JP2009241676A - ガラスラン - Google Patents

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Yukimura Minami
侑村 南
Kazuo Ogawa
一夫 尾川
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Abstract

【課題】ガラスランのコーナー部の被覆壁部の波打ち等を抑制し、外観品質の向上を図ることのできるガラスランを提供する。
【解決手段】自動車ドアには、昇降するドアガラスの周縁部をシールするガラスラン1が設けられている。ドアフレームの車内側にはガーニッシュが取付けられている。ガラスラン1には、そのコーナー部の型成形部14においてガーニッシュの車外側の面を覆う被覆壁部24が設けられている。被覆壁部24は、ガラスラン1のコーナー部23を含む当該ガラスラン1の本体部20の長手方向所定区間S1におけるコーナー部内周側の略三角形状の所定領域を覆っている。被覆壁部24は自身の上縁部25と縦縁部26とが交わるコーナー部27を含む所定区間T1において、型成形部14の車内側側壁部の内周側端縁部17aに連接された状態で当該型成形部14の本体部20と一体成形されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用ドアに取付けられるガラスランに関するものである。
一般に、自動車等の車両用ドアには、摺動するドアガラスの周縁部をシールするガラスランが設けられている。ガラスランは、基底部及び該基底部から延びる一対の側壁部よりなる断面略コ字状の本体部と、当該本体部の両側壁の略先端から本体部内側に延びる一対のシールリップとを有し、当該本体部がドアフレーム内周側に設けられたサッシュに嵌め込まれている。そして、ドアガラスの周縁部の車内側及び車外側面を前記一対のシールリップによりシールしている。
また、フロントドアの後上コーナー部のように、ドアフレームのコーナー形状が直角又は鋭角形状で、これに対するボディ側のドア用開口部のコーナー部が緩やかに湾曲している場合、これらコーナー部に配設されるガラスランとボディ側のウエザストリップと間には隙間が生じるおそれがあった。このため、このようなコーナー部では、ガーニッシュ等の内装部材やコーナーピースなどによって当該隙間を塞ぐとともに、これら内装部材やコーナーピース等の車外側を、ガラスランの車内側の側壁からコーナー内周側に延出形成された被覆壁部によって覆い、外観品質の向上を図っているものもある(例えば、特許文献1参照。)。
実開平5−32060号公報
一般にガラスランは、その長手方向に押出成形部と型成形部とからなる。押出成形部は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に形成される。また、型成形部は、2つの押出成形部が所定の角度(例えば90度)をなした状態で相互に接続されるように所定の金型にて形成される。
従来、ガラスランの型成形に際しては、本体部及び一対のシールリップの内周面を成形するための金型(中子)を入れる必要がある。そして、その中子の保持強度を保つべく、本体部の両側壁が大きく開くような展開形状に成形されるのが一般的である。このように展開状態で成形されたガラスランの型成形部をサッシュに嵌め込む際には、本体部が展開状態から断面略コ字状の非展開状態へと窄められる。
ところが、コーナー部に対応する型成形部に上記被覆壁部を設けた場合、当該型成形部をサッシュへ取付けるに際して本体部の両側壁を窄めるように変形させると、周長差等により被覆壁部の各部位が均一に変形せず、被覆壁部の一部、特にコーナー内周側が波打つようにして変形してしまうことが懸念される。これに対し、かかる変形後の形状を見越した上で、展開状態のガラスランを設計することも考えられるが、このような設計を行うことは非常に難しく、十分な効果を得るにも限界がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ガラスランのコーナー部の被覆壁部の波打ち等を抑制し、外観品質の向上を図ることのできるガラスランを提供するものである。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.昇降するドアガラスを有した車両用ドアのドアフレームの内周側に設けられたサッシュに対し取付けられ、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる断面略コ字状をなす本体部と、
前記車内側側壁部及び車外側側壁部の先端からそれぞれ本体部内側へ延び、ドアガラスとの間でシールを行う車内側シールリップ及び車外側シールリップとを備えたガラスランであって、
ドアフレームの上辺部及び縦辺部に沿って押出成形部が配設され、これら押出成形部の端部同士を接続する型成形部がドアフレームの少なくとも所定コーナー部に配設されるものにおいて、
前記本体部のコーナー部を含む当該本体部の上辺部から縦辺部にかけての長手方向所定区間における、前記車内側側壁部の内周側端縁部からコーナー部内周側の所定領域を覆う被覆壁部を備え、
前記被覆壁部は、
自身の周縁部のうち、前記本体部の車内側側壁部の内周側端縁部に沿って形成される上縁部及び縦縁部のうちの一部において、前記型成形部の車内側側壁部の内周側端縁部に連接された状態で当該型成形部の本体部と一体成形されていることを特徴とするガラスラン。
上記手段1によれば、被覆壁部により、ガラスランよりも車内側に配設される内装部材やコーナーピース等の各種部材の車外側を覆い隠し、外観品質の向上を図ることができる。
さらに、本手段1における被覆壁部は、上縁部及び縦縁部のうちの一部が型成形部と連接した状態で当該型成形部と一体に型形成されている。換言すれば、被覆壁部の上縁部及び縦縁部のうち前記一部を除く他の部分は型成形部と繋がっていない。従って、コーナー部に対応する型成形部をサッシュへ取付けるに際し、本体部の両側壁を窄めるように変形させた場合でも、本体部の変形が被覆壁部に影響を与えにくくなる。つまり、被覆壁部の上縁部及び縦縁部の全範囲が型成形部と繋がっている場合に比べ、ガラスランの取付けの前後における被覆壁部の形状変化を比較的少なくできる。結果として、本体部の変形に追従した被覆壁部の波打ち等の変形を抑制し、外観品質の向上を図ることができる。さらには、変形後の形状を見越した被覆壁部の設計等を行わなくともよいため、設計工数の増大等を抑制することができる。加えて、被覆壁部からの応力が本体部へ与える影響をも低減することができる。例えば、本体部の両側壁を窄ませ易くなり、取付作業性が向上する。また、取付状態における本体部の歪み等を抑制することができ、シール性の低下や取付け不良等を抑制することができる。
手段2.前記被覆壁部の上縁部及び縦縁部の少なくとも一部において、前記本体部の車内側側壁部の内周側端縁部の車内側に係合する係合部を形成したことを特徴とする手段1に記載のガラスラン。
上記手段2によれば、被覆壁部の浮き上がりを抑制し、外観品質の向上を図ることができる。
手段3.前記被覆壁部と前記本体部との連接部が、少なくとも前記被覆壁部の一般部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする手段1又は手段2に記載のガラスラン。
上記手段3によれば、連接部が薄肉に形成されることにより、本体部と被覆壁部との間で一方からの変形応力が他方へ伝わりにくくなり、上記作用効果をさらに高めることができる。
手段4.前記被覆壁部は、自身の上縁部及び縦縁部のうちコーナー部を含む所定区間が前記本体部に連接されていることを特徴とする手段1乃至手段3のいずれかに記載のガラスラン。
上記手段4によれば、被覆壁部がコーナー部にて連接されることで型成形部の本体部長手方向の形成範囲を比較的小さくできる。結果として、ガラスランの取付けに際し、本体部を窄めることに起因する上述した様々な不具合を低減することができる。なお、上記「コーナー部を含む所定区間」の長さは、「上縁部及び縦縁部」の全長のうちの20分の1以上、2分の1以下の長さとなることが好ましい。20分の1未満であると本体部と被覆壁部の連接強度の面で好ましくない。一方、2分の1を越えると、上記不具合を抑制する作用効果を十分に得ることが難しい。
手段5.前記被覆壁部は、自身の上縁部又は縦縁部の一方にて前記本体部に連接されていることを特徴とする手段1乃至手段3のいずれかに記載のガラスラン。
上記手段5によれば、連接部が上縁部又は縦縁部の一方から他方へコーナー部を跨がないため、本体部の両側壁を窄めるように変形させた場合でも、本体部の変形が被覆壁部に影響を与えにくくなる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、車両用ドアとしての自動車ドアD(図ではフロントドア:以下、単に「ドア」という)には、昇降するドアガラスGの周縁部をシールするガラスラン1が設けられている。
また、図4に示すように、ドアフレーム2の車内側には、当該ドアフレーム2に沿って内装部材としてのガーニッシュ3が取付けられている。
ドアフレーム2の後上コーナー部においては、自動車ボディ側のドア用開口部の周縁部を覆い隠すように、ガーニッシュ3の少なくとも一部がドアフレーム2よりも内周位置(図4下側)に配設されている。より詳しく説明すると、ガーニッシュ3は、ドアフレーム2の後上コーナー部に対応する部位において、ドアガラスGに略並行して配される側壁部4と、当該側壁部4のコーナー部内周側端部(図4下側)から車外側(図4左側)に向けて延びる内壁部5と、側壁部4のコーナー部外周側端部(図4上側)から車外側に向けて延びる外壁部6とからなる。ドアフレーム2の後上コーナー部が本実施形態における所定コーナー部に相当する。
一方、ガラスラン1は、図1に示すように、その長手方向にみてドアフレーム2の上辺部に対応する押出成形部10、ドアフレーム2の前後の縦辺部に対応する押出成形部11,12と、各押出成形部10,11又は10,12の端部同士を接続する型成形部13,14(図1,3で散点模様を付した部分)とから構成される。押出成形部10〜12は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に形成される。また、型成形部13,14は、2つの押出成形部10,11又は押出成形部10,12が所定の角度をなした状態で相互に接続されるように図示しない金型装置にて接続成形される。なお、本実施形態では、押出成形部10〜12は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合体)ソリッドゴムより形成され、型成形部13,14は軟質樹脂のオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)により形成されている。
より詳しく説明すると、ガラスラン1は、図2に示すように、ドアフレーム2の内周側に設けられたサッシュ15に対し取付けられ、基底部16並びに当該基底部16の両端から延びる車内側側壁部17及び車外側側壁部18からなる断面略コ字状をなす本体部20と、車内側側壁部17及び車外側側壁部18の先端からそれぞれ本体部20内側へ延び、ドアガラスGとの間でシールを行う一対のシールリップ21,22とを備えている。
但し、型成形部13,14は、図5に示すように、型成形に際し、本体部20の両側壁部17、18が大きく開くような展開形状に成形されるため、両側壁部17、18を窄めつつサッシュ15へ取付けることとなる。
さらに、ドアフレーム2の後上コーナー部に対応したガラスラン1の後上コーナー部周辺では、図3,4,5に示すように、ガーニッシュ3の車外側の面を覆う被覆壁部24が設けられている。
被覆壁部24は、ガラスラン1の本体部20のコーナー部23(型成形部14)を含む当該本体部20の上辺部(押出成形部10)から後縦辺部(押出成形部12)にかけての長手方向所定区間S1におけるコーナー部内周側の略三角形状の所定領域を覆っている。
被覆壁部24は、押出成形部10に沿って形成される上縁部25と、押出成形部12に沿って形成される縦縁部26とを備えるとともに、両者が交わるコーナー部27を含む所定区間T1において、型成形部14の車内側側壁部17の内周側端縁部17aに連接されている。つまり、被覆壁部24は、型成形部14の一部として、連接部30を介して本体部20に一体成形されている。なお、被覆壁部24は、ガラスラン1の取付けの前後でその形状が殆ど変化しないため、予め型成形の段階で上記三角形状の所定領域に合致する形状で形成されている。
本実施形態における連接部30の形成区間(所定区間T1)の長さは、上縁部25及び縦縁部26の全長T2のうちの約15分の1程度に設定されている。また、連接部30は、その厚みW1が被覆壁部24の一般部の厚みW2よりも薄肉に形成されている。
さらに、連接部30を除く、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26には、図6に示すように、本体部20の車内側側壁部17の内周側端縁部17aの車内側に係合する切欠き状の係合部31が形成されている。これにより、図4に示すように、ガラスラン1がサッシュ15に取付けられた状態では、被覆壁部24が連接部30を境に屈曲した状態で、押出成形部10,12によって車内側へ押え付けされている。
以上詳述したように、本実施形態では、被覆壁部24によりガーニッシュ3の車外側の面を覆い隠し、外観品質の向上を図ることができる。
さらに、被覆壁部24は、自身のコーナー部27を含む所定区間T1において、型成形部14の車内側側壁部17の内周側端縁部17aと連接されている。換言すれば、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26のうち、連接部30を除く他の部分は本体部20と繋がっていない。従って、型成形部14をサッシュ15へ取付けるに際し、本体部20の両側壁部17、18を窄めるように変形させた場合でも、本体部20の変形が被覆壁部24に影響を与えにくくなる。つまり、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26の全長T2において本体部20と繋がっている場合に比べ、ガラスラン1の取付けの前後における被覆壁部24の形状変化を比較的少なくできる。結果として、本体部20の変形に追従した被覆壁部24の波打ち等の変形を抑制し、外観品質の向上を図ることができる。さらには、変形後の形状を見越した被覆壁部24の設計等を行わなくともよいため、設計工数の増大等を抑制することができる。加えて、被覆壁部24からの応力が本体部20へ与える影響をも低減することができる。例えば、本体部20の両側壁部17、18を窄ませ易くなり、取付作業性が向上する。また、取付状態における本体部20の歪み等を抑制することができ、シール性の低下や取付け不良等を抑制することができる。
さらに、被覆壁部24と本体部20との連接部30は、その厚みW1が被覆壁部24の一般部の厚みW2よりも薄肉に形成されている。これにより、本体部20と被覆壁部24との間で一方からの変形応力が他方へ伝わりにくくなり、上記作用効果をさらに高めることができる。
また、本実施形態では、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26が、押出成形部10,12の本体部20に押え付けられることによって、被覆壁部24の浮き上がりが抑制され、外観品質の向上を図ることができる。これにより、ガーニッシュ3等に係止するためのアンダーカット状の係止部等を被覆壁部24に設けることなく、浮き上がりを抑制することができるため、型成形時の金型形状や型抜き作業等が簡素化される。
加えて、本体部20との連接部30を被覆壁部24のコーナー部27に設けることで、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26の全長T2において本体部20と繋がっている場合に比べ、型成形部14の本体部20の長手方向の形成範囲S2を比較的小さくできる。結果として、ガラスラン1の取付けに際し、本体部20を窄めることに起因する上述した様々な不具合を低減することができる。
なお、被覆壁部24の波打ち等の変形を防止するために、本実施形態に代えて、被覆壁部24の肉厚W2を比較的厚くして、被覆壁部24の変形を抑制することも考えられる。しかし、本実施形態のように型成形部14がTPO等の熱可塑性樹脂材料により構成される場合、素材の特性上、成形時に被覆壁部24の車外側すなわち意匠面にヒケが発生してしまうことが懸念される。従って、本実施形態のような構成を採用する方がより好ましい。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、フロントドアに取付けられるガラスラン1に対し本発明を適用しているが、リアドア等、他の部位に取付けられるガラスランに適用してもよい。
(b)上記実施形態では、押出成形部10〜12の素材としてEPDMゴムを採用しているが、これに限らず、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴム等の他のゴム材料を採用してもよい。又は、ゴム材料の他に、TPOや軟質のポリ塩化ビニル(PVC)等の樹脂材料を採用してもよい。一方、型成形部13,14の素材としてはTPOを採用しているが、これに限らず、PVCなど他の樹脂材料を採用してもよいし、EPDMゴム等のゴム材料を採用してもよい。
(c)上記実施形態では、被覆壁部24により内装部材であるガーニッシュ3を覆う構成となっているが、これに限らず、コーナーピース等、ドアフレーム2に取付けられる他の部材を覆う構成としてもよい。
(d)上記実施形態では、被覆壁部24と本体部20との連接部30の形成区間が、被覆壁部24のコーナー部27を含む所定区間T1となっているが、これに限らず、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26の一部において本体部20と連接される構成であれば、同様の作用効果が奏される。但し、連接部30の形成区間(所定区間T1)が、上縁部25及び縦縁部26の全長T2の20分の1以上、2分の1以下の長さとなることが好ましい。20分の1未満であると本体部20と被覆壁部24の連接強度の面で好ましくない。一方、2分の1を越えると、上記不具合を抑制する作用効果を十分に得ることが難しい。
(e)上記実施形態では、型成形部14の本体部20の長手方向の形成範囲S2が、従来の型成形部に比べて極めて短くなっているが、これに限らず、図7,8に示すように、被覆壁部24が形成される本体部20の長手方向所定区間S1の全域が型成形部14により構成されていてもよい。この場合、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26と、本体部20の車内側側壁部17の内周側端縁部17aとの間には、押出成形部10,12からコーナー部27に向けて切り込み部が形成されることとなる。例えば、図7に示す例では、押出成形部10側及び押出成形部12側の両側から、それぞれコーナー部27に向けて上縁部25及び縦縁部26の略中間位置まで切り込み部51,52が形成されている。一方、図8に示す例では、押出成形部12側から、縦縁部26の全域、コーナー部27、及び上縁部25の一部にまで達する切り込み部53が形成されている。つまり、連接部30が被覆壁部24の上縁部25のみに形成された構成となっている。なお、切り込み部51等は予め型成形時に形成される。
(f)上記実施形態では、被覆壁部24の上縁部25及び縦縁部26には、本体部20の車内側側壁部17の内周側端縁部17aの車内側に係合する切欠き状の係合部31が形成されている。これに限らず、切欠き状の係合部31を省略した構成としてもよい。又は、図7のJ−J線部分断面図である図9に示すように、例えば被覆壁部24の縦縁部26と、本体部20の車内側側壁部17の内周側端縁部17aを、互いに向きの異なる傾斜面として形成しておき、これらが係合する構成を採用してもよい。
(g)被覆壁部24に、ガーニッシュ3の端部に係止される係止部を備えた構成としてもよい。
自動車ドアを示す正面図である。 ガラスランを示す図1のX−X線断面図である。 ガラスランの後上コーナー部周辺の部分拡大図である。 サッシュへの取付状態にあるガラスランの型成形部を示す図1のY−Y線断面図である。 サッシュへ取付ける前のガラスランの型成形部を示す図3のZ−Z線断面図である。 押出成形部と被覆壁部との係合状態を示す図3のV−V線断面図である。 別の実施形態におけるガラスランの後上コーナー部周辺を示す部分拡大図である。 別の実施形態におけるガラスランの後上コーナー部周辺を示す部分拡大図である。 被覆壁部と本体部との係合状態を示す図7のJ−J線部分断面図である。
符号の説明
1…ガラスラン、2…ドアフレーム、3…ガーニッシュ、10,12…押出成形部、14…型成形部、15…サッシュ、17…車内側側壁部、17a…内周側端縁部、20…本体部、24…被覆壁部、25…上縁部、26…縦縁部、27…コーナー部、30…連接部、31…係合部、D…自動車ドア、G…ドアガラス。

Claims (5)

  1. 昇降するドアガラスを有した車両用ドアのドアフレームの内周側に設けられたサッシュに対し取付けられ、基底部並びに当該基底部の両端から延びる車内側側壁部及び車外側側壁部からなる断面略コ字状をなす本体部と、
    前記車内側側壁部及び車外側側壁部の先端からそれぞれ本体部内側へ延び、ドアガラスとの間でシールを行う車内側シールリップ及び車外側シールリップとを備えたガラスランであって、
    ドアフレームの上辺部及び縦辺部に沿って押出成形部が配設され、これら押出成形部の端部同士を接続する型成形部がドアフレームの少なくとも所定コーナー部に配設されるものにおいて、
    前記本体部のコーナー部を含む当該本体部の上辺部から縦辺部にかけての長手方向所定区間における、前記車内側側壁部の内周側端縁部からコーナー部内周側の所定領域を覆う被覆壁部を備え、
    前記被覆壁部は、
    自身の周縁部のうち、前記本体部の車内側側壁部の内周側端縁部に沿って形成される上縁部及び縦縁部のうちの一部において、前記型成形部の車内側側壁部の内周側端縁部に連接された状態で当該型成形部の本体部と一体成形されていることを特徴とするガラスラン。
  2. 前記被覆壁部の上縁部及び縦縁部の少なくとも一部において、前記本体部の車内側側壁部の内周側端縁部の車内側に係合する係合部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
  3. 前記被覆壁部と前記本体部との連接部が、少なくとも前記被覆壁部の一般部よりも薄肉に形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラスラン。
  4. 前記被覆壁部は、自身の上縁部及び縦縁部のうちコーナー部を含む所定区間が前記本体部に連接されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガラスラン。
  5. 前記被覆壁部は、自身の上縁部又は縦縁部の一方にて前記本体部に連接されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のガラスラン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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