JP2009242249A - 不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤 - Google Patents

不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤 Download PDF

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Abstract

【課題】不全角化抑制及び毛穴縮小において優れた効果を有し、感覚刺激等の安全性上の問題がない、安全性の高い不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤を提供する。
【解決手段】下記構造式(1)のN−アミジノグルタミン酸及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分とする不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤。また、これを含有する皮膚外用組成物。
Figure 2009242249

【選択図】なし

Description

本発明は、皮脂が原因の不全角化を抑制する不全角化抑制剤、毛穴周囲の皮脂中の刺激成分による不全角化を抑制し、毛穴周囲の皮膚を正常に保ち、毛穴のすり鉢状構造の目立ちを抑える毛穴縮小剤、特に不飽和脂肪酸により惹起される毛穴周囲の不全角化を抑え、毛穴の目立ちを抑える毛穴縮小剤に関する。
近年、特に若い女性を中心として、毛穴の目立ちに関する悩みが増えており、この目立ちを改善する皮膚外用剤が求められてきた。しかし毛穴の目立ちが発達するメカニズムが充分明らかではないこともあり、収斂化粧水や角栓の除去による対応が一般的となっている。あるいはファンデーションで見た目の改善を図ることも多い。けれども、例えば収斂化粧水は、肌を引き締めることを目的にしており、アルコールにより一時的に皮膚表面温度を下げたり、有機酸などにより、蛋白質を凝固させたりする作用による。そのため、皮膚への負荷が大きく、また毛穴の目立ちの根本的な解決となっておらず、その効果も充分ではなかった。
また、グリコール酸やアスコルビン酸誘導体に毛孔縮小効果があるという報告もある(例えば、非特許文献1参照)ものの、その作用メカニズムや効果の程度など、不明な点も多い。
また、角栓除去は毛穴に詰まった角栓を物理的に除去する方法である。この方法では、物理的な力が肌にダメージを与えることもあり、皮膚への副作用が問題となることがあった。またその効果も一時的で、角栓がすぐに再生してしまうことや、除去すると逆に毛穴が大きくなってしまうこともあり、必ずしも効果は充分ではなかった。
正常な皮膚においては、顆粒層から角質層へと移行する最終分化過程において核を消失する「脱核」が生じるが、何らかの原因によってこの「脱核」が起こらないと、核を有した状態の表皮角化細胞が生成する。そして、このような状態を「不全角化」という。
本発明者らは毛穴の目立つメカニズムについて検討を行った結果、毛孔部周囲のすり鉢状に窪んだ部分が毛穴として認識され、この部分が広いと目立つこと、更にこのすり鉢状部分の角層が不全角化状態(本来消失しているはずの核が残存している)であることを明らかにした。したがって、不全角化の抑制が毛穴部分に作用し、毛孔部周囲のすり鉢状に窪んだ部分の角層の不全角化を抑制すれば毛穴として認識される面積が減少し、毛穴縮小剤として機能することを見出した。また、毛穴の目立つ人は皮脂量が多く、特に不飽和脂肪酸の比率が高いこと、この不飽和脂肪酸は不全角化を引き起こすことを明らかにした。このことから、毛穴の目立ちは皮脂中の不飽和脂肪酸が要因となっている可能性が高いことを見出した(非特許文献2及び3参照)。
以上から、本発明者らにより、毛穴の目立つメカニズムに関しては、皮脂が原因で起こる不全角化が一因になっていること、したがって、毛穴部分における不全角化を改善することにより、毛穴として認識される面積が減少し、毛穴の目立ちが改善されることが明らかにされた。そして、これらの知見に基づいて新規な不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤を見出し、第一報として特許出願している(特許文献1参照)。
また、γ−アミノ酪酸(GABA)には不全角化抑制効果及び毛穴縮小効果が知られている(特許文献2参照)が、さらに安全性が高く、配合量の制限などの問題がなく広く汎用できる不全角化抑制剤、毛穴縮小剤が求められている。
一方、一酸化窒素合成酵素(NOS)阻害剤を皮膚色素沈着の予防のために皮膚外用剤に配合すること、及び炎症や乾燥による皮膚疾患へ適用することが報告され、NOS阻害剤の一例としてN−アミジノグルタミン酸が開示されている(特許文献3及び4)。しかしながら、NOS阻害剤やN−アミジノグルタミン酸が不全角化抑制効果や毛穴の目立ちを改善する効果を有することは、これまで報告されていない。
特開2004−2289号公報 特開2003−342195号公報 WO02069910号公報 DE10111049号公報 矢沢等、フレグランスジャーナル、2002年、30巻、2号、p54〜58 飯田等、第102回日本皮膚科学会総会プログラム・抄録、2003年、103、p846 Katsuta et al.,Cosmetics & Toiletries magazine、2004年、119巻、10号、p59〜64
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、不全角化抑制及び毛穴縮小において優れた効果を有し、感覚刺激等の安全性上の問題がない、安全性の高い不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために、不全角化抑制及び毛穴縮小において効果が高く、感覚刺激などの問題のない安全性の高い、製剤化の容易な化合物を探索すべく鋭意検討を重ねた結果、N−アミジノグルタミン酸及びその塩が優れた不全角化抑制効果及び毛穴縮小効果を有し、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤は、下記構造式(1)で示されるN−アミジノグルタミン酸及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分とする。
Figure 2009242249
本発明において、上記構造式(1)で示されるN−アミジノグルタミン酸が、N−アミジノ−L−グルタミン酸(S−2−グアニジノグルタル酸)であることが好適である。
また、本発明にかかる皮膚外用組成物は、前記いずれかに記載の不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤を含有することを特徴とする。
本発明によれば、N−アミジノグルタミン酸又はその塩により、優れた不全角化抑制効果及び毛穴縮小効果を有し、感覚刺激などが生じない、安全性の高い新規な不全角化抑制剤及び毛穴の縮小効果を有する毛穴縮小剤が提供される。また、これを配合することにより、不全角化抑制又は毛穴縮小の機能を有する皮膚外用組成物が得られる。
本発明に係る不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤は、下記構造式(1)で示されるN−アミジノグルタミン酸及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分とする。
Figure 2009242249
本発明に係るN−アミジノグルタミン酸は、グルタミン酸のアミノ基がアミジノ基を有した構造の化合物であり、N−アミジノグルタミン酸、2−グアニジノグルタル酸、又は2−グアニジノペンタン−1,5−ジカルボン酸等の化学名で知られている既知の化合物である。
本発明のN−アミジノグルタミン酸において、母核となるグルタミン酸は、D体、L体、DL体いずれであってもよく、またDL体の混合比もいずれであっても構わない。
これらのうち、特に好ましいのは、効果が良好であることから、グルタミン酸がL体である、N−アミジノ−L−グルタミン酸(S−2−グアニジノグルタル酸)である。
本発明に係るN−アミジノグルタミン酸及びその塩は、公知の方法により合成することや、動植物や微生物等から抽出・精製することにより得ることができる。また、市販品としても入手可能であり、S−2−グアニジノグルタル酸は、例えばアルドリッチ社から市販されている。
また、本発明のN−アミジノグルタミン酸は、必ずしも必要ではないが、塩として用いることもできる。塩としては、特に限定されないが、例えば無機塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、亜鉛塩、マグネシウム塩、アンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩等が挙げられる。有機塩としては、メチルアミン塩、ピリジン塩、トリメチルアミン塩、トリエタノールアミン塩、メチル硫酸塩、p−トルエンスルフォン酸塩、酢酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、コハク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、ベタイン塩、グリシン塩、セリン塩、タウリン塩などが挙げられるが、本発明はこれに限らない。塩は公知の方法によって得ることができる。
皮膚の新陳代謝の過程において、皮膚の最外層(肌表面)まで移動してきた角化細胞はいずれ垢となって剥がれ落ちるが、この状態のときの角化細胞の核は、通常消失している。ところが、なんらかの原因で、皮膚の細胞の分化・増殖が乱れ、角化の速度が異常に速まることにより、表皮角化細胞が細胞内に核を有した未熟な状態で角質中に存在することがあり、これを不全角化という。本発明においては、この表皮角化細胞の不全角化を単に「不全角化」とも記載し、単に「不全角化」と記載した用語は、表皮角化細胞の不全角化の意である。
また、毛穴が目立つ広がった毛穴はすり鉢状になっており、毛穴の毛孔部周囲のすり鉢状部分の角質層は不全角化状態にある。したがって、不全角化が、毛穴の毛孔部(毛の出口部分)周囲の角質層に起こると、毛孔部周囲のすり鉢状化が起こり、この毛穴の広がったすり鉢状構造により毛穴が目立つことになる。
本発明に係るN−アミジノグルタミン酸及びその塩(以下、N−アミジノグルタミン酸類ということがある)は、いずれも後で証明するように優れた不全角化抑制効果及び毛穴縮小効果を有する。したがって、本発明に係るN−アミジノグルタミン酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上は、不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤として有用である。
この不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤は、いずれも前記本発明に係るN−アミジノグルタミン酸類の前記新規な効果の発見に基づく新規で有用な用途である。
本発明に係る構造式(1)で表されるN−アミジノグルタミン酸及びその塩ならびにこれを含有する皮膚外用組成物が不全角化抑制作用や毛穴縮小作用を有することはこれまで知られておらず、本発明者らにより初めて見出されたものである。
前記不全角化抑制剤及び毛穴縮小剤はいずれも極めて応用範囲が広く、例えば、医薬部外品を含む化粧品、医薬品、食品等種々の分野に応用され、好適には皮膚外用組成物に配合されて活用される。
したがって、前記N−アミジノグルタミン酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上を含有する組成物は不全角化抑制組成物又は毛穴縮小組成物として有用であり、該組成物は不全角化抑制作用、毛穴縮小作用等優れた効果を発揮する。
皮膚外用組成物としては、例えば、洗顔料,乳液,クリーム,ローション,ジェル,エッセンス(美容液),パック・マスク等の基礎化粧料、ファンデーション,口紅等のメーキャップ化粧料、歯磨剤等の口腔化粧品、芳香化粧品、毛髪化粧料、ボディー化粧品等の化粧料、軟膏剤等が挙げられる。
本発明に係る皮膚外用組成物は、例えば、顔用として鼻、頬等の毛穴の目立ちを改善し、またボディー用として足等の脱毛処理後における毛穴の目立ちを改善する。また、不全角化を抑制して肌状態を良好な状態に維持し、また改善し、更に毛穴を縮小することで、毛穴の目立ちを抑えた若々しくみずみずしい肌を提供することが可能である。
本発明において組成物を調製する場合、前記N−アミジノグルタミン酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上の含有量は、N−アミジノグルタミン酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上単独でも調製可能であるが、前記組成物全量中0.01〜3.0質量%が好ましく、0.05〜1.0質量%がより好ましい。
本発明に係る組成物は、例えば、水溶液,アルコール水溶液,油液等の溶液、乳液、クリーム、ゲル、ジェル、懸濁液、カプセル、マイクロカプセル、固形、粉末、顆粒等の形態、溶液(水溶液、アルコール水溶液、油液等)系、可溶化系、乳化系、ゲル系、ジェル系、分散系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等の剤型をとることができる。
本発明に係る組成物は、常法に従って製造することができ、また組成物には、N−アミジノグルタミン酸類からなる群から選ばれる化合物の1種又は2種以上の他に、通常医薬部外品を含む化粧料、医薬組成物、食品等に用いられる成分、例えば油分、界面活性剤、粉末、色材、水、アルコール類、増粘剤、キレート剤、シリコーン類、酸化防止剤、紫外線吸収剤、保湿剤、香料、各種薬効成分、防腐剤、pH調整剤、中和剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
上記適宜配合される任意配合成分のうち、油分としては、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール等の直鎖アルコール、モノステアリルグリセリンエーテル、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、イソステアリルアルコール等の分岐鎖アルコール等の高級アルコール、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸等の高級脂肪酸、固形パラフィン、ビースワックス、硬化ヒマシ油、カルナウバロウ、バリコワックス等のワックス、牛脂、豚脂、羊脂、スクワラン、ヤシ油、パーム油、パーム核油、大豆油、オリーブ油、綿実油、ホホバ油、ヒマシ油、ラノリン等の動植物油脂、流動パラフィン、ワセリン等の鉱物油、トリメチルプロパントリイソステアレート、イソプロピルミリステート、グリセロールトリ−2−エチルヘキサネート、ペンタエリスリトールテトラ−2−エチルヘキサネート、シリコーン油、ポリオキシエチレン(以下、POEとも記載する。)ポリオキシプロピレン(以下、POPとも記載する。)ペンタエリスリトールエーテル等の合成油等が挙げられる。
界面活性剤としては、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸塩、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、モノラウロイルモノエタノールアミドPOEスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、カゼインナトリウム等のアニオン系界面活性剤;
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム塩等のジアルキルジメチルアンモニウム塩、塩化セチルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモルホリニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸誘導体、塩化ベンザルコニウム等のカチオン系界面活性剤;2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキシド−1−カルボキシエチロキシ二ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界面活性剤、アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤等の両性界面活性剤;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタントリオレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸塩等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POE・メチルポリシロキサン共重合体等の親油性非イオン界面活性剤;POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノオレエート、POEグリセリンジステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEモノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエート等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEコレスタノールエステル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルアロニック型類、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POPセチルエーテル、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテル類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、POE脂肪酸アミド、POEアルキルアミン、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド等の親水性非イオン界面活性剤等が挙げられる。
アルコール類としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール等が挙げられる。
増粘剤としては、アラビアゴム、トラガントカム、ガラクタン、キャロプガム、グアーガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、デンプン(トウモロコシ、コムギ、ジャガイモ、コメ)等の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、POE系高分子、POE・POP共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸アミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子等の水溶性高分子等が挙げられる。
キレート剤としては、シトラマル酸、アガル酸、グリセリン酸、シキミ酸、ヒノキチオール、没食子酸、タンニン酸、コーヒー酸、エチレンジアミン四酢酸、エチレングリコールジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、フィチン酸、ポリリン酸、メタリン酸、ならびにこれらの類似体ならびにこれらのアルカリ金属塩およびカルボン酸エステル等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤等が挙げられる。
保湿剤としては、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット、ブドウ糖、果糖、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム、グルコサミン、シクロデキストリン等が挙げられる。
薬効成分としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、ビタミンD2、dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;アズレン、グリチルリチン等の抗炎症剤;アルブチン、4−メトキシサリチル酸カリウム、2−O−エチルアスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド等の美白剤、エストラジオール等のホルモン類;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフル等の清涼剤;その他塩化リゾチーム、塩酸ピリドキシン、イオウ等を配合することができる。更に多様な薬効を示す各種抽出物を配合することができる。すなわちドクダミエキス、オウバクエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、ボタンピエキス、ヘチマエキス、ユキノシタエキス、ユーカリエキス、チョウジエキス、マロニエエキス、ヤグルマギクエキス、海藻エキス、タイムエキス等が挙げられる。
防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン等のパラオキシ安息香酸エステル類、安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩酸クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール、イソメチルチアゾリノン等が挙げられる。
中和剤としては、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。
酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α−トコフェロール、カロチノイド等が挙げられる。
上記成分は例示であり、これらに限定されるものではない。またこれら成分は、所望する形態に応じた処方に従い、適宜組み合わせて配合することが可能である。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、これら実施例により本発明の技術的範囲が限定されるものではない。配合量は特に断りのない限り質量%である。
[試験例1] 不全角化抑制効果試験
試料溶液として、主に被験化合物の3質量%水溶液(30質量%エタノールを含む)を調製した。なお、pHは7.0〜7.5になるように、塩酸又は水酸化ナトリウムで調整した。また、被験化合物の溶解度が低い場合はそれに応じて溶液を調製した。
ヘアレスマウス(HR−1;星野実験動物)の背部に10質量%オレイン酸(溶媒:エタノール)を100μl塗布した。この後、試料溶液を100μlずつ塗布した。これを3日間続けた。その翌日、背部の角層をテープで採取し、ヘマトキシリンで核を染色して、不全角化の度合いを観察し、1.0〜3.0の範囲(0.25刻み)の不全角化値で評価した。なお、値が大きいほど有核角層細胞数が多い、すなわち不全角化が進んでいることを示す。結果を表1に示す。
なお、評価にあたっては、動物愛護管理法他関連法令を遵守し、社内動物実験審議会の承認を得た計画に基づき実施した。
Figure 2009242249
表1から明らかなように、N−アミジノ−L−グルタミン酸、N−アミジノ−D−グルタミン酸、N−アミジノ−DL−グルタミン酸、N−アミジノ−L−グルタミン酸ナトリウム、N−アミジノ−L−グルタミン酸塩酸塩など、本発明にかかるN−アミジノグルタミン酸類は、不全角化値を低下させ、不飽和脂肪酸により惹起される不全角化を抑制する効果があることが認められた。不全角化の抑制は、先にも述べているように、毛穴縮小に有効である。
一方、比較例であるN−アセチルグルタミン、比較例であるシトルリン(特許文献3及び4記載のNOS阻害剤の一例)にはこれらの効果はなかった。
[試験例2] 感覚刺激試験
女性官能者1名(敏感肌)にそれぞれ試験例1で調製した対照水溶液と試料水溶液各1mLをそれぞれ左右のいずれかの頬部に綿棒を用いて塗布し、塗布直後から10分後まで、30秒毎に刺激感を評価し、最終的な評価を申告してもらった(n=2)。刺激感の評価は以下の4段階の評価点基準に基づき行い、評価点の平均を算出して以下の基準に従って分類した。結果を表2に示す。
(評価点基準)
3:ピリピリ感、ホテリ感、チクチク感、カユミ等の刺激が非常に強く、継続不可能。
2:ピリピリ感、ホテリ感、チクチク感、カユミ等の刺激が強い、許容不可。
1:ピリピリ感、ホテリ感、チクチク感、カユミ等の刺激をやや感じるが、許容可。
0:特に刺激を感じない。
(評価基準)
A:評価点平均0.2未満
B:評価点平均0.2〜1.0未満
C:評価点平均1.0〜2.0未満
D:評価点平均2.0以上
Figure 2009242249
表2に明らかなように、N−アミジノ−L−グルタミン酸、N−アミジノ−D−グルタミン酸、N−アミジノ−DL−グルタミン酸、N−アミジノ−L−グルタミン酸ナトリウム、N−アミジノ−L−グルタミン酸塩酸塩など、本発明にかかるN−アミジノグルタミン酸類は、感覚刺激の問題がなく、安全性が高いことが確認された。
一方、比較例として用いたγ−アミノ酪酸は従来効果物質として開示されているが、γ−アミノ酪酸は肌の敏感な被験者にとっては、感覚刺激を有するという結果であった。
以下に本発明に係る不全角化抑制用又は毛穴縮小用皮膚外用組成物の製剤例を示す。なお、いずれの皮膚外用組成物も常法によって製造した。また、いずれの皮膚外用組成物も不全角化抑制及び毛穴縮小において優れた効果を有している。
[製剤例1]化粧水
(1)1,3−ブチレングリコール 6.0
(2)グリセリン 4.0
(3)オレイルアルコール 0.1
(4)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5
(5)POE(15)ラウリルアルコールエステル 0.5
(6)エタノール 10.0
(7)N−アミジノ−L−グルタミン酸 1.0
(8)精製水 残余
[製剤例2]化粧水
(アルコール相)
(1)エタノール 10.0
(2)オレイルアルコール 0.1
(3)POE(20)ソルビタンモノラウリン酸エステル 0.5
(4)POE(15)ラウリルエーテル 0.5
(5)防腐剤 適量
(6)香料 適量
(7)N−アミジノ−DL−グルタミン酸 0.7
(水相)
(8)1,3−ブチレングリコール 6.0
(9)グリセリン 4.0
(10)イオン交換水 残余
[製剤例3]化粧水
エチルアルコール 5.0
グリセリン 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル 0.2
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.03
トリメチルグリシン 1.0
ポリアスパラギン酸ナトリウム 0.1
α−トコフェロール2−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム 0.1
チオタウリン 0.1
N−アミジノ−L−グルタミン酸 1.0
グリシルグルシン 0.5
緑茶エキス 0.1
西洋ハッカエキス 0.1
イリス根エキス 0.1
EDTA3ナトリウム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.05
水酸化カリウム 0.02
フェノキシエタノール 適量
精製水 残余
香料 適量
[製剤例4]化粧水
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 4.0
エリスリトール 1.0
N−アミジノ−D−グルタミン酸 1.0
ポリオキシエチレンメチルグルコシド 1.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
クエン酸 0.02
クエン酸ナトリウム 0.08
フェノキシエタノール 適量
N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸 0.1
精製水 残余
[製剤例5]化粧水
グリセリン 1.0
ジプロピレングリコール 12.0
エタノール 8.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸塩酸塩 2.0
POEメチルグルコシド 3.0
POE(24)POP(13)デシルテトラデシルエーテル 0.5
クエン酸 0.02
クエン酸ナトリウム 0.08
ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.5
チオタウリン 0.1
アデノシン3リン酸−2ナトリウム 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.01
EDTA3ナトリウム 0.01
ヒドロキシエチルセルロース 0.1
パラベン 適量
精製水 残余
香料 適量
[製剤例6]クリーム
(1)ステアリン酸 5.0
(2)ステアリルアルコール 4.0
(3)イソプロピルミリステート 18.0
(4)グリセリンモノステアリン酸エステル 3.0
(5)プロピレングリコール 10.0
(6)N−アミジノ−L−グルタミン酸ナトリウム 1.0
(7)水酸化カリウム 0.2
(8)亜硫酸水素ナトリウム 0.01
(9)防腐剤 適量
(10)香料 適量
(11)イオン交換水 残余
[製剤例7]クリーム
ステアリン酸 6.0
ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0
POE(20)ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5
プロピレングリコール 10.0
グリセリントリオクタノエート 10.0
スクワラン 5.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸二カリウム 0.1
グリシルグリシン 1.0
ジヒドロリポ酸 0.1
亜硫酸水素ナトリウム 0.01
エチルパラベン 0.3
香料 適量
イオン交換水 残余
[製剤例8]クリーム
流動パラフィン 10.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
グリセリン 10.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
エリスリトール 1.0
N−アミジノ−DL−グルタミン酸一ナトリウム 3.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
スクワラン 15.0
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 5.0
水酸化カリウム 0.1
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
酢酸トコフェロール 0.05
パラオキシ安息香酸エステル 適量
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3
ポリビニルアルコール 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.2
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレンTR−2) 0.1
精製水 残余
[製剤例9]クリーム
流動パラフィン 8.0
ワセリン 3.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
ステアリルアルコール 3.0
ベヘニルアルコール 2.0
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 4.0
トレハロース 1.0
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 4.0
モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル 2.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 1.0
親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
クエン酸 0.05
クエン酸ナトリウム 0.05
水酸化カリウム 0.015
油溶性甘草エキス 0.1
レチノールパルミテート(100万単位) 0.25
酢酸トコフェロール 0.1
パラオキシ安息香酸エステル 適量
フェノキシエタノール 適量
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
エデト酸三ナトリウム 0.05
4−t−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 0.01
パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル 0.1
N−アミジノ−L−グルタミン酸マレイン酸塩 1.0
β−カロチン 0.01
ポリビニルアルコール 0.5
ヒドロキシエチルセルロース 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.05
精製水 残余
香料 適量
[製剤例10]クリーム
A.水相
イオン交換水 残余
ポリエチレングリコール400 0.1
グリセリン 12.0
グリシルグリシン 1.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
エデト酸ナトリウム 0.01
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.04
メチルパラベン 0.1
N−アミジノ−L−グルタミン酸 2.0
N−ステアロイルグルタミン酸ナトリウム 0.8
B.油相
流動パラフィン 35.0
メドウフォーム油 3.0
メトキシケイ皮酸オクチル 3.0
2−ヘプチルウンデカン酸 0.2
イソステアリン酸 0.2
グリチルレチン酸ステアリル 0.02
香料 0.05
[製剤例11]クリーム
α−オレフィンオリゴマー 10.0
ワセリン 1.0
マイクロクリスタリンワックス 3.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 5.0
グリセリン 10.0
ジプロピレングリコール 2.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
グリシルグリシン 0.5
エリスリトール 2.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸 3.0
N−ベンゼンスルホニル−L−グルタミン酸 1.0
スクワラン 1.0
グリセリン脂肪酸エステルエイコサン二酸縮合物 0.1
イソステアリン酸 1.0
2−エチルヘキサン酸セチル 5.0
塩化ナトリウム 0.5
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
グリチルレチン酸ステアリル 0.05
コウボエキス 0.1
4−(1−ピロリジン)酪酸 1.0
リン酸L−アスコルビルマグネシウム 2.0
酢酸トコフェロール 0.5
チオタウリン 0.1
DL−ピロリドンカルボン酸ナトリウム 1.0
ウコンエキス 0.1
エデト酸3ナトリウム 0.1
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 2.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.1
トウツバキ種子油 1.0
パラベン 適量
精製水 残余
香料 適量
[製剤例12]美容液
(A相)
(1)エチルアルコール(95%) 10.0
(2)POE(20)オクチルドデカノール 1.0
(3)パントテニルエチルエーテル 0.1
(4)グリシルグリシン 1.5
(5)メチルパラベン 0.15
(B相)
(6)水酸化カリウム 0.1
(C相)
(7)グリセリン 5.0
(8)ジプロピレングリコール 10.0
(9)N−アミジノ−DL−グルタミン酸二カリウム 0.3
(10)カルボキシビニルポリマー 0.2
(11)精製水 残余
[製剤例13]美容液
(A相)
95%エタノール 10.0
POE(20)オクチルドデカノール 1.0
メチルパラベン 0.15
パントテニルエチルエーテル 0.1
N−アミジノ−D−グルタミン酸ナトリウム 2.5
(B相)
水酸化カリウム 0.1
(C相)
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 10.0
亜硫酸水素ナトリウム 0.03
カルボキシビニルポリマー 0.2
イオン交換水 残余
[製剤例14]乳液
デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
トリメチルシロキシケイ酸 5.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 5.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
マルチトール液 2.0
マカデミアナッツ油 2.0
スクワラン 2.0
ヒドロキシステアリン酸コレステリル 0.5
2−エチルヘキサン酸セチル 2.0
N−アミジノ−D−グルタミン酸酢酸塩 2.0
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2
L−アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム 0.1
α−トコフェロール2−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム 0.1
酢酸トコフェロール 0.05
魚コラーゲン 0.4
コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.001
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
エデト酸三ナトリウム 0.005
ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.05
ケイ酸アルミニウムマグネシウム 0.3
パラベン 適量
精製水 残余
[製剤例15]乳液
ワセリン 5.0
ジメチルポリシロキサン 2.0
ベヘニルアルコール 0.6
バチルアルコール 0.5
ジプロピレングリコール 2.0
1,3−ブチレングリコール 4.0
キシリット 1.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸二カリウム 2.0
N−アミジノ−D−グルタミン酸二ナトリウム 1.0
ポリエチレングリコール1500 1.0
スクワラン 5.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.5
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
酵母エキス 0.1
シャクヤクエキス 0.1
EDTA3ナトリウム 0.05
キサンタンガム 0.1
カルボキシビニルポリマー 0.15
精製水 残量
香料 適量
[製剤例16]乳液
イオン交換水 残量
ダイナマイトグリセリン 7.0
ジプロピレングリコール 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
アセチル化ヒアルロン酸 0.002
カルボキシビニルポリマー 0.3
キサンタンガム 0.1
水酸化カリウム 0.1
N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム 0.1
テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 2.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸 1.0
スクワラン 4.5
パルミチン酸デキストリン 2.0
水素添加ポリイソブテン 1.0
EDTA・3Na・2HO 0.05
メチルパラベン 0.15
エチルパラベン 0.1
酸化防止剤 適量
消泡剤 適量
[製剤例17]ジェル
(1)95%エタノール 10.0
(2)ジプロピレングリコール 15.0
(3)POE(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0
(4)亜硫酸水素ナトリウム 0.03
(5)N−アミジノ−L−グルタミン酸二カリウムコハク酸塩 1.2
(6)カルボキシビニルポリマー(「カーボポール941」) 1.0
(7)苛性カリ 0.15
(8)L−アルギニン 0.1
(9)香料 適量
(10)防腐剤 適量
(11)精製水 残余
[製剤例18]ジェル
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
水酸化カリウム 0.1
魚類コラーゲン 20.0
N−アミジノ−D−グルタミン酸 1.0
N−ベンゼンスルホニルγ―アミノ酪酸 0.5
エデト酸−3Na 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.25
パラオキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
[製剤例19]ジェル
ジメチルポリシロキサン 5.0
グリセリン 2.0
1,3−ブチレングリコール 5.0
ポリエチレングリコール1500 3.0
ポリエチレングリコール20000 3.0
セチルアルコール 3.0
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.1
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
アスコルビン酸グルコシド 2.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸 1.0
酢酸トコフェロール 0.1
オウゴンエキス 0.1
ユキノシタエキス 0.1
エデト酸三ナトリウム 0.1
キサンタンガム 0.3
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレンTR−2) 0.05
寒天末 15.0
フェノキシエタノール 適量
ジブチルヒドロキシトルエン 適量
精製水 残余
[製剤例20]パック
エタノール 3.0
グリセリン 5.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール1500 5.0
ポリオキシエチレンメチルグルコシド 2.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0
ヘキサメタリン酸ナトリウム 0.05
ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン 0.1
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
ビワ葉エキス 0.1
N−アミジノ−DL−グルタミン酸EDTA塩 1.8
L−グルタミン酸ナトリウム 0.1
ウイキョウエキス 0.1
ハマメリスエキス 0.1
オウバクエキス 0.1
ジオウエキス 0.1
ユーカリ油 0.05
ジモルホリノピリダジノン 0.1
キサンタンガム 0.05
カルボキシビニルポリマー 0.5
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体(ペミュレンTR−1) 0.05
水酸化カリウム 0.05
フェノキシエタノール 適量
精製水 残余
[製剤例21]ピールオフ型パック
(アルコール相)
95%エタノール 10.0
POE(15モル)オレイルアルコールエーテル 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
N−アミジノ−L−グルタミン酸 1.8
(水相)
グルタチオン 3.0
アルブチン 3.0
ポリビニルアルコール 12.0
ポリエチレングリコール1500 1.0
イオン交換水 残余
[製剤例22]ピールオフ型パック
エタノール 10.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
ポリエチレングリコール4000 2.0
オリーブ油 1.0
マカデミアナッツ油 1.0
N−アミジノ−DL−グルタミン酸 2.0
ヒドロキシステアリン酸フィトステリル 0.05
乳酸 0.05
乳酸ナトリウム 0.1
L−アスコルビン酸硫酸エステル2ナトリウム 0.1
α−トコフェロール2−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム 0.1
ビタミンEアセテート 0.1
魚コラーゲン 0.1
コンドロイチン硫酸ナトリウム 0.1
カルボキシメチルセルロースナトリウム 0.2
ポリビニルアルコール 12.0
パラオキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
香料 適量
[製剤例23]粉末入りパック
(アルコール相)
95%エタノール 2.0
防腐剤 適量
香料 適量
色剤 適量
N−アミジノ−D−グルタミン酸シュウ酸塩 0.7
(水相)
プロピレングリコール 7.0
亜鉛華 25.0
カオリン 20.0
イオン交換水 残余
[製剤例24]クレイパック
エタノール 3.0
ステアリルアルコール 1.0
ベヘニルアルコール 1.0
グリセリン 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
1,3−ブチレングリコール 6.0
果糖 0.1
硬化油 2.0
イソステアリン酸 0.06
自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 12.0
モノステアリン酸ポリオキシエチレングリセリン 0.8
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.1
N−アミジノ−L−グルタミン酸 1.2
酸化チタン 15.0
酸化亜鉛 2.0
カオリン 7.0
L−アルギニンL−アスパラギン酸塩 0.1
ビタミンEアセテート 0.1
ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
EDTA3ナトリウム 0.1
ベントナイト 3.0
パラオキシ安息香酸エステル 適量
精製水 残余
香料 適量
[製剤例25]固形パウダリ−ファンデ−ション
ジメチルポリシロキサン 5.0
イソステアリン酸 0.5
リンゴ酸ジイソステアリル 1.0
トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 3.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸硫酸塩 3.0
セスキイソステアリン酸ソルビタン 1.0
球状PMMA被覆雲母 4.0
微粒子酸化亜鉛 1.0
微粒子酸化チタン 3.0
合成金雲母 1.0
金属石鹸処理タルク 残余
球状シリカ 3.0
ベンガラ被覆雲母チタン 1.0
無水ケイ酸被覆雲母 6.0
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
D−δ−トコフェロール 0.1
エチルパラベン 適量
トリメトキシ桂皮酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 0.1
パラメトキシ桂皮酸2−エチルへキシル 3.0
球状ポリアクリル酸アルキル粉末 2.0
流動パラフィン含有ポリアクリル酸アルキル粉末 4.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆タルク 20.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆セリサイト 15.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆酸化チタン 10.0
メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆顔料(色剤) 5.0
[製剤例26]油中水型乳化ファンデ−ション
ジメチルポリシロキサン 15.0
デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 5.0
高分子量アミノ変性シリコーン 0.1
グリセリン 5.0
N−アミジノ−L−グルタミン酸トリエタノールアミン塩 5.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
パルミチン酸 0.5
マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 0.1
塩化ジステアリルジメチルアンモニウム 0.2
アルキル変性シリコン樹脂被覆黄酸化鉄 2.0
アルキル変性シリコン樹脂被覆ベンガラ 1.0
アルキル変性シリコン樹脂被覆黒酸化鉄 0.3
アルキル変性シリコン樹脂被覆酸化チタン 10.0
アルキル変性シリコン樹脂被覆酸化タルク 15.0
シリコーン被覆紡錘状酸化チタン 3.0
L−グルタミン酸ナトリウム 0.5
酢酸DL−α−トコフェロール 0.1
パラオキシ安息香酸エステル 適量
トリメトキシケイヒ酸メチルビス(トリメチルシロキシ)シリルイソペンチル 0.1
ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 15.0
球状ナイロン末 1.0
精製水 残余
香料 適量

Claims (3)

  1. 下記構造式(1)で示されるN−アミジノグルタミン酸及びその塩からなる群から選ばれる化合物の1種以上を有効成分とする不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤。
    Figure 2009242249
  2. 前記構造式(1)で示されるN−アミジノグルタミン酸が、N−アミジノ−L−グルタミン酸(S−2−グアニジノグルタル酸)であることを特徴とする前記請求項1記載の不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤。
  3. 請求項1又は2記載の不全角化抑制剤又は毛穴縮小剤を含有することを特徴とする皮膚外用組成物。
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