードを備えた遠心圧縮機は、石油精製プラント・化学プラント・肥料プラント・天然ガスプラント・製鉄プラント等のガス圧縮機や冷凍機、車両等に搭載される車両用過給機(ターボチャージャ)等に使用されている。ここで、図6は、従来の車両用過給機に使用されている遠心圧縮機のインペラを示す図であり、(A)は外観図、(B)は翼厚分布図を示している。
図6(A)に示すように、インペラ61は、軸方向の入口側から流入したガスを半径方向の出口側に案内する子午面62aを有する回転ディスク62と、回転ディスク62の子午面62a上に立設された複数のブレード63,64と、から構成されている。ここで、ブレード63は、子午面62aに沿って長く配置された第一ブレードを示し、ブレード64は、第一ブレード(ブレード63)よりも短く配置された第二ブレードを示している。また、これらのブレード63,64は、図6(A)に示すように、周方向に捻りを加えられていることが多い。
そして、各ブレード63,64は、子午面62aの入口側を0とし出口側を1として翼厚を図示すると、図6(B)において実線で示したように、入口側(子午面長さ比で約0.35の位置)に最大翼厚Dmaxを有し、出口側に向けて漸減した翼形状をなしている。なお、子午面長さ比とは、各ブレード63,64の子午面62aに沿った全長を1とした場合の各ブレード63,64の子午面62aに沿った入口側からの長さ、すなわち、(各ブレード63,64の子午面62aに沿った入口側からの長さ)/(各ブレード63,64の子午面62aに沿った全長)を意味する。かかる形状のブレードを備えたインペラは、例えば、特許文献1に開示されている。
特許第3876195号公報、図3
前記インペラ61の各ブレード63,64は、周方向に捻りを加えられているため、図6(A)に示したように、A部近傍(子午面長さ比で約0.7〜0.9の範囲)の曲がりがきつく、かつ、出口側に近い部分であるため、図6(B)に示したように、翼厚が比較的薄くなっている。したがって、ブレード63,64のA部近傍は、応力が集中し易く、強度的に弱い部分となっていた。また、このA部近傍の強度を向上させようとする場合には、ブレード63,64は翼形状をなさないといけないという固定概念のもと、図6(B)において一点鎖線で示すように、翼厚全体を厚くしなければならず、インペラ61における圧損が増加してしまうという問題があった。
本発明は上述した問題点に鑑み創案されたものであり、圧損の増加を抑制しつつブレードの応力集中を緩和して強度を向上させた遠心圧縮機のインペラ及び過給機を提供することを目的とする。
本発明によれば、複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、前記ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有する、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラが提供される。ここで、前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されていることが好ましく、さらに、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されていることが好ましい。
また、本発明によれば、複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、前記ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有することを特徴とする遠心圧縮機のインペラが提供される。ここで、前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さであることが好ましく、また、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さであってもよい。さらに、前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さであることが好ましい。
また、本発明によれば、複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、前記ブレードは、子午面長さの長い第一ブレードと、子午面長さの短い第二ブレードと、を有し、前記第一ブレード及び前記第二ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有する、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラが提供される。ここで、前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されていることが好ましく、さらに、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されていることが好ましい。
また、前記第一ブレード及び前記第二ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有していてもよい。ここで、前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さであることが好ましく、また、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さであってもよい。さらに、前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さであることが好ましい。
また、本発明によれば、複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、前記ブレードは、子午面長さの長い第一ブレードと、子午面長さの短い第二ブレードと、を有し、前記第一ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有し、前記第二ブレードの出口側の翼厚は、前記第一ブレードの翼厚と略一致するように形成されている、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラが提供される。ここで、前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されていることが好ましく、さらに、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されていることが好ましい。
また、前記第一ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有し、前記第二ブレードの出口側の翼厚は、前記第一ブレードの翼厚と略一致するように形成されていてもよい。ここで、前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さであることが好ましく、また、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さであってもよい。さらに、前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さであることが好ましい。
さらに、本発明によれば、流体の供給により動翼を回転させるタービンと、前記動翼と同軸に連結されたインペラにより空気を吸入する遠心圧縮機と、を備えた過給機において、前記インペラは、複数のブレードを備え、該ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有する、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラが提供される。ここで、前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されていることが好ましく、さらに、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されていることが好ましい。
また、前記ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有していてもよい。ここで、前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さであることが好ましく、また、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さであってもよい。さらに、前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さであることが好ましい。
また、前記ブレードは、子午面長さの長い第一ブレードと、子午面長さの短い第二ブレードと、を有し、前記第一ブレード及び前記第二ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有していてもよい。ここで、前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されていることが好ましく、さらに、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されていることが好ましい。
また、前記第一ブレード及び前記第二ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有していてもよい。ここで、前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さであることが好ましく、また、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さであってもよい。さらに、前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さであることが好ましい。
また、前記ブレードは、子午面長さの長い第一ブレードと、子午面長さの短い第二ブレードと、を有し、前記第一ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有し、前記第二ブレードの出口側の翼厚は、前記第一ブレードの翼厚と略一致するように形成されていてもよい。ここで、前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されていることが好ましく、さらに、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されていることが好ましい。
また、前記第一ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有し、前記第二ブレードの出口側の翼厚は、前記第一ブレードの翼厚と略一致するように形成されていてもよい。ここで、前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さであることが好ましく、また、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さであってもよい。さらに、前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さであることが好ましい。
上述した本発明の遠心圧縮機のインペラ及び過給機によれば、応力集中し易い出口側の翼厚を厚くしたことにより、従来、強度的に弱かった部分の強度を向上させることができ、故障の少ない遠心圧縮機のインペラ及び過給機を提供することができる。また、ブレード全体の翼厚を厚くする必要がなく、圧損の増加を抑制することができる。特に、強度的に弱い部分を補強したことにより、強度的に強い部分の翼厚を薄くすることができ、ブレード全体としての圧損を効果的に抑制しつつブレードの応力集中を緩和して強度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図1〜図5を用いて説明する。ここで、図1は、本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第一実施形態を示す図であり、(A)は部分断面図、(B)は翼厚分布図を示している。なお、図1(A)では、インペラ1の回転軸Lに沿った断面図の上半分のみを示している。
図1(A)に示した遠心圧縮機のインペラ1は、軸方向の入口側から流入したガスを半径方向の出口側に案内する子午面2aを有する回転ディスク2と、回転ディスク2の子午面2a上に立設された複数のブレード3と、から構成されている。かかる形状のインペラ1は、鋳造により成形されることが多い。ここで、ブレード3は、子午面2aに沿って長く配置されている。また、ブレード3は、図6(A)に示した従来のブレードと同様に周方向に捻りを加えられていることが多い。したがって、従来と同様に、ブレード3は、図のA部近傍(子午面長さ比で約0.7〜0.9の範囲)の曲がりがきつくなっている。なお、子午面長さ比とは、各ブレード63,64の子午面62aに沿った全長を1とした場合の各ブレード63,64の子午面62aに沿った入口側からの長さ、すなわち、(各ブレード63,64の子午面62aに沿った入口側からの長さ)/(各ブレード63,64の子午面62aに沿った全長)を意味する。
図1(B)は、ブレード3の翼厚分布図であり、横軸は子午面長さ比を示し、縦軸は最大翼厚を100%とした場合の翼厚(%)を示している。また、従来のブレードの翼厚分布を破線で示し、本発明のブレード3の翼厚分布を実線で示している。図1(B)に示すように、ブレード3は、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部31と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部32と、第一肉厚部31と第二肉厚部32との間に形成された凹部33と、を有している。なお、図1(B)に示した翼厚は、ブレード3の子午面2aに略垂直方向の中心線Mに沿った部分の翼厚を示している。
図1(B)に示すように、ブレード3の入口側の形状、すなわち、第一肉厚部31は実質的に従来のブレードと同じ形状をなしている。また、ブレード3の中間部は、従来のブレードよりも翼厚が薄く形成されてブレード3の表面に凹部33を形成している。かかる凹部33を形成することにより、第一肉厚部31と第二肉厚部32とを滑らかに繋げることができる。また、隣接するブレード3との間隔が広くなるため、インペラ1の流路を部分的に拡大することができ、遠心圧縮機の性能を向上させることができる。ここで、第一肉厚部31の最大翼厚をD1とし、凹部33の最小翼厚をD3とすると、最小翼厚D3は、最大翼厚D1に対して70〜90%の厚さに設定することが好ましい。これは、従来、強度的に弱かった出口側のA部の翼厚よりも薄くすると強度的に不十分となる可能性があり、また、最大翼厚D1との差が少ないと積極的に凹部33を形成したメリットが少なくなってしまうためである。なお、図1(B)では、凹部33の最小翼厚D3を第一肉厚部31の最大翼厚D1の約70%に設定している。
図1(B)に示すように、第二肉厚部32は、A部近傍における翼厚が従来のブレードよりも厚く形成されており、ブレード3の表面に凸部を形成している。このA部近傍の翼厚を厚くすることにより、ブレード3の周方向の曲がりがきつい場合であっても、A部近傍における応力手中を緩和することができ、ブレード3の強度を向上させることができる。また、第二肉厚部32を形成することにより、インペラ1の流路は部分的に縮小されるが、凹部33によりインペラ1の流路が部分的に拡大されているため、その弊害を抑制することができ、遠心圧縮機の性能を維持することができる。第二肉厚部32による流路縮小分と凹部33による流路拡大分とが相殺されるように第二肉厚部32及び凹部33の形状を設計してもよいし、第二肉厚部32による流路縮小分<凹部33による流路拡大分となるように第二肉厚部32及び凹部33の形状を設計してもよい。ここで、第二肉厚部32の最大翼厚をD2とすれば、最大翼厚D2は、第一肉厚部31の最大翼厚D1以下の厚さであることが好ましく、また、凹部33の最小翼厚D3に対して110〜120%の厚さであることが好ましい。なお、図1(B)では、第二肉厚部32の最大翼厚D2を第一肉厚部31の最大翼厚D1の約80%(凹部33の最小翼厚D3の約114%)に設定している。
ブレード3の翼厚分布について、ブレード3の子午面2aに略垂直方向の中心線Mに沿った部分を例に説明したが、一般に、ブレード3の翼厚は、中心線Mの下方側(ディスク側)から中心線Mの上方側(チップ側)に向かって徐々に薄くなるように形成されている。かかる場合において、ブレード3のディスク側からチップ側の全体に渡って、図1(B)と同様の翼厚分布となるように形成してもよいし、チップ側の凹凸を翼厚の減少に合わせて漸減させるとともにディスク側の凹凸を翼厚の増加に合わせて漸増させるようにしてもよい。
次に、上述した第一実施形態の変形例について説明する。ここで、図2は、本発明の第一実施形態の変形例を示す翼厚分布図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例を示している。各図において、横軸は子午面長さ比を示し、縦軸は最大翼厚を100%とした場合の翼厚(%)を示している。また、従来のブレードの翼厚分布を破線で示し、本発明のブレード3の翼厚分布を実線で示している。
図2(A)に示すように、ブレード3は、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部31と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部32と、第一肉厚部31と第二肉厚部32との間に形成された凹部33と、を有している。そして、第一変形例では、図1(B)に示した第一実施形態と比較して以下の特徴を有する。
(1)第一肉厚部31の最大翼厚D1と第二肉厚部32の最大翼厚D2とが、同じ厚さとなるように、第一肉厚部31及び第二肉厚部32を形成している。このように、最大翼厚D1=最大翼厚D2となるように設計しても、A部近傍の翼厚を厚くすることができ、ブレード3の強度を向上させることができる。ただし、ブレード3全体の翼厚が厚くなりすぎないように、凹部33の形状や最大翼厚D1及び最大翼厚D2の厚さを適宜調整する必要がある。
(2)第一肉厚部31の最大翼厚D1を従来のブレードの翼厚よりも薄くしている。ここでは、第一肉厚部31の最大翼厚D1を従来のブレードの翼厚に対して約80%の厚さに設計している。このように、最大翼厚D1を従来のブレードの翼厚よりも薄くすることにより、隣接するブレード3との間隔を広くすることができ、インペラ1の流路を大幅に拡大することができ、遠心圧縮機の性能を向上させることができる。なお、ブレード3の翼厚は薄ければ薄いほど遠心圧縮機の性能を向上させることができるため、第一肉厚部31の最大翼厚D1を従来のブレードの翼厚に対して、どの程度薄くするかは、インペラ1の使用条件とブレード3に必要な強度との関係で任意に設定することができる。勿論、場合によっては、最大翼厚D1<最大翼厚D2としてもよく、この場合には凹部33を省略してもよい。
(3)凹部33をブレード3の中央部(子午面長さ比=0.5)に配置して、第二肉厚部32の起点を中央部寄りにしている。本発明は、従来のブレードの翼厚が比較的薄かったA部近傍の翼厚を厚くすることができれば十分であり、不必要に第二肉厚部32の起点を前方に配置する必要はないが、第一肉厚部31の翼厚との関係で、第二肉厚部32の起点を中央部寄りに配置してもよい。第一肉厚部31の翼厚を薄く設定した場合には、凹部33の深さも浅くなる傾向があり、必然的に第二肉厚部32の起点が前方に移動することとなるためである。また、凹部33の形状にもよるが、凹部33を前方に移動させすぎると、第二肉厚部32の形状は、従来のブレードの形状に近づく傾向があるため、第二肉厚部32が子午面長さ比0.5〜1.0の範囲に収まるように凹部33の位置を設定することが好ましい。
上述した第一実施形態の第一変形例では、(1)〜(3)の特徴を組み合わせたもので説明したが、第一実施形態のインペラ1に対して、各特徴を個別に適用してもよいし、いずれか2つを適宜組み合わせて適用するようにしてもよい。
第二変形例のブレード3は、図2(B)に示すように、第一変形例と同様に、第一肉厚部31と第二肉厚部32と凹部33とを有し、凹部33の最小翼厚D2と第二肉厚部32の最大翼厚D3とを同じ厚さに形成したものである。かかる形状によっても、従来のブレードの翼厚よりも薄くした凹部33を形成することができ、A部近傍の翼厚を厚く形成することができる。その他の構成については、図1に示した第一実施形態と同じであるため、詳細な説明を省略する。
続いて、本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第ニ実施形態について説明する。ここで、図3は、本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第ニ実施形態を示す図であり、(A)は部分断面図、(B)は翼厚分布図を示している。なお、図3(A)では、インペラ1の回転軸Lに沿った断面図の上半分のみを示している。
図3(A)に示した遠心圧縮機のインペラ1は、軸方向の入口側から流入したガスを半径方向の出口側に案内する子午面2aを有する回転ディスク2と、回転ディスク2の子午面2a上に立設された複数のブレード3,4と、を有している。ここで、ブレード3,4は、子午面長さが相対的に長い第一ブレード3と、子午面長さが相対的に短い第二ブレード4と、から構成されている。また、第一ブレード3及び第二ブレード4は、図6(A)に示した従来のインペラ61と同様に周方向に捻りを加えられていることが多い。したがって、第一ブレード3及び第二ブレード4の両方のブレードにおいて、図のA部近傍(子午面長さ比で約0.7〜0.9の範囲)の曲がりがきつくなっている。
そして、図3(B)に示すように、第二実施形態のインペラ1では、第一ブレード3は図1(B)に示した第一実施形態のブレード3と同じ翼厚分布をなしている。そして、第二ブレード4に対しても、第一実施形態のブレード3と同じ翼厚分布となるように形成している。すなわち、第二ブレード4は、第一ブレード3と同様に、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部41と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部42と、第一肉厚部41と第二肉厚部42との間に形成された凹部43と、を有している。各構成については、第一ブレード3とサイズが異なるだけであるため、ここでは詳細な説明を省略する。このように、第一ブレード3及び第二ブレード4について、それぞれ第一実施形態のブレード3と同様に形成することにより、各ブレード3,4に最適な翼厚を設計することができ、効果的にインペラ1の強度を向上させることができる。なお、第一ブレード3及び第二ブレード4の両方又はいずれか一方に対して、図2(A)及び(B)に示した変形例を適用してもよいことは勿論である。
次に、本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第三実施形態について説明する。ここで、図4は、本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第三実施形態を示す図であり、(A)は部分断面図、(B)は翼厚分布図を示している。なお、図4(A)では、インペラ1の回転軸Lに沿った断面図の上半分のみを示している。
図4(A)に示した遠心圧縮機のインペラ1は、図3(A)に示した第二実施形態のインペラ1と同じ構成であるため、ここでは詳細な説明を省略する。本発明の第三実施形態は、図4(B)に示すように、子午面長さの短い第二ブレード4の出口側の翼厚が第一ブレード3の翼厚と略一致するように形成されていることを特徴とする。すなわち、図4(B)に示した第一ブレード3を、図1(B)に示した第一実施形態のブレード3と同じ翼厚分布をなすように形成し、その第二肉厚部32と第二ブレード4の第二肉厚部42とが略一致するようにブレード4が形成される。かかる構成によっても、インペラ1の強度を向上させることができる。また、第二肉厚部32,42を一致させることにより、周方向に均一な流路を形成することができ、インペラ1における圧損を効果的に低減することができる。なお、第一ブレード3に対して、図2(A)及び(B)に示した変形例を適用してもよいことは勿論である。
最後に、本発明に係る遠心圧縮機のインペラを採用した過給機について説明する。ここで、図5は、本発明に係る遠心圧縮機のインペラを採用した過給機を示す断面図である。なお、図示した過給機51は、単なる一例であり、図示した構造に限定されるものではない。また、インペラ1を多段に配置した遠心圧縮機にも採用することができることは勿論である。
図5に示した過給機51は、流体の供給により動翼52aを回転させるタービン52と、動翼52aと同軸に連結されたインペラ1により空気を吸入する遠心圧縮機53(コンプレッサ)と、を備えている。そして、インペラ1のブレード3は、上述した第一実施形態に示した形状に形成される。また、インペラ1が第一ブレード3及び第二ブレード4を有する場合には、第一ブレード3及び第二ブレード4は、上述した第二実施形態又は第三実施形態に示した形状に形成される。したがって、インペラ1の強度を従来よりも向上させた過給機51が提供され、故障の発生を抑制することができる。
かかる過給機51の外形は、タービン52の筐体を構成するタービンハウジング52cと、遠心圧縮機53の筐体を構成するコンプレッサハウジング53aと、動翼52aを有するタービンディスク52dとインペラ1を連結する回転軸55aを支持するセンターハウジング55と、により構成されている。また、流体供給路52bには、タービンハウジング52cの外周に形成されたスクロール部52eから排気ガスが供給されるように構成されている。
また、図5に示した過給機51は、いわゆる可変容量型過給機であり、タービン52の流体供給路52bに断面翼形状のベーン54aを回動可能に配置することにより流体の供給量を調節可能に構成した可変ノズル機構54を備えている。
前記可変ノズル機構54は、タービンハウジング52cに固定された環状のシュラウド54bと、タービンハウジング52c及びセンターハウジング55の間に支持された環状の支持リング54cと、シュラウド54bと支持リング54cとの間隔を保持するピン54dと、シュラウド54b及び支持リング54cの間で回動可能に支持された複数のベーン54aと、ベーン54aを回動させるベーン駆動機構と、から構成されている。ベーン駆動機構は、ベーン54aに接続された回動軸54eと、回動軸54eに連結されたノズルリンク板54fと、センターハウジング55に回動可能に支持されるとともにノズルリンク板54fに連結された駆動軸54gと、外部のダイヤフラムシリンダ等のピストンロッドと駆動軸54gとを連結する連結部材54hと、から構成されている。また、支持リング54cとノズルリンク板54fとの間には、タービンハウジング52cとセンターハウジング55との間で挟持される環状のサポートリング54iが装着されている。
前記遠心圧縮機53は、タービン52の駆動によりインペラ1が回転駆動され、回転軸55aの軸心方向から吸気を行い、コンプレッサハウジング53aに形成されたスクロール部53bに圧縮空気を排出する。また、インペラ1の背面(センターハウジング55側)にはシールハウジング53cが接続されており、センターハウジング55に形成された油路55bから回転軸54aに供給される潤滑油が遠心圧縮機53の吸気流路内に漏れないようにシールされている。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明のインペラは、車両用過給機以外の過給機は勿論、石油精製プラント・化学プラント・肥料プラント・天然ガスプラント・製鉄プラント等のガス圧縮機や冷凍機にも適用することができる等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能であることは勿論である。
本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第一実施形態を示す図であり、(A)は部分断面図、(B)は翼厚分布図を示している。 本発明の第一実施形態の変形例を示す翼厚分布図であり、(A)は第一変形例、(B)は第二変形例を示している。 本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第ニ実施形態を示す図であり、(A)は部分断面図、(B)は翼厚分布図を示している。 本発明に係る遠心圧縮機のインペラの第三実施形態を示す図であり、(A)は部分断面図、(B)は翼厚分布図を示している。 本発明に係る遠心圧縮機のインペラを採用した過給機を示す断面図である。 従来の車両用過給機に使用されている遠心圧縮機のインペラを示す図であり、(A)は外観図、(B)は翼厚分布図を示している。
符号の説明
1 インペラ
2 回転ディスク
2a 子午面
3 ブレード,第一ブレード
4 第二ブレード
31,41 第一肉厚部
32,42 第二肉厚部
33,43 凹部
51 過給機
52 タービン
52a 動翼
52b 流体供給路
52c タービンハウジング
52d タービンディスク
52e スクロール部
53 遠心圧縮機(コンプレッサ)
53a コンプレッサハウジング
53b スクロール部
53c シールハウジング
54 可変ノズル機構
54a ベーン
54b シュラウド
54c 支持リング
54d ピン
54e 回動軸
54f ノズルリンク板
54g 駆動軸
54h 連結部材
54i サポートリング
55 センターハウジング
55a 回転軸
55b 油路
61 インペラ
62 回転ディスク
62a 子午面
63 ブレード(第一ブレード)
64 ブレード(第二ブレード)

Claims (10)

  1. 複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、
    前記ブレードは、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された肉厚部を有する、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラ。
  2. 前記肉厚部は、子午面長さ比で0.5〜1.0の範囲に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機のインペラ。
  3. 前記肉厚部は、子午面長さ比で0.7〜0.9の範囲に形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の遠心圧縮機のインペラ。
  4. 複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、
    前記ブレードは、入口側で翼厚が部分的に厚く形成された第一肉厚部と、出口側で翼厚が部分的に厚く形成された第二肉厚部と、前記第一肉厚部と前記第二肉厚部との間に形成された凹部と、を有することを特徴とする遠心圧縮機のインペラ。
  5. 前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚以下の厚さである、ことを特徴とする請求項4に記載の遠心圧縮機のインペラ。
  6. 前記第二肉厚部の最大翼厚は、前記凹部の最小翼厚に対して110〜120%の厚さである、ことを特徴とする請求項4に記載の遠心圧縮機のインペラ。
  7. 前記凹部の最小翼厚は、前記第一肉厚部の最大翼厚に対して70〜90%の厚さである、ことを特徴とする請求項4に記載の遠心圧縮機のインペラ。
  8. 複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、
    前記ブレードは、子午面長さの長い第一ブレードと、子午面長さの短い第二ブレードと、を有し、前記第一ブレード及び前記第二ブレードがそれぞれ請求項1〜請求項7のいずれかに記載の条件により形成されている、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラ。
  9. 複数のブレードを備えた遠心圧縮機のインペラにおいて、
    前記ブレードは、子午面長さの長い第一ブレードと、子午面長さの短い第二ブレードと、を有し、前記第一ブレードが請求項1〜請求項7のいずれかに記載の条件により形成され、前記第二ブレードの出口側の翼厚が前記第一ブレードの翼厚と略一致するように形成されている、ことを特徴とする遠心圧縮機のインペラ。
  10. 流体の供給により動翼を回転させるタービンと、前記動翼と同軸に連結されたインペラにより空気を吸入する遠心圧縮機と、を備えた過給機において、
    前記インペラは、請求項1〜請求項9のいずれかに記載のインペラである、ことを特徴とする過給機。
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