JP2009241608A - インクカートリッジへの簡易充填方法及び再充填インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジへの簡易充填方法及び再充填インクカートリッジ Download PDF

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    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17506Refilling of the cartridge

Abstract

【課題】簡易で、手を汚すことなくインクカートリッジにインクを充填できるインクカートリッジ簡易充填方法及びこれによって再充填されたインクカートリッジを提供する。
【解決手段】インクカートリッジ簡易充填ユニット13は、インクボトルコネクタ16、導管17、及びインクカートリッジコネクタ18から構成される。インクカートリッジコネクタは、先端のプラグをインクカートリッジの充填口上へ挿入し、インクボトルコネクタは、インクボトルキャップ14内の通孔36,37にそれぞれ挿入嵌合するプラグを有していてこれらと結合され、インクカートリッジのインク出口27にセットされた注射器により内部の空気を吸引することによりインクボトル内のインクをインクカートリッジ内に吸引する。注射器内に吸引された余剰インクは、注射器をインクボトルキャップに挿入したインクボトルコネクタ頂部の開口にセットして再度吸引することにより、回収される。
【選択図】図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタ用インクカートリッジへの簡易充填ユニットを用いた新規な簡易充填方法及びそれによって再充填されたインクカートリッジに関する。
公知のインクタンク充填ユニットは、通常ボトル上部に充填針を挿入して、インクボトルを押し出す方式で充填している。
或いは、充填カラム方式を採用して、インクを充填カラム内に置き、充填カラムの端をインクタンクの充填口上に挿入して吸引する方式で充填している。
EPSON社の分離型インクタンクは、インクカートリッジとも称し、消費者がインクタンクの二次充填を実施する必要がなく、インクタンクの筺体は二部屋のインク室が設けられ、二部屋のインク室は毛細管で接続されている。伝統的な充填方式では、インクを下方のインク室へ充填することだけが可能であり、真空充填方式によりインクを充填するが、インク室の回路空間も気泡で充満し、インクタンクからの通路が気泡により閉塞されてインクがインク出口まで円滑に導かれず、プリンターの印刷作業を実施できなくなる。
特開2003−127435号公報 特開2004―255890号公報
上述の公知技術の問題を解決する為、本発明は、インクカートリッジとインクボトル間に充填ユニットを接続し、インクカートリッジのインク出口上に注射器を挿入し、注射器で吸引する方式により、インクカートリッジの充填を迅速に完了させることを目的とするインクカートリッジへの簡易充填方法及び再充填インクカートリッジである。
上述の公知技術の問題を解決する為、本発明は、インクカートリッジとインクボトル間に充填ユニットを接続し、インクカートリッジのインク出口上に注射器を挿入し、注射器で吸引する方式により、インクカートリッジの充填を迅速に完了させ、且つ注射器に吸引されたインクをインクボトルに回収することを目的とするインクカートリッジへの簡易充填方法及び再充填インクカートリッジを提供するものである。
本発明は、インクボトルに挿入するインクボトルコネクタにおいて、L型コネクタ
とノズルを一体化して形成し、インクボトル上部のボトルキャップ上に挿入し、該L型コネクタの一端はインクボトル上に挿入され、もう一端は導管に挿入され、インク充填時の導引を提供し、該ノズルの一端はインクボトル上部へ挿入され、もう一端は密封リングを設けてなり、インクカートリッジがインクで充満された時に、注射器内のインクが簡単にインクボトル内に戻り、再利用できるようにすることを目的の一つとする。
本発明は、充填ユニットのインクボトルコネクタにおいて、一端にプラグを設けてなり、インクカートリッジの形態を問わず充填を提供し、該プラグは工場出荷のインクカートリッジに初回充填時に使用される通孔に合わせて設けられ、もう一端に設置されたつまみを利用し簡単に手で握り、力を加えることができ、インクカートリッジコネクタのプラグをインクカートリッジの充填口に密接に挿入させることを目的の一つとする。
本発明は、インクカートリッジコネクタのプラグ中央に通孔を設け、該通孔はL字型形状にて構成され、つまみの内壁に向かい延伸し、導管に挿入されるコネクタを備えてなり、該インクカートリッジコネクタはインクカートリッジの充填口に挿入し、インクをインクカートリッジ内インク室まで導引する通路を提供することを目的の一つとする。
本発明は、インクボトルコネクタのノズル上部に密封リングを設けてなり、該密封リングの外縁にはリング板を設けてなり、リング板は外蓋で押し止めて固定され、該外蓋の中央には通孔を設けてなり、密封リングの上縁には凹孔を設けてなり、該凹孔の下方には通孔を設けてなり、該通孔はインクカートリッジコネクタが挿入される円柱の大きさに合わせて設けられ、インクカートリッジがインクで充満された後、充填ユニットの一端のインクボトルコネクタはインクボトル上方に挿入し、充填ユニットのもう一端のインクカートリッジコネクタは、インクボトルコネクタ上部のノズル上に挿入するよう提供することを目的の一つとする。
更に本発明は、インクボトルコネクタのノズル上方には密封リングが設けられ、該密封リングは外蓋で圧力結合され、該密封リングは強靭性を持つケイ素ゴム材により製成され、密封リングの底縁中央は通孔を設けてなり、通孔の直径は注射器先端が挿入される程度の大きさで設けられ、インクカートリッジがインクで充満された後、注射器中に残るインクは、注射器をノズル上方に挿入して、減圧下で回収することを目的とする。
本発明第1発明は、インクを充填するためのインク充填口とインクを吐出するインク出口を有するインクカートリッジにインクを充填するためのインクカートリッジへの簡易充填方法において、インクが収容されたインクボトルと、前記インクボトルのインク中に挿入されたインクを導出するための、インク導出孔を備えた導管と、前記インクボトル内を大気に開放する大気開放通孔と、を有するインクボトルキャップと、 前記インクボトル内を大気に開放するノズル貫通孔を備えており前記大気開放通孔と連結するノズルと、一端が前記インク導出孔に連結するL型コネクタと、を一体として有するインクボトルコネクタと、一端がインクカートリッジの前記インク充填口に密封して連結されるインクカートリッジコネクタと、前記L型コネクタの他端と前記インクカートリッジコネクタの他端を密封して連結する柔軟性のある導管と、インク充填時にはインクカートリッジのインク出口に密封して連結され、インク充填後のインク回収時には前記インクボトルコネクタのノズル貫通孔に密封して連結される注射器と、を用いてインクカートリッジへの簡易充填を行う際に、前記注射器は、インク充填時には、前記注射器のピストンを引いてインクカートリッジ内を減圧状態にすることによって、前記インクカートリッジ内の空気及び残留インクを前記注射器のシリンダに吸引し、同時に前記インクボトル内のインクを前記柔軟性のある導管を経由し前記インクカートリッジコネクタから前記インクカートリッジ内へ導入するために使用され、且つインク充填後のインク回収時には、前記注射器のシリンダにインクを吸引した状態のまま前記インクカートリッジのインク出口から脱離した後、前記インクボトルコネクタのノズル貫通孔に密封して連結し、前記ピストンを引くことで、インクボトル内を減圧状態にした後、前記ピストンを放すことによって、前記注射器のシリンダ内のインクをインクボトル内に回収するために使用されることを特徴とするインクカートリッジへの簡易充填方法である。
本発明第2発明は、上記特徴に加え、前記インクボトルコネクタのノズルは、先端に前記大気開放孔の直径とほぼ同じで、前記大気開放孔に挿入され密封して連結される大気開放孔プラグを有し、前記L型コネクタの一端は、前記インク導出孔に挿入されるインク導入プラグを有し、前記インク導出孔の直径は前記インク導入プラグの直径とほぼ同じであって、前記インク導出孔にインク導出プラグが挿入されたとき密封して連結され、前記インクカートリッジコネクタの一端は、前記インクカートリッジの前記インク充填口に挿入されるインクカートリッジプラグを有し、前記インク充填口の直径はインクカートリッジプラグの直径とほぼ同じであって、前記インク充填口に前記インクカートリッジプラグが挿入されたとき密封して連結され、前記L型コネクタの他端は、前記柔軟性のある導管に挿入されるL型コネクタ導管プラグを有し、前記インクカートリッジコネクタの他端は前記柔軟性のある導管に挿入されるインクカートリッジ導管プラグを有し、前記L型コネクタ導管プラグと前記インクカートリッジ導管プラグはいずれも前記柔軟性のある導管とほぼ同じ直径であって、前記柔軟性のある導管に前記L型コネクタ導管プラグと前記インクカートリッジ導管プラグが挿入されたとき密封して連結されることを特徴とするインクカートリッジへの簡易充填方法である。さらに、本発明第3発明は、上記第1、2発明のいずれかの特徴を備え、前記インクボトルと前記インクカートリッジを載置する、大きさの異なる2種のインクカートリッジに対応するスタンドであって、前記インクカートリッジを載置する2本の大きさの異なる溝を有し、前記2本の溝は互いに直交し、かつ、前記スタンドの中心から外れた位置に形成され、前記2本の直行する溝で仕切られた4つの部分の中でもっとも広い部分に前記インクボトルを載置するように構成された前記スタンドを用いることを特徴とするインクカートリッジへの簡易充填方法である。本発明第4発明は、上記第1、2、3発明のいずれかのインクカートリッジへの簡易充填方法によってインクが再充填された再充填インクカートリッジである。
本発明は、注射器がインクをインクボトルからインクカートリッジへ導引する時に、注射器がインク室内の空気を吸引するだけで、初めはインクと大量の気泡との混合が、インクと少量の気泡との混合になり、最後は気泡のないインクになり、インクカートリッジの回路及びインク出口までのインク蓄蔵室の空間は完全にインクで充満され、いかなる気泡も存在せず、インクカートリッジを挿入しプリンターによる印刷時、インクカートリッジのインク蓄蔵室から噴射口までの間に、気泡の存在により空気塞栓現象が発生することを防止し、印刷作業の実行に影響が生じないインクカートリッジへの簡易充填方法及びこれによってインクが再充填された再充填インクカートリッジを提供できる。
前記目的を達成するため本発明に係るインクカートリッジ簡易充填ユニットは、例えば図9に示すように、インクを充填するためのインク充填口28とインクを吐出するインク出口27を有するインクカートリッジ11にインクを充填するためのインクカートリッジ簡易充填ユニットにおいて、インクが収容されたインクボトル12と、インクボトル12のインク中に挿入されたインクを導出するためのインク導出孔37を備えた導管38と、インクボトル12内を大気に開放する大気開放通孔36と、を有するインクボトルキャップ14と、大気に開放されたノズル貫通孔49を備え大気開放通孔36と連結するノズル66と一端がインク導出孔37に連結するL型コネクタ40とを一体として有するインクボトルコネクタ16と、一端が使用済みインクカートリッジ11の前記インク充填孔28に密封して連結されるインクカートリッジコネクタ18と、L型コネクタ40の他端とインクカートリッジコネクタ18の他端を密封して連結する柔軟性のある導管17と、 インク充填時には使用済みインクカートリッジ11のインク出口27に密封して連結され、インク充填後のインク回収時には前記インクボトルキャップ14の大気開放通孔36に密封して連結される注射器57と、を有し、注射器57は、インク充填時には、注射器57のピストン58を引いてインクカートリッジ11内を減圧状態にすることによって、インクカートリッジ内の空気及び残留インクを注射器57のシリンダに吸引し、同時にインクボトル12内のインクを柔軟性のある導管17を経由しインクカートリッジコネクタ18からインクカートリッジ11内へ導入するために使用され、且つインク充填後のインク回収時には、注射器57のシリンダにインクを吸引した状態のまま使用済みインクカートリッジ11のインク出口27から脱離した後、インクボトルコネクタ16のノズル貫通孔49に密封して連結し、ピストン58を引くことで、インクボトル12内を減圧状態にした後、前記ピストン58を放すことによって、前記注射器57のシリンダ内のインクをインクボトル12内に回収するために使用れることを特徴とするインクカートリッジ簡易充填ユニットを用いる。
このように構成すると、注射器によりインク出口から空気あるいはインクを吸引す
ることにより、インクボトルのインクをインクカートリッジに充填することができ、
注射器をボトルキャップに形成された通孔と連通することにより、注射器にて吸引したインクを減圧下で簡単にインクボトルに戻すことができる。のL型コネクタ導管プラグ43は平行に配置され、ノズル66の本体39は把持部を提供し、インクボトルコネクタ16をインクボトル12のキャップ14に挿入する時、平行な大気開放孔プラグ42,L型コネクタ導管43は同時にボトルキャップ14の通孔36、37に挿入されて大気開放孔プラグ42,L型コネクタ導管プラグ43とボトルキャップ14の大気開放通孔36,インク導出孔37に密封する。
なお、例えば図12に示すように、前記のインクカートリッジ簡易充填ユニットにおいて、インクボトルコネクタ16が、ボトルキャップ14に形成された通孔36に挿入されるプラグ42を有し、注射器57がプラグ42と連通する通孔45に挿入される構成としてもよい。
また、上記のインクカートリッジ簡易充填ユニットにおいて、例えば図16に示すように、インクボトル12とインクカートリッジ11をセットするスタンド120であって、インクカートリッジ11をセットする2本の大きさの異なる溝124、126を有し、2本の溝124、126は互いに直交し、かつ、スタンドの中心から外れた位置に形成され、2本の直交する溝124、126で仕切られた4つの部分の中でもっとも広い部分にインクボトル12をセットするように構成されたスタンド120をさらに備えてもよい。
上記のスタンド120において、例えば図16に示すように、インクカートリッジ11のインク出口27が鉛直方向となるように、2本の溝124、126の内の少なくとも1本の溝126の底面が傾斜するように構成してもよい。
また、前記目的を達成するため、本発明に係るインクカートリッジ簡易充填ユニットは、例えば図20に示すように、インクカートリッジ11に充填するインクを貯留するインクタンク206であって、インクを排出する排出口208が形成され、排出口208はインクカートリッジ11にインクを充填する充填口28と連通される、インクタンク206と;充填口28に嵌入され、充填口28と排出口208とを連通するプラグ204と;インクカートリッジ11の、インクが排出されるインク出口27を通じてインクカートリッジ11から空気またはインクを吸引する注射器57と;インク出口27に嵌入され、注射器とインク出口とを連通するプラグ202とを備える。
このように構成すると、インクカートリッジから注射器で空気またはインクを吸引することにより、インクタンクに貯留したインクがインクカートリッジに充填され、また、インクタンクおよび注射器とインクカートリッジとがそれぞれプラグを介して連通されるので、インクが漏れることが防止され、簡単な構成で手を汚すことが防止されるインクカートリッジ簡易充填ユニットとなる。
また、前記のインクカートリッジ簡易充填ユニットにおいて、例えば図15に示すように、充填口28に挿入され、充填口28を開口する注入口開け治具102であって、前記充填口28に挿入される孔開け部104が太い部分106と細い部分105とを有する注入口開け治具102をさらに備えてもよい。
このように、スタンドあるいは注入口開け治具を備えることにより、さらに安定してインクボトルおよびインクカートリッジを近い位置に立てることができ、あるいは、簡単に充填口を開口することができ、さらに使い勝手のよいインクカートリッジ簡易充填ユニットとなる。
また、前記のインクカートリッジ簡易充填ユニットにおいて、例えば図19に示すように、ボトルキャップ14が装着され、充填されるインクを収容するインクボトル12を備えてもよい。
また、前記のインクカートリッジ簡易充填ユニットにおいて、例えば図1及び図10に示すように、注射器57は、インクカートリッジ11のインク充填容量の2ないし10倍の吸引容量を有していてもよい。
このように構成すると、インクカートリッジ内の空気を十分に抜き、インクカートリッジ内にインクを十分に充填することができる。
上述の目的及び効果を達成する為、本発明は図1〜10に示すように、インクカートリッジ11はケース31内に、充填用のインクボトル12はもう一つのケース32内に収納されている。充填ユニット13のインクボトルコネクタ16をインクボトル上方に挿入しておき、充填ユニット他端のインクカートリッジコネクタ18をインクカートリッジ11の充填口28に挿入し、インクカートリッジ11のインク出口27に注射器57を挿入して注射器57のピストン58を上方に引くと、注射器内の負圧により、インクボトル12中のインクが充填ユニット13の導管17を経由してインクカートリッジ11の第二インク室21へ吸引され、毛細管22を経由して第一インク室20へ進入し、更に末端の回路26、インク蓄蔵室23及びインク出口27を経由し注射器57の筒内へ至る(図9
〜10参照)。インクカートリッジ11をインクで充満した後、注射器57内に残ったインクは、充填ユニット13を経由してインクボトルコネクタのノズル66よりインクボトル12中へ回収可能である。充填ユニット13のインクカートリッジコネクタ18を取り外し、インクボトルコネクタ16上方へ挿入し、インクカートリッジ11の充填口28をゴム栓で塞栓した後、インクカートリッジ11は直ちにプリンター中に搭載でき、印刷作業が実施可能になる。
図1〜3に示すように、インクカートリッジ11に充填インクを供給するインクボトル12は、内部にインクを貯留してなり、インクボトル12の瓶首33外縁にねじ山34、中央に通孔を設けてなり、通孔はボトルキャップ14で封栓され、該ボトルキャップ14は二つの通孔36,37を設けてなると共に一つの通孔37下方には導管38が挿入される。該ボトルキャップ14をインクの入ったインクボトル12へ装着し、瓶首33の通孔を塞いで、さらに外部を外蓋15でキャップされ、インク運送作業時にインク漏れが起こらないようにされている。
図1及び図4〜7に示すように、インクカートリッジ11がインク充填作業を実行時、充填ユニット13の一端のインクボトルコネクタ16はインクボトル12上部のボトルキャップ14上に挿入され、該インクボトルコネクタ16はL型コネクタ40を設けてなり、該L型コネクタ40の外側プラグ41には導管17が挿入され、他端のプラグ43はボトルキャップ14の前記通孔37に挿入され、該通孔37下方の前記導管38と導通して導管38の末端を経由してインクボトル12の底部付近に至る。インクカートリッジ11の充填作業を実施時、インクは導管38、ボトルキャップ14の通孔37、インクボトルコネクタ16のL型コネクタ40、導管17、インクカートリッジコネクタ18等を経由してインクカートリッジ11の充填口28まで吸引されて、インクが充填される。
該インクボトルコネクタ16は、ノズル66、L型コネクタ40の二部分が一体に形成され、該ノズル66とL型コネクタ40は下方にて接続されて、プラグ42,43を設けてなり、インクボトルコネクタ16をインクボトル12のボトルキャップ14に挿入する時には二箇所の通孔36,37上に同時に挿入され、該L型コネクタ40のプラグ43はインク充填の際の吸引作用に利用され、該ノズル66は注射器57のインク回収に使用される。
L型コネクタ40と一体化されるノズル66は、本体39、密封リング46、外蓋44等のユニットからなり、該ノズル66の本体39下方にはプラグ42を設けてなり、該プラグ42とL型コネクタ40のプラグ43は平行に配置され、ノズル66の本体39は把持部を提供し、インクボトルコネクタ16をインクボトル12のキャップ14に挿入する時、平行なプラグ42,43は同時にボトルキャップ14の通孔36,37に挿入されてラグ42,43とボトルキャップ14の通孔36,37に密封する。
該ノズル66の本体39は、パイプ67、柱体50、プラグ42から構成され、軸方向に貫通する通孔を設けてなり、本体39の柱体50部分は長く延長されて握り部分を提供する。本体39上方のパイプ67は、底部は柱体50の直径の大きさで、パイプ67は適当な高さの柱面として、柱面上にはフック69Aを設けてなる。パイプ67中央には通孔68を設けてなり、柱体50上方の通孔68の底縁には底環面70が形成され、該パイプ67上縁の上環面、通孔68の柱面、底環面70の環面は、密封リング46を嵌合することにより密封リング46の内壁面との間で完全密封した状態を保つ。
該ノズル66の密封リング46は、シリコーンゴム材料及び同様の材料より形成され、リング板47及び柱体71を形成してなり、該リング板47の外径はノズル66上方のパイプ67の外径より僅かに小さく形成され、柱体71の外径及び長さは、ノズル66パイプ67の通孔68の直径の深さに合わせて形成される。該密封リング46の中央には凹孔48を設けてなると共に該凹孔48の底部にはさらに小さい直径の通孔49を設けてなり、該通孔49はインクカートリッジコネクタ18より若干小さい直径のプラグ53Aに合わせて設けられ、インクカートリッジ11を充填後、インクカートリッジコネクタ18をインクボトルコネクタ16の上部に挿入してインクカートリッジコネクタ18のプラグ53Aによりインクボトルコネクタ16を密封状態に保つ(図14参照)。
該ノズル66の外蓋44は、ノズル66上部のパイプ67の外径に合わせて形成され、円柱状の蓋体を構成する。該柱状蓋体の内壁にはフック69Bを設けてなり、該フック69Bは外蓋44がパイプ67にキャップすることにより、外蓋44、密封リング46及びパイプ67を一体に結合する。該外蓋44の上部には通孔45を設けてなり、該通孔45の直径は比較的大きな直径のプラグ53Bに合わせて形成され、インクカートリッジ11を充填後、充填ユニット13のインクカートリッジコネクタ18を直接インクボトルコネクタ16の上部へ挿入することができる(図1,6,14参照)。
該充填ユニット13のインクボトルコネクタ16は、ノズル66の下縁側にL型コネクタ40を設けてなり、該L型コネクタ40の一端にはプラグ41を設けてなり、該プラグ41は導管17の一端に挿入され、該導管17の他端はインクカートリッジコネクタ18のプラグ51を挿入し、プラグ51のもう一端に設けられるプラグ53A・Bは、インクカートリッジ11の充填口28の直径に合わせて設けられており、つまみ65を握ってインクカートリッジ11の充填口28に挿入して嵌合することにより、インクカートリッジ11充填時のインク吸引作用を行う(図5、14参照)。
インクカートリッジ11の充填口28に挿入されるインクカートリッジコネクタ18は、図1、図8、図9及び図14に示すように、L型コネクタ54、ストッパー面55、つまみ65及びプラグ53A・Bを設けてなり、該ストッパー面55は薄型円板状に形成されてなり、その板体の上部はつまみ65となり、下部にはプラグ53A・Bを設けてなる。該L型コネクタ54はストッパー面55の片側とプラグ53A・Bの間に設けられ、ストッパー面55の片側にはプラグ51が延長され、該プラグ51は中央に通孔52を設けてなると共にストッパー面55には中央にこれと導通する通孔56が設けてなり、二つの通孔52、56はL型に屈曲して貫通する。該ストッパー面55上部に形成されるつまみ65は、厚みと幅を備えて、一端はL型コネクタ54のプラグ53A・Bとなり、そのつまみとなる板面はプラグ53A・Bの上部に設けられてプラグ53A・Bを保護する。
該インクカートリッジコネクタ18に設置されストッパー面55の一端から延長するプラグ51は、導管17と結合する。ストッパー面55上方に形成されるつまみ65は、プラグ51と同一方向の上部に設けられ、該つまみ65のつまみ部の延長方向と導管17が延伸する方向を同じとして、該インクカートリッジコネクタ18を持つ時、向きが合っていることにより、該インクカートリッジコネクタ18を把持してインクカートリッジコネクタ18をインクカートリッジ11の充填口28上に挿入する際に力を加え易くする。
該インクカートリッジコネクタ18においてストッパー面55下方に設けられるプラグ53A・Bは、該プラグ53A・B上に柱体を設けてなり、該柱体の直径はインクカートリッジ11充填口28の直径に合わせて形成され、インクカートリッジコネクタ18のつまみ65を持ってプラグ53A・Bをインクカートリッジ11の充填口28に挿入することによりインク充填を行うことができる。
図8,9に示すように、該インクカートリッジコネクタ18のプラグ53A・Bは二つの異なる直径のプラグ53A、53Bを形成してなり、二種の異なる直径のプラグ53A、53Bの区別は、現在市販されているインクカートリッジの充填口28の直径に合わせて設けられ、一つのインクカートリッジコネクタ18の構造の組合せにより、同時に現在有るインクカートリッジがインク充填を実施する前の挿入を提供し、該インクカートリッジコネクタ18のプラグ53A・Bの内の一種は単一の直径で設けられ、該プラグ53A、53Bはインクカートリッジ11がインク充填前にインクカートリッジコネクタ18をインクカートリッジ11の充填口28上に挿入するのに用いられる。
図1、図4、図5、図8〜10に示すように、インクカートリッジ11はインクを充填するときは、インクカートリッジ11、インクボトル12はケース31、32上に収納されて、インクカートリッジ11における充填口28上を封印していた薄膜は予め切除され、インクボトル12上部の外蓋15は予め外されている。該充填ユニット13の一端のインクボトルコネクタ16は、インクボトル12上部の二つの通孔36,37に挿入結合され、そのL型コネクタ40は、ボトルキャップ14、導管38を経由してインク中に導通する。充填ユニット13は、適当な長さの導管17を備えてなり、導管17他端のインクカートリッジコネクタ18は、つまみ65上を把持してプラグ53A・Bをインクカートリッジ11の充填口28へ挿入結合され、充填ユニットの13のセットが完了する。
図1,9,10に示すように、該インクカートリッジ11の筺体空間は、2部屋のインク室20,21を設けてなり、二部屋のインク室20,21の間は毛細管22で導通され、第一インク室20の片縁には回路26を設けてなり、回路26は最終的に蓄蔵室23内に至る。インクカートリッジ11はインクを充填する際、インクカートリッジ11の蓄蔵容量(インク充填容量)の約2倍の容量の注射器57を用い、注射器57の先端60をインクカートリッジ11のインク出口27内に挿入し、注射器57のピストン58を引いて、吸引力を形成してインクカートリッジのインク室20、21に負圧を生じさせ、インクカートリッジ11とインクボトル12間を導通する充填ユニット13を経由してインクカートリッジ11へインクを吸引する。
なお、汎用のインクカートリッジのインク充填容量は典型的には10〜20mlである。注射器57の吸引容量は、インクカートリッジ11のインク充填容量の2〜10倍とし、好ましくは3〜5倍とする。2倍より小さいとインクカートリッジ内の空気を十分に抜けなかったり、インクカートリッジにインクを十分に充填できないことがある。ただし、10倍より大きな容量を有する注射器は、大きくなりすぎ、片手で操作し難くなったり、かさばり持ち運びに不便になったり、あるいは、充填作業後の片付けに不都合をきたしたりする。
インクカートリッジ11の充填口28上に挿入されたインクカートリッジコネクタ18を経由してインクがインクカートリッジに導入されると、インクは隔離板25上部第二インク室21の空間に注入され、インクが毛細管22に接する高さに到達すると、インクは毛細管22を経由して第一インク室20内へ導かれる。インクが第一インク室20へ導入され、インクのレベルが徐々に上昇して回路26空間まで到達すると、インクは回路26空間の異なる領域の溝壁に沿って流動して徐々に導入されて溝壁空間のインクを排出し、回路26空間の空気が注射器57へ吸引されるとそれに次いで注射器内に吸引排出される。
注射器57がインクをインクボトル12よりインクカートリッジ11に吸引するとき、初めは注射器57はインク室20、21内部の空気を吸引するだけであって、インクと大量の気泡との混合状態であったものがインクと少量の気泡との混合になり、最後は気泡のないインクになり、インクカートリッジ11の回路26及びインク出口27までのインク蓄蔵室23の空間が完全にインクで充満され、当初の気泡を含むインクは注射器により吸引されるためインクカートリッジ内のインクは全く気泡がない状態となる。このため、インクカートリッジ11をプリンターにセットして印刷する時に、インクカートリッジ11のインク蓄蔵室23から噴射口までの間、気泡の存在により空気塞栓現象が発生することを防止し、印刷作業の実行に影響がないようになる。
インクカートリッジ11にインクを充填した後、注射器57はインクカートリッジ11のインク出口27から取り外し、先に注射器57内部に残る空気を排出した後、インクボトルコネクタ16のノズル66に挿入し、注射器57に残るインクをインクボトル12へ戻し、インクをインクボトル12内へ回収する。
該注射器57は残ったインクを回収し、図11〜13に示すように、注射器57に残留する空気を先に排出し、注射器57のプラグ(先端)60をインクボトルコネクタ16のノズル66上部の通孔45へ挿入してインク充填作業を終了する。
注射器57のプラグ60は長さ一定として、ノズル66上部の密封リング46はシリコーンゴム性で、適度な強靭性と弾性を備えるものとして、プラグ60の末端部の直径は密封リング46の通孔49に相当する大きさとすることにより、注射器57のプラグ60をノズル66に挿入するときにプラグ60が密封リング46の通孔49に対し押圧力を持って密着することにより、注射器57がインク回収を実施する時に、インク漏れが生じないようになっている。
インク充填作業を終了後、過剰なインクを吸引した注射器をインクカートリッジから抜き取って、インクボトル12に挿入したインクボトルコネクタ16上部から挿入してセットし(図12)、該充填ユニット13の導管17の一端のインクカートリッジコネクタ18が、インクカートリッジ11に挿入され、インクボトルコネクタ16はインクボトル12に挿入された状態のまま注射器57のピストンを引いて吸引すると、インクボトル12中の空気が注射器内に吸引され、ここでピストン58を放すとインクボトル12内に生じた真空吸引力により注射器57内に残留するインクがインクボトル12中へ回収される。又、インクボトル12内は負圧状態であるため、導管17内に残留するインクも、インクボトル12中の負圧作用によりインクボトル12中へ吸引されて回収される。
インクカートリッジ11は、充填口28をゴム栓で密封され、インクが充満されたインクカートリッジ11は、そのままプリンターにセットして印刷作業を実施することができる。
インク回収後の注射器57は、インクボトルコネクタ16上部から抜き取り、蓋体を被せて密封する。インクカートリッジ11の充填口28に挿入されていたインクカートリッジコネクタ18は、抜き取ってインクボトルコネクタ16のノズル66上部へ挿入する。
図13,14に示すように、該インクカートリッジコネクタ18はノズル66に挿入時、密封リング46の凹孔48下方の通孔49の直径がインクカートリッジコネクタ18のプラグ53Aの直径に合わせて形成されているので、インクカートリッジコネクタ18のプラグ53Aを密封リング46下方の通孔49に挿入するとき、しっかりと密閉状態を保って一体に結合される。
又、インクカートリッジコネクタ18のプラグ53Bとインクボトルカートリッジ頭部の外蓋44の通孔45は緊密に結合するように挿入結合され、インクカートリッジコネクタ18をインクボトルコネクタ16上方に挿入する箇所とし、インクカートリッジコネクタ18がインクボトルコネクタ16と緊密に一体結合され、充填ユニット13内部の空間は、外部に対して密閉されているためインクボトル12内部のインクの保存に影響しないようになっている。
上述のインクカートリッジ11にインクを充填する充填ユニット13は、インクボトル12上部の通孔36、37に挿入結合されたインクボトルコネクタ16とインクカートリッジ11の充填口28上に挿入されたインクカートリッジコネクタ18によって両者を導通し、インクカートリッジ11のインク出口27にセットした注射器57によってインクカートリッジ内の空気を吸引してインクボトル12からインクカートリッジ11にインクを導引することによって、インクカートリッジ11へのインクの充填を行い、インクカートリッジ11のインク蓄蔵室23に気泡を残留させなくする。
インクカートリッジ11にインクを充填後、内部に余剰のインクが残留した注射器57をインクボトルコネクタ16のノズル66に挿入してセットすることにより、無駄なくインクの回収を実施することができる。
インクカートリッジ11の充填口28から抜き取られたインクカートリッジコネクタ18は、転じてインクボトルコネクタ16の上方へ挿入され、充填ユニット13はインクボトル12上部へセットされることにより充填ユニット13の洗浄作業を不要にする。
この状態から他のインクカートリッジ11にインク充填するには、インクカートリッジコネクタ18を取り外してインクカートリッジ充填口28へ挿入すれば良く、容易に他のインクカートリッジのインク充填作業に移行できる。
インクカートリッジ充填ユニット13は、本発明以外の寸法規格の合わないインクボトル12を使用する時、該充填ユニット13のインクボトルコネクタ16を取り外して導管17をインクボトルへ直接挿入すれば良い。インクカートリッジコネクタ18の端は、直接インクカートリッジ11の充填口28へ挿入して、上述の注射器の吸引操作によりインクカートリッジ11へのインク吸引、充填を行い、同様な予測される作用を達成することが可能である。但し、注射器57内まで吸引されたインクは、インクボトル中への回収に注意が必要である。導管17とインクカートリッジコネクタ18により構成される充填ユニット13は、同様にインクカートリッジ充填の機能を備えてなる。
図15〜17に示す本発明に係るインクカートリッジ充填ユニット113は、次のように用いることにより、手を汚すことなく、かつ、安全にインクカートリッジ11にインクを充填することができるので、好ましい。先ず、インクカートリッジ充填ユニット113は、これまで説明した、ボトルキャップ14、インクカートリッジ充填ユニット13に加え、図15に示す注入口開け治具102と、図16に示すインクカートリッジ11を載置するスタンド120とを備える。さらに、インクカートリッジ11に図18に示す電子データによりインクの充填情報等を記憶するICチップ130が備えられているときには、インクが充填された情報に書き換えるためのリセッター132(図18参照)を備えるのが好ましい。また、インクカートリッジ充填ユニット113は、インクボトル12をその一部として備えてもよい。
図15に示す注入口開け治具102は、インクカートリッジ11の充填口28(図8参照)を封印している薄膜などを除去し、充填口28を開口するための道具であり、充填口28に挿入し薄膜を破る孔開け部104と、手で持ち易くするための把持部108とを備える。把持部108と孔開け部104との間には、孔開け部104の長手方向に垂直な平板で構成された鍔部107が備えられる。孔開け部104の径を、例えば細い部分105と太い部分106との2種で構成すると、市販されているインクカートリッジの充填口28の直径が2種あっても、それぞれに対応することができ好ましい。孔開け部104の径は2種には限られず、市販されているインクカートリッジの充填口の直径に対応できればよく、そのためにインクカートリッジ充填ユニット113が複数の注入口開け治具102を有していてもよい。注入口開け治具102は、典型的にはプラスチック製であり、孔開け部104の先端は、尖ることなく丸く成形されると、薄膜を破るのには支障がなく、かつ、人を傷つけにくく安全であるので、好ましい。注入口開け治具102で薄膜を除去するには、片手でインクカートリッジ11を把持し、他方の手で注入口開け治具102の把持部をつかみ、孔開け部104を薄膜の上から充填口28に挿入すればよい。充填口28の直径が細い部分105に対応するときには、太い部分106との境界でそれ以上挿入できなくなり、太い部分106に対応するときには、把持部108との間でそれ以上挿入できなくなる。それ以上挿入できなくなるまで、注入口開け治具102を差し込むことで、確実に薄膜が除去されたことを確認できる。また、それ以上挿入できなくなることで、孔開け部104を深く挿入しすぎることがない。さらに、鍔部107を備えているので、万一、充填口28からインクが飛散したとしても、鍔部107で遮断されるので、把持部108、すなわち、注入口開け治具102をつかんでいる手にかかることを防止できる。このように、インクカートリッジ充填ユニット113が注入口開け治具102を備えることにより、充填口28を封印していた薄膜を、手を汚すことなく、容易に除去することができ、かつ、安全となる。
図16に示すように、スタンド120は、基本的に矩形の平板に厚みを持たせた形状をしており、矩形の中心からずれたところに、矩形の辺とそれぞれ平行な2本の溝124、126を有する。2本の溝124、126は異なる大きさをしており、大きさの異なる2種のインクカートリッジ11A、11Bに対応する。スタンド120に載置されるインクカートリッジ11Bでは、インク出口27および充填口28が形成された辺111Bと対向する辺112Bは、傾斜して形成されている。そのため、溝126の底部も、溝124、126が交差する部分における溝124、126の深さを同じとしつつ、辺112Bの傾斜に対応する傾斜を有し、インク出口が鉛直方向を向き、すなわち、インク出口27および充填口28が 形成された辺111Bが水平になるような構成となっている。なお、インクカートリッジ11Aでは、インク出口27および充填口28が形成された辺111Aと対向する辺112Aは平行であり、溝124の底部は傾斜していない。載置するインクカートリッジが2種類共に、インク出口27および充填口28が形成された辺と対向する辺とが傾斜している場合には、2本の溝の底部を傾斜させる。また、2本の溝124、126が中心からずれたところに形成されており、スタンド120の上面において、2本の溝124、126により区分けされた4つの部分の内、一番広い部分にインクボトル12を立てるための凹部であるインクボトル立て128が形成される。このように、2本の溝124、126を中心からずれたところに形成することにより、インクボトル立て128を形成するためのスペースが確保される。図1に示すようにケース31、ケース32を用いて複数のインクボトル12とインクカートリッジ11とをまとめて載置するのではなく、図17に示すように1本のインクボトル12と一つのインクカートリッジ11Aとをスタンド120上に載置する。
次に、図18を参照して、インクカートリッジ充填ユニット113を用いたインクの充填方法について説明する。なお、インクカートリッジ充填ユニット113を用いたインクの充填方法も、基本的にはインクカートリッジ充填ユニット13を用いたインクの充填方法と類似しているので、重複する説明は省略する。まず、図18(a)に示すように、リセッター132を用いてICチップ130のデータをインクが充填された状態に戻す。次に、図18(b)に示すように、ICチップ130のデータを調整したインクカートリッジ11Aをスタンド120にセットする。このときに、傾斜したスタンド120の溝124の底部に傾斜したインクカートリッジ11Aの面を合わせ、インク出口27と充填口28とが鉛直上方を向くようにする。
図18(c)に示すように、スタンド120にセットされ安定したインクカートリッジ11Aの充填口28に注入口開け治具102を差し込み、薄膜を除去する。薄膜を除去したならば、図18(d)に示すように、充填ユニット13を装着し、充填ユニット13のインクボトルコネクタ16のプラグ43(図6、図7参照)をボトルキャップ14の通孔37((図6、図7参照)に嵌入し、導管38(図5参照)と連通させたインクボトル12をスタンド120にセットし、インクカートリッジコネクタ18を充填口28に取り付ける。なお、インクカートリッジ充填ユニット113のインクボトル12には、ボトルキャップ14(図2参照)は予め取り付けられており、使用者が取り付ける必要はない。そして、図18(e)に示すように、注射器(吸入器)57の先端60をインク出口27に挿入し、ピストン58を引っ張ることにより、インクカートリッジ11A内から空気を吸引し、その結果にインクボトル12から充填ユニット13を介してインクが吸引され、インクカートリッジ11A内にインクを充填する(図12参照)。なお、インクボトルコネクタ16においては、外蓋44、密封リング46、ノズル66およびL型コネクタ40が一体で成形されていてもよい(図6参照)。
インクカートリッジ11Aにインクが充填され始めると、注射器57には空気の混じったインクが吸引される。注射器57に空気の混じらないインクが吸引されるようになったならば、すなわち、インクカートリッジ11A内がインクで充満されたならば、図18(f)に示すように、注射器57をインクカートリッジ11Aから抜き取り、先端60を充填ユニット13のインクボトルコネクタ16の頂部の通孔45(図12参照)に挿入して通孔36(図12参照)と連通し、再度、ピストン58を引っ張る。なお、インクボトルコネクタ16は、通孔37(図7参照)に嵌入されるプラグ43(図7参照)だけを備え、注射器57の先端60を直接通孔36に挿入してもよい。ある程度ピストン58を引っ張ったならば、ピストン58を引く手を離し、ピストン58を自由に戻させる。すると、注射器57内に残留したインクは、インクボトルコネクタ16の通孔36を通って、インクボトル12に戻される。このように、ピストン58を押して加圧することなくインクをインクボトル12に戻すことができるので、加圧によるインクの漏れや飛び出しを生ずることなくインクをインクボトル12に戻すことができるので、手や周囲をインクで汚すことを防止できる。
ここで、図9を参照して、ピストン58を引っ張って、手を離すことにより、インクがインクボトル12に戻る原理を簡単に説明する。図19は、注射器57をインクカートリッジ11のインク出口27に取り付けたときと、インクボトル12の通孔36に取り付けたときのインクおよび空気の流れを説明する模式図で、(a)は注射器57をインク出口27に取り付けたとき、(b)はインクボトル12の通孔36に取り付けたときを示す。なお、図19では、インクボトルコネクタ16は、通孔37(図7参照)に嵌入されるプラグ43だけを備え、注射器57の先端60を通孔36に直接挿入するものとして示す。(a)に示すように、インク出口27に取り付けて注射器57のピストン58を引っ張ると、先端60からインクカートリッジ11内の空気が吸引され、その結果、充填ユニット13を経由して、導管38の底部先端の開口からインクが吸引される。インクボトル12の通孔36は大気に開放されているので、インク吸引の抵抗は、インクのヘッドと流路の圧力損失程度であり、小さい。
それに対し、図19(b)に示すように、注射器57をインクボトル12の通孔36に取り付けて注射器57のピストン58を引っ張ると、インクボトル12の上部の空気が吸引される。それにつれて、インクボトル12内が負圧になり、充填ユニット13にて連通しているインクカートリッジ11内も負圧となる。しかし、インク出口27には、逆止弁115が備えられているので、インク出口27から空気がインクカートリッジ11に流入せず、その他に大気と連通する空気の流路もないので、インク等が流れることはない。すなわち、インクボトル12あるいはインクカートリッジ11内のインクが注射器57に吸引されることはなく、負圧の状態のままとなる。その状態で、ピストン58から手を離すと、ピストン58が元に戻り(下がり)、注射器58に残留していた、すなわち、注射器58の下部に溜まっていたインクが先端60から通孔36を経て、インクボトル12内へ戻される。注射器57下部とインクボトル12上部が連通しており、注射器57下部にはインクが溜まり、インクボトル12上部には空気が溜まっているので、上記のピストン58を引っ張って手を離す行為を何回か繰り返すことにより、インクボトル12上部の空気と、注射器57下部のインクとが入れ替わり、注射器57に残ったインクは総てインクボトル12に回収されることになる。このように、加圧をすることなく、真空を利用して注射器57に残留したインクを回収できるので、インクが飛び散ることを防止でき、手や周囲を汚すことが防止される。なお、充填ユニット13内に残ったインクについては、インクカートリッジコネクタ18をインクカートリッジ11から外し、インクボトルコネクタ16よりも高く保持することで、自重により(グラビティフローで)インクボトル12内に回収できる。
図18に戻って、インクカートリッジ充填ユニット113を用いたインクの充填方法の説明を続ける。図18(g)に示すように、注射器57に残ったインクおよび充填ユニット13に残ったインクをインクボトル12に回収したら、注射器57をインクボトル12から外して、インクカートリッジコネクタ18をインクボトルコネクタ16の通孔36に連通し、充填ユニット13をまとめると共に、インクボトル12に栓をする。そして、インクカートリッジ11の充填口28にゴム栓134をして、作業は終了する。
このように、1本のインクボトル12と一つのインクカートリッジ11Aとをスタンド120上に載置することにより、色の異なるインクカートリッジ毎にインクを充填できるので、インクの色を間違えることが防止され、かつ、作業中に他のインクボトル12あるいはインクカートリッジ11が作業の障害となることがない。よって、作業し易く、かつ、手を汚すことを防止できる。特に、スタンド120のように簡単な構造にて、インクボトル12および2種のインクカートリッジ11A、11Bを安定して立て、作業できるので好ましい。
これまでの説明では、充填ユニット13(図1参照)を備え、インクボトル12からインクカートリッジ11にインクを吸引するものとして説明したが、図20に示すように、充填ユニット13を備えずに、インクを貯留するインクタンク206をインクカートリッジ11の充填口28に連通して、インクを充填してもよい。図20は、注射器57と、インクタンク206と、注射器57とインクカートリッジ11とを連通するプラグ202と、インクタンク206とインクカートリッジ11とを連通するプラグ204とを備えるインクカートリッジ簡易充填ユニット200を用いた、インク充填方法を説明する断面図である。インクタンク206は、インクを貯留する容器で、典型的には円筒形の管の一端が閉じられ、閉じられた端面にインクタンク206からインクを排出する排出口208を有するノズルが接続する。プラグ204は、ゴムのような弾性体で形成されたほぼ円筒形で、長手方向に貫通する孔が形成される。プラグ204の一端をインクカートリッジ11の充填口28に嵌入し、他端でインクタンク206の排出口208を有するノズルが貫通孔に嵌入されるように構成され、排出口208と充填口28とを貫通孔で連通する。プラグ202は、ゴムのような弾性体で形成されたほぼ円筒形で、長手方向に貫通する孔が形成される。プラグ202の一端をインク出口27に嵌入し、他端で注射器57の先端60が貫通孔に嵌入されるように構成され、注射器57とインク出口27とを連通する。
インクカートリッジ簡易充填ユニット200を用いる場合には、インクカートリッジ11の充填口28にプラグ204を連接し、インク出口27にプラグ202を連接して、インクカートリッジ11を、インク出口27および充填口28を鉛直上方に向けて、安定させて置く。安定して置くためのスタンド(不図示)を利用することが好ましい。次に、インクタンク206の排出口208を有するノズルを、プラグ204に嵌入し、インクボトル(不図示)からインクタンク206に所定量のインクを注ぐ。この時点で、インクの一部がインクカートリッジ11内に入ることもあるが、インクカートリッジ11内がインクで充填されるまでにインクが入ることはない。注射器57の先端60をプラグ202に嵌入し、ピストン58を引き上げる。すると、インクカートリッジ11内から空気が抜かれ、インクカートリッジ11内が真空になり、充填口28を通ってインクタンク206からインクがインクカートリッジ11内に導入される。よって、インクカートリッジ11内にインクが充填される。
インクカートリッジ簡易充填ユニット200は、注射器57とインクタンク206とプラグ202、204とを備え、構成部品が少なく、簡易であり、扱い易い。また、注射器57で吸引することによりインクカートリッジ11内にインクを充填するので、また、注射器57とインクカートリッジ11のインク出口27およびインクタンク206とインクカートリッジ11の充填口28とは、弾性体で形成されたプラグ202、204を介して連通されるので、プラグ202、204により密着して隙間からインクが漏れることが防止される。よって、手を汚すことが防止される。
本発明では好ましい実施例を前述の通り開示したが、これらは決して本発明に限定するものではなく、当該技術を熟知する者なら誰でも、本発明の精神と領域を脱しない範囲内で各種の変形や改変を加えることができ、従って本発明の保護範囲は、特許請求の範囲で指定した内容を基準とする。
本発明の立体図で、充填ユニットがインクボトルとインクカートリッジを繋ぎ、インク充填作業を行う説明図である。 本発明のインクボトル密封状態の断面図である。 本発明のインクボトル上部のユニットの分解図である。 本発明の分解図で、インクボトルと充填ユニットの組合せを示す図である。 本発明の断面図で、インクボトルと充填ユニットの組合せを示す図である。 本発明の充填ユニットの分解図である。 本発明の図5の拡大図である。 本発明のインクカートリッジコネクタとインクカートリッジの関係を示す分 解図である。 本発明のインクカートリッジコネクタとインクカートリッジの関係を示す断面図である。 本発明のインクカートリッジの充填作業の断面図である。 本発明の注射器によりインクを回収する作業の立体図である。 本発明の注射器をインクカートリッジコネクタ上に密接した時の断面図である。 本発明のインクカートリッジコネクタをインクボトルコネクタ上に置いた立体図である。 本発明のインクカートリッジコネクタをインクボトルコネクタ上に置いた断面図である。 注入口開け治具を説明する正面図である。 スタンドを説明する斜視図である。 スタンドにセットしたインクカートリッジを説明する斜視図である。 インクカートリッジ充填ユニットを用いて、インクカートリッジにインクを充填する手順を説明する説明図で、(a)〜(g)は順次手順を示す。 注射器をインクカートリッジのインク出口に取り付けたときと、インクボトルの通孔に取り付けたときのインクおよび空気の流れを説明する模式図で、(a)は注射器をインク出口に取り付けたとき、(b)はインクボトルの通孔に取り付けたときを示す。 注射器とインクタンクと注射器とインクカートリッジとを連通するプラグとインクタンクとインクカートリッジとを連通するプラグとを備えるインクカートリッジ簡易充填ユニットを用いた、インク充填方法を説明する断面図である。
11 インクカートリッジ
12 インクボトル
13 充填ユニット
14 ボトルキャップ
15 外蓋
16 インクボトルコネクタ
17 導管
18 インクカートリッジコネクタ
20 インク室
21 インク室
22 毛細管
23 インク蓄蔵室
25 隔離板
26 回路
27 インク出口
28 充填口
31 ケース
32 ケース
33 ボトルヘッド
34 螺旋山
36 通孔
37 通孔
38 導管
39 本体
40 L型コネクタ
41 プラグ
42 プラグ
43 プラグ
44 外蓋
45 通孔
46 密封リング
47 リング板
48 凹孔
49 通孔
50 柱体
51 プラグ
52 通孔
53 プラグ
54 L型コネクタ
55 ストッパー面
56 通孔
57 注射器
58 ピストン
60 プラグ(先端)
65 つまみ
66 ノズル
67 パイプ
68 通孔
69 フック
70 底環面
71 柱体
102 注入口開け治具
104 孔開け部
105 細い部分
106 太い部分
107 鍔部
108 把持部
111A、111B インク出口および充填口が形成されたインクカートリッジの辺
112A、112B 対向するインクカートリッジの辺
113 インクカートリッジ充填ユニット
115 逆止弁
120 スタンド
124、126 溝
128 インクボトル立て
130 ICチップ
132 リセッター
134 ゴム栓
200 インクカートリッジ簡易充填ユニット
202、204 プラグ
206 インクタンク
208 排出口

Claims (4)

  1. インクを充填するためのインク充填口とインクを吐出するインク出口を有するインクカートリッジにインクを充填するためのインクカートリッジへの簡易充填方法において、
    インクが収容されたインクボトルと、
    前記インクボトルのインク中に挿入されたインクを導出するための、インク導出孔を備えた導管と、前記インクボトル内を大気に開放する大気開放通孔と、を有するインクボトルキャップと、
    前記インクボトル内を大気に開放するノズル貫通孔を備えており前記大気開放通孔と連結するノズルと、一端が前記インク導出孔に連結するL型コネクタと、を一体として有するインクボトルコネクタと、
    一端がインクカートリッジの前記インク充填口に密封して連結されるインクカートリッジコネクタと、
    前記L型コネクタの他端と前記インクカートリッジコネクタの他端を密封して連結する柔軟性のある導管と、
    インク充填時にはインクカートリッジのインク出口に密封して連結され、インク充填後のインク回収時には前記インクボトルコネクタのノズル貫通孔に密封して連結される注射器と、を用いてインクカートリッジへの簡易充填を行う際に、
    前記注射器は、インク充填時には、前記注射器のピストンを引いてインクカートリッジ内を減圧状態にすることによって、前記インクカートリッジ内の空気及び残留インクを前記注射器のシリンダに吸引し、同時に前記インクボトル内のインクを前記柔軟性のある導管を経由し前記インクカートリッジコネクタから前記インクカートリッジ内へ導入するために使用され、且つインク充填後のインク回収時には、前記注射器のシリンダにインクを吸引した状態のまま前記インクカートリッジのインク出口から脱離した後、前記インクボトルコネクタのノズル貫通孔に密封して連結し、前記ピストンを引くことで、インクボトル内を減圧状態にした後、前記ピストンを放すことによって、前記注射器のシリンダ内のインクをインクボトル内に回収するために使用されることを特徴とするインクカートリッジへの簡易充填方法。
  2. 前記インクボトルコネクタのノズルは、先端に前記大気開放孔の直径とほぼ同じで、前記大気開放孔に挿入され密封して連結される大気開放孔プラグを有し、
    前記L型コネクタの一端は、前記インク導出孔に挿入されるインク導入プラグを有し、前記インク導出孔の直径は前記インク導入プラグの直径とほぼ同じであって、前記インク導出孔にインク導出プラグが挿入されたとき密封して連結され、
    前記インクカートリッジコネクタの一端は、前記インクカートリッジの前記インク充填口に挿入されるインクカートリッジプラグを有し、前記インク充填口の直径はインクカートリッジプラグの直径とほぼ同じであって、前記インク充填口に前記インクカートリッジプラグが挿入されたとき密封して連結され、
    前記L型コネクタの他端は、前記柔軟性のある導管に挿入されるL型コネクタ導管プラグを有し、前記インクカートリッジコネクタの他端は前記柔軟性のある導管に挿入されるインクカートリッジ導管プラグを有し、前記L型コネクタ導管プラグと前記インクカートリッジ導管プラグはいずれも前記柔軟性のある導管とほぼ同じ直径であって、前記柔軟性のある導管に前記L型コネクタ導管プラグと前記インクカートリッジ導管プラグが挿入されたとき密封して連結されることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジへの簡易充填方法。
  3. 前記インクボトルと前記インクカートリッジを載置する、大きさの異なる2種のインクカートリッジに対応するスタンドであって、
    前記インクカートリッジを載置する2本の大きさの異なる溝を有し、
    前記2本の溝は互いに直交し、かつ、前記スタンドの中心から外れた位置に形成され、
    前記2本の直行する溝で仕切られた4つの部分の中でもっとも広い部分に前記インクボトルを載置するように構成された前記スタンドを用いることを特徴とする請求項1または2に記載のインクカートリッジへの簡易充填方法。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかのインクカートリッジへの簡易充填方法によってインクが再充填された再充填インクカートリッジ。
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